JPH05328305A - 疑似映像信号デコーダ - Google Patents

疑似映像信号デコーダ

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JPH05328305A
JPH05328305A JP4160154A JP16015492A JPH05328305A JP H05328305 A JPH05328305 A JP H05328305A JP 4160154 A JP4160154 A JP 4160154A JP 16015492 A JP16015492 A JP 16015492A JP H05328305 A JPH05328305 A JP H05328305A
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Japan
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signal
video signal
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JP4160154A
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Inventor
Akira Obayashi
章 大林
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放送設備の効率的利用を目的とする。 【構成】 入力情報信号XXに少なくとも圧縮処理を施
した後、所定のスクランブル処理を施した疑似NTSC
信号23aが記録されている磁気テープTを再生するV
TR15より、疑似NTSC信号23aに係る再生映像
信号FFが供給されるデコーダ16であって、再生映像
信号FFにスクランブル処理に応じたデスクランブル処
理を施した後、伸長処理を施す際、伸長アルゴリズムの
動作に応じて上記磁気テープTを駆動制御する駆動制御
信号Q1を上記VTR15に供給することを特徴とする
デコーダ16。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号再生又は映像
信号記録再生装置である映像信号再生装置より再生され
る疑似映像信号を復調する疑似映像信号デコーダに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の放送方式とそれに用いられ
る映像信号磁気記録再生装置(以下「VTR」と略す)
とを説明するための図ためのブロック図である。以下、
図面を参照しつつ、従来の技術を説明する。
【0003】図7において、放送局1より変調された送
信映像信号が衛星放送用送信アンテナ2より衛星4を介
して、各家庭内の衛星放送用受信アンテナ6に供給され
る。また、通常のVHF,UHF放送では地上放送用送
信アンテナ3より、変調された送信映像信号が各家庭内
の地上放送用受信アンテナ5に供給される。
【0004】そして、地上放送用,衛星放送用受信アン
テナ5,6より変調された送信映像信号が点線で囲まれ
たVTR中の第1,第2のチューナ7,8に夫々供給さ
れる。この第1,第2のチューナ7,8は夫々地上放送
用,衛星放送用のチューナであって、映像信号を復調し
て第1の選択回路9に供給し、ここで操作者の選択指令
に基づいて、通常放送あるいは衛星放送に係る映像信号
が選択され、その信号が第1の記録系10に供給され
る。
【0005】この第1の記録系10は第1の選択回路の
出力信号に後述する所定の記録処理を施して得た第1の
記録信号10aをヘッド選択回路11に供給する。
【0006】そして、ヘッド選択回路11は図示せぬ制
御信号により、ヘッド幅の広い標準時間用の第1の磁気
ヘッド対Ha、あるいは、ヘッド幅の狭い長時間用の第
2の磁気ヘッド対Hbのいずれか一方を選択すると共に
選択された上記磁気ヘッドを第1の記録系10に接続す
るか、第1の再生系12に接続するかを決定する。そし
て、記録信号10aは第1,第2の磁気ヘッド対Ha,
Hbのいずれか一方を介して磁気テープTに記録され
る。
【0007】一方、再生時においては、磁気テープTよ
り記録時に用いた磁気ヘッドと同一の磁気ヘッドを用い
て再生された再生信号11aが、上記ヘッド選択回路1
1を介して上記第1の記録系10と相補的な関係にある
第1の再生系12に供給され、後述する所定の再生処理
を施して得た再生映像信号12aを図示せぬテレビジョ
ン受像機に供給していた。また、上記VTRは機構制御
系37を有しており、回転ドラム及び磁気テープの走行
