JPH0539379A - 調湿性組成物及び調湿性成形品 - Google Patents

調湿性組成物及び調湿性成形品

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JPH0539379A
JPH0539379A JP3222442A JP22244291A JPH0539379A JP H0539379 A JPH0539379 A JP H0539379A JP 3222442 A JP3222442 A JP 3222442A JP 22244291 A JP22244291 A JP 22244291A JP H0539379 A JPH0539379 A JP H0539379A
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humidity
magnesium sulfate
humidity control
molded article
moisture
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JP3222442A
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Katsumi Shigeta
勝巳 繁田
Eiji Isojima
英二 礒嶌
Hironaga Hayashi
裕修 林
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SASAKI KAGAKU YAKUHIN KK
TOMITA SEIYAKU KK
Tomita Pharmaceutical Co Ltd
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SASAKI KAGAKU YAKUHIN KK
TOMITA SEIYAKU KK
Tomita Pharmaceutical Co Ltd
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/26Drying gases or vapours
    • B01D53/28Selection of materials for use as drying agents

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、湿度を一定湿度に保持することので
きる調湿機能のある調湿性組成物及び調湿性成形品を提
供することをその目的とする。 【構成】熱可塑性樹脂100重量部に対し、式MgSO
4 ・nH2 O(但し0≦n≦3)で表され、かつ平均粒
子径が30μ以下である硫酸マグネシウムを5〜400
重量部配合してなる調湿性組成物及びこの組成物から得
られるフィルム4等の調湿性成形品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は湿度を一定湿度に保持し
得る調湿機能のある調湿性組成物及びこの組成物から得
られる調湿性成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、食品、医薬品、電子部品、精密機
械等のあらゆる分野において吸湿に起因する酸化等によ
る商品等の品質劣化を防ぐ目的で、シリカゲル、塩化カ
ルシウム、生石灰、ゼオライト等の乾燥剤が使用されて
いる。これらの乾燥剤は、粒状あるいは粉状の状態で、
紙、不織布等によつて包装されるか、もしくは、容器等
に封入された状態で商品とともに包材へ投入されて用い
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来より乾燥剤として
使用されているシリカゲル、ゼオライト、塩化カルシウ
ム、生石灰等の乾燥剤はその物理的、化学的性質により
乾燥力や吸湿力が強く、密封した容器及び袋等に入れる
と短期間にその内部の水分を取り、湿度0%になるまで
限りなく内部の水分を取り続ける。これは、それぞれの
