JPH0539436A - 撥水性粉体及び該粉体を含有する化粧料 - Google Patents

撥水性粉体及び該粉体を含有する化粧料

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JPH0539436A
JPH0539436A JP19944491A JP19944491A JPH0539436A JP H0539436 A JPH0539436 A JP H0539436A JP 19944491 A JP19944491 A JP 19944491A JP 19944491 A JP19944491 A JP 19944491A JP H0539436 A JPH0539436 A JP H0539436A
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裕司 伊藤
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    • C09C3/00Treatment in general of inorganic materials, other than fibrous fillers, to enhance their pigmenting or filling properties
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 板状構造を呈し、そのアスペクト比が5〜1
00であり、かつその板状面の周囲長の2乗と板状面の
正射影面の面積との比が20:1〜150:1である硫
酸バリウム粉体を、N−モノ長鎖脂肪族アシル塩基性ア
ミノ酸で表面処理して得られる撥水性粉体、及びこれを
含有する化粧料。 【効果】 透明感、素肌感の有しつつ、肌に存在するシ
ミ、ソバカス等の色むらを隠し、しかも使用感触、特に
平滑性に優れ、更に汗くずれに対する耐水性の四者を同
時に満足する化粧料を提供することができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撥水性に優れ、肌上で
の伸びが良く、使用感触が良好で、透明感・素肌感を与
え、かつ肌に存在するシミ・ソバカス等の色むらを見え
難くする効果に優れた撥水性粉体及びこの粉体を含有す
る化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】粉体を含有する化粧料としては、ファン
デーション、白粉、頬紅、アイシャドー、アイブロー等
のメイクアップ化粧品、ボディーパウダー、ベビーパウ
ダー等のボディー化粧品などが市販されている。
【0003】これらの化粧料にはその化粧効果の性質
上、肌に塗布した際に肌に存在するシミ・ソバカス等の
色むらを隠すことが要求されており、また肌上での伸
び、平滑感及び汗に対するくずれ防止の為の撥水性等の
性能も問題とされる。色むらを隠すという要求に応える
ために従来は、隠蔽力の高い顔料、すなわち屈折率の大
きな顔料や着色力の高い顔料である二酸化チタン、ベン
ガラ、黄酸化鉄、有機色素等を着色顔料として配合し、
カバー力を高めることが行われ、これによって肌に存在
するシミ、ソバカス等の色むらを見え難くする方法が取
られて来た。しかし、上記の様な隠蔽力の高い顔料、す
なわち屈折力の大きな顔料や着色力の高い顔料を多く配
合した化粧料は、肌に塗布した場合に厚化粧感を呈し、
不透明になって、自然な肌の感じが失われるという欠点
を有している。
【0004】一方、化粧した肌に透明感、素肌感を持た
せるために従来より、化粧料にタルク、カオリン、雲
母、マイカ等の屈折率の小さな顔料を体質顔料として配
合することが行われ、またこれらの体質顔料は先に示し
た着色顔料に比べてのび、つき等の使用感に優れるため
に化粧料に大量に配合されてきた。ところが、このよう
な体質顔料を多く配合すると、肌に塗布した際に外観上
てかてかしたり、不自然な光沢を与える傾向が見られる
ので、これらの体質顔料の表面を無機珪酸化合物で被覆
処理したり(特開昭61−228406号)、アクリル
樹脂で被覆する(特開昭61−69708号)等の処理
を行い、得られた顔料を化粧料に配合することにより、
透明感、素肌感と自然な仕上がりを得る試みがなされて
