JPH05332222A - 燃料噴射ポンプ - Google Patents

燃料噴射ポンプ

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JPH05332222A
JPH05332222A JP4135122A JP13512292A JPH05332222A JP H05332222 A JPH05332222 A JP H05332222A JP 4135122 A JP4135122 A JP 4135122A JP 13512292 A JP13512292 A JP 13512292A JP H05332222 A JPH05332222 A JP H05332222A
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JP
Japan
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tappet
bushing
cam
cam roller
lubricating oil
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Application number
JP4135122A
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English (en)
Inventor
Shizuo Handa
静男 半田
Koji Nagaya
浩司 長屋
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05332222A publication Critical patent/JPH05332222A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M63/00Other fuel-injection apparatus having pertinent characteristics not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00; Details, component parts, or accessories of fuel-injection apparatus, not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M39/00 - F02M61/00 or F02M67/00; Combination of fuel pump with other devices, e.g. lubricating oil pump
    • F02M63/0001Fuel-injection apparatus with specially arranged lubricating system, e.g. by fuel oil

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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】接触面の片当たりを防止し、接触面の良好な潤
滑が行え、焼き付きや摩耗を防止してポンプの長寿命化
を可能にした燃料噴射ポンプを提供する。 【構成】カムローラ25とタペットピン23との間にブ
ッシング24を設け、このブッシングとカムローラとの
間の摺動面を弯曲面24aとし、これら摺動部は中央部
の隙間に比べてタペットピンの軸方向に沿う端部側の隙
間26が漸次広くし、かつ上記タペット本体に上記ブッ
シングとカムローラとの間の隙間に潤滑油を供給する給
油通路32a、32bを形成したことを特徴とする。 【作用】ブッシングに対しカムローラが傾き可能とな
り、カムシャフトにたわみが発生してもカムローラが傾
くのでカムとの接触面に片当たりを生じなくなり、カム
ローラとブッシングとの接触面に潤滑油が供給されるか
ら、潤滑油切れや、偏摩耗、焼き付きなどを防止するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンにより回転さ
れるカムシャフトによってプランジャを往復運動させ、
このプランジャにより燃料を供給する燃料噴射ポンプに
係り、特にカムシャフトの回転をプランジャの往復運動
に変換するタペットの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、エンジンに燃料を供給する列型
