JPH05324704A - 対訳画像形成装置 - Google Patents

対訳画像形成装置

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JPH05324704A
JPH05324704A JP4151315A JP15131592A JPH05324704A JP H05324704 A JPH05324704 A JP H05324704A JP 4151315 A JP4151315 A JP 4151315A JP 15131592 A JP15131592 A JP 15131592A JP H05324704 A JPH05324704 A JP H05324704A
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JP
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image
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JP4151315A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Fujisawa
哲夫 藤沢
Takako Satou
多加子 佐藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿画像中に存在する単語に対応する訳語を
単語帳としてまとめ,情報不足を解消し,他国語の文章
を効率よく,迅速に読み進むことができるようにする。 【構成】 CPU109は,原稿画像情報中の単語を認
識し,訳語を出力すべき単語と訳語を出力する必要のな
い単語を分類し,前記訳語を出力すべき単語と該単語の
訳語を一覧表にした単語帳を作成出力するように制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,対訳機能を備えたデジ
タル画像データを使用する複写機,ファクシミリ装置等
の対訳画像形成装置に関し,より詳細には,原稿を光学
的に読み取り(或いは通信回線を介して画像情報を入力
し),読み取った(或いは入力した)画像情報中の単語
を認識して,その単語と対応する訳語を出力することに
より単語帳を作成する対訳画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】他国語で記載された文章を読む人にと
り,該文章の多くの部分については読解に支障はない
が,単に特定の単語についてのみ適切な訳語を知らない
ため,読み進むことができないといった状況が多々あ
る。このような状況において,辞書を用いて該特定単語
の意味を知り,読み進むことはよく経験するところであ
る。
【0003】そこで,他国語で記載された文章を自動的
に翻訳して出力する翻訳複写機として,例えば,特開昭
62−154845号公報に開示されている「翻訳複写
装置」がある。同公報に開示された公報によれば,第1
に,画像読取手段が原画像を読み取り,第2に,識別手
段が読み取った原画像を絵柄情報と文字情報に識別し,
第3に,翻訳手段が文字情報について文字毎に認識し,
更にその内容を他国語に翻訳して原画像と共に翻訳画像
を出力するように構成されている。従って,上記公報に
開示された技術によれば,原画像の複写画像と共に文字
情報に関する翻訳画像が得られるので辞書を用いる手間
を省くことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記の
従来技術における「翻訳複写装置」にあっては,確かに
原画像の複写画像と共に文字情報に関する翻訳画像が得
られるので辞書を用いる手間を省くことができるが,一
定の言語知識を有した多くの利用者にとって,必ずしも
エラーが皆無とはいえない現在の翻訳語術や実現コスト
等を勘案すれば,冗長性が高く,必ずしも望ましい機能
であるとは言えないという問題点があった。
【0005】また,従来にあっては,複数の段組を持つ
原稿画像に対しては,原稿画像中に存在する単語に対応
する訳語の位置が明確ではなく,また,訳語付加により
出力画像の内容が大幅に変更し,初期のレイアウトがく
ずれ,複写画像が非常に読みづらくなる。更に,原稿画
像情報と同一記録紙上に対訳情報を掲載する場合にあっ
ては,訳語情報のための空間が限られているため,必要
最低限の訳語情報しか掲載できず,情報不足により他国
語の文章を効率よく,迅速に読み進むことができないと
いう問題点があった。
【0006】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであって,原稿画像中に存在する単語に対応する訳語
を単語帳としてまとめ,情報不足を解消し,他国語の文
章を効率よく,迅速に読み進むことができるようにする
ことを目的とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は,原稿画像
を光学的に読み取り,画像情報に変換する画像読取手段
と,前記画像読取手段により読み取った画像情報或いは
通信回線を介して入力された画像情報を記憶する画像記
憶手段と,前記画像情報に対し各種画像処理を実行する
画像処理手段と,前記画像処理手段が出力する画像信号
に基づいて画像を記録媒体上に記録する画像記録手段
と,前記原稿画像情報と該情報に対応する訳語情報を記
憶する訳語記憶手段と,前記訳語記憶手段の情報に基づ
いて前記原稿画像情報に対し対訳処理を実行する制御手
段とを有する対訳画像形成装置において,前記制御手段
は,原稿画像情報中の単語を認識し,訳語を出力すべき
単語と訳語を出力する必要のない単語を分類し,前記訳
語を出力すべき単語と該単語の訳語を一覧表にした単語
帳を作成出力するように制御する対訳画像形成装置を提
供するものである。
【0008】また,前記制御手段は,前記単語帳におけ
る訳語の出力文字数或いは(及び)出力行数を所定数に
制限することが望ましい。
【0009】また,前記制御手段は,前記原稿画像情報
中から認識した訳語情報に,更に単語があると判断した
とき,前記単語についての訳語出力を実行する再検索制
御を行うことが望ましい。
【0010】また,前記制御手段は,前記再検索制御の
繰り返し回数を所定数に制限することが望ましい。
【0011】また,原稿画像を光学的に読み取り,画像
情報に変換する画像読取手段と,前記画像読取手段によ
り読み取った画像情報或いは通信回線を介して入力され
た画像情報を記憶する画像記憶手段と,前記画像情報に
対し各種画像処理を実行する画像処理手段と,前記画像
処理手段が出力する画像信号に基づいて画像を記録媒体
