JPH053980Y2 - - Google Patents

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JPH053980Y2
JPH053980Y2 JP1984063710U JP6371084U JPH053980Y2 JP H053980 Y2 JPH053980 Y2 JP H053980Y2 JP 1984063710 U JP1984063710 U JP 1984063710U JP 6371084 U JP6371084 U JP 6371084U JP H053980 Y2 JPH053980 Y2 JP H053980Y2
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JP
Japan
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speed
vehicle
low
transmission
switching
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JP1984063710U
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JPS60174816U (ja
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  • Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、通常走行用として比較的高速で走行
可能であると共に、極めて低速で農作業などの作
業を行うことのある自動三・四輪車、すなわち、
自動三輪車または四輪車に関するものである。
(従来技術) 従来、車速計を備えた自動三・四輪車は公知で
ある。しかし、従来の車速計の目盛は、通常の高
速走行に合わせて付されているため、一目盛が10
Km/h毎というようにその尺度が小さくなつてお
り、車両を極めて低速で走行させるとき、正確な
速度を読み取ることは不可能であつた。
一方、近年自動三・四輪車は、手軽さから作業
にも用いられてきたが、従来の車速計では、正確
な車速を読み取ることが不可能であるため、農薬
散布、種蒔などのように、極めて低速の一定車速
で走行が必要な作業に用いるのに不便であり、そ
の用途は限られていた。
また、自動三・四輪車を農作業等の作業機械と
して使用するときには高トルク低速度で車輪を駆
動する必要があるために、エンジンにそのための
変速機を設け、減速比を一段と大きくすることが
出来るようにしてあり、そのための切換えを前記
変速機のシフト機構によつて行うようにしてい
る。
前記変速機の切換え操作を行つたときは、その
状態で走行速度を正確に読み取れるように車速計
の変速機構を切換えなければならないのである
が、実際はその操作が行われずに放置され、折角
の機能を十分活用せずに、不正確な車速読み取り
によつて運転するか、感覚的に運転を行うことに
なる可能性が大きい。
(本考案の目的) 本考案は、以上の点を勘案して、通常の運転状
態での車速の読み取りが可能であり、かつ、低速
の狭い範囲の車速の読み取りを容易、正確に行え
るようにすると共に、上記の車両の運転状態に応
じて車速計の計測範囲が自動的に切換えられるよ
うにして、車速計の実際の利用性を向上させるこ
とをその目的とするものである。
(実施例の説明) 以下、本考案を自動三輪車に適用した場合につ
いて説明する。
1は、本考案に係る自動三輪車であり、単一の
前車輪2と、左右一対の後車輪3を有する。前車
輪2と後車輪3は、空気圧0.1〜0.3Kg/cm2程度の
低圧タイヤを装着している。
4は、車速を表示する車速計であり、車速に応
じて左右動する指針5と、目盛を付した文字板6
とを有し、上ブラケツト9に取付けられている。
文字板6には、一目盛が10Km/h毎の尺度が小さ
い通常走行用目盛6aと、一目盛が2Km/h毎の
尺度が大きい低速走行用目盛6bが並んで付され
ている。そして、この車速計4は、ワイヤ7を介
して前車輪2に連結されている。
8は、後述の変速機構15を収容する変速機ケ
ースであり、一対の蓋体8a,8bから構成さ
れ、上ブラケツト9に固定されている。この変速
機ケース8により、ワイヤ7は、下ワイヤ7a
と、上ワイヤ7bとに2分される。前記車速計4
は、下ワイヤ7aの回転がそのまま伝えられた
時、指針5の指す通常走行用目盛6aが車速を示
すようになつている。変速機ケース8には、入力
軸11と、変速軸12と、出力軸13が回転自在
に支持されており、入力軸11には下ワイヤ7a
が、出力軸13には上ワイヤ7bが接続されてい
る。
14は、入力軸11上に、入力軸11と一体回
転可能に設けた入力歯車であり、15は、変速軸
12と、出力軸13との間に設けた変速機構であ
る。変速機構15は、変速軸12上に、変速軸1
2と一体回転可能に設けた高速歯車16、低速歯
車17と、出力軸13上に、出力軸13と一体回
転可能に設けた高速歯車18、低速歯車19とか
らなる。なお、高速歯車16と低速歯車17は、
一体に形成されている。
高速歯車16は、入力歯車14および高速歯車
18と常時噛み合つており、低速歯車17は、切
換機構20の切換え操作により、低速歯車19と
噛み合い、離間自在になつている。この切換機構
20は、軸方向に摺動自在の変速軸12と、軸端
に設けた操作レバー21とからなり、操作レバー
21を押し下げれば、低速歯車17が下降して低
速歯車19と離間し、引き上げれば、低速歯車1
7が上昇して低速歯車19に噛み合うようになつ
ている。
一方、高速歯車16は、入力歯車14および高
速歯車18と歯数が等しく、低速歯車19の歯数
は、低速歯車17の5分の1になつている。
22は、高速歯車18と、出力軸13との間に
設けた一方向クラツチであり、出力軸13の回転
速度が、高速歯車18の回転速度よりも速い場合
に、高速歯車18を出力軸13で空転させるよう
になつている。
また、エンジンの副変速機25の切換レバー2
6と変速機構15の切換レバー21とをワイヤ2
3によつて連結している。ワイヤ23と操作レバ
