JPH0534972B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、集塵フイルターを着脱自在に設けた
ハンデイ形電気掃除機に係り、集塵フイルターの
装置構造に関する。

（従来の技術） 従来、この種の電気掃除機においては、例え
ば、本体ケースの集塵室に臨み開口部を有する前
壁に、吸込口を有する蓋体を着脱自在に設け、集
塵フイルターの袋状のフイルター材を前記開口部
より挿入するとともに、この集塵フイルターの枠
体を前記前壁と蓋体により気密に挾着して、集塵
フイルターを着脱自在に装着する構造が採られて
いる。また、この構造の電気掃除機において、塵
埃を捨てるために蓋体を開けた際に集塵フイルタ
ーの開口から塵埃がこぼれないように、本体ケー
スの前壁を前方へ向つて下降する方向に傾斜させ
た構造も採られている。

しかしながら、このような従来の構造の電気掃
除機では、本体ケースの傾斜した前壁が集塵フイ
ルターの枠体よりも外周側まで突出した構造とな
つているため、特に本体ケースから蓋体のみを外
し、本体ケースに集塵ケースを取付けたままでそ
の内部に溜つた塵埃を捨てることのできないよう
にしたハンデイ形電気掃除機では、前記前壁下部
の前方へ突出した部分に塵埃が付着して残り易
く、不衛生である問題があつた。

また、上記従来の構造の電気掃除機では、枠体
が密着される本体ケースの前壁が集塵フイルター
の枠体より外周側まで突出しているため、集塵フ
イルターの取外しに手間を要し、また、集塵フイ
ルターの枠体に着脱用の把手部を設けた構造も採
られているが、枠体より前方へ屈曲して形成され
る把手部が下部に設けられていると、集塵フイル
ターを装着したまま塵埃を捨てるときに邪魔にな
るなどの理由で、把手部は枠体の上部に設けてい
る。しかし、このように枠体の上部に把手部を設
けた構造では、特に本体ケースを水平状すなわち
その下面を下にして集塵フイルターを外すとき、
把手部を引くと、この集塵フイルターの開口が下
に向きやすく、塵埃がこぼれ易い問題があつた。

（発明が解決しようとする問題点） 上記従来の構造のハンデイ形電気掃除機では、
本体ケースの前壁が、この前壁に密着される集塵
フイルターの枠体よりも外周側まで突出している
ため、特に集塵フイルターを外さずに塵埃を捨て
ることのできるようにした電気掃除機において
は、塵埃が前記前壁の突出した部分に付着して残
り易いとともに、集塵フイルターを脱す場合にも
手間を要し、また、把手部が枠体の上部に設けら
れているため、集塵フイルターの開口が下に向き
易く、塵埃がこぼれ易い問題があつた。

本発明は、このような問題点を解決しようとす
るもので、特に集塵フイルターを外さずに塵埃を
捨てるときにも、塵埃が本体ケースに付着するこ
とがなく、また、集塵フイルターを外すときに
も、その作業を容易に行えるとともに塵埃がこぼ
れたりしないハンデイ形電気掃除機を提供するも
のである。

（問題点を解決するための手段） 本発明のハンデイ形電気掃除機は、電動送風機
を内蔵しこの電動送風機の吸込側に連通する集塵
室を内部前側に設けるとともにこの集塵室に臨む
前壁に開口部を設けた本体ケースと、前記集塵室
に臨む吸込口を有し前記開口部の前壁に着脱自在
に装着された蓋体と、把手部を有し前記前壁開口
部の内周壁に着脱自在に嵌着されかつ前記開口部
と略同一開口面積の塵捨開口を有する枠体と、こ
の枠体に設けられ前記開口部から集塵室に挿脱さ
れるフイルター材からなる着脱自在の集塵フイル
ターとを備え、前記開口部の前壁が前方に向つて
下降され前記枠体が重合して覆われる傾斜面を形
成するとともに、この傾斜面の前記開口部下方の
一部を鉛直面方向に切欠して凹所を形成し、前記
枠体と略同一面として形成した把手を前記凹所上
面に配置したものである。

