JPH05346119A - リニアエンコーダ及びこれを具備した案内ユニット - Google Patents

リニアエンコーダ及びこれを具備した案内ユニット

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JPH05346119A
JPH05346119A JP4179292A JP17929292A JPH05346119A JP H05346119 A JPH05346119 A JP H05346119A JP 4179292 A JP4179292 A JP 4179292A JP 17929292 A JP17929292 A JP 17929292A JP H05346119 A JPH05346119 A JP H05346119A
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JP
Japan
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linear encoder
magnetoelectric conversion
yoke
protrusions
conversion element
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JP4179292A
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English (en)
Inventor
Seiji Takei
誠治 武井
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Nippon Thompson Co Ltd
Original Assignee
Nippon Thompson Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/073,086 priority patent/US5416396A/en
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D5/00Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable
    • G01D5/12Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means
    • G01D5/14Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage
    • G01D5/142Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage using Hall-effect devices
    • G01D5/147Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage using Hall-effect devices influenced by the movement of a third element, the position of Hall device and the source of magnetic field being fixed in respect to each other
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
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    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/04Ball or roller bearings
    • F16C29/06Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
    • F16C29/0633Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides
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    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成が簡単で低コストのリニアエンコーダを
提供すること。また、トラックレール等から成る案内手
段に加えてかかるリニアエンコーダを装備してなる案内
ユニットを提供すること。 【構成】 高透磁率を有する素材に対して切削加工等を
