JPH05326552A - 半導体素子およびその製造方法 - Google Patents

半導体素子およびその製造方法

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JPH05326552A
JPH05326552A JP4295237A JP29523792A JPH05326552A JP H05326552 A JPH05326552 A JP H05326552A JP 4295237 A JP4295237 A JP 4295237A JP 29523792 A JP29523792 A JP 29523792A JP H05326552 A JPH05326552 A JP H05326552A
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sidewall
forming
layer
gate electrode
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JP4295237A
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English (en)
Inventor
Jiro Ida
次郎 井田
Kiyotaka Yonekawa
清隆 米川
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、半導体素子における電界効果型ト
ランジスタ(主にMOSFET)の構造と製法に関する
もので、素子の縮小化に伴い主にソース・ドレインの接
合深さが浅くなり、シリサイド化するその表面の層の底
面と接合との間隔が短くなり、接合リーク電流が発生す
る問題点を解決することを目的とする。 【構成】 前記目的達成のため本発明は、ゲート電極4
の側壁に第1のサイドウォール6と第2のサイドウォー
ル8を形成し、第1のサイドウォール6の主部をマスク
にして浅いソース・ドレイン層5aを形成し、第2のサ
イドウォール8をマスクにして深いソース・ドレイン層
5bを形成し、少なくともその深い層8上にシリサイド
層9を形成するようにしたものである。ゲート電極4上
にもシリサイド層9を形成するかしないかは、デバイス
形成の要求によるし、また、浅い、深いソース・ドレイ
ン層の形成の順も製法によって異なる。なお、ソース・
ドレイン層の接合深さを従来より浅くする方法など他の
発明もある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体素子の中でも
特に電界効果型トランジスタ(主にMOSFET)を有
するCMOSデバイスの、主としてそのFET部の形成
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の微細化が進み、それととも
にMOSFETが縮小化されるに従い、そのゲート長が
短くなり、また、短チャネル効果を抑制するため、ソー
ス・ドレイン領域の接合深さ(Xj)は、浅くせざるを
得ない。ゲート長が短くなり、MOSFETのオン抵抗
は下がり、一方でXjが浅くなるため、ソース・ドレイ
ンのシート抵抗は増大する。従って、ゲート長がサブミ
クロン領域のMOSFETでは、ソース・ドレインのシ
ート抵抗が、MOSFETのオン抵抗に対して無視し得
なくなり、MOSFETの駆動力が、ソース・ドレイン
領域の寄生抵抗により低下する問題が顕著となる。
【0003】上記問題に対して、ソース・ドレイン及び
ゲートをセルフ・アライメントでシリサイド化し、シー
ト抵抗を下げるサリサイド・プロセスがある。図11
に、従来より使われて来たサリサイド・プロセスを示
す。なお、この図はCMOSデバイスの例であり、従っ
て周知のようにPchMOSFET領域(同図右半分)
とNchMOSFET領域(同図左半分)が形成され
る。
【0004】まず、図11(a)のように、P型Si基
板1の一部に、通常のホトリソグラフィ(以下ホトリソ
と略す)・エッチング及びイオン注入法を用いて、N型
不純物(リン等)を導入し、Nウェル領域2を形成す
る。次に、通常のLOCOS(Local Oxida
tion of Silicon)法により、フィール
ド酸化膜3を形成する。熱酸化により、Si基板1表面
に、ゲート酸化膜4を形成し、ゲート電極となるポリシ
リコン5を全面に堆積し、通常のホトリソ・エッチング
技術を用い、ゲート電極のパターニングを行なう。通常
のホトリソ工程により、PchMOSFET形成領域を
ホトレジスト6で被い、全面にLDD(Lightly
Doped Drain)層(N- 層)7となるリン
又はヒ素を30〜50keV、1〜4×1013ions
/cm2 イオン注入法により、注入することでNchM
OSFET領域にのみ、N- 層7を形成する。
【0005】その後、図11(b)のように、全面にC
VD(化学的気相成長)法により酸化膜もしくは、ボロ
