JPH0537752Y2 - - Google Patents

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JPH0537752Y2
JPH0537752Y2 JP13916086U JP13916086U JPH0537752Y2 JP H0537752 Y2 JPH0537752 Y2 JP H0537752Y2 JP 13916086 U JP13916086 U JP 13916086U JP 13916086 U JP13916086 U JP 13916086U JP H0537752 Y2 JPH0537752 Y2 JP H0537752Y2
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door
hinge
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fixture
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のドアー取付装置に関し、詳
しくは、自動車のドアー取付装置におけるドアー
ヒンジの位置決め手段に関するものである。
(従来技術) 自動車の車体組立ライン上を搬送されるボデイ
のドアー開口に、クランプ機構でクランプされた
ドアーを当てがい、該ドアーに回動可能に取り付
けられたヒンジを、ナツトランナによつてボデイ
のヒンジ固定部にボルト固定するようにしたドア
ー取付装置が既に提案されている(例えば、特公
昭57−48334号公報参照)。
(考案が解決しようとする問題点) 上記公知例の如くしてドアーを取り付ける場
合、ドアーに取り付けられているヒンジのボデイ
取付側ヒンジ金具が、ヒンジ軸を中心として自由
に回動するところから、ドアーを搬送する際等に
おいてボデイ取付側ヒンジ金具が回動することと
なり、ボデイ取付側ヒンジ金具の回動位置がドア
ー毎にばらついてボデイのヒンジ固定部に対して
ボデイ取付側ヒンジ金具の回動位置が定まらず、
作業者がドアー毎にボデイ取付側ヒンジ金具を所
定回動角度に回動させる等して位置決めするとい
う煩わしい手作業を必要としていた。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、
ドアーに取り付けられたボデイ取付側ヒンジ金具
を、ドアー取付前に所定回動角度に回動させて位
置決めするようにし、ドアーの取付作業を正確且
つ迅速に行えるようにすることを目的とするもの
である。
(問題点を解決するための手段) 本考案では、上記問題点を解決するための手段
として、ドアーストツクエリアから取り出された
ドアーを仮支持用の治具上においてクランプする
クランプ機構と、該治具上において前記クランプ
機構によりクランプされたドアーに回動可能に取
り付けられたボデイ取付側ヒンジ金具を所定回動
角度に位置決めするヒンジ固定具および該ヒンジ
固定具に対して前記ボデイ取付側ヒンジ金具を押
し付ける係止具からなる回転位置決め機構と、前
記治具上において前記クランプ機構によりクラン
プされたドアーをボデイのドアー開口に取り付け
るロボツトとを備えた自動車のドアー取付装置に
おいて、前記治具に、ドアーがクランプされる前
に前記ボデイ取付側ヒンジ金具の回動範囲外に前
記ヒンジ固定具を退避させる一方、ドアーがクラ
ンプされた後に前記ボデイ取付側ヒンジ金具を所
定回動角度に位置決めすべき位置決め位置に前記
ヒンジ固定具を復帰させるべく作用する第1の移
動手段と、前記ヒンジ固定具が前記位置決め位置
に移動せしめられた状態において、前記係止具
を、前記ボデイ取付側ヒンジ金具を係止状態で前
記ヒンジ固定具に押し付けるべく移動させる第2
の移動手段とを設けている。
(作用) 本考案では、上記手段によつて次のような作用
が得られる。
即ち、ドアーに回動可能に取り付けられたボデ
イ取付側ヒンジ金具を所定回動角度に位置決めす
る回転位置決め機構を有する治具に、ドアースト
ツクエリアから取り出されたドアーをクランプす
るに際して、ドアーがクランプされる前には、移
