JPH0537452U - 研磨装置の揺動駆動機構 - Google Patents

研磨装置の揺動駆動機構

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JPH0537452U
JPH0537452U JP8781091U JP8781091U JPH0537452U JP H0537452 U JPH0537452 U JP H0537452U JP 8781091 U JP8781091 U JP 8781091U JP 8781091 U JP8781091 U JP 8781091U JP H0537452 U JPH0537452 U JP H0537452U
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JP
Japan
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swing arm
polishing tool
pin
cylindrical body
polishing
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Application number
JP8781091U
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English (en)
Inventor
信人 甲斐
Original Assignee
リヨービ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 狭いスペース内への研磨具の挿入を可能に
し、かつ研磨具の振動速度を可変とする。 【構成】 研磨装置のハウジング1内に筒体11を固定
する。筒体に長さ方向に沿って複数箇所にピン孔17
a,17bを穿設する。筒体内に揺動アーム13を揺動
可能に挿入する。揺動アームの一端には前記ピン穴の中
心軸方向に沿って伸びる溝12を形成すると共に中間部
には前記ピン孔に夫々連通するピン孔18a,18bを
穿設する。筒体と揺動アームのピン孔の組のいずれかに
支点ピン14を選択的に挿入する。原動軸である偏心軸
15を揺動アームの溝と係合させる。揺動アームの他端
には研磨具9を取り付ける。このため、原動から研磨具
に至る動力伝達部が細長くなる。偏心軸の回転は揺動ア
ームの支点ピンを支点にした揺動に変わり、研磨具は微
振動する。支点ピンの挿入位置を変えれば振動幅が変わ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、研磨装置の揺動駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
研磨装置は、研磨具を揺動駆動機構によって高速で微振動させるようになって いる。この研磨具を木材や金属に当ててその表面を平滑にするのである。
【0003】 従来、この種の研磨装置の揺動駆動機構は、例えば、特開昭63−50178 2号、独国特許出願公開第3840974号の各公報に記載されるような構造と なっている。すなわち、研磨具を保持した駆動軸をモータの出力軸と直交するよ うに設け、両者間を揺動ベアリング、アーム等を介して繋ぎ、出力軸の回転運動 を駆動軸に往復角運動として伝達し、研磨具を微振動させるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のものは、駆動構造が複雑であり、また、出力軸と駆 動軸とが直角に配置され、駆動軸の先端に研磨具が取り付けられているので、研 磨すべき面が狭いスペース内にあったり、隅にあったりする場合は、駆動軸及び 研磨具の部分をそのようなスペース内に挿入することができず、従って研磨する ことができない場合がある。また、作業中研磨具の位置を確認できない場合があ る。
【0005】 また、研磨具の振動速度は一定であり、被研磨面の性質等に応じた振動速度の 調節をすることができない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は、研磨装置のハウジング内に固定されるピ ン孔が穿設された筒体と、一端に前記ピン孔の中心軸方向に沿って伸びる溝が形 成されると共に中間部に前記ピン孔に連通するピン孔が穿設された前記筒体内に 揺動可能に挿入される揺動アームと、前記筒体と前記揺動アームのピン孔に挿入 される支点ピンと、前記揺動アームの溝と係合する原動軸である偏心軸と、前記 揺動アームの他端に取り付けられた研磨具とを含んでなる研磨装置の揺動駆動機 構の構成を採用している。