上に記録する画像記録手段と,前記原稿画像における情
報に対し対訳処理を実行する制御手段とを有し,前記制
御手段が,前記原稿画像情報中から認識した訳語情報
に,更に単語があると判断したとき,前記単語について
の訳語出力可能な対訳画像形成装置において,前記単語
の訳語出力を実行する再検索モードと,前記単語の訳語
出力を実行しない通常モードとを選択する選択手段を具
備する対訳画像形成装置を提供するものである。
【0012】また,前記制御手段は,前記単語帳におけ
る単語と該単語の訳語の出力順序を,原稿画像情報にお
ける単語の出力順序或いは単語のアルファベット順に基
づいて制御することが望ましい。
【0013】また,前記制御手段は,前記単語帳の同一
頁においては,同一単語及び該単語の訳語の重複記載を
排除するように制御することが望ましい。
【0014】また,前記制御手段は,特定記号により接
続されている複数の単語から構成される組単語が,前記
訳語記憶手段に記憶されていないと判断したとき,組単
語の接続の少なくとも1つを分解し,分割された単語に
対して訳語出力して単語帳を作成するように制御するこ
とが望ましい。
【0015】
【作用】この発明は,原稿画像情報中の単語を認識し,
訳語を出力すべき単語と訳語を出力する必要のない単語
を分類し,前記訳語を出力すべき単語と該単語の訳語を
一覧表にした単語帳を作成出力する。また,単語帳にお
ける訳語の出力文字数或いは(及び)出力行数を所定数
に制限する。
【0016】また,原稿画像情報中から認識した訳語情
報に,更に単語があると判断したとき,該単語について
の訳語出力を実行する再検索制御を行う。また,再検索
制御の繰り返し回数を所定数に制限する。
【0017】また,単語の訳語出力を実行する再検索モ
ード,或いは単語の訳語出力を実行しない通常モードを
選択することができる。
【0018】また,単語帳における単語と該単語の訳語
の出力順序を,原稿画像情報における単語の出力順序或
いは単語のアルファベット順に基づいて制御する。更
に,単語帳の同一頁においては,同一単語及び該単語の
訳語の重複記載を排除するように制御する。
【0019】また,特定記号により接続されている複数
の単語から構成される組単語が,前記訳語記憶手段に記
憶されていないと判断したとき,組単語の接続の少なく
とも1つを分解し,分割された単語に対して訳語出力し
て単語帳を作成するように制御する。
【0020】
【実施例】以下,この発明に係る対訳画像形成装置の実
施例を, (1) 対訳画像形成装置の概略構成 (2) スキャナ部とプリンタ部の構成 (3) CPUの処理動作 (3)− 原稿認識処理 (3)− 段落,行,ページ合成処理 (3)− はめ込み合成のための訳語辞書検索処理 (3)− 単語帳作成のための訳語辞書検索処理I (3)− 単語帳作成のための訳語辞書検索処理II (3)− 訳語記憶処理 (3)− はめ込み合成画像生成処理 (3)− 単語帳画像生成処理 の順に図面を参照して説明する。
【0021】(1) 対訳画像形成装置の概略構成 図1は,本発明の一実施例である対訳画像形成装置の概
略構成を示すブロック図である。この対訳画像形成装置
は,原稿画像を読み取るスキャナ部101,装置全体の
制御を実行するCPU109,制御プログラムが格納さ
れているROM110,制御プログラムが一時的に使用
するRAM111,読み取った画像を記憶する入力画像
メモリ104,出力画像を記憶する出力画像メモリ10
5,文字認識に使用するデータが格納されている認識辞
書メモリ106,単語とその単語に対応する訳語が格納
されている訳語辞書メモリ107,画像生成に使用する
文字フォントデータが格納されている出力フォントメモ
リ108,各装置間のデータのやりとりを行う内部シス
テム・バス115,アナログ信号をデジタル信号に変換
するA/D変換器102,システム・バス115とのイ
ンターフェイスを行うI/F103,113,出力画像
メモリに格納された画像を出力するプリンタ部114,
スタート,ストップ等の指示を与える操作ボード112
等により構成されている。
【0022】また,この対訳画像形成装置は,ファクシ
ミリ通信機能を具備し,116は電話回線の閉結,開放
或いはダイヤル信号の送出,リンギング周波数の検出等
を実行する網制御部(NCU),117は電話回線(ア
ナログ回線)にデータを送出する際のデータ変調,受信
時のデータ復調を実行するモデム(変復調装置),11
8は画像情報を電話回線に送り出す前の処理(受信側の
ファクシミリ機能に合わせてデータ圧縮をやり直した
り,画像情報の縮小)を実行する通信制御部である。そ
の他,ファクシミリ通信機能に必要な部分の説明は省略
する。
【0023】(2) スキャナ部とプリンタ部の構成 図2は,スキャナ部101及びプリンタ部114の内部
の概略構成を示す説明図である。スキャナ部101にお
ける原稿を載置するためのコンタクトガラス201は,
光源202a,202bによって照明され,読取原稿か
らの反射光はミラー203〜207及びレンズ208を
介してCCDイメージセンサ209の受光面に結像され
る。光源202(202a,202b)及びミラー20
3は,コンタクトガラス201の下面をコンタクトガラ
ス201と平行に副走査方向に移動する走行体210に
搭載され,ミラー204,205はその走行体210に
連動して1/2の速度で副走査方向に移動する走行体2
11に搭載されている。主走査方向のスキャンは,CC
Dイメージセンサ209の固体走査によって行われ,原
稿画像はCCDイメージセンサ209によって読み取ら
れ,前述のような光学系が移動することで原稿全体が走
査されるようになっている。尚,図中239は,原稿を
押圧するための圧板である。
【0024】次に,プリンタ部114は,レーザ書込
系,画像再生系並びに給紙系により構成される。レーザ
書込系は,レーザ出力ユニット221,結像レンズ22
2並びにミラー223を備えている。レーザ出力ユニッ
ト221の内部には,レーザ光源であるレーザダイオー
ド及びモータにより高速で回転する多角形ミラー(ポリ
ゴンミラー)が設けられている。レーザ書込系から出力
されるレーザ光が画像再生系の感光体ドラム224に照
射される。感光体ドラム224の周囲には,帯電チャー
ジャ225,イレーサ226,現像ユニット227,転
写チャージャ228,分離チャージャ229,分離爪2
30,クリーニングユニット231などが具備されてい
る。尚,感光体ドラム224の一端近傍でレーザビーム
が照射される位置に主走査同期信号を発生するビームセ
ンサ(図示せず)が配置されている。
【0025】このプリンタ部114における画像再生プ
ロセスの動作を簡単に説明する。感光体ドラム224の
