JPH0534372Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0534372Y2
JPH0534372Y2 JP11521288U JP11521288U JPH0534372Y2 JP H0534372 Y2 JPH0534372 Y2 JP H0534372Y2 JP 11521288 U JP11521288 U JP 11521288U JP 11521288 U JP11521288 U JP 11521288U JP H0534372 Y2 JPH0534372 Y2 JP H0534372Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
air
valve
air exhaust
exhaust hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11521288U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0236650U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11521288U priority Critical patent/JPH0534372Y2/ja
Publication of JPH0236650U publication Critical patent/JPH0236650U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0534372Y2 publication Critical patent/JPH0534372Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は密封容器内の負圧状態を自動的に解消
し得るようにした密封容器の減圧弁構造に関す
る。
(従来の技術) 容器本体と該本体の開口を開閉自在に密封する
蓋体とを備える弁当箱等の密封容器には、蓋体に
空気孔を設けると共に、空気孔を塞ぐ弁体を容器
本体内部の負圧により空気孔を開放するように設
け、密封容器内の負圧状態を自動的に解消し得る
ようにしたものがある(実公昭61−26207号公
報)。
しかし、従来の場合密封容器内が高圧になつた
場合、この高圧状態を解消する手段が何ら設けら
れていなかつた。
(考案が解決しようとする問題点) 従つて、従来では、密封容器に収納した収納物
を加熱等するために、密封容器ごと電子レンジ或
いはオーブンによつて加熱した場合、密封容器内
部が非常に高圧になつて、密封容器又は蓋体或い
は密封構造を破損する等の問題があつた。
本考案は上記問題点に鑑み、密封容器ごと加熱
等する場合に、密封容器内部の高圧状態を解消し
得るようにしたものである。
(課題を解決するための手段) この技術的課題を解決する本考案の技術的手段
は、容器本体1と、容器本体1の開口を開閉自在
に密封する蓋体3とを備え、蓋体3に空気孔9が
設けられると共に、空気孔9を塞ぐ弁体14が設
けられ、弁体14の下端に、前記空気孔9を塞ぐ
べく空気孔9の内側開口端縁に密着すると共に、
容器本体1内部の負圧時に空気孔9を開放すべく
弁体14の弾性変形により空気孔9の内側開口端
縁から離間するフランジ部21が設けられた密封
容器の減圧弁構造において、 蓋体3の空気孔9近傍に、空気排出孔24が設
けられ、前記弁体14に、前記空気排出孔24を
塞ぐべく空気排出孔24の外側開口端縁に密着す
ると共に、容器本体1内部の高圧時に空気排出孔
24を開放すべく弾性変形により空気排出孔24
の外側開口端縁から離間する開閉弁26が設けら
れている点にある。
(作用) 本体1内部が負圧になると、本体1内外の圧力
差により、弁体14が弾性変形乃至移動して、空
気孔9が自動的に開放し、本体1内の負圧状態が
解消される。
本体1内部が高圧になると、空気排出孔24か
ら本体1内部の空気が排出され、本体1内部の高
圧状態が解消される。
(実施例) 以下、本考案を図示の実施例に従つて説明する
と、第1図乃至第5図において、1は弁当箱等の
密封容器の容器本体で、合成樹脂等により上端が
開口した直方体形状の箱形に形成され、その開口
縁部の長辺側には一対の係止受部2が外方突設さ
れている。3は容器本体1の上端開口を開閉自在
に密封する蓋体で、この蓋体3には係止受部2に
対応して一対の支持部4が幅方向外方に突設され
ている。5は係止部材で、その両端部は前記支持
部4に水平軸6廻りに回動自在に枢支されてお
り、係止部材5を支持部4から下方突出するよう
に回動したとき、係止部材5が係止受部2の下面
に係脱自在に係合し、この係合によりシール部材
7を介して蓋体3を容器本体1に対してその上端
開口に密封するように着脱自在に固定できるよう
になつている。
9は蓋体3の一隅部に設けた空気孔で、この空
気孔9は上側の大径孔部10と下側の小径孔部1
1とを段部12を介して有する階段状に形成さ
れ、段部12の内側上縁には環状凹部13が没設
形成されている。14は空気孔9を塞ぐ弁体で、
本体1内部の負圧により弾性変形自在になるよう
にシリコンゴム等の弾性材により構成され、該弁
体14は大径孔部10に嵌合した大径部15と小
径孔部11に嵌合した小径部16とを備える。
17は空気孔9の孔壁と弁体14との間に設け
