JPH0538961Y2 - - Google Patents

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JPH0538961Y2
JPH0538961Y2 JP1987048671U JP4867187U JPH0538961Y2 JP H0538961 Y2 JPH0538961 Y2 JP H0538961Y2 JP 1987048671 U JP1987048671 U JP 1987048671U JP 4867187 U JP4867187 U JP 4867187U JP H0538961 Y2 JPH0538961 Y2 JP H0538961Y2
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bracket
funnel
shaped
trunnion
shell
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両フレームの後軸部のサイドレー
ルに取り付けてトラニオンシヤフトを保持するト
ラニオンブラケツトに関する。
〔従来の技術〕
車両フレームの後軸部のサイドレールには、ト
ラニオンシヤフトを保持するトラニオンブラケツ
トが取り付けられている。(例えば実開昭56−
56411号公報)。
そのトラニオンブラケツトは、第7図に示すよ
うにサイドレールに取り付けるための取付フラン
ジ部1とトラニオンシヤフトを取り付けるための
シヤフト取付孔3を有するトルクロツド取付部2
とその間に設けられたロート状の壁面部4で構成
されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕 しかし乍ら、上記構成のトラニオンブラケツト
は、ロート状の壁面部4の車両前後方向の端部5
a,5bが第8図に示すようなリブ構造であるか
ら、上下方向の荷重の分散が不充分であり、荷重
がブラケツト中央前面に集中する。そのため前面
の補強が必要となる。また、捩り剛性に対する寄
与度が低いから、全体壁を肉厚にする必要があ
り、従つてブラケツト全体の重量が増大するとい
う欠点がある。
〔考案の目的〕
本考案は叙上に鑑みてなされたもので、その目
的は、構造を簡単にして上下方向の荷重を分散さ
せて捩れ剛性の大幅な向上を図ると共に全体の軽
量化を図り、また鋳抜き性をよくするトラニオン
ブラケツトを提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案の構成は、取
付フランジ部とシヤフト取付穴を設けたトルクロ
ツド取付部とその間に設けられたロート状の壁面
部で構成されたトラニオンブラケツトにおいて、
上記ロート状の壁面部の車両前後方向の両端部
に、縦横幅が幅広の所定の大きさの空間部からな
るシエル状の空間窪み部を設けたものである。
〔考案の作用〕
上記構成にすれば、ロート状の壁面部の車両前
後方向の両端部に設けた縦横幅が幅広の所定の大
きさの空間部からなるシエル状の空間窪み部によ
つて、上下方向の荷重を壁面部の前後端及びブラ
ケツト中央部に分散させることができる。従つ
て、ブラケツトの断面係数が大きくなつて、捩れ
剛性が大幅に増大する。また、ブラケツトが薄肉
のもので形成可能となり、ブラケツト全体の軽量
化が図れる。また、壁面部の内部が上方方向に広
く開口するため、鋳抜き性もよくなる。
〔考案の実施例〕
以下、図面に基づき本考案を詳細に説明する。
第1図は、本考案のトラニオンブラケツトの一
実施例を示したものである。
1はサイドレールに取り付けられる取付フラン
ジ部で、ほぼ台形状の形状を有する。2はトラニ
オンシヤフトが取り付けられるトルクロツド取付
部で、そこにはシヤフト取付穴3が設けられてい
る。前記取付フランジ部1とトルクロツド取付部
2との間には、ロート状の壁面部4が設けられ、
これら取付フランジ部1とトルクロツド取付部2
とロート状壁面部4は、鋳造で一体成形されてい
る。そして、ロート状の壁面部4の前後端5a,
5bには、第2図乃至第4図に示すように三角形
の縦横幅が幅広の所定の大きさの空間部からなる
シエル状の空間窪み部6a,6bが設けられたト
ラニオンブラケツトになつている。
かかる構造のトラニオンブラケツトによれば、
ロート状の壁面部4の前後端5a,5bに設けた
縦横幅が幅広の所定の大きさの空間部からなるシ
エル状の空間窪み部6a,6bによつて上下方向
の荷重を壁面部4の前後端5a,5b及びブラケ
ツト中央部に分散させることができ、断面係数も
大きくなる。従つてブラケツトを薄肉のもので形
成可能となり、ブラケツト全体の軽量化が図れ
る。また前後端5a,5bに設けたシエル状の空
間窪み部6a,6bにより、ブラケツト前後端5
a,5bに言わば中空ブロツク体を設けたことに
なり、また断面係数が大きくなることも相俟つて
捩れ剛性が大幅に増大できる。
加えて、壁面部4の内面が上方方向に広く開口
することになるため、鋳抜き性がよくなる。
第5図及び第6図は、シエル状の空間窪み部の
他の実施例を示したものである。
このシエル状の空間窪み部7a,7bは、上部
をリブ形状にし、そのリブ8の下部に中子で形成
した空間窪み9を設けたものである。
この場合も、上下荷重の分散が図れ、捩れ剛性
が増大し、軽量化が図れ、鋳抜き性がよくなる。
〔考案の効果〕
以上述べた如く本考案によれば、上下方向の荷
重を分散させてブラケツトの断面係数が大きくな
つて捩れ剛性の大幅な向上が図れると共に、ブラ
ケツト全体の軽量化が図れる。また、鋳抜き性も
向上できる効果も奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図は
その要部拡大正面図、第3図はその要部拡大側面
図、第4図は要部拡大平面図、第5図、第6図は
本考案の他の実施例を示すもので、第5図はその
要部側面図、第6図はその要部平面図、第7図は
従来例の斜視図、第8図はその要部拡大斜視図で
ある。 1……取付フランジ部、2……トルクロツド取
付部、4……壁面部、5a……前端、5b……後
端、6a,6b,7a,7b……シエル状の空間
窪み部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 取付フランジ部とシヤフト取付穴を設けたトル
    クロツド取付部とその間に設けられたロート状の
    壁面部で構成されたトラニオンブラケツトにおい
    て、上記ロート状の壁面部の車両前後方向の両端
    部に、縦横幅が幅広の所定の大きさの空間部から
    なるシエル状の空間窪み部を設けたことを特徴と
    するトラニオンブラケツト。
JP1987048671U 1987-03-31 1987-03-31 Expired - Lifetime JPH0538961Y2 (ja)

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JPS63155806U JPS63155806U (ja) 1988-10-13
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BR112012006130A2 (pt) * 2009-09-18 2016-06-28 Volvo Lastvagnar Ab console para atamento para um chassi de veículo e veículo compreendendo um console de transporte de suspensão.
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