（作用） 本発明のハンデイ形電気掃除機は、特に本体ケ
ースから蓋体のみを外し集塵フイルターは装着し
たままで、この集塵フイルター内に溜つた塵埃を
捨てるに際しては、本体ケースを傾けて集塵フイ
ルターの開口から塵埃を落下させることができ、
このとき、集塵フイルターの枠体が密着された本
体ケースの前壁の傾斜面より下方に枠体の把手部
が突出されていることにより、本体ケースの前壁
に塵埃が付着することなく、塵埃が落下する。ま
た、集塵フイルターを外す際には、前記傾斜面の
下方に形成された凹所に指を入れてこの把手部を
摘み、自然な動作として集塵フイルターの枠体を
その開口が上に向くように傾けつつ、この集塵フ
イルターを引き出すことができる。

（実施例） 次に、本発明のハンデイ形電気掃除機の一実施
例の構成を第１図ないし第４図を参照して説明す
る。

１１は掃除機本体で、本体ケース１２とこの本
体ケース１２の前側に着脱自在に装着された蓋体
１３とからなつている。なお、前記本体ケース１
２は左右に分割成形され、ねじなどで結合される
左右一対のケース部材１４，１５により前後方向
に長いほぼ直方体形状に形成されている。

また、この本体ケース１２の上部後側には、前
後方向に延びる筒状のハンドル１６が一体に形成
されており、このハンドル１６の上面を含む本体
ケース１２の上面中央には、その前端から後端に
至るカバー１７が取付けられている。

また、前記本体ケース１２の内部には、その前
側に連通口２１を開口した仕切壁２２が形成され
ているとともに、この仕切壁２２の後方に位置し
て電動送風機２３が配設されている。なお、この
電動送風機２３は、本体ケース１２内に固定支持
されたモータ２４と、このモータ２４の前方へ突
出した回転軸に固定されたフアン２５とからなつ
ている。さらに、前記ハンドル１６の内部前側に
は、前記電動送風機２３の吸込力をオフ状態を含
めて多段に変化させるスイツチ２６が配設されて
おり、また、前記ハンドル１６の上面には、前記
スイツチ２６と連動する操作用の摘み体２７が前
後摺動自在に設けられている。また、前記本体ケ
ース１２の内部には前記電動送風機２３の下方に
位置して、この電動送風機２３の吸込力を制御す
る抵抗２８が配設されている。

さらに、前記本体ケース１２の側面には前記電
送風機２３と対向して、排気口２９が開口されて
いる。

また、前記本体ケース１２内には前記電動送風
機２３の後方でかつ前記ハンドル１６の下方に位
置して、前記本体ケース１２の後面に開口した電
池収納部３１が形成されており、この電池収納部
３１内に前記電動送風機２３の電源である電池３
２が着脱自在に収納されている。なお、前記電池
収納部３１の後面開口は、着脱自在の電池要蓋体
３３により閉塞されている。さらに、前記本体ケ
ース１２内には前記電動送風機２３の上方に位置
して、前記電池３２を充電する充電回路を搭載し
た回路基板４６が配設されている。また、前記ハ
ンドル１６の後部に位置して、充電用アダプター
（図示せず）のプラグを接続するジヤツク４９が
設けられている。

また、前記本体ケース１２内において前記仕切
壁２２の前方が集塵室５１となつている。なお、
前記仕切壁２２の連通口２１は、スポンジ状のウ
レタン樹脂製フイルター５２により集塵室５１側
から覆われている。

そして、この集塵室５１に臨む本体ケース１２
の前壁５３は、前方へ向つて下降する方向へ傾斜
された傾斜面５４に形成されている。さらに、こ
の前壁５３の傾斜面５４の下方部の一部の下縁部
は下方へ屈曲され本体ケース１２の下面まで鉛直
面方向に垂下されている。すなわち、前記前壁５
３の前面の傾斜面５４の下方に、この傾斜面５４
を下方へ延長した仮想平面より後方に位置する切
欠面５５により凹所８１が形成されている。ま
た、前記前壁５３には開口部５６が形成されてお
り、この開口部５６の周縁部には環状のシール突
部５７が前方へ突出形成されている。さらに、前
記前壁５３には、その上縁に係合溝部５８が形成
されているとともに、下縁に係合突片５９が一体
に垂設されている。

