JPH05324964A - タキシーメータ - Google Patents

タキシーメータ

Info

Publication number
JPH05324964A
JPH05324964A JP13239592A JP13239592A JPH05324964A JP H05324964 A JPH05324964 A JP H05324964A JP 13239592 A JP13239592 A JP 13239592A JP 13239592 A JP13239592 A JP 13239592A JP H05324964 A JPH05324964 A JP H05324964A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tariff
waiting
index
distance
exponent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP13239592A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2682591B2 (ja
Inventor
Kanji Sakakibara
勘司 榊原
Tadashi Kato
忠 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP4132395A priority Critical patent/JP2682591B2/ja
Publication of JPH05324964A publication Critical patent/JPH05324964A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2682591B2 publication Critical patent/JP2682591B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 迎車待ちによって発生した料金を乗務員が不
正に取得できないようにしたタキシーメータを提供す
る。 【構成】 タリフ設定器14による迎車待ちタリフの設
定からの時間に応じて待ち料金演算手段10bが待ち料
金演算を行い、その結果を表示装置13に表示させると
共にその結果により指数記憶手段12a中の乗車回数や
その後の回数の指数をインクリメントさせる。タリフ設
定器により迎車待ちタリフが設定されてから距離計測手
段10cが計測した走行距離が所定距離以上になったと
きキャンセル手段10dが待ち料金演算手段による演算
を取り消すと共にインクリメントした指数記憶手段中の
指数をキャンセルする。キャンセル手段によりキャンセ
ルした指数をキャンセル指数記憶手段12bが読み出し
可能に記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタキシーメータに係り、
特に、迎車待ちタリフを有するタキシーメータに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】タキシーの運行の一形態として、電話な
どによって乗客のいる場所までタキシー車両を配車する
迎車というものがある。なお、この迎車時に料金を徴収
するかどうかは地域によってまちまちである。何れの場
合にも、迎車によって配車したタキシー車両に乗客が直
ぐに乗車したきは問題ないが、乗客のいる場所に到着し
た後に、乗客の都合によって長い時間待たされることが
ある。
【0003】現在の料金制では、このような迎車待ちに
対する料金を徴収できるようになっていないため、タキ
シー会社やこのようなケースに遭遇した乗務員にとっ
て、運賃収受による売上確保などの営業収入の面で問題
となっていた。
【0004】そこで、賃走、割増、迎車、支払、空車な
どのタリフを設定するための押しボタンスイッチで構成
されたタキシーメータのタリフ設定器に、迎車待ち時に
その旨のタリフを設定するための押しボタンスイッチを
追加している。そして、この追加のスイッチを操作して
迎車待ちタリフを設定したときには、迎車地に到着した
後の一定時間を越えた待ちに対して一定時間毎にその後
料金に対応する所定料金を加算した金額を表示器に表示
することによって、基本運賃の他に迎車待ち料金を徴収
できるようにする。
【0005】また、タキシーメータ内の乗車回数の指数
は基本料金を表示器に表示したとき+1され、所定料金
を加算表示したときにはタキシーメータ内のその後の回