た空気通路で、大径孔部10の孔壁と大径部15
との間の間隙18と、段部12に径方向に対応し
て下方没設した一対の上部通路19と、小径孔部
11の孔壁を径方向外方に上部通路19から小径
孔部11下端に亘つて凹設形成した下部通路20
とを備えて成る。21は弁体14の下端に設けた
フランジ部で、空気通路17を塞ぐように空気孔
9の内側(下側)開口端縁に接離自在に密着して
いる。
24は蓋体3に設けた空気排出孔で、空気孔9
の周囲に周方向等間隔をおいて複数個(図例では
4個)設けられ、蓋体3に上下貫通状に形成され
ている。25は弁体14に一体に設けた鍔体で、
弁体14の上端部に蓋体3上面に沿うように突設
されている。26は鍔体25の外周部下面に設け
た開閉弁で、空気排出孔24に対応して複数個下
方突設され、鍔体25の上方へ弾性変形により空
気排出孔24を開閉自在に塞ぐようになつてい
る。
上記実施例の構成によれば、本体1内部が負圧
になると、第4図および第5図に鎖線で示す如
く、本体1内外の圧力差により大径部15は中央
部が下降して環状凹部13内に突出するように弓
形に弾性変形し、小径部16が小径孔部11内を
下方移動すると共に、フランジ部21が空気孔9
の下側開口縁部から離間するように下方移動す
る。その結果空気通路17が自動的に開放し、本
体1内の負圧状態が解消される。そしてその後は
弁体14がその弾性力により元の状態に戻り、フ
ランジ部21によつて空気通路17が塞さがれ
る。なお、弁体14の大径部15上面を指で下方
押圧することによつて、フランジ部21を下方移
動させて、空気通路17を開放することも可能で
ある。
また、密封容器の加熱等により、本体1内部が
高圧になると、本体1内の圧力により開閉弁26
が上方に開放されて、第1図に鎖線で示す如く鍔
体25が弾性変形により上方に湾曲し、これによ
り空気排出孔24が開放し、該空気排出孔24か
ら本体1内部の空気が排出され、本体1内の高圧
状態が自動的に解消される。
第6図および第7図は他の実施例を示し、蓋体
3の空気孔9近傍に空気排出孔24を1つ設け、
弁体14の上端部に鍔体25を空気排出孔24側
に向けて突出するように設け、この鍔体25の先
端部下面に空気排出孔24に対応して開閉弁16
を1個突設したものである。その他の点は前記実
施例と同様の構成である。
第8図は他の実施例を示し、空気排出孔24を
下方側が徐々に細くなる先細り状に形成すると共
に、開閉弁26を空気排出孔24に対応して下側
が徐々に細なる円錐状に形成して、開閉弁26を
空気排出孔24に着脱自在に嵌合できるようにし
ている。また鍔体25の外端部に摘み28を設け
ている。そして、密封容器を加熱する場合には、
摘み28を摘んで開閉弁26の空気排出孔24へ
の嵌合を外し、この状態で密封容器を加熱するこ
とにより、本体1内が高圧になつたとき、予じめ
開放した空気排出孔24から本体1内の空気を排
出して、本体1内の高圧状態を解消するようにし
ている。なお、通常時は開閉弁26を空気排出孔
24に嵌合して、空気排出孔24を閉じておけば
よい。
第9図は他の実施例を示し、蓋体3の上面に弁
体14の鍔体25が着脱自在に嵌合する凹部29
を設け、この凹部29に鍔体25を嵌合すること
により空気排出孔24を鍔体25中途部の開閉弁
26により開閉自在に塞ぐようにしている。
(考案の効果) 本考案によれば、蓋体3の空気孔9近傍に、空
気排出孔24が設けられ、前記弁体14に、前記
空気排出孔24を塞ぐべく空気排出孔24の外側
開口端縁に密着すると共に、容器本体1内部の高
圧時に空気排出孔24を開放すべく弾性変形によ
り空気排出孔24の外側開口端縁から離間する開
閉弁26が設けられているので、電子レンジやオ
ーブン等によつて本体1内の収納物を密封容器ご
と加熱する場合、空気排出孔24を開放すること
により、本体1内が高圧になつても空気排出孔2
4から本体1内の空気を排出でき、本体1内の高
圧状態を解消し得る。また、空気排出孔24を蓋
体3又は弁体14に設け、弁体14に開閉弁26
を設けているため、本体1内の負圧状態を解消す
るための弁構造と本体1内の高圧状態を解消する
ための弁構造とを同一部分に集中して形成でき、
それだけ構造が簡単になり、製造容易でかつ安価
に提供し得、その実用的効果は著大である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示し、
第1図は第4図のA−A線断面図、第2図は弁体
部分の平面図、第3図は空気孔部分の平面図、第
4図は全体平面図、第5図は全体側面図である。
第6図は他の実施例を示す断面図、第7図は同平
面図、第8図および第9図は夫々他の実施例を示
す断面図である。 1……容器本体、3……蓋体、9……空気孔、
14……弁体、24……空気排出孔、26……開
閉弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 容器本体1と、容器本体1の開口を開閉自在に
    密封する蓋体3とを備え、蓋体3に空気孔9が設
    けられると共に、空気孔9を塞ぐ弁体14が設け
    られ、弁体14の下端に、前記空気孔9を塞ぐべ
    く空気孔9の内側開口端縁に密着すると共に、容
    器本体1内部の負圧時に空気孔9を開放すべく弁
    体14の弾性変形により空気孔9の内側開口端縁