きた。しかし、上記の様な体質顔料や無機珪酸化合物被
覆体質顔料、アクリル樹脂被覆体質顔料等を配合した化
粧料を肌に塗布した場合、透明感、素肌感は持たせるこ
とが出来るものの、それ自体屈折率の小さな顔料である
ためにカバー力が不足し、肌に存在するシミ・ソバカス
等の色むらを隠すという化粧料本来の機能を充分発揮す
ることが出来ないという欠点を有する。
【0005】また、化粧料を肌に塗布する場合、肌上で
の伸び、平滑感等の性能も問題であり、感触及び付着性
向上を目的にN−モノ長鎖アシル塩基性アミノ酸によっ
て粉体の表面を処理することが提案されている(特開昭
61−10503号)。しかし、先に述べた通り従来使
用されてきた隠蔽力の高い顔料、すなわち屈折率の大き
な顔料や着色力の高い顔料及び体質顔料や無機珪酸化合
物被覆体質顔料、アクリル樹脂被覆体質顔料等では、透
明感、素肌感の付与と肌に存在するシミ、ソバカス等の
色むらのカバーとの両者を満足することは出来ないとい
う欠点を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は透明感、素肌感を有しつつ、肌に存在するシミ・ソバ
カス等の色むらを隠し、しかも使用感触、特に平滑性に
優れ、更に汗くずれに対する撥水性の四者を同時に満足
する撥水性粉体及びこれを配合した化粧料を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは上
記課題を解決すべく鋭意研究した結果、特定の板状構造
を有する硫酸バリウム粉体をN−モノ長鎖アシル塩基性
アミノ酸によって表面処理を行うことにより撥水性を有
し、更に使用感触の優れた撥水性粉体が得られ、これを
配合することにより耐水性が極めて良好で且つ、透明
感、素肌感を有し、肌に存在するシミ、ソバカス等の色
むらの隠蔽力にも優れた化粧料が得られることを見いだ
し、本発明を完成した。
【0008】すなわち、本発明は、板状構造を呈し、そ
のアスペクト比が5〜100であり、かつその板状面の
周囲長の2乗と板状面の正射影面の面積との比が20:
1〜150:1である硫酸バリウム粉体を、N−モノ長
鎖アシル塩基性アミノ酸で表面処理して得られる撥水性
粉体及びこれを含有する化粧料を提供するものである。
【0009】本発明で用いる硫酸バリウム粉体は、板状
構造を呈し、そのアスペクト比が5〜100であり、か
つその板状面の周囲長の2乗と板状面の正射影面の面積
の比が、20:1〜150:1と規定される。また、そ
の形状は板状面に垂直な1枚または2枚の鏡像面を有
し、かつ縁部に凹部を有するバタフライ形状であるもの
が好ましい。また、この硫酸バリウム粉体はX線回折を
行った場合、結晶の(020)と(200)面の回折ピ
ーク強度比が非常に大きくなり、(020)/(20
0)=1.5〜100にも達するものが特に好ましい。
【0010】かかる硫酸バリウム粉体は、バリウム塩溶
液と硫酸塩溶液とを反応させることによって製造され
る。ここで用いるバリウム塩とは水、アルコール等の溶
媒に可溶なものであり、例えば塩化バリウム、硝酸バリ
ウム、酢酸バリウム、水酸化バリウム等が挙げられる。
その純度は本発明化粧料の特徴である透明性を阻害しな
いために、バリウム以外の金属イオンが1000ppm以
下であることが好ましい。また、硫酸塩とは水、アルコ
ール等の溶媒に可溶な硫酸塩及び硫酸を意味し、硫酸塩
としては例えば硫酸ナトリウム、硫酸アンモニウム等が
挙げられるが、バリウム塩同様に透明性の観点から金属
イオンを含有しない硫酸塩溶液を用いることが好まし
い。
【0011】これらのバリウム塩溶液のバリウムイオン
濃度及び硫酸塩溶液の硫酸イオン濃度は、反応前におい
てそれぞれ0.001〜0.05mole/lであることが
必要である。これらの濃度が0.001mole/l未満で
は、結晶の板状構造が崩れて柱 状に近くなるため使用
感が悪くなり、硫酸バリウムとしての収率も低くなるた
め産業上好ましくない。また、0.05mole/lを超え
ると結晶の板状構造が崩れて微粒子状となるため使用感
が悪くなるとともに光散乱効果が大きく、透明性が劣り
好ましくない。また、反応させる際、バリウム塩溶液と
硫酸塩溶液はモル比で1:10〜5:1となるように混