【0007】
【作用】
筒体中を揺動アームが通り、筒体の一端部側に原動軸である偏心軸があり、筒 体の他端部側に研磨具がある。従って、原動部から研磨具に至る動力伝達部は細 長く形成することができ、狭いスペースや隅等にも研磨具を挿入することができ る。また、揺動アームの先端に研磨具が取り付けられるので、揺動アームを作業 目的に合わせて任意の形状とすることができる。
【0008】 原動軸である偏心軸が回転すると、揺動アームの縦軸内を偏心軸が滑るので、 揺動アームが支点ピンを支点にして筒体中を高速で揺動運動する。 従って、揺動アームの他端に取り付けられた研磨具は高速で振動することとな る。
【0009】 支点ピンを研磨具側に設ければ、研磨具の振動幅は小さくなり、逆に原動軸側 に設ければ、振動幅は大きくなるので、目的に応じてピン孔を設定すればよい。 また、複数個のピン孔を設けて選択可能にしても良い。
【0010】
【実施例】
以下、図面に基づき本考案に係る研磨装置の揺動駆動機構の一実施例について 説明する 図1ないし図7に示されるように、この研磨装置は、筒状のハウジング1を備 えている。ハウジング1は、縦に二つ割りになっており、複数本の組立ネジ2に より一体化されるようになっている。ハウジング1の内部には、後側から前側に 向って、電池3、スイッチ4、前記スイッチ4を介して前記電池3により駆動さ れるモータ5、該モータ5の回転運動を揺動運動に変換する揺動駆動機構6が順 次収納されている。また、ハウジング1の上部には、前記スイッチ4をON・O FF操作するためのスイッチノブ7が摺動可能に取り付けられている。ハウジン グ1の前部には穴8が形成され、そこから研磨具9を微振動させるための前記揺 動駆動機構6の出力部が突出している。
【0011】 前記スイッチ4は、ハウジング1の内壁に沿って前後に伸びるスイッチアクチ ュエータアーム10により前記スイッチノブ7と連結されており、スイッチノブ 7の操作により前記電池3と前記モータ5とを電気的に繋いだり切ったりするよ うになっている。
【0012】 前記モータ5は、直流モータである。もちろん、交流モータとすることもでき る。 揺動駆動機構6は、図4乃至図8に示されるように、ハウジング1内に固定さ れた筒体11と、筒体11内に揺動可能に挿入された一端に溝12を有する揺動 アーム13と、揺動アーム13を筒体11に連結する支点ピン14と、揺動アー ム13の溝12と係合する原動軸である偏心軸15と、揺動アーム13の他端に 取り付けられた研磨具9とを含んでなっている。
【0013】 筒体11は、ハウジング1内にて前後に伸びており、その後端側のフランジ1 1aがモータ5の前部にその出力軸5aを囲むようにして取付ネジ16により連 結され、その前部11bはハウジング1の穴8を外側に貫通し、該穴8の内縁に よって支持されている。これにより、筒体11はハウジング1内の定位置に固定 されることとなっている。
【0014】 また、筒体11のモータ5側に位置する後部11cは円筒状になっており、前 部11bは四角筒状になっている。前部11bの四角筒状の周壁には、その長さ 方向に沿って複数箇所にピン孔17a,17bが穿設されている。
【0015】 揺動アーム13は、その横断面が前記筒体前部11bの横断面と縦寸法が等し く、横寸法が小さい四角形の棒材である。その後端には溝12が形成され、中間 部には前記筒体11のピン孔17a,17bに対応して複数個のピン孔18a, 18bが穿設されている。溝12は、ピン孔17a,17b,18a,18bの 中心軸方向に沿って伸びている。
【0016】 前記筒体11の各ピン穴17a,17bと前記揺動アーム13の各ピン穴18 a,18bとは夫々組になっており、所望のピン孔の組に支点ピン14が着脱自 在に挿入されている。支点ピン14は、いずれかのピン孔の組に選択的に挿入さ れるものである。ピン穴の組は二組に限らず、一組又は三組以上設けることもで きる。
【0017】 偏心軸15は、モータ5の出力軸5aに固着されると共に揺動アーム13の溝 12と係合している。溝12は前述のようにピン孔17,17b,18a,18 bの中心軸方向に沿って伸びているので、偏心軸15の回転運動は揺動アーム1 3に対して支点ピン14の回りでの揺動運動となって伝わることとなる。なお、 偏心軸15のモータ出力軸5aへの取付部15aは、偏心軸15の円滑な回転を 得るため、筒部前部11bの内周面に対してニードルベアリング19を介して接 している。
