JPH05340933A - 管内用超音波探触子 - Google Patents
管内用超音波探触子Info
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- JPH05340933A JPH05340933A JP17178092A JP17178092A JPH05340933A JP H05340933 A JPH05340933 A JP H05340933A JP 17178092 A JP17178092 A JP 17178092A JP 17178092 A JP17178092 A JP 17178092A JP H05340933 A JPH05340933 A JP H05340933A
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- ultrasonic
- reflected
- pipe
- ultrasonic waves
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2291/00—Indexing codes associated with group G01N29/00
- G01N2291/04—Wave modes and trajectories
- G01N2291/044—Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 管内面の欠陥を探傷するのに有害となる超音
波を排除することができ、管内面の欠陥を正確に探傷す
ることができる超音波探触子の提供。 【構成】 超音波を送受信するアレイ振動子５がケース
４の一面４ａに配置され、この振動子５から超音波を送
受信して管２の内面２ａの欠陥を探傷するもので、ケー
ス４の外面の一部が、内面２ａの探傷部Ａに向けて振動
子５から送信されてこの探傷部Ａでの反射後さらに内面
２で反射してくる超音波を振動子５に向けて反射する有
害反射面（背面）４ｂとなっている管内用超音波探触子
において、背面４ｂを、この面で超音波が入射波に対し
て角度をもって反射するように傾斜させてある。背面４
ｂに入射する超音波は、この面４ｂで入射波に対して角
度をもって反射し、振動子５に戻らない。
波を排除することができ、管内面の欠陥を正確に探傷す
ることができる超音波探触子の提供。 【構成】 超音波を送受信するアレイ振動子５がケース
４の一面４ａに配置され、この振動子５から超音波を送
受信して管２の内面２ａの欠陥を探傷するもので、ケー
ス４の外面の一部が、内面２ａの探傷部Ａに向けて振動
子５から送信されてこの探傷部Ａでの反射後さらに内面
２で反射してくる超音波を振動子５に向けて反射する有
害反射面（背面）４ｂとなっている管内用超音波探触子
において、背面４ｂを、この面で超音波が入射波に対し
て角度をもって反射するように傾斜させてある。背面４
ｂに入射する超音波は、この面４ｂで入射波に対して角
度をもって反射し、振動子５に戻らない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波探傷装置に接続
され、超音波を送受信して管の内面の欠陥を探傷する管
内用超音波探触子に関する。
され、超音波を送受信して管の内面の欠陥を探傷する管
内用超音波探触子に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、このような管内用超音波探触子と
しては、例えば、図６及び図７に示すようなものが知ら
れている。同図に示す管内用超音波探触子１００は、略
四角柱形状のケース１０４を有しており、このケース１
０４の一面１０４ａには不図示の超音波探傷装置に接続
されて超音波を送受信するセンサ部１０５が配置されて
いる。
しては、例えば、図６及び図７に示すようなものが知ら
れている。同図に示す管内用超音波探触子１００は、略
四角柱形状のケース１０４を有しており、このケース１
０４の一面１０４ａには不図示の超音波探傷装置に接続
されて超音波を送受信するセンサ部１０５が配置されて
いる。
【０００３】一般に、表面の欠陥を探傷する場合、超音
波を探傷面に対してある角度で入射させることによっ
て、表面の凹凸を避けて欠陥だけを探傷する手法があ
る。この手法により前記超音波探触子１００を用いて管