を制御している。更に、図示せぬタイマー録画機能を有
しており、VTRをタイムシフト装置として用いてい
た。
【0008】このようにして、操作者は記録時に要した
時間と同一の時間をかけて磁気テープTを記録時と異な
る時間に再生していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た放送番組は映像信号をテレビジョン受像機に直接供給
して視聴することができるため、特定の者にのみ番組を
提供する秘匿性を有するものでなかった。また、放送局
1の設備,衛星4等の利用効率を高めるためには、短時
間で複数の番組を放送することが望まれる。
【0010】そこで、本発明は、通常の映像信号又は電
子出版等に用いられる情報信号を圧縮した信号を従来と
同様の設備を用いて放送し、各家庭において短時間で上
記信号を記録し、再生する際、この信号を伸長して本来
の時間で再生し、上記課題を解決することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため以下の構成を提供するものである。
【0012】入力情報信号に少なくとも圧縮処理を施し
た後、所定のスクランブル処理を施した疑似映像信号が
記録されている記録媒体を再生する映像信号再生装置よ
り、該疑似映像信号が供給される疑似映像信号デコーダ
であって、上記疑似映像信号に上記スクランブル処理に
応じたデスクランブル処理を施した後、上記圧縮処理に
応じた伸長処理を施す際、伸長アルゴリズムの動作に応
じて上記記録媒体を駆動制御する制御信号を上記映像信
号再生装置に供給することを特徴とする疑似映像信号デ
コーダ。
【0013】
【実施例】図1は本発明に係る放送形態の概要を説明す
るための図、図2は送信側である放送局の一実施例を示
すブロック図、図3は図2を説明するための波形図、図
4は本発明に係るデコーダを説明するためのブロック
図、図5は機構制御系の主要部を説明するためのブロッ
ク図、図6は基準速度と再生トラックパターンとの関係
を説明するための概念図である。以下図面を参照しつつ
実施例を説明する。尚、図7と同一の構成には同一の符
号を付しその説明を省略する。
【0014】本発明に係る放送形態の一実施例の概要を
図1を用いて説明するに、送信側である放送局1にて、
圧縮された映像音声信号又は情報信号にスクランブルを
施した後、疑似NTSC信号に変換し、従来の送信手段
を用いて変調された送信映像信号を衛星放送用送信アン
テナ2より衛星4を介して、各家庭内の衛星放送用受信
アンテナ6に供給する。また、通常のVHF,UHF放
送では地上放送用送信アンテナ3より、変調された送信
映像信号を各家庭内の地上放送用受信アンテナ5に供給
する。そして、受信側である家庭内のVTR15で圧縮
された映像信号を本来の時間と比較して同一又は短時間
で記録し、連続又は間欠的に圧縮された映像信号を再生
し、その再生信号をデコーダ16にて伸長し、モニタ1
7、コンピュータ18、プリンタ19等に供給するもの
である。
【0015】先ず、図2,図3を用いて、送信側である
放送局より説明するに、第1の入力映像信号A1,第1
の入力音声信号A2をA/D変換器20を介してデジタ
ル化した入力映像音声信号AB(例えば、略100Mb
psの信号)を第2の選択回路21の一方の入力側に供
給する。また、第2の選択回路21の他方の入力側には
電子出版等に係るデジタル情報である情報信号DDが供
給され、入力映像音声信号ABと情報信号DDとを第1
の選択信号S1を用いて選択して得た入力情報信号XX
をエンコ−ダ22に供給する。
【0016】エンコ−ダ22に供給される入力情報信号
XXが入力映像音声信号ABである場合についてエンコ
−ダ22の動作を説明する。エンコ−ダ22中の圧縮手
段220は、圧縮比制御信号aaと第1の選択信号S1
とに基づいて定まるDCT,DPCM,ウエーブレット
等の周知の帯域圧縮アルゴリズムを入力情報信号XXに
施して得た圧縮情報信号220aをスクランブル手段2
22に供給する。
【0017】ここで、圧縮比制御信号aaは信号圧縮の
度合いを制御するものであり、例えば、入力映像音声信
号ABの情報量を略100Mbpsとした場合、これを
10Mbps,3.3Mbps,1Mbpsの3種類に
圧縮する場合を本実施例では想定し、夫々の所定の圧縮
比を第1〜第3の圧縮比と呼ぶこととする。即ち、白黒
の番組等視聴者が高品質をさして期待しない番組につい
ては第3の圧縮比を選択して圧縮の度合いを高めて1M
bpsとし、ニュース番組等ある程度の品質が要求され
る場合は第2の圧縮比を選択して3.3Mbpsとし、