燃料噴射ポンプは、エンジンにより回転駆動されるカム
シャフトに、軸方向に沿って複数のカムを形成し、これ
らカムの回転をそれぞれタペットにより往復運動に変換
してプランジャに伝え、これらプランジャの往復運動に
よってポンプ室内の燃料を加圧し、この加圧燃料を各気
筒に設けた噴射弁へ供給するようになっている。
【0003】上記カムの回転をプランジャの往復運動に
変換するために用いられているタペットは、実公昭63
−16860号公報にも示されている通り、プランジャ
に係合してプランジャの往復運動と同方向に移動可能な
タペット本体と、このタペット本体に挿通されたタペッ
トピンと、このタペットピンに取着され上記カムに当接
されるカムローラとを備えており、このカムローラが上
記カムの外面に転接することによりタペット本体を往復
運動させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近ディー
ゼルエンジンの排ガス対策として、燃料を高圧噴射する
ことが有効であることが判ってきた。このため燃料噴射
ポンプから供給される燃料の吐出圧を高くする研究が進
められている。しかし、吐出圧を高くするにはカムリフ
トを高くする必要があり、このようにするとタペットに
かかる負担が増し、各接触面の面圧が高くなる。接触面
の面圧を低くするには接触面を広くすればよいが、この
ようにすると接触面が増すとともに高圧化によるカムシ
ャフトのたわみも影響して、接触面に片当たりが発生す
る。特に、エンジンの気筒数が多い場合は、カムシャフ
トの軸方向に沿って多数のタペットを接触させる構造と
なるからカムシャフトに局部的な負荷がかかり、カムシ
ャフトにたわみが発生する。このようなたわみは、カム
面とカムローラとの接触面およびカムローラとタペット
ピンとの接触面に一層片当たりを生じさせる。
【0005】そして、このような片当たりは、局部的に
面圧が高くなるのでこの部分の潤滑油切れや、偏摩耗、
焼き付きなどを生じ易くなり、寿命が低下する。
【0006】本発明はこのような事情にもとづきなされ
たもので、その目的とするのは、接触面の片当たりを防
止し、この接触面の潤滑が可能となり、焼き付きや偏摩
耗を防止してポンプの長寿命化を可能にした燃料噴射ポ
ンプを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、カムローラとタペットピンとの間にブッシン
グを設け、上記カムローラはこのブッシングに回転自在
に支持されてこのブッシングと摺動し、これらブッシン
グとカムローラとの間の少なくとも一方の摺動面を弯曲
面とし、これらブッシングとカムローラとの摺動部は中
央部の隙間に比べてタペットピンの軸方向に沿う端部側
の隙間が漸次広くなるようにしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、ブッシングとカムローラとの
摺動部の隙間は中央部に比べて軸方向に沿う端部側が漸
次広くなるようにしたから、ブッシングに対してカムロ
ーラが傾き可能となり、したがってカムシャフトにたわ
みが発生してもカムに沿ってカムローラが傾くので接触
面に片当たりを生じなくなる。そして、このような摺動
部はくさび形の隙間となり、この隙間に潤滑油が侵入す
るので、潤滑油切れや、偏摩耗、焼き付きなどを防止す
ることができる。
【0009】
【実施例】以下本発明について、図1および図2に示す
第1の実施例にもとづき説明する。 本実施例は列型燃
料噴射ポンプに適用して示すが、本発明は列型燃料噴射
ポンプに限らず、単筒型燃料噴射ポンプであってもよ
い。図において1はポンプハウジングを示し、このポン
プハウジング1内には、下部にカム室2が形成されてい
る。カム室2にはカムシャフト3が挿通されており、こ
のカムシャフト3は図示しない軸受により回転自在に支
持されている。カムシャフト3は図示しないエンジンに
より回転駆動されるようになっており、このカムシャフ
ト3の外面には気筒の数と同数のカム4が形成されてい
る。なお、カム4は、カムシャフト3に一体成形しても
よく、または別に形成しておいて一体に取付けてもよ
い。このカム室2には潤滑油が収容されており、上記カ
ム4はこの潤滑油に浸漬されるようになっている。よっ
てカム4の外周面は潤滑油により潤滑される。
【0010】ポンプハウジング1の上部には、プランジ
ャバレル5が嵌挿されている。プランジャバレル5には
ポンプ室6が形成されており、このポンプ室6にはプラ
ンジャ7の上端部が摺動自在に嵌挿されている。プラン
