JPH05329967A - 吸湿シート - Google Patents

吸湿シート

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JPH05329967A
JPH05329967A JP4165412A JP16541292A JPH05329967A JP H05329967 A JPH05329967 A JP H05329967A JP 4165412 A JP4165412 A JP 4165412A JP 16541292 A JP16541292 A JP 16541292A JP H05329967 A JPH05329967 A JP H05329967A
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JP
Japan
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sheet
moisture
nonwoven fabric
oil
aluminum foil
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JP4165412A
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Ryoichi Tozawa
良一 兎沢
Mieko Sakurai
美恵子 櫻井
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MA Aluminum Corp
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Mitsubishi Aluminum Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 吸湿シート 【目的】 食器棚、キッチンユニットの収納室やガスレ
ンジに敷くなどの吸湿シートを、水分乃至油分の吸湿
性、保持性に優れ、クッション性、保形性などにも優れ
たものとして提供する。 【構成】 アルミニウム箔2の片面に、接着剤層となる
合成樹脂層3を介して、多数の山部5間に谷部乃至平坦
部6を形成してなる不織布4を積層し、不織布4の谷部
乃至平坦部6をアルミニウム箔2に熱圧着し、山部5内
には空洞部7を形成した。不織布4が吸収した水分乃至
油分は、空洞部7に蓄積され、又空洞部7はクッション
作用を高め、金属箔乃至シートと部分接着構造は折曲加
工の保形作用をなす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸湿シートに関し、例
えば食器棚、キッチンユニットの収納室やガスレンジに
敷く吸湿シート或いはその他の用途に好適な吸湿シート
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、キッチンユニット収納室やガ
スレンジなどでは、水、醤油、ソース、油などの様々な
汚れが付着するのを防ぐために、アルミ箔、合成樹脂シ
ート、或いは吸湿紙などの敷物が使われて来た。しかし
ながら、アルミ箔や合成樹脂のシートは、水分乃至油分
を透過させない性質に優れているものの、水分乃至油分
が表面に溜まり、上に置いた物に付いて、却って不衛生
になる問題があった。
【0003】又、吸湿紙は、水分や油分などを吸湿する
ものの、吸収した水分乃至油分の保持容量が小さい上
に、吸収した水分乃至油分が透過して下側を汚してしま
う問題点があった。
【0004】そこで、アルミ箔などの金属箔上に吸湿紙
を積層させ、吸湿性を有するとともに吸収した水分乃至
油分透過させないようにした敷物が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、単に金属箔上
に吸湿紙を積層しただけでは、吸湿紙単体に比して吸湿
性が低下することはあっても向上することはないので、
やはり頻繁に敷物を取り替えざるを得ない。また、特に
油分は揮発しにくいことから、油分の吸収性は低いもの
であった。そこで本発明は、水分乃至油分の吸湿性に優
れているとともに、吸収した水分乃至油分の保持性にも
優れ、さらにクッション性、保形性などにも優れた特徴
を有する吸湿シートを提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、金属箔乃至シートに合成樹脂層を介して
不織布を積層するとともに、不織布の一部を接着し、非
接着部の不織布内側に空洞部を形成して吸湿シートを構
成したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】不織布が吸収した水分乃至油分は、空洞部に蓄
積される。空洞部はクッション作用を高め、金属箔乃至
シートと部分接着構造は折曲加工の保形作用をなす。
