JPH05330625A - 組合せ秤における分散フィーダ - Google Patents
組合せ秤における分散フィーダInfo
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- JPH05330625A JPH05330625A JP13275092A JP13275092A JPH05330625A JP H05330625 A JPH05330625 A JP H05330625A JP 13275092 A JP13275092 A JP 13275092A JP 13275092 A JP13275092 A JP 13275092A JP H05330625 A JPH05330625 A JP H05330625A
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- dispersion
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数種類の異なる被処理物を周方向の旋回動
作を伴わせて、分散特性を損なわないで処理できる複数
区画に分割された分散テーブルを備える組合せ秤におけ
る分散フィーダである。 【構成】 組合せ秤における分散フィーダにおいて、分
散テーブル10の上部取付枠体11と下部支持体15との間
に、複数本の横向きバネ棒21を上下に配して両端を支持
部材22，23で固着されてユニット化される振動バネ体20
を複数組と振動用マグネット25とが設けられ、前記振動
バネ体20はバネ棒21の軸線方向を分散フィーダ中心から
放射状にほぼ水平に配されて、一端の支持部材22を前記
下部支持体15側に、他端の支持部材23を上部取付枠体11
側にそれぞれ取り付けて配設され、前記振動用マグネッ
ト25は上下振動に加えて右旋回用と左旋回用の各振動力
が生じるものをそれぞれ備える構成である。
作を伴わせて、分散特性を損なわないで処理できる複数
区画に分割された分散テーブルを備える組合せ秤におけ
る分散フィーダである。 【構成】 組合せ秤における分散フィーダにおいて、分
散テーブル10の上部取付枠体11と下部支持体15との間
に、複数本の横向きバネ棒21を上下に配して両端を支持
部材22，23で固着されてユニット化される振動バネ体20
を複数組と振動用マグネット25とが設けられ、前記振動
バネ体20はバネ棒21の軸線方向を分散フィーダ中心から
放射状にほぼ水平に配されて、一端の支持部材22を前記
下部支持体15側に、他端の支持部材23を上部取付枠体11
側にそれぞれ取り付けて配設され、前記振動用マグネッ
ト25は上下振動に加えて右旋回用と左旋回用の各振動力
が生じるものをそれぞれ備える構成である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は組合せ秤における分散フ
ィーダにかかるものであって、詳しくは分散フィーダの
分散テーブルが複数区画に分割されていて、それぞれの
分割区画に被処理物が供給されて計量され、その後に混
合させる方式の組合せ秤に用いられる組合せ秤における
分散フィーダに関する。
ィーダにかかるものであって、詳しくは分散フィーダの
分散テーブルが複数区画に分割されていて、それぞれの
分割区画に被処理物が供給されて計量され、その後に混
合させる方式の組合せ秤に用いられる組合せ秤における
分散フィーダに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の組合せ秤における分散フィーダ
は、図５によって示されるような構成である。この分散
フィーダにおける分散テーブル１は偏平な円錐形にさ
れ、この分散テーブル１の中央部にはボス２が固着され
ている。この分散テーブル１は上部取付板３の上面中央
に固着された取付ねじ穴を有する支持ボス3'に、前記中
央部のボス２を貫通するボルト５を前記取付ねじ穴に螺
合させて締着されている。その上部取付板３は下部支持
体６と、複数の板ばね７（例えば４個の板ばね）で連結
支持され、その各板ばね７はそれぞれ下部支持体６の上
面に固着される下部板ばね取付金具7'と上部取付板３下
面に固着される上部板ばね取付金具7"とに端部を取り付
けられて、所要角度に傾斜させた状態に配されている。
そして、下部支持体６には中央上面にマグネット８が固
着され、上部取付板３の下面中央に可動コア8'が前記マ
グネット８と対向して所要の間隔をおいて固着されて、
そのマグネット８を作動させることにより、分散テーブ
ル１が上下振動しながら往復螺旋状の運動を行うような
振動を与えられるようにされている。
は、図５によって示されるような構成である。この分散