数の指数が+1されるので、この指数から迎車待ち料金
を含めた売上金額を把握できるようにすることが考えら
れている。
【0006】ところが、このような迎車待ち料金が待ち
タリフの設定だけで発生するようにすると、乗客のいる
場所に到着する前にこのタリフを設定する不正操作が行
われた場合でも、タキシーメータはその時点から迎車待
ち料金の演算を行うため、実際の待ち時間よりも長い時
間待った余分の迎車待ち料金が発生するという問題があ
った。
【0007】そこで、このような迎車待ちタリフの設定
が行われても、タキシー車両が所定距離走行したときに
は、この迎車待ちタリフの設定により発生した料金を自
動的にキャンセルする機能をタキシーメータに持たせる
ことが考えられている。このキャンセル機能により、乗
客のいる場所に到着する前の例えば迎車の途中で不正に
タリフ操作しても、余分の迎車待ち料金が発生すること
がないようになり、不正操作によって乗客がこうむる被
害を未然に防止することができる。なお、キャンセルを
所定距離の走行後に行うようにしたのは、乗客のいる場
所について迎車待ちタリフ操作後にやむなく移動しなけ
ればならないことが生じることを想定したためである。
【0008】上述のようなキャンセル機能が働いた場
合、迎車待ち料金の徴収を行うことができないため、指
数による売上金額と実際の売上金額との一致を図るため
にその後の回数の指数もキャンセルしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のような自動キャ
ンセル機能はタリフを支払いにすることによって無効に
され、以後働かなくなるので、迎車待ちの後に乗客が乗
車せずに、表示器に表示されている基本運賃に迎車待ち
料金を加算した金額の料金の支払いだけを行う場合、タ
リフを支払いにして指数を確定しすれば実際に徴収した
金額と指数による売上金額とが一致しなくなることはな
い。
【0010】しかし、タリフを支払いにする前に、基本
運賃に迎車待ち料金を加算した金額の料金の支払いを受
け、そのままの状態で所定距離を走行すると上記自動キ
ャンセル機能が働き、それまでのその後の回数の指数が
キャンセルされるため、実際に徴収した金額と指数によ
る売上金額とが一致しなくなり、実際に徴収した金額の
方が多くなる。
【0011】従って、実際に乗車しない迎車待ちがあっ
た場合、支払いの際にタリフを支払いにしないで料金を
受け取り、その後キャンセル機能を働かせるという不正
操作が行われたときには、キャンセルされた料金を乗務
員が不正に取得できるようになるという問題があった。
【0012】よって本発明は、上述した点に鑑み、迎車
待ちによって発生した料金を乗務員が不正に取得できな
いようにしたタキシーメータを提供することを目的とし
ている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明により成されたタキシーメータは、図1の基本構
成図に示すように、料金及びタリフなどを表示する表示
装置13と、タキシー車両の走行距離に基づいて距離パ
ルスを発生する距離パルス発生器15と、前記表示装置
13と一体的に設けられ賃走、割増、迎車、迎車待ち、
支払い、空車などのタリフ設定を行うための複数の押し
ボタンスイッチで構成されたタリフ設定器14と、売上
金額の計算などに使用する乗車回数やその後の回数の指
数を逐次読み出し可能に記憶する指数記憶手段12a
と、前記タリフ設定器14によるタリフや前記距離パル
ス発生器15からの距離パルスなどに基づいて料金演算
を行い、その結果を前記表示装置13に表示させると共
にその結果により前記指数記憶手段12a中のその後の
回数の指数をインクリメントさせる料金演算手段10a
と、前記タリフ設定器14による迎車待ちタリフの設定
からの時間に応じて待ち料金演算を行い、その結果を前
記表示装置13に表示させると共にその結果により前記
指数記憶手段12a中の乗車回数やその後の回数の指数
をインクリメントさせる待ち料金演算手段10bと、前
記タリフ設定器14による迎車待ちタリフの設定からの
走行距離を前記距離パルス発生器15からの距離パルス
に基づいて計測する距離計測手段10cと、該距離計測
手段10cにより計測した距離が所定距離以上になった
とき前記待ち料金演算手段10bによる演算を取り消す
と共にインクリメントした前記指数記憶手段12a中の
指数をキャンセルするキャンセル手段10dと、該キャ
ンセル手段10dによりキャンセルした指数を読み出し
可能に記憶するキャンセル指数記憶手段12bとを備え