乾燥剤が持つ化学的、物理的作用であり、外部に対して
商品を密封するために用いられる包材などに入れて使用
する場合、湿度を一定に保ち内容物に適度な湿度を保持
させることができなかつた。すなわち、従来の乾燥剤は
湿度調節機能はなかつた。
【0004】本発明は、従来の乾燥剤では可能でなかつ
た調湿機能を有し、湿度60〜10%の範囲で任意の一
定湿度に保持することができる調湿機能のある調湿性組
成物及びこの組成物から得られる調湿性成形品を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために本発明者らが鋭意研究を重ねた結果完成
したものであつて、熱可塑性樹脂に、特定の調湿剤の特
定量を配合することにより、調湿性を有し、しかも吸湿
力、飛散性、持続力、潮解性においても優れている調湿
性組成物を提供することに成功したものである。
【0006】すなわち、本発明の調湿性組成物は、熱可
塑性樹脂100重量部に対して、式MgSO4 ・nH2
O(但し0≦n≦3)で表され、かつ平均粒子径が30
μm以下である硫酸マグネシウムを5〜400重量部配
合してなるものである。
【0007】このように規定される硫酸マグネシウム
は、湿気を吸収すると、最初に6水塩が生成し、吸湿量
の増加に従い6水塩のみが増え、その間1〜5水塩は生
成せず、無水塩が僅かになった時点、すなわち、吸水率
が43〜48%の時に7水塩に変化する調湿剤である。
【0008】本発明に使用される熱可塑性樹脂として
は、特に限定されず公知のものを使用できるが、、例え
ばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポ
リカ−ボネ−ト、ポリアミド(PA)、エチレン−酢酸
ビニ−ル共重合体(EVA)、エチレン−メチルアクリ
レ−ト共重合体(EMA)、エチレン−メタアクリレ−
ト共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエス
テル、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)等が挙げられ、
これらのうちの一種又は二種以上を用いることができ
る。
【0009】また、本発明において、熱可塑性樹脂とと
もに用いられる調湿剤としては、式MgSO4 ・nH2
O(但し0≦n≦3)で表される硫酸マグネシウム、特
に前記樹脂に対して卓越した分散性を有する硫酸マグネ
シウムが好ましい。3水和物をこえた硫酸マグネシウム
水和物は樹脂とともに混練する時に、混練時の加温によ
つて自己の持つ水和水を放出し、製造中の障害が生じ、
有効な機能を発揮し得る調湿性組成物を得ることができ
ず、また、この組成物からフィルム、シ−ト、容器等の
成形品を作製しようとしても、商品価値のある調湿性成
形品を得ることができない。また、上記の調湿剤は平均
粒子径30μm以下のものである。かかる平均粒子径の
小さい硫酸マグネシウムは、比表面積の変動範囲が最大
で4.0〜1.5m2 /gであつてその変動が小さい。
なお、必要に応じて、硫酸マグネシウムは異なつた粒子
径のものを混練して用いてもよい。
【0010】ここに、硫酸マグネシウムの平均粒子径が
30μmを越した場合には、吸湿性組成物の吸湿速度が
遅くなる。また、硫酸マグネシウムの比表面積の変動が
大きくなり、調湿性組成物から成形品を作製した場合、
吸湿に伴い成形品の膨脹、収縮、亀裂が発生し寸法安定
性を保持することができず、実用的な成形品を得ること
ができなくなる。
【0011】本発明において、配合する原料の割合は、
熱可塑性樹脂100重量部に対し、調湿剤5〜400重
量部であり、この範囲内において用途に応じて適宜選択
される。調湿剤の割合が上記範囲の場合には、調湿剤の
樹脂中での分散性がよく、高い調湿性、吸湿性、保水
性、持続性を有し、しかも成形適性に優れたものとな
り、本発明の目的とする調湿性組成物を得ることができ
る。
【0012】本発明の調湿性組成物においては、上記熱