施すことによって容易に形成することができるヨーク3
1(36)に対して、単極の永久磁石32(37)を接
合するだけで多極の磁気回路28(35)を形成し、以
て上記の効果を得た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば工作機械や産業
用ロボットなどにおいて相対運動を行う機構部分に用い
られて該相対運動の位置検知を行うリニアエンコーダ
と、トラックレールなどを有して該相対運動の案内をな
す案内手段を該リニアエンコーダに付加してなる案内ユ
ニットとに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の案内ユニットを含む装置
として、図9に示す直動ユニットがある。なお、この直
動ユニットは、上述のようにリニアエンコーダ及び案内
手段から成る案内ユニットに対し、更に、駆動手段とし
て例えばリニアモータを付加したものである。
【0003】図9に示すように、当該直動ユニットは、
案内手段として、夫々長手方向に軌道が形成されてベー
ス101上に平行に固定された2本のトラックレール1
02と、該両トラックレール102上に跨架されて該軌
道により案内される摺動台104とを有している。ま
た、リニアモータは一次側(図示せず)と二次側106
を有し、該一次側については互いに結合された永久磁石
と電磁石とにより構成されて上記摺動台104の下面側
に取り付けられ、二次側106に関しては高透磁率を有
して多数の誘導子歯(参照符号は付さない)が軌道方向
において並ぶように形成された矩形状の部材から成り、
この誘導子歯と上記電磁石の磁極とが相対するようにな
されている。
【0004】一方、リニアエンコーダは、一方のトラッ
クレール102に沿うようにベース101上に配設され
て該トラックレール102の軌道に平行な方向において
交互に異なる磁極(N及びS)が並ぶように多極着磁さ
れた長尺の永久磁石108すなわち被検知素子と、該永
久磁石108と対面し得るように摺動台104の側部下
面側に取り付けられた検知素子としての磁電変換素子
(図示せず)とを有し、摺動台104と共に永久磁石1
08に沿って縦走するように移動する該磁電変換素子の
出力から該摺動台104の現在位置を検知する。
【0005】なお、図9において、参照符号109は、
上記リニアモータの一次側への電源の供給や上記磁電変
換素子より発せられる出力を取り出すための接続ケーブ
ル(図示せず)を収容するケーブルガイドを示すもので
ある。図示のように、このケーブルガイド109は多数
の駒を互いに枢動自在に一列に連結して成り、摺動台1
04の移動時であっても、該接続ケーブルが所定の湾曲
形状を保つようになすと共に、接続ケーブルが損傷を受
けぬように保護する作用をなす。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した直動ユニット
が具備するリニアエンコーダにおいては、永久磁石10
8が多極着磁されているが、このように多極の永久磁石
を製作することは比較的難しく、コストも増大するとい
う欠点がある。
【0007】そこで、本発明は、上記従来技術の欠点に
鑑みてなされたものであって、簡単な構成にして低コス
トのリニアエンコーダを提供することを目的としてい
る。また、本発明は、トラックレール等からなる案内手
段に加えてかかるリニアエンコーダを装備してなる案内
ユニットを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、物体同士の相
対運動の位置検知を行うリニアエンコーダであって、相
対運動をなす物体各々のうち一方に設けられる磁電変換
素子と、前記磁電変換素子と対面し得るように前記一方
に対応する他方に設けられる磁気回路とから成り、前記
磁気回路は、前記相対運動方向において所定間隔を隔て
て並ぶようにかつ前記磁電変換素子と対面し得べく複数
の突部が形成されたヨークと、前記ヨークに接合された
永久磁石とから成り、前記突部各々が磁極として作用す
るように構成したものである。また、本発明は、長手方
向に軌道が形成されたトラックレールと、前記軌道によ
り案内される摺動台と、前記トラックレールに対する前
記摺動台の位置を検知するためのリニアエンコーダとを
備えた案内ユニットであって、前記リニアエンコーダ
は、前記トラックレール上に前記軌道に沿って所定間隔
にて並設された複数の磁電変換素子と、前記磁電変換素
子と対面し得るように前記摺動台に配設された磁気回路
とから成り、前記磁気回路は、前記軌道に平行な方向に
おいて所定間隔を隔てて並ぶようにかつ前記磁電変換素