上記蓋体１３は、前側蓋体部材６１と、この前
側蓋体部材６１にねじなどで結合固定された後側
蓋体部材６２とからなつている。そして、この蓋
体１３の下部には前後方向へ延び前記集塵室５１
に臨む角筒形状の吸込口６３が形成されている。
なお、この吸込口６３は上下方向へ扁平な形状と
なつており、また、この吸込口６３の前端は後方
へ向つて下降する方向へ傾斜されている。さら
に、この吸込口６３の後端上方には合成ゴム製の
弁体６５の上端部が支持されており、この弁体６
５は第１図の実線および鎖線で示すように回動し
て前記吸込口６３の後端を開閉するようになつて
いる。また、前記蓋体１３の上端部には、前記本
体ケース１２の係合溝部５８に係脱される本体ク
ランプ６６が枢着されており、この本体クランプ
６６は、この本体クランプ６６に一体に形成され
た弾性突片６７により図示時計廻り方向へ付勢さ
れている。さらに、前記蓋体１３の下端部には、
前記本体ケース１２の係合突片５９に係脱される
係合孔６８が形成されている。

７１は集塵フイルターで、合成ゴムなどにより
一体成形され前記前壁５３の開口部５６と略同一
開口面積の塵捨開口を有する枠体７２と、この枠
体７２に設けられた不織布などよりなる袋状のフ
イルター材７３とからなつている。また、前記枠
体７２は、中央において屈曲自在な板状のヒンジ
部７４により一体かつ回動自在に連結された後側
枠部７５および前側枠部７６からなつている。そ
して、後側枠部７５は断面ほぼＬ字形状に形成さ
れ、この後側枠部７５に前記フイルター材７３の
開口縁が固着されている。また、前記後側枠部７
５の両側縁には係止突片７７が外方へ突出形成さ
れている。一方、前記前側枠部７６は断面ほぼＶ
字形状に形成され、この前側枠部７６の両側縁に
は係止爪部７８が内方へ屈曲形成されており、互
いに係脱されるこの係止爪部７８と前記係止突片
７７との係合により、両枠部７５，７６が接合状
態に保持されるようになつている。さらに、前記
前側枠部７６の内周下縁には、前記後側枠部７５
の内周面に上方より接合される押えリブ７９が後
方へ屈曲形成されている。なお、前記ヒンジ部７
４は枠体７２と略同一面として形成され把手部を
兼ねている。

そして、前記枠体７２は前壁５３の傾斜面５４
に重合して覆つて押えリブ７９が開口部５６の内
周壁に着脱自在に嵌着され、この枠体７２に設け
られたフイルター材７３は前記開口部５６から集
塵室５１に挿脱自在に挿入される。また、ヒンジ
部７４にて形成される把手部は前記前壁５３の傾
斜面５４の枠体７２と密着する下方部の一部を鉛
直面方向に切欠して形成した凹所８１に配置され
る。

次に、この実施例の作用について説明する。

掃除にあたつては、集塵フイルター７１を装着
する。この集塵フイルター７１を装着するには、
まず、そのフイルター材７３を本体ケース１２の
開口部５６より集塵室５１内に挿入するととも
に、枠体７２を本体ケース１２の前壁５３の傾斜
面５４に前側より密着当接する。次いで、蓋体１
３の係合孔６８と本体クランプ６６とを、本体ケ
ース１２の係合突片５９と係合溝部５８とに順次
係合して、本体ケース１２に蓋体１３を装着す
る。この状態で、本体ケース１２のシール突部５
７が集塵フイルター７１の枠体７２に後側より気
密に密着されるとともに、蓋体１３の後面が枠体
７２に前側より気密に密着され、この枠体７２を
構成する両枠部７５，７６も気密に接合されるま
た、枠体７２の把手部であるヒンジ部７４は、本
体ケース１２の切欠面５５にて形成される前方凹
所８１に対向される。