フィーダにおける分散テーブル１は偏平な円錐形にさ
れ、この分散テーブル１の中央部にはボス２が固着され
ている。この分散テーブル１は上部取付板３の上面中央
に固着された取付ねじ穴を有する支持ボス3'に、前記中
央部のボス２を貫通するボルト５を前記取付ねじ穴に螺
合させて締着されている。その上部取付板３は下部支持
体６と、複数の板ばね７（例えば４個の板ばね）で連結
支持され、その各板ばね７はそれぞれ下部支持体６の上
面に固着される下部板ばね取付金具7'と上部取付板３下
面に固着される上部板ばね取付金具7"とに端部を取り付
けられて、所要角度に傾斜させた状態に配されている。
そして、下部支持体６には中央上面にマグネット８が固
着され、上部取付板３の下面中央に可動コア8'が前記マ
グネット８と対向して所要の間隔をおいて固着されて、
そのマグネット８を作動させることにより、分散テーブ
ル１が上下振動しながら往復螺旋状の運動を行うような
振動を与えられるようにされている。
【０００３】したがって、その分散フィーダの分散テー
ブル１上に被処理物が供給されると、その被処理物は分
散テーブル１上において円周方向にずり落ちながら板ば
ね７の傾斜している方向に応じて（この具体例では分散
テーブルの平面視で左方向）旋回流れとなって移動され
る。この分散被処理物の旋回流れとなる動作が、組合せ
秤における分散フィーダから任意の供給用のフィーダへ
の分散供給特性として重要である。すなわち、分散フィ
ーダによってこの分散フィーダの周囲に配設されている
各計量部への被処理物の各供給用のフィーダのうち満杯
状態にある箇所では、その横隣のフィーダへ被処理物が
廻り込み供給される働きをする。
ブル１上に被処理物が供給されると、その被処理物は分
散テーブル１上において円周方向にずり落ちながら板ば
ね７の傾斜している方向に応じて（この具体例では分散
テーブルの平面視で左方向）旋回流れとなって移動され
る。この分散被処理物の旋回流れとなる動作が、組合せ
秤における分散フィーダから任意の供給用のフィーダへ
の分散供給特性として重要である。すなわち、分散フィ
ーダによってこの分散フィーダの周囲に配設されている
各計量部への被処理物の各供給用のフィーダのうち満杯
状態にある箇所では、その横隣のフィーダへ被処理物が
廻り込み供給される働きをする。
【０００４】近時、包装作業の多様化に伴い組合せ秤で
複数種類の被計量物を計量後に混合して包装工程に供給
させる方式が採用され、従来の方式では困難な作業が要
求されるようになり、あるいは同時に異なる種類の物品
をそれぞれ別個に供給計量して包装部に供給させるな
ど、１台の組合せ秤でもって処理させることが要求され
るようになってきた。
複数種類の被計量物を計量後に混合して包装工程に供給
させる方式が採用され、従来の方式では困難な作業が要
求されるようになり、あるいは同時に異なる種類の物品
をそれぞれ別個に供給計量して包装部に供給させるな
ど、１台の組合せ秤でもって処理させることが要求され
るようになってきた。
【０００５】そこで、このような要求に対応させるため
に、１台の組合せ秤において被計量物の供給部で異なる
種類の物品をそれぞれ別個に分散供給して処理できるよ
うにする方式が研究され、提案されている。このような
方式を実施しようとする先行技術としては、実開平１−
６６０３２号公報によって知られている。
に、１台の組合せ秤において被計量物の供給部で異なる
種類の物品をそれぞれ別個に分散供給して処理できるよ
うにする方式が研究され、提案されている。このような
方式を実施しようとする先行技術としては、実開平１−
６６０３２号公報によって知られている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の板
ばねを傾斜させて配される形式では、上下方向の振動成
分と旋回方向の振動成分とが同時に得られることから、
構造が簡単で有効であるが、その反面分散特性の悪い物
品（付着し易い、軟質である、低密度などの被処理物）
を取り扱うような場合に、強い振動が要求されるので、
板ばねの強化とマグネットの大型化が必要になる。
ばねを傾斜させて配される形式では、上下方向の振動成
分と旋回方向の振動成分とが同時に得られることから、
構造が簡単で有効であるが、その反面分散特性の悪い物
品（付着し易い、軟質である、低密度などの被処理物）
を取り扱うような場合に、強い振動が要求されるので、
板ばねの強化とマグネットの大型化が必要になる。
【０００７】さらに、複数種類の被処理物を同時に取り
扱えるようにする前記のような先行技術にあっては、分
散テーブルが分割された位置に仕切り板を設けて隣接位
置の物品が相互に移動できないように仕切っているため
