JPH0532889Y2 - - Google Patents

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JPH0532889Y2
JPH0532889Y2 JP4893489U JP4893489U JPH0532889Y2 JP H0532889 Y2 JPH0532889 Y2 JP H0532889Y2 JP 4893489 U JP4893489 U JP 4893489U JP 4893489 U JP4893489 U JP 4893489U JP H0532889 Y2 JPH0532889 Y2 JP H0532889Y2
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microwave
discharge tube
electrodeless discharge
metal mesh
microwave cavity
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はマイクロ波により放電、発光する無電
極放電管を使用した装置に関し、特に棒状の放電
管を均一に発光させ主として紫外線領域の光を効
率よく外部へ放射しうる装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の装置例の横断面図を第4図に示す。1は
導波管、2は線路変換部、3はマイクロ波結合
穴、4はアンテナ、5は無電極放電管、6は筺
体、7は金属メツシユ、81は金属板、9はマイ
クロ波空胴、10は誘電体ミラーであり、11,
12,13はそれぞれ冷却用の通風孔である。
マイクロ波空胴9はその一面が開放されている
箱形状の金属製筺体6と、その開放された面に設
けられたマイクロ波を遮断し紫外線を透過する金
属メツシユ7と、筺体6の内壁の一部を被うよう
に配設された一対の金属板81とにより構成され
ている。金属メツシユ7に対面する空胴内に棒状
の無電極放電管5が配設される。導波管1の端に
はマイクロ波発生機が取付けられている。
マイクロ波発生機で発生したマイクロ波は導波
管1および線路変換部2、マイクロ波結合穴3、
アンテナ4よりなるマイクロ波結合部を介してマ
イクロ波空胴9に結合し、マイクロ波の負荷とな
るべき無電極放電管5に加えられる。無電極放電
管5はプラズマを発生し、これに伴つて紫外線を
発光する。発生した紫外線の一部は金属メツシユ
7を透過して直接外部へ、残部の大部分はマイク
ロ波空胴9内に設けられている紫外線反射用の誘
電体ミラー10で反射した後、金属メツシユ7を
透過して外部へ放射される。プラズマ発生に伴つ
て高温に加熱される無電極放電管5はマイクロ波
空胴壁および誘電体ミラー10にそれぞれ設けら
れている通風孔11,12を通る冷却風(図示さ
れていないがブロワにより導波管1側から金属メ
ツシユ側に吹き出される)により冷却される。
通風孔13は筺体6に設けられ、暖められた冷
却風の排出孔の役目をする。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述したような従来の装置ではマイクロ波によ
るプラズマ放電の放電開始特性が悪く、立上り時
間(マイクロ波給電開始後プラズマ放電が安定化
するまでの所要時間)が長く、たとえば30秒もか
かること、またこの立上り時間中はマイクロ波の
反射波がマイクロ波発生機に戻つてマイクロ波発
振管などを加熱し寿命を劣化させるという問題が
あつた。
本考案は上記問題点を解消し、放電特性を改善
し立上り時間を短縮化することにより、装置の作
業性を改善すると共に発振管などの長寿命化に寄
与しうる新規な構造を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の装置は上記目的を達成するために無電
極放電管5の長手方向に沿うマイクロ波空胴壁を
その中腹部が該無電極放電管側に凸状に張り出す
ように形成させたものである。
〔作用〕
上記のような形状のマイクロ波空胴壁を設ける
ことにより後述するように無電極放電管への電界
集中が生じ、その結果プラズマ放電の立上り特性
が改善され、立上り時間が短縮される。
〔実施例〕
第1図に本考案の一実施例を示す。同図a,
b,cはそれぞれ説明用の横断面図、正面図、平
面図であり、図中の符号は従来例第1図のものと
同じものを示し、82はマイクロ波空胴の一部を
構成する金属板を示す。第4図と第1図の相違点
はマイクロ波空胴の一部を構成する金属板81と