周面は,帯電チャージャ225によって一様に高電位に
帯電される。その周面にレーザ光が照射されると,照射
された部分は電位が下がる。レーザ光は記録再生の黒/
白に応じてON/OFF制御されるので,レーザ光の照
射によって,感光体ドラム224の周面に記録画像に対
応する電位分布,即ち,静電潜像が形成される。静電潜
像が形成された部分が現像ユニット227を通ると,そ
の電位の高低に応じてトナーが付着し,静電潜像が可視
化したトナー像となる。トナー像が形成された部分に,
所定のタイミングで記録シート232が給紙カセットか
ら送り込まれ,トナー像に重なる。このトナー像は転写
チャージャ228によって記録シート232に転写さ
れ,その後分離チャージャ229並びに分離爪230に
よって,感光体ドラム224から分離される。分離され
た記録シート232は,搬送ベルト234によって搬送
され,ヒータを内蔵した定着ローラ235によって加熱
された後,排紙トレイ236に排紙される。
【0026】また,本実施例では,図2に示す通り,プ
リンタ部114は給紙系を2系統有している。一方の給
紙系は,上段給紙カセット233a及び手差し給紙台2
33cが備わっており,上段給紙カセット233a及び
手差し給紙台233cにセットされた記録シート232
aは,給紙ローラ237aによって給紙される。もう一
方の給紙系には下段給紙カセット233bが備わり,下
段給紙カセット233b内の記録シート232bは,給
紙ローラ237bによって給紙される。そしていずれか
の給紙ローラから給紙された記録シート232はレジス
トローラ238に当接した状態で一旦停止し,記録プロ
セスの進行に同期したタイミングで感光体ドラム224
の転写部へに送り込まれる。
【0027】(3) CPUの処理動作 図3〜図13は,各々CPU109の処理動作を示すフ
ローチャートである。まず,図3のフローチャートを参
照する。電源を投入(ON)すると,処理モード等の初
期化(S301)を行う。次に,操作ボード112から
の対訳動作指示があったか否かを判断する(S30
2)。対訳動作指示がないときは,通常の複写動作(S
303)を行い,再び対訳動作指示(S302)の待機
状態となる。
【0028】反対に,対訳動作指示があった場合は,操
作ボード112からの処理フォーマート指示が何かを判
断する(S304)。ここで,はめ込み合成処理である
と判断した場合は,再び操作ボード112からスタート
指示があったか否かを判断する(S305)。スタート
指示があったと判断すると,スキャナ部101にセット
された原稿画像を読み取り(S307),入力画像メモ
リ104に記憶する。次に,原稿のページ数をカウント
し(S309),原稿認識(S311)を実行する。
【0029】また,上記ステップ304において,単語
帳処理であると判断した場合には,同様に,再び操作ボ
ード112からスタート指示があったか否かを判断する
(S306)。スタート指示があったと判断すると,ス
キャナ部101にセットされた原稿画像を読み取り(S
308),入力画像メモリ104に記憶する。次に,原
稿のページ数をカウントし(S310),原稿認識(S
312)を実行する。
【0030】(3)− 原稿認識処理 原稿認識(S311/S312)の処理を図4に示す。
原稿認識は,初めに段組認識(S401)を実行する。
段組認識は,主走査方向/副走査方向共に,読取画像デ
ータの文字が存在しない部分(白領域)が一定間隔以上
存在した場合を段の区切りとして認識する。次に,段組
位置認識(S402)を実行する。段組位置認識は,ス
キャナ部101により読み取られ,入力画像メモリ10
4に保存されている画像情報に,画素単位で座標を与
え,認識された段組が画像中に占める座標を求める。例
えば,図15に示した原稿中の「Chapter 1」
で始まる段組を例にすると,図16に示すように「Ch
apter 1」で始まる段組が完全に含まれる長方形
の領域を求め,その領域の左上の座標(bsx,bs
y)と右下の座標(bex,bey)を認識する。
【0031】次に,行認識(S403)を実行する。行
認識は認識された段組ごとに行い,副走査方向に,読取
画像データの文字が存在しない部分(白領域)が一定間
隔以上存在した場合を行の区切りとして認識する。次
に,行位置認識(S404)を実行する。行位置認識
は,スキャナ部101により読み取られ,入力画像メモ
リ104に保存されている画像情報に,画素単位で座標
を与え,認識された行が画像中に占める座標を求める。
例えば,図15に示した原稿中の「from asin
gle」で始まる行を例にすると,図16に示すように
「from asingle」で始まる行が完全に含ま
れる長方形の領域を求め,その領域の左上の座標(ls
x,lsy)と右下の座標(lex,ley)を認識す
る。
【0032】次に,文字認識(S405)を実行する。
文字認識アルゴリズムはテンプレートマッチング,トポ
ロジカルマッチングなど従来用いられている技術の組み
合わせを利用する。次に,文字認識で認識された文字か
ら単語抽出(S406)を実行する。単語抽出は行ごと
に行い,主走査方向に読取画像データの文字が存在しな
い部分(白領域)が一定間隔以上存在した場合,また空
白文字,句読点等の区切記号が存在した場合を単語の区
切りとして抽出する。次に,単語位置認識(S407)
を実行する。単語位置認識は,スキャナ部101により
読み取られ,入力画像メモリ104に保存されている画
像データに,画素単位で座標を与え,認識された単語が
画像中に占める座標を求める。例えば,図15に示した
原稿中の「This」という単語を例にすると,図16
に示すように「This」が完全に含まれる長方形の領
域を求め,その領域の左上の座標(wsx,wsy)と
右下の座標(wex,wey)を認識する。
【0033】(3)− 段落,行,ページ合成処理 次に,図3のフローチャートに戻り,はめ込み合成処理
及び単語帳処理の場合段落,行,ページ合成処理(S3
13/S314)を実行する。この処理を図5に示す。
段落,行,ページ合成処理は,初めに読み取り画像複写
(S501)を実行する。読取画像複写は,スキャナ部
101によって読み取られ,入力画像メモリ104に記
憶されている画像情報を出力画像メモリ105に複写す
る。
【0034】次に,段組枠作画(S502)を実行す
る。段組枠作画は,上記ステップ402における段組位
置認識により求められた座標データに基づいて,それぞ
れの段組が完全に含まれる長方形を作画する。即ち,そ
れぞれの段組で(bsx,bsy)と(bex,be
y)を対角座標に持つ長方形を作画する。図17に段組
枠を作画した例を示す。