合される。また反応中、pHは1.0〜5.0となるよう
に、必要に応じて塩酸、硫酸、硝酸で調整され、反応温
度は50〜100℃、好ましくは60〜95℃である。
pH及び反応温度がこの範囲をはずれると結晶の板状構造
が崩れ、使用感及び透明性が悪くなる。
【0012】上記の如くして得られる硫酸バリウム粉体
は、粉体濃度が20重量%で厚さ25μの薄膜を形成し
たときの散乱透過度が70%以上で、かつ全透過度が8
5%以上であるという光学的性質を有する。このような
光学的性質を有する粉体は、全透過率が高いために反射
散乱光が小さくなる一方、散乱透過度が大きいために透
過散乱光が大きくなることから透明性が高いが粉体を透
過する光は散乱されて下地がぼけて見え難くなる効果を
有する。このような効果は、従来の顔料には存在しない
ものであり、以下「鮮鋭性抑制効果」という。
【0013】一方、上記硫酸バリウム粉体の表面処理に
用いられるN−モノ(炭素数8〜22の脂肪族アシル)
塩基性アミノ酸を構成する塩基性アミノ酸としては、
α,γ−ジアミノ酪酸、オルニチン、リジン、アルギニ
ン、ヒスチジン等が挙げられる、これらは光学活性体で
あってもラセミ体であってもよい。長鎖脂肪族アシル基
としては炭素数8〜22の飽和または不飽和の直鎖また
は分岐鎖脂肪族アシル基であって、単一鎖長のものであ
っても混合鎖長のものであってもよい。具体的には、2
−エチルヘキサノイル、カプリロイル、カプロイル、ラ
ウロイル、ミリストイル、パルミトイル、ステアロイ
ル、イソステアロイル、オレオイル、ベヘノイル、ココ
イル、牛脂脂肪酸アシル、硬化牛脂脂肪酸アシル等が挙
げられる。長鎖アシル基の塩基性アミノ酸ヘの結合部位
はα位のアミノ基あるいはω位のアミノ基であるが、ア
ルギニン及びヒスチジンにおいてはα位のアミノ基に限
定される。具体例としては、Nε−2−エチルヘキサノ
イルリジン、Nε−ラウロイルリジン、Nε−ココイル
リジン、Nε−パルミトイルリジン、Nε−イソステア
ロイルリジン、Nε−硬化牛脂脂肪酸アシルリジン、N
α−カプリロイルリジン、Nα−ラウロイルリジン、N
α−ミリストイルリジン、Nα−オレオイルリジン、N
α−ベヘノイルリジン、Nδ−ココイルオルニチン、N
δ−ステアロイルオルニチン、Nδ−牛脂脂肪酸アシル
オルニチン、Nα−エチルヘキサノイルオルニチン、N
α−ラウロイルオルニチン、Nα−イソステアロイルオ
ルニチン、Nγ−パルミトイル−α,γ−ジアミノ酪
酸、Nα−牛脂脂肪酸アシル−α,γ−ジアミノ酪酸、
Nα−カプロイルアルギニン、Nα−ラウロイルアルギ
ニン、Nα−パルミトイルアルギニン、Nα−硬化牛脂
脂肪酸アシルアルギニン、Nα−ココイルヒスチジン、
Nα−イソステアロイルヒスチジン等が挙げられるが、
これらの例に限定されない。
【0014】硫酸バリウム粉体をN−モノ長鎖脂肪族ア
シル塩基性アミノ酸で処理する方法としては乾式法及び
湿式法のいずれの方法も用いることができる。乾式法は
簡便且つ効果的であって、N−モノ長鎖脂肪族アシル塩
基性アミノ酸の微細粉末を硫酸バリウム粉体と撹拌混合
するか、もしくはN−モノ長鎖脂肪族アシル塩基性アミ
ノ酸と硫酸バリウム粉体を混合した後、共粉砕すること
によって、硫酸バリウム粉体の表面を容易に処理でき
る。湿式法はN−モノ長鎖脂肪族アシル塩基性アミノ酸
が中性付近の水及び通常の油に殆ど溶解しないため、塩
化カルシウムを可溶化剤として用いてN−モノ長鎖脂肪
族アシル塩基性アミノ酸を有機溶剤に溶解した後、硫酸
バリウム粉体を接触させ、更に水洗して塩化カルシウム
を除去して乾燥することにより、硫酸バリウム粉体の表
面を処理できる。あるいは酸性もしくはアルカリ性の水
または水性溶媒中にN−モノ長鎖脂肪族アシル塩基性ア
ミノ酸を溶解して硫酸バリウム粉体を接触させた後、中
性付近まで中和して硫酸バリウム粉体表面にN−モノ長
鎖脂肪族アシル塩基性アミノ酸を析出付着させ、中和に
よって生じた塩を水洗により除去し、乾燥することによ
っても同様の表面処理ができる(特開昭61−7202
号、同61−10503号)。
【0015】硫酸バリウム粉体に対するN−モノ長鎖脂
肪族アシル塩基性アミノ酸の処理量は好ましくは0.0
5〜20重量%、より好ましくは0.5〜15重量%で
