JPH0539141U - スポツトネツトワーク受電設備の保護継電装置 - Google Patents

スポツトネツトワーク受電設備の保護継電装置

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JPH0539141U
JPH0539141U JP9377091U JP9377091U JPH0539141U JP H0539141 U JPH0539141 U JP H0539141U JP 9377091 U JP9377091 U JP 9377091U JP 9377091 U JP9377091 U JP 9377091U JP H0539141 U JPH0539141 U JP H0539141U
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JP
Japan
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reverse power
bank
circuit
power
network
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JP9377091U
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Inventor
俊司 川島
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回生電力によるプロテクタ遮断器の誤動作を
確実に防止する。 【構成】 複数回線の配電線2にそれぞれ接続されたネ
ットワ−ク変圧器4の2次側をそれぞれプロテクタ遮断
器5を介してネットワ−ク母線6に接続し、各バンク毎
に母線6側からの逆電力を検出してそれぞれの遮断器5
を自動遮断する逆電力継電器8を設けると共に、自バン
クにおける逆電力継電器8の逆電力検出信号を他バンク
において逆電力を検出するか他バンクの遮断器5が遮断
状態である場合にロックするロック判定用第1アンド回
路18と,ロック判定後の逆電力検出信号の出力に一定
の待ち時間を形成するタイマ回路20とを備えた誤動作
防止手段を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スポットネットワ−ク受電設備におけるプロテクタ遮断器の動作を ネットワ−ク継電器により制御する保護継電装置に関し、詳しくは、エレベ−タ 等の回生電力による誤動作防止機能の改良に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、大都市のビル等における受電設備として、供給信頼性と安全性が極 めて高いスポットネットワ−ク受電方式が広く採用されるようになっている。 この受電方式は、高圧スポットネットワ−クの場合、図2に示すように、電力 会社等の変電所1から引き出された2〜4回線(図では3回線)の配電線2にそ れぞれ、1次断路器3を介してネットワ−ク変圧器4を接続し、この各変圧器4 の2次側をプロテクタ遮断器5を通じてネットワ−ク母線6で並列接続すると共 に、この母線6から分岐した複数のテイクオフ装置7を経て各負荷に電力を供給 する方式である。
【0003】 この受電方式によれば、各変圧器4が常時2次側で並列接続されているため、 任意の配電線2の作業停止や事故あるいは変圧器4の停止や事故があっても、こ れらの停止や事故に無関係な残りの配電線2から受電し続けることが可能である 。 ここで、各バンク毎の遮断器5は、逆電力継電器8と差電圧投入継電器9とか らなるネットワ−ク継電器により自動制御される。
【0004】 すなわち、逆電力継電器8は、短絡,地絡等の故障時や点検等の計画停電時に 変電所1の任意の配電線遮断器10がオフした場合、当該配電線2に対し、母線 6から逆電力が供給されると、計器用変流器11により検出された遮断器5を流 れる電流と,変圧器側計器用変圧器(以下計器用変圧器をPTという)12によ り検出された変圧器4の2次側電圧とで逆電力を検出し、当該遮断器5を自動遮 断する。
【0005】 また、差電圧投入継電器9は、配電線2の故障解除や点検完了後に配電線遮断 器10を投入して再送電した場合等、変圧器側PT12により検出された2次側 電圧と,母線側PT13により検出された母線6の電圧との差電圧を検出し、変 圧器4側から遮断器5を通じて母線6側に電流が正しく流れることを条件に、当 該遮断器5を自動投入する。 ところで、前記受電設備において、系統に回生電力を発生する機器,たとえば エレベ−タ用電動機14がある場合、負荷が受電点側に比べて軽負荷になると、 電動機14の回生電力が他の負荷に流れず受電点側へ流れてしまい、逆送電力と して逆電力継電器8が誤動作してしまう不都合がある。