【0035】次に,段番号合成(S503)を実行す
る。段番号合成は,上記ステップ401における段組認
識により認識された段組ごとに順番に段番号を各段組の
左上に付加する。段番号の付加方法は,付加する段番号
に使用するフォントデータを,出力フォントメモリ10
8から読み出して,出力画像メモリ105に展開する。
このときの基準座標として(bsx,bsy)を用い
る。即ち,フォントデータの展開は(bsx,bsy)
を始点として実行する。図17に段番号を作画した例を
示す。
【0036】次に,行番号合成(S504)を実行す
る。行番号合成は,上記ステップ403の行認識により
認識された行ごとに順番に行番号を各行の左側に付加す
る。行番号の付加方法は,付加する行番号に使用するフ
ォントデータを出力フォントメモリ108から読み出し
て,出力画像メモリ105に展開する。このときの基準
座標として(lsx,lsy)を用いる。即ち,フォン
トデータの展開は(lsx,lsy)を始点として実行
する。図17に行番号を作画した例を示す。この例で
は,出力する行番号は5の倍数に限定している。
【0037】次に,ページ番号合成(S505)を実行
する。ページ番号合成は,上記ステップ306の原稿ペ
ージ数カウントによりカウントされたページ番号を出力
画像メモリ105中の画像の下中央部に付加する。ペー
ジ番号の付加方法は段番号の付加方法と同じように,付
加するページ番号に使用するフォントデータを,出力フ
ォントメモリ108から読み出して,出力画像メモリ1
05に展開する。このときの基準座標として,出力画像
メモリ105中の画像の下中央部の座標を予め定めてお
く。フォントデータの展開は,その定められた座標を始
点として行う。図17にページ番号を作画した例を示
す。
【0038】以上の処理により読み取った原稿画像に段
落番号,行番号,ページ番号を合成した画像が出力画像
メモリ105に作成される。次に,この画像をプリンタ
部114により記録するプリント出力(S315/S3
16)を実行する(図3参照)。その後,単語帳処理に
あっては,認識した単語のソート処理を実行する(S3
29)。
【0039】(3)− はめ込み合成のための訳語辞
書検索処理 次に,はめ込み合成のための訳語辞書検索(S317)
を説明する。この処理を図6のフローチャートに示す。
訳語辞書検索は,初めに上記ステップ406において単
語抽出処理(図4参照)により抽出され記憶されている
単語を一つ読み出す認識単語読み出し(S601)を実
行する。次に,語尾変化検査(S602)により読み出
された単語に活用に伴う語尾変化が起きているか否かを
検査する(S603)。語尾変化があった場合は,品詞
特定(S604)によりその単語の品詞を特定する。例
えば,語尾変化として“s”が付いていた場合は,複数
形になり得る品詞と判定し名詞と特定する。また,“e
d”が付いていた場合は,過去形になり得る品詞と判定
し動詞と特定する。語尾変化があった場合は,さらに原
形取得(S605)により,その単語の原形を取得す
る。
【0040】次に,辞書検索(S606)を実行する。
辞書検索は基本的にはパターンマッチングのアルゴリズ
ムを用いる。訳語辞書メモリ107には,予め単語とそ
の単語に対応する訳語がペアで登録されている。また,
訳語辞書メモリ107には,各単語ごとに出力属性も登
録されている。この訳語辞書メモリ107内の単語と上
記ステップ601における認識単語読み出しにより読み
出された単語を1文字づつ比較し,全ての文字が一致す
る単語が存在するか否かを判断する(S607)。全て
の文字が一致する単語が存在した場合は,目的の単語が
辞書に登録されていることになる。目的の単語が辞書に
存在する場合は,次に,出力属性検査(S608)を実
行する。前述の出力属性は,その単語に対応する訳語を
実際に出力を行うか否かを決める属性であり,簡単な単
語など対応する訳語の出力を行わなくてもよい単語の場
合,出力を行わないという属性を付けて訳語辞書メモリ
107に登録しておく。
【0041】上記ステップ608における出力属性検査
において出力する単語と判定された場合は,次に近傍出
力検査(S609)を実行する。この近傍出力検査は,
現在辞書検索を行っている単語が,現在の行の近傍で既
に出てきていて,訳語を登録しているか否かを検査す
る。具体的には,訳語記憶(S610)で記憶されてい
る訳語に対応する単語と現在辞書検索を行っている単語
とを文字単位で比較し,一致する単語が存在するか否か
を判断する。もし一致した単語があれば,現在辞書検索
を行っている単語は,近傍に存在していることになり,
一致した単語がなければ,近傍に存在していないことに
なる。その後,訳語が記憶された単語には出力フラグを
セットする(S611)。また,上記ステップ607に
おいて「辞書に存在しない」と判断された単語,上記ス
テップ608において「出力属性が出力しない」と判断
された単語,上記ステップ609において「近傍に既に
出力している」と判断された単語は出力フラグをリセッ
トする(S612)。以上の処理を抽出された全単語が
終了するまで繰り返し行う(S613)。
【0042】(3)− 単語帳作成のための訳語辞書
検索処理I 次に,単語帳作成のための訳語辞書検索(S318)を
説明する。この処理を図7のフローチャートに示す。訳
語辞書検索は,初めに上記ステップ406において単語
抽出処理(図4参照)により抽出され記憶されている単
語を一つ読み出す認識単語読み出し(S701)を実行
する。次に,語尾変化検査(S702)により読み出さ
れた単語に活用に伴う語尾変化が起きているか否かを検
査する(S703)。語尾変化があった場合は,品詞特
定(S704)によりその単語の品詞を特定する。例え
ば,語尾変化として“s”が付いていた場合は,複数形
になり得る品詞と判定し名詞と特定する。また,“e
d”が付いていた場合は,過去形になり得る品詞と判定
し動詞と特定する。語尾変化があった場合は,さらに原
形取得(S705)により,その単語の原形を取得す
る。
【0043】次に,辞書検索(S706)を実行する。
辞書検索は基本的にはパターンマッチングのアルゴリズ
ムを用いる。訳語辞書メモリ107には,予め単語とそ
の単語に対応する訳語がペアで登録されている。また,
訳語辞書メモリ107には,各単語ごとに出力属性も登
録されている。この訳語辞書メモリ107内の単語と上
記ステップ601における認識単語読み出しにより読み
出された単語を1文字づつ比較し,全ての文字が一致す
る単語が存在するか否かを判断する(S707)。全て
の文字が一致する単語が存在した場合は,目的の単語が
辞書に登録されていることになる。目的の単語が辞書に