動手段の作用により前記ヒンジの回動範囲外に前
記回転位置決め機構のヒンジ固定具が退避せしめ
られているため、ドアークランプ時においてボデ
イ取付側ヒンジ金具がいかなる回動位置にあつて
も該ボデイ取付側ヒンジ金具と前記ヒンジ固定具
とが干渉することはなく、スムーズなドアークラ
ンプが行える。
また、ドアーがクランプされた後には、第1の
移動手段の作用により前記ヒンジ固定具が、前記
ボデイ取付側ヒンジ金具を所定回動角度に位置決
めすべき位置決め位置に復帰せしめられるととも
に、第2の移動手段の作用により動作する係止具
によつて、ボデイ取付側ヒンジ金具が係止状態で
ヒンジ固定具に押し付けられこととなり、ボデイ
取付側ヒンジ金具が所定回動角度に正確に位置決
めされるのである。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して本考案の好適な実
施例を説明する。
本実施例にかかる自動車のドアー取付装置は、
第3図および第4図図示の如く、自動車のボデイ
1を搬送する自動車組立ラインLと、該自動車組
立ラインLの両側に配置されたロボツト2,2
と、該各ロボツト2,2と前記自動車組立ライン
Lとの間に設けられたナツトランナ3,3……お
よびボルトキヤツチヤ4,4……とを備えてい
る。
前記各ロボツト2は、自動車組立ラインLと平
行に走行する台車6に搭載されていて、自動車組
立ラインL上をハンガー7に懸架されて搬送され
るボデイ1に同期して移動せしめられるようにな
つており、該ボデイ1の左右におけるフロント側
およびリヤ側のドアー開口1a,1b(第5図参
照)にフロント側およびリヤ側のドアー5a,5
bをそれぞれ組み付ける如く作用する。
前記ナツトランナ3,3……は、前記ドアー5
a,5bの取付部側上下に設けられたヒンジ8
a,8bのボデイ取付側ヒンジ金具19をボデイ
1側のヒンジ固定部9a,9bにボルト止めする
ためのものである(第5図〜第7図参照)。
前記各ロボツト2の外側方位置には、前記ドア
ー5a,5bを縦位置に積載したパレツト10,
10……が配置されている。
そして、前記ロボツト2のアーム11に取り付
けられたマテリアルハンドリング治具(以下、マ
テハン治具と略称する)12(後に詳述する)で
パレツト10から所要のドアー5a(あるいは5
b)を前記台車6上の仮置き台13に引き出して
前記台車6上に設けられた仮支持用の治具14の
クランプ機構27でクランプした後、該治具14
の回転位置決め機構16,16(後述)でドアー
5(あるいは5b)のヒンジ8a,8bのボデイ
取付側ヒンジ金具19を所定回動角度に回転させ
て位置決めし、ついで前記マテハン治具12のク
ランプ機構15(後述)でドアー5a(あるいは
5b)をクランプし、マテハン治具12側に設け
られた位置決め機構17,17(後述)で、前記
回転位置決め機構16,16で予じめ所定回動角
度に位置決めされたボデイ取付側ヒンジ金具19
を位置決めした後に、マテハン治具12でドアー
5a(あるいは5b)をボデイ1のドアー開口1
a(あるいは1b)に当てがうとともに(第5図
〜第7図参照)、ヒンジ8a,8bのボデイ取付
側ヒンジ金具19をボデイ1のヒンジ固定部9
a,9bに当てがつて、ボルトキヤツチヤ4から
ナツトランナ3に受け渡されたボルトでボデイ取
付側ヒンジ金具19をボデイ1に固定するように
なつているのである。
前記ドアー5a(あるいは5b)のヒンジ8a,
8bは、第8図イに示すように、共に、ドアー取
付側ヒンジ金具18とボデイ取付側ヒンジ金具1
9とをヒンジ軸20で回動自在に連結して構成さ
れており、前記ヒンジ金具18は、予じめドアー
5a(あるいは5b)にボルト止めされている。
前記ボデイ取付側ヒンジ金具19には、前記ボ
デイ1のヒンジ固定部9a,9bに設けられたウ
エルドナツト21,21,21,21のネジ孔2
2,22,22,22(第8図ロ参照)に対応す
るボルト孔23,23,23,23が穿設され、
上側のボデイ取付側ヒンジ金具19におけるボル
ト孔23,23の間には、ボデイ1の上側のヒン
ジ固定部9aにおけるウエルドナツト21,21