ン、リン等を含む酸化膜を堆積し、RIE(React
ive Ion Etching)法により異方性エッ
チングを行なうことによりゲート電極5側壁に、サイド
ウォール8を残す。その後、上記と同様に、ホトレジス
トによりPchMOSFET側、NchMOSFET側
を各々、被い、Nch側、Pch側に各々、イオン注入
法によりソース・ドレインとなる不純物のヒ素(N
+ 層)及びボロン(P+ 層)を注入する。
【0006】その後、図11(c)のように、800〜
1000℃の熱処理を行ない、ソース・ドレイン部の不
純物の活性化を行なった後、高融点金属9を堆積させ
る。その後、図11(d)のように、600〜1000
℃の熱処理を施すと、高融点金属9と、Poly−Si
及びSiとの間に、シリサイド化反応が生じ、自己整合
的に、ゲート電極5及び、ソース・ドレイン部(7)
に、高融点金属9のシリサイド10が形成される。その
後図11(e)のように、未反応高融点金属11を除去
することにより、サリサイド構造が完成する。
【0007】一方、浅い接合形成方法としては、数々の
提案がある。特にPchMOSFETの場合、そのソー
ス・ドレイン不純物が、ボロンであるため、イオン注入
において、チャネリングが発生し、不純物分布がテイル
を引き、形成される接合が深くなること、また、ボロン
はシリコン中での拡散系数が大きく、活性化のアニール
において、深く拡散し、接合が深くなってしまう。上記
2項目に対して、不純物注入前に、シリコン,ゲルマニ
ウム等を注入し、シリコン結晶をアモルファス化し、そ
の後、ボロンを注入することでチャネリングを防止する
等の方法が検討されている。また、短時間熱処理、注入
における低加速エネルギー化等により、拡散系数が大き
くとも、深くへ拡散させない様な試みがなされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上述
べた従来のサリサイドプロセスでは、素子の微細化に伴
い、短チャネル効果抑制のため、そのソース・ドレイン
接合深さ(Xj)が浅くなり、シリサイド化した層の底
面と接合との間隔が短かくなり(図12参照)、接合リ
ーク電流が発生するという問題があった。
【0009】また、浅い接合形成については、シリコン
orゲルマニウムを使用したプリアモルファス化による
方法は、工程を複雑にするとともに、その後の熱処理に
よりどうしても残留欠陥が残り、接合リーク電流が増大
するという問題がある。短時間熱処理及び低加速エネル
ギーによる注入においても、形成される接合深さは、あ
る程度以上、浅くならず限界がある。
【0010】上記2項目(サリサイド化、及び、浅接合
化)は、両者を同時に行なうことは、困難である。微細
MOSFETは、今後縮小化が進むに従って、そのソー
ス・ドレイン領域の接合深さは、短チャネル効果抑制の
ため浅くせざるをえず、また、ソース・ドレインの寄生
抵抗をある値以下にしようとすると、サリサイドによる
ソース・ドレイン領域上のシリサイドをある値以上の厚
さで形成せざるをえず、今後、両者を同時に実現するに
は、接合リーク電流増大の問題が不可避となる。
【0011】この発明は、以上述べた様に、微細MOS
FETにおいて、短チャネル効果を抑制するため、ソー
ス・ドレイン領域の接合深さを、従来以上に浅くし、さ
らに、ソース・ドレイン領域の寄生抵抗がMOSFET
の性能を低下させない様、ソース・ドレイン領域を、十
分に低抵抗化し、さらに、接合リーク電流を増大させな
い様にし、前述の相反する技術項目(サリサイド化と浅
接合化)を同時に実現し、すぐれた性能を持つ半導体素
子およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0012】また、この発明によりCMOS型半導体素
子を製造するにあたり、特に、CMOS部のPch領域
において、浅接合化しても、ゲートオフセットとならな
い様にし、また、駆動電流のバラツキも増大しない様に
し、さらに、製造工程も複雑化しないようにした半導体
素子の製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は前記目的のた
め、第1〜第4の実施例としてソース・ドレイン領域を
セルフ・アライメントにシリサイド化するMOSFET
において、サイドウォール形成を2回にわたって行い、
最初に形成したサイドウォールにより、浅い接合深さ
(Xj)を持ったソース・ドレイン層を形成し、2回目
に形成したサイドウォールにより、深い接合深さを持っ
たソース・ドレイン層を形成するようにし、その後、ソ
ース・ドレイン層上面をセルフ・アライメントにシリサ
イド化する様にしたものである。
【0014】また、第5、第6の実施例として、半導体
素子の製造方法において、ソース・ドレイン領域に注入
する不純物のドーズ量を、駆動力を下げず、しかも、接
合深さが浅くなる様な範囲に設定して、注入し、さら
に、MOSFETの短チャネル効果にかかわらないゲー