【0018】 前記揺動アーム13の先端部は前記筒体11の先端から外に突出しており、そ の突出した箇所には筒体11との間の隙間から塵埃が筒体11内に侵入しないよ うに防塵カバー21が取り付けられている。
【0019】 また、揺動アーム13の先端部には、研磨具9が締付けネジ22により着脱自 在に取り付けられている。 研磨具9は、サンディングペーパー等の研磨材23を緩衝用パット24を介し てホルダー25に取り付けてなるもので、研磨材23の異なる各種のものが用意 されている。その形状は図示の三角形のものに限定されるものではない。ホルダ ー25は屈曲棒からなる支持棒26を有しており、該支持棒26の自由端部の凹 部に揺動アーム13の先端部が差し込まれ、締付けネジ22で止着されている。
【0020】 次に、上記研磨装置の揺動駆動機構6の作用について説明する。 研磨装置の起動に際し、スイッチノブ7をON側に操作すると、スイッチ4が 切り替わってモータ5が始動する。これにより、原動軸である偏心軸15が回転 し、揺動アーム13の溝12内を偏心軸15が滑る。そして、揺動アーム13が 支点ピン14を支点にして筒体11中を高速で左右に揺動運動し、揺動アーム1 3の他端に取り付けられた研磨具9が高速で振動することとなる。
【0021】 作業者はハウジング1を手で持って研磨具9を木材や金属の表面にあてがうこ とにより、該表面の研磨作業を行う。 支点ピン14は着脱自在であり、これを研磨具9側のピン孔17a,18aの 組に挿入すれば、研磨具9の振動幅は小さくなる。その場合、作業スピードはや や遅いが、よりきめの細かい仕上げ表面とすることができる。
【0022】 逆に、偏心軸15側のピン孔17b,18bの組に挿入すると、振動幅は大き くなる。その場合、仕上げ表面のきめはやや粗くなるが、作業スピードを速くす ることができる。
【0023】 また、この研磨装置においては、筒体11中を揺動アーム13が通り、筒体1 1の一端部側に原動軸である偏心軸15があり、筒体11の他端部側に研磨具9 がある。従って、原動部から研磨具に至る動力伝達部は細長くなり、狭いスペー スや隅等にも研磨具を挿入して研磨加工をすることができる。
【0024】
【考案の効果】
本考案は、以上のような構成からなるので、原動軸から研磨具に至る動力伝達 部を細長くすることができる。従って、狭いスペースや隅等にも研磨具を挿入し て適正な研磨作業をすることができる。また、研磨具がハウジング前方に形成さ れるので、作業中その位置を確認することができる。さらに、駆動構造を簡素化 して組立を容易にすることができる。
【0025】 また、支点ピンを所望の位置に設けるだけで異なった研磨具の振動幅を得るこ とができ、所望の表面仕上げの程度や作業スピードに合った工具を得ることがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る揺動駆動機構を備えた研磨装置の
側面図である。
【図2】上記研磨装置の平面図である。
【図3】上記研磨装置の背面図である。
【図4】上記研磨装置の縦断面図である。
【図5】図4中V−V線断面図である。
【図6】図4中VI−VI線断面図である。
【図7】図4中 VII−VII 線断面図である。
【図8】上記揺動駆動機構の分解斜視図である。
【符号の説明】
1…ハウジング 5…モータ 6…揺動駆動機構 9…研磨具 11…筒体 12…溝 13…揺動アーム 14…支点ピン 15…偏心軸 17a,17b,18a,18b…ピン孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研磨装置のハウジング内に固定されるピ
    ン孔が穿設された筒体と、一端に前記ピン孔の中心軸方
    向に沿って伸びる溝が形成されると共に中間部に前記ピ
    ン孔に連通するピン孔が穿設された前記筒体内に揺動可
    能に挿入される揺動アームと、前記筒体と前記揺動アー
    ムのピン孔に挿入される支点ピンと、前記揺動アームの
    溝と係合する原動軸である偏心軸と、前記揺動アームの
    他端に取り付けられた研磨具とを含んでなることを特徴
    とする研磨装置の揺動駆動機構。
JP8781091U 1991-10-25 1991-10-25 研磨装置の揺動駆動機構 Pending JPH0537452U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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