に、これらの分割された分散テーブルに与えられる往復
螺旋動で、被処理物がその分散進め方向に偏り、その逆
の側での分散量が少なくなって最悪状態では進め方向の
供給用のフィーダに対して他方向の供給用のフィーダに
は物品が供給されなくなるおそれがある。
扱えるようにする前記のような先行技術にあっては、分
散テーブルが分割された位置に仕切り板を設けて隣接位
置の物品が相互に移動できないように仕切っているため
に、これらの分割された分散テーブルに与えられる往復
螺旋動で、被処理物がその分散進め方向に偏り、その逆
の側での分散量が少なくなって最悪状態では進め方向の
供給用のフィーダに対して他方向の供給用のフィーダに
は物品が供給されなくなるおそれがある。
【０００８】したがって、複数に分割された分散テーブ
ルでは、上下方向の振動のみを与えるようにして、旋回
動作が無い形式となる。しかし、このような上下方向の
振動だけでは、旋回動作を伴わないので、前述の分散特
性での重要な要素である被処理物の各供給用のフィーダ
への廻り込み効果が殆ど期待できないのである。このよ
うなことから、先行技術では作業性の向上が期待できな
い。
ルでは、上下方向の振動のみを与えるようにして、旋回
動作が無い形式となる。しかし、このような上下方向の
振動だけでは、旋回動作を伴わないので、前述の分散特
性での重要な要素である被処理物の各供給用のフィーダ
への廻り込み効果が殆ど期待できないのである。このよ
うなことから、先行技術では作業性の向上が期待できな
い。
【０００９】本発明では前記のような問題点を解決する
ことを目的とし、複数種類の異なる被処理物を周方向の
旋回動作を伴わせて、分散特性を損なわないで処理でき
る複数区画に分割された分散テーブルを備える組合せ秤
における分散フィーダを提供することにある。
ことを目的とし、複数種類の異なる被処理物を周方向の
旋回動作を伴わせて、分散特性を損なわないで処理でき
る複数区画に分割された分散テーブルを備える組合せ秤
における分散フィーダを提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、組合せ秤における分散フィーダにおい
て、分散テーブルの上部支持体と下部支持体との間に、
複数本の横向きバネ棒を上下に配して両端を支持部材で
固着されてユニット化される振動バネ体を複数組と電磁
振動体とが設けられ、前記振動バネ体はバネ棒の軸線方
向を分散フィーダ中心から放射状にほぼ水平に配され
て、一端の支持部材を前記下部支持体側に、他端の支持
部材を上部支持体側にそれぞれ取り付けて配設され、前
記電磁振動体は上下振動に加えて右旋回用と左旋回用の
各振動力が生じるマグネットをそれぞれ備える構成であ
る。
めに、本発明は、組合せ秤における分散フィーダにおい
て、分散テーブルの上部支持体と下部支持体との間に、
複数本の横向きバネ棒を上下に配して両端を支持部材で
固着されてユニット化される振動バネ体を複数組と電磁
振動体とが設けられ、前記振動バネ体はバネ棒の軸線方
向を分散フィーダ中心から放射状にほぼ水平に配され
て、一端の支持部材を前記下部支持体側に、他端の支持
部材を上部支持体側にそれぞれ取り付けて配設され、前
記電磁振動体は上下振動に加えて右旋回用と左旋回用の
各振動力が生じるマグネットをそれぞれ備える構成であ
る。
【００１１】
【作用】このような構成の本発明の分散フィーダによれ
ば、右旋回用の電磁振動体と左旋回用の電磁振動体とを
交互に励磁作動させることによって、上下振動とともに
左旋回もしくは右旋回の振動が与えられ、中心線上から
放射状に配されている各振動バネ体を構成しているバネ
棒が横方向にのみ撓みが許容されているので、前記電磁
振動体の作動による分散テーブルの旋回に応じて僅かな
垂直軸方向の移動と中心軸廻りの捻れとで前記電磁振動
体での励磁が消去されると復元力によって戻し力が作用
し、左右いずれの方向にも上下動とともに旋回動が異な
る旋回方向に切り換えられて作動し、複数の区画に仕切
られた分散テーブル上での異なる被処理物の供給に際し
て、被処理物の偏りが生じないで作業性が高められる。
ば、右旋回用の電磁振動体と左旋回用の電磁振動体とを
交互に励磁作動させることによって、上下振動とともに
左旋回もしくは右旋回の振動が与えられ、中心線上から
放射状に配されている各振動バネ体を構成しているバネ
棒が横方向にのみ撓みが許容されているので、前記電磁
振動体の作動による分散テーブルの旋回に応じて僅かな
垂直軸方向の移動と中心軸廻りの捻れとで前記電磁振動
体での励磁が消去されると復元力によって戻し力が作用
し、左右いずれの方向にも上下動とともに旋回動が異な
る旋回方向に切り換えられて作動し、複数の区画に仕切