の間に穿設された位置決め孔24に係合される位
置決めピン25がナツト止めされている。
そして、前記ヒンジ8a(あるいは8b)のボ
デイ取付側ヒンジ金具19は、第9図図示の如
く、ヒンジ軸20を中心として、鎖線図示あるい
は実線図示の如くドアーの開度に対応する角度で
自由に回動し得るようになつているので、ドアー
毎にその回動位置が異なることとなるが、後述す
るように、ロボツト2の台車6上に設けられた治
具14の回転位置決め機構16によりドアー5a
(あるいは5b)と位置決めピン25とが平行に
なる所定回動角度(第9図実線図示の位置)に回
転せしめられるようになつているのである。
而して、前記台車6上には、自動車組立ライン
L方向の中央部にロボツト2が搭載され、該ロボ
ツト2の両側部には、パレツト10から引き出さ
れたドアー5a(あるいは5b)を載置する仮置
き台13,13が設けられ、該仮置き台13,1
3の側部には、この仮置き台13,13に引き出
されたドアー5a(あるいは5b)をクランプす
る仮支持用の治具14が設けられている。
該治具14は、第1図および第2図に示すよう
に、前記仮置き台13と平行に立設された支持フ
レーム26と、該支持フレーム26のパレツト引
き出し方向終端側において前記仮置き台13上に
仮置かれたドアー5a(あるいは5b)の上下ヒ
ンジ8a,8bに対応する位置に設けられた回転
位置決め機構16,16と、前記支持フレーム2
6のパレツト引き出し方向終端側上部に設けられ
たクランプ機構27とによつて構成されている。
前記回転位置決め機構16は、前記支持フレー
ム26に固定されたシリンダ28のピストンロツ
ド29に取り付けられたヒンジ固定具30と、前
記支持フレーム26に固定されたもう一つのシリ
ンダ31のピストンロツド32に取り付けられ、
復動時に前記ヒンジ8a(あるいは8b)のボデ
イ取付側ヒンジ金具19を係止して前記ヒンジ固
定具30に押圧せしめる係止具33とからなつて
いる。符号54はボデイ取付側ヒンジ金具19が
ヒンジ固定具30に当接されたことを検出する光
電管センサである。そして、前記仮置き台13上
にドアー5a(あるいは5b)が引き出される前
には、前記ボデイ取付側ヒンジ金具19の回動範
囲外に前記ヒンジ固定具30がシリンダ28によ
つて後退せしめられ(第1図実線図示)、ドアー
引き出し時におけるボデイ取付側ヒンジ金具19
とヒンジ固定具30との干渉防止が図られるとと
もに、ドアー5a(あるいは5b)が引き出され
てクランプ機構27によつてクランプされた後に
は、前記ボデイ取付側ヒンジ金具19を所定回動
角度に位置決めすべき位置決め位置(符号30′
で示す位置)に前記ヒンジ固定具30がシリンダ
28によつて前進せしめられる。その後、シリン
ダ31のピストンロツド32が復動されると、ボ
デイ取付側ヒンジ金具19が係止具33に係止さ
れて前記ヒンジ固定具30に当接される位置まで
回転せしめられるのである。つまり、本実施例に
おいては、前記シリンダ28がヒンジ固定具30
を進退させる第1の移動手段として作用し、シリ
ンダ31が係止具33を進退させる第2の移動手
段として作用するようになつているのである。
前記クランプ機構27は、前記支持フレーム2
6に横向きに固定されたシリンダ34のピストン
ロツド35に対して、支持フレーム26に弧回動
可能に枢支されたクランプアーム36の一端を連
結して構成されており、前記ピストンロツド35
の往動によつてクランプアーム36が第2図矢印
A方向に弧回動されてドアー5a(あるいは5b)
の側端部をクランプするようになつている。
また、ロボツト2のアーム11に取り付けられ
たマテハン治具12は、第10図〜第13図図示
の如く、四角枠状の支持フレーム37と、該支持
フレーム37上部に設けられたドアークランプ用
のクランプ機構15と、前記支持フレーム37の
一側部に設けられたヒンジ位置決め用の位置決め
機構17,17とによつて構成されている。
前記支持フレーム37の上部中央には、ロボツ
ト2のアーム11先端に設けられた回動制御軸3
8(第3図参照)が着脱自在に嵌合する嵌合孔3
9が形勢されており、この支持フレーム37は、