２の内面２ａの欠陥を探傷する場合、図６及び図７に示
すように、センサ部１０５から管２の内面２ａの探傷部
Ａに向けて送信された超音波は、探傷部Ａで反射した
後、さらに内面２ａのＢ、Ｃ及びＤ部で反射してケース
１０４の背面１０４ｂに達し、この背面１０４ｂで反射
して同じ径路を逆に通ってセンサ部１０５に戻る。
波を探傷面に対してある角度で入射させることによっ
て、表面の凹凸を避けて欠陥だけを探傷する手法があ
る。この手法により前記超音波探触子１００を用いて管
２の内面２ａの欠陥を探傷する場合、図６及び図７に示
すように、センサ部１０５から管２の内面２ａの探傷部
Ａに向けて送信された超音波は、探傷部Ａで反射した
後、さらに内面２ａのＢ、Ｃ及びＤ部で反射してケース
１０４の背面１０４ｂに達し、この背面１０４ｂで反射
して同じ径路を逆に通ってセンサ部１０５に戻る。
【０００４】このようにセンサ部１０５から送信された
超音波がケース１０４の背面１０４ｂで反射されてセン
サ部１０５に戻るのは、センサ部１０５が配置されてい
るケース１０４の一面１０４ａと背面１０４ｂとが略平
行な面であるため、この背面１０４ｂで超音波が垂直に
反射するからである。
超音波がケース１０４の背面１０４ｂで反射されてセン
サ部１０５に戻るのは、センサ部１０５が配置されてい
るケース１０４の一面１０４ａと背面１０４ｂとが略平
行な面であるため、この背面１０４ｂで超音波が垂直に
反射するからである。
【０００５】このようにセンサ部１０５から送信された
超音波が背面１０４ｂで反射されてセンサ部１０５に戻
ってくる現象は、センサ部１０５による送受信が１回だ
けの場合、あるいはセンサ部１０５による１回目の送受
信から２回目以降の送受信までに十分な時間がある場合
には、背面１０４ｂで反射されてセンサ部１０５に戻っ
てくる超音波は、探傷部Ａに欠陥があってここから乱反
射してセンサ部１０５に戻る超音波に比べて時間的に遅
く受信されるため特に問題にはならなかった。
超音波が背面１０４ｂで反射されてセンサ部１０５に戻
ってくる現象は、センサ部１０５による送受信が１回だ
けの場合、あるいはセンサ部１０５による１回目の送受
信から２回目以降の送受信までに十分な時間がある場合
には、背面１０４ｂで反射されてセンサ部１０５に戻っ
てくる超音波は、探傷部Ａに欠陥があってここから乱反
射してセンサ部１０５に戻る超音波に比べて時間的に遅
く受信されるため特に問題にはならなかった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところが、１回目の送
受信から２回目以降の送受信までの時間が短い場合に
は、２回目以降の超音波がセンサ部１０５で受信される
ときに、この超音波が、背面１０４ｂで反射されてセン
サ部１０５に戻ってくる１回目の超音波と重なって受信
されてしまい、これによって２回目以降の超音波により
探傷されるべき本来の欠陥情報が乱されてしまい、管内
面の欠陥を正確に探傷できなくなってしまうことがある
という問題があった。
受信から２回目以降の送受信までの時間が短い場合に
は、２回目以降の超音波がセンサ部１０５で受信される
ときに、この超音波が、背面１０４ｂで反射されてセン
サ部１０５に戻ってくる１回目の超音波と重なって受信
されてしまい、これによって２回目以降の超音波により
探傷されるべき本来の欠陥情報が乱されてしまい、管内
面の欠陥を正確に探傷できなくなってしまうことがある
という問題があった。
【０００７】特に、超音波探触子１００のセンサ部１０
５として、超音波探傷装置内の超音波スキャン装置で駆
動されるアレイ振動子を用い、このアレイ振動子の各振
動子による超音波の送受信が高速で順番に行なわれるこ
とにより、超音波による管内面の走査が電気的に高速で
行なわれる場合には、上記問題が生じる可能性が非常に
高い。
５として、超音波探傷装置内の超音波スキャン装置で駆
動されるアレイ振動子を用い、このアレイ振動子の各振
動子による超音波の送受信が高速で順番に行なわれるこ
とにより、超音波による管内面の走査が電気的に高速で
行なわれる場合には、上記問題が生じる可能性が非常に
高い。
【０００８】本発明は、このような従来の問題点に着目
して為されたもので、管内面の欠陥を探傷するのに有害
となる超音波を排除することができ、管内面の欠陥を正
確に探傷することができる管内用超音波探触子を提供す
