JPH0536237U - 空気調和機の風向偏向装置 - Google Patents

空気調和機の風向偏向装置

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JPH0536237U
JPH0536237U JP082006U JP8200691U JPH0536237U JP H0536237 U JPH0536237 U JP H0536237U JP 082006 U JP082006 U JP 082006U JP 8200691 U JP8200691 U JP 8200691U JP H0536237 U JPH0536237 U JP H0536237U
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JP082006U
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謙一 高木
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松下冷機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は空気調和機の風向偏向装置に関し、
より快適な温度分布とともに、下方吹き出しによるドラ
フティ感を解消しようとするものである。 【構成】 空調機本体の天板29に設けた傾斜部31、
バイアス部32、水平案内板33と前方吹出口下方に設
けた流体案内翼34およびバイアス部32と流体案内翼
34間のノズル部35とノズル部35内に設けられた風
向偏向板36とその上流配置した下向きの開口部37を
設けるとともに、開口部37に流体案内壁39と、その
開口部37を開閉できるとともに流体を開口部37に導
く案内板40で構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は空気調和機の風向偏向装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、天井吊型空気調和機は、冷房、暖房時に応じて風の吹き出し方向をそれ ぞれ水平方向、下方方向にする風向偏向装置を備えており(例えば、実開昭59 −62430号公報)、一般的に図4に示すような構成である。
【0003】 図4において、1は空調機本体を示し、内部に送風機2、熱交換器3と、送風 機2の下流側となる前面に吐出口4が配設されている。吐出口4の内部において 、下方には上に凸の曲面を有した流体案内板5(以下、流体板と称す)と、吐出 口4の天板6側に下方に突出した直角形状のバイアス部7を設け、ノズル部8を 形成している。またノズル部8の上下方向の略中間に回転自在に枢支された水平 制御板9を備え、風向偏向装置を構成している。
【0004】 以上のように構成された空気調和機の風向偏向装置について以下その動作につ いて説明する。
【0005】 まず下方吹き出しの場合は、図4の破線で示す如く、水平制御板9の下流側が 下方に向くように回動させることにより、流体板5の曲面へのコアンダ効果とバ イアス部7による下方への背圧により、噴流Aとして下方に噴き出される。また 水平吹き出しの場合、図4の実線で示す如く、水平制御板5の下流側が若干上方 に向くように回動させることにより、流体板5の曲面より剥離し、噴流Bとして 水平に噴き出される。
【0006】
【考案が解決しょうとする課題】
以上のような空気調和機の風向偏向装置において、例えば暖房時、下方吹き出 しとして、下方60°方向に吹き出すと、温風は床まで到達すると共に床に添っ て前方へ押し出され、部屋全体に温風が十分循環し、均一な温度分布により、快 適な暖房効果が得られる。しかし、反面温風が噴流として全風量で下方に吹き出 されるため、ドラフティによる不快な領域が多くなると共に、吹き出し口の下方 近辺では、直接温風がくるため、温度の高い領域が一部生じるといった欠点があ る。
【0007】 本考案はこのような従来の課題を解決するもので、より快適な温度分布を形成 でき、下方吹き出しによるドラフティ感を解消できる空気調和機の風向偏向装置 を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案の空気調和機の風向偏向装置は、室内機本体 の吹出口の上流側の天板に形成される下流側に向かうにつれて下方に傾斜した傾 斜部と、前記傾斜部の吹出口側に天板に垂直に下方に突出して設けたバイアス部 と、前記バイアス部の下流側に形成された水平な面をもつ水平案内板と、前記水 平案内板の下方で空気流に対し垂直で水平な軸を中心に回動自在に支持され上面 が下流に向かうにつれて下向きの傾斜が急になる上に凸の略円弧形の曲面を形成 し上流側の側面が下方に向かうにつれて下流側に傾斜した流体案内翼とを有し、 前記流体案内翼の前記曲面と前記バイアス部とによりノズル部を形成している。
【0009】 さらに、前記ノズル部の上下方向略中央に空気流に対し垂直で水平な軸を中心 に回動自在に支持された風向偏向板と、前記傾斜部の下方で下流に向かうにつれ て下向きの傾斜が急になる上に凸の略円弧形の曲面を形成する流体案内壁と、前 記流体案内翼の前記上流側の側面と前記流体案内壁とにより形成された下向きの 開口部と、前記開口部を開閉可能に前記開口部の上方で空気流に対し垂直で水平 な軸を中心に回動自在に支持された案内板とを有するのである。
【0010】
