JPH05335442A - 半導体装置の樹脂モールド方法 - Google Patents

半導体装置の樹脂モールド方法

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JPH05335442A
JPH05335442A JP4134643A JP13464392A JPH05335442A JP H05335442 A JPH05335442 A JP H05335442A JP 4134643 A JP4134643 A JP 4134643A JP 13464392 A JP13464392 A JP 13464392A JP H05335442 A JPH05335442 A JP H05335442A
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JP
Japan
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resin
space
lead frame
seal space
semiconductor element
Prior art date
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Pending
Application number
JP4134643A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Oka
靖夫 岡
Takashi Hara
孝 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
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  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂バリの発生を最小限に止め、また、ボイ
ドの発生を防止することができる半導体装置の樹脂モー
ルド法を提供する。 【構成】 リードフレーム上に半導体素子を載置し、そ
の半導体素子とリード端子とを接続した状態で、その半
導体素子を含む空間を上金型及び下金型を突き合わせる
ことにより形成した後、その樹脂封止空間に樹脂を注入
し、硬化することにより樹脂封止する半導体装置の樹脂
モールド方法において、樹脂封止前に、リードフレーム
上面及び下面に形成すべき金属メッキ層を、樹脂封止空
間及びその樹脂封止空間を超える所定領域における厚さ
よりも、その所定領域から突出した先端領域における厚
さを薄く形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の樹脂モール
ド方法に関し、更に詳しくは、透明樹脂や着色樹脂を用
いて発光ダイオード等の樹脂モールドを行うトランスフ
ァーモールド法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来例の模式的断面図、図5はそ
の模式的平面図である。リードフレーム17上の載置台
(図示せず)に発光ダイオード等の半導体素子(図示せ
ず)を載置し、その半導体素子とリード端子との配線が
施された状態で、樹脂モールドがなされる。まず、上パ
ッケージ13が形成されている上金型11および下パッ
ケージ14が形成されている下金型12を上記したリー
ドフレーム17を挟んで合体することにより、樹脂注入
ゲート16およびモールド樹脂が注入される樹脂封止空
間19を形成する。また、上パッケージ13にはエアー
ベント18が形成されており、このエアーベント18を
介して、樹脂封止空間19に注入された樹脂中のガスが
排出されるようになっている。
【0003】以上の構造の金型を用いて樹脂封止を行
う。すなわち、樹脂をランナー15を介して樹脂注入ゲ
ート16から、樹脂封止空間19に注入する。この時、
樹脂封止空間19すなわち、製品部に入った気泡は樹脂
加圧によりエアーベント18内を通って排出される。こ
のようにして、製品部に気泡が入ることを防止できる。
従来ではこのような方法により、製品内のボイドの発生
を防止し、品質の向上を図っていた。
【0004】また図6に示すように、リードフレーム1
7の上面及び下面にそれぞれ金属メッキ層60を一様な
厚さに形成し、その金属メッキ層60上に半導体素子を
載置して、上記と同様に樹脂封止を行う方法も行われて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の技術
はボイドの発生を防止する方法としては有効であるが、
樹脂バリの発生を招くという点では問題であった。つま
り、流れにくい樹脂を用いる場合は有効であるが、流れ
やすく、しかも小さい隙間にまで入り込む樹脂を用いる
場合は、樹脂バリが発生しやすいという問題もあった。
さらに、モールド金型が新しい時期には、樹脂バリを十
分防止できても、老朽化に伴い金型の磨耗や金型面圧の
ばらつきが生じるため、樹脂バリが発生し易くなるとい
う問題もある。
【0006】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、樹脂バリの発生を最小限に止め、また、ボイド
の発生を防止することができる半導体装置の樹脂モール
ド法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の半導体装置の樹脂モールド方法では、リ
ードフレーム上に半導体素子を載置し、その半導体素子
とリード端子とを接続した状態で、その半導体素子を含
む空間を上金型及び下金型を突き合わせることにより形
成した後、その樹脂封止空間に樹脂を注入し、硬化する
ことにより樹脂封止する半導体装置の樹脂モールド方法
において、樹脂封止前に、上記リードフレーム上面及び
下面に形成すべき金属メッキ層を、上記樹脂封止空間及
びその樹脂封止空間を超える所定領域における厚さより
も、その所定領域から突出した先端領域における厚さを
薄く形成することによって特徴付けられる。
【0008】