トより、すこしはなした領域で、サリサイド化を行い、
ソース・ドレイン領域を低抵抗化し、さらに、サリサイ
ド化された領域のみ、接合リーク電流を防止する様、深
い、ソース・ドレイン形成用の不純物注入を行なう様に
したものである。
【0015】また、上記方法でCMOSを製造するにあ
たっては、Pch領域のソース・ドレイン領域がゲート
電極と離れることがない様(オフセットが発生しない
様)サイド・ウォール形成前に、従来より低ドーズのソ
ース・ドレイン不純物を注入する様にしたものである。
さらに、LDD層形成を含むCMOSドレイン形成をマ
スク・ステップ2層と少なくてすむ様にしたものであ
る。
【0016】
【作用】前述のように本発明の第1〜第4の実施例で
は、第1のサイドウォールをマスクにして形成された浅
いN+ 層により、微細MOSFETで問題となる短チャ
ネル効果を、効果的に抑制でき、さらに、第2のサイド
ウォールをマスクにして形成された深いN+ 層上のみ、
シリサイド化されるため、シリサイド底面と接合の距離
が十分とれ、接合リーク電流の発生しない良好な接合を
形成することが可能となる。
【0017】また、第5、第6の実施例では、ソース・
ドレイン形成用注入ドーズが、接合深さを十分浅くし、
しかも駆動力を低下させない様な範囲に制御されている
ため、微細なMOSFETにおいても、十分短チャネル
効果が抑制され、しかも高駆動力なMOSFETが実現
可能となる。さらに、比較的幅広いサイドウォールの外
側でソース・ドレインがサリサイド化され、しかも、そ
の領域のみ、接合が深くなっているため、トランジスタ
ーの短チャネル効果を増大させることなく、接合リーク
電流の増大を抑制できる。しかも、ソース・ドレイン注
入を比較的低ドーズとし、ソース・ドレインのシート抵
抗増大をサリサイド化により抑え、十分な低抵抗化を実
現できている。しかも、シリコンと高融点金属を反応さ
せる工程(シリサイド化工程)では、そのシリコン中の
不純物濃度が、従来ほど高くないため、シリサイド化工
程も再現性よく安定して行なえる。
【0018】CMOS製造にあたっては、Pchソース
・ドレイン(従来より低ドーズ)不純物注入を、狭いサ
イド・ウォール形成前行うことにより、接合を浅くしな
がらオフセットになることを防止し特性変動のないMO
SFETを実現できる。
【0019】
【実施例】本発明の第1の実施例の構造を図1に、また
その製造方法を図2に示し、以下に説明する。本実施例
は、Ti(チタン)を高融点金属としたNMOS−FE
T構造の場合である。
【0020】図1に示すように本実施例では、従来同様
のフィールド酸化膜2で分離された素子形成領域にゲー
ト電極4が形成されており、その側壁に本発明の特徴で
ある第1のサイドウォール6とそのまた側面に第2のサ
イドウォール8が形成されている。ソース・ドレイン層
は前記第1のサイドウォール6をマスクにして形成した
浅い層5aと、第2のサイドウォール8をマスクにして
形成した深い層5bが存在している。そして、その深い
層5bの上と、ゲート電極4上にチタンシリサイド9が
形成されている。即ち、サリサイド構造となっている。
【0021】図2はその製造方法であり、まず同図
(a)に示すように、従来同様、P型Si基板1に素子
分離のためのフィールド酸化膜2を約5000Å程度の
厚さ(以下一々厚さと記さない)形成し、素子形成領域
にゲート酸化膜3(約150Å)を含むゲート電極4
(ポリシリコンで約3000Å)を形成し、ソース・ド
レイン層となるN- 層5cを形成するため、P+ を30
keV、2×1013/cm2の条件でイオン注入(以下
イオン・インプラと略す)する。
【0022】その後、ゲート電極4の側壁に通常の方法
(酸化膜を堆積して異方性エッチングする方法など)で
第1のサイドウォール6を約1500Åの厚さ形成す
る。そして、それをマスクにしてソース・ドレイン領域
にAs(ヒ素)を5×1015/cm2 、40keVの条
件でイオン・インプラすると浅い層5aが形成される。
【0023】その後、全面にCVD法により、酸化膜7
を3000Å程度堆積する。次に図2(b)のように、
異方性エッチングにより酸化膜7をエッチングし、第2
のサイドウォール8を約3000Å形成する。その後、
この第2のサイドウォール8をマスクにP+ (リン)を
80keV、1×1015/cm2 の条件で注入するとソ
ース・ドレイン領域に深い層5bが形成される。さら
に、900℃、20分程度、窒素雰囲気中でアニール
し、注入した不純物の活性化及び拡散を行なう。以上の
条件により、ソース・ドレイン層として、N- 層5c
は、接合深さ約0.2μm、ヒ素によるN+ 層5aは約
0.2μm、リンによるN+ 層5bは、約0.4μmの
接合深さを持った接合となる。
【0024】次いで図2(c)のように、全面に、スパ
ッタリングによりチタン(Ti)9aを500Å程度堆
積する。そして図2(d)のように、700℃、10秒
程度、窒素雰囲気中でアニールし、ゲート電極4、ソー
