JPH05324469A - キャッシュ・メモリを内蔵したマイクロプロセッサ - Google Patents

キャッシュ・メモリを内蔵したマイクロプロセッサ

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JPH05324469A
JPH05324469A JP4080184A JP8018492A JPH05324469A JP H05324469 A JPH05324469 A JP H05324469A JP 4080184 A JP4080184 A JP 4080184A JP 8018492 A JP8018492 A JP 8018492A JP H05324469 A JPH05324469 A JP H05324469A
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JP
Japan
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data
cache memory
instruction
address
memory
Prior art date
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JP4080184A
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Sho Kobayashi
升 小林
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】命令/データ分離独立型キャッシュ・メモリを
内蔵したマクロプロセッサにおいて、自己の命令を書換
えるプログラムを実行する場合、命令キャッシュ・メモ
リにヒットしている命令を書換えると、データ・キャッ
シュ・メモリしか検索しない。そこで、命令キャッシュ
・メモリにヒットしている命令をも簡単に更新できるよ
うにすることにある。 【構成】データ・キャッシュ・メモリ1および命令キャ
ッシュ・メモリ2と、CPU11およびバス制御ユニッ
ト12と、マルチプレクサ9および10とを有する。デ
ータ・ライトアクセスの場合、マルチプレクサ9はデー
タ・キャッシュ・メモリ入力用のアドレスバス3を命令
キャッシュ・メモリ2のアドレス入力に接続するととも
に、マルチプレクサ10はデータ・キャッシュ・メモリ
入力用のデータバス5を命令キャッシュ・メモリ2のデ
ータ入力に接続する。これにより、命令キャッシュ・メ
モリ2はデータ・ライトアドレスでタグ・メモリを索引
し、ヒットしたときはオペランドのデータをデータ・メ
モリに書込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマイクロプロセッサに関
し、特に命令/データ分離独立型キャッシュ・メモリを
内蔵したマイクロプロセッサに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、キャッシュ・メモリは、高速で
動作するマイクロプロセッサと低速で動作する主記憶へ
のアクセスとのタイム・ギャップを埋めるため、主記憶
の内容のうち使用頻度が高いと予想される領域のコピー
を持っている。通常、このコピーとして主記憶の構成単
位(4ワード程度で、この構成単位を“ブロック”と呼
ぶ)に対応した大きさのデータを保持している。
【0003】また、マイクロプロセッサが主記憶にアク
セスを実行する際に必要なデータがキャッシュ・メモリ
内に存在すれば、主記憶へのアクセスをせずに高速にキ
ャッシュ・メモリ内よりデータをアクセスする。かかる
キャッシュ・メモリ内に必要なデータが存在することを
“ヒット”と呼び、逆に存在しないことを“ミスヒッ
ト”と称している。ミスヒットの場合は、主記憶へのア
クセスを行うとともに、その主記憶の内容をキャッシュ
・メモリに登録し、次回の主記憶の同一ブロックへのア
クセスに備える。この登録動作を“リプレース”動作と
呼ぶ。
【0004】一方、ライトアクセスに関して、キャッシ
ュ・メモリ内に対応する古いデータを保持している場合
はキャッシュ・メモリ内のデータを更新するが、同時に
主記憶のデータを更新するかどうかは方式によって異な
る。すなわち、同時に更新するライトスルー方式やリプ
レース時に更新するコピーバック方式などがある。逆
に、キャッシュ・メモリ内に対応する古いデータが無か
った場合、リプレースするかどうかは方式によって異な
る。すなわち、主記憶のデータは更新するが、リプレー
スしないライトスルー方式やライトのデータサイズがブ
ロックサイズと同じ時だけリプレースするライトアロケ
ート方式やリプレースしてからキャッシュ・メモリ内の
データを更新するコピーバック方式などがある。
【0005】一般に、ライトスルー方式は簡単にインプ
リメントでき、キャッシュ・コヒーレンシ(主記憶とキ
ャッシュ・メモリとの一致を常に保つこと)も容易に保
てるため、よく使用されている。
【0006】また、命令/データ分離独立型キャッシュ
・メモリは、命令とオペランドをそれぞれ独立に記憶
し、メモリ・アクセスにおける相互干渉を減少し、それ
ぞれのキャッシュへのアクセスを並行処理し、高速実行
をする。
【0007】図3はかかる従来の一例を示す命令/デー
タ分離独立型キャッシュ・メモリを内蔵したマイクロプ
ロセッサのブロック図である。図3に示すように、従来
のマイクロプロセッサはデータ・キャッシュ・メモリ1
とインクリメント・キャッシュ・メモリ2とCPU11
およびバス・コントローラ12とを有し、これらの間を
アドレス・バスおよびデータ・バスで接続されている。
このうち、データ・キャッシュ・メモリ1はオペランド
に関するキャッシュであり、オペランドのデータを格納
するデータ・メモリと、そのデータで主記憶上のアドレ
スを格納するタグ・メモリとからなる。
【0008】まず、データ・リードアクセスの場合、デ
ータ・キャッシュ・メモリ1はCPU11よりデータ用
のアドレスバス14およびデータ・キャッシュ・メモリ