なお、集塵フイルター７１に補助フイルター８
０、例えば市販のテイツシユペーパーを装着して
使用することもできる。補助フイルター８０を使
うときは、第４図に示すように、両枠部７５，７
６を開いて補助フイルター８０を置き、この補助
フイルター８０を手で軽く押し込みつつ両枠部７
５，７６を接合して、この両枠部７５，７６によ
り補助フイルター８０の周縁部を挾持することに
より、この補助フイルター８０を装着する。

そして、補助フイルター８０の装着時には、ヒ
ンジ部７４の近傍に位置する前側枠部７６の押え
リブ７９と後側枠部７５の対応する部分とが最初
に補助フイルター８０を挟み保持する。この押え
リブ７９がヒンジ部７４の近傍において最初に補
助フイルター８０を押え付けるので、補助フイル
ター８０を指で押し込みつつ装着する際に、補助
フイルター８０が内方へ押し込まれ過ぎて、特に
寸法的余裕をとれないヒンジ部７４の近傍におい
て、補助フイルター８０が両枠部７５，７６に挟
まれなくなることがなく、補助フイルター８０を
確実に装着できる。また、装着後も、押えリブ７
９を設けたことにより、補助フイルター８０の装
着状態はより確実なものとなる。

そして、掃除時には、例えば、ハンドル１６を
もつて、吸込口６３を被掃除面に対向させつつ動
かす。電動送風機２３の駆動により、吸込口６３
から吸込まれた塵埃は、フイルター材７３により
集塵フイルター７１内に貯溜され、一方、フイル
ター材７３を通過した気流は、ウレタン樹脂製フ
イルター５２、連通口２１を介して、排気口２９
より排出される。

このとき、弁体６５は、風圧により第１図の鎖
線で示すように開く。そして、補助フイルター８
０を使用しているときは、この補助フイルター８
０の周縁部が、枠体７２の外周側へはみ出してい
る。しかしながら、弁体６５の作動部分が近接し
ている前側枠部７６の下部には押えリブ７９が後
方へ屈曲形成されており、この押えリブ７９と後
側枠部７５の内周面とに挾着されて、補助フイル
ター８０のはみ出した部分のうち弁体６５に近い
部分は後方へ折り返されている。したがつて、弁
体６５は、補助フイルター８０のはみ出した部分
に邪魔されることなく、確実に開閉する。

また、補助フイルター８０を使用している場
合、装着当初にこの補助フイルター８０は全体的
にフイルター材７３に近接していない。そして、
風圧と塵埃の貯溜とにより、補助フイルター８０
はフイルター材７３に密着されていくが、このと
き、両枠部７５，７６間を補助フイルター８０が
内方へ摺動していく。また、押えリブ７９は前側
枠部７６に全周に亘つて設けられず、押えリブ７
９は必要な部分にのみ設けられているので、補助
フイルター８０が両枠部７５，７６間でスムーズ
に摺動し、テイツシユペーパーのような補助フイ
ルター８０が破れることがない。

集塵フイルター７１内に溜つた塵埃を捨てると
きは、まず、本体クランプ６６を操作して蓋体１
３を外す。通常は、さらに集塵フイルター７１を
外して塵埃を捨てるが、集塵フイルター７１を装
着したまま塵埃を捨てることもできる。このとき
は、本体ケース１２をその後側を持ち上げるよう
にして傾けることにより、枠体７２で形成された
集塵フイルター７１の開口から塵埃を落下させ
る。その際、枠体７２が本体ケース１２の傾斜面
５４よ下方へ突出しており、この傾斜面５４の下
方は本体ケース１２の下面まで垂下する切欠面５
５となつているので、すなわち、本体ケース１２
の前面下部が枠体７２より前方へ突出していない
ので、この本体ケース１３の前面下部に塵埃が付
着して残ることはない。

