JPH0532513U

JPH0532513U - 外壁材の取付構造

Info

Publication number: JPH0532513U
Application number: JP088111U
Authority: JP
Inventors: 満玉置
Original assignee: Murata Machinery Ltd
Current assignee: Murata Machinery Ltd
Priority date: 1991-09-30
Filing date: 1991-09-30
Publication date: 1993-04-27

Abstract

(57)【要約】【目的】外壁材を支柱に対して位置調節可能とする。【構成】支柱７に第１連結片２０が設けられ、この第
１連結片２０に第２連結片２１が支柱７に対して近接・
離隔位置変更可能にボルト２７によって連結され、この
第２連結片２１に外壁材１９が取り付けられている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は外壁材の取付構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のこの種の取付構造として以下の如きものは知られている。即ち、支柱に連結片を施工現場で溶接し、この連結片に外壁材を取り付けるようにしたものは知られている。

【０００３】

【従来技術の欠点】

前記従来の取付構造には以下の如き欠点があった。即ち、支柱に現場で溶接された連結片に外壁材を取り付けるものであったため、外壁材の支柱に対する位置調節が出来なかったため、支柱の傾き等を考慮して外壁材を垂直に立てるように調節することが出来ないという欠点があった。

【０００４】

【前記欠点を解消するための手段】

この考案は前記欠点を解消するために以下の如き手段を採用した。この考案は、支柱に第１連結片が設けられ、この第１連結片に第２連結片が支柱に対して近接・離隔位置変更可能に連結具を介して連結され、この第２連結片に外壁材が取り付けられているものである。

【０００５】

【考案の作用】

この考案は以下の如き作用をなすものである。第１連結片に、外壁材が取り付けられる第２連結片が、支柱に対して近接・離隔位置変更可能に連結されているものであるから、第２連結片の位置調節を行なって、究極的に外壁材の支柱に対する位置調節を行ない、支柱の傾き等を考慮して外壁材を垂直に立てるように調節することが出来る。

【０００６】

【実施例】

以下にこの考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。なお、この明細書において、前とは図１下側を、後とは同図上側をいい、左とは図１左側を、右とは同図右側をいう。

【０００７】建造物１内に所要個の自動倉庫５が前後方向に並ぶようにして設置されている。前記自動倉庫５は、スタッカークレーン通路１１を形成するようにして配された前後一対のラック装置６と、前記スタッカークレーン通路１１において左右動自在に設けられたスタッカークレーン１３とを有している。前記ラック装置６は、所定間隔で左右に並ぶ、スタッカークレーン通路１１側の多数の支柱７と、スタッカークレーン通路１１と逆側において前記支柱７との間に前後方向に所定間隔をあけて並ぶ多数の支柱７と、前後・左右の４本の支柱に高さ方向に所定間隔で設けられた物品収納棚８とを有している。前記支柱７は建造物１の床面にアンカーボルト等によって強固に固定されると共に、上端部において連結梁等によって相互に連結されている。また、前記物品収納棚８は、後述のスライドフォーク１７の上下方向の通過を許容するフォーク通過間隙９を有している。

【０００８】前記スタッカークレーン通路１０の上下には、左右に亙る上下一対のガイドレール１２が設けられ、これらガイドレール１２にスタッカークレーン１３が左右動自在に案内されるようになされている。このスタッカークレーン１３は、自走する走行台車１４と、この走行台車１４に立設されたマスト１５に昇降自在に設けられた昇降台１６と、この昇降台１６に、公知の進退装置によって前後方向に水平突出自在に設けられた前後方向に長いスライドフォーク１７とを有している。

【０００９】一番前側の支柱７群と一番後側の支柱７群の所要のものには、左右一対の第１連結片２０が上下方向に所定間隔で、且つ、後述の外壁材１９側に向かって突出するようにして、設けられている。前記第１連結片２０には前後方向に長い長孔２５が形成されている。前記上下方向に並ぶ第１連結片２０に断面Ｌ字状の上下方向に長い第２連結片２１が、以下のようにして、支柱７に対して近接・離隔位置変更可能に連結されている。即ち、第２連結片２１に形成されたねじ孔２６に、長孔２５を通じてボルト２７をねじ嵌めることによって、第１連結片２０と連結片２１とが連結されている。前記第２連結片２１に外壁材１９がフックボルト２２・ナット２３によって取り付けられている。

【００１０】なお、第１連結片２０又は第２連結片２１のいずれか一方に前後方向に長い長孔を形成し、同他方に左右方向に貫通した貫通孔を形成し、前記長孔及び貫通孔にボルトを挿通して、このボルトにナットをねじ嵌ることによって、第１連結片２０と第２連結片２１とを連結するようにしてもよい。また、連結具は、ボルトに限定されるものではなく、Ｕ字状のクリップ等であってもよい。

【００１１】また、説明は省略したが、前記支柱７に取り付けられなかった外壁材１９は勿論のこと、支柱７に取り付けられた外壁材１９の端部等は、建物支柱２に公知の手段によって取り付けられるものである。

【００１２】

【考案の効果】

この考案は、前記した如き構成によって、以下の如き効果を奏するものである。第１連結片に、外壁材が取り付けられる第２連結片が、支柱に対して近接・離隔位置変更可能に連結されているものであるから、第２連結片の位置調節を行なって、究極的に外壁材の支柱に対する位置調節を行ない、支柱の傾き等を考慮して外壁材を垂直に立てるように調節することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例を示す簡略平面図である。

【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線断面図である。

【図３】図２のＡ部分拡大図である。

【図４】図３のＩＶ−ＩＶ線断面図である。

【符号の説明】

７支柱１９外壁材２０第１連結片２１第２連結片２５長孔２６ねじ孔２７ボルト

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】支柱に第１連結片が設けられ、この第１
連結片に第２連結片が支柱に対して近接・離隔位置変更
可能に連結具を介して連結され、この第２連結片に外壁
材が取り付けられている外壁材の取付構造。
【請求項２】前記支柱が自動倉庫のラック装置の、背
面側の支柱である請求項１記載の外壁材の取付構造。
【請求項３】前記一方の連結片に支柱と外壁材との方
向に長い長孔が形成され、同他方にねじ孔が形成され、
前記長孔を通じてボルトをねじ孔にねじ嵌めることによ
って、両連結片同士が連結されている請求項１記載の外
壁材の取付構造。