ある。0.05重量%未満では表面処理効果が充分でな
く、また20重量%を超えても処理効果はそれほど向上
しないため経済性の面から利するところがない。
【0016】かくして得られた表面処理粉体は、優れた
鮮鋭性抑制効果、撥水性に優れ、かつ皮膚に塗布した場
合の感触が良好であるため、これを用いれば優れた化粧
料が得られる。
【0017】本発明の化粧料としては、ファンデーショ
ン、粉おしろい、固形おしろい、頬紅、アイシャドー、
口紅、アイライナー等のメイクアップ化粧料及び乳液、
クリーム等の基礎化粧料等いずれも挙げることができ、
その形態は粉末状、ケイク状、乳化状、オイル状、ゲル
状等幅広く適用することができる。
【0018】本発明化粧料への上記表面処理粉体の配合
料は、化粧料の性質に応じて任意に選択されるが、好ま
しくは化粧料成分全量中0.1〜99重量%である。
【0019】本発明の化粧料には、上記の必須成分であ
る表面処理粉体の他に、必要に応じて本発明の効果を損
なわない範囲で、通常の化粧料に配合される成分、例え
ば各種オイル、界面活性剤、他の粉体、水溶性高分子、
防腐剤、薬剤、色素、香料、保湿剤、紫外線吸収剤、水
等を配合しうる。
【0020】オイルとしては、例えば流動パラフィン、
ワセリン、パラフィンワックス、スクワラン、ミツロ
ウ、カルナバロウ、オリーブ油、ラノリン、高級アルコ
ール、脂肪酸、高級脂肪酸、エステル油、セレシン、マ
イクロクリスタリンワックス、キャンデリラロウ、ジグ
リセライド、トリグリセライド、シリコン油、パーフル
オロポリエーテル、パーフルオロデカリン、パーフルオ
ロオクタン等の化粧品に汎用される油分が用いられる。
界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリエキシエチレン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン
脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトー
ル脂肪酸エステル等の非イオン性界面活性剤;ステアリ
ン酸ナトリウム、パルミチン酸トリエタノールアミン等
の脂肪酸石鹸で代表されるアニオン性界面活性剤;及び
カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等の化粧品に汎
用される界面活性剤が用いられる。水溶性高分子として
は、例えばカルボキシメチルセルロース、メチルセルロ
ース、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルピロリドン、トラガントガム、カラギ
ーナン、ローカストビーンガム、デキストリン、デキス
トリン脂肪酸エステル、カルボキシビニルポリマー、キ
サンタンガム、ゼラチン、アルギン酸ナトリウム、アラ
ビアゴム等の化粧品に汎用される水溶性高分子が用いら
れる。
【0021】保湿剤としては、例えばソルビトール、キ
シリトール、グリセリン、マルチトール、プロピレング
リコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチ
レングリコール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳
酸、乳酸ナトリウム、ポリエチレングリコール等の化粧
品に汎用される保湿剤が用いられる。防腐剤としては、
例えばパラオキシ安息香酸アルキルエステル、安息香酸
ナトリウム、ソルビン酸カリウム等の化粧品に汎用され
る防腐剤が用いられる。薬剤としては、例えばビタミン
類、生薬、消炎剤、殺菌剤等の化粧品に汎用される薬剤
が用いられる。紫外線吸収剤としては、例えばパラアミ
ノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル系紫外線吸収
剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収
剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤等の化粧品に汎用さ
れる紫外線吸収剤が用いられる。
【0022】他の粉体としては、例えばタルク、マイ
カ、カオリン、セリサイト、白雲母、合成雲母、金雲