【0006】 このため、従来より、図2で示した3バンク方式の場合、例えば第1バンクに 対しては図3に示すような誤動作防止回路を組み込むことが義務付けられている 。同図において、15は第1バンクの逆電力継電器(67A)8の出力に一定の 待ち時間を形成して動作のばらつきを吸収する確認用タイマ回路、16はロック 判定回路を構成する第1アンド回路、17は第2アンド回路である。
【0007】 これによると、第1バンクの逆電力継電器(67A)8において逆送電力が検 出された場合、第2,第3バンクの逆電力継電器(67B),(67C)8にお いて同様に逆送電力が検出されていれば、第1アンド回路16によって逆電力検 出信号をロックし、第1バンクにおける遮断器5の誤遮断を防止することができ 、他バンクにおいても同様に誤動作を防止することができる。
【0008】 勿論、故障や計画停電による逆電力検出時には、他バンクのいずれかが順送電 力を供給するため、第2アンド回路17がロウレベル出力となって第1アンド回 路16におけるロック状態が解除され、該当バンクにおける遮断器5を逆電力遮 断できる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
前述した従来の保護継電装置にあっては、回生電力による誤動作を防止するた めに他バンクの逆電力検出条件しか用いていないため、各バンクの逆電力継電器 8が整定値近傍で動作していわゆるチャタリングを生じた場合、この逆電力継電 器8の復帰時間によっては不要トリップが行われてしまう不都合があり、その上 、他バンクの運転条件が全く考慮されていないため、1バンク運転時や2バンク 運転時には第1アンド回路16の他バンク入力端子に常にハイレベル信号が入力 されることになり、回生電力によって誤遮断が行われ、特に1バンク運転時には 全停となる結果となる。 また、タイマ回路15が第1アンド回路16の前段に設けられているため、タ イマ回路15のタイムアップ後,他バンクの逆電力継電器8がチャタリングを発 生すると、遮断器5が不要トリップしてしまうといった問題がある。
【0010】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に留意してなされたものであ り、その目的とするところは、1バンク運転時等においても回生電力による誤動 作を確実に防止でき、逆電力継電器のチャタリングによる不要トリップも大幅に 減少し得るスポットネットワ−ク受電設備の保護継電装置を提供することにある 。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案のスポットネットワ−ク受電設備の保護継 電装置にあっては、複数回線の配電線にそれぞれ接続されたネットワ−ク変圧器 の2次側をそれぞれプロテクタ遮断器を介してネットワ−ク母線に接続し、各バ ンク毎に設けられた逆電力継電器により、母線側からの逆電力を検出してそれぞ れの遮断器を自動遮断するものにおいて、 自バンクにおける逆電力継電器の逆電力検出信号を他バンクにおいて逆電力を 検出するか他バンクの遮断器が遮断状態である場合にロックするロック判定機能 と,ロック判定後の逆電力検出信号の出力に一定の待ち時間を形成するタイマ機 能とを備えた誤動作防止手段を設けたものである。
【0012】
【作用】
前述した構成にあっては、自バンクにおける逆電力継電器の逆電力検出信号が 、他バンクにおいて逆電力を検出するか他バンクが運転停止している時にロック されるため、他バンク停止時においても回生電力による逆電力遮断を確実に防止 することが可能となる。 また、ロック判定後にタイマ機能により一定の待ち時間を形成しているため、 他バンクの逆電力継電器のチャタリングによる不要トリップが少なくなる。
【0013】
【実施例】
実施例につき、図1を用いて説明する。 この実施例は、前記図2で説明した3バンク構成のスポットネットワ−ク受電 設備に適用した場合であり、図1は第1バンクを中心とした保護継電装置を示し たものである。
【0014】 第1バンクのネットワ−ク継電器NWRAにおいては、逆電力継電器(67A )8の逆電力検出信号がロック判定回路を構成する第1アンド回路18の一方の 入力端子に入力され、他バンク条件を出力する第2アンド回路19の出力信号が 第1アンド回路18の他方の入力端子に反転して入力され、この第1アンド回路 18の出力が一定の待ち時間(0〜3秒)を形成するタイマ回路20を介して第 1バンクにおけるプロテクタ遮断器5のトリップ信号として出力される。
【0015】 第2,第3バンクのネットワ−ク継電器NWRB,NWRCにおいては、それ ぞれの逆電力継電器(67B),(67C)8の逆電力検出信号がオア回路21 ,22の一方の入力端子に,それぞれのプロテクタ遮断器5のオン信号が反転し てオア回路21,22の他方の入力端子に入力されており、これらオア回路21 ,22出力信号がそれぞれ前記第2アンド回路19の両入力端子に入力されてい る。