【作用】 本考案の空気調和機の風向偏向装置は、以上のように構成されているので、例 えば暖房時に下方吹き出しをする場合、下向きの開口部を案内板の回転により開 放し、下方の吹き出し風量比率を設定し、所定量の温風を開口部より吹き出すと ともに、風向偏向板と流体案内翼の回動と、流体案内翼のの曲面へのコアンダ効 果とバイアス部による下方への背圧により、ノズル部より所定の吹出角度で吹き 出すのである。
【0011】 そのため、二箇所から温風を吹き出すことで、ドラフト領域を小さくできると ともに、前方から吹き出される温風を所定の角度で下方に吹き出すことから、片 寄った高温の温度領域ができることを解消できるため、室内全体に均一な温度分 布が実現できる。
【0012】 また冷房時では、下向きの開口部を案内板により閉鎖することにより、ノズル 部より効率的に冷風を水平に吹き出すことができ、さらに前方の吹出口にある風 向偏向板により、任意の角度で吹き出したり、冷風をスイングさせたりして、よ り効率的な冷房が実現できるようになる。
【0013】
【実施例】
以下本考案の一実施例について図面を参照しながら説明する。
【0014】 図1は本考案の一実施例の空気調和機の風向偏向装置を備えた天井吊型空気調 和機を示すものである。図1において,21は空調機本体で、この空調機本体2 1の内部には、シロッコファン22と吸込口23を有する送風室24と、熱交換 器25を備えた熱交換室26とがあり、送風室24と熱交換室26は仕切り板2 7により区画されている。
【0015】 また熱交換器25の下方にはドレンパン28が配置されている。熱交換器25 の下流には天板29の内面に沿って断熱材30を貼着し、天板29の下流側に下 流側に向かうにつれて下方に傾斜した傾斜部31を形成し、傾斜部31の下流側 に天板29に垂直に下方に突出したバイアス部32を設け、バイアス部32の下 流側に水平な面をもつ水平案内板33を設けている。
【0016】 水平案内板33の下方には空気流に対し垂直で水平な軸を中心に回動自在に支 持され上面が下流に向かうにつれて下向きの傾斜が急になる上に凸の略円弧形の 曲面34aを形成し上流側の側面34bが下方に向かうにつれて下流側に傾斜し た流体案内翼34を有している。そして、流体案内翼34の曲面34aとバイア ス部32とによりノズル部35を形成している。
【0017】 ノズル部35の上下方向略中央に空気流に対し垂直で水平な軸を中心に回動自 在に風向偏向板36を支持している。傾斜部31の下方には下流に向かうにつれ て下向きの傾斜が急になる上に凸の略円弧形の曲面を形成する流体案内壁39が 設けられている。そして、流体案内翼34の上流側の側面34bと流体案内壁3 9とにより下向きの開口部37を形成している。
【0018】 傾斜部31と開口部37とによりノズル部36に流入する流入口38を形成し ている。開口部37を開閉可能に開口部37の上方で空気流に対し垂直で水平な 軸を中心に回動自在に支持された案内板40を有する。
【0019】 以上のように構成された風向偏向装置について以下その動作について説明する 。
【0020】 まず下方吹き出しについては、図2に示すごとく、案内板40をその下流側が 下方に傾斜するように回動し、案内板40の下流側端が流体案内壁39に接近す るように位置させることにより、開口部37を開口するとともに、風向偏向板3 6もその下流側が下方に傾斜するように回動させ、風向偏向板36の下流側端が 流体案内翼34に接近するように位置させるとともに流体案内翼34を略円弧の 曲面34aがの下流側が下方に傾斜するように回動させる。
【0021】 これにより、熱交換器25により熱交換された空気流Cは流入口38に流入し 、空気流Cの上方の流れは傾斜部31により下方に向かう流れDとなり、流れD はバイアス部32により下方に向けられる流れEになる。また水平の流れFは流 れEにより下方に偏向されるとともに風向偏向板36に添って下方に向く流れG となる。
【0022】 また風向偏向板36より下方の流れHは風向偏向板36に添って下方に偏向さ れるとともに流体案内翼34の曲面34aに付着することにより下方に偏向され て吹き出される。流れHは上方の流れGを誘引し合流して吹き出し噴流Iとなり 前方下方に吹き出される。また空気流Cの下方の流れは一部は案内板40により 下方に向く流れJとなり流体案内壁39の曲面に沿って下方に流れる。また流れ Fの一部は流れJに誘引され開口部37に流入する流れKとなり、流れJと合流 して開口部37より下方に吹き出される噴流Lとなる。
【0023】 次に水平吹き出しの場合は、図3に示すごとく上記案内板40を回動し開口部 37を閉鎖し、流体案内翼34を曲面34aが上方を向くように回動させるとと もに、風向偏向板36の下流端を流れに水平、または水平より若干上方に向くよ うに回動させることにより、熱交換器25により、熱交換された空気流Cは流入 口38に流入するが、空気流Cの上方の流れは傾斜部31により下方に向かう流 れDとなり、流れDはバイアス部32により下方に向けられる流れEになる。
【0024】 また水平の流れFは一部そのまま直進し、流れEと風向偏向板36の上方で合 流するとともに水平案内板33でのコアンダ効果により水平の流れMとなる。ま た水平の流れFの下方の流れは流体案内翼34と風向偏向板36の間を直進する 流れNとなり、流れMに誘引され水平噴流Oとして水平に吹き出される。その時 、案内板40は水平になるように回動しており、開口部37を閉鎖しているため 下方に吹き出されることはない。
