JPH0534507Y2 - - Google Patents

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JPH0534507Y2
JPH0534507Y2 JP1986100821U JP10082186U JPH0534507Y2 JP H0534507 Y2 JPH0534507 Y2 JP H0534507Y2 JP 1986100821 U JP1986100821 U JP 1986100821U JP 10082186 U JP10082186 U JP 10082186U JP H0534507 Y2 JPH0534507 Y2 JP H0534507Y2
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JP
Japan
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gear
axle
casing
gear case
drive
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JP1986100821U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、シヤフトドライブ式の草刈機に係
り、特にギヤケースをケーシング上に配置して成
る草刈機に関する。
(ロ) 従来の技術 一般に、草刈機はケーシング上に搭載したエン
ジンを駆動源として自走しながら、回転刃体であ
るブレードを回転駆動して所要の草刈作業をなす
ものであるが、エンジンの出力の一部は駆動輪に
伝達され、該駆動輪が回転駆動されて当該草刈機
が自走する。
ところで、この種草刈機においては、エンジン
出力の駆動輪への伝達は一般に所謂ベルトドライ
ブ方式によつており、駆動軸に伝達された回転動
力は該駆動軸の端部に設けられたピニオンギヤ及
び該ピニオンギヤに噛合するインターナルギヤを
経て駆動輪に伝えられていた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来の草刈機にあつては、
ゴミや泥水によつてベルト伝動機構に滑りが生
じ、動力の伝達効率が悪くなるという問題があつ
た。又、車輪駆動部においてはピニオンギヤとイ
ンターナルギヤとの噛合部は密封されていないた
め、該噛合部に砂や芝が侵入すると、これらギヤ
の作動及び耐久性に問題が生じていた。更に、駆
動輪が機体の側方に突設された車軸に支承されて
いたため、駆動輪支持部の横剛性が低く、車軸に
対して偏心して配設される駆動軸が曲げ変形を生
じてベルトが緊張、弛緩を繰り返し、該ベツトの
耐久性が低下するという問題もあつた。そこで、
動力伝達方式をベルトドライブ式に代えてシヤフ
トドライブ式とすることが提案される(例えば、
実開昭59−62735号公報参照)が、従来のものは
ギヤケースがケーシング内に設けられていたた
め、該ギヤケースのケーシング内での上下動の許
容範囲に制限を受け、車輪の高さ調節可能範囲に
は限界があり、ギヤケースが飛石等によつて損傷
を受けるという問題がある。
本考案は上記問題に鑑みてなされたもので、そ
の目的とする処は、伝動系を密封構造としてケー
シング上に配設することによりこれの作動安定
性、耐久性を高めることができるとともに、車輪
支持系の横剛性の増大、車輪の高さ調節幅の拡
大、ギヤケースの保護等を図ることができる草刈
機を提供するにある。
(ニ) 問題点を解決するための手段 上記目的を達成すべく本考案は、ケーシング上
に搭載されたエンジンを駆動源として自走する草
刈機において、前記エンジンから垂下するクラン
クシヤフトと前記ケーシング上に配設されたギヤ
ケースとをギヤ機構及びドライブシヤフトを介し
て連結し、上記ギヤケースの出力軸と車軸とをチ
エーン伝動機構を介して連結した。
(ホ) 作用 而して、ギヤケースをケーシング上に配設した
ため、車輪の高さ調整がギヤケースによつて制限
を受けず、調節幅が拡大し、ギヤケースが飛石等
によつて損傷を受けることがない。又、駆動輪は
車軸の両端に支持されるため、該駆動輪の支持系
の剛性が高められる。更に、インターナルギヤ等
を要しないため、伝動系を密封構造としてゴミ、
泥水等の侵入を防ぐことができ、該伝動系の作動
安定性及び耐久性向上を図ることができる。
(ヘ) 実施例 以下に本考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
先ず、本考案に係る草刈機の全体構成を第2図
に基づいて説明するに、同図中1はケーシングで
あつて、これの前部の左右両側は前輪2,2によ
つて、後部の左右両側は駆動輪たる後輪3,3に
よつてそれぞれ支持されている。尚、前輪2,2
及び後輪3,3は各々レバー4,4の回動操作に
よつてケーシング1に対する上下位置が調整さ
れ、これによりケーシング1の高さが調整されて
刈高さが調節される。
又、上記ケーシング1の略中央部には駆動源た
るエンジン5が搭載されており、同ケーシング1
の後部には刈取つた草茎を収容すべき袋状のキヤ
ツチヤー6が装着されている。更に、ケーシング
1の後端上部からは操縦ハンドル7が斜め後上方
に延設されており、該操縦ハンドル7の端部には
オペレータの手元部で機体の運行操作をすべき操
作部7aが設けられている。
ここで、当該草刈機の伝動系の構成を第1図及
び第2図に基づいて説明するに、図示の如く前記
エンジン5からは出力軸たるクランクシヤフト8
が垂下しており、該クランクシヤフト8の下端に
は回転切刃たるブレード9が取付けられている。
又、このクランクシヤフト8の中間部にはギヤ機
構Aを構成するウオームホイール10が嵌着され
ている。
一方、ケーシング1の上面の第2図中、左方凹
部1aにはギヤケース11が配置されており、該
ギヤケース11内にはギヤ機構Bが内蔵されてお
り、該ギヤ機構Bと前記ギヤ機構Aとはドライブ
シヤフト12にて連結されている。即ち、ドライ
ブシヤフト12の一端にはギヤ機構Aを構成する
ウオームギヤ13が嵌着されており、該ウオーム
ギヤ13は前記ウオームホイール10に噛合して
いる。又、ドライブシヤフト12の他端にはベベ