ることを目的としている。
して為されたもので、管内面の欠陥を探傷するのに有害
となる超音波を排除することができ、管内面の欠陥を正
確に探傷することができる管内用超音波探触子を提供す
ることを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、超音波探傷装置に接続され、超音波を送
受信するセンサ部がケースの外面に配置され、このセン
サ部から超音波を送受信して管の内面の欠陥を探傷する
もので、前記ケース外面の一部が、前記管内面の探傷部
に向けてセンサ部から送信されてこの探傷部での反射後
さらに管内面で反射してくる超音波をセンサ部に向けて
反射する有害反射面となっている管内用超音波探触子に
おいて、前記有害反射面を、この面で超音波が入射波に
対して角度をもって反射するように傾斜させてあるもの
である（請求項１）。
に、本発明は、超音波探傷装置に接続され、超音波を送
受信するセンサ部がケースの外面に配置され、このセン
サ部から超音波を送受信して管の内面の欠陥を探傷する
もので、前記ケース外面の一部が、前記管内面の探傷部
に向けてセンサ部から送信されてこの探傷部での反射後
さらに管内面で反射してくる超音波をセンサ部に向けて
反射する有害反射面となっている管内用超音波探触子に
おいて、前記有害反射面を、この面で超音波が入射波に
対して角度をもって反射するように傾斜させてあるもの
である（請求項１）。
【００１０】また、上記目的を達成するために、本発明
は、超音波探傷装置に接続され、超音波を送受信するセ
ンサ部がケースの外面に配置され、このセンサ部から超
音波を送受信して管の内面の欠陥を探傷するもので、前
記ケース外面の一部が、前記管内面の探傷部に向けてセ
ンサ部から送信されてこの探傷部での反射後さらに管内
面で反射してくる超音波をセンサ部に向けて反射する有
害反射面となっている管内用超音波探触子において、前
記有害反射面に、超音波を吸収する反射防止膜を設けて
あるものである（請求項２）。
は、超音波探傷装置に接続され、超音波を送受信するセ
ンサ部がケースの外面に配置され、このセンサ部から超
音波を送受信して管の内面の欠陥を探傷するもので、前
記ケース外面の一部が、前記管内面の探傷部に向けてセ
ンサ部から送信されてこの探傷部での反射後さらに管内
面で反射してくる超音波をセンサ部に向けて反射する有
害反射面となっている管内用超音波探触子において、前
記有害反射面に、超音波を吸収する反射防止膜を設けて
あるものである（請求項２）。
【００１１】好ましくは、前記ケースは略四角柱形状を
有しており、前記有害反射面は、前記センサ部が配置さ
れている一面の反対側にある背面である（請求項３）。
有しており、前記有害反射面は、前記センサ部が配置さ
れている一面の反対側にある背面である（請求項３）。
【００１２】
【作用】上記請求項１の管内用超音波探触子では、管内
面の探傷部に向けてセンサ部から送信され、この探傷部
での反射後さらに管内面で反射してケース外面の有害反
射面に入射する超音波は、傾斜させてある有害反斜面で
入射波に対して角度をもって反射するので、センサ部に
戻らない。
面の探傷部に向けてセンサ部から送信され、この探傷部
での反射後さらに管内面で反射してケース外面の有害反
射面に入射する超音波は、傾斜させてある有害反斜面で
入射波に対して角度をもって反射するので、センサ部に
戻らない。
【００１３】また、上記請求項２の管内用超音波探触子
では、管内面の探傷部に向けてセンサ部から送信され、
この探傷部での反射後さらに管内面で反射してケース外
面の有害反射面に設けてある反射防止膜に入射する超音
波は、この反射防止膜で吸収されるので、センサ部に戻
らない。
では、管内面の探傷部に向けてセンサ部から送信され、
この探傷部での反射後さらに管内面で反射してケース外
面の有害反射面に設けてある反射防止膜に入射する超音
波は、この反射防止膜で吸収されるので、センサ部に戻
らない。
【００１４】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の各実施例を説
明する。なお、各実施例の説明において同様の部位には
同一の符号を付して重複した説明を省略する。
明する。なお、各実施例の説明において同様の部位には
同一の符号を付して重複した説明を省略する。
【００１５】図１乃至図３は本発明の第１実施例に係る