子と対面し得べく複数の突部が形成されたヨークと、前
記ヨークに接合された永久磁石とから成り、前記突部各
々が磁極として作用するように構成したものである。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例としてのリニアエンコ
ーダ及び案内ユニットを含む直動ユニットを添付図面を
参照しつつ説明する。
【0010】以下、まず、本発明に係る案内ユニットの
構成から説明する。
【0011】図1乃至図3に示すように、この案内ユニ
ットは、その長手方向に対して垂直な断面の形状が上方
に開放した略コの字状であるように形成されたトラック
レール1と、転動体循環路2(参照符号は図2及び図3
に示す:詳細は後述する)を有し、該トラックレール1
に対して相対運動可能な摺動台としてのスライドユニッ
ト3とを有している。トラックレール1の左右の外側部
には、断面が略円弧状の軌道としての軌道溝1aが1条
ずつ、長手方向に形成されている。但し、この軌道溝1
aの数は必ずしも2条に限定するものではない。上記の
転動体循環路2はこれら軌道溝1aの各々に対応すべ
く、2条設けられている。そして、該転動体循環路2内
には、スライドユニット3の移動に伴ってこの軌道溝1
a上を転動しつつ循環してトラックレール1及びスライ
ドユニット3の間で荷重を負荷する転動体としての多数
のボール4が配列収容されている。
【0012】スライドユニット3は、トラックレール1
上に跨架したケーシング6と、該ケーシング6の両端部
に結合された一対のエンドキャップ7a及び7bと、該
エンドキャップ7a及び7b各々の外面に取り付けられ
た2枚のシール8a及び8bとを有している。なお、エ
ンドキャップ7aには、上記ボール4にグリースを供給
するためのグリースニップル9が取り付けられている。
図2及び図3に示すように、各転動体循環路2は、ケー
シング6の左右両端部に夫々直線的にかつ互いに平行に
形成された負荷軌道溝2a及びリターン路2bと、両エ
ンドキャップ7a、7bに形成されて該負荷軌道溝2a
及びリターン路2bをこれらの両端部にて連通させる一
対の略半円状の方向転換路2c及び2dとから成る。な
お、上記負荷軌道溝2aがトラックレール1の軌道溝1
aと対向している。
【0013】上記構成の案内ユニットは、例えば、図2
及び図3に示す架台(全体としては図示しない)、すな
わち固定側の物体としての平坦なベース12上に配置さ
れ、トラックレール1が該ベース12に対して締結部材
としての複数本のボルト(六角穴付き)13によって締
結される。このため、トラックレール1は、これをベー
ス12に固定するための平坦な取付面1bを底部に有し
ている。なお、図2及び図3に示すように、トラックレ
ール1の底部には、該ボルト13の頭部よりも大きな径
の座グリ部1cと、ボルト13のねじ部よりも僅かに大
径の孔1dとが互い同心的に、且つ、該トラックレール
1の長手方向において並設されており、ボルト13は、
該座グリ部1c及び孔1dにその全体が埋没するように
挿入されてベース12に螺合されている。また、図1に
示すように、スライドユニット3のケーシング6の上面
側には複数のねじ孔6aが形成されており、被加工物等
が、これらのねじ孔6aに螺合するボルト(六角穴付
き:図示せず)によって該ケーシング6に締結される。
【0014】次いで、駆動手段として設けられたリニア
モータについて詳述する。
【0015】図1及び図3に示すように、該リニアモー
タの一次側は、トラックレール1上に該トラックレール
の略全長にわたって延在するように設けられた矩形板状
のコイルヨーク15と、該コイルヨーク15上に一列に
並べて配設された多数の電機子コイル16とを有してい
る。なお、コイルヨーク15は断面形状が上方が開放す
るコの字状に形成されたトラックレール1の底部近傍に
配置されている。詳しくは、トラックレール1にはその
底部近傍に各々1条ずつの支持段部1e及び支持突部1
fが互いに平行に形成されており、コイルヨーク15は
これら支持段部1e及び支持突部1fにより支持され、
且つ、トラックレール1に対して接着剤若しくは小ねじ
等を以て固定されている。また、図示のように、各電機
子コイル16は夫々、例えば略矩形環状(ひし形状及び
平行四辺形状も含む)に巻回されている。
【0016】図3に示すように、コイルヨーク15の下
面側には、制御回路を構成するIC及びトランジスタな
どの電子部品群18が設けられている。コイルヨーク1
5の表面には、これらの電子部品相互を電気的に接続す
るための配線がエッチング等により施されている。
【0017】また、図1及び図3に示すように各電機子
コイル16の上面側には該各電機子コイルを固定するた