ス・ドレイン領域のSi層とTiが接している箇所即ち
深い層5b上でシリサイド化反応を起こさせる。そし
て、選択エッチ(アンモニア過水等)により、フィール
ド酸化膜2上、サイドウォール6、8上の未反応Tiを
選択的にエッチング除去する。さらに900℃、10秒
程度のアニールによりチタンシリサイド9の低抵抗化を
行なう。その後、図示しないが、従来同様、中間絶縁膜
を堆積し、コンタクト・ホールを開口し、配線層を形成
し、最後に保護膜を形成する。
【0025】図3は、本発明の第2の実施例を示すもの
である。深いソース・ドレイン層を形成する場合、イオ
ン・インプランテーション時に、ゲート電極を突き抜け
ない様にしたものである。
【0026】まず、図3(a)のように、フィールド酸
化膜2を形成後、ゲート酸化膜3を形成し、ポリシリコ
ン4をその上に堆積後、さらに、CVD法により酸化膜
10を2000Å程度堆積する。次いで図3(b)のよ
うに、ホトリソ・エッチングにより、酸化膜3/ポリシ
リコン4/ゲート酸化膜10より成るゲート電極4のパ
ターニングを行なう。その後、第1の実施例の製造方法
と同様に、第1のサイドウォール6及び第2のサイドウ
ォール8を形成し、浅いN+ ソース・ドレイン層5a、
深いN+ ソース・ドレイン層5bを形成し、シリサイド
化を行なう。この場合、ソース・ドレイン層のみのシリ
サイド化となる。即ち、深いN+ ソース・ドレイン層5
b形成のためのイオン・インプランテーションにおい
て、ゲート電極は、酸化膜10により厚くなっているの
で、不純物は、ゲート電極4を突き抜けることはない。
【0027】また、深いN+ 接合の不純物導入にあたっ
て、そのドーズ量を下げ5×1013〜5×1014/cm
2 とすると、N+ 層とP型基板でできる接合のN+ 層側
の不純物濃度は約5×1018〜5×1019/cm3 とな
り、空乏層がN+ 層側へも伸びる様になり接合容量が低
減する。ただし、この場合、N+ 層側への空乏層端が、
シリサイド底面に至らない様にする必要がある。
【0028】図4、図5に第3の実施例、図6、図7に
第4の実施例のそれぞれ製造方法を示し以下に説明する
が、この実施例はより実際のCMOSデバイスの製造に
則したものである。
【0029】図4ないし図5は本発明の第3の実施例の
製造方法である。まず図4(a)のように、従来同様、
P型基板1にフィールド酸化膜2形成、ゲート酸化膜
3、ゲート電極4形成後、通常のホトリソ工程により、
PchMOSFET領域(図4の右半分)をホトレジス
ト26aで被い、LDD層(N- 層)として、リン又
は、ヒ素をイオン注入することで、NchMOSFET
領域(図4の左半分)にのみソース・ドレイン層のN-
層20を形成する。次いで図4(b)に示すように、前
記ホトレジスト26aを除去し、全面にCVD法によ
り、酸化膜もしくは、ボロン・リン等を含む酸化膜を堆
積し、RIE法により、異方性エッチングを行なうこと
により、ゲート電極4側壁に、第1のサイドウォール2
1を残す。その後、図4(c)のように、ソース・ドレ
イン領域を形成する前に、850〜900℃の温度でS
i表面を酸化させ、100〜200Åの熱酸化膜22を
形成する。その後、CVD法により、窒化Si膜23
(100〜1000Å)を全面に堆積させ、さらに、C
VD法により、酸化膜またはボロン・リン等の不純物を
含んだ酸化膜24を3000〜6000Å堆積させる。
【0030】その後、図4(d)のように、RIE法に
より、異方性エッチングを行なうことにより、第1のサ
イドウォール21の側壁に第2のサイドウォール25を
残す。このとき、第2のサイドウォールの幅は、0.2
〜0.4μmとなる。この際、第2のサイドウォール2
5のエッチング後、サイドウォール部以外の窒化Si膜
23及び熱酸化膜22もエッチング除去する。
【0031】その後、図4(e)のように、ホトリソ工
程により、PchMOSFET形成領域をホトレジスト
26bで被い、全面に、深い接合の層5bを形成させる
為のイオン注入を、リンを用いて、50〜150ke
V、1×1014〜1×1015ions/cm2 の条件
で、注入する。
【0032】その後、図5(f)のように、PchMO
SFET領域のホトレジスト26は除去せずに、第2の
サイドウォール25をフッ酸溶液、もしくは、RIE法
によるドライエッチングで除去した後、即ち第1のサイ
ドウォール21は残し、その構造で浅い接合の層5a形
成のため、ヒ素を、30〜60keVで3〜8×1015
ions/cm2 の条件で注入する。この場合、サイド
ウォール21はほぼL字形に残存するが、底辺のはみ出
した部分は薄いので、前記注入はその部分を通り抜け
る。即ち第1のサイドウォール21の主部(本説明では
そのように記述する)がマスクとなる。その後図5
(g)のように、ホトレジスト26bを除去し、同様の
ことを、PchMOSFETに関して行なう。従って説
明は簡略にする。すなわち、NchMOSFET形成領