更に、映画等の高品質が要求される場合は第1の圧縮比
を選択して10Mbpsとして、番組の内容によって圧
縮の度合いを切り換えるものとする。尚、音声信号と映
像信号との圧縮アルゴリズムは異なるものであっても良
く、例えば、音楽番組等の音声信号について特に高品質
であることが要求される場合は音声信号については圧縮
を行わずその分、映像信号の圧縮比を高めるよう制御し
ても良い。
【0018】また、メモリ221は、例えば、大容量の
デイスク型又は半導体のメモリであって、圧縮手段22
0の圧縮アルゴリズムによって変動する所望の入力デー
タのタイミングを調整するためのデータバッファとして
動作する。
【0019】そして、圧縮情報信号220aがスクラン
ブル手段222に供給され、入力映像信号A1,入力音
声信号B1の番組(プログラム)毎に特定されるスクラ
ンブル情報信号bbにより、所定の規則に従って周知の
スクランブルを施して得た信号がID情報付加手段22
3に供給される。
【0020】そして、ID情報付加手段223は後述す
る受信側のVTRにてラベル印刷のためのラベル情報信
号ccに基づくID情報、及び、その他のID情報をス
クランブル手段222の出力信号222aに付加して得
た出力信号223aを、誤り訂正符号付加手段222に
供給する。そして、誤り訂正符号付加手段223は、上
記出力信号222aに2重リードソロモン符号等の周知
の誤り訂正符号を生成付加して得たエンコード出力信号
22aを疑似NTSC信号変換手段23に供給する。
【0021】一方、エンコ−ダ22に供給される入力情
報信号XXが情報信号DDである場合も同様の処理が施
され、エンコード出力信号22aを得ている。但し、圧
縮手段220についてはこれを介することなく直接スク
ランブル手段222に入力しても良いことは勿論であ
る。
【0022】尚、このエンコード出力信号22aは図3
(A)に図示するごとく後述する同期信号26aで定ま
る絵柄期間に対応する期間が有効な信号期間であっても
良いことは勿論である。
【0023】そして、エンコード出力信号22aが疑似
NTSC信号変換手段23に供給され、同期信号26a
で定まる絵柄期間を有効な信号期間とする多値変調され
た信号に変換された後、これに同期信号発生手段26よ
り供給される水平,垂直の同期信号26aが付加され、
また、判別信号発生手段27より供給される受信側で通
常の映像信号と判別すると共に絵柄期間に介挿された信
号の種類を特定するための判別信号27aを垂直同期信
号中の所定のラインに介挿して得た疑似NTSC信号2
3aを第3の選択回路24に供給する。
【0024】ここで、判別信号27aは、例えば、エン
コード出力信号22aが入力映像信号ABに係る信号で
ある場合は3MHzの正弦波とし、情報信号DDに係る
信号である場合は2MHzの正弦波とする。また、上記
した多値変調は、例えば、8値の多値変調とすることで
疑似NTSC信号23aの帯域を略4.2MHzとし、
従来の設備がそのまま利用できるものとしている。
【0025】そして、第3の選択回路24には、疑似N
TSC信号23aと対になるプログラムの番号、判別信
号27aと同様の情報を有し再生側で補助的に用いられ
る制御情報信号ddと、第2の入力映像信号A2と、第
2の入力音声信号B2とが供給される。ここで、第2の
入力映像信号A2と、第2の入力音声信号B2とは疑似
NTSC信号23aの前に挿入される信号であって、こ
れに続く疑似NTSC信号23aのタイトル等の内容と
スクランブルを解除するための方法とを解説するための
信号である。
【0026】そして、同図(C)に図示する第2の選択
信号S2が供給され、この信号がハイレベルである期間
は同図(D)に図示する第2の入力映像信号A2と第2
の音声信号B2とが選択出力され、一方、ローレベルで
ある期間は疑似NTSC信号23aと制御情報信号dd
と選択出力されて、それらがVTR25にて記録され、
送信用のマスターテープが作成される。
【0027】そして、例えば、深夜等の放送設備を使用
していなかった期間にVTR25を再生して得た送信映
像音声信号YYを従来の送信手段26をそのまま利用し
て、各家庭に送信される。尚、送信手段26は電波の形
態で各家庭に伝送しているが、CATV等のケーブル及
びその送信設備であっても良いことは勿論である。ま
た、上記した送信側の同期関係は図示せぬ周知の同期制
御手段により制御されていることは勿論である。
【0028】このようにして、従来の送信手段を用いて
伝送することができるのは、疑似NTSC信号23aの
帯域が略4.2MHzだからである。また、疑似NTS