管内用超音波探触子を示しており、この管内用超音波探
触子１は、管２の内面２ａに超音波を送受信してその内
面２ａの欠陥を探傷するために、不図示の超音波探傷装
置にケーブル３を介して接続されて使用される。
管内用超音波探触子を示しており、この管内用超音波探
触子１は、管２の内面２ａに超音波を送受信してその内
面２ａの欠陥を探傷するために、不図示の超音波探傷装
置にケーブル３を介して接続されて使用される。
【００１６】この管内用超音波探触子１は、図１乃至図
３に示すように、略四角柱形状のケース４を有してい
る。このケース４の一面４ａには、超音波を送受信する
アレイ振動子（センサ部）５がケース４の長手方向に沿
って縦に配列されている。
３に示すように、略四角柱形状のケース４を有してい
る。このケース４の一面４ａには、超音波を送受信する
アレイ振動子（センサ部）５がケース４の長手方向に沿
って縦に配列されている。
【００１７】このアレイ振動子５の各振動子の電極部
（図示略）は、前記ケーブル３内に振動子と同数ある各
信号線を介して前記超音波探傷装置の電気回路部と電気
的に接続されており、アレイ振動子５が超音波探傷装置
の超音波スキャン装置（図示略）で駆動されてアレイ振
動子５の各振動子による超音波の送受信が順番に高速で
行なわれることにより、超音波による管２の内面２ａの
走査が電気的に高速で行なわれるようになっている。図
１乃至図３では、アレイ振動子５の振動子５ａにより超
音波の送受信が行なわれ、これによって前記内面２ａの
Ａ部分の欠陥を超音波により探傷している様子が示され
ている。
（図示略）は、前記ケーブル３内に振動子と同数ある各
信号線を介して前記超音波探傷装置の電気回路部と電気
的に接続されており、アレイ振動子５が超音波探傷装置
の超音波スキャン装置（図示略）で駆動されてアレイ振
動子５の各振動子による超音波の送受信が順番に高速で
行なわれることにより、超音波による管２の内面２ａの
走査が電気的に高速で行なわれるようになっている。図
１乃至図３では、アレイ振動子５の振動子５ａにより超
音波の送受信が行なわれ、これによって前記内面２ａの
Ａ部分の欠陥を超音波により探傷している様子が示され
ている。
【００１８】ケース４の前記一面４ａの反対側にある背
面４ｂを、この背面４ｂで超音波が入射波に対して角度
をもって反射するように傾斜させてある。すなわち、背
面４ｂは、前記一面４ａと平行ではなく、この一面４ａ
に対して傾斜している。この背面４ｂは、もしこの面４
ｂが図６及び図７に示す上記従来技術のように前記一面
４ａと略平行である場合に、管２の内面２ａの探傷部例
えば探傷部Ａに向けてアレイ振動子５から送信されてこ
の探傷部Ａでの反射後さらに内面２ａで反射してくる超
音波をアレイ振動子５に向けて反射してしまう有害反射
面となる。
面４ｂを、この背面４ｂで超音波が入射波に対して角度
をもって反射するように傾斜させてある。すなわち、背
面４ｂは、前記一面４ａと平行ではなく、この一面４ａ
に対して傾斜している。この背面４ｂは、もしこの面４
ｂが図６及び図７に示す上記従来技術のように前記一面
４ａと略平行である場合に、管２の内面２ａの探傷部例
えば探傷部Ａに向けてアレイ振動子５から送信されてこ
の探傷部Ａでの反射後さらに内面２ａで反射してくる超
音波をアレイ振動子５に向けて反射してしまう有害反射
面となる。
【００１９】そこで、この第１実施例では、前記有害反
射面となるケース４の背面４ｂを、この面４ｂで超音波
が入射波に対して角度をもって反射するように傾斜させ
てある。
射面となるケース４の背面４ｂを、この面４ｂで超音波
が入射波に対して角度をもって反射するように傾斜させ
てある。
【００２０】なお、この第１実施例では、管内用超音波
探触子１は略四角柱形状のケース４を有するものである
が、本発明はこれに限定されるものではなく、他の形
状、例えば多角形状のケースを有する管内用超音波探触
子にも適用される。この場合にも、多角形状のケースの
外面のうち、前記有害反射面となる面を上記第１実施例
と同様に傾斜させればよい。
探触子１は略四角柱形状のケース４を有するものである
が、本発明はこれに限定されるものではなく、他の形
状、例えば多角形状のケースを有する管内用超音波探触
子にも適用される。この場合にも、多角形状のケースの
外面のうち、前記有害反射面となる面を上記第１実施例