られた分散テーブル上での異なる被処理物の供給に際し
て、被処理物の偏りが生じないで作業性が高められる。
【００１２】
【実施例】以下本発明の組合せ秤における分散フィーダ
について一実施例を図面に基づき説明する。図１に示さ
れるのは本発明の組合せ秤における分散フィーダの一具
体例の中央縦断面図である。図２は図１に示される分散
フィーダの平面図である。図３は図２におけるIII−III
視縦断面図である。図４は本発明の分散フィーダに組み
込まれているユニット化された振動バネ体の斜視図であ
る。
について一実施例を図面に基づき説明する。図１に示さ
れるのは本発明の組合せ秤における分散フィーダの一具
体例の中央縦断面図である。図２は図１に示される分散
フィーダの平面図である。図３は図２におけるIII−III
視縦断面図である。図４は本発明の分散フィーダに組み
込まれているユニット化された振動バネ体の斜視図であ
る。
【００１３】これらの図において、本発明の分散フィー
ダは、偏平な円錐形に形成されて下側に上部取付板枠11
が一体に取り付けられる分散テーブル10と、全体を支持
している下部支持体15と、この下部支持体15上の中央に
立設されるバネ支持枠16と前記上部取付板枠11とを繋い
で分散テーブル10を支持している複数の振動バネ体20
と、複数の振動用マグネット25（ここでは全ての振動用
マグネットを代表して符号25と表している）とで構成さ
れている。
ダは、偏平な円錐形に形成されて下側に上部取付板枠11
が一体に取り付けられる分散テーブル10と、全体を支持
している下部支持体15と、この下部支持体15上の中央に
立設されるバネ支持枠16と前記上部取付板枠11とを繋い
で分散テーブル10を支持している複数の振動バネ体20
と、複数の振動用マグネット25（ここでは全ての振動用
マグネットを代表して符号25と表している）とで構成さ
れている。
【００１４】前記分散テーブル10の上面にはその中心を
通って横断する所要高さの仕切り板12が取り付けられ、
この具体例では２つの区画に分割されている。なお、３
以上に分割される場合は、分散テーブル10の中心から放
射状に所要数の仕切り板12を好ましくは等分して取り付
けるようにされる。
通って横断する所要高さの仕切り板12が取り付けられ、
この具体例では２つの区画に分割されている。なお、３
以上に分割される場合は、分散テーブル10の中心から放
射状に所要数の仕切り板12を好ましくは等分して取り付
けるようにされる。
【００１５】前記下部支持体15は所要寸法の安定状態に
保てるベース板15' 上に、その中央部で所要寸法の角柱
形にされたバネ支持枠16が立設され、かつこのバネ支持
枠16の周囲に図２で示されるように同心で角形に囲った
形状のマグネット取付フレーム17，17' が立設されてい
る。なお、ベース板15' の下面には複数の緩衝バネ18が
配設されて、この緩衝バネ18によって振動が組合せ秤本
体に伝播されないように支持されている。
保てるベース板15' 上に、その中央部で所要寸法の角柱
形にされたバネ支持枠16が立設され、かつこのバネ支持
枠16の周囲に図２で示されるように同心で角形に囲った
形状のマグネット取付フレーム17，17' が立設されてい
る。なお、ベース板15' の下面には複数の緩衝バネ18が
配設されて、この緩衝バネ18によって振動が組合せ秤本
体に伝播されないように支持されている。
【００１６】前記のような下部支持体15と分散テーブル
10とを繋いで支持する振動バネ体20は、図４に示される
ように所要長さのバネ棒21を横向きにして複数本上下方
向に高さｈの範囲にて所要の間隔で１列に配列し、両端
を支持部材22，23にそれぞれ固着されてユニット化され
ている。そして、この振動バネ体20は一端の支持部材22
を前記下部支持体15のバネ支持枠16に、また他端の支持
部材23を前記上部取付板枠11にそれぞれ固着させて、分
散テーブル10を下部支持体15と連結されて支持させる構
成になっている。なお、前記の振動バネ体20は図２で示
されるように、この具体例では４個を等分して放射状に
配設されている。
10とを繋いで支持する振動バネ体20は、図４に示される
ように所要長さのバネ棒21を横向きにして複数本上下方
向に高さｈの範囲にて所要の間隔で１列に配列し、両端
を支持部材22，23にそれぞれ固着されてユニット化され
ている。そして、この振動バネ体20は一端の支持部材22
を前記下部支持体15のバネ支持枠16に、また他端の支持
部材23を前記上部取付板枠11にそれぞれ固着させて、分
散テーブル10を下部支持体15と連結されて支持させる構
成になっている。なお、前記の振動バネ体20は図２で示