ることを特徴としている。
【0014】前記待ち料金演算手段10bは、前記タリ
フ設定器14による迎車待ちタリフの設定に応じて該設
定から一定の基本時間の経過時点とこの基本時間の経過
後一定のその後の時間の経過毎に前記指数記憶手段12
a中のその後の回数の指数をインクリメントし、前記キ
ャンセル手段10dは、前記タリフ設定器14による迎
車待ちタリフの設定から一定の基本時間の経過後一定の
その後の時間の経過毎にインクリメントした前記指数記
憶手段12a中のその後の回数の指数をキャンセルし、
前記キャンセル指数記憶手段12bは、前記キャンセル
手段10dによりキャンセルした前記指数記憶手段12
a中のその後の回数の指数を記憶する。
【0015】
【作用】上記構成において、タリフ設定器14による迎
車待ちタリフの設定からの時間に応じて待ち料金演算手
段10bが待ち料金演算を行い、その結果を表示装置1
3に表示させると共にその結果により指数記憶手段12
a中のその後の回数の指数をインクリメントさせるの
で、待ち時間に応じた料金を徴収することができると共
に、売上金額と徴収した金額の照合を指数によって行う
ことができる。
【0016】しかも、タリフ設定器14により迎車待ち
タリフが設定されてから距離計測手段10cが計測した
走行距離が所定距離以上になったときキャンセル手段1
0dが待ち料金演算手段10bによる演算を取り消すと
共にインクリメントした指数記憶手段12a中の指数を
キャンセルするようになっているので、実際に待ち動作
に入る前のタリフ設定器14による待ちタリフ操作を無
効にすることができる。
【0017】また、キャンセル手段10dによりキャン
セルした指数をキャンセル指数記憶手段12bが読み出
し可能に記憶するので、このキャンセル指数を見ること
によってその後の回数の指数によっては把握できないキ
ャンセルされたその後の回数を知ることができるように
なり、不正操作により故意に待ち料金をキャンセルする
ことを予防することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は本発明によるタキシーメータの一実施例を
示すブロック図であり、同図において、10はマイクロ
コンピュータからなる中央処理装置(CPU)であり、
このCPU10はリードオンリーメモリ(ROM)11
に格納された制御プログラムに従って各種の処理を行
う。なお、ROM11には各種のパラメータや各種固定
データなども逐次呼び出し可能に格納されている。
【0019】12はタキシーの各種データを一時的に格
納するためのランダムアクセスメモリ(RAM)であ
り、このRAM12に格納されるデータとしては、営業
時の日付、車番、乗務員コード、全走行距離、実車走行
距離、乗車回数、その後の料金加算回数(その後の回
数)、キャンセル指数その他当日の各指数などがある。
【0020】13は料金やタリフなどを表示する表示装
置であり、タリフやCPU10によって演算された料金
の金額を表示するもので、これには各種の表示器が採用
される。
【0021】14はタリフを設定するためのタリフ設定
器であり、賃走、割増、迎車、迎車待ち、支払、空車な
どの料金制を指示するための複数の押しボタンスイッチ
からなり、タキシーメータの前面に設けられた上記表示
装置13と一体的に取り付けられる。
【0022】15はタキシー車両の走行距離に基づいて
距離パルスを発生する距離パルス発生器である。16は
迎車待ちタリフの操作後タキシー車両が例えば100m
の所定距離の例えば80%の距離を走行したときに、迎
車待ちタリフのまま走行していることを警告するため警
報音を例えば1分の所定時間発生する警告手段としての
ブザーである。この警報手段としてのブザー16は、光
源の点滅によって警報を発する警報光源と置き換えられ
たり、或いは組み合わせて使用することができる。
【0023】上述した構成のタキシーメータは、タリフ
設定器14のいずれかの押しボタンスイッチが操作され
たとき、その操作されたタリフを表示装置13に表示す
ると共に、そのタリフに応じた料金演算を行い、逐次料
金金額を表示すると共にその結果によりRAM12中の
乗車回数やその後の回数の指数をインクリメントさせ
る。
【0024】迎車の場合の料金演算と表示装置13への
運賃の表示の仕方を表1を参照して具体的に説明する。
【表1】
【0025】迎車に当たって乗務員がタリフ設定器14
の迎車タリフを操作すると、CPU10は基本運賃例え
ば520円に消費税例えば20円を加算した540円を
表示装置13に表示させると共にRAM12中の乗車回