と同様に傾斜させればよい。
【００２１】次に、上記構成を有する第１実施例の作用
を説明する。
を説明する。
【００２２】図１乃至図３に示すように、アレイ振動子
５の１つの振動子５ａから管２の内面２ａの探傷部Ａに
向けて送信された超音波は、探傷部Ａで反射した後、さ
らに内面２ａのＢ、Ｃ及びＤ部で反射してケース４の背
面４ｂのＥ部に入射する。このＥ部に入射した超音波
は、傾斜させてある背面４ｂで前記Ｄ部からの入射波
（超音波）に対して角度をもって反射して前記Ｄ部の垂
直下方にあるＤ´部に向かい、このＤ´部で反射した
後、さらに前記Ｃ部の垂直下方にあるＣ ´部 で反射
し、この反射波Ｘは管２の下端開口部２ｂから外部に出
る。
５の１つの振動子５ａから管２の内面２ａの探傷部Ａに
向けて送信された超音波は、探傷部Ａで反射した後、さ
らに内面２ａのＢ、Ｃ及びＤ部で反射してケース４の背
面４ｂのＥ部に入射する。このＥ部に入射した超音波
は、傾斜させてある背面４ｂで前記Ｄ部からの入射波
（超音波）に対して角度をもって反射して前記Ｄ部の垂
直下方にあるＤ´部に向かい、このＤ´部で反射した
後、さらに前記Ｃ部の垂直下方にあるＣ ´部 で反射
し、この反射波Ｘは管２の下端開口部２ｂから外部に出
る。
【００２３】すなわち、ケース４の背面４ｂに入射する
超音波は、傾斜させてある背面４ｂで入射波に対して角
度をもって反射するので、この超音波を送信した前記振
動子５ａに戻らない。従って、管２の内面２ａの探傷に
有害となる超音波を排除することができ、内面２ａの欠
陥を正確に探傷することができる。
超音波は、傾斜させてある背面４ｂで入射波に対して角
度をもって反射するので、この超音波を送信した前記振
動子５ａに戻らない。従って、管２の内面２ａの探傷に
有害となる超音波を排除することができ、内面２ａの欠
陥を正確に探傷することができる。
【００２４】特に、アレイ振動子５が超音波探傷装置の
超音波スキャン装置で駆動されてアレイ振動子５の各振
動子による超音波の送受信が順番に高速で行なわれるこ
とにより、超音波による管２の内面２ａの走査が電気的
に高速で行なわれる場合でも、アレイ振動子５の１つの
振動子例えば振動子５ａで超音波が送受信されてから前
記背面４ｂで反射した超音波が、それ以降に送信される
超音波と重なって受信されることがなく、管２の内面２
ａの欠陥を正確に探傷することができる。
超音波スキャン装置で駆動されてアレイ振動子５の各振
動子による超音波の送受信が順番に高速で行なわれるこ
とにより、超音波による管２の内面２ａの走査が電気的
に高速で行なわれる場合でも、アレイ振動子５の１つの
振動子例えば振動子５ａで超音波が送受信されてから前
記背面４ｂで反射した超音波が、それ以降に送信される
超音波と重なって受信されることがなく、管２の内面２
ａの欠陥を正確に探傷することができる。
【００２５】次に、図４及び図５に基づいて本発明の第
２実施例を説明する。
２実施例を説明する。
【００２６】この第２実施例に係る超音波探触子１で
は、前記ケース４の一面４ａの反対側にある背面（有害
反射面）４ｂ´はケース４の前記一面４ａと平行になっ
ており、且つこの背面４ｂ´に、超音波を吸収する反射
防止膜１０が固定して設けられている。
は、前記ケース４の一面４ａの反対側にある背面（有害
反射面）４ｂ´はケース４の前記一面４ａと平行になっ
ており、且つこの背面４ｂ´に、超音波を吸収する反射
防止膜１０が固定して設けられている。
【００２７】前記反射防止膜１０は、発泡ゴムやコルク
等の、超音波を吸収して反射しない材質でできている。
等の、超音波を吸収して反射しない材質でできている。
【００２８】上記構成を有する第２実施例に係る超音波
探触子１では、図４及び図５に示すように、アレイ振動
子５の１つの振動子５ａから管２の内面２ａの探傷部Ａ
に向けて送信された超音波は、探傷部Ａで反射した後、
さらに内面２ａのＢ、Ｃ及びＤ部で反射してケース４の
背面４ｂに設けてある反射防止膜１０に入射する。この
入射した超音波は、反射防止膜１０で吸収されるので、
反射されず、この超音波を送信した前記振動子５ａに戻
らない。
探触子１では、図４及び図５に示すように、アレイ振動
子５の１つの振動子５ａから管２の内面２ａの探傷部Ａ
に向けて送信された超音波は、探傷部Ａで反射した後、
さらに内面２ａのＢ、Ｃ及びＤ部で反射してケース４の