されるように、この具体例では４個を等分して放射状に
配設されている。
【００１７】振動用マグネット25は、傾斜方向が右傾斜
のもの（25A ，25C ）２個１組と、傾斜方向が左傾斜の
もの（25B ，25D ）２個１組とを（いずれもその傾斜方
向はマグネットを外側（手前側）から見た場合で表して
いる）、その一方の組のマグネットコイル25a が下部支
持体15上に立設のマグネット取付フレーム17にて分散フ
ィーダの中心線を挟んで対向する位置で、それぞれ垂直
方向に対して各々所要の吸引作用角度θで配設され、こ
れに対応して他方の組のマグネットコイル25bが前記の
ものと同様にして９０度変位した位置に立設の各マグネ
ット取付フレーム17' にて、前記の各マグネットコイル
25a とは逆方向に各々所要の吸引作用角度θで傾斜させ
て配設される。これらの各マグネットコイル25a ，25b
に各々対向する可動鉄芯25a'，25b'はそれぞれ所要の間
隙をおいて前記上部取付板枠11に下向きに取り付けられ
ている。
のもの（25A ，25C ）２個１組と、傾斜方向が左傾斜の
もの（25B ，25D ）２個１組とを（いずれもその傾斜方
向はマグネットを外側（手前側）から見た場合で表して
いる）、その一方の組のマグネットコイル25a が下部支
持体15上に立設のマグネット取付フレーム17にて分散フ
ィーダの中心線を挟んで対向する位置で、それぞれ垂直
方向に対して各々所要の吸引作用角度θで配設され、こ
れに対応して他方の組のマグネットコイル25bが前記の
ものと同様にして９０度変位した位置に立設の各マグネ
ット取付フレーム17' にて、前記の各マグネットコイル
25a とは逆方向に各々所要の吸引作用角度θで傾斜させ
て配設される。これらの各マグネットコイル25a ，25b
に各々対向する可動鉄芯25a'，25b'はそれぞれ所要の間
隙をおいて前記上部取付板枠11に下向きに取り付けられ
ている。
【００１８】このような構成の本発明の分散フィーダで
は、分散テーブル10がその上部取付板枠11と下部支持体
15とが前記のような構成の振動バネ体20によって連結支
持されているので、分散テーブル10は下部支持体15に対
して振動バネ体20のバネ棒21の撓みにより若干の垂直軸
方向の移動と中心垂直軸Ｏ−Ｏ’の廻りの捻れ（ヨーイ
ング）が可能である。ただし水平方向移動と水平軸に対
する回転運動（ピッチング及びローリング）はできな
い。その理由はバネ棒21が横方向の撓みに対して軸方向
の撓みがきわめて小さく、またそのバネ棒21は垂直方向
に所要距離をもって複数本が配列構成されているので、
そのバネ棒21の軸方向の撓みがない限りピッチング方向
とローリング方向への動きは不可能であることによる。
は、分散テーブル10がその上部取付板枠11と下部支持体
15とが前記のような構成の振動バネ体20によって連結支
持されているので、分散テーブル10は下部支持体15に対
して振動バネ体20のバネ棒21の撓みにより若干の垂直軸
方向の移動と中心垂直軸Ｏ−Ｏ’の廻りの捻れ（ヨーイ
ング）が可能である。ただし水平方向移動と水平軸に対
する回転運動（ピッチング及びローリング）はできな
い。その理由はバネ棒21が横方向の撓みに対して軸方向
の撓みがきわめて小さく、またそのバネ棒21は垂直方向
に所要距離をもって複数本が配列構成されているので、
そのバネ棒21の軸方向の撓みがない限りピッチング方向
とローリング方向への動きは不可能であることによる。
【００１９】ここで振動用マグネット25A の吸引方向は
垂直方向に対して所要角度傾斜されてあり、この振動用
マグネット25A と中心軸を挟んで反対側位置の振動用マ
グネット25C の吸引方向は丁度手前側からみると逆向き
（実際は同じ方向に傾斜している）になっているので、
この両振動用マグネット25A ，25C の各マグネットコイ
ル25a が励磁されると、それぞれの可動鉄芯25a'，25a'
が吸引されてその吸引力のベクトルによって分散テーブ
ル10が下部支持体15に対して下方に引き寄せられながら
図上右廻りの方向に回動される。
垂直方向に対して所要角度傾斜されてあり、この振動用
マグネット25A と中心軸を挟んで反対側位置の振動用マ
グネット25C の吸引方向は丁度手前側からみると逆向き
（実際は同じ方向に傾斜している）になっているので、
この両振動用マグネット25A ，25C の各マグネットコイ
ル25a が励磁されると、それぞれの可動鉄芯25a'，25a'
が吸引されてその吸引力のベクトルによって分散テーブ
ル10が下部支持体15に対して下方に引き寄せられながら
図上右廻りの方向に回動される。
【００２０】したがって、分散テーブル10上に供給され