数の指数をインクリメントさせる。そして、迎車場所に
到着して迎車待ちタリフを操作すると、その時点からC
PU10は内蔵する図示しないタイマの計時を開始し、
迎車待ちがスタートしてから基本時間例えば5分が経過
すると、加算料金例えば80円(その後の料金と同じ)
を加算した620円を表示装置13に表示させると共に
RAM12中のその後の回数の指数をインクリメントさ
せる。以後例えば40秒の単位時間が経過する毎に加算
料金を加算した金額を逐次表示装置13に表示させると
共にRAM12中のその後の回数の指数をインクリメン
トさせるようになる。
【0026】乗客が乗車したところで乗務員が賃走タリ
フを操作すると、CPU10は基本運賃520円にそれ
までの待ち料金240円を加算した料金に消費税を更に
加算した780円を表示装置13に表示させると共に上
記インクリメントした指数を確定する。そして、その後
基本距離走行した時点で、その後の料金80円を加算し
た料金に更に消費税を加算した870円を表示させると
共にRAM12中のその後の回数の指数をインクリメン
トする。
【0027】上述の動作は迎車待ちタリフの操作後タキ
シー車両が走行しなかった場合であるが、CPU10は
迎車待ちタリフの操作後にタキシー車両が例えば100
mの所定距離走行したかどうかを距離パルス発生器15
からの距離パルスによって計測し、この計測によって1
00m走行したことを検出すると、それまでの迎車待ち
タリフに応じて行った計時や料金演算をキャンセルす
る。
【0028】このキャンセルの仕方には、図3に示す2
種類がある。その一つは、基本時間が経過する前にキャ
ンセルする場合であり、このときは待ちタリフに入って
からの時間のみをキャンセルする。他の一つは、基本時
間が経過した後にキャンセルする場合であり、このとき
は基本時間後の時間や料金をキャンセルすると共に基本
時間経過後にインクリメントしたその後の回数の指数を
キャンセルし、またこのキャンセルしたその後の回数を
RAM12中のキャンセル指数を記憶するためのエリア
の現在指数に加算して記憶して基本時間が経過した時点
に戻る。
【0029】このキャンセル機能によって、迎車の開始
時に迎車待ちタリフを設定しても100m走行する毎に
基本時間の計時がキャンセルされるので、不正操作の入
る余地がなくなる。また、RAM12中に記憶したキャ
ンセル指数によって、待ち料金のみを支払って乗車しな
かった場合に、タリフを支払いにしないで一定距離走行
して自動的にキャンセルしたときのその後の指数を知る
ことができるので、乗務員が待ち料金の一部を不正に取
得することを未然に防止することができる。
【0030】上述したキャンセル動作が行われる前に、
タキシー車両が予め設定した所定距離100mの80%
の距離を走行した時点でブザー16が1秒間鳴動し、こ
のまま走行するとキャンセル動作が行われることを乗務
員に警告し、迎車待ちタリフから例えば賃走などの営業
タリフに変更することを忘れていることを知らせる。従
って、この警告に従って乗務員が営業タリフ操作をする
ことによって、迎車待ちタリフによって発生した待ち料
金をキャンセルしてしまうことを防止することができ、
乗務員の不注意によって待ち料金を徴収できなくなるこ
とが予防できる。
【0031】以上概略説明した装置の動作の詳細を、C
PU10がROM11中の制御プログラムに従って行う
処理を示す図4のフローチャートを参照しながら以下説
明する。
【0032】CPU10は電源の投入によって動作を開
始し、その最初のステップS1において、タリフ設定器
14において迎車タリフの操作に続いて迎車待ちタリフ
の操作が行われ、待ちタリフ営業中となっているか否か
を判定し、この判定がNOのときにはステップS2に進
んで他のタリフ状態における通常の処理を行う。一方、
ステップS1の判定がYESのときには、ステップS3
に進む。
【0033】ステップS3においては、待ちタリフ営業
中にROM11中に設定されている設定距離(100
m)の80%、すなわち、80mの走行を行ったか否か
を判定する。この判定のために、CPU10は待ちタリ
フ営業の開始からの走行距離を距離パルス発生器15か
らの距離パルスによって計測している。このステップS
3の判定がNOのときにはステップS4に進んで待ち料
金演算を行う。
【0034】この待ち料金演算では、待ちタリフ営業の
開始からの計時を行い、開始からのROM11中に設定
された基本時間(5分)の経過によってROM11に設
定された加算料金(80円)を基本運賃への加算を行う