背面４ｂに設けてある反射防止膜１０に入射する。この
入射した超音波は、反射防止膜１０で吸収されるので、
反射されず、この超音波を送信した前記振動子５ａに戻
らない。
【００２９】従って、この第２実施例によっても、管２
の内面２ａの探傷に有害となる超音波を排除することが
でき、内面２ａの欠陥を正確に探傷することができる。
の内面２ａの探傷に有害となる超音波を排除することが
でき、内面２ａの欠陥を正確に探傷することができる。
【００３０】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明（請求項
１）によれば、超音波探傷装置に接続され、超音波を送
受信するセンサ部がケースの外面に配置され、このセン
サ部から超音波を送受信して管の内面の欠陥を探傷する
もので、前記ケース外面の一部が、前記管内面の探傷部
に向けてセンサ部から送信されてこの探傷部での反射後
さらに管内面で反射してくる超音波をセンサ部に向けて
反射する有害反射面となっている管内用超音波探触子に
おいて、前記有害反射面を、この面で超音波が入射波に
対して角度をもって反射するように傾斜させてある構成
により、管内面の探傷部に向けてセンサ部から送信さ
れ、この探傷部での反射後さらに管内面で反射してケー
ス外面の有害反射面に入射する超音波は、傾斜させてあ
る有害反斜面で入射波に対して角度をもって反射するの
で、センサ部に戻らない。従って、管内面の探傷に有害
となる超音波を排除することができ、管内面の欠陥を正
確に探傷することができる。
１）によれば、超音波探傷装置に接続され、超音波を送
受信するセンサ部がケースの外面に配置され、このセン
サ部から超音波を送受信して管の内面の欠陥を探傷する
もので、前記ケース外面の一部が、前記管内面の探傷部
に向けてセンサ部から送信されてこの探傷部での反射後
さらに管内面で反射してくる超音波をセンサ部に向けて
反射する有害反射面となっている管内用超音波探触子に
おいて、前記有害反射面を、この面で超音波が入射波に
対して角度をもって反射するように傾斜させてある構成
により、管内面の探傷部に向けてセンサ部から送信さ
れ、この探傷部での反射後さらに管内面で反射してケー
ス外面の有害反射面に入射する超音波は、傾斜させてあ
る有害反斜面で入射波に対して角度をもって反射するの
で、センサ部に戻らない。従って、管内面の探傷に有害
となる超音波を排除することができ、管内面の欠陥を正
確に探傷することができる。
【００３１】また、本発明（請求項２）によれば、超音
波探傷装置に接続され、超音波を送受信するセンサ部が
ケースの外面に配置され、このセンサ部から超音波を送
受信して管の内面の欠陥を探傷するもので、前記ケース
外面の一部が、前記管内面の探傷部に向けてセンサ部か
ら送信されてこの探傷部での反射後さらに管内面で反射
してくる超音波をセンサ部に向けて反射する有害反射面
となっている管内用超音波探触子において、前記有害反
射面に、超音波を吸収する反射防止膜を設けてある構成
により、管内面の探傷部に向けてセンサ部から送信さ
れ、この探傷部での反射後さらに管内面で反射してケー
ス外面の有害反射面に設けてある反射防止膜に入射する
超音波は、この反射防止膜で吸収されるので、センサ部
に戻らない。従って、管内面の探傷に有害となる超音波
を排除することができ、管内面の欠陥を正確に探傷する
ことができる。
波探傷装置に接続され、超音波を送受信するセンサ部が
ケースの外面に配置され、このセンサ部から超音波を送
受信して管の内面の欠陥を探傷するもので、前記ケース
外面の一部が、前記管内面の探傷部に向けてセンサ部か
ら送信されてこの探傷部での反射後さらに管内面で反射
してくる超音波をセンサ部に向けて反射する有害反射面
となっている管内用超音波探触子において、前記有害反
射面に、超音波を吸収する反射防止膜を設けてある構成
により、管内面の探傷部に向けてセンサ部から送信さ
れ、この探傷部での反射後さらに管内面で反射してケー
ス外面の有害反射面に設けてある反射防止膜に入射する
超音波は、この反射防止膜で吸収されるので、センサ部
に戻らない。従って、管内面の探傷に有害となる超音波
を排除することができ、管内面の欠陥を正確に探傷する
ことができる。
【図１】本発明の第１実施例に係る超音波探触子を示
し、この探触子により管内面の欠陥を探傷している様子
を示す斜視図である。
