JPH05338068A - 合成樹脂から製造されたパネル形素子およびその製法 - Google Patents

合成樹脂から製造されたパネル形素子およびその製法

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JPH05338068A
JPH05338068A JP5012134A JP1213493A JPH05338068A JP H05338068 A JPH05338068 A JP H05338068A JP 5012134 A JP5012134 A JP 5012134A JP 1213493 A JP1213493 A JP 1213493A JP H05338068 A JPH05338068 A JP H05338068A
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    • E—FIXED CONSTRUCTIONS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 太陽光に対する透明性が低減され、熱反射性
のパネル形素子。 【構成】 本発明は、合成樹脂から製造され、少なくと
も実質的に互いに平行に伸びる少なくとも２枚のシート
からなるパネル形素子に係る。これらのシートは、シー
トに対し横方向に伸びて、シートと共にひとつのアセン
ブリを形成しており、そしてシート間に位置するチャネ
ルの境界を構成している、リッジによって互いに結合さ
れている。これらシートの少なくともひとつは、他のシ
ートに面する面で、少なくとも、リッジによって境界を
区切られている数のチャネルにおいて、当該チャネル中
に挿入されたホイルで被覆されている。これらのホイル
は太陽光反射材料から製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂から製造さ
れ、実質的に互いに平行に伸びる少なくとも２枚のシー
トからなるパネル形素子に係る。ここで、前記シート
は、該シートに対し横方向に伸びて、シートと一体に形
成されており、シート間に位置するチャネルの境界を構
成している、リッジによって互いに結合されている。
【０００２】
【従来の技術】このようなパネル形素子は一般にポリカ
ーボネートから押し出して製造する。多くの場合このよ
うな半透明または透明なパネル形シートは太陽輻射に起
因する過度の日光と熱エネルギーを通過させる。これを
軽減するために、押し出しの前またはその間に原料のポ
リカーボネートに着色することがある。時には、パネル
形素子を異なる色の層に押し出すことがある。これらの
方法の欠点は、シートを不透明にする白色顔料を使用す
る必要があることである。また、着色した原料は押し出
し中の色の変化に敏感であるし、その原価‐価格が問題
となることもある。
【０００３】コーティングを設けることも行なわれてい
るがこれも困難を伴なう。すなわち、この目的で使用す
るコーティングは金属粒子を含んでいるのが普通であ
り、この粒子がパネル形素子の透明性を損なうからであ
る。さらに、このようなコーティングは金属粒子の酸化
のため通常長持ちしない。パネル形素子の外側にホイル
を設けると、そのホイルの接着接合は蒸気圧の差による
悪影響を受けることになり、したがって時がたつにつれ
てホイルが剥がれるようになるという問題がある。
【０００４】
【発明の目的】本発明の目的は、上述したタイプのパネ
ル形素子で、太陽光に対する透明性（日光進入率）を低
減することができ、かつ／または熱反射性（絶縁値）を
改善することができるようなパネル形素子を得ることで
ある。
【０００５】
【発明の概要】本発明によると、上記目的は、シートの
少なくともひとつが、他のシートに面する面において、
少なくともリッジによって境界を区切られている数のチ
ャネルにおいて、当該チャネル中に設けられたホイルで
被覆されているという特徴によって達成することができ
る。
【０００６】本発明の構成を採用する場合、着色した日
光反射ホイルまたは金属化された半透明ホイルはチャネ
ルの内部に設けることができ、その結果太陽輻射線の通
過を抑制することができ、かつ／または熱エネルギーを
反射することができると共に透明性は最大限に維持され
る。本発明の別の一面によると、加圧空気を用いて目的
とするチャネル中へホイルを移送すると、本発明のパネ
ル形素子を製造するための特に簡単で効率の良い方法が
得られる。
【０００７】
【詳細な説明】以下、添付図面を参照して本発明を詳細
に説明する。特に図３と図４から明らかなように、パネ
ル形素子１は二、三（図示の場合は３枚）のシート２〜
４をもっており、これらのシートは互いに実質的に平行
に伸びており、リッジ（うね）によって互いに結合され
ている。これらのリッジは前記シートと一体になってひ
とつのアセンブリを形成しており、前記シート間でそれ
に対して垂直に伸びており、互いに一定の間隔をもって
設けられている。このようなパネル形素子は通常ポリカ
ーボネートから押し出されて製造され、たとえば壁、屋
根などの一部として使用できる。
【０００８】図３と図４に明らかに示されているよう
に、下部シート４によって境界を区切られたチャネル内
にホイル７が設けられている。これらホイルは前記チャ
ネルの長手方向に伸びており、シート４の、これとは反
対側にあるシート３に対面する、面の側に位置してい
る。図３に示してあるように、ホイルの端部８はパネル
形素子１の外に伸び出しており、パネル形素子の外面ま
で曲げられてそこに接着されている。
【０００９】ホイル７は日光反射ホイル、たとえば金属
化した半透明のホイルから製造することができ、そうす
るとチャネルシートの透明性は最適に維持したままで日
光進入率が低下し、かつ／または熱が反射される。また