存在する場合は,次に,出力属性検査(S708)を実
行する。前述の出力属性は,その単語に対応する訳語を
実際に出力を行うか否かを決める属性であり,簡単な単
語など対応する訳語の出力を行わなくてもよい単語の場
合,出力を行わないという属性を付けて訳語辞書メモリ
107に登録しておく。
【0044】上記ステップ708における出力属性検査
において出力する単語と判定された場合は,次に近傍出
力検査(S709)を実行する。この近傍出力検査は,
現在辞書検索を行っている単語が,現在の行の近傍で既
に出てきていて,訳語を登録しているか否かを検査す
る。具体的には,単語帳訳語記憶(S711)で記憶さ
れている訳語に対応する単語と現在辞書検索を行ってい
る単語とを文字単位で比較し,一致する単語が存在する
か否かを判断する。もし一致した単語があれば,現在辞
書検索を行っている単語は,近傍に存在していることに
なり,一致した単語がなければ,近傍に存在していない
ことになる。近傍に存在していると判断した場合には,
参照行数を記憶し(S714),近傍出力フラグをセッ
トする(S715)。反対に,近傍に存在していないと
判断した場合には,近傍出力フラグをリセットした後
(S710),単語帳訳語記憶処理(S711)を実行
する。その後,訳語が記憶された単語には出力フラグを
セットする(S712)。また,上記ステップ707に
おいて「辞書に存在しない」と判断された単語,上記ス
テップ708において「出力属性が出力しない」と判断
された単語は出力フラグをリセットする(S716)。
以上の処理を抽出された全単語が終了するまで繰り返し
行う(S713)。
【0045】(3)− 単語帳作成のための訳語辞書
検索処理II 図8Aは,RAM111の記憶内容を示す説明図であ
り,右側の0〜4はアドレス,左側のA1,B1,B
2,C1は各アドレスに対応して格納されているデータ
である。図8Bは,訳語中に英単語の検出がある場合の
訳語辞書検索処理動作を示すフローチャートである。図
中,lvlは再検索のレベル,wrpは単語読み出しポ
インタ,wwpは単語書き込みポインタ,ecはエンド
コードである。
【0046】まず,lvl=1,wrp=0,wwp=
1,ec=1に設定し(S801),英単語読み出しを
実行し(S802),wrpをwrp+1に設定する
(S803)。その後,図7に示した318’の処理を
実行し(S804),訳語中に英単語の検出があるか否
かを判断する(S805)。その結果,訳語中に英単語
の検出がある場合には,英単語記憶を実行し(S80
6),wwpをwwp+1に設定する(S807)。そ
の後,訳語中の英単語が終了したか否かを判断し(S8
08),訳語中の英単語が終了していないと判断した場
合には,上記ステップ806に戻り,終了したと判断す
るまで以降の処理を繰り返す。反対に,訳語中の英単語
が終了したと判断した場合には,ec=wrpか否かを
判断する(S809)。ec≠wrpであると判断した
場合には,上記ステップ802に戻り,以降の処理をe
c=wrpであると判断するまで繰り返す。反対に,e
c=wrpであると判断すると,次に,lvl=訳出設
定レベルか否かを判断し(S810),lvl≠訳出設
定レベルでないと判断すると,lvl=lvl+1に設
定した後(S811),ec=wwpに設定し(S81
2),上記ステップ802に戻り,以降の処理をlvl
=訳出設定レベルであると判断するまで繰り返す。反対
に,訳出レベルが設定されたと判断する場合にはリター
ンする。また,基本形の訳語出力を実行しない通常モー
ドを選択する場合には,上記ステップ810の設定を1
に設定すればよい。
【0047】次に,上記実施例の具体的な処理例につい
て説明する。即ち,辞書検索を実行し,訳語の中に基本
形の引用があると判断した場合には,該基本形について
再検索を実行して出力する。
【0048】第1に,以下の例の如く,再検索した基本
形の訳語において,変化の形から判断される品詞部の第
1位の訳語を出力する。 入力英単語:gone 見出し英単語:gone 訳
語:行く 入力英単語:feet 見出し英単語:feet 訳
語:フィート 第2に,以下例の如く,再検索した基本形の訳語におい
て,変化の形から判断される品詞部の訳語を,初めに見
出した見出し英単語の訳語の中にはめ込み,訳語を全て
出力する。 入力単語:gone 見出し英単語:gone 訳語:[動]goの過去分詞形〔行く,運行している〕
[形]過ぎ去った,見込みのない 入力単語:feet 見出し英単語:feet 訳語:[動]フィート(長さの単位),footの複数
形〔足,(山の)ふもと,フット(長さ)〕 上記に示した例に関しては,訳語辞書メモリ107の内
容が,以下のようになっている場合である。 go [動]行く,運行している[名]行く,(去
る)こと,精力 gone [動]goの過去分詞形[形]過ぎ去った,
見込みのない foot [名]端,(山の)ふもと,フット(長さ) feet [名]フィート(長さの単位),footの
複数形 尚,本実施例にあっては,1つの単語の訳語内に別単語
の引用が複数有る場合には,3単語まで再検索を実行す
る。 (3)− 訳語記憶処理 次に,図6に示した訳語記憶(S610)について説明
する。この処理を図9に示す。この訳語記憶処理は,単
語とその単語に対応する訳語を訳語辞書メモリ107か
ら読み出して記憶する。訳語辞書メモリ107には単語
とその単語に対応する訳語がペアで記憶されているが,
訳語は一つの単語に対して複数の意味が登録されてい
る。それぞれの訳語は品詞別に優先順位が付けられてい
る。
【0049】次に,上記ステップ604における品詞特
定(図6参照)により品詞が特定されたか否かを品詞特
定検査(S901)で判断する。品詞が特定されていた
場合は,特定された品詞の訳語を読み出す(S90
3)。反対に,品詞が特定されていない場合は,複数の
品詞があるか否かを判断する(S902)。複数の品詞
がある場合は,第一優先品詞の訳語を読み出す(S90
4)。複数の品詞がない場合は,訳語を読み出す(S9
05)。
【0050】例えば,“play”という単語は,訳語
辞書メモリ107内において,次のように記憶されてい
る。 play [動]遊ぶ;〜する;演奏する [名]遊
び これは,第一優先品詞が動詞で,そのときの訳語が「遊
ぶ」,「〜する」,「演奏する」を表し,第二優先品詞
が名詞で,そのときの訳語が「遊び」であることを表
す。即ち,品詞特定で動詞と特定されれば,「遊ぶ」が
読み出され,名詞と特定されれば「遊び」が読み出され
る。また品詞が特定されている場合は,第一優先品詞の
訳語である「遊ぶ」が読み出される。このようにして読
み出された訳語は単語と共に記憶される(S906)。