可塑性樹脂及び調湿剤のほかに、発泡剤を原料として添
加することもできる。発泡剤としては、特に限定されず
公知のものを広く使用することができ、例えばアゾイソ
ブチロニトリル、アゾジカルボンアミド、4,4´−オ
キシベンゼンスルホニルヒドラジッド等が挙げられる。
発泡剤の使用量は、熱可塑性樹脂100重量部に対し、
0.2〜10重量部が好ましい。この発泡剤の添加され
た発泡性調湿性組成物から得られる発泡調湿性成形体
は、軽量で、発泡体内部にまで吸湿効果が及ぶために更
に高い吸湿力をもたらすものである。
【0013】このほかに、添加剤として公知の可塑剤、
安定剤、滑剤、着色剤等を必要に応じ、本発明の目的を
阻害しない程度に適宜加えてもよい。
【0014】また、本発明では本発明の調湿性組成物を
成形することにより得られる調湿性成形品をも包含する
ものである。
【0015】本発明の調湿性組成物及びその成形品の製
造方法としては、特に制限はなく、通常次のような方法
で製造することができる。すなわち、前記の熱可塑性樹
脂、調湿剤及び必要によりその他の添加剤を、ミキシン
グロ−ル等の混練機、混練成形機等を用いて約100〜
350℃の温度で約5〜40分間混練すれば調湿性組成
物が得られ、さらに、この組成物を成形することにより
調湿性成形品が得られる。
【0016】さらに、本発明の調湿性成形品には、調湿
性組成物から得られる調湿性積層材の少なくとも一種を
積層した積層調湿性成形品をも包含するものである。該
調湿性積層材と積層される他の積層材としては、本発明
の組成物の原料である前記の熱可塑性樹脂等の樹脂類、
紙類、繊維類、金属類、各種塗料、各種接着剤等を用い
ることができる。なお、本発明の調湿性組成物から得ら
れる調湿性積層材の少なくとも一種とは、組成の異なる
本発明の調湿性組成物から得られる二種以上の積層材を
も用いることができることを意味する。積層材の種類、
量(厚み)、及び積層数は、本発明の目的を達成する限
り限定されず広範に使用することができ、用途(要求)
に応じ適宜選択される。
【0017】上記積層化の最も一般的な例は、上記調湿
性積層材でラミネ−トされたフィルム、シ−トもしくは
プレ−トである。この積層構成の場合の樹脂構成につい
ての具体例を次に列記するが、本発明はこれに限られる
ことはない。
【0018】低密度ポリエチレン(LDPE)/中密度
ポリエチレン(MDPE) 高密度ポリエチレン(HDPE)/LDPE/HDPE HDPE/LDPE/LDPE HDPE/EMA/LDPE HDPE/アイオノマ− PA/アイオノマ− PP/EVA/PP PP/EVA/LDPE PA/接着性PE/アイオノマ− PA/接着性PE/EVA PA/接着性PE/HDPE PA/接着性PE/直鎖状低密度ポリエチレン(LLD
PE) PA/接着性LLDPE/LLDPE PA/接着性PP/PP LDPE/PA/EVA EVA/PVDC/EVA EVA/PVDC/アイオノマ− LDPE/接着性PE/PA なお、上記積層例において、「接着性」とは接着剤によ
る積層を意味する。また調湿剤は上記の樹脂層のいずれ
に含有されてもよいが、積層化の主たる目的が吸湿性包
材の製造にあることから外層に含有させる必要はない。
さらにアルミニウム箔等を貼り合わせて外部からの水
分、光等をほぼ完全に遮断することもできる。積層は、
押出しラミネ−ション法、共押出しラミネ−ション法、
多層射出成形法、接着法等により容易に行うことがで
き、結果として得られる積層体は、更に袋状または容器
状に容易に加工することができる。このように、包材と
して、必要ならば外層に防水性の材質を、内層に水分浸
透性の保護材を積層した本発明の積層調湿性成形品は、
調湿及び吸湿効果、その寿命、耐久性、遮光性、帯電防
止性、安全性、安定性が向上し、品質劣化防止の効果に
より一層優れ、しかも、あらゆる使用環境に対応し得る
より機能的なものである。
【0019】本発明の調湿性組成物は、押出成形、共押
出成形、射出成形、中空成形、押出コ−ティング成形、