母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、バーミキュライト、
炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、珪藻土、珪酸マグ
ネシウム、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム、珪酸バ
リウム、珪酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、
ヒドロキシアパタイト、含水珪酸、無水珪酸、酸化マグ
ネシウム、ベントナイト、ゼオライト、セラミクスパウ
ダー、水酸化アルミニウム等の無機粉体;ナイロンパウ
ダー、ポリエチレンパウダー、ポリメチルベンゾグアナ
ミンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、四
フッ化エチレンパウダー微結晶性セルロース、コメデン
プンラウロイルリジン等の有機粉体;ステアリン酸カル
シウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウ
ム、ミリスチン酸マグネシウム、セチルリン酸カルシウ
ム、セチルリン酸亜鉛ナトリウム等の界面活性剤金属塩
粉体;酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、酸化
鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄、水酸化鉄、黄土、黒酸化
鉄、カーボンブラック、マンゴバイオレット、コバルト
バイオレット、酸化クロム、水酸化クロム、コバルトチ
タン、群青、紺青等の無機着色粉体;酸化チタンコーテ
ィング雲母、酸化チタンコーティングオキシ塩化ビスマ
ス、オキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーティングタル
ク、魚鱗箔、着色酸化チタンコーティング雲母等のパー
ル顔料;アルミニウムパウダー、ステンレスパウダー、
カッパーパウダー等の金属粉末等の化粧品に汎用される
粉体、及びシリコンまたはフッ素化合物で処理された粉
体が用いられる。
【0023】色素としては、例えば赤色3号、赤色10
4号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤
色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226
号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色
401号、赤色505号、黄色4号、黄色5号、黄色2
02号、黄色203号、黄色204号、黄色401号、
青色1号、青色2号、青色201号、青色404号、緑
色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、
橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色20
6号、橙色207号等のタール色素;カルミン酸、ラッ
カイン酸、ブラジリン、クロシン等の天然色素等の化粧
品に汎用される色素が用いられる。
【0024】尚、本発明の化粧料は、上記表面処理粉体
を配合する以外は常法に従い製造することが出来る。
【0025】
【実施例】次に実施例を挙げ本発明を更に詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。配合量
は全て重量%である。
【0026】参考例1 特級塩化バリウム試薬1.974gと特級硫酸0.50
5gをイオン交換水1000gにそれぞれ溶解し、0.
008mole/lのバリウム溶液及び0.005mole/lの
硫酸溶液とした。次に各溶液を70℃に加温し、U字型
撹拌バネを用い、回転数1000rpmで撹拌した硫酸溶
液にバリウム溶液を10分間で滴下し、その後3分間撹
拌を続け、反応を終了した。反応中のpHは3.5であっ
た。次いで常温まで冷却し、5Cの濾紙で濾過して水洗
後、105℃で2時間乾燥して硫酸バリウムの粉末1.
12gを得た。得られた粉末は、板状面の平均径が5.