【0051】次に,単語帳の訳語記憶処理(S711)
について図10を用いて説明する。次に,上記ステップ
704における品詞特定(図7参照)により品詞が特定
されたか否かを品詞特定検査(S1001)で判断す
る。品詞が特定されていた場合は,特定された品詞の訳
語を読み出す(S1003)。反対に,品詞が特定され
ていない場合は,複数の品詞があるか否かを判断する
(S1002)。複数の品詞がある場合は,第一優先品
詞の訳語を読み出す(S1004)。複数の品詞がない
場合は,訳語を読み出す(S1005)。
【0052】上記ステップ1003において,特定され
た品詞の訳語を読み出した後,残りの品詞の訳語を読み
出す(S1006)。また同様に上記ステップ1004
において,第一優先品詞の訳語を読み出した後,残りの
品詞の訳語を読み出す(S1007)。その後,このよ
うにして読み出された訳語は単語と共に記憶される(S
1008)。
【0053】次に,図3のフローチャートに戻り,出力
ページ数カウント(S319/320)を実行する。本
発明では,読み取った原稿画像より,画像生成手段によ
って生成され出力される画像の方が情報量が多いため,
1ページの原稿画像に対して,複数ページの出力画像が
対応する場合がある。出力ページ数カウント処理では,
この出力画像のページ数をカウントする。
【0054】(3)− はめ込み合成画像生成処理 次に,はめ込み合成画像生成処理(S321)について
説明する。この処理を図11に示す。はめ込み合成画像
生成は,初めに段落番号カウント(S1101)を実行
する。段組番号カウントは,上記ステップ401におけ
る段組認識(図4参照)により認識された段組を順番に
カウントする。次に,段組番号合成(S1102)を実
行する。段組番号合成は,カウントされた段組番号に対
応するフォントデータを出力フォントメモリ108から
読み出して,出力画像メモリ105に展開することによ
り実行する。この段番号合成を実行した例を図18に示
す。
【0055】次に,行番号カウント(S1103)を実
行する。行番号カウントは,上記ステップ403の行認
識(図4参照)により認識された行を順番にカウントす
る。次に,行番号合成(S1104)を実行する。行番
号合成は,カウントされた行番号に対応するフォントデ
ータを出力フォントメモリ108から読み出して,出力
画像メモリ105に展開することにより実行する。次
に,読み取り行複写(S1105)を実行する。読み取
り行複写は,スキャナ部101により読み取り,入力画
像メモリ104に格納されている画像情報から,上記ス
テップ404の行位置認識により求めた座標を対角に持
つ長方形領域を,出力画像メモリ105に複写すること
により実行される。この行番号合成を実行した例を図1
8に示す。ここでは,5の倍数の行番号のみ展開を実行
している。
【0056】次に,出力フラグ検査(S1106)を実
行する。出力フラグ検査は,上記ステップ611の出力
フラグセット,ステップ612の出力フラグリセット
(図6参照)によって付けられた各単語ごとの出力フラ
グがセットされているか,リセットされているかを判断
する。出力フラグがセットされていると判断した場合に
は,訳語読み取り(S1107)を実行する。訳語読み
取りは,上記ステップ610における訳語記憶(図6参
照)により記憶された訳語を読み出す。続いて,訳語合
成(S1108)を実行する。訳語合成は,読み出され
た訳語に対応するフォントデータを出力フォントメモリ
108から読み出して,出力画像メモリ105に展開す
ることにより実行する。展開する基準位置は,展開する
訳語に対応する単語の単語位置から計算する。上記のよ
うに訳語を出力画像メモリ105に展開することによ
り,出力フラグがセットされている単語の下に対応する
訳語が,単語に対してセンタリングされた状態に出力さ
れる。
【0057】次に,行内の全単語についての処理が終了
したか否かを判断し(S1109),終了していなけれ
ば,次の単語について上記ステップ1106の「出力フ
ラグ検査」から同処理を繰り返す。行内の全単語につい
て処理が終了したと判断した場合は,段組内の全行が終
了しているか否かの判断を行う(S1110)。終了し
ていなければ,次の行について上記ステップ1103の
「行番号カウント」から同じ処理を繰り返す。段組内の
全行についての処理が終了したと判断した場合は,ペー
ジ内の全段が終了しているか否かの判断を行う(S11
11)。終了していなければ,次の段について上記ステ
ップ1101の「段組番号カウント」から同じ処理を繰
り返す。その後,ページ番号合成(S1112)を実行
する。ページ番号合成処理は図5に示したステップ50
5の「ページ番号合成」と同じ処理を実行する。
【0058】(3)− 単語帳画像生成処理 次に,単語帳画像生成処理(S322)について説明す
る。この処理を図12に示す。単語帳画像生成処理は,
初めに段落番号カウント(S1201)を実行する。段
組番号カウントは,上記ステップ401における段組認
識(図4参照)により認識された段組を順番にカウント
する。次に,段組番号合成(S1202)を実行する。
段組番号合成は,カウントされた段組番号に対応するフ
ォントデータを出力フォントメモリ108から読み出し
て,出力画像メモリ105に展開することにより実行す
る。
【0059】次に,行番号カウント(S1203)を実
行する。行番号カウントは,上記ステップ403の行認
識(図4参照)により認識された行を順番にカウントす
る。次に,行番号合成(S1204)を実行する。行番
号合成は,カウントされた行番号に対応するフォントデ
ータを出力フォントメモリ108から読み出して,出力
画像メモリ105に展開することにより実行する。次
に,出力フラグ検査を実行する(S1205)。ここ
で,出力フラグがセットされている判断すれば,次に,
英単語合成を実行する(S1206)。その後,近傍フ
ラグ検査を実行し(S1207),リセットされている
と判断された場合には,訳語読み取りを実行し(S12
08),訳語合成を実行する(S1209)。反対に,
近傍フラグがセットされていると判断した場合には,参
照行数を合成する(S1210)。
【0060】上記ステップ1205の出力フラグ検査に
おいて,出力フラグがリセットされていると判断した場
合を含めて,その後,行内の全単語についての処理が終
了したか否かを判断し(S1211),終了していなけ
れば,次の単語について上記ステップ1205の「出力
フラグ検査」から同処理を繰り返す。行内の全単語につ
いて処理が終了したと判断した場合は,段組内の全行が
終了しているか否かの判断を行う(S1212)。終了