C信号23aが入力映像音声信号ABに係る信号にであ
る場合は、例えば、1時間の番組であれば、第3の圧縮
比を選択すると1/10の時間に時間軸が圧縮され6分
間の信号となる。
【0029】次ぎに受信側である各家庭に設置されたV
TR15、デコーダ16、モニタ17、プリンタ18、
コンピュータ19について説明するに、VTR15は後
述するデコーダ16との関係で再生時に間欠的なテープ
走行を機構制御系13が行う点を除いて従来のVTRと
同一であるので、その説明を省略する。
【0030】ここで、デコーダ16の動作について図4
を用いて詳述する。VTR15より出力される再生映像
信号FFが第4の選択回路30と検出手段39とに供給
され、この検出手段39にて、再生映像信号の垂直同期
信号中に介挿された判別信号27aを検出して得た第3
の制御選択信号S3を第4の選択回路30と第5の選択
回路36とに供給する。
【0031】そして、第4の選択回路30は、第3の制
御選択信号S3により再生映像信号FFが第1の入力映
像信号AB又は情報信号DDであると検出された場合に
限り、再生映像信号を上記した疑似NTSC信号変換手
段23と相補的な関係にある疑似NTSC信号復調手段
31に供給し、ここで、多値変調が復調され、その出力
信号が誤り訂正手段32に供給される。
【0032】そして、誤り訂正手段32にて、送受信系
で発生する誤り及びVTR15の記録再生系で発生した
誤りが上記した誤り訂正信号付加手段224にて付加さ
れた誤り訂正信号を用いて訂正された後、ID情報検出
手段33に供給される。
【0033】このID情報検出手段33は誤り訂正手段
32の出力信号より、上記ID情報付加手段223で付
加されたID情報を分離して得たラベル情報信号ccを
図示せぬプリンタに供給すると共にID情報を除去した
信号をデスクランブル手段34に供給する。
【0034】そして、上記スクランブル手段222と相
補的な関係にあるデスクランブル手段34は操作者の図
示せぬキーボード操作等により供給されるスクランブル
解除情報信号P1を用い、所定のデスクランブルを施し
て得た信号を伸長手段35に供給する。尚、このスクラ
ンブル解除情報信号P1を得るために操作者はキーボー
ドに入力する解除番号を料金の支払いを条件に放送会社
に問い合わせるものとする。
【0035】そして、上記圧縮手段220と相補的な関
係にある伸長手段35はデスクランブル手段34の出力
信号を伸長して入力映像音声信号AB又は情報信号DD
に係る再生信号EEを得ている。この伸長手段35は図
示せぬメモリを有するものであるが、その容量は限られ
るため、伸長アルゴリズムの動作に応じた入力信号のデ
ータ量の調整は伸長手段35よりVTR15中の機構制
御系37に供給される駆動制御信号Q1によって制御さ
れる。即ち、伸長アルゴリズムの動作に応じて磁気テー
プTを間欠走行させて所望のデータ量を調整している。
【0036】さてここで、間欠的に磁気テープTを駆動
しうる機構制御系37の主要部について図5を用いて説
明するに、駆動制御信号Q1が、波形整形された回転ド
ラムの位相情報を表すドラムパルスDPが供給される制
御回路370に供給され、ここで、両入力信号に基づい
て読み出し制御信号370aがROM371に供給され
る。このROM371からは後述するキャプスタンモー
タ374を駆動すべき速度の基準となる速度基準信号3
71aが減算回路372に供給される。そして、上記減
算回路372にて、キャプスタンモータ374の回転周
波数を検出する周波数検出回路375(FG)より出力
される周波数情報信号375aが周波数を電圧に変換す
るF−V変換回路376を介して電圧に変換された速度
情報信号376aを速度基準信号371aから減算して
得た速度誤差情報信号372aをモータ駆動回路373
(MDA)に供給し、このモータ駆動回路373の出力
信号によりキャプスタンモータ374が駆動される。
【0037】このようにして、キャプスタンモータ37
4はROM371より出力される速度基準信号371a
で表される基準速度と同一の速度となるようフィードバ
ックループが形成されているので、速度基準信号371
aを間欠的な信号とすることにより磁気テープTの間欠
駆動が可能となる。
【0038】さて、この速度基準信号371aは駆動制
御信号Q1に応じたものとなるが、上記速度基準信号3
71aによって表される基準速度と再生トラックパター
ンとの関係を図6を用い詳述する。
【0039】磁気テープTの走行立ち下がりから走行立
ち上がりまでの過程は、理想的な基準速度は同図(A)
に点線で図示する如く、記録時と同一の速度である「V