ホイルは場合によって着色してもよい。また、パネル形
素子に魅力的な外観をつける目的でそれぞれのチャネル
で異なる色に着色したホイルを設けることも可能であ
る。
【００１０】このホイルを挿入するには、図１と図２に
概略を示したような機械を使用すればよい。図示したよ
うに、スピンドル１０の回りで回転することができる別
々のリール９上に所望の幅に切断したホイルを載せる。
リールから解かれたホイルは、リール９の高さのところ
に配置された案内部材１１に設けられたスロットを通っ
て送られる。
【００１１】ホイルを挿入しようとするパネル形素子の
一端を案内部材１１の近くに配置して、ホイルの自由端
がパネル形素子内に設けられたチャネルの端に位置する
ようにする。次に、加圧した空気、好ましくはイオン化
した空気を用いてホイルをチャネル中に吹き込むことが
できる。そのためには、そのような加圧した空気を、案
内部材１１の近くに配置したノズル１２を用いてチャネ
ルの長手方向に吹き込む。
【００１２】ホイルをチャネル中に移送した後、加圧空
気の供給を中断し、ホイルを図１に示されているように
パネル形素子の左端付近で切断する。その後、ホイルの
端８を曲げてパネル形素子の両端を覆って接着すること
ができる。明らかに、本発明は３つのシートからなるパ
ネルに限定されることはなく、２枚または４枚以上のシ
ートを有するパネルでも使用できる。
【００１３】また、ホイル７は最も外側のシート４の内
面に設ける必要はなく、他の２つのシートの間に挟まれ
たシートに設けてもよい。さらに別の可能性として、互
いに重なった二、三のシートおよび／または交互のシー
トまたはいろいろなレベルに位置するシートにホイルを
設けて、重なったチャネルの並置された群の中のチャネ
ルの長手方向で見ていろいろなレベルにホイルが位置す
るようにすることができ、その結果特にシートの外観に
影響を与えることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】パネル形素子のチャネル中にホイルを導入する
機械の概略平面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線に沿って見た図１の機械の断面
図である。
【図３】図１のＡ−Ａ線に沿って見たパネル形素子の拡
大断面図である。
【図４】図１のＢ−Ｂ線に沿って見たパネル形素子の一
部の拡大断面図である。
【符号の説明】
１ パネル形素子、 ２〜４ シート、 ７ ホイル。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 合成樹脂から製造され、少なくとも実質
    的に互いに平行に伸びる少なくとも２枚のシートからな
    るパネル形素子であって、前記シートは、シートに対し
    横方向に伸びて、シートと共にひとつのアセンブリを形
    成し、そしてシート間に位置する、リッジによって互い
    に結合されており、シートの少なくともひとつは、他の
    シートに面する面で、少なくとも、リッジによって境界
    を区切られている数のチャネルにおいて、当該チャネル
    中に設けられたホイルで被覆されていることを特徴とす
    るパネル形素子。
  2. 【請求項２】 ホイルが太陽光反射材料から製造されて
    いる、請求項１記載のパネル形素子。
  3. 【請求項３】 ホイルが熱反射材料から製造されてい
    る、請求項１または２記載のパネル形素子。
  4. 【請求項４】 金属化されたホイルが設けられている、
    請求項１〜３のいずれかに記載のパネル形素子。
  5. 【請求項５】 透明なホイルが使われている、請求項１
    〜４のいずれかに記載のパネル形素子。
  6. 【請求項６】 着色されたホイルが使われている、請求
    項１〜５のいずれかに記載のパネル形素子。
  7. 【請求項７】 異なった色に着色されたホイルがそれぞ
    れのチャネルに使われている、請求項１〜６のいずれか
    に記載のパネル形素子。
  8. 【請求項８】 ３枚以上のシートをもっており、重ね合
    ったシートがホイルで被覆されていることを特徴とする
    パネル形素子。
  9. 【請求項９】 ３枚以上のシートをもっており、重ね合
    ったシートの異なるシート上に交互にある重ね合ったチ
    ャネルの並置された群にホイルが設けられている、パネ
    ル形素子。
  10. 【請求項１０】 加圧空気によって当該チャネル中にホ
    イルを移送することを特徴とする、請求項１〜９のいず
    れかに記載のパネル形素子の製造方法。
  11. 【請求項１１】 加圧空気をチャネル内に供給するため
    のブローノズルが近接して備えられている前記チャネル
    の端部中にホイルを導入することを特徴とする、請求項
    １０記載の方法
JP5012134A 1992-01-30 1993-01-28 合成樹脂から製造されたパネル形素子およびその製法 Expired - Lifetime JPH06102370B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
NL9200163 1992-01-30
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Publications (2)

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JPH05338068A true JPH05338068A (ja) 1993-12-21
JPH06102370B2 JPH06102370B2 (ja) 1994-12-14

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