架橋発泡成形等の方法により、フィルム状、シ−ト状、
プレ−ト状、袋状、ペレット状、容器状、積層体状等の
形状に加工成形されて調湿性成形品となる。なお、ここ
に容器状とは、容器そのもののみならず、容器の蓋及び
容器とその蓋との組合せをも意味する。
【0020】
【作用】本発明で用いる硫酸マグネシウムは、恒温条件
で吸湿を出発していくと、水和段階が進むにつれて蒸気
圧が上昇し、これに伴い環境の水蒸気の分圧との差が小
さくなり、したがつて吸湿速度は低下していき、その結
果一定の湿度を保ち調湿機能を有する組成物とすること
ができる。
【0021】また、本発明で用いる硫酸マグネシウム
は、湿気を吸収すると、最初に6水塩が生成し、吸湿量
の増加に従い6水塩のみが増え、その間に1〜5水塩の
生成はなく、無水の硫酸マグネシウムが僅かになつた時
点、すなわち吸水率が43〜48%の時に7水塩に変化
する。この事実により、他の水和物形成性の塩を利用し
た乾燥剤と異なり、高吸湿時においても無水物が存在
し、吸湿力を一定に保持し調湿機能のある組成物とな
る。
【0022】さらに、本発明で用いる硫酸マグネシウム
は、それ自体がある一定の蒸気圧を示し、外界の水蒸気
の分圧と、自己の蒸気圧とが平衡となるところまで吸湿
を行うことができる。上記の硫酸マグネシウムを樹脂に
練り込んだ場合、樹脂と硫酸マグネシウムの複合体が一
定の蒸気圧を示すようになる。この時の蒸気圧は、硫酸
マグネシウム単体のものと異なり、練り込まれた樹脂の
透湿度によつて影響を受け、樹脂によつて異なつた値と
なる。そうなると当然、平衡に至る点も異なつたものと
なり、吸湿できなくなる平衡湿度も異なつたものとな
り、したがつて、保持すべき一定湿度を樹脂によつて適
宜調整することができる。
【0023】
【実施例】
実施例1 エチレン−メチルアクリレ−ト共重合体(EMA、密度
0.942g/cm3 )100重量部、無水硫酸マグネ
シウム(平均粒子径4.59μm、比表面積4.0〜
1.5m2 /g)100重量部を混練押出成形機(池貝
鉄工株式会社製PCM45二軸押出機)で混練した後、
ホットカットをしてペレットを作製し、さらにTダイ法
により厚さ0.5mmのシ−トを作製した。比較のため
に、低密度ポリエチレン(密度0.921g/cm3
100重量部とゼオライト(平均粒子径8μm)50重
量部とを同様にして混練し、射出成形機により厚さ2m
mのプレ−トを作製した。同様に比較のために、低密度
ポリエチレンとシリカゲル(粒度200〜300メッシ
ュ)とをゼオライトの場合と同様に混練し、射出成形機
により厚さ2mmのプレ−トを作製した。
【0024】これらのシ−ト及びプレ−トを試料とし、
別々のガラス容器(容量0.9L)に詰め、室温でガラ
ス容器内における吸湿率と時間との関係を測定し、その
結果を図1に示した。
【0025】図1の結果から明らかのように、ゼオライ
ト及びシリカゲルを用いた試料のときは、ガラス容器内
の湿度は0%となってしまい、湿度を一定に保つことが
できず、調湿機能がないことがわかる。これに対して無
水硫酸マグネシウムを用いた本発明の試料の場合には、
湿度を19%に保つことができて、調湿機能を有するこ
とがわかる。 実施例2 ポリアミド100重量部と無水硫酸マグネシウム(平均
粒子径4.59μm、比表面積4.0〜1.5m2
g)50重量部とを実施例1において使用した混練押出
成形機で混練した後、ホットカットをしてペレットを作
製し、さらに、Tダイ法により厚さ0.5mmのシ−ト
を作製した。同様の方法によりポリプロピレンと無水硫
酸マグネシウムとから厚さ0.5mmのシ−トを作製し
た。前者及び後者のシ−ト試料を別々のガラス容器(容
量0.9L)に詰め、ガラス容器内の前者及び後者の試
料の調湿力と回復力及び持続力を調べるために、25℃
において一定時間(48時間)内のガラス容器内の密閉
空間における吸湿の回復限度を連続して測定し、前者及
び後者の試料についての結果をそれぞれ図2及び図3に
示した。
【0026】図2及び図3から明らかのように、本発明