o 」を例えば1フレーム期間は再生速度とし、駆動制御
信号Q1に応じたNフレーム期間は停止状態である速度
「0」である。しかし、機構系は一定の慣性を有するた
め、点線で図示する如く基準速度を矩形波として変化さ
せることは困難である。そこで、同図(A)中に実線で
図示する如く矩形波の高域成分を除去したものとする。
【0040】ここで、実際の基準速度と理想的な基準速
度との差と、時間との積は磁気テープの走行距離の差と
なるが、実際の基準速度をとる場合の走行距離は理想的
な基準速度をとる場合の走行距離と一致することが必要
であるので、同図(A)中の斜線で図示した面積L1〜
L4は「L1+ L4=L2+L3」の関係にあること
を要する。尚、本実施例においては、制御の容易さを考
慮して「L1=L4=L2=L3」として以下の説明を
進めることとする。
【0041】同図(B)は標準再生用の幅の広いアジマ
ス角が相違するHa1,Ha2とによりなる第1の磁気
ヘッド対Haを用いて再生する再生トラックパターンを
図示したものであり、同図(A)中の時間A〜Gに対応
する第1の磁気ヘッドHa1,Ha2の位置はa1〜g
2の位置となる。即ち、時間Aにおける第1の磁気ヘッ
ドHa1は位置a1より、時間Bの時点で通常のトラッ
クパターンより距離L1だけずれた位置b1に移動す
る。そして、時間Bの時点において第1の磁気ヘッドH
a1と180度対向した位置にある第1の磁気ヘッドH
a2は磁気テープTと相対的に位置b2にあり、時間B
より時間Cまでに距離L2だけ移動して位置c2に位置
することとなる。そして、時間Cから時間Dの間は磁気
テープTは停止しているため、時間Dの時点における第
1の磁気ヘッドHa2の位置は位置c2と同一の位置d
2であり、時間Dより時間Eまでの間に距離L3だけ磁
気テープTは走行して位置e2に移動する。そして、時
間Eより時間Fの期間は理想的な基準速度より実際の基
準速度が低速であるため、第1の磁気ヘッドHa2は位
置e2より位置f2に移動する。そして、時間Fより時
間Gの期間は磁気テープTは記録時と同一の速度で走行
するため、長手方向に第1の磁気ヘッドHa2はずれる
ことなく走行するので、位置f2より位置g2に移動す
る。以下、これを繰り返し、間欠的に磁気テープTを再
生する。
【0042】このように、間欠的に再生するので、伸長
手段35中に大容量のメモリを必要とすること無く、伸
長された再生信号EEを得ることができる。
【0043】そして、再生信号EEは第3の選択制御信
号S2と再生映像信号FFとが供給される第5の選択回
路36に供給され、第3の選択制御信号S2に基づい
て、モニタ17、プリンタ18、コンピュータ19等に
入力信号を選択出力する。即ち、第3の選択制御信号S
2が再生映像信号FFが通常の映像信号であると検出し
た場合は再生映像信号FFをモニタ17に供給し、再生
映像信号FFが入力映像音声信号ABに係る信号である
と検出した場合は再生信号EEをモニタ17に供給し、
再生映像信号FFが情報信号DDに係る信号であると検
出した場合は再生信号EEをプリンタ18、コンピュー
タ19に供給する。
【0044】尚、上述した実施例において、予め記録さ
れた磁気テープTを再生するときは、VTR15は再生
専用機であっても良いことは勿論である。また、VTR
15は映像信号を記録再生できれば良いから、VTRに
限定されるものではなく、例えば、光磁気ディスク,光
学ディスク(CD)等のディスクを再生する装置であっ
ても良く、係る場合、駆動制御信号は記録媒体である上
記ディスクを間欠的に駆動するよう制御するものであれ
ば良いことは勿論である。
【0045】尚、上述した実施例においては通常の映像
信号(入力映像信号)はNTSC方式に係る信号を一例
として説明したが、PAL方式、SECAM方式、又は
ハイビジョン方式(ミューズ方式を含む。)であっても
良く、係る場合において送信手段25の入力信号の帯域
及び同期信号は夫々の方式に対応したものとすることは
勿論である。
【0046】尚、上述した実施例において、疑似NTS
C信号23aの帯域は、通常の映像信号を伝送するため
の送信手段25によって制限されるものであるから、通
常の映像信号の帯域より狭いものであっても良いことは
勿論である。
【0047】尚、上述した実施例において、送信側の第
3の選択回路で選択される第2の入力映像信号A2と第
2の入力音声信号B2とは、疑似NTSC信号23aが
入力音声映像信号ABである場合は第1の入力映像信号
A1と第1の入力音声信号B1とであっても良く、これ
らの信号を疑似NTSC信号23aの間に適宜挿入して
(例えば、10分間に1フレーム)、受信側で、再生す