ルギヤ14が嵌着されており、該ベベルギヤ14
はギヤケース11の出力軸15端部に嵌着された
ベベルギヤ16に噛合しており、これら両ベベル
ギヤ14,16は前記ギヤ機構Bを構成してい
る。而して、クランクシヤフト8とギヤケース1
1とはギヤ機構A,B及びドライブシヤフト12
を介して互いに連結されることとなる。尚、ギヤ
ケース11内の出力軸15上にはクラツチ機構1
7が設けられている。
ところで、機体の後部には車軸18が前記出力
軸15と平行に、且つ回転自在に横架されてお
り、該車軸18の両端には前記後輪3,3が取付
けられている。そして、第2図において左側の後
輪3の内側には出力軸15と車軸18とを連結す
るチエーン伝動機構Cが設けられている。即ち、
このチエーン伝動機構Cは出力軸15の延出端に
嵌着されたスプロケツト19、車軸18に嵌着さ
れたスプロケツト20及びこれら両スプロケツト
19,20間に巻掛けられた無端状の駆動チエー
ン21にて構成され、これらスプロケツト19,
20及び駆動チエーン21はチエーンケース22
にて被われている。他方、車軸18の右側の後輪
3の内側部分はアーム23の後端部で回転自在に
支承されており、アーム23の先端部は出力軸1
5の中心軸l上の点aを中心として揺動自在に枢
着されている。而して、車軸18及び後輪3,3
は出力軸15の中心軸lを中心として揺動自在に
構成される。
次に本草刈機の作用を説明する。
エンジン5が始動され、クランクシヤフト8が
回転駆動されると、これの回転動力の一部はギヤ
機構A、ドライブシヤフト12、ギヤ機構B及び
チエーン伝動機構Cを経て車軸18に伝達され、
該車軸18及び後輪3,3が一体に回転駆動され
て当該草刈機が自走する。これと同時に、クラン
クシヤフト8の回転動力の他の一部は該クランク
シヤフト8の下端に直結されたブレード9の駆動
に消費され、ブレード9が回転駆動されて草茎が
切断される。斯くて、当該草刈機は自走しながら
所要の草刈作業をなすこととなる。そして、ブレ
ード9によつて切断された草茎はケーシング1内
方の図示しない排草路を経てケーシング1後部に
装着されたキヤツチヤー6内に収容される。
以上において、ギヤケース11をケーシング1
上に配置したため、後輪3,3の高さ調節が該ギ
ヤケース11によつて制限を受けることがなく、
後輪3,3は第1図に示す如く出力軸15の中心
軸lを中心にして角度αだけ上下に揺動すること
ができ、図示の高さhの範囲に亘つて高さ調節が
可能となり、調節幅を拡大することができる。
又、ギヤケース11が飛石等によつて損傷を受け
ることがなく、地上の石等の障害物と干渉するこ
ともない。更に、後輪3,3は車軸18の両端で
支持されるため、該後輪3,3の支持系の横剛性
が高められるという効果も得られる。
又、従来のベルトドライブ式のものにおいて要
していたインターナルギヤを要しないため、ギヤ
機構A,B、チエーン伝動機構C等を含む伝動系
を密封構造とすることができ、該伝動系へのゴミ
や泥水の侵入を防いで当該伝動系の作動安定性及
び耐久性の向上を図ることができる。更に、本実
施例の如くギヤケース11をケーシング1上の側
方に寄せて配置すれば、ドライブシヤフト12を
斜めに配設することができ、この結果、第2図に
示すクランクシヤフト8と車軸18との間の距離
Lを短かくして当該草刈機を小型、コンパクトに
構成することができる。
(ト) 考案の効果 以上の説明で明らかな如く本考案によれば、エ
ンジン5から垂下するクランクシヤフト8とケー
シング1上に配設されたギヤケース11とをギヤ
機構A,B及びドライブシヤフト12を介して連
結し、上記ギヤケース11の出力軸15と車軸1
8とをチエーン伝動機構Cを介して連結したた
め、伝動系を密封構造として該伝動系への異物の
侵入を防ぎ、同伝動系の作動安定性及び耐久性の
向上を図ることができるとともに、車輪支持系の
横剛性の増大、車輪の調節幅の拡大、ギヤケース
11の保護等を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は本考案に係る草刈機の伝動系の構成を示す
斜視図、第2図は同平面図、第3図は同草刈機の
全体側面図である。 1……ケーシング、5……エンジン、8……ク
ランクシヤフト、11……ギヤケース、12……
ドライブシヤフト、15……出力軸、18……車
軸、A,B……ギヤ機構、C……チエーン伝動機
構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシング1上に搭載されたエンジン5を駆動
    源として自走する草刈機において、前記エンジン
    5から垂下するクランクシヤフト8と前記ケーシ
    ング1上に配設されたギヤケース11とをギヤ機
    構A,B及びドライブシヤフト12を介して連結
    し、上記ギヤケース11の出力軸15と車軸18
    とをチエーン伝動機構Cを介して連結するととも
    に、車軸18を出力軸15を中心として揺動自在
    に構成したことを特徴とする草刈機。
JP1986100821U 1986-07-02 1986-07-02 Expired - Lifetime JPH0534507Y2 (ja)

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JP1986100821U JPH0534507Y2 (ja) 1986-07-02 1986-07-02

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JPS639819U JPS639819U (ja) 1988-01-22
JPH0534507Y2 true JPH0534507Y2 (ja) 1993-09-01

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JPS6079920U (ja) * 1983-11-10 1985-06-03 本田技研工業株式会社 動力式芝刈機のロ−ラ駆動装置

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