ジャ7の下端は下部ばね座9を介して後述するタペット
20に連結されており、このタペット20はカム4によ
り上下方向に往復駆動されるようになっている。したが
って、プランジャ7はタペット20により上下に往復運
動される。プランジャ7が押し上げられると、このプラ
ンジャ7はプランジャバレル5のポンプ室6に吸引した
燃料を押圧する。この燃料の圧力が吐出弁12の開弁圧
以上になると、ポンプ室6の高圧燃料が吐出口体14を
通じてエンジンの噴射弁(図示しない)へ供給されるよ
うになっている。なお、プランジャ7は上下のばね座
8、9の間に掛け渡したスプリング10により常時下向
きに押されて復帰されるようになっている。なお、16
は燃料噴射タイミングを制御するためのピニオンギアで
ある。
【0011】ポンプハウジング1には、カム室2に連な
る摺動孔18が形成されており、この摺動孔18には上
記タペット20が軸方向に摺動自在に嵌挿されている。
タペット20について、図2を加えて説明する。タペッ
ト20は、上記摺動孔18内でプランジャ7の往復運動
と同方向に往復運動する特殊鋼からなるタペット本体2
1を有し、このタペット本体21には回り止めのための
タペットガイド19が取着されている。このタペットガ
イド19は上記摺動孔18の内面に軸方向に沿って形成
されたガイド溝19aに沿って摺動可能となっており、
タペット本体21の回転を防止している。このタペット
本体21には下面が開口する凹部28が形成されてい
る。この凹部28の対向する両側の壁29、29には上
記カムシャフト3と平行をなした挿通孔22、22が形
成されており、これら挿通孔22、22間にはタペット
ピン23が挿通されている。このタペットピン23の両
端は摺動孔18の内面により移動が規制されて抜け止め
されている。
【0012】このタペットピン23にはブッシング24
が回転自在に取着されている。ブッシング24はタペッ
トピン23に回転自在に嵌合しており、その外面は軸方
向の中央部が高く(厚く)、端部に近い程漸次低く(薄
く)なるようなクラウニング形状(バレル形)の弯曲面
24aをなしている。このブッシング24にはカムロー
ラ25が回転自在に取着されている。カムローラ25の
内面25aおよび外面25bはともにストレート面であ
り、内面25aは上記ブッシング24の弯曲面24aに
摺動自在に嵌合している。このため、ブッシング24と
カムローラ25はカムローラ25がタペットピン23に
対して平行な姿勢の場合に中央部で相互の接触するよう
になり、このとき、両端部にはくさび形の隙間26、2
6が形成されるようになっている。したがってカムロー
ラ25はブッシング24に対して、軸方向に傾動可能と
なっている。このようなカムローラ25の外面25bは
上記カム4に転がり接触するように押付けられており、
カム4の回転に伴って転がり回転するようになってい
る。
【0013】前記下部ばね座9には、空気逃し兼給油孔
31が形成されており、タペット20が下降する場合に
カム室2の空気を上部室30に逃し、タペット20が上
昇する場合に上部室30の潤滑油を導入するようになっ
ている。
【0014】そして、タペット本体21には、空気逃し
兼給油通路32a、32bが形成されている。上部給油
通路32aの上端は上記下部ばね座9に形成した給油孔
31に連通しており、下部給油通路32bの下端は壁2
9を通じて凹部28の内面に開口している。この下部給
油通路32bの下端開口部は、前記ブッシング24とカ
ムローラ25との間に形成された側方に開口しているく
さび形の隙間26に対向している。上記空気逃し兼給油
通路32a、32bも、タペット20が下降する場合に
カム室2の空気を上部室30に逃し、タペット20が上
昇する場合に上部室30の潤滑油を導通させて隙間26
に給油するようになっている。
【0015】このような構成の燃料噴射ポンプについ
て、作用を説明する。
【0016】カムシャフト3の回転によりカム4が回転
すると、カム4の上面に押付けられているカムローラ2
5がカム4に転接し、カムプロフィルに伴って往復運動
する。この運動はブッシング24、タペットピン23お
よびタペット本体21に伝えられ、よってタペット20
はポンプハウジング1に形成した摺動孔18に摺接しつ
つ上下に往復運動する。上記タペット20の往復運動は
プランジャ7に伝えられ、プランジャ7が同動して往復
運動される。プランジャ7が押し上げられた時にポンプ
室6に吸引した燃料を押圧し、この燃料圧力が吐出弁1
2の開弁圧以上になると、ポンプ室6の高圧燃料を吐出