【作用】樹脂封止される樹脂封止空間を超える外側のリ
ードフレーム上面及び下面の金属メッキ層部分には段差
が形成され、この段差により、金型とリードフレーム間
に隙間が形成される。封止される樹脂から生じるガスは
この隙間から外部に排出される。
【0009】
【実施例】図1は本発明実施例を説明するための要部断
面図であり、図2は本発明実施例を説明するための平面
図である。また、図3は本発明実施例の方法を説明する
ための断面図で、リードフレームに金属メッキ層が形成
された状態を示す。
【0010】これらの図面に基づいて、以下に本発明実
施例を説明する。まず、図3に示すように、リードフレ
ーム7の上面及び下面に金属メッキを施す。この金属メ
ッキは、半導体素子がモールドされる部分を含む樹脂封
止空間5内部及びその外側部分のリードフレーム7の上
面及び下面に厚く施し、またその外側部分のリードフレ
ーム7の上面及び下面に薄く施すことにより、それぞれ
厚メッキ層M1と、薄メッキ層M2とが形成される。従
って、この厚メッキ層M1と、薄メッキ層M2との境界
は段差が生じた構造が形成される。
【0011】次に、この厚メッキ層M1上にLED等の
半導体素子を載置し(図示せず)、その半導体素子とリ
ード端子(図示せず)との内部結線を施す。その後、以
下に説明するように、この状態の半導体素子の樹脂封止
を行う。
【0012】まず、図1に示すように、樹脂封止空間5
を形成する上パッケージ3及び下パッケージ4がそれぞ
れ形成された上金型1及び下金型2を、金属メッキ層1
0a,10bが形成されたリードフレーム7を挟み込ん
だ状態で突き合わせる。このように両金型1,2を突き
合わせることにより、薄メッキ層M2と上金型1との
間、薄メッキ層M2と下金型2との間にはそれぞれ隙間
10a,10bを形成する。この状態で樹脂封止空間5
内に、樹脂をランナー15を介して樹脂注入ゲート16
から樹脂を注入し、樹脂封止する。この樹脂封止の際、
樹脂封止空間5内の樹脂は外部のリードフレーム7間の
間隙に滲み出し、フレーム厚樹脂バリ21が発生する。
一方、この樹脂内のガスは、高い樹脂耐圧によりフレー
ム厚樹脂バリ21を介し、さらに隙間10a,10bを
通って徐々に排出される。
【0013】このように、本発明実施例では樹脂バリが
発生するものの、リードフレーム上には発生しないの
で、後工程で行われるバリ除去は容易であり、その際、
製品に傷をつけたりするなどの品質低下を招くこともな
い。
【0014】また、この実施例で適用される樹脂は透明
樹脂等の流れ性の良い樹脂を用いた樹脂封止に有効であ
るため、特に発光ダイオード、受光素子に応用できる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の樹脂モー
ルド方法によれば、樹脂封止される樹脂封止空間の外部
側の金属メッキ層には段差が形成され、この段差によ
り、金型とリードフレーム間に隙間を形成し、この隙間
を介して樹脂から生じるガスを外部に排出するようにし
たので、樹脂封止の際樹脂がリードフレーム上に滲み出
すことがなく、樹脂バリが大幅に低減できる。従って、
その樹脂バリの除去等の作業が軽減されく、工程を簡略
化することができる。また、樹脂バリが原因の搬送系の
トラブルも回避できる。さらに、金型の製作の際、エア
ベントを設けるための加工工程の必要がないため、その
加工費は削減され、さらに、差厚メッキをリードフレー
ムに施すことにより、リードフレームのコストの低減も
でき、全体として製造コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例を説明するための要部断面図
【図2】本発明実施例を説明するための要部平面図
【図3】本発明実施例に用いるリードフレームに金属メ
ッキ層が形成された状態を示す断面図
【図4】従来例を説明するための要部断面図
【図5】従来例を説明するための要部平面図
【図6】他の従来例を説明するための要部断面図
【符号の説明】
1・・・・上金型 2・・・・下金型 3・・・・上パッケージ 4・・・・下パッケージ 5・・・・樹脂封止空間 7,9・・・・リードフレーム 10a,10b・・・・金属メッキ層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リードフレーム上に半導体素子を載置し、
    その半導体素子とリード端子とを接続した状態で、その
    半導体素子を含む空間を上金型及び下金型を突き合わせ
    ることにより形成した後、その樹脂封止空間に樹脂を注
    入し、硬化することにより樹脂封止する半導体装置の樹
    脂モールド方法において、樹脂封止前に、上記リードフ
    レーム上面及び下面に形成すべき金属メッキ層を、上記
    樹脂封止空間及びその樹脂封止空間を超える所定領域に
    おける厚さよりも、その所定領域から突出した先端領域
    における厚さを薄く形成することを特徴とする半導体装
    置の樹脂モールド方法。
JP4134643A 1992-05-27 1992-05-27 半導体装置の樹脂モールド方法 Pending JPH05335442A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6943433B2 (en) 2002-03-06 2005-09-13 Nichia Corporation Semiconductor device and manufacturing method for same
CN111031674A (zh) * 2019-11-21 2020-04-17 惠州美锐电子科技有限公司 一种pcb上去除特定位置的选择性电镀边的方法
JP2020088228A (ja) * 2018-11-28 2020-06-04 日亜化学工業株式会社 多列型リードフレーム、多列型led用リードフレーム及びそれらの製造方法並びにledパッケージの製造方法

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