の試料は何れも調湿力があり、回復力もあり、持続力を
有することがわかる。また、熱可塑性樹脂の種類を変え
ることにより本発明においては任意の湿度に調湿し得る
ことが明らかである。 実施例3 (A)低密度ポリエチレン(密度0.921g/c
3 )100重量部と実施例1において使用した無水硫
酸マグネシウム50重量部とを実施例1において使用し
た混練押出成形機で混練した後、ホットカットをしてペ
レットを作製し、さらにインフレ−ション法により、無
水硫酸マグネシウム33%を含有する低密度ポリエチレ
ンフィルムを含む三層フィルムを作製した。この三層の
内容は図4に示すように、外層の50μm厚さの高密度
ポリエチレン層1と、中間層の硫酸マグネシウム33%
含有、50μm厚さの低密度ポリエチレン層2と、内層
の10μm厚さの低密度ポリエチレン層3とからなる、
厚さ110μmの三層インフレ−ションフィルム4であ
つて、さらにこのフィルム4から袋(300×200×
0.11mm)を作製した。 (B)上記の無水硫酸マグネシウムを実施例1で使用し
たエチレン−メチルアクリレ−ト共重合体に33%含有
させて得られた、50μm厚さの、硫酸マグネシウム含
有エチレン−メチルアクリレ−ト共重合体層5を、中間
層として用いた以外は、上記の(A)の場合と同様にし
て三層インフレ−ションフィルムを作製し、その外層に
ポリエチレンテレフタレ−ト(PET)層(厚さ12μ
m)6/Al層(厚さ9μm)7/LDPE層(厚さ1
5μm)8からなるAlコ−トフィルム層をラミネ−ト
して、厚さ146μmのAlコ−トラミネ−トフィルム
9(図5)を作製し、さらにこのフィルム9から袋(3
00×200×0.146mm)を作製した。 (C)外層のHDPE層1及び中間層の硫酸マグネシウ
ム含有LDPE層2の厚さをそれぞれ20μm及び30
μmとした以外は、(A)と同様にして三層インフレ−
ションフィルムを作製し、その外層に、二軸延伸ポリプ
ロピレンフィルムにポリ塩化ビニリデンをコ−ティング
したタイセル化学工業株式会社製のセネンKOP#20
フィルム層(厚さ20μm)10をラミネ−トして、厚
さ80μmのKOPコ−トラミネ−トフィルム11(図
6)を作製し、さらに、このフィルム11から袋(30
0×200×0.08mm)を作製した。
【0027】上記の(A)、(B)及び(C)に示す袋
内での吸湿繰り返しテストを25℃で行い、それぞれの
調湿機能についての結果を図7、図8及び図9にそれぞ
れ示した。なお比較のために、比較用市販品、すなわ
ち、(A)の袋に対しては市販の0.06mm厚さのポ
リ袋、(B)の袋に対しては市販のアルミコ−ト袋及び
(C)の袋に対しては市販の0.06mm厚さのポリ袋
についても同様のテストを行い、その結果をもそれぞれ
図7、図8及び図9に示した。
【0028】図7、図8及び図9に示す結果から明らか
のように、吸湿繰り返しテストにおいて、上記の
(A)、(B)及び(C)の何れの場合も、本発明品は
一定の湿度を保持し調湿機能を示したが、比較用市販品
は調湿機能を示さなかつた。
【0029】さらに、前記したように、練り込まれる樹
脂を変化させることによつて平衡湿度を変え調湿機能を
制御し得ることがわかる。また、上記の(A)、
(B)、(C)の場合のように、硫酸マグネシウムの練
り込まれた層の量や外層を変化させることによつても、
調湿機能の多少の制御が可能である。
【0030】さらに、硫酸マグネシウムを、上記の
(A)のように、低密度ポリエチレンに練り込んだもの
は、上記の(B)のように、エチレン−メチルアクリレ
−ト共重合体に練り込んだものに比べて、樹脂の透湿度
が低いので、(A)のものは、(B)のものより平衡湿
度が高くなっている。(B)のものは、練り込んだ樹脂
がエチレン−メチルアクリレ−ト共重合体という透湿度
の高いものであるので、上記のように、(A)のものに
比べ平衡湿度は低くなるが、(C)のもののように、
(A)と同じ樹脂に練り込んだものであつても、層構成
の変化によって多少異なった平衡湿度となる。