前記回動制御軸38で支持された状態で回転制御
されるようになつている。また、前記支持フレー
ム37は、ロボツト2により三次元方向に移動制
御せしめられるようになつている。さらに、前記
支持フレーム37の下部には、ドアー5a(ある
いは5b)の下端を受け支える支承部40が設け
られている。
前記マテハン治具12のクランプ機構15は、
第13図図示の如く、前記支持フレーム37に横
向きに固定されたシリンダ41のピストンロツド
42先端にクランプアーム43を連結して構成さ
れており、前記支持フレーム37の支承部40で
受け支えられたドアー5a(あるいは5b)が倒
れないように、ピストンロツド42の往動によつ
て前記クランプアーム43がドアー5a(あるい
は5b)のウインド開口55a(あるいは55b)
からドアー内面をクランプするようになつてい
る。
前記位置決め機構17は、治具14の回転位置
決め機構16によつて所定回動角度に回転位置決
めされたドアー5a(あるいは5b)のヒンジ8
a,8bにおけるボデイ取付側ヒンジ金具19,
19をその状態を保持し得る如く位置決めするも
のであつて、第12図図示の如く、支持フレーム
37に上向きに固定されたシリンダ44(第10
図および第11図参照)のピストンロツド45先
端に略く字状の位置決め板46を連結し、該位置
決め板46の上下部に、ドアー5a(あるいは5
b)のヒンジ8a,8bにおけるボデイ取付側ヒ
ンジ金具19,19を上方から押圧する押圧板4
7,47を設けて構成されている。なお、前記位
置決め板46は、支持フレーム37一側上下に固
定されたブラケツト48,48によつて支承され
たガイドロツド49に対して上下方向にガイドさ
れるようになつている。従つて、前記シリンダ4
4のピストンロツド45が復動されると、位置決
め板46とともに押圧板47,47が下動し、ド
アー5a(あるいは5b)のヒンジ8a,8bに
おけるボデイ取付側ヒンジ金具19,19を上方
から押圧して所定回動角度に位置決めするように
なる。
前記支持フレーム37の他側部には、第11図
図示の如く、ボデイ1およびドアー5a(あるい
は5b)のスイープライン50,51(第5図〜
第7図参照)を検出するスイープラインセンサ5
2,53が設けられている。
ついで、図示のドアー取付装置の作用を説明す
る。
自動車組立ラインL上をハンガー7に懸架され
てボデイ1が搬送されてきて、該自動車組立ライ
ンL両側のロボツト2,2間のドアー組付ステー
シヨンSに位置決めされると、ロボツト2のアー
ム11に取り付けられたマテハン治具12が移動
して、パレツト10からドアー5a(あるいは5
b)を台車6上の仮置き台13に引き出す。
前記マテハン治具12は、ドアー5a(あるい
は5b)の外面に対向してドアー5a(あるいは
5b)の下端を支承部40で受け支えるととも
に、クランプ機構15のシリンダ41が復動し
て、クランプアーム43でドアー5a(あるいは
5b)の内面をクランプしている(第13図参
照)。
この時、台車6上の仮支持用の治具14に設け
られた回転位置決め機構16,16においては、
ヒンジ固定具30,30を移動させるためのシリ
ンダ28,28が復動して、ヒンジ固定具30,
30が仮置き台13上に引き出されたドアー5a
(あるいは5b)のヒンジ8a,8bにおけるボ
デイ取付側ヒンジ金具19,19の回動範囲外に
後退せしめられている(第1図参照)。従つて、
仮置き台13へのドアー引き出し時において、ボ
デイ取付側ヒンジ金具19,19とヒンジ固定具
30,30とが干渉し、ドアー引き出しを阻害し
たりあるいはその後におけるヒンジ位置決めを不
能ならしめるということがなくなる。そして、仮
置き台13上へのドアー引き出しが完了すると、
前記回転位置決め機構16におけるヒンジ固定具
移動用のシリンダ28,28が往動して、ヒンジ
固定具30,30が前記ボデイ取付側ヒンジ金具
19,19を所定回動角度に位置決めすべき位置
30′,30′に前進せしめられて、ボデイ取付側
ヒンジ金具19,19の位置決めに備える(第2
図鎖線図示参照)。
ついで、前記回転位置決め機構16,16にお
