JPH05342705A - ビデオテープレコーダのサーボ系 - Google Patents

ビデオテープレコーダのサーボ系

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JPH05342705A
JPH05342705A JP4169862A JP16986292A JPH05342705A JP H05342705 A JPH05342705 A JP H05342705A JP 4169862 A JP4169862 A JP 4169862A JP 16986292 A JP16986292 A JP 16986292A JP H05342705 A JPH05342705 A JP H05342705A
Authority
JP
Japan
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output
vtr
loop gain
control system
servo system
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Application number
JP4169862A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamazaki
洋 山崎
Yasuhiro Tanaka
康裕 田中
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 VTRのサーボ系のループゲインを振動時に
は高く、静止時には低くすることにより、振動時の画乱
れの発生と静止時のジッタを抑える。 【構成】 ループゲイン制御系1は手振れ補正に用いら
れる角速度センサの出力を微分して角加速度を得る。こ
の角加速度をコンパレータ13〜15でしきい値と比較
し、その結果をデコーダ16で検出し、スイッチ17〜
20を選択してゲインG1〜G4を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
(以下、VTRという)、特にカメラ一体型VTR等の
携帯型VTRにおけるサーボ系のループゲインをコント
ロールする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のVTRにおけるサーボ系の
構成の一例を示すブロック図である。図において、モー
タ61の回転位相を基準位相に合わせるために、基準位
相信号(PHASE・REF)に基づいてRAMP作成
回路51によりランプ電圧を作成する。そして、モータ
61の回転位相を検出するパルス発生器(PG)62の
信号を遅延回路66により所定時間遅延し、サンプルホ
ールド回路52において前記ランプ電圧をサンプルホー
ルドする。ここで、基準位相信号は、記録時はビデオ信
号中の垂直同期信号の分周信号であり、再生時は基準発
振器の出力信号である。また、遅延回路66はモノマル
チ等で構成され、可変抵抗66Rを調節することによ
り、基準位相信号とモータ61の回転位相が合っている
場合にランプ電圧の中心レベル等をサンプルホールドす
るように遅延時間が設定される。したがって、サンプル
ホールド回路52の出力は基準位相信号とモータ61の
回転位相との位相誤差信号となる。
【0003】また、モータ61の回転速度を所定値に保
つために、モータ61の回転速度を検出する周波数発生
器(FG)63の出力を波形整形回路54により矩形波
に整形し、遅延回路55により一定時間遅延し、RAM
P作成回路56に出力する。そして、波形整形回路54
の出力に基づいてゲートパルス作成回路59によりサン
プリングパルスを作成し、サンプルホールド回路57に
おいてランプ電圧をサンプルホールドする。ここで、遅
延回路55は遅延回路66と同様、モノマルチ等で構成
され、可変抵抗55Rを調節することにより、モータ6
1が所定の回転速度で回転している場合にランプ電圧の
中心レベル等をサンプルホールドするように遅延時間が
設定される。したがって、サンプルホールド回路57の
出力は所定の回転速度とモータ61の回転速度との速度
誤差信号となる。
【0004】そして、サンプルホールド回路52の出力
とサンプルホールド回路57の出力は加算器53により
加算され、ドライバ60により増幅され、モータ61に
供給される。以上の構成により、モータ61の回転速度
と回転位相を合わせることができる。ここで、VTRの
サーボ系のループゲインを高くすると外乱に対する応答
性がよくなるので、外部からの振動を考慮した場合ルー
プゲインは高く設定したほうがよい。しかし、ループゲ
インが高いと静止時にジッタが多くなるため、画像の安
定性を考慮した場合ループゲインは低く設定したほうが
よい。そして、携帯型のVTRでは携帯時には外部から
の振動を考慮し、静止時には画像の安定性を考慮する必
要があるため、それらの妥協点にループゲインを設定し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のVTRのサーボ系では、外部からの振動と静止時の
ジッタの妥協点にループゲインを設定していたため、静
止時のループゲインが必要以上に高くなり、ジッタ悪化
の原因となっていた。また、振動時はループゲインが低
く抑えられているため、画乱れが発生しやすかった。本
発明は、前記問題点を解決して、振動時にはループゲイ
ンを高くし、静止時にはループゲインを低くすることが
できるVTRのサーボ系を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、本発明は、VTRのサーボ系に角速度センサの出