【0025】 さらに水平の噴流Oは風向偏向板36の回動により上下のスイングなり、下方 偏向が任意にできる。
【0026】
【考案の効果】
以上のように本考案の風向偏向装置は、室内機本体の吹出口の上流側の天板に 形成される下流側に向かうにつれて下方に傾斜した傾斜部と、前記傾斜部の吹出 口側に天板に垂直に下方に突出して設けたバイアス部と、前記バイアス部の下流 側に形成された水平な面をもつ水平案内板と、前記水平案内板の下方で空気流に 対し垂直で水平な軸を中心に回動自在に支持され上面が下流に向かうにつれて下 向きの傾斜が急になる上に凸の略円弧形の曲面を形成し上流側の側面が下方に向 かうにつれて下流側に傾斜した流体案内翼とを有し、前記流体案内翼の前記曲面 と前記バイアス部とによりノズル部を形成している。
【0027】 さらに、前記ノズル部の上下方向略中央に空気流に対し垂直で水平な軸を中心 に回動自在に支持された風向偏向板と、前記傾斜部の下方で下流に向かうにつれ て下向きの傾斜が急になる上に凸の略円弧形の曲面を形成する流体案内壁と、前 記流体案内翼の前記上流側の側面と前記流体案内壁とにより形成された下向きの 開口部と、前記開口部を開閉可能に前記開口部の上方で空気流に対し垂直で水平 な軸を中心に回動自在に支持された案内板とを有するのである。
【0028】 これにより、暖房時に下向きの開口部とノズル部の二箇所から所定のの角度で 温風を吹き出せるため、全風量を一つの吹き出し口から下方に吹き出すことがな くなり、ドラフティ感を無くせるとともに、前方吹出流により室内機本体下方の 一部温度分布領域の高い部分を無くせることができ、より均一な温度分布が達成 でき快適性を増す事ができる。
【0029】 また冷房時の水平吹き出しについても十分確保でき、さらに風向偏向板により スイングや任意の吹き出し角度が選定できるためより効果的な空調が可能となり 実用上極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の空気調和機の風向偏向装置
を備えた天井吊型空気調和機の側面断面図
【図2】同実施例の空気調和機の風向偏向装置の吹き出
し部近辺の下方吹き出し状態を示す要部拡大断面図
【図3】同実施例の空気調和機の風向偏向装置の吹き出
し部近辺の水平吹き出し状態を示す要部拡大断面図
【図4】従来の空気調和機の風向偏向装置を備えた天井
吊型空気調和機の側面断面図
【符号の説明】
31 傾斜部 32 バイアス部 33 水平案内板 34 流体案内翼 34a 曲面 34b 上流側の側面 35 ノズル部 36 風向偏向板 37 開口部 39 流体案内壁 40 案内板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内機本体の吹出口の上流側の天板に形
    成される下流側に向かうにつれて下方に傾斜した傾斜部
    と、前記傾斜部の吹出口側に天板に垂直に下方に突出し
    て設けたバイアス部と、前記バイアス部の下流側に形成
    された水平な面をもつ水平案内板と、前記水平案内板の
    下方で空気流に対し垂直で水平な軸を中心に回動自在に
    支持され上面が下流に向かうにつれて下向きの傾斜が急
    になる上に凸の略円弧形の曲面を形成し上流側の側面が
    下方に向かうにつれて下流側に傾斜した流体案内翼と、
    前記流体案内翼の前記曲面と前記バイアス部とにより形
    成されたノズル部と、前記ノズル部の上下方向略中央に
    空気流に対し垂直で水平な軸を中心に回動自在に支持さ
    れた風向偏向板と、前記傾斜部の下方で下流に向かうに
    つれて下向きの傾斜が急になる上に凸の略円弧形の曲面
    を形成する流体案内壁と、前記流体案内翼の前記上流側
    の側面と前記流体案内壁とにより形成された下向きの開
    口部と、前記開口部を開閉可能に前記開口部の上方で空
    気流に対し垂直で水平な軸を中心に回動自在に支持され
    た案内板とを有することを特徴とした空気調和機の風向
    偏向装置。
JP1991082006U 1991-10-09 1991-10-09 空気調和機の風向偏向装置 Expired - Lifetime JP2545590Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010112600A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Daikin Ind Ltd 空気調和装置の室内機およびこれを備えた空気調和装置
JP2014126282A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Daikin Ind Ltd 天井設置型室内機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010112600A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Daikin Ind Ltd 空気調和装置の室内機およびこれを備えた空気調和装置
JP2014126282A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Daikin Ind Ltd 天井設置型室内機

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