3μmで、アスペクト比が58で、板状面の周囲長2乗
と板状面の正射影面の面積との比が88:1であった。
また、X線回折にいて、硫酸バリウム結晶の(020)
と(200)面の回折ピーク比は5.3であり、バタフ
ライ形状を呈しており、板状構造がよく発達し、透明感
があり、滑りやすい粉体であった。なお、ここで板状構
造の発達度合いは次の如くして測定した。すなわち、粉
体1gをエタノール50cc中に分散し、次いでガラス板
上に厚さ約15μmの薄膜を形成させ、乾燥した後、X
線回折により結晶の(020)/(200)の回折ピー
クの強度比で評価した。X線回折は理学電機製(形式;
RAD−200)でCukα線、40kV、80mVで
行った。
【0027】製造例1 参考例1で得られたバタフライ状硫酸バリウムを150
gとN−ラウロイルリジン7.5gをヘンシェルミキサ
ーに入れて10分間撹拌混合して表面処理を行い、目的
の撥水性粉体N−ラウロイルリジン処理バタフライ状硫
酸バリウム155gを得た。
【0028】製造例2 丸底フラスコ(またはニーダー)に参考例1で得られた
バタフライ状硫酸バリウム50gを入れる。これに前も
ってエタノール2500gに塩化カルシウム50gを溶
解してから、N−ラウロイルリジン2.5gを溶解した
ものを加え2時間室温で撹拌混合する。次にこれを濾過
し、水洗して塩化カルシウムを除去した後、乾燥して目
的の撥水性粉体N−ラウロイルリジン処理バタフライ状
硫酸バリウム51gを得た。
【0029】試験例1 製造例1及び2で得られた表面処理粉体の撥水性及び感
触を評価した。 (撥水性評価方法)各粉体約0.05gを30ml用ビー
カーに水15mlを入れた上に浮かせ、ビーカーを揺すっ
て水中への粉体の分散性を観察した。評価は下記の基準
によった。 0:粉体が直ちに水に分散した。 1:ビーカーを揺すると30秒以内に粉体が殆ど水に分
散した。 2:ビーカーを揺すると1分後水が白く濁ったが、浮い
た粉体もみられた。 3:ビーカーを揺すると1分後水が白く濁ったが、浮い
た粉体も多い。 4:ビーカーを揺すると1分後水が白く濁らないし、分
散した粉体も認めらなかった。 5:1分以上ビーカーを揺すっても水に分散する粉体は
認められなかった。 (感触評価方法)専門パネラー5名によって粉体の平滑
感、きしみ感、ざらつき感等から粉体の感触を以下に示
す1〜5の5段階で評価してもらい、その平均値で示し
た。尚、平均粒径5μの板状硫酸バリウムH(堺化学工
業(株)製:アスペクト比=5、板状面の周囲長の2乗
と正射影面の面積との比=9:1)の未処理粉体の感触
を標準値3.0とした。 1:平滑感等の感触が悪い 2:平滑感等の感触がやや悪い 3:ふつう(板状硫酸バリウムHと同等) 4:平滑感等の感触がややよい 5:平滑感等の感触がよい 結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】表1より本発明の表面処理粉体は、未処理
の板状硫酸バリウムに比較して撥水性及び感触ともに優
れたものであることが分かる。
【0032】実施例1 製造例2で得られた表面処理粉体を用いて、表2記載の
プレス状フェイスパウダーを調製し、その使用感、仕上
り感について評価した。その結果を表4に示す。 (製法)粉体成分1〜6を混合粉砕する。これをヘンシ
ェルミキサーに移し、油層成分7、8を加えて均一に混
合した。この混合物に成分9を加え混合した後再び粉砕
しふるいを通した。これを金皿にプレス成型して製品を
得た。
【0033】
【表2】
【0034】(評価方法)評価は、専門パネラー16名
により以下の項目について表3のような基準において比
較例1、2に対する実施例1を評価しパネラー16名の
評価点の総計を表4に示した。 項目1:使用感 項目2:素肌感(透明感) 項目3:肌の色むらの見え難さ