していなければ,次の行について上記ステップ1203
の「行番号カウント」から同じ処理を繰り返す。段組内
の全行についての処理が終了したと判断した場合は,ペ
ージ内の全段が終了しているか否かの判断を行う(S1
214)。終了していなければ,次の段について上記ス
テップ1201の「段組番号カウント」から同じ処理を
繰り返す。その後,ページ番号合成(S1214)を実
行する。ページ番号合成処理は図5に示したステップ5
05の「ページ番号合成」と同じ処理を実行するが,図
12に示すように原稿画像のページ数と生成画像のペー
ジ数をハイフンで接続した番号を合成する。
【0061】図3のフローチャートに戻って,次にプリ
ント出力(S313)を実行する。プリント出力処理は
上記ステップ309の「プリント出力」と同じで,上記
ステップ312の「はめ込み合成画像生成」により生成
された,画像をプリンタ部114によりプリントする。
次に,読み取った原稿に対応するはめ込み合成画像のプ
リントが全て完了したか否かを判断する(S314)。
まだ,完了していないと判断した場合は,上記ステップ
311に戻り,次のページ数カウントから同じ処理を繰
り返す。
【0062】プリントが全て完了した場合,読取原稿を
全て読み取り,処理が完了した否かを判断する(S31
5)。まだ,完了していない場合は,次の原稿について
上記ステップ305の「原稿読み取り」から同じ処理を
繰り返す。以上の処理が全て終了したら,再び上記ステ
ップ302の「対訳動作指示」に戻る。
【0063】また図13は,特殊記号により接続されて
いる複数の単語から構成される組単語が,前記訳語記憶
手段に記憶されていないとき,組単語の接続を分解し,
分割された単語に対して訳語出力して単語帳を作成する
ように制御するための動作を示すフローチャートであ
る。
【0064】初めに,特殊記号「−」,「&」,「/」
等を含む英単語の検索に関して説明する。特殊記号
「−」,「&」,「/」を含む英単語が与えられたと
き,その英単語を適宜辞書検索し,該英単語を辞書内に
見出せなかったときには,その英単語を特殊記号の部分
で分割し,該分割した各々の英単語について再度検索処
理を実行する。以下に出力例を示す。 入力英単語 :electron−spin 見出し英単語1:electron 訳語1:電子 見出し英単語2:spin 訳語2:紡ぐ 他のモードでは, 入力英単語 :electron−spin 見出し英単語1:electron 訳語1 :[名]電子,エレクトロン 見出し英単語2:spin 訳語2 :[動]紡ぐ,(糸を)かける,回す,
スピンする 上記に示した例は,訳語辞書メモリ107の内容が以下
のようになっている場合である。即ち, electron[名]電子,エレクトロン spin [動]紡ぐ,(糸を)かける,回す,
スピンする
【0065】次に,図13において,abc−de−f
ghの訳語検索処理を例に採って説明する。まず,ab
c−de−fghの状態で訳語検索を実行する(S13
01)。その後,abc−de−fghの状態で,その
訳語が辞書にあるか否かを判断する(S1302)。辞
書にあると判断した場合には,リターンして上記説明し
た処理を実行する。反対に,辞書にないと判断した場合
には,次に,abc−deの状態で訳語検索を実行する
(S1303)。その後,abc−deの状態で,その
訳語が辞書にあるか否かを判断する(S1304)。辞
書にあると判断した場合には,fghの訳語検索を実行
する(S1309)。反対に,辞書にないと判断した場
合には,次に,abcで訳語検索を実行する(S130
5)。次に,de−fghの状態で訳語検索を実行する
(S1306),その後,de−fghの状態で,その
訳語が辞書にあるか否かを判断する(S1307)。辞
書にあると判断した場合には,リターンする。反対に,
辞書にないと判断した場合には,deで訳語検索を実行
し(S1308),更にfghで訳語検索を実行した
(S1309)後リターンする。
【0066】以上の各処理において出力される単語帳の
一例を図14に示す。
【0067】また,上記実施例にあっては,対訳画像形
成装置における各種制御をソフトウェアにより実現して
いるが,処理の高速性に鑑み必要に応じて(全体的に或
いは部分的に)ハードウェアに置換して構成してもよ
い。
【0068】
【発明の効果】以上説明した通り,本発明による対訳画
像形成装置によれば,原稿画像情報中の単語を認識し,
訳語を出力すべき単語と訳語を出力する必要のない単語
を分類し,前記訳語を出力すべき単語と該単語の訳語を
一覧表にした単語帳を作成出力する。また,単語帳にお
ける訳語の出力文字数或いは(及び)出力行数を所定数
に制限する,また,原稿画像情報中から認識した訳語情
報に,更に単語があると判断したとき,該単語について
の訳語出力を実行する再検索制御を行う。また,再検索
制御の繰り返し回数を所定数に制限する,また,単語の
訳語出力を実行する再検索モード,或いは単語の訳語出
力を実行しない通常モードを選択することができる,ま
た,単語帳における単語と該単語の訳語の出力順序を,
原稿画像情報における単語の出力順序或いは単語のアル
ファベット順に基づいて制御する。更に,単語帳の同一
頁においては,同一単語及び該単語の訳語の重複記載を
排除するように制御する,また,特定記号により接続さ
れている複数の単語から構成される組単語が,前記訳語
記憶手段に記憶されていないと判断したとき,組単語の
接続の少なくとも1つを分解し,分割された単語に対し
て訳語出力して単語帳を作成するように制御するため,
原稿画像中に存在する単語に対応する訳語を単語帳とし
てまとめ,情報不足を解消し,他国語の文章を効率よ
く,迅速に読み進むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による対訳画像形成装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明による対訳画像形成装置を具体化した複
写機の構成を示す説明図である。
【図3】図1に示した対訳画像形成装置のメイン動作を
示すフローチャートである。
【図4】図3に示した原稿認識処理の動作を示すフロー
チャートである。
【図5】図3に示した段落,行,ページ合成処理の動作
を示すフローチャートである。
【図6】図3に示した訳語辞書検索処理(はめ込み画
像)の動作を示すフローチャートである。
【図7】図3に示した訳語辞書検索処理(単語帳)の動
作を示すフローチャートである。
【図8】図3に示した訳語辞書検索処理(単語帳)の動
作を示すフローチャートである。
【図9】図6に示した訳語記憶処理(はめ込み画像)の
動作を示すフローチャートである。