    から離間するフランジ部21が設けられた密封容
    器の減圧弁構造において、 蓋体3の空気孔9近傍に、空気排出孔24が設
    けられ、前記弁体14に、前記空気排出孔24を
    塞ぐべく空気排出孔24の外側開口端縁に密着す
    ると共に、容器本体1内部の高圧時に空気排出孔
    24を開放すべく弾性変形により空気排出孔24
    の外側開口端縁から離間する開閉弁26が設けら
    れていることを特徴とする密封容器の減圧弁構
    造。
JP11521288U 1988-08-31 1988-08-31 Expired - Lifetime JPH0534372Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11521288U JPH0534372Y2 (ja) 1988-08-31 1988-08-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11521288U JPH0534372Y2 (ja) 1988-08-31 1988-08-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0236650U JPH0236650U (ja) 1990-03-09
JPH0534372Y2 true JPH0534372Y2 (ja) 1993-08-31

Family

ID=31356664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11521288U Expired - Lifetime JPH0534372Y2 (ja) 1988-08-31 1988-08-31

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0534372Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007091340A (ja) * 2005-09-01 2007-04-12 Nishimune Kk 密閉容器
JP2007253996A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Iwasaki Kogyo Kk 加熱容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0236650U (ja) 1990-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4058358A (en) Wet locations cover assembly
FI108422B (fi) Suljin, jossa on automaattinen paineentasaus
US4562937A (en) Internally-seating container closure
US4106672A (en) Resealable end closure having plural openings
US7303088B2 (en) Tamper-evident closure
WO2004046013A3 (en) Self-adjusting re-sealable spring center seal closure
NO872025D0 (no) Beholder med lokk som kan lukkes pulvertett.
JPH0741030A (ja) ベント付きシール
JPH1095451A (ja) ガラス小瓶の外蓋アセンブリー
AU4780197A (en) Solvent pack with aseptically sealed snap cover and preform for producing this pack
IL120850A0 (en) Method for manufacturing an easily-opened can lid and an easily-opened can lid
CA2211931A1 (en) Process for closing and hermetically sealing a bottom of a container
JPH0534372Y2 (ja)
US5839604A (en) Lid having flexibly hinged wall portions and container therefor
JPH01161447U (ja)
KR200477270Y1 (ko) 화장용 콤팩트 용기
JP3676024B2 (ja) 内容物吐出容器のキャップ
JPH0221404Y2 (ja)
JPS6126207Y2 (ja)
JPS593968Y2 (ja) 合成樹脂製密閉容器
WO2000056623A1 (en) Package, lid and vent for pressure equalization
JP2002179112A (ja) 密閉容器および一旦開封すると元の形態に戻すことができない密閉容器
JPH1191817A (ja) 吐出容器のキャップ
US2428354A (en) Frangible closure for containers
JPS5943238Y2 (ja) 密閉容器