【0031】このように、硫酸マグネシウムと樹脂の組
合せを変えることによって、平衡湿度の異なる種々の調
湿機能を持った調湿性フィルムを得ることができる。
【0032】実施例4 実施例3において使用した低密度ポリエチレン100重
量部と実施例1において使用した無水硫酸マグネシウム
50重量部とを、実施例1において使用した混練押出成
形機で混練したのち、ホットカットをしてペレットを作
製し、また、実施例1において使用したエチレン−メチ
ルアクリレ−ト共重合体100重量部と実施例1におい
て使用した無水硫酸マグネシウム100重量とから同様
にペレットを作製した。この二種類のペレットから射出
成形機(日精樹脂工業株式会社製PS−20E2VS
E)を用いて500ml容量の広口容器の中蓋(直径
9.2mm、厚さ1mm)の試料二種類を作製し、この
両者の試料につきそれぞれの調湿機能を調べるために、
25℃において広口容器内の密閉空間における吸湿の繰
り返しテストをおこない、その結果を図10にそれぞれ
示した。なお比較のために、比較用一般品についても同
様にテストをおこない、その結果をも図10に示した。
【0033】図10から明らかのように、本発明につい
ての試料は調湿力があるが、比較のための一般品試料は
全く調湿力がないことがわかる。 実施例5 住友化学工業株式会社製低密度ポリエチレン(商品名:
スミカセンF411−1、密度0.921g/cm3
100重量部と市販の関東化学株式会社製硫酸マグネシ
ウム(平均粒子径60μm、比表面積0.3〜3.3m
2 /g)50重量部とを実施例1において使用した混練
押出成形機で混練した後、ホットカットをしてペレット
を作製し、さらに、Tダイ法により厚さ0.5mmのシ
−ト(50mm×50mm×0.5mm)を作製した。
別に、本発明で用いる無水硫酸マグネシウム(平均粒子
径4μm、比表面積3.1〜1.6m2 /g)を使用し
た以外は上記と同じようにして、厚さ0.5mmのシ−
トを作り、上記のシ−トとともに温度25℃、相対湿度
75%の雰囲気のもと吸湿試験をおこなつた。その結果
を図11に示した。
【0034】図11の結果から明らかのように、平均粒
子径が大きく30μmをこえた前者の市販硫酸マグネシ
ウムを用いて作製したシ−トの場合、後者の平均粒子径
が小さく30μm以下の本発明で使用する硫酸マグネシ
ウムを用いて作製したシ−トに比べて吸湿速度が遅い。
さらに、吸湿後、各シ−ト表面について顕微鏡写真(倍
率100倍)を撮影し、後者の本発明品シ−トについて
の写真を図12として、また前者の市販品シ−トについ
ての写真を図13として示した。図12の本発明品シ−
トの場合には吸湿前に比べ表面が変化していない。これ
に対して、粒子径が大きい市販硫酸マグネシウムは比表
面積の変動が大きく、これを用いた図13の比較用シ−
トの場合には吸湿後、硫酸マグネシウムが溶出し結晶化
を起こしており、吸湿に伴い成形品の膨脹、収縮、亀裂
が発生し、寸法安定性は保持できず実用的な成形品とは
ならなかつた。
【0035】本発明で使用する無水硫酸マグネシウム
は、平均粒子径が4μmと細かく、また粒子には微細な
ポアが形成され、成形品の安定性、吸湿に伴う膨脹、収
縮、溶出、亀裂等が発生せず、良好な調湿機能を有する
フィルム、シ−ト、成形品を作製することができた。
【0036】実施例6 エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン及び炭酸
カルシウムのそれぞれ同重量とアゾイソブチロニトリル
(発泡剤)の必要量とを混合した上層用樹脂材料、なら
びにエチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン及び
実施例1で使用した無水硫酸マグネシウムのそれぞれ同
重量と上記の発泡剤の必要量とを混合した下層用樹脂材
料を用いて、混練発泡成形機により、青色(上層)及び
白色(下層)の二層(両層の厚さは等しい)よりなる、
独立気泡構造の発泡二層品[50mm×50mm×20