ー21、切換レバー26とは、連結ねじ等の従来
周知の方法によつて直接あるいは間接に連結しあ
つて、切換レバー26の動きによつて操作レバー
21が連動して操作される。
次に、この実施例の作動について説明する。
まず、通常走行用として比較的高速で走行する
場合について説明する。この場合、操作レバー2
1を押し下げれば、低速歯車17が下降して低速
歯車19と離間するので、入力軸11の回転は、
入力歯車14および高速歯車16,18を介して
出力軸13に伝えられる。しかして、入力歯車1
4、高速歯車16,18の歯数は等しいので、下
ワイヤ7aの回転がそのまま車速計4に伝えら
れ、従つて、通常走行用目盛6aを使用して車速
を読み取ることができる。
次に、農作業などのために比較的低速の一定車
速で走行する場合について説明する。この場合、
切換レバー26によつて副変速機構25が切換え
られて時速1Km〜5Km程度の低速走行状態に切換
えられ、通常、一定速度での運転が行われる。上
記の切換レバー26の切換え操作によつてワイヤ
23を介して操作レバーが自動的に引き上げら
れ、低速歯車17が上昇して低速歯車19に噛み
合い、変速機構15は、高速歯車同士、低速歯車
同士が噛み合うこととなる。しかし、高速歯車1
8は、高速歯車16と歯数が等しいこと、低速歯
車19の歯数は、低速歯車17の5分の1である
ことから、出力軸13の回転速度が、高速歯車1
8の回転速度よりも速くなり、高速歯車18は、
出力軸13で空転する。従つて、入力軸11の回
転は、入力歯車14および高速歯車16、低速歯
車17,19を介して出力軸13に伝えられる。
しかして、低速歯車19の歯数は、低速歯車17
の5分の1であるので、上ワイヤ7bの回転数
は、下ワイヤ7aの5倍になることから、指針5
の振れ角は、通常走行時の5倍になり、低速走行
用目盛6bを使用して車速を読み取ることができ
る。従つて、正確な車速を読み取れ、極めて低速
における一定車速での走行が容易に行える。
なお、本実施例では、ワイヤ7の下端を前車輪
2に連結したが、エンジン24に連結してもよい
のは勿論であり、左右一対の前車輪を有する自動
四輪車にも同様に適用し得る。
(考案の効果) 本考案は以上のように、車速を表示する指針と
文字板とを有する車速計を備え、車速の文字板に
は、尺度が小さい通常走行用目盛と尺度が大きい
低速走行用目盛との2種類の目盛を付すと共に、
車輪等の回転を検出する車速計の指針には、回転
数を変化させる変速機構が接続してあり、変速機
構を切換える切換機構を、エンジンの回転を通常
走行及び低速走行ができるように変速して駆動車
輪に伝達する変速機のシフト機構に連動させたの
で、通常の走行状態での走行速度は従来と同様に
読み取れるのは勿論、エンジンの前記変速機が低
速走行に切換えられると、これに連動して車速計
の変速機構が自動的に切換えられて、指針の振れ
角が大きくなる。これによつて、尺度が大きい目
盛を使用して低速走行状態での車速を高精度で読
み取ることができ、その切換えが自動的になされ
るので、運転者の意識に関わりなく、低速走行状
態において有効に車速計が活用される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係る自動三輪車の
側面図、第2図は、車速計の平面図、第3図は、
通常走行時における変速機ケースの断面図、第4
図は、低速走行時における変速機ケースの断面図
である。 1……自動三輪車、2……前車輪、4……車速
計、5……指針、6……文字板、6a……通常走
行用目盛、6b……低速走行用目盛、7……ワイ
ヤ、15……変速機構、20……切換機構、21
……操作レバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車速を表示する指針と文字板を有する車速計を
    備え、車速計の文字板には尺度が小さい通常走行
    用目盛と尺度が大きい低速走行用目盛との少なく
    とも2種類の目盛が付されており、車輪等の回転
    を検出する車速計の指針には、回転速度を変化さ
    せる変速機構が接続してあり、変速機構を切換え
    る切換機構を、エンジンの回転を通常走行及び低
    速走行ができるように変速して駆動車輪に伝達す
    る変速機のシフト機構に連動させ、前記変速機の
    シフト機構の切換え操作により上記変速機構を切
    換えて車速を任意の尺度で読み取り可能にした自
    動三・四輪車。
JP6371084U 1984-04-27 1984-04-27 自動三・四輪車 Granted JPS60174816U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6371084U JPS60174816U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 自動三・四輪車

Applications Claiming Priority (1)

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JP6371084U JPS60174816U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 自動三・四輪車

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Publication Number Publication Date
JPS60174816U JPS60174816U (ja) 1985-11-19
JPH053980Y2 true JPH053980Y2 (ja) 1993-01-29

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JP6371084U Granted JPS60174816U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 自動三・四輪車

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