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】表4より明らかなように比較例1、2と比
べて本発明の化粧料は、これを肌に塗布した場合、配合
した表面処理粉体の鮮鋭性抑制効果により、シミ、ソバ
カス等の色むらが見え難くなる上に、N−モノ長鎖脂肪
酸アシル塩基性アミノ酸によって表面処理することによ
る使用感の向上が見られるなど、従来の化粧料にない優
れたフェイスパウダーであることが明らかになった。
【0038】実施例3 パウダーファンデーション (製法)粉体成分1〜7を混合粉砕した。これをヘンシ
ェルミキサーに移し、油層成分8〜10を加えて均一に
混合した。この混合物に成分11を加え混合した後再び
粉砕しふるいを通した。これを金皿にプレス成型して製
品を得た。 (組成) (重量%) 1.製造例2の表面処理粉体 50.0 2.マイカ 残量 3.タルク 20.0 4.酸化チタン 10.0 5.ベンガラ 0.8 6.黄酸化鉄 2.5 7.黒酸化鉄 0.1 8.流動パラフィン 8.0 9.ミツロウ 2.0 10.防腐剤 適量11.香料 微量 合計 100
【0039】実施例4 粉おしろい (製法)粉体成分1〜8を混合粉砕した。これをヘンシ
ェルミキサーに移し、更に成分9、10を加えて均一に
混合した。この混合物を粉砕しふるいを通して製品を得
た。 (組成) (重量%) 1.製造例2の表面処理粉体 50.0 2.マイカ 残量 3.タルク 20.0 4.酸化チタン 0.5 5.ベンガラ 0.1 6.黄酸化鉄 0.1 7.黒酸化鉄 0.01 8.ステアリン酸マグネシウム 10.0 9.防腐剤 適量10.香料 微量 合計 100
【0040】実施例5 クリーム状ファンデーション (製法)粉体成分11〜14を混合粉砕した。別に水相
成分7〜10を混合した溶液を調製し、粉砕した顔料を
加えて分散した後、75℃に加熱した。油相成分1〜6
を80℃に加熱溶解したものを先に調製した水相に撹拌
しながら加え乳化した。これを撹拌しながら冷却して5
0℃で成分15を加え撹拌しながら冷却して製品を得
た。 (組成) (重量%) 1.ステアリン酸 5.5 2.親油型モノステアリン酸グリセリン 2.5 3.セトステアリルアルコール 1.0 4.モノラウリン酸プロピレングリコール 3.0 5.スクワラン 7.0 6.オリーブ油 8.0 7.精製水 残量 8.防腐剤 適量 9.トリエタノールアミン 1.2 10.ソルビット 3.0 11.酸化チタン 10.0 12.タルク 5.0 13.着色顔料(黒酸化鉄・ベンガラ・黄酸化鉄) 適量 14.製造例2の表面処理粉体 8.015.香料 微量 合計 100
【0041】実施例6 頬紅 (製法)粉体成分1〜7を混合粉砕した。これをヘンシ
ェルミキサーに移し、油層成分8〜10を加えて均一に
混合した。この混合物を再び粉砕しふるいを通した。こ
れを金皿にプレス成型して製品を得た。 (組成) (重量%) 1.製造例2の表面処理粉体 50.0 2.マイカ 残量 3.タルク 20.0 4.酸化チタン 4.0 5.ステアリン酸亜鉛 5.0 6.コメデンプン 5.0 7.色材 3.0 8.流動パラフィン 3.0 9.防腐剤 適量10.香料 微量 合計 100
【0042】実施例7 アイシャドー (製法)粉体成分1〜7を混合粉砕した。これをヘンシ
ェルミキサーに移し、油層成分8〜10を加えて均一に
混合した。この混合物を再び粉砕しふるいを通した。こ
れを金皿にプレス成型して製品を得た。 (組成) (重量%) 1.製造例2の表面処理粉体 50.0 2.マイカ 残量 3.タルク 5.0 4.雲母チタン 5.0 5.ステアリン酸亜鉛 5.0 6.ラウリン酸亜鉛 3.0 7.色材 10.0 8.流動パラフィン 7.5 9.防腐剤 適量10.香料 微量 合計 100