また、塵埃フイルター７１を脱すときは、その
把手部であるヒンジ部７４と本体ケース１２の切
欠面５５との間の凹所８１に指を入れて、ヒンジ
部７４を摘み、集塵フイルター７１を第３図に示
すように前方へ引き出す。このように、ヒンジ部
７４と本体ケース１２との間に凹所８１があるの
で、集塵フイルター７１を容易に外すことができ
る。また、把手部であるヒンジ部７４は集塵フイ
ルター７１の下部に位置しているので、第３図に
示すように本体ケース１２を水平にして集塵フイ
ルター７１を外す際には、その下部を持ち上げる
ようにして枠体７２を水平状態に近付けつつ外す
のが自然な動作となる。したがつて、枠体７２が
密着される本体ケース１２の傾斜面５４が前方に
向つて下降する方向へ傾斜していることと合わせ
て、集塵フイルター７１の開口が下向きになるこ
とはないので、内部の塵埃が不用意にこぼれたり
することはない。さらに、このように集塵フイル
ター７１を脱す際にも、本体ケース１２の前面下
部に切欠面５５があることにより、この部分への
塵埃の付着を確実に防止できる。

また、集塵フイルター７１を再装着する再に
も、把手部であるヒンジ部７４と対向す切欠面５
５があることにより、作業が容易なものとなる。

なお、補助フイルター８０を使用している場合
は、集塵フイルター７１の両枠部７５，７６を開
いてから補助フイルター８０とともに塵埃を捨て
る。

また、本体ケース１２をその後面を下にして立
てた状態でも、集塵フイルター７１を着脱するこ
ともできる。

また、前述のように、集塵フイルター７１のヒ
ンジ部７４を着脱用の把手部と兼用としたので、
構造を簡単にできる。

（発明の効果） 本発明によれば、本体ケースの前壁の前面に、
集塵フイルターの枠体が重合して覆う前方へ向つ
て下降する傾斜面を形成するとともに、この傾斜
面の開口部下方の一部を鉛直方向に切欠して凹所
を形成し、この凹所に前記枠体の把手部を配設し
たので、特に集塵フイルターを外すことなく塵埃
を捨てる際、従来塵埃の付着し易かつた前壁の前
面下部に塵埃が付着せず、また、集塵フイルター
を外す際にはその把手部を摘み易く、したがつ
て、集塵フイルターを容易に着脱でき、さらに、
把手部は集塵フイルターの下部に位置しているか
ら、集塵フイルターを外すときその開口が下に向
くことがなく、塵埃がこぼれることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のハンデイ形電気掃除機の一実
施例を示す縦断側面図、第２図は同上集塵フイル
ターの斜視図、第３図は同上集塵フイルターの着
脱方法を示す斜視図、第４図は同上補助フイルタ
ーの集塵フイルターへの装着方法を示す斜視図で
ある。 １２……本体ケース、１３……蓋体、２３……
電動送風機、５１……集塵室、５３……前壁、５
４……傾斜面、５６……開口部、６３……吸込
口、７１……集塵フイルター、７２……枠体、７
３……フイルター材、７４……把手部を兼ねるヒ
ンジ部、８１……凹所。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 電動送風機を内蔵しこの電動送風機の吸込側
   に連通する集塵室を内部前側に設けるとともにこ
   の集塵室に臨む前壁に開口部を設けた本体ケース
   と、前記集塵室に臨む吸込口を有し前記開口部の
   前壁に着脱自在に装着された蓋体と、把手部を有
   し前記前壁開口部の内周壁に着脱自在に嵌着され
   かつ前記開口部と略同一開口面積の塵捨開口を有
   する枠体と、この枠体に設けられ前記開口部から
   集塵室に挿脱されるフイルター材からなる着脱自
   在の集塵フイルターとを備え、 前記開口部の前壁が前方に向つて下降され前記
   枠体が重合してして覆われる傾斜面を形成すると
   ともに、この傾斜面の前記開口部下方の一部を鉛
   直面方向に切欠して凹所を形成し、前記枠体と略
   同一面として形成した把手部を前記凹所上面に配
   置したことを特徴とするハンデイ形電気掃除機。