めの樹脂等からなる薄い基板19が固設されている。
【0018】一方、二次側に関しては、下記のように構
成されている。
【0019】図3に示すように、該二次側は、スライド
ユニット3の構成部材であるケーシング6の下面側に固
着されたマグネットヨーク22と、上記一次側の電機子
コイル16の各々と対向すべく該マグネッドヨーク22
の下面に固設された永久磁石から成る界磁マグネット2
3とを有している。図4から明らかなように、界磁マグ
ネット23は、全体として例えば略矩形板状(ひし形状
及び平行四辺形状も含む)に形成され、一次側及び二次
側の相対的移動がなされる方向L、すなわちトラックレ
ール1の長手方向に沿って、N及びSの磁極が複数、こ
の場合5極が交互に並ぶように着磁されている。
【0020】次いで、トラックレール1に対するスライ
ドユニット3の位置を検知するためのリニアエンコーダ
について説明する。
【0021】図1及び図3に示すように、トラックレー
ル1上に設けられた基板19は電機子コイル16の側端
面よりも側方へ延出しており、この延出部上(下面側で
もよい)に検知素子としての磁電変換素子27が固設さ
れている。該磁電変換素子27は磁界の変化を電気抵抗
値の変化として検知するもので、図1に示すように例え
ば各電機子コイル16に対応する位置に所定間隔にて複
数個、軌道に沿って並設されている。
【0022】また、スライドユニット3の下面部には、
これら磁電変換素子27と対面し得るように被検知素子
としての磁気回路28がマグネットヨーク29を介して
固定されており、スライドユニット3の移動に伴う磁界
の変化を磁電変換素子27が検知する。
【0023】上記リニアエンコーダの詳細を図5乃至図
7に基づき更に詳細に説明する。
【0024】まず、被検知素子としての磁気回路28に
ついて詳述する。
【0025】図5に示すように、磁気回路28は、軌道
方向において所定間隙bを隔てて並ぶようにかつ上記磁
電変換素子27と対面し得べく複数の突部31aが形成
されたヨーク31と、該ヨーク31に接合された単極の
永久磁石32とから成り、図示のようにヨーク31の各
突部31aが磁極として作用するようになされている。
なお、かかる構成から明かなように、該各磁極は、上記
磁電変換素子27との対面側が全て同極(N又はS)と
なっている。但し、本実施例においては磁電変換素子2
7との対面側をN極としている。また、本実施例におい
ては、磁極の数は5極となっている。
【0026】図6から明らかなように、ヨーク31は、
偏平な直方体状に形成されて上記軌道方向において延在
すべく配置された基体部31bと、各々直方体状にして
該基体部31bの側端面31cに一体に形成され該軌道
方向に対して垂直に櫛歯状に伸長する5つの張出部とを
有し、該各張出部が上記の突部31aとなっている。そ
して、図示のように該各張出部(突部31a)は基体部
31bに対して段差hをもって形成されており、永久磁
石32は直方体状に形成されてこの基体部31bの側端
面31cと各張出部(突部31a)に接合せられてい
る。
【0027】上述した構成のヨーク31は、高透磁率を
有する素材に対して切削加工等を施すことによって容易
に成形することが出来る。そして、該ヨーク31に対し
て単極の永久磁石32を接合するだけで多極の磁気回路
28が得られることから、当該磁気回路28を含むリニ
アエンコーダの構成が究めて簡単であり、コストの低減
が達成されている。
【0028】また、ヨーク31と永久磁石32は互いに
接着剤により接合されおり、このように接着剤を使用す
ることによって磁気回路28の組み立てが究めて簡単と
なり、更なるコストの低減が図られている。
【0029】図7は、スライドユニット3(図1乃至図
3に図示)の移動方向、即ち磁電変換素子27の配列方
向に対して上記の磁気回路28の位置及び長さを拡大し
て示したものである。
【0030】かかる構成においては、スライドユニット
3と共に磁気回路28が軌道に沿って移動すると、該磁
気回路28と対面している磁電変換素子27には磁界の
変化に応じた抵抗値の変化が生ずる。磁気回路28が特
定の磁電変換素子27上を通過した後、隣接する磁電変
換素子27に対しても同様の磁界変化を与えることによ
り、各々の磁電変換素子27に次々に抵抗値の変化が生
ずる。この抵抗値の変化に基づく各々の磁電変換素子2
7の出力の変化を検出し、信号処理、及び演算すること
により、スライドユニット3の位置を知ることができ
る。例えば、予め基準位置を設定し、該基準位置に対し
て何番目の磁電変換素子27が出力したかを知ればよ
い。
【0031】なお、上述したように磁気回路28は多極