域をホトレジスト27で被い、深い接合を形成させる為
のイオン注入を、11+ 、30〜70keV、1×10
14〜1×1015ions/cm2 又は、49BF2 + 50
〜150keV、1×1014〜1×1015ions/c
2 の条件で行なう。その後図5(h)のように、Nc
hMOSFET領域のホトレジスト27は除去せずに、
Pch側の第2のサイドウォール28を、フッ酸溶液、
もしくは、RIE法によるドライエッチングで除去した
後、浅い接合の形成のため、第1のサイドウォールの主
部をマスクにして、49BF2 + を、40〜70keV、
3〜8×1015ions/cm2 の条件で注入する。
【0033】その後、ホトレジスト27を除去し、85
0〜950℃、10〜40分程度の熱処理を窒素雰囲気
中でアニールし、注入した不純物の活性化及び拡散を行
なう。
【0034】以上の条件により、前記NchMOSFE
Tと同様、N- 層は、接合深さ0.05〜0.15μ
m、ヒ素によるN+ 層は、0.1〜0.2μm、リンに
よるN+ 層は、0.20〜0.45μmの接合深さを持
った接合となる。同様に、49BF2 + によるP+ 層は、
接合深さ0.20〜0.40μm、11+ 又は、49BF
2 + によるP+ 層は、0.35〜0.50μmの接合深
さを持った接合となる。
【0035】その後、図5(i)のように、全面に、高
融点金属を堆積させ、600〜1000℃の熱処理を施
すことにより、高融点金属と、Poly−Si及びSi
との間に、シリサイド化反応が生じ、自己整合的に、ゲ
ート電極4及び、ソース・ドレイン部の深い層上に高融
点金属のシリサイド28が形成される。その後、未反応
高融点金属29を除去することにより図5(j)に示す
様に、サリサイド構造が完成する。
【0036】図6ないし図7に第4の実施例を示し以下
に説明するが、第3の実施例と殆ど同じ工程もあり、そ
の部分の説明は簡略化する。
【0037】図6(a)のように、フィールド酸化膜
2、ゲート電極としてゲート酸化膜3、ポリシリコン2
1、高融点金属(WSix )22を形成後、CVD法に
より、酸化膜23を1000〜3000Å形成し、ゲー
ト電極のパターニングを行なう。その後、通常のホトリ
ソ工程により、PchMOSFET領域をホトレジスト
24で被い、Lightly Dope層(N- 層)と
して、リン又は、ヒ素を、イオン注入することで、Nc
hMOSFET領域にのみ、N- 層25を形成する。そ
の後、図6(b)のように、レジスト24を除去し、全
面にCVD法により酸化膜26を250〜1000Å堆
積し、続けて、CVD法により、窒化Si膜27を50
〜500Å堆積させる。この酸化膜26と、窒化Si膜
27が幅300〜1500Åの第1のサイドウォールと
して機能することになる。続けて、CVD法により、酸
化膜またはボロン、リン等を含んだ酸化膜28を300
0〜6000Å堆積させる。
【0038】その後図6(c)のように、RIE法によ
り、異方性エッチングを行なうことにより、第1のサイ
ドウォールの側壁に、第2のサイドウォール29を残
す。そして、図6(d)のように、第2のサイドウォー
ル29のエッチング後そのサイドウォール部以外の窒化
Si膜27及び酸化膜26も、エッチング除去する。
【0039】その後図6(e)のように、ホトリソ工程
により、PchMOSFET形成領域をホトレジスト3
0で被い、全面に、深い接合を形成させる為のイオン注
入を、リンを用いて、50〜150keV、1×1014
〜1×1015ions/cm2 の条件で注入する。次い
で図7(f)のように、PchMOSFET領域のホト
レジスト30は、除去せずに、第2のサイドウォール2
9を、フッ酸溶液、もしくは、RIE法によるドライエ
ッチングで、除去した後、ヒ素を、40〜100keV
で、3〜8×1015ions/cm2 注入する。その
後、ホトレジスト30を除去し、同様のことを、Pch
MOSFETに関して行なう。
【0040】すなわち、図7(g)のように、NchM
OSFET形成領域を、ホトレジスト31で被い、深い
接合を形成させる為のイオン注入を、11+ 、30〜7
0keV、1×1014〜1×1015ions/cm2
は、49BF2 + 50〜150keV、1×1014〜1×
1015ions/cm2 の条件で行なう。
【0041】その後図7(h)のように、NchMOS
FET領域のホトレジスト31は除去せずに、Pch側
の第2のサイドウォール32を、フッ酸溶液、もしく
は、RIE法によるドライエッチングで除去した後、49
BF2 + を40〜70keV、3〜8×1015ions
/cm2 の条件で注入する。
【0042】その後図7(i)のように、ホトレジスト
31を除去し、850〜950℃、10〜40分程度の
熱処理を窒素雰囲気中でアニールし、注入した不純物の
活性化及び拡散を行なう。以上の条件により、N-
は、接合深さ0.1〜0.2μm、ヒ素によるN+
は、0.15〜0.25μm、リンによるN+ 層は0.