【0043】実施例8 口紅 (製法)粉体成分7〜14を加熱溶融し均一に混合し
た。これに1〜6を加え、ロールミルで練り、均一に分
散させた後、再溶融して15〜17を加え脱泡してから
型に流し込み急冷して固める。固まったものを型から取
り出し、容器に充填する。次にスティックの外観を整え
るために、炎の中を通し、表面を均一にする。 (組成) (重量%) 1.酸化チタン 1.0 2.赤色201号 1.0 3.赤色202号 2.0 4.青色4号アルミニウムレーキ 1.0 5.赤色223号 0.1 6.製造例2の表面処理粉体 5.0 7.ヒマシ油 46.9 8.オクチルドデカノール 15.0 9.ラノリン 5.0 10.液状ラノリン 5.0 11.ミツロウ 5.0 12.オゾケライト 4.0 13.キャンデリラロウ 7.0 14.カルナウバロウ 1.0 15.酸化防止剤 適量 16.防腐剤 微量17.香料 適量 合計 100
【0044】実施例9 アイライナー (製法)5の一部に6を加え、コロイドミルを通して分
散、ゲル化させた。一方、1〜4及び10を混合し、加
熱して溶解し、7〜9を加えた後冷却してロールミルで
練り、再び加熱して溶かした中に、ベントナイトゲルと
残部の5を加え、撹拌しながら冷却した。 (組成) (重量%) 1.カルナウバロウ 5.0 2.ミツロウ 1.0 3.マイクロクリスタリンワックス 10.0 4.白色ワセリン 1.0 5.軽質流動イソパラフィン 67.5 6.有機ベントナイト 0.5 7.製造例2の表面処理粉体 10.0 8.酸化チタン 3.0 9.カーボンブラック 2.010.防腐剤 適量 合計 100
【0045】実施例10 O/Wクリーム (製法)8、9、12及び13を撹拌混合し、80℃に
保った。他の成分を混合し、加熱溶解して80℃とし
た。この油相部に前述の水相部を加えて予備乳化し、ホ
モミキサーで均一に乳化した後30℃まで冷却して製品
を得た。 (組成) (重量%) 1.ミツロウ 5.5 2.セタノール 4.5 3.水添ラノリン 7.0 4.スクワラン 33.0 5.脂肪酸グリセリン 3.5 6.親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0 7.ポリオキシエチレンソルビタンモノ ラウリル酸エステル(20E.O) 2.0 8.製造例2の表面処理粉体 8.0 9.香料 0.1 10.防腐剤 0.2 11.酸化防止剤 0.1 12.プロピレングリコール 10.013.精製水 残量 合計 100 実施例3〜10で得られた化粧料はいずれも肌に塗布し
た場合、配合した表面処理粉体の鮮鋭性抑制効果によ
り、シミ、ソバカス等の色むらが見え難くなる上に、使
用感の向上が見られるなど、従来の化粧料にない極めて
良好なものであった。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば透明感、素肌感の有しつ
つ、肌に存在するシミ、ソバカス等の色むらを隠し、し
かも使用感触、特に平滑性に優れ、更に汗くずれに対す
る耐水性の四者を同時に満足する化粧料を提供すること
ができた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状構造を呈し、そのアスペクト比が5
    〜100であり、かつその板状面の周囲長の2乗と板状
    面の正射影面の面積との比が20:1〜150:1であ
    る硫酸バリウム粉体を、N−モノ長鎖脂肪族アシル塩基
    性アミノ酸で表面処理して得られる撥水性粉体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の撥水性粉体を含有するこ
    とを特徴とする化粧料。
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