る被処理物は、振動用マグネット25A ，25C が励磁され
た場合に吸引力がオフになると分散テーブル10が振動バ
ネ体20の復元力により上昇過程に動かされることになっ
て、左廻りに旋回しながらその分散テーブル10の外周方
向にずり落ちて行くことになる。
る被処理物は、振動用マグネット25A ，25C が励磁され
た場合に吸引力がオフになると分散テーブル10が振動バ
ネ体20の復元力により上昇過程に動かされることになっ
て、左廻りに旋回しながらその分散テーブル10の外周方
向にずり落ちて行くことになる。
【００２１】次に振動用マグネット25B ，25D は側面か
らみた場合前記振動用マグネット25A ，25C と逆方向に
傾斜して取り付けられている（振動用マグネット25A ，
25Cは手前側からみて左上がりであるが、振動用マグネ
ット25B ，25D は右上がりである。）したがって、振動
用マグネット25B ，25D の各マグネットコイル25b'が励
磁されると、分散テーブル10上の被処理物は前記振動用
マグネット25A ，25Cによる操作と逆に右廻りに旋回し
ながら分散テーブル10の外周方向にずり落ちて行くこと
になる。
らみた場合前記振動用マグネット25A ，25C と逆方向に
傾斜して取り付けられている（振動用マグネット25A ，
25Cは手前側からみて左上がりであるが、振動用マグネ
ット25B ，25D は右上がりである。）したがって、振動
用マグネット25B ，25D の各マグネットコイル25b'が励
磁されると、分散テーブル10上の被処理物は前記振動用
マグネット25A ，25Cによる操作と逆に右廻りに旋回し
ながら分散テーブル10の外周方向にずり落ちて行くこと
になる。
【００２２】このように２組の各振動用マグネット25A
，25C と25B ，25D とを一定時間毎に切り換えて作動
させることにより、分散テーブル10を複数の区画に仕切
り板12によって区切られたそれぞれの区画に異なる被処
理物を供給して支障を来すことなく分散供給処理するこ
とが可能になる。また、構造も簡単にして有効な分散操
作が行えることになる。なお、この際の分散特性は、各
振動用マグネット25A ，25C ，25B ，25D の振動条件を
運転中において変えることで最適に調節することが可能
になる。
，25C と25B ，25D とを一定時間毎に切り換えて作動
させることにより、分散テーブル10を複数の区画に仕切
り板12によって区切られたそれぞれの区画に異なる被処
理物を供給して支障を来すことなく分散供給処理するこ
とが可能になる。また、構造も簡単にして有効な分散操
作が行えることになる。なお、この際の分散特性は、各
振動用マグネット25A ，25C ，25B ，25D の振動条件を
運転中において変えることで最適に調節することが可能
になる。
【００２３】以上の説明では、振動用マグネットは２個
１組で説明したが、それぞれ右旋回用１個、左旋回用１
個として駆動させることも可能である。
１組で説明したが、それぞれ右旋回用１個、左旋回用１
個として駆動させることも可能である。
【００２４】なお、本発明における上部支持体は前記上
部取付板枠11と、電磁振動体は前記振動用マグネット25
と、それぞれ対応するものである。
部取付板枠11と、電磁振動体は前記振動用マグネット25
と、それぞれ対応するものである。
【００２５】
【発明の効果】本発明の分散フィーダによれば、振動方
向の異なる２種類の振動用マグネットを励磁させること
によって、分散処理区画を複数に分割して複数種類の被
処理物を、それぞれの条件に応じて分散供給処理を行う
ことができ、その際被処理物の偏り現象が生じないで作
業効率を高め得る。
向の異なる２種類の振動用マグネットを励磁させること
によって、分散処理区画を複数に分割して複数種類の被
処理物を、それぞれの条件に応じて分散供給処理を行う
ことができ、その際被処理物の偏り現象が生じないで作
業効率を高め得る。
【図１】本発明の組合せ秤における分散フィーダの一具
体例の中央縦断面図である。
体例の中央縦断面図である。
【図２】図１に示される分散フィーダの平面図である。
【図３】図２におけるIII −III 視縦断面図であって、
振動用マグネットを省略して表してある。
振動用マグネットを省略して表してある。
【図４】本発明の分散フィーダに組み込まれているユニ
ット化された振動バネ体の斜視図である。
ット化された振動バネ体の斜視図である。
【図５】従来技術の一具体例を示す図である。
１０ 分散テーブル １１ 上部取付板枠 １２ 仕切り板 １５ 下部支持体 １５’ ベース板 １６ バネ支持枠 １７，１７’ マグネット取付フレーム ２０ 振動バネ体 ２１ バネ棒 ２２，２３ 支持部材 ２５Ａ，２５Ｂ，２５Ｃ，２５Ｄ 振動用マグネッ