【0008】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面を
参照しながら説明する。図1は本発明の一実施例の平面
図、図2はそのIIーII線断面拡大図である。
【0009】吸湿シート1は、アルミニウム箔2の片面
に、接着剤層となるポリエチレン樹脂或はウレタン樹脂
等の合成樹脂層3を介して、多数の山部5間に谷部乃至
平坦部6を形成してなる不織布4を積層し、不織布4の
谷部乃至平坦部6をアルミニウム箔2に熱圧着し、山部
5内には空洞部7を形成してなっている。
【0010】アルミニウム箔2は、通常使われている1
乃至150ミクロン程度の厚さのアルミニウム箔で良い
が、、さらには150ミクロン以上の厚さのあるシート
状であっても良い。又、アルミニウム合金等その他の金
属箔或いはシートでも良い。
【0011】不織布4は、例えばポリプロピレン、ポリ
エチレン等の熱可塑性樹脂を素材として、スパンポンド
形成することができ、水分乃至油分の吸湿、透過性に優
れているものであることが望ましい。図1、2の不織布
4は、例えば、ロール表面に縦25mm程度、横3〜5
mm程度、高さ1乃至3mm程度の突起群を並設してな
るロールを用いて、熱ロール成型により凹凸加工してあ
る。
【0012】吸湿シート1は、例えば合成樹脂層3を積
層形成してなるアルミニウム箔2と上記不織布4とを重
ね合わせて、上記ロール表面形と凹凸対応するロールと
平坦ロール間に通し、不織布4の谷部乃至平坦部6を加
熱圧着して製造することができる。
【0013】不織布4の山部5と谷部乃至平坦部6の形
状は、図1に限定されることなく、任意に設定できる。
例えば、図3如く平面視6角形状の山部5を多数連設し
て蜂の巣状とし、6角形状の空洞部7を多数独立形成
し、或いは図4の如く平面視細長形状の山部を多数食違
い状に連設し、細長形状の空洞部7を独立形成してもよ
い。いずれにおいても一つの空洞部7の大きさはあまり
大きくせず、多数連続的に並設するのが好ましい。
【0014】又、不織布4を、油分だけを吸収透過して
水分は吸収しない疎水効果を有する不織布4とすれば、
油分だけを吸収蓄積できるため、油の回収も可能であ
る。又、公知技術である一方向へのみ透過性を有する不
織布を用いれば、吸収蓄積した水分乃至油分が逆に漏れ
て来ることを完全に防ぐことができ、さらに好適とな
る。
【0015】本発明の吸湿シートは上記のような構造で
あるので、不織布4に吸収した水分乃至油分を不織布4
を透過させて空洞部7に蓄積できる。この空洞部7に蓄
積できる容量は、不織布4が保持できる容量に比較して
かなり大きなものであるため、かなり多量の水分乃至油
分を保持できる。
【0016】不織布4側を裏面として使用すれば、耐熱
性に優れたアルミニウム箔面が表面となるため、ガスレ
ンジ付近の高温に至る箇所でも使用できるばかりでな
く、包装用としても、水分乃至油分などが漏れる可能性
のある容器や、周りに水滴が付着するような物の包装に
対して用いれば有用である。また、不織布4は、多数列
の空洞の存在により、クッション作用も果たす。
【0017】尚、アルミニウム箔2の他面にポリエチレ
ンテレフタレート(PET)樹脂層などの防食層、その
他の層を積層することができる。
【0018】尚又、空洞部内に高吸水性ポリマーなどを
充填させれば、吸収した水分乃至油分をゲル状にして保
持することにより、使用済吸湿シートを処分する際に水
分乃至油分が流出して周囲の環境を汚染することを避け
得る。
【0019】
【発明の効果】本発明の吸湿シートは上記のような構成
であるから、水分乃至油分の吸収蓄積できる容量が従来
の吸湿シートなどに比べてかなり増大するため、頻繁に
吸湿シートを取り替える必要が無くなり、又付着する水
分乃至油分の量が多くて従来の不織布では満足に機能し
なかった場所にも使用可能となる。
【0020】又、不織布側を下側にして使用すれば、高
温となる箇所にも使用でき、さらに水分乃至油分が漏れ
やすい物の包装用などとしても有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明吸湿シートの一例を示す平面図である。
【図2】図1の吸湿シートの一部拡大断面図である。
【図3】本発明吸湿シートの別の一例を示す平面図であ
る。
【図4】本発明吸湿シートのさらに別の一例を示す平面
図である。
【符号の説明】
1 吸湿シート 2 アルミニウム箔 3 合成樹脂層 4 不織布 5 山部 6 谷部乃至平坦部 7 空洞部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属箔乃至シートに合成樹脂層を介して不
    織布を積層するとともに、不織布の一部を接着し、非接
    着部の不織布内側に空洞部を形成したことを特徴とする
    吸湿シート。
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