JPH0537416U - 往復動工具における操作杆の支持機構 - Google Patents

往復動工具における操作杆の支持機構

Info

Publication number
JPH0537416U
JPH0537416U JP9464391U JP9464391U JPH0537416U JP H0537416 U JPH0537416 U JP H0537416U JP 9464391 U JP9464391 U JP 9464391U JP 9464391 U JP9464391 U JP 9464391U JP H0537416 U JPH0537416 U JP H0537416U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operating rod
pulley
bearing
reciprocating
support mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9464391U
Other languages
English (en)
Inventor
健治 福田
欽也 野瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Kohki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kohki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Kohki Co Ltd filed Critical Nitto Kohki Co Ltd
Priority to JP9464391U priority Critical patent/JPH0537416U/ja
Publication of JPH0537416U publication Critical patent/JPH0537416U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作杆の支持部が摩耗することがなく、しか
も、替刃等の交換作業も容易である。 【構成】 往復運動する操作杆20は、その中間部にお
いて案内筒28内を摺動自在に支持され、かつ、前方部
において操作杆20の上面はプーリと接するから、工具
の作動時に鋸刃を被切断物に押し付ける力によって上向
きの応力が働いてもプーリで受け止めることができる。
このときプーリは操作杆20の往復動に追従して左右に
回動する。操作杆20は、プーリの溝に沿って往復動す
るから、鋸刃が左右に振れることがない。また、操作杆
20の案内溝22内に嵌合した第2ベアリング26によ
って、操作杆20は軸心方向にスムーズに往復動可能で
あり、且つ軸心と垂直方向の移動が規制されるため、操
作杆20の上下方向の振れも殆ど生じない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は往復動工具における操作杆の支持機構の改良に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】
鋸刃、やすり等の利器を操作杆の先端部に取着した往復動工具は、モータの回 転運動を偏心機構によって操作杆の往復運動に変換する形式を一般に採用してい る。このタイプの往復動工具では、操作杆を往復動方向の前後2箇所で耐摩耗性 合金製の案内筒により支持し、この案内筒をガイドとして摺動、支持する機構が 最も多く採用されている。
【0003】 しかしながら、前記往復動工具を連続的に使用すると、鋸刃等を被切断物に押 し付ける力によって鋸刃等に上向きの応力が働き、支持部、特に前部案内筒摩擦 力が増大し、工具の長期的な使用により、案内筒が摩耗する結果、操作杆の直線 運動バランスが崩れ振動が発生し先端部利器の破損といった問題を惹起する虞が あった。また、この振動によって鋸刃等の利器が振れて正確な加工が出来ないと いった問題も発生している。
【0004】 そこで、往復動工具の使用時において上方向にかかる応力を鋸刃の後背部にス トッパーを設けて、この応力を吸収する形式のものも知られている。但し、この 形式の往復動工具の場合、鋸刃の寸法が所定範囲内のものでないと鋸刃の取替え ができないなど、交換作業が煩雑となり非能率的である。
【0005】 更に、特開昭63−74516号公報、特開平1−159123号公報等に開 示された回しびき鋸では、方形断面の往復棒(スピンドル)の対向する側面をそ れぞれベアリングに摺動させ、且つもう一つの対向する側面をそれぞれ本体ケー シングの内部壁面で支承、案内する支持機構が公知である。 しかしながら、上記公報に開示された支持機構は、構造が相当複雑である。
【0006】
【考案の目的】
然して、本考案は連続的に長期間使用しても、操作杆による支持部への影響を 減少させることにより、支持部が摩耗することがなく、しかも、替刃の交換作業 も容易で、簡易な構造の往復動工具における操作杆の支持機構を提供することを 目的とする。
【0007】
【考案の構成】
上記目的を達成するために、本考案は操作杆の前端部に取付けた鋸刃、やすり 等の利器を、該操作杆の後端部に接続した偏心機構により往復動させ、該操作杆 の上面と接する第1ベアリングを利器取付け側に配設し、かつ、第1ベアリング と前記偏心機構との中間部を案内筒で支承する往復動工具における操作杆の支持 機構において、前記第1ベアリングにプーリを嵌合することを特徴とするもので ある。 また、前記操作杆の後端部側面に、該操作杆の軸心方向に伸びる案内溝を形成 し、同溝に第2ベアリングを摺動自在に嵌合するものである。
【0008】
【作用】
往復運動する操作杆は、その中間部において案内筒内を摺動自在に支持され、 かつ、前方部において操作杆の上面はプーリと接するから、工具の作動時に鋸刃 を被切断物に押し付ける力によって上向きの応力が働いてもプーリで受け止める ことができる。このときプーリは操作杆の往復動に追従して左右に回動する。操 作杆は、プーリの溝に沿って往復動するから、鋸刃が左右に振れることがない。 即ち、この支持機構は操作杆の直線運動を補う役割を果たしている。