る際、VTR15で判別信号を検出し、これをメモリに
格納し、更新されるまで読み出すよう構成し、デコーダ
を有していない使用者にも再生している磁気テープの内
容の一部が分かるようにしても良いく、更に、デコーダ
でこれを行っても良いことは勿論である。
【0048】尚、上述した実施例において、受信側の検
出手段39に供給される信号は、VTR15の再生音声
信号であっても良く、係る場合、再生音声信号は周知の
音声記録再生系より供給される制御情報信号ddに係る
信号となり、これに基づいて第3の選択制御信号S3を
生成しても良いことは勿論である。
【0049】上述したように、本実施例によれば、従来
の放送設備を用いて、圧縮された映像音声信号、電子出
版、新聞、コンピュータソフト等の情報信号DDを各家
庭に供給でき、更に、スクランブルの解除方法も伝送で
きる。また、特定のデコーダを介さなければ視聴するこ
とができない情報の秘匿性を提供することができる。ま
た、これらの情報は一旦、VTR15にて磁気テープT
に記録されるので、必要に応じて情報を得ることができ
る。更に、受信側で用いるVTR15は間欠走行できる
よう構成した点を除いて従来のVTRと同一の構成であ
るので、通常の記録再生にも用いることができるという
効果がある。
【0050】
【発明の効果】上述したように本発明の構成によれば、
疑似映像信号を復調する疑似映像信号デコーダは、伸長
アルゴリズムの動作に応じて記録媒体を駆動制御する制
御信号を映像信号再生装置に供給することにより、所望
の入力データ量を調整できるので、データバッファとし
ての大容量のメモリを必要とせず、簡易な構成の疑似映
像信号デコーダを提供できるという効果があり、更に、
圧縮処理を施した後、所定のスクランブル処理を施した
疑似映像信号を復調できるので、短時間で伝送された秘
匿性のある情報を有効な情報に復調できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放送形態の概要を説明するための
図である。
【図2】送信側である放送局の一実施例を示すブロック
図である。
【図3】図2を説明するための波形図である。
【図4】本発明に係るデコーダを説明するためのブロッ
ク図である。
【図5】機構制御系の主要部を説明するためのブロック
図である。
【図6】基準速度と再生トラックパターンとの関係を説
明するための概念図である。
【図7】従来の放送方式とそれに用いられる映像信号磁
気記録再生装置とを説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
15 VTR(映像信号再生装置) 16 デコーダ(疑似映像信号デコーダ) 23a 疑似NTSC信号(疑似映像信号) T 磁気テープ(記録媒体) Q1 駆動制御信号 XX 入力情報信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力情報信号に少なくとも圧縮処理を施し
    た後、所定のスクランブル処理を施した疑似映像信号が
    記録されている記録媒体を再生する映像信号再生装置よ
    り、該疑似映像信号が供給される疑似映像信号デコーダ
    であって、 上記疑似映像信号に上記スクランブル処理に応じたデス
    クランブル処理を施した後、上記圧縮処理に応じた伸長
    処理を施す際、伸長アルゴリズムの動作に応じて上記記
    録媒体を駆動制御する駆動制御信号を上記映像信号再生
    装置に供給することを特徴とする疑似映像信号デコー
    ダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1997039576A1 (fr) * 1996-04-15 1997-10-23 Sony Corporation Dispositif de transmission de signaux video

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997039576A1 (fr) * 1996-04-15 1997-10-23 Sony Corporation Dispositif de transmission de signaux video
US6356311B1 (en) 1996-04-15 2002-03-12 Sony Corporation Video signal transmission apparatus

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