【0016】 なお、第2,第3バンクの保護継電装置においても、前述と同様に他バンクの 逆電力継電器8及び遮断器5の各信号をロック条件として構成されている。 また、前記保護継電装置は、マイクロコンピュータを用いて構成され、図1に おいて1点鎖線で囲む部分がすべてソフト処理されている。
【0017】 前述した構成の保護継電装置にあっては、例えば3バンク並列運転時、第1バ ンクにおいて回生電力による逆電力を検出した場合、他の第2,第3バンクにお いても共に逆電力検出するため、両オア回路21,22よりハイレベル信号が出 力され、第2アンド回路19への2入力が共にハイレベルとなって第1アンド回 路18の出力がロックされ、不要トリップが回避される。
【0018】 また、第2,第3バンクの一方もしくは両方が運転停止している状態において 第1バンクで回生電力による逆電力を検出した場合、第2,第3バンクより逆電 力検出によるハイレベル信号あるいは遮断器5のオフによるハイレベル信号がそ れぞれオア回路21,22より出力されるため、前述と同様にして第1アンド回 路18の出力がロックされる。 したがって、1バンクの単独運転時において、回生電力による逆電力を検出し ても遮断器5を誤遮断することがなくなり、全停の危険を回避できることになる 。
【0019】 一方、各バンクの逆電力継電器8がチャタリングを発生している場合、そのタ イミングによっては第1アンド回路8よりハイレベルのトリップ信号が出力され ることになるが、この第1アンド回路18の後段にタイマ回路20を配置してい るため、従来のようなチャタリングによる不要トリップが大幅に少なくなる。
【0020】 なお、実施例では、前述したような保護継電装置をネットワ−ク継電器内部の ソフトで構成しているため、外部配線が各バンクのネットワ−ク継電器間のわた りのみとなり、外部配線の減少により信頼性が高まるといった利点がある。 勿論、前述した構成をハ−ド的に構成してもよいのは言うまでもない。
【0021】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成されているため、つぎに記載する効果を奏 する。 任意バンクにおける回生電力による逆電力遮断のロック条件に、他バンクの逆 電力検出条件だけでなく他バンクの運転条件すなわちプロテクタ遮断器の遮断条 件を追加するようにしたため、1バンク単独運転時においても回生電力による誤 動作を確実に防止することができ、しかも逆電力遮断のロック判定後に一定時間 の待ち時間を形成するため、各バンクの逆電力継電器のチャタリングによる不要 トリップを従来の場合に比べ大幅に減少させることができ、電力の供給信頼性を 高めることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるスポットネットワ−ク受電設備の
保護継電装置の実施例を示すブロック図である。
【図2】一般的な3バンク構成のスポットネットワ−ク
受電設備の単線接続図である。
【図3】従来例のブロック図である。
【符号の説明】
2 配電線 4 ネットワ−ク変圧器 5 プロテクタ遮断器 6 ネットワ−ク母線 8 逆電力継電器 18 第1アンド回路 19 第2アンド回路 20 タイマ回路 21、22 オア回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数回線の配電線にそれぞれ接続された
    ネットワ−ク変圧器の2次側をそれぞれプロテクタ遮断
    器を介してネットワ−ク母線に接続し、各バンク毎に設
    けられた逆電力継電器により、前記母線側からの逆電力
    を検出してそれぞれの前記遮断器を自動遮断するように
    したスポットネットワ−ク受電設備の保護継電装置にお
    いて、 自バンクにおける前記逆電力継電器の逆電力検出信号を
    他バンクにおいて逆電力を検出するか他バンクの前記遮
    断器が遮断状態である場合にロックするロック判定機能
    と,ロック判定後の前記逆電力検出信号の出力に一定の
    待ち時間を形成するタイマ機能とを備えた誤動作防止手
    段を設けたスポットネットワ−ク受電設備の保護継電装
    置。
JP9377091U 1991-10-18 1991-10-18 スポツトネツトワーク受電設備の保護継電装置 Pending JPH0539141U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0297224A (ja) * 1988-10-04 1990-04-09 Nissin Electric Co Ltd ネットワークプロテクタリレー回路

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0297224A (ja) * 1988-10-04 1990-04-09 Nissin Electric Co Ltd ネットワークプロテクタリレー回路

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