JPH0538326Y2

JPH0538326Y2 -

Info

Publication number: JPH0538326Y2
Application number: JP1986180418U
Authority: JP
Priority date: 1986-11-26
Filing date: 1986-11-26
Publication date: 1993-09-28
Anticipated expiration: 2001-11-26
Also published as: JPS6386608U

Description

【考案の詳細な説明】［考案の目的］（産業上の利用分野）本考案は光フアイバによる光通信ケーブルを接
続して電気信号に変換する光コネクタ装置に関す
る。

（従来の技術）光通信ケーブルを接続して、この光通信ケーブ
ル中に設けられた光フアイバ内を通る光を電気信
号に変換するための光コネクタ装置は、従来は第
２図に示すように構成されていた。すなわち光通
信ケーブル１の端末に円筒状の光ジヤツク２が接
続されており、この光ジヤツク２内には光フアイ
バ３が貫通して設けられている。一方光コネクタ
４には前記光ジヤツク２が挿入される孔部５が形
成されており、この孔部５の底部にはフオトトラ
ンジスタ６が設けられている。また光ジヤツク２
を孔部５に挿入したとき光ジヤツク２の外周に形
成された溝部７と、光コネクタ４の孔部５の内周
面に装着された弾性リング状のロツクピン８とが
係合して固定されるようになつている。そして光
フアイバ中を通る光信号が前記フオトトランジス
タに伝達され、電気信号に変換されて端子９に導
通される。１０はアース端子である。

しかしながら上述の従来の光コネクタ装置によ
ると、光ジヤツク２を光コネクタ４の孔部５から
外した状態では、この孔部５の開口部から外部の
光が入射して、フオトトランジスタ６が誤動作を
するという問題があつた。

（考案が解決しようとする問題点）本考案は従来の光コネクタ装置において問題で
あつた光ジヤツクを光コネクタから外したとき
に、フオトトランジスタが外部の光によつて誤動
作するという問題を解決し、光ジヤツクを外した
ときの誤動作を防止できる光コネクタ装置を提供
することを目的とする。

［考案の構成］（問題点を解決するための手段）本考案は上記の目的を達成するために、光フア
イバが貫通して設けられた光ジヤツクと、この光
ジヤツクが挿入され、前記光フアイバを通つて導
入された光を検知して電気信号に変換するフオト
トランジスタが設けられた光コネクタとを具備し
た光コネクタ装置において、前記光ジヤツクを前
記光コネクタに挿入した時に前記電気信号回路を
閉じ、抜いた時に開くスイツチを前記光コネクタ
に設けたものである。

（作用）上記の構造によると、光ジヤツクを光コネクタ
から抜いた時に、光コネクタの孔部に外部からの
光が入つても、フオトトランジスタの電気信号回
路が遮断されているので、誤動作をすることはな
い。

（実施例）以下、本考案に係る光コネクタ装置の一実施例
を図面を参照して説明する。

第１図に本考案の一実施例を示す。この図にお
いて第２図に示す従来例と同一または同等部分に
は同一符号を付して示し、説明を省略する。本実
施例の特徴はフオトトランジスタ６と端子９とを
接続する回路中にスイツチ１１を設けた点にあ
る。このスイツチ１１は一端が光コネクタ４の孔
部５の底部５ａの内周面に固定された弾性板１１
ａと、この弾性板１１ａの他端に設けられた接点
１１ｂと、底部５ａの内周面に設けられ端子９と
接続された接点１１ｃとよりなつている。そして
弾性板１１ａの自由端には光ジヤツク２が挿入さ
れる孔部５内に突出する舌片１２が固定されてい
る。

次に本実施例の作用及び効果を説明する。光ジ
ヤツク２を光コネクタ４から外した状態では、舌
片１２は孔部５内に突出しており、接点１１ｂと
接点１１ｃとは接触しておらず、フオトトランジ
スタ６の電気信号回路は遮断されている。従つて
孔部５から外光が入つてフオトトランジスタ６が
作動しても、電気信号は端子９には伝達されず誤
動作をすることはない。光ジヤツク２を光コネク
タ４の孔部５に挿入すると、光ジヤツク２は舌片
１２を押して接点１１ｂと接点１１ｃとが接触
し、電気信号は端子９に伝達される。

［考案の効果］上述しようように本考案によれば、光ジヤツク
を光コネクタに挿入したときにのみフオトトラン
ジスタの電気信号を端子に導通し、外したときに
は電気信号が遮断されるようなスイツチを設けた
ので、光ジヤツクを外したときの外光による誤動
作を防止することができ、光コネクタ装置の信頼
性を向上させることができる。また、スイツチと
してはフオトトランジスタの出力を遮断あるいは
導出するように切り換え制御を行うだけのもので
あるので、光コネクタ内に一体に設けられた機械
的な簡単な構造のものでよく、それにより簡潔に
して確実な動作が得られるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る光コネクタ装置の一実施
例を示す分解縦断面図、第２図は従来の光コネク
タ装置を示す分解縦断面図である。２……光ジヤツク、３……光フアイバ、４……
光コネクタ、６……フオトトランジスタ、１１…
…スイツチ。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】光ケーブルの先端に設けられ内部に軸方向に光
フアイバを収容した光ジヤツクと、この光ジヤツクが挿入される孔部と、この孔部
の後端に配置され前記光フアイバにより伝送され
る光信号を電気信号に変換するフオトトランジス
タと、一端がこのフオトトランジスタの電気信号
出力端に接続され自由端が前記孔部内に突出する
ように配置され前記光ジヤツクが前記孔部に挿入
されたときに当該光ジヤツクに押されて変位する
弾性を有する導電金属片でなるスイツチと、この
スイツチの導電金属片に対向して配置され、前記
光ジヤツクの挿入によつて変位した導電金属片と
接触して前記電気信号を外部に導出する出力端子
とでなる光コネクタとを具備したことを特徴とす
る光コネクタ装置。