ける係止具駆動用のシリンダ31、31が復動し
て、該シリンダ31,31のピストンロツド3
2,32先端の係止具33,33によつてボデイ
取付側ヒンジ金具19,19が前記ヒンジ固定具
30,30に当接する位置(即ち、所定回動角
度)まで回転せしめられて位置決めされる。
その後、マテハン治具12側の位置決め機構1
7のシリンダ44が復動して、位置決め板46と
ともに押圧板47,47を下動させ、前記回転位
置決め機構16によつて所定回動角度に回転され
たボデイ取付側ヒンジ金具19,19を上方から
押圧して位置決めする。
次に、ドアー5a(あるいは5b)をクランプ
し、しかもボデイ取付側ヒンジ金具19,19を
所定回動角度に位置決めした状態のマテハン治具
12をロボツト2によつて自動車組立ラインL側
に移動し、クランプされたドアー5a(あるいは
5b)を所定のドアー開口1a(あるいは1b)
に当てがう。この時、位置決め機構17で所定回
動角度に位置決めされたボデイ取付側ヒンジ金具
19,19も、ボデイ1側のヒンジ固定部9a,
9bに当てがわれるが、上部ヒンジ8aのボデイ
取付側ヒンジ金具19に設けられた位置決めピン
25がボデイ1の上部ヒンジ固定部9aに形成さ
れた位置決め孔24に嵌合せしめられる。
そこで、ロボツト2により、前記位置決めピン
25と位置決め孔24との嵌合部位を中心として
ドアー5a(あるいは5b)が一方向に回転する
ようにマテハン治具12を移動させ、マテハン治
具12のスイープラインセンサ52,53でボデ
イ1側およびドアー5a(あるいは5b)側のス
イープライン50,51を検出して両スイープラ
イン50,51の位置を一致させる。
この状態でマテハン治具12の移動を停止さ
せ、ナツトランナ3によりボルトをボデイ取付側
ヒンジ金具19,19のボルト孔23,23……
を介してボデイ1のウエルドナツト21,21…
…に挿通して締結固定する。このナツトランナ3
によるボルトの締結時において、ボデイ取付側ヒ
ンジ金具19,19は、マテハン治具12の位置
決め機構17,17で所定回動角度に位置決めさ
れているため、ボルトの挿通、締結作業が正確且
つ迅速に行えるのである。
上記した如く、本実施例によれば、仮置き台1
3上に引き出されたドアー5a(あるいは5b)
のヒンジ8a,8bにおけるボデイ取付側ヒンジ
金具19,19を、該仮置き台13に隣接して設
けられた治具14の回転位置決め機構16,16
によつて所定回動角度に位置決めするに当たつ
て、ドアー引き出し前には、前記各回転位置決め
機構16のヒンジ固定具30がシリンダ28の復
動によつてボデイ取付側ヒンジ金具19,19の
回動範囲外に後退せしめられ、ドアー引き出し後
には、前記ヒンジ固定具30がシリンダ28の往
動によつてボデイ取付側ヒンジ金具19,19を
位置決めすべき位置に前進せしめられた後、前記
回転位置決め機構16の係止具33の作動(即
ち、シリンダ31の復動)によりボデイ取付側ヒ
ンジ金具19,19が位置決めされるようになつ
ているため、ドアー引き出し時におけるボデイ取
付側ヒンジ金具19,19とヒンジ固定具30,
30との干渉が回避されるとともに、ボデイ取付
側ヒンジ金具19,19の位置決めが正確に行え
るのである。従つて、ドアー5a(あるいは5b)
のボデイ1への組付作業を正確且つ迅速ならしめ
ることができるのである。
なお、上記実施例においては、回転位置決め機
構16を仮置き台13に隣接した治具14に設け
てドアー5a(あるいは5b)の仮置き時にヒン
ジ8a,8bにおけるボデイ取付側ヒンジ金具1
9,19を所定回動角度に位置決めするようにし
ているが、ドアー5a(あるいは5b)をクラン
プするマテハン治具12に前記回転位置決め機構
16を設けて、ドアークランプと同時にボデイ取
付側ヒンジ金具19,19を所定回動角度に位置
決めするようにしてもよい。
また、本考案は、図示の実施例に限定されるも
のではなく、考案の要旨を逸脱しない範囲におい
て適宜設計変更可能なことは勿論である。
(考案の効果) 叙上の如く、本考案によれば、ドアーストツク
エリアから取り出されたドアーを仮支持用の治具