し、この探触子により管内面の欠陥を探傷している様子
を示す斜視図である。
【図２】図１のII矢視図である。
【図３】図２のIIIーIII線に沿う断面図である。
【図４】本発明の第２実施例に係る超音波探触子を示
し、この探触子により管内面の欠陥を探傷している様子
を示す平面図である。
し、この探触子により管内面の欠陥を探傷している様子
を示す平面図である。
【図５】図４のVーV線に沿う断面図である。
【図６】従来の超音波探触子を示し、この探触子により
管内面の欠陥を探傷している様子を示す平面図である。
管内面の欠陥を探傷している様子を示す平面図である。
【図７】図６のVIーVI線に沿う断面図である。
１ 管内用超音波探触子 ２ 管 ２ａ 内面 ４ ケース ４ｂ 背面（有害反射面） ５ アレイ振動子（センサ部） １０ 反射防止膜
Claims (3)
- 【請求項１】 超音波探傷装置に接続され、超音波を送
受信するセンサ部がケースの外面に配置され、このセン
サ部から超音波を送受信して管の内面の欠陥を探傷する
もので、前記ケース外面の一部が、前記管内面の探傷部
に向けてセンサ部から送信されてこの探傷部での反射後
さらに管内面で反射してくる超音波をセンサ部に向けて
反射する有害反射面となっている管内用超音波探触子に
おいて、前記有害反射面を、この面で超音波が入射波に
対して角度をもって反射するように傾斜させてあること
を特徴とする管内用超音波探触子。 - 【請求項２】 超音波探傷装置に接続され、超音波を送
受信するセンサ部がケースの外面に配置され、このセン
サ部から超音波を送受信して管の内面の欠陥を探傷する
もので、前記ケース外面の一部が、前記管内面の探傷部
に向けてセンサ部から送信されてこの探傷部での反射後
さらに管内面で反射してくる超音波をセンサ部に向けて
反射する有害反射面となっている管内用超音波探触子に
おいて、前記有害反射面に、超音波を吸収する反射防止
膜を設けてあることを特徴とする管内用超音波探触子。 - 【請求項３】 前記ケースは略四角柱形状を有してお
り、前記有害反射面は、前記センサ部が配置されている
一面の反対側にある背面であることを特徴とする請求項
１又は２記載の探触子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17178092A JPH05340933A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 管内用超音波探触子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17178092A JPH05340933A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 管内用超音波探触子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05340933A true JPH05340933A (ja) | 1993-12-24 |
Family
ID=15929548
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17178092A Pending JPH05340933A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 管内用超音波探触子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05340933A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110632177A (zh) * | 2019-10-24 | 2019-12-31 | 大连理工大学 | 一种平面残余应力电磁超声检测方法 |
-
1992
- 1992-06-05 JP JP17178092A patent/JPH05340933A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110632177A (zh) * | 2019-10-24 | 2019-12-31 | 大连理工大学 | 一种平面残余应力电磁超声检测方法 |
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