【0009】 また、操作杆の案内溝内に嵌合した第2ベアリングによって、該操作杆は軸心 方向にスムーズに往復動可能であり、且つ軸心と垂直方向の移動が規制されるた め、操作杆の上下方向の振れも殆ど生じない。
【0010】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例を説明する。 図1はフロントカバー11の一部を切り欠いて示した往復動工具本体10の正 面図であり、図2は図1のII−II線における切断平面図である。 なお、以下の実施例の説明において、鋸刃12の接続側を前部、前方、前端部 等といい、把手13側を後部、後方、後方部等ということにする。
【0011】 図2において、本体10に内蔵されたモータ14の回転は、ケーシング15に 軸支された駆動軸16に嵌合した歯車17に伝動され、駆動軸16のフロントカ バー11寄りの軸端には操作杆20を前後動させるための偏心軸19が突設され ている。
【0012】 図3に示すように、方形断面を有する操作杆20の後方側面部には、軸心方向 に伸びる横溝22と、その反対側の後方側面部には、軸心方向と垂直な縦溝24 とを形成し、横溝22にはフロントカバー11の内側に固定した支承ボルト25 に外嵌したボールベアリング26の外輪が嵌合し、縦溝24には前記偏心軸19 に外嵌したニードルベアリング18が嵌合する。 図2において、符号28は、操作杆20をガイドするための耐摩耗性合金から なる案内筒であり、操作杆20の中間部を支承している。操作杆20の前端部に は鋸刃12がボルト29、29で締着されている。符号30は、防塵用のフェル トである。
【0013】 図1において、操作杆20の前方には、操作杆20の上面と接するボールベア リング36を配設する。ボールベアリング36は支承ピン35に外嵌し、同ピン 35はフロントカバー11とケーシング15とに軸支されている。 図4に示すように、ボールベアリング36の外輪には、V溝41を有するプー リ40を嵌合する。この場合、操作杆20の上面にはテーパをとることが好まし い。 また、上記とは逆に、プーリ40の外周両端面をテーパ面とし操作杆20の上 面にV溝を形成してもよい。
【0014】 次に、上記実施例の作用を説明する。 モータ14の回転運動は、前記偏心機構を介して直線運動に変換され、操作杆 20を往復動させる。操作杆20は、その中間部において案内筒28内を摺動自 在に支持され、かつ、前方部において操作杆20の上面はプーリ40と接するか ら、工具の作動時に鋸刃12を被切断物に押し付ける力によって上向きの応力が 働いてもプーリ40で受け止めることができる。このときプーリ40は操作杆2 0の往復動に追従して左右に回動する。 操作杆20は、プーリ40のV溝41の斜面に沿って往復動するから、鋸刃1 2が左右に振れることがない。
【0015】 また、操作杆20の横溝22内に嵌合したボールベアリング26の外輪は回転 自在であるから、操作杆20は軸心方向にはスムーズに往復動可能であるが、軸 心と垂直方向の移動が規制されるため、操作杆20の上下方向の振れも殆ど生じ ない。
【0016】
【考案の効果】
本考案に係る往復動工具における操作杆の支持機構によれば、往復動工具を連 続的且つ長期間使用しても支持部が摩擦によって摩耗することがない。また、操 作杆の支持機構が簡易であり、替刃等の交換作業も容易となる。 更に、操作杆の横振れを防止するため、利器の破損も減少し且つ操作性を高め る結果、工具の切れ味も良くなる一方、正確な加工が出来るという効果をも有す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】フロントカバーの一部を破断して示した往復動
工具の正面図である。
【図2】図1のII−II線における切断平面図である。
【図3】操作杆20の後端部を示す斜視図である。
【図4】図1のIV−IV線における切断側面図である。
【符号の説明】
19 偏心軸 20 操作杆 22 横溝(案内溝) 24 縦溝 26 ボールベアリング(第2ベアリング) 28 案内筒 36 ボールベアリング(第1ベアリング) 40 プーリ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作杆の前端部に取付けた鋸刃、やすり
    等の利器を、該操作杆の後端部に接続した偏心機構によ
    り往復動させ、該操作杆の上面と接する第1ベアリング
    を利器取付け側に配設し、かつ、第1ベアリングと前記
    偏心機構との中間部を案内筒で支承する往復動工具にお
    ける操作杆の支持機構において、前記第1ベアリングに
    プーリを嵌合したことを特徴とする往復動工具における
    操作杆の支持機構。
  2. 【請求項2】 前記操作杆の後端部側面に、該操作杆の
    軸心方向に伸びる案内溝を形成し、同溝に第2ベアリン
    グを摺動自在に嵌合したことを特徴とする請求項1記載
    の支持機構。
JP9464391U 1991-10-23 1991-10-23 往復動工具における操作杆の支持機構 Pending JPH0537416U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9464391U JPH0537416U (ja) 1991-10-23 1991-10-23 往復動工具における操作杆の支持機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9464391U JPH0537416U (ja) 1991-10-23 1991-10-23 往復動工具における操作杆の支持機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0537416U true JPH0537416U (ja) 1993-05-21