mm(厚さ)]の試料を得た。この試料につき、温度2
5℃、相対湿度75%及び温度25℃、相対湿度50%
の両条件下、吸湿率をそれぞれ測定し、その結果を図1
4に示した。
【0037】図14から明らかのように、上記の発泡二
層品は高い吸湿力を有していた。また、この発泡二層品
は、低湿度の時には吸湿に長時間を要し、また高湿度の
時には吸湿に短時間を要し、調湿機能を有していた。
【0038】実施例7 実施例5で用いた低密度ポリエチレン100重量部、実
施例1で用いた無水硫酸マグネシウム50重量部を、実
施例1で用いた混練押出成形機で混練した後、ホットカ
ットをしてペレットを作製し、さらにTダイ法により厚
さ0.5mm(50mm×50mm×0.5mm)のシ
−トを作製した。比較のために、上記の低密度ポリエチ
レン100重量部と硫酸マグネシウム5水和物(MgS
4 ・5H2 O)50重量部とから上記と同様にしてペ
レットを作製し、さらにTダイ法により上記と同様の厚
さ0.5mmのシ−トを作製した。これらのシ−トを試
料とし、温度25℃、相対湿度75%の条件下で吸湿試
験をおこない、それぞれの吸湿率を測定し比較した結果
を図15に示した。
【0039】図15の結果から、比較用の硫酸マグネシ
ウム5水和物を含有したシ−ト試料の場合には、本発明
で用いる無水硫酸マグネシウムを含有したシ−ト試料の
場合にくらべて、吸湿速度が遅いことが明らかである。
【0040】硫酸マグネシウムのように、塩の無水物が
水和物となることによつて吸湿していくものは、塩の水
和状態に応じて一定の蒸気圧を有する。この蒸気圧は、
水和段階が進むにつれて上昇する傾向にある。当然、無
水硫酸マグネシウムの蒸気圧は、5水和物の蒸気圧より
低い値となる。この両者を相対湿度75%、25℃の環
境下に置いたとき両者は速やかに吸湿を開始するが、両
者の吸湿速度は、この環境の水蒸気の分圧と各々自己の
持つ蒸気圧との差によつて決定される。この差が大きけ
れば吸湿速度は速くなり、小さければ遅くなる。よつ
て、吸湿状況は図15に示すようになり、前記したよう
に、硫酸マグネシウム5水和物を含有したシ−ト試料の
場合には、無水硫酸マグネシウムを含有したシ−ト試料
の場合にくらべて、吸湿速度がおそくなる。
【0041】本発明で用いる無水硫酸マグネシウムの場
合には、恒温条件で吸湿を出発していくと、水和段階が
進むにつれて吸湿速度は蒸気圧の上昇に伴い低下してい
き、図15に示すような吸湿曲線を描き、一定の湿度を
保ち調湿機能を有していることがわかる。
【0042】比較用の硫酸マグネシウム5水和物は樹脂
とともに混練押出成形機で混練を行う時に、混練押出成
形機内にて加温されると自己の持つ水和水を放出し、製
造中の障害が生じ、有効な機能を発揮し得る調湿性組成
物を得ることができず、また、この組成物からフィル
ム、シ−ト、容器等の成形品を作製しようとしても、商
品価値のある調湿性成形品を得ることができなかつた。
【0043】
【発明の効果】本発明の調湿性組成物及び調湿性成形品
は以下のような効果を奏する。
【0044】1)密封した容器、袋等の内部の湿度を一
定に保ち内容物を適度な湿度に保持する機能、すなわち
調湿機能を有し、湿度60%〜10%の範囲で任意の一
定湿度に保持する。
【0045】2)安定した調湿力、保水力を有し、しか
も腐食性、飛散性、吸湿液化現象による液化漏洩もしく
は水滴の発生などを生じないために調湿剤として優れた
安定性及び使用上の安全性を有している。よって、商品
の酸化等による品質劣化を効果的に防止する。
【0046】3)使用時に、従来の乾燥剤のように包装
する必要がなく、また袋状、容器状などの形状の包材と
して成形されたものは、包材自体が調湿剤として働き、
上記と同様の調湿効果を発揮するので極めて合理的に働
く。
【0047】4)吸湿効果が長時間持続する。
【0048】5)製造及び加工が容易で、優れた工業生
産性を有する。
【0049】6)遮光性、帯電防止性を具備する。
【0050】7)発泡体として得られる発泡調湿性成形
品は、軽量で発泡体内部にまで吸湿効果が及ぶためにさ