口体14を通じてエンジンの噴射弁(図示しない)へ供
給する。また、プランジャ7が上死点を越えるとスプリ
ング10の力を受け、かつカムプロフィルに伴って下降
し、タペット20は摺動孔18内を摺動して下動する。
【0017】上記タペット20が上向きに移動する場
合、下部ばね座9に形成した空気逃し兼給油孔31から
上部室30の潤滑油を導入し、タペット本体21に形成
した空気逃し兼給油通路32a、32bより凹部28に
潤滑油を導入する。この潤滑油はカムローラ25、ブッ
シング24、タペットピン23を濡らし、これらの摺動
面を潤滑するが、特にブッシング24とカムローラ25
との間に形成したくさび形の隙間26に供給し、この隙
間を潤滑する。
【0018】そして、燃料を高圧噴射するためにカムリ
フトを高くし、かつ1本のカムシャフト3により多数の
タペット20を駆動するポンプにおいて、カムシャフト
3に局部的な負荷がかかり、カムシャフト3にたわみが
発生してカム4面とカムローラ25との摺接面に片当た
りを生じようとした場合には、ブッシング24の外面を
クラウニング形状の弯曲面24aとし、この弯曲面24
aに接触するカムローラ25が傾斜が自在となっている
ので、カムシャフト3のたわみに応じてカムローラ25
が傾斜し、したがってカムローラ25の外面25bとカ
ム4面は、相互に広い摺動面で接触する。このため、カ
ムローラ25とカム4との間で片当たりが発生するのが
防止され、局部的面圧の上昇やこれによる潤滑油切れ、
偏摩耗、焼き付きなどを防止することができる。
【0019】この場合、カムローラ25はブッシング2
4に対して傾くが、ブッシング24の外面はクラウニン
グ形の弯曲面24aをなしているのでカムローラ25の
傾きを許容する。この際、カムローラ25とブッシング
24との接触位置は変動するから局部的な偏摩耗を防止
することができるばかりでなく、この接触点には上記潤
滑油が良好に供給されるので焼き付きや浸蝕が防止され
る。つまり、上記給油通路32a、32bからブッシン
グ24とカムローラ25との間に形成したくさび形の隙
間26に潤滑油が供給されると、入口が広いので潤滑油
が入り易く、しかもブッシング24およびカムローラ2
5の回転によって遠心力を受けて潤滑油は半径の一番大
きな位置、つまり弯曲面24aの最も高い中央部へ昇っ
て行くようになり、最も高い箇所で自動的に油膜が形成
されるようになるから、接触圧の高い箇所の潤滑を確実
に行うことができる。
【0020】なお、カムローラ25の外面形状をクラウ
ニング形の弯曲面にすることも考えられ、この面の潤滑
はカム4がカム室2内の潤滑油に浸漬されることで潤滑
が可能であるが、上記のようにくさび形隙間26に閉じ
込めた潤滑油を遠心力により使用頻度が高く面圧の高く
なる中央部に強制的に供給することは期待できず、本発
明の効果には及ばない。
【0021】したがって、上記実施例の構造によれば、
ディーゼル機関の排ガス対策のため、燃料を高圧噴射す
る型式のポンプに適用可能となり、カムリフトを高くし
て各接触面の面圧が高くなっても片当たりを防止するこ
とができ、かつ潤滑油切れや、偏摩耗、焼き付きなども
防止することができ、寿命特性が向上する。
【0022】また、摩耗を防止できるから、噴射ポンプ
のがたつき発生を防止し、このため騒音防止にも効果が
ある。
【0023】なお、本発明は上記第1の実施例に制約さ
れるものではない。つまり、図3に示す第2の実施例の
場合は、タペットピン23とブッシング24との摺動面
を潤滑するようにしたものであり、タペット本体21に
は、他方の壁29に他の給油通路42a、42bを形成
してあり、一方の給油通路42aは下部ばね座9に形成
した給油孔31に連通しており、他方の給油通路42b
はタペットピン23の一端部外面に開口している。タペ
ットピン23には一端部外面に環状溝45を形成してあ
るとともに、外周面には一端が環状溝45に連通された
螺旋溝46を形成してある。したがって、このような構
成の場合、タペット20が上昇する時に上部室30内の
潤滑油を下部ばね座9に形成した給油孔31から給油通
路42aおよび42bを通じてタペットピン23の環状
溝45に導入し、この潤滑油は螺旋溝46を通じてタペ
ットピン23とブッシング24との間の摺動面を潤滑す
る。よってタペットピン23とブッシング24との間に
焼き付きを防止する。なお、この場合、タペットピン2
3とタペット本体21に形成した挿通孔22との間に潤
滑も可能である。
【0024】なお、この場合、その他の構造は第1の実