上においてクランプするクランプ機構と、該治具
上において前記クランプ機構によりクランプされ
たドアーに回動可能に取り付けられたボデイ取付
側ヒンジ金具を所定回動角度に位置決めするヒン
ジ固定具および該ヒンジ固定具に対して前記ボデ
イ取付側ヒンジ金具を押し付ける係止具からなる
回転位置決め機構と、前記治具上において前記ク
ランプ機構によりクランプされたドアーをボデイ
のドアー開口に取り付けるロボツトとを備えたド
アー取付装置において、ドアーがクランプされる
前には、第1の移動手段の作用により前記ボデイ
取付側ヒンジ金具の回動範囲外に前記回転位置決
め機構のヒンジ固定具が退避せしめられ、ドアー
がクランプされた後には、前記第1の移動手段の
作用により前記ヒンジ固定具が、前記ヒンジを所
定回動角度に位置決めすべき位置決め位置に復帰
せしめられるとともに、第2の移動手段の作用に
より係止具がボデイ取付側ヒンジ金具を係止状態
で前記ヒンジ固定具に押し付けられるようにした
ので、ドアークランプ時においてボデイ取付側ヒ
ンジ金具がいかなる回動位置にあつても該ボデイ
取付側ヒンジ金具と前記ヒンジ固定具とが干渉す
ることはなく、スムーズなドアークランプが行え
るとともに、ドアークランプ後においては、回転
位置決め機構のヒンジ固定具と係止具との共働に
より、ボデイ取付側ヒンジ金具が所定回動角度に
確実且つ正確に位置決めされることとなり、ドア
−取付作業を正確且つ迅速に行い得るという実用
的な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる自動車のドア
ー取付装置におけるロボツト台車部分の要部を示
す側面図、第2図は第1図の正面図、第3図は自
動車組立ラインの正面図、第4図は第3図の平面
図、第5図はボデイの側面図、第6図はフロント
ドアーの側面図、第7図はリヤドアーの側面図、
第8図イ,ロはヒンジのドアーへの取付状態およ
びボデイのヒンジ固定部を示す側面図、第9図は
ヒンジの平面図、第10図は本考案の実施例にか
かるドアー取付装置におけるマテハン治具の正面
図、第11図は第10図の平面図、第12図はマ
テハン治具における位置決め機構の側面図、第1
3図は第10図の右側面図である。 1……ボデイ、1a,1b……ドアー開口、2
……ロボツト、5a,5b……ドアー、8a,8
b……ヒンジ、14……治具、16……回転位置
決め機構、19……ボデイ取付側ヒンジ金具、2
8……第1の移動手段(シリンダ)、30……ヒ
ンジ固定具、31……第2の移動手段(シリン
ダ)、33……係止具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドアーストツクエリアから取り出されたドアー
    を仮支持用の治具上においてクランプするクラン
    プ機構と、該治具上において前記クランプ機構に
    よりクランプされたドアーに回動可能に取り付け
    られたボデイ取付側ヒンジ金具を所定回動角度に
    位置決めするヒンジ固定具および該ヒンジ固定具
    に対して前記ボデイ取付側ヒンジ金具を押し付け
    る係止具からなる回転位置決め機構と、前記治具
    上において前記クランプ機構によりクランプされ
    たドアーをボデイのドアー開口に取り付けるロボ
    ツトとを備えており、前記治具には、ドアーがク
    ランプされる前に前記ボデイ取付側ヒンジ金具の
    回動範囲外に前記ヒンジ固定具を退避させる一
    方、ドアーがクランプされた後に前記ボデイ取付
    側ヒンジ金具を所定回動角度に位置決めすべき位
    置決め位置に前記ヒンジ固定具を復帰させるべく
    作用する第1の移動手段と、前記ヒンジ固定具が
    前記位置決め位置に移動せしめられた状態におい
    て、前記係止具を、前記ボデイ取付側ヒンジ金具
    を係止状態で前記ヒンジ固定具に押し付けるべく
    移動させる第2の移動手段とが設けられているこ
    とを特徴とする自動車のドアー取付装置。
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