らに高い吸湿力をもたらす。
【0051】以上のような効果を奏する本発明の調湿性
組成物及び成形品は、食品、医薬品、化粧品、嗜好品、
精密機械、機械部品等幅広い分野での品質保護のための
優れた調湿剤として使用できるものであつて、画期的な
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1で得られたシ−ト試料と比較
用プレ−ト試料との調湿機能を比較して示す曲線図。
【図2】本発明の実施例2で得られたシ−ト試料の調湿
機能を示す曲線図。
【図3】本発明の実施例2で得られた他のシ−ト試料の
調湿機能を示す曲線図。
【図4】本発明の実施例3で得られた三層インフレ−シ
ョンフィルムの層構成を示す説明図。
【図5】本発明の実施例3で得られたAlコ−トラミネ
−トフィルムの層構成を示す説明図。
【図6】本発明の実施例3で得られたKOPコ−トラミ
ネ−トフィルムの層構成を示す説明図。
【図7】図4に示すフィルムより作製した本発明品の袋
と比較用市販品の袋との調湿機能を比較して示す曲線
図。
【図8】図5に示すフィルムより作製した本発明品の袋
と比較用市販品の袋との調湿機能を比較して示す曲線
図。
【図9】図6に示すフィルムより作製した本発明品の袋
と比較用市販品の袋との調湿機能を比較して示す曲線
図。
【図10】本発明の実施例4で得られた広口容器の中蓋
二試料と比較用一般品との調湿機能を比較して示す曲線
図。
【図11】本発明の実施例5で得られたシ−ト試料と市
販の硫酸マグネシウムを用いて作製した比較用シ−ト試
料との調湿機能を比較して示す曲線図。
【図12】本発明の実施例5で得られたシ−ト試料につ
いて吸湿後の表面の結晶構造を示す顕微鏡写真図。
【図13】本発明の実施例5に示される比較用シ−ト試
料について吸湿後の表面の結晶構造を示す顕微鏡写真
図。
【図14】本発明の実施例6で得られた発泡二層品試料
についての吸湿試験結果を示す曲線図。
【図15】本発明の実施例7で得られた無水硫酸マグネ
シウム含有ポリエチレンシ−ト試料と比較用の硫酸マグ
ネシウム5水和物含有ポリエチレンシ−ト試料との吸湿
速度を比較して示す曲線図。
【符号の説明】
1…HDPE層、2…硫酸マグネシウム含有LDPE
層、3,8…LDPE層、4…三層インフレ−ションフ
ィルム、5…硫酸マグネシウム含有EMA層、6…PE
T層、7…Al層、9…Alコ−トラミネ−トフィル
ム、10…KOP層、11…KOPコ−トラミネ−トフ
ィルム。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂100重量部に対し、式M
    gSO4 ・nH2 O(但し0≦n≦3)で表され、かつ
    平均粒子径が30μ以下である硫酸マグネシウムを5〜
    400重量部配合してなる調湿性組成物。
  2. 【請求項2】 硫酸マグネシウムが、湿気を吸収する
    と、最初に6水塩を生成し、吸湿量の増加に従い6水塩
    のみが増加し、その間1〜5水塩が生成せず、無水塩が
    僅かになって吸水率が43〜48%になった時点で7水
    塩に変化するものである請求項1記載の調湿性組成物。
  3. 【請求項3】 発泡剤を含有する請求項1又は請求項2
    記載の発泡性調湿性組成物。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の発泡性調湿性組成物から
    得られる発泡調湿性成形品。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2記載の調湿性組成
    物からなるフィルム状、シ−ト状、袋状、ペレット状も
    しくは容器状の調湿性成形品。
  6. 【請求項6】 請求項1又は請求項2記載の調湿性組成
    物からなる調湿性積層材の少なくとも一種を積層した積
    層調湿性成形品。
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