35〜0.50μmの接合深さを持った接合となる。同
様に、49BF2 + によるP+ 層は、接合深さ0.25〜
0.40μm、11+ 又は49BF2 + によるP+ 層は、
0.35〜0.50μmの接合深さを持った接合とな
る。
【0043】その後図7(i)のように、熱リン酸溶液
を用いて、窒化Si膜27を除去した後、全面に、高融
点金属32を堆積させ、600〜1000℃の熱処理を
施すことにより、高融点金属とSiとの間に、シリサイ
ド化反応が生じ、自己整合的に、ソース・ドレイン部に
高融点金属のシリサイド33が形成される。この場合第
2の実施例同様、ゲート電極上には酸化膜23があるの
でシリサイド化されない。その後、未反応高融点金属を
除去することにより、図7(j)に示す様に、サリサイ
ド構造が完成する。
【0044】この第4の実施例で、ゲート電極の上層に
少くとも酸化膜23を形成せずにおけば、第3の実施例
同様、そのゲート電極の上にもシリサイド形成ができ
る。
【0045】図8は、本発明の第5の実施例を示す製造
方法である。以下工程順に説明する。
【0046】図8(a)通常の方法に従って半導体基板
1上に、フィールド酸化膜2を4000Åの厚さ形成
し、ゲート酸化膜3を100Å形成し、スレッショルド
電圧調整用に不純物をイオン注入し、さらに、ゲート電
極4を通常のホトリソ・エッチングを使用して形成す
る。さらに、全面に狭いサイド・ウォール(後述のよう
に幅0.3μm以下が望ましい)となる酸化膜6をLP
CVD(ステップカバレッジがよく、膜成生制御性もよ
いのでO3 −TEOS(テトラエトキシラン)を使用)
により700Å程度堆積する。Nch型MOS・FET
の場合、ホットキャリア効果抑制用のLDD層形成のた
めの不純物N- (リンまたはヒ素を大斜角(45°程
度)斜めイオン注入により2×1013/cm2 のドーズ
量で注入する。さらにソース・ドレイン形成用不純物N
+ (ヒ素)を引き続き、エネルギー60keV、ドーズ
量1×1014〜1×1015/cm2 と通常使用されるド
ーズ量(3〜5×1015/cm2 )より低いドーズ量で
注入する。Pch型MOSFETの場合は、ホットキャ
リア効果を気にする必要がないため、ソース・ドレイン
形成用の不純物(ボロン)のみを注入する。この場合も
やはり通常使用されるドーズ量(3〜5×1015/cm
2 )より低いドーズ量で、例えば、BF2 + 、60ke
V、1×1014〜1×1015/cm2 の条件で注入す
る。図10(a)にPchMOSFETを例にとり、ソ
ース・ドレインのドーズ量を下げていった場合の接合深
さの実験結果を示す。ドーズ量を従来の4×1015/c
2 より、1×1014/cm2 とすることにより接合深
さは、0.23μmより0.1μmと従来の1/2以下
となる。また、この場合、注入ドーズ量として7×10
13/cm2 以上とすれば、表面濃度は、1×1019/c
3 以上となり、MOSFETの駆動力を大幅に低下さ
せることはない。実際、この結果によると、1×1020
/cm3 の表面濃度を持つソースドレインと1×1019
/cm3 の表面濃度を持つソースドレインのMOSFE
Tの駆動力の差は、サイドウォール幅0.3μmの時1
0%以下であった。
【0047】図8(b)次いで、全面にCVDにより酸
化膜(窒化膜でも良い)8を2000〜3000Å程度
堆積する。
【0048】図8(c)そして、異方性エッチングによ
り、広いサイドウォール8aを形成する。この場合、形
成されるサイドウォール幅は、2500Å〜3500Å
となる。
【0049】図8(d)次いで、全面に高融点金属(チ
タン、コバルト等)9を400Å程度スパッタリングに
より堆積する。シリサイド化アニールにより、ゲート電
極4上面、ソース・ドレイン領域上面のシリコンと高融
点金属9を反応させシリサイドを形成する。
【0050】図8(e)次いで、選択エッチングによ
り、フィールド酸化膜2上及び、サイドウォール8a上
の未反応高融点金属を選択的にエッチング除去する。そ
の後、シリサイド低抵抗化アニール9aを行なう。
【0051】図8(f)さらに引き続き、Nchの場
合、ヒ素もしくは、リンを、Pchの場合、ボロンをB
2 + イオンのイオン注入(N+ またはP+ )により、
例えば、加速エネルギー50keV、ドーズ量1×10
15/cm2 程度の条件で注入する。このイオン注入は、
シリサイド中、もしくは、シリサイド・シリコン界面近
傍に注入し、その後、不純物アニールを850℃程度で
行う。
【0052】図9は、上記方法をCMOS型累積回路製
造に適用した場合である。従ってNch領域(図では左
半分)とPch領域(図では右半分)を有する(従来例
および第3、第4の実施例同様)。
【0053】図9(a)P型シリコン基板1に、N型ウ
ェル領域(同図右半分)を形成し、フィールド酸化膜
2、ゲート酸化膜3、ゲート電極4を形成する。ここ
で、次の(b)項の工程での酸化膜6を堆積してもよ
い。次いで、Nch型領域をレジスト26bでおおい、
まず、Pch型MOSFETのソース・ドレインとなる
不純物(ボロン)P+ を、例えば、BF2 + 、30ke
V、1×1014/cm2 の条件で注入する。その後、前
記レジスト26bを除去する。
【0054】図9(b)次いで、全面にO3 −TEOS
を使用したLPCVDにより酸化膜6を700Å程度
(少くとも1000Å以下)堆積する。Pch型領域を
レジスト26aでおおい、LDD層を形成するため、リ
ンを例えば、45°、70keV、2×1013/cm2