Family

ID=14115947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9464391U Pending JPH0537416U (ja) 1991-10-23 1991-10-23 往復動工具における操作杆の支持機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0537416U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005028494A (ja) * 2003-07-11 2005-02-03 Hitachi Koki Co Ltd セーバソー
JP2018020425A (ja) * 2016-07-22 2018-02-08 株式会社マキタ 往復動工具
US10328506B2 (en) 2016-07-22 2019-06-25 Makita Corporation Reciprocating tool

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005028494A (ja) * 2003-07-11 2005-02-03 Hitachi Koki Co Ltd セーバソー
JP2018020425A (ja) * 2016-07-22 2018-02-08 株式会社マキタ 往復動工具
US10328506B2 (en) 2016-07-22 2019-06-25 Makita Corporation Reciprocating tool

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4147673B2 (ja) セーバソー
US4240204A (en) Jig saw
US4272996A (en) Scotch yoke having a curved track
US5083376A (en) Thrust bearing arrangement for a power tool transmission
US7254892B2 (en) Support mechanism for a reciprocating tool
US4976164A (en) Thrust bearing arrangement for a power tool transmission
JP5862950B2 (ja) セーバソー
JPH0630339Y2 (ja) 往復動工具
CA1230990A (en) Bevel gear backlash adjusting mechanism
GB2181693A (en) Improvements in and relating to power tools
JPH0537416U (ja) 往復動工具における操作杆の支持機構
US4290721A (en) Tool holder assembly for a portable power tool
US6694625B1 (en) Power tool
JP4743666B2 (ja) 電動工具
CA1211685A (en) Adjustable orbital reciprocating saw
JPH065057Y2 (ja) 往復動工具
US5063807A (en) Saw such as a jig saw or scroll saw
CN211941166U (zh) 一种高速振动裁切刀头
CA2081124C (en) Scroll saw bearing compensating mechanism
US5044080A (en) Hand held nibbling machine
JP4613903B2 (ja) 電動工具
JP4454820B2 (ja) ジグソーのバックローラー
JP5311284B2 (ja) セーバソー
JP2737235B2 (ja) フェーシングユニット
JP2008114343A (ja) 電動工具