着磁されている故、各磁電変換素子27ではこれら各磁
極の数に応じた出力信号を得ることができる。これによ
り位置検知の分解能を向上させることができる。但し、
それ程高い分解能を要求されない場合には、磁気回路2
8を上記のように多極とせずに単極のものとしてもよ
い。
【0032】また、更に分解能を高めるためには、磁電
変換素子27の出力波形を電気的に分割して処理すれば
良い。
【0033】上記までの説明から明らかなように、本実
施例においては、出力を取り出すための接続ケーブル等
が接続される磁電変換素子27が固定側に設けられてい
ることから、接続ケーブルの引き回しが不要となって構
成が簡単であると共に、可動側の作動状態が円滑化する
という効果が得られる。
【0034】また、かかる構成によれば、従来装置が有
するが如き長尺の永久磁石(108)が不要であるか
ら、装置の小型化が達成されるという効果も得られる。
【0035】ここで、本実施例においては、各磁電変換
素子27からの出力を最も効率的に得るために、下記の
ような構成を採用している。
【0036】即ち、図7に示すように、軌道方向におけ
る磁気回路28の全長をMとし、該磁気回路28の各磁
極と各磁電変換素子27の配列ピッチを夫々t及びpと
すると、M=p−tであるように形成している。
【0037】これは、常にある特定の磁電変換素子27
にのみいずれかの磁極が作用するようにして、位置検知
の不感帯をなくすと共に常に1つの検知出力のみを得ら
れるようにしたものである。従って、検知出力の後の信
号処理、演算等が効率的に行われる。
【0038】また、図7に示すように、軌道方向におけ
る各磁極の長さをa、磁極間の間隙をb(前述)、各磁
極の高さをd、各磁極と磁電変換素子27の相互対向面
間距離をcとすれば、下記の式を満足するように形成す
ることによって各磁電変換素子27よりの出力が確実か
つ有効に得られることが実験により確認されている。
【数1】
【数2】
【数3】
【0039】なお、例えば、上記の数式1に関しては、
a<1.5cであれば出力が得られなくなり、またa>
2.0cであるとsin波として得られる出力の波形が
乱れることに基づき設定されたものである。
【0040】図8は、本発明に係るリニアエンコーダが
具備すべき磁気回路の変形例を示すものである。図示の
ように、この磁気回路35についても、軌道方向におい
て所定間隙bを隔てて並ぶようにかつ磁電変換素子27
と対面し得べく例えば5つの突部36aが形成されたヨ
ーク36と、該ヨーク36に接合された単極の永久磁石
37とから成る。そして、これらの突部36aが磁極と
して作用するようになされている。
【0041】ヨーク36は詳しくは、偏平な直方体状に
形成されて上記の軌道方向において延在すべく配置され
た基体部36bを有し、上記の突部36a各々、すなわ
ち各磁極は、夫々直方体状にして該基体部36bの長手
方向における1つの面に一体に形成されている。そし
て、永久磁石37は偏平な直方体状に形成されて該基体
部36bの各面のうち突部36aとは反対側の面に接合
されている。
【0042】上記のような構成の磁気回路35を用いる
ようにしても前述の磁気回路28を使用する場合と同様
の効果が奏される。
【0043】なお、上記実施例では、駆動手段としてリ
ニアモータを用いているが、本発明は駆動手段のタイプ
を限定するものではない。
【0044】また、上記実施例においては転動体である
ボール4がスライドユニット3内を循環する形式の案内
手段を採用しているが、他の構成の案内手段を適用して
もよい。また、上記の実施例においては転動体としてボ
ールが使用されているが、ローラを用いた構成としても
よい。
【0045】更に、上記実施例においては、リニアエン
コーダを構成する磁電変換素子27及び磁気回路28
(35)について、固定側に磁電変換素子27を設け、
可動側に該磁気回路を取り付けているが、この逆に固定
側に磁気回路を設け可動側に磁電変換素子27を配設す
る構成としてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高透磁率を有する素材に対して切削加工等を施すことに
よって容易に成形することができるヨークに対して単極
の永久磁石を接合するだけで多極の磁気回路を形成して
いることから、構成が極めて簡単であり、コストの低減
が達成されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るリニアエンコーダ及び案
内ユニットを含む直動ユニットの要部の、一部断面を含
む斜視図である。
【図2】図2は、図1に示した直動ユニットをベース上
に設けた状態を示す、一部断面を含む側面図である。