力を微分する手段と、この手段の出力に応じてゲインが
変化するゲイン制御手段とを設けたものである。また、
本発明は、VTRのサーボ系に手振れ補正用角速度セン
サの出力を微分する手段と、この手段の出力に応じてゲ
インが変化するゲイン制御手段とを設けたものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、以上のようにVTRのサーボ
系を構成したので、角速度センサの出力を微分すること
で角加速度を得る。そして、この角加速度に応じてサー
ボ系のループゲインを制御する。これにより、静止時の
ジッタ低減とVTR本体が振動している時の画質改善を
実現する。また、本発明によれば、手振れ補正に用いら
れる角速度センサの出力を利用し、これを微分すること
で角加速度を得る。そして、この角加速度に応じてサー
ボ系のループゲインを制御する。これにより、専用の角
速度センサを設けることなく、静止時のジッタ低減とV
TR本体が振動している時の画質改善を実現する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。 (第1実施例)図1は本発明の第1実施例によるVTR
のサーボ系の構成を示すブロック図であり、振動時と静
止時でループゲインを変化させるループゲイン制御系
1、モータ7の回転位相を基準位相に合わせる位相制御
系2、モータ7の回転速度を所定値に合わせる速度制御
系3、PWM回路4、ローパスフィルタ5、ドライバ
6、モータ7、周波数発生器(FG)8から構成されて
いる。ループゲイン制御系1、位相制御系2及び速度制
御系3はマイコン(図示せず)のソフトウェアで実現さ
れている。
【0009】図2は本発明の第1実施例におけるループ
ゲイン制御系の動作を示すフローチャートであり、図3
は本発明の第1実施例におけるループゲイン制御系の特
性図である。以下、図1〜図3を参照しながら、ループ
ゲイン制御系の動作を説明する。VTRの手振れ補正用
角速度センサ(図示せず)の出力はA/D変換器11に
よりディジタル信号に変換され(図2のS1)、微分回
路12により微分される(図2のS2)。微分回路12
の出力Xは角加速度を示す値となる。手振れ補正用角速
度センサは垂直方向用と水平方向用の2系統あるので、
水平方向用の出力あるいは垂直方向の出力を単独で用い
てもよいし、それらを適当に組み合わせて用いてもよ
い。
【0010】微分回路12の出力はコンパレータ13〜
15に供給され、それぞれのしきい値Vth1,Vth
2,Vth3と比較され、その大小関係がデコーダ16
により検出される(図2のS3〜S5)。そして、デコ
ーダ16の出力により、所望のゲインG1〜G4を設定
するためのスイッチ17〜20が選択される(図2のS
6〜S9)。すなわち、角加速度がVth1よりも大き
ければスイッチ17を選択してゲインG=G1にし、V
th2よりも大きくVth1までであればスイッチ18
を選択してゲインG=G2にし、Vth3よりも大きく
Vth2までであればスイッチ19を選択してゲインG
=G3にし、Vth3までであればスイッチ19を選択
してゲインG=G4にする。なお、図3に示されている
ように、G1、G2、G3、G4はそれぞれ約6dBの
差を有するように設定されている。
【0011】図4は本発明の第1実施例における位相制
御系の動作を示すフローチャートである。以下、図1及
び図4を参照しながら、位相制御系の動作を説明する。
図1の減算器31においてATF(Automatic
Track Finding)エラー信号Pから基準
位相信号(PHASE・REF)が減算され、基準位相
からの誤差P1が検出される(図4のS11、S1
2)。この偏差はアンプ32によりK3倍されてP2と
なり(図4のS13)、積分器33と加算器34に入力
される。積分器33の出力P3(図4のS14)とアン
プ32の出力P2が加算器34により加算されてP4と
なり(図4のS15)、速度制御系3に供給される。
【0012】図5は本発明の第1実施例における速度制
御系の動作を示すフローチャートである。以下、図1及
び図5を参照しながら、速度制御系の動作を説明する。
図1の減算器42において周波数発生器(FG)8の出
力からそれを1サンプル遅延回路41により遅延した出
力が減算され、モータ7の回転速度Yが検出される(図
5のS21)。そして、減算器43において基準速度信
号(SPEED・REF)が減算され、基準速度からの
誤差Yが検出される(図5のS22)。この誤差Yはア
ンプ45によりK1倍されてY1となり(図5のS2
3)、加算器44と加算器48に入力される。加算器4
4ではY1と前記位相制御系の出力P4とが加算された
後、積分器46で積分され、アンプ47によりK2倍さ
れてY2となり、加算器48に入力される(図5のS2
3)。次に、加算器48の出力Y3にループゲイン制御
系で設定したゲインGを掛け算し(図5のS24)、そ
の値Y4がPWM回路4にセットされる(図5のS2
5)。
【0013】PWM回路4はY4に応じたデューティの
パルスを発生して、ローパスフィルタ5に出力する。P
WM回路4の出力はローパスフィルタ5により平滑さ
れ、ドライバ6により増幅されてモータ7に供給され
る。このように、本実施例によれば、VTRの角加速度
が大きい時にはループゲインが大きくなり、角加速度が
小さい時にはループゲインが小さくなる。したがって、
振動時にはループゲインを高くし、静止時にはループゲ
インを低くすることができるので、振動時の画乱れの発
生と静止時のジッタ悪化を抑えることができる。また、
角速度検出のために専用のセンサを設ける必要がない。
【0014】なお、本実施例ではゲインGをG1〜G4