と共にRAM12中のその後の回数の指数をインクリメ
ントし、基本時間の経過後はROM11中に設定された
単位時間(40秒)の計時毎に更なる加算料金の加算を
行うと共にその結果の表示装置13への表示処理を行
い、かつRAM12中のその後の回数の指数のインクリ
メントを行う。
【0035】続いてステップS5に進んで設定距離の1
00%の走行を行ったか否かを判定し、判定がNOのと
きには上記ステップS1に戻って上述の動作を繰り返
し、判定がYESのときにはステップS6に進んでキャ
ンセル処理を行う。このキャンセル処理では、計時中の
基本時間や単位時間のキャンセル、加算料金の減額と、
これに伴う表示の修正と、キャンセル指数の計算及びR
AM12中の累計への加算などを行い、その後上記ステ
ップS1に戻る。
【0036】なお、キャンセル指数の計算は例えば次の
ようにして行うことができる。すなわち、待ち料金処理
の開始時点のその後の回数の指数をRAM12中の所定
のエリアに保持しておき、基本時間の経過及び単位時間
の経過毎にRAM12中のその後の回数をインクリメン
トする。そして、キャンセル処理の際に、保持しておい
たその後の回数に+1したものとキャンセル処理後のそ
の後の回数の指数としてRAM12に記憶させると共
に、保持しておいたその後の回数の指数と現在のその後
の回数の指数との差から−1したものをRAM12の所
定のエリアのそれまでのキャンセル指数の累計に加算し
て記憶する。
【0037】なお、上記ステップS3の判定がYESの
ときにはステップS7に進み、ここの距離パルス発生器
15から距離パルスの入力があるか否かを判定し、この
判定がYESのときにはステップS8に進んでブザー1
6を1分間鳴動する信号を出力してからステップS4に
進む。また、ステップS7の判定がNOのとき、すなわ
ち、設定距離の80%の走行後停車し、距離パルスの入
力がないときにはステップS8を飛ばしてステップ4に
進み、その後再度走行を始めて距離パルスが入力すると
ステップS8に進んでブザー16を鳴動させる。
【0038】上記ステップS8におけるブザー16の鳴
動によって乗務員が待ちタリフのまま走行していてこの
まではキャンセル動作が行われてしまうことに気が付い
て賃走や割増まどの営業タリフに切り換えると、上記ス
テップS1の判定がNOになってステップS2の通常処
理に進むことによって、既に発生した待ち料金が確定し
てキャンセルされることがなくなる。
【0039】上述のフローチャートを参照して行った説
明から明らかなように、CPU10は、タリフ設定器1
4によるタリフや距離パルス発生器15からの距離パル
スなどに基づいて料金演算を行い、その結果を表示装置
13に表示させると共にその結果によりRAM12aの
乗車回数やその後の回数の指数をインクリメントさせる
料金演算手段10aとして、タリフ設定器14による迎
車待ちタリフの設定からの時間に応じて待ち料金演算を
行い、その結果を表示装置13に表示させると共にその
結果によりRAM12中の乗車回数やその後の回数の指
数をインクリメントさせる待ち料金演算手段10bとし
て、タリフ設定器14による迎車待ちタリフの設定から
の走行距離を距離パルス発生器15からの距離パルスに
基づいて計測する距離計測手段10cとして、距離計測
手段10cにより計測した距離が所定距離以上になった
とき待ち料金演算手段10bによる演算を取り消すと共
にインクリメントしたRAM12中の指数をキャンセル
するキャンセル手段10dとしてそれぞれ働いている。
【0040】より詳細には、CPU10により構成され
る待ち料金演算手段10bは、タリフ設定器14による
迎車待ちタリフの設定に応じてRAM12中の乗車回数
の指数をインクリメントすると共に、該設定から一定の
基本時間の経過時点とこの基本時間の経過後一定のその
後の時間の経過毎にRAM12中のその後の回数の指数
をインクリメントする。
【0041】また、キャンセル手段10dは、タリフ設
定器14による迎車待ちタリフの設定から一定の基本時
間の経過後一定のその後の時間の経過毎にインクリメン
トしたRAM12中のその後の回数の指数をキャンセル
する。そして、RAM12中に構成されるキャンセル指
数記憶手段12bは、キャンセル手段10dによりキャ
ンセルしたRAM12中のその後の回数の指数を記憶す
る。
【0042】なお、上述の実施例では、待ち料金を演算
するための基本時間、単位時間、加算料金など、キャン
セル機能を働かせるための走行距離、警報を発生するた