【図10】図7に示した訳語記憶処理(単語帳)の動作
を示すフローチャートである。
【図11】図3に示したはめ込み合成画像生成処理の動
作を示すフローチャートである。
【図12】図3に示した単語帳画像生成処理の動作を示
すフローチャートである。
【図13】図3に示した他の訳語辞書検索処理(単語
帳)の動作を示すフローチャートである。
【図14】この発明による対訳画像形成装置により出力
される単語帳の一例を示す説明図である。
【図15】原稿画像例を示す説明図である。
【図16】図15に示した原稿画像に対し座標指定した
状態を示す説明図である。
【図17】図15に示した原稿画像に対し段落番号を付
けた状態を示す説明図である。
【図18】図15に示した原稿画像に対して,この発明
による一連の対訳付加処理を実行した後に出力される複
写画像例を示す説明図である。
【符号の説明】
101 スキャナ部 104 入力画像
メモリ 105 出力画像メモリ 106 認識辞書
メモリ 107 訳語辞書メモリ 108 出力フォ
ントメモリ 109 CPU 110 ROM 111 RAM 114 プリンタ
部 115 システムバス 116 網制御部
(NCU) 117 モデム 118 通信制御

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を光学的に読み取り,画像情報
    に変換する画像読取手段と,前記画像読取手段により読
    み取った画像情報或いは通信回線を介して入力された画
    像情報を記憶する画像記憶手段と,前記画像情報に対し
    各種画像処理を実行する画像処理手段と,前記画像処理
    手段が出力する画像信号に基づいて画像を記録媒体上に
    記録する画像記録手段と,前記原稿画像情報と該情報に
    対応する訳語情報を記憶する訳語記憶手段と,前記訳語
    記憶手段の情報に基づいて前記原稿画像情報に対し対訳
    処理を実行する制御手段とを有する対訳画像形成装置に
    おいて,前記制御手段は,原稿画像情報中の単語を認識
    し,訳語を出力すべき単語と訳語を出力する必要のない
    単語を分類し,前記訳語を出力すべき単語と該単語の訳
    語を一覧表にした単語帳を作成出力するように制御する
    ことを特徴とする対訳画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は,前記単語帳における訳
    語の出力文字数或いは(及び)出力行数を所定数に制限
    することを特徴とする請求項1記載の対訳画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は,前記原稿画像情報中か
    ら認識した訳語情報に,更に単語があると判断したと
    き,前記単語についての訳語出力を実行する再検索制御
    を行うことを特徴とする請求項1記載の対訳画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は,前記再検索制御の繰り
    返し回数を所定数に制限することを特徴とする請求項3
    記載の対訳画像形成装置。
  5. 【請求項5】 原稿画像を光学的に読み取り,画像情報
    に変換する画像読取手段と,前記画像読取手段により読
    み取った画像情報或いは通信回線を介して入力された画
    像情報を記憶する画像記憶手段と,前記画像情報に対し
    各種画像処理を実行する画像処理手段と,前記画像処理
    手段が出力する画像信号に基づいて画像を記録媒体上に
    記録する画像記録手段と,前記原稿画像における情報に
    対し対訳処理を実行する制御手段とを有し,前記制御手
    段が,前記原稿画像情報中から認識した訳語情報に,更
    に単語があると判断したとき,前記単語についての訳語
    出力可能な対訳画像形成装置において,前記単語の訳語
    出力を実行する再検索モードと,前記単語の訳語出力を
    実行しない通常モードとを選択する選択手段を具備する
    ことを特徴とする対訳画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は,前記単語帳における単
    語と該単語の訳語の出力順序を,原稿画像情報における
    単語の出力順序或いは単語のアルファベット順に基づい
    て制御することを特徴とする請求項1記載の対訳画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は,前記単語帳の同一頁に
    おいては,同一単語及び該単語の訳語の重複記載を排除
    するように制御することを特徴とする請求項1記載の対
    訳画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は,特定記号により接続さ
    れている複数の単語から構成される組単語が,前記訳語
    記憶手段に記憶されていないと判断したとき,組単語の
    接続の少なくとも1つを分解し,分割された単語に対し
    て訳語出力して単語帳を作成するように制御することを
    特徴とする請求項1記載の対訳画像形成装置。
JP4151315A 1992-05-19 1992-05-19 対訳画像形成装置 Pending JPH05324704A (ja)

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JP (1) JPH05324704A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008152670A (ja) * 2006-12-19 2008-07-03 Fujitsu Ltd 翻訳文入力支援プログラム、該プログラムを記録した記憶媒体、翻訳文入力支援装置、および翻訳文入力支援方法
US8508795B2 (en) 2009-03-16 2013-08-13 Ricoh Company, Limited Information processing apparatus, information processing method, and computer program product for inserting information into in image data
KR101626500B1 (ko) * 2015-02-09 2016-06-01 동의대학교 산학협력단 광학 문자 인식을 기반으로 한 단어 정리 시스템 및 방법

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