の大斜角斜め注入のイオン・インプランテーションによ
り注入(N- )する。さらに引き続き、ソース・ドレイ
ンとなる不純物(ヒ素)を、例えば、As+ 、110k
eV、1×1015/cm2 の条件で注入(N+ )する。
【0055】図9(c)次いで、全面に2000Å〜3
000Å程度の酸化膜を堆積後、異方性エッチングによ
り、サイドウォール8aを形成する。その後、全面に高
融点金属28を400Å程度堆積し、アニールによりシ
リコンと高融点金属を反応させ、シリサイドを形成す
る。
【0056】図9(d)次いで、選択エッチングによ
り、未反応高融点金属を選択的に除去した後、Nch
側、Pch側を片側づつレジストでおおい、Nch側、
Pch側に、それぞれN型不純物P型不純物を前記
(a)(b)の工程でできるよりも深い接合となる様な
インプラ条件で注入する。
【0057】図10(b)は、上記の様にPch型不純
物を上記工程(a)で注入(BF2 + 30keV、1×
1014/cm2 の条件)した場合の実験結果であり、ソ
ース・ドレインのキャリア濃度として1×1019/cm
3 がゲート電極の端と重なっており、特に問題はない。
接合深さXjは0.09μmと浅い。
【0058】図10(c)は、上記工程(b)でPch
型不純物を注入(BF2 + 、60keV、2×1014
cm2 の条件)した場合である。この場合ソース・ドレ
インのキャリア濃度1×1019/cm3 の所は、ゲート
電極の端の外側にあり、接合深さXjは,図10(b)
と同様0.09μm程度となっているか、オフセットぎ
みであり、駆動力が低下し、さらに、電流を流しつづけ
ることによる特性変動が出てしまう。
【0059】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば、第1〜第
4の実施例では、ゲート電極の第1のサイドウォールを
マスクにして形成された浅いN+ 層により、微細MOS
FETで問題となる短チャネル効果を効果的に抑制で
き、さらにソース・ドレイン部においては第2のサイド
ウォールをマスクにして形成された深いN+ 層上のみシ
リサイド化されるため、シリサイド底面と、接合との距
離が十分にとれ、接合リーク電流の発生しない良好な接
合を形成することが可能となる。第2のサイドウォール
は、ゲート電極のエッジより十分離れている(0.3〜
0.5μm)ため、その部分の接合深さが深くとも、M
OSFETの短チャネル効果には影響しない。
【0060】また、単純に、サイドウォール長を長くし
て、N- 層を伸ばし、浅いN+ 層を形成しない場合と比
較した場合、これでは、N- 層による寄生抵抗が増大す
ることになり、MOSFETの駆動力低下を招くが、浅
いN+ 層形成により、このN- 層寄生抵抗増大の問題を
回避できる。さらに、深いN+ 層のドーズ量を下げるこ
とにより、接合容量を小さくできる。
【0061】また、本発明の様に、窒化Si膜を第2の
サイドウォールのエッチングに対するstopperと
して用いることにより、Nchソース・ドレイン及びP
chソース・ドレイン領域形成の際のホトリソ工程を増
やさずに、深さの異なる接合を形成することができる。
【0062】第5の実施例においては、ソース・ドレイ
ン形成用インプラ・ドーズが、接合深さを十分浅くし、
しかも、駆動力を低下させない様な範囲に制御されてい
るため、微細なMOSFETにおいても、十分短チャネ
ル効果が抑制され、しかも高駆動力なMOSFETが実
現可能となっている。さらに、比較的長いサイドウォー
ルの外側でソース・ドレインがサリサイド化され、しか
も、その領域のみ、接合が深くなっているため、トラン
ジスターの短チャネル効果を増大させることなく、接合
リーク電流の増大を抑制できる。しかも、ソース・ドレ
イン注入を比較的低ドーズとし、ソース・ドレインのシ
ート抵抗増大をサリサイド化により抑え、十分な低抵抗
化を実現できている。しかも、シリコンと高融点金属を
反応させる工程(シリサイド化工程)では、そのシリコ
ン中の不純物濃度が、従来ほど高くないため、シリサイ
ド化工程も再現性よく安定して行なえる。
【0063】第6の実施例のCMOS製造にあたって
は、Pch領域のソース・ドレイン(従来より低ドー
ズ)不純物注入を、接合を浅くしながらオフセットにな
ることを防止し、特性変動のないMOSFETを実現で
きる。さらにNch側をLDDとするのに、エッチング
をしない比較的薄い酸化膜を通して、LDDインプラ、
ソース・ドレインインプラを同時に行うため、マスク・
ステップを簡略化でき、しかも、サイドウォールエッチ
ングを次に続く、比較的厚い酸化膜形成後に一回のみと
でき、工程を簡略化できる。また、Nchの薄い酸化膜
を通して、従来よりドーズ量の低いソース・ドレイン不
純物注入を行うため、NchのMOSFETの駆動力も
大きくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構造。
【図2】本発明の第1の実施例の製造方法。
【図3】本発明の第2の実施例の製造方法。
【図4】本発明の第3の実施例の製造方法(その1)。
【図5】本発明の第3の実施例の製造方法(その2)。
【図6】本発明の第4の実施例の製造方法(その1)。
【図7】本発明の第4の実施例の製造方法(その2)。
【図8】本発明の第5の実施例の製造方法。
【図9】本発明の第6の実施例の製造方法。
【図10】本発明の第5、第6の実施例の実験結果。
【図11】従来例。
【図12】問題点説明図。
【符号の説明】