めの走行距離として特定の例を挙げて説明したが、これ
らは必要に応じて任意の数値に変更可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、待
ち時間に応じた料金を徴収することができると共に、売
上金額と徴収した金額の照合を指数によって行うことが
でき、しかも実際に待ち動作に入る前の待ちタリフ操作
を無効にすることができる。
【0044】また、キャンセルした指数を読み出し可能
に記憶しているので、このキャンセル指数を見ることに
よって乗車回数やその後の回数の指数によっては把握で
きないキャンセルされたその後の回数を知ることができ
るようになり、不正操作により故意に待ち料金をキャン
セルすることを予防し、迎車待ちによって発生した料金
を乗務員が不正に取得できないようにしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるタキシーメータの基本構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明によるタキシーメータの一実施例を示す
ブロック図である。
【図3】待ち料金のキャンセル動作を説明するための説
明図である。
【図4】図2中のCPUが制御プログラムに従って行う
処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10a 料金演算手段(CPU) 10b 待ち料金演算手段(CPU) 10c 距離計測手段(CPU) 10d キャンセル手段(CPU) 12a 指数記憶手段(RAM) 12b キャンセル指数記憶手段(RAM) 13 表示装置 14 タリフ設定器 15 距離パルス発生器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 料金及びタリフなどを表示する表示装置
    と、 タキシー車両の走行距離に基づいて距離パルスを発生す
    る距離パルス発生器と、 前記表示装置と一体的に設けられ賃走、割増、迎車、迎
    車待ち、支払い、空車などのタリフ設定を行うための複
    数の押しボタンスイッチで構成されたタリフ設定器と、 売上金額の計算などに使用する乗車回数やその後の回数
    の指数を逐次読み出し可能に記憶する指数記憶手段と、 前記タリフ設定器によるタリフや前記距離パルス発生器
    からの距離パルスなどに基づいて料金演算を行い、その
    結果を前記表示装置に表示させると共にその結果により
    前記指数記憶手段中の乗車回数やその後の回数の指数を
    インクリメントさせる料金演算手段と、 前記タリフ設定器による迎車待ちタリフの設定からの時
    間に応じて待ち料金演算を行い、その結果を前記表示装
    置に表示させると共にその結果により前記指数記憶手段
    中のその後の回数の指数をインクリメントさせる待ち料
    金演算手段と、 前記タリフ設定器による迎車待ちタリフの設定からの走
    行距離を前記距離パルス発生器からの距離パルスに基づ
    いて計測する距離計測手段と、 該距離計測手段により計測した距離が所定距離以上にな
    ったとき前記待ち料金演算手段による演算を取り消すと
    共にインクリメントした前記指数記憶手段中の指数をキ
    ャンセルするキャンセル手段と、 該キャンセル手段によりキャンセルした指数を読み出し
    可能に記憶するキャンセル指数記憶手段とを備えること
    を特徴とするタキシーメータ。
  2. 【請求項2】 前記待ち料金演算手段は、前記タリフ設
    定器による迎車待ちタリフの設定に応じて、該設定から
    一定の基本時間の経過時点とこの基本時間の経過後一定
    のその後の時間の経過毎に前記指数記憶手段中のその後
    の回数の指数をインクリメントし、 前記キャンセル手段は、前記タリフ設定器による迎車待
    ちタリフの設定から一定の基本時間の経過後一定のその
    後の時間の経過毎にインクリメントした前記指数記憶手
    段中のその後の回数の指数をキャンセルし、 前記キャンセル指数記憶手段は、前記キャンセル手段に
    よりキャンセルした前記指数記憶手段中のその後の回数
    の指数を記憶するを備えることを特徴とする請求項1記
    載のタキシーメータ。