ト ２５ａ，２５ｂ マグネットコイル ２５ａ’，２５ｂ’ 可動鉄芯
ト ２５ａ，２５ｂ マグネットコイル ２５ａ’，２５ｂ’ 可動鉄芯
Claims (3)
- 【請求項１】 組合せ秤における分散フィーダにおい
て、分散テーブルの上部支持体と下部支持体との間に、
複数本の横向きバネ棒を上下に配して両端を支持部材で
固着されてユニット化される振動バネ体を複数組と電磁
振動体とが設けられ、前記振動バネ体はバネ棒の軸線方
向を分散フィーダ中心から放射状にほぼ水平に配され
て、一端の支持部材を前記下部支持体側に、他端の支持
部材を上部支持体側にそれぞれ取り付けて配設され、前
記電磁振動体は上下振動に加えて右旋回用と左旋回用の
各振動力が生じるマグネットをそれぞれ備えることを特
徴とする組合せ秤における分散フィーダ。 - 【請求項２】 前記振動バネ体は複数本のバネ棒を同一
鉛直面上で適宜間隔にて配されて、その両端部において
支持部材により固着され、一方の支持部材は前記下部支
持体の中央部に立設されるバネ支持枠に固着され、他方
の支持部材は前記分散テーブル下側に取り付く上部取付
板枠に固着され、この振動バネ体によって下部支持体に
分散テーブルが連結支持される請求項１に記載の組合せ
秤における分散フィーダ。 - 【請求項３】 前記電磁振動体は振動方向が垂直方向に
対して所要の傾斜角で前記下部支持体上に配設され、そ
の振動旋回方向が右方向と左方向のものを少なくとも１
個ずつ備えている請求項１に記載の組合せ秤における分
散フィーダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13275092A JP3169431B2 (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 組合せ秤における分散フィーダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13275092A JP3169431B2 (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 組合せ秤における分散フィーダ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05330625A true JPH05330625A (ja) | 1993-12-14 |
| JP3169431B2 JP3169431B2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=15088703
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13275092A Expired - Fee Related JP3169431B2 (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 組合せ秤における分散フィーダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3169431B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007145544A (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-14 | Yamato Scale Co Ltd | 物品供給装置 |
| CN112517243A (zh) * | 2020-11-12 | 2021-03-19 | 儒拉玛特自动化技术(长春)有限公司 | 一种导磁材料圆片磁性分离装置 |
-
1992
- 1992-05-25 JP JP13275092A patent/JP3169431B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007145544A (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-14 | Yamato Scale Co Ltd | 物品供給装置 |
| CN112517243A (zh) * | 2020-11-12 | 2021-03-19 | 儒拉玛特自动化技术(长春)有限公司 | 一种导磁材料圆片磁性分离装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3169431B2 (ja) | 2001-05-28 |
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