82の形状が異ることのみである。
従来の装置では無電極放電管の長手方向に沿つ
たマイクロ波空胴の両側壁は、第4図金属板81
のように実質的に平面か、または無電極放電管側
が凹面となるような湾曲面で構成される。これに
対し本考案ではマイクロ波空胴の両側壁は第1図
の金属板82ようにその中腹部が無電極放電管5
の側に凸状に張り出すように形成される。
第2図は簡略化して示した電界分布図であり電
気力線の分布状態を示している。同図aは従来構
造の場合、同図bは本考案の場合を示す。同図a
では金属板81が平坦であるため電気力線の分布
はなだらかであり特に電気力線の集中する所はな
い、これは金属板81の中腹部が凹状に形成され
る場合にも同様である。これに対し本考案例であ
る同図bの場合は金属板82は中腹部に凸状部
(折り曲げ部)が設けられるのでその部分に電気
力線が集中し、これに伴つて体面する無電極放電
管の表面にも電気力線の密度の高い部分を生じ
その部分の電界が高くなる。この結果マイクロ波
によるプラズマ励起は同図aの場合に較べより強
力に行なわれるのでまずその近傍で放電が開始
し、それが時間と共に放電管全体に成長する。こ
のように電界の強い部分を設けることにより放電
開始が促進されると共に放電状態が安定するまで
に要する時間(立上り時間)の短縮化も可能とな
つた。
金属板82の寸法eは無電極放電管5のほぼ中
心高さに合わせるとよいが筺体6の寸法D,E,
無電極放電管5の位置、その直径、あるいは誘電
体ミラー10の形状にも関連があるのでe,d,
θの寸法は実験的にきめられる。これらの寸法を
適値とした場合、従来約30秒を要していた立上り
時間を約10秒に短縮することができた。第1図お
よび第2図bにおいては実施例として金属板82
は平板を単純にV曲げ加工したものの場合を示し
たが電界の集中により局所的な放電のおそれある
場合は金属板を第3図a,bの83,84のよう
な形状にして過度の集中を避けるようにする。
また本実施例では箱形筺体の中に金属板を配設
してマイクロ波空胴を構成した場合を示したが、
金属板の部分と筺体とを一体として板金加工した
ものでよいことはいうまでもない。本考案の主旨
は無電極放電管の長手方向に沿うマイクロ波空胴
壁の中腹部を該無電極放電管側に凸状に張り出す
ように形成させることであり、実施例図の形状、
構成に限定するものではない。
〔考案の構成〕
上述したようにマイクロ波空胴壁を本考案の形
状に形成させることにより、電界集中によつて放
電開始特性が改善され、立上り時間の短縮化が可
能となる。またこれに伴つてマイクロ波発生機へ
のマイクロ波の反射による発振管などへの悪影響
を軽減でき、寿命の改善にも寄与することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の説明図で同図aは横断面
図、同図bは正面図、同図cは平面図である。第
2図は電界分布比較図であり、同図aは従来例の
場合、同図bは本考案実施例の場合を示す。第3
図a,bは共に本考案の別の実施例の略図、第4
図は従来装置の横断面図である。 1……導波管、4……アンテナ、5……無電極
放電管、6……筺体、7……金属メツシユ、8
1,82,83……金属板、9……マイクロ波空
胴、10……誘電体ミラー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の面がマイクロ波を遮断し紫外線を透過す
    る金属メツシユで形成された箱形状のマイクロ波
    空胴内に棒状の無電極放電管を前記金属メツシユ
    に対面して配設し、前記マイクロ波空胴の空胴壁
    にマイクロ波結合部を、また前記マイクロ波空胴
    内に紫外線反射用の誘電体ミラーを設け、マイク
    ロ波発生機が発生するマイクロ波を前記マイクロ
    波結合部を介して前記無電極放電管に給電し、プ
    ラズマ放電により生じる紫外線を前記金属メツシ
    ユを介して外部へ放射するマイクロ波無電極放電
    管装置において、前記無電極放電管の長手方向に
    沿うマイクロ波空胴壁をその中腹部が該無電極放
    電管側に凸状に張り出すように形成したことを特
    徴とするマイクロ波無電極放電管装置。
JP4893489U 1989-04-27 1989-04-27 Expired - Lifetime JPH0532889Y2 (ja)

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