1 基板 2 フィールド酸化膜 3 ゲート酸化膜 4 ゲート電極 5 ソース・ドレイン層(5a浅い層、5b深い層) 6 第1のサイドウォール 8 第2のサイドウォール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7377−4M H01L 29/78 301 L

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電界効果型トランジスタを有する半導体
    素子における該電界効果型トランジスタ部の構造とし
    て、 ゲート電極の側壁に第1のサイドウォールとさらにその
    側面に第2のサイドウォールが形成されており、該第1
    のサイドウォールの主部をマスクとして形成されたソー
    ス・ドレイン層と、前記第2のサイドウォールをマスク
    として形成された前記第1のサイドウォールによるソー
    ス・ドレイン層より深いソース・ドレイン層とを有し、
    少なくとも前記第2のサイドウォールによるソース・ド
    レイン層の上部にシリサイド化された層が形成されてい
    ることを特徴とする半導体素子。
  2. 【請求項2】 前記第2のサイドウォールが、最終的な
    構造においては除去されていることを特徴とする請求項
    1記載の半導体素子。
  3. 【請求項3】 (a)半導体基板上に、電界効果型トラ
    ンジスタのゲート電極を形成し、該ゲート電極の側壁に
    第1のサイドウォールを形成する工程、 (b)前記第1のサイドウォールの側面に、第2のサイ
    ドウォールを形成する工程、 (c)前記第1のサイドウォールの主部をマスクにし
    て、前記電界効果型トランジスタのソース・ドレインと
    なる層を形成する工程、 (d)前記第2のサイドウォールをマスクにして、前記
    第1のサイドウォールによるソース・ドレイン層より深
    いソース・ドレイン層を形成する工程、 (e)少なくとも、前記第2のサイドウォールによるソ
    ース・ドレイン層の上部をシリサイド化する工程、 以上の工程を含むことを特徴とする半導体素子の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 (a)半導体基板上に、電界効果型トラ
    ンジスタのゲート電極を形成し、該ゲート電極の側壁に
    形成される第1及び第2のサイドウォールの幅の合計が
    0.3μm以下となるよう全面に絶縁膜を形成する工
    程、 (b)前記電界効果型トランジスタのソース・ドレイン
    層となる層を、第1サイドウォールをマスクにしてその
    形成用不純物注入のドーズ量を7×1013/cm2 ない
    し1×1015/cm2 の範囲で注入する工程、 (c)前記ゲート電極の側壁に前記第1のサイドウォー
    ルの外側にさらに第2のサイドウォールを形成する工
    程、 (d)前記ゲート電極およびソース・ドレイン領域の上
    面に高融点金属によるシリサイド層を形成し、前記第2
    のサイドウォールをマスクにして、さらに、前記工程で
    形成されたソース・ドレイン層より深いソース・ドレイ
    ン層を形成する工程、 以上の工程を含むことを特徴とする半導体素子の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 Pチャネル(Pch)領域とNチャネル
    (Nch)領域とを同一基板に有するCMOS型半導体
    素子の製造において、 (a)前記両領域に、電界効果型トランジスタのゲート
    電極を形成後、まず、Pch領域側に、前記請求項4記
    載の(a)(b)と同様の方法、条件でPch領域側の
    ソース・ドレイン層を形成する工程、 (b)前記工程後、Nch領域側のソース・ドレイン層
    を形成し、前記ゲート電極の第1のサイドウォールの外
    側に第2のサイドウォールを形成する工程、 (c)前記Nch、Pch両領域とも、その領域の前記
    ゲート電極およびソース・ドレイン層の上面に高融点金
    属によるシリサイド層を形成する工程、 以上の工程を含むことを特徴とする半導体素子の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 Pチャネル(Pch)領域とNチャネル
    (Nch)領域とを同一基板に有するCMOS型半導体
    素子の製造において、 (a)前記両領域に、電界効果型トランジスタのゲート
    電極を形成後、該ゲート電極をマスクにして前記請求項
    4記載の(a)(b)項と同様の方法、条件でPch領
    域のソース・ドレイン層を形成する工程、 (b)前記ゲート電極の側壁の第1のサイドウォール形
    成を含め全面に厚さ1000Å以下の絶縁膜を堆積し、
    該絶縁膜を通してNch領域側にのみ、前記電界効果型
    トランジスタのソース・ドレイン層及びLDD型層とす
    るための不純物注入を行なう工程、 (c)前記ゲート電極の第1のサイドウォールの外側に
    第2のサイドウォールを形成するために、全面に厚さ1
    000〜3000Åの絶縁膜を形成し、前記第2のサイ
    ドウォールを形成した後、少なくとも前記ソース・ドレ
    イン層の上面に高融点金属によるシリサイド層を形成す
    る工程、 以上の工程を含むことを特徴とする半導体素子の製造方
    法。
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