施例と同様であってよい。但し、図3の(A)図に示す
ように、タペットピン23に給油するための給油通路4
2a、42bは中心位置に設け、くさび形隙間26に給
油するための給油通路32a、32bは中心位置からカ
ムローラ25の回転方向へずれた位置に設けることによ
り給油効率を向上させてある。
【0025】また、上記各実施例は、ブッシングの外面
に弯曲面を形成して中央部の径を大きくしたので、遠心
力により潤滑油が径の大きな箇所、つまり面圧の高い箇
所に強制的に送られるようにしたが、本発明は中央部の
径を大きくすることには限らず、少なくともくさび形の
隙間26を設ければ潤滑油の流れ込みがよくなるから、
カムローラの内面または、ブッシングの外面とカムロー
ラの内面の両者に弯曲面を形成するようにしてもよい。
ただし、これら両面に弯曲面を形成した場合は、潤滑油
がクラウニング面に侵入する作用が若干低下することが
あり、このような給油効果を考慮すればブッシングの外
面にのみクラウニング面を形成する方がよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ブ
ッシングとカムローラとの摺動部の隙間を、中央部に比
べて軸方向に沿う端部側が漸次広くなるようにしたか
ら、ブッシングに対してカムローラは傾き可能となり、
したがって高圧化によるカムシャフトにたわみが発生し
てもカムに沿ってカムローラが傾き、また形状や加工ば
らつき等が生じてもカムに沿ってカムローラが傾き、よ
ってカム面との接触において片当たりを生じなくなる。
そして、ブッシングとカムローラの接触面に潤滑油を供
給する場合、くさび形の隙間に潤滑油が自動的に侵入す
るので、高圧化や高速回転使用等の過酷な状況でも潤滑
油切れや、偏摩耗、焼き付きなどを防止することができ
る。このようなことから排気対策のための高圧噴射タイ
プのポンプにおいて高い接触圧が作用するタペットの摺
接面を良好に潤滑し、焼き付きを防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す燃料噴射ポンプの
断面図。
【図2】同実施例のタペットを拡大した他の方向の断面
図。
【図3】本発明の第2の実施例を示し、(A)図は断面
図、(B)図は他の方向の断面図。
【符号の説明】
1…ポンプハウジング、3…カムシャフト、4…カム、
6…ポンプ室、7…プランジャ、18…摺動孔、20…
タペット、21…タペット本体、23…タペットピン、
24…ブッシング、24a…弯曲面、25…カムロー
ラ、26…くさび形隙間、32a、32b、42a、4
2b…給油通路、45…環状溝、46…螺旋溝。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンにより回転されるカムシャフト
    の回転によりタペットを往復運動させ、このタペットの
    運動をプランジャに伝えてこのプランジャを往復運動さ
    せ、このプランジャにより燃料を圧送する燃料噴射ポン
    プにおいて、 上記タペットは、 上記プランジャに係合してプランジャと同方向に移動可
    能なタペット本体と、 このタペット本体に取着されたタペットピンと、 このタペットピンに設けられたブッシングと、 このブッシングに回転自在に嵌合されて上記カムシャフ
    トのカムと転接するカムローラと、 上記ブッシングとカムローラの少なくとも一方の摺動面
    に形成されこれらブッシングおよびカムローラの隙間が
    中央部に比べて軸方向の端部で漸次広くなるようにした
    弯曲面と、 を具備したことを特徴とする燃料噴射ポンプ。
  2. 【請求項2】 上記タペット本体には、上記ブッシング
    とカムローラとの隙間に潤滑油を供給する給油通路を形
    成したことを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射ポン
    プ。
  3. 【請求項3】 上記タペットピンには、タペットピンと
    ブッシングとの接触面に潤滑油を供給する潤滑油の供給
    部を形成するとともに、上記タペット本体にはこの潤滑
    油供給部に潤滑油を供給する給油通路を形成したことを
    特徴とする請求項1に記載の燃料噴射ポンプ。
JP4135122A 1992-05-27 1992-05-27 燃料噴射ポンプ Pending JPH05332222A (ja)

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