【図3】図3は、図2に関するAーA断面図である。
【図4】図4は、図1乃至図3に示した直動ユニットが
具備する界磁マグネットの斜視図である。
【図5】図5、図1乃至図3に示した直動ユニットが具
備するリニアエンコーダの構成部材である磁気回路の斜
視図である。
【図6】図6は、図5に示した磁気回路の構成部材であ
るヨークの斜視図である。
【図7】図7は、本発明に係るリニアエンコーダの要部
の拡大説明図である。
【図8】図8は、本発明に係るリニアエンコーダの構成
部材である磁気回路の変形例の斜視図である。
【図9】図9は、従来のリニアエンコーダ及び案内ユニ
ットを含む直動ユニットの要部の斜視図である。
【符合の説明】
1 トラックレール 3 スライドユニット(摺動台) 12 ベース(固定側物体) 27 磁電変換素子 28、35 磁気回路 31、36 ヨーク 31a、36a 突部(磁極) 32、37 永久磁石

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体同士の相対運動の位置検知を行うリ
    ニアエンコーダであって、相対運動をなす物体各々のう
    ち一方に設けられる磁電変換素子と、前記磁電変換素子
    と対面し得るように前記一方に対応する他方に設けられ
    る磁気回路とから成り、前記磁気回路は、前記相対運動
    方向において所定間隙を隔てて並ぶようにかつ前記磁電
    変換素子と対面し得べく複数の突部が形成されたヨーク
    と、前記ヨークに接合された永久磁石とから成り、前記
    突部各々が磁極として作用するようになされたことを特
    徴とするリニアエンコーダ。
  2. 【請求項2】 前記ヨークは、略直方体状に形成されて
    前記相対運動方向において延在すべく配置される基体部
    と、各々略直方体状にして前記基体部の側端面に一体に
    形成されて前記相対運動方向に対して略垂直に櫛歯状に
    伸長する複数の張出部とを有し、前記張出部が前記突部
    となり、前記永久磁石は略直方体状に形成されて前記基
    体部の側端面及び前記張出部各々に接合せられているこ
    とを特徴とする請求項1記載のリニアエンコーダ。
  3. 【請求項3】 前記ヨークは、略直方体状に形成されて
    前記相対運動方向において延在すべく配置される基体部
    を有し、前記突部各々は夫々略直方体状にして前記基体
    部の長手方向における1つの面に形成され、前記永久磁
    石は略直方体状に形成されて前記基体部の前記面とは反
    対側の面に接合されていることを特徴とする請求項1記
    載のリニアエンコーダ。
  4. 【請求項4】 前記ヨーク及び永久磁石は接着剤により
    接合され一体化していることを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のうちいずれか1記載のリニアエンコーダ。
  5. 【請求項5】 前記磁電変換素子は、相対運動をなす物
    体各々のうち固定側に対して相対運動方向に沿って所定
    間隔にて複数並設され、前記磁気回路が前記固定側に対
    応する可動側に配設されることを特徴とする請求項1乃
    至請求項4のうちいずれか1記載のリニアエンコーダ。
  6. 【請求項6】 前記磁気回路の前記相対運動方向におけ
    る全長をMとし、前記磁電変換素子及び突部の配列ピッ
    チを各々p及びtとすると、M=p−tであることを特
    徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか1記載の
    リニアエンコーダ。
  7. 【請求項7】 長手方向に軌道が形成されたトラックレ
    ールと、前記軌道により案内される摺動台と、前記トラ
    ックレールに対する前記摺動台の位置を検知するための
    リニアエンコーダとを備えた案内ユニットであって、前
    記リニアエンコーダは前記トラックレール上に前記軌道
    に沿って所定間隔にて並設された複数の磁電変換素子
    と、前記磁電変換素子と対面し得るように前記摺動台に
    配設された磁気回路とから成り、前記磁気回路は、前記
    軌道に平行な方向において所定間隙を隔てて並ぶように
    かつ前記磁電変換素子と対面し得べく複数の突部が形成
    されたヨークと、前記ヨークに接合された永久磁石とか
    ら成り、前記突部各々が磁極として作用するようになさ
    れたことを特徴とする案内ユニット。
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