JP4132395A 1992-05-25 1992-05-25 タキシーメータ Expired - Lifetime JP2682591B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4132395A JP2682591B2 (ja) 1992-05-25 1992-05-25 タキシーメータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4132395A JP2682591B2 (ja) 1992-05-25 1992-05-25 タキシーメータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05324964A true JPH05324964A (ja) 1993-12-10
JP2682591B2 JP2682591B2 (ja) 1997-11-26

Family

ID=15080392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4132395A Expired - Lifetime JP2682591B2 (ja) 1992-05-25 1992-05-25 タキシーメータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2682591B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3906713A1 (de) * 1989-03-03 1990-09-06 Teves Gmbh Alfred Scheibenbremse fuer kraftfahrzeuge
DE3910969A1 (de) * 1989-04-05 1990-10-11 Teves Gmbh Alfred Teilbelag-scheibenbremse

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3906713A1 (de) * 1989-03-03 1990-09-06 Teves Gmbh Alfred Scheibenbremse fuer kraftfahrzeuge
DE3910969A1 (de) * 1989-04-05 1990-10-11 Teves Gmbh Alfred Teilbelag-scheibenbremse

Also Published As

Publication number Publication date
JP2682591B2 (ja) 1997-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5692901B2 (ja) 乗務距離管理装置
JP2682591B2 (ja) タキシーメータ
JPS58222369A (ja) 駐車状況管理装置
JP2682590B2 (ja) タキシーメータ
JP3048023B2 (ja) タクシーメータ
JP2784415B2 (ja) タキシーメータ
JP5971536B1 (ja) 駐輪システム
JP2010033223A (ja) タクシーメータ
JP2573921Y2 (ja) タキシーメータ
JP2784413B2 (ja) タキシーメータ
JP5815379B2 (ja) 賃走料金算出装置、タクシーメータ及びタクシーメータシステム
JP2682592B2 (ja) タキシーメータ
JPS5896387A (ja) パ−キング表示装置
JP2532603Y2 (ja) タキシーメータ
JP2784412B2 (ja) タキシーメータ
JPS6046477B2 (ja) 駐車場の駐車料金徴収装置
EP0142524A1 (en) Taxi meters
JP2000090305A (ja) 車載用発券装置
KR20140100166A (ko) 택시운수종사자 관리방법 및 관리장치
JPH0447500A (ja) 駐車場用表示装置
JPH0124672Y2 (ja)
JP3297137B2 (ja) 料金出力装置
JPH04507468A (ja) 有料施設設備のふさがり占有度の制御方法及び装置
Reyes Ordinance No. SP-2472, S-2015
JPH0916676A (ja) 空港旅客案内装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970708

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100808

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 15