の4レベルで変化させているが、5個以上もしくは3個
以下のレベルで変化させてもよい。また、ループゲイン
制御系1、位相制御系2及び速度制御系3をハードウェ
アで構成してもよい。さらに、位相制御系3の入力信号
をATFエラー信号に代えてCTLパルスを用いてもよ
い。
【0015】(第2実施例)図6は本発明の第2実施例
によるVTRのサーボ系の構成を示すブロック図であ
る。ここで、図7と対応する部分には同一の番号を付し
てある。図6と図7とを比較すれば明らかなように、本
実施例の特徴は手振れ補正用角速度センサ64の出力を
微分回路65により微分して角加速度を検出し、それに
基づいてゲインコントロールアンプ58のゲインを制御
するように構成した点にある。微分回路65の出力とゲ
インコントロールアンプ58のゲインとの関係は図3と
同様にすればよい。また、サンプルホールド回路52と
サンプルホールド回路57の出力を加算した後にゲイン
コントロールアンプ58でゲインを制御するように構成
してもよい。
【0016】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能で
あり、それらを本発明の範囲から排除するものではな
い。例えば、前記各実施例では、手振れ補正用の角速度
センサの出力を利用しているが、専用の角速度センサを
設けてもよい。また、前記各実施例は速度制御及び位相
制御を行うサーボ系であるが、本発明は速度制御のみを
行うサーボ系に適用することもできる。
【0017】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、VTRが静止している時も振動している時も最
適のループゲインに設定できるため、画質が改善され
る。また、手振れ補正用の角速度センサの出力を利用し
てVTRの振動を検出しているので、振動を検出するた
めの専用のセンサが不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるVTRのサーボ系の
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例におけるループゲイン制御
系の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1実施例におけるループゲイン制御
系の特性図である。
【図4】本発明の第1実施例における位相制御系の動作
を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1実施例における速度制御系の動作
を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施例によるVTRのサーボ系の
構成を示すブロック図である。
【図7】従来のVTRにおけるサーボ系の構成の一例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ループゲイン制御系 2 位相制御系 3 速度制御系 58 ゲインコントロールアンプ 64 角速度センサ 12,65 微分回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)角速度センサの出力を微分する手
    段と、(b)該手段の出力に応じてゲインが変化するゲ
    イン制御手段とを有することを特徴とするビデオテープ
    レコーダのサーボ系。
  2. 【請求項2】 手振れ補正用角速度センサの出力を利用
    した請求項1記載のビデオテープレコーダのサーボ系。
JP4169862A 1992-06-05 1992-06-05 ビデオテープレコーダのサーボ系 Pending JPH05342705A (ja)

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JP4169862A JPH05342705A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 ビデオテープレコーダのサーボ系

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JP4169862A JPH05342705A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 ビデオテープレコーダのサーボ系

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JPH05342705A true JPH05342705A (ja) 1993-12-24

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ID=15894327

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JP4169862A Pending JPH05342705A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 ビデオテープレコーダのサーボ系

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100772384B1 (ko) * 2005-09-08 2007-11-01 삼성전자주식회사 촬영 장치의 상 떨림 보정 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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