入力用のアドレスバス3を介して与えられるアドレスで
ダグ・メモリを索引し、ヒットした場合には、データ・
メモリよりデータ・キャッシュ・メモリ出力用のデータ
バス4およびデータ用のデータバス16を介してCPU
11にオペランドのデータを供給する。また、ミスヒッ
トした場合には、バス制御ユニット12がCPU11よ
りデータ用のアドレスバス14を介して与えられるアド
レスで主記憶からデータを読込み、データ用のデータバ
ス16を介してCPU11とデータ・キャッシュ・メモ
リ1にオペランドのデータを供給する。このデータ・キ
ャッシュ・メモリ1はデータ・キャッシュ・メモリ入力
用のデータバス5を介してこのオペランドのデータをリ
プレースする。
【0009】次に、データ・ライトアクセスの場合、
(例として、ここではライトスルー方式について説明す
る)データ・キャッシュ・メモリ1はCPU11よりデ
ータ用のアドレスバス14およびデータ・キャッシュ・
メモリ入力用のアドレスバス3を介して与えられるアド
レスでタグ・メモリを索引し、ヒットした場合にはCP
U11がデータ用のデータバス16を介しデータ・キャ
ッシュ・メモリ1とバス制御ユニット12にオペランド
のデータを与える。このデータ・キャッシュ・メモリ1
はデータ・キャッシュ・メモリ入力用のデータバス5を
介してこのオペランドのデータをデータ・メモリに書込
む。このとき同時に、バス制御ユニット12がCPU1
1よりデータ用のアドレスバス14を介して与えられる
アドレスでオペランドのデータを主記憶へ書込む。逆
に、ミスヒットした場合には、バス制御ユニット12が
CPU11よりデータ用のアドレスバス14を介して与
えられるアドレスでCPU11よりデータ用のデータバ
ス16を介して与えられるオペランドのデータを主記憶
へ書込む。
【0010】一方、インストラクション・キャッシュ・
メモリ(命令キャッシュ・メモリ)2は命令に関するキ
ャッシュであり、命令コードを格納するデータ・メモリ
と、その命令コードの主記憶上のアドレスを格納するタ
グ・メモリとからなる。
【0011】まず、命令フェッチアクセスのとき、命令
キャッシュ・メモリ2はCPU11より命令用のアドレ
スバス13および命令キャッシュ・メモリ入力用のアド
レスバス6を介して与えられるアドレスでダグ・メモリ
を索引し、ヒットした場合にはデータ・メモリより命令
キャッシュ・メモリ出力用のデータバス7および命令用
のデータバス15を介してCPU11に命令コードを供
給する。逆に、ミスヒットした場合には、バス制御ユニ
ット12がCPU11より命令用のアドレスバス13を
介して与えられるアドレスで主記憶から命令コードをフ
ェッチし、命令用のデータバス15を介してCPU11
と命令キャッシュ・メモリ2に命令コードを供給する。
この命令キャッシュ・メモリ2は命令キャッシュ・メモ
リ入力用のデータバス8を介してこの命令コードをリプ
レースする。
【0012】上述した従来のマイクロプロセッサの場
合、自己の命令を書換えるプログラムを実行すると命令
およびデータを別々にキャッシングするため、命令キャ
ッシュ・メモリ2にヒットしているアドレスの命令コー
ドを書換えるとデータ・キャッシュ・メモリ1しか検索
せず、命令キャッシュ・メモリ2にヒットしている命令
コードは更新しない。このため、もう一度このアドレス
の命令コードをフェッチするとき、命令キャッシュ・メ
モリ2にヒットしている古い命令コードをフェッチして
しまい、プログラムどおりの動作はしない。
【0013】これに対し、自己の命令を書換えるプログ
ラムを正しく実行するために、内蔵命令キャッシュ・メ
モリ動作を行わない方法や、内蔵命令キャッシュ・メモ
リ動作は行うが、命令の書換えをするアドレスを含む主
記憶へのフェッチアクセスは内蔵命令キャッシュ・メモ
リに登録しない方法や、命令を書換える毎に内蔵命令キ
ャッシュ・メモリをすべてクリアするようにプログラム
をコーディングし直す方法などがある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の命令/
データ分離独立型キャッシュ・メモリを内蔵したマイク
ロプロセッサは、自己の命令を書換えるプログラムを実
行する場合、命令キャッシュ・メモリにヒットしている
命令を書換えるとデータ・キャッシュ・メモリしか検索
しない。従って、命令キャッシュ・メモリにヒットして
いる命令は更新しないためもう一度この命令をフェッチ
するとき、命令キャッシュ・メモリにヒットしている古
い命令コードをフェッチしてしまい、プログラムどおり
の動作を行なわない。
【0015】また、内蔵命令キャッシュ・メモリ動作を
行わない方法では、命令のフェッチはすべて主記憶より
行うためプログラムどおりの動作を行うことができる
が、主記憶への命令のフェッチアクセスが増えて内蔵命
令キャッシュ・メモリを用いた高速動作を行うことはで
きない。
【0016】更に、内蔵命令・キャッシュ・メモリ動作
を行うが、命令の書換えをするアドレスを含む主記憶へ
のフェッチアクセスは内蔵命令キャッシュ・メモリに登
録しない方法においては、命令の書換えをするアドレス
を含む主記憶へのフェッチアクセスは常にミスヒットと
なるためプログラムどおりの動作を行うことができる
し、ほぼ完全に内蔵命令キャッシュ・メモリを用いた高
速動作もするが、あらかじめ命令の書換えをするアドレ
スが分かっていなければならず、命令の書換えをするア
ドレス領域が広い場合には内蔵命令キャッシュ・メモリ
の効果を十分発揮できない。
【0017】また、命令を書換える毎に内蔵命令キャッ
シュ・メモリをすべてクリアする様にプログラムをコー
ディングしなおす方法では、命令を書換えた後のすべて
の命令のフェッチはミスヒットとなるためプログラムど
おりの動作はできるが、内蔵命令キャッシュ・メモリの
効果を十分発揮できないし、プログラムをコーディング
しなおす必要がある。
【0018】本発明の目的は、かかる問題を解決するた
めに、命令キャッシュ・メモリにヒットしている命令を
書換えたときにも命令キャッシュ・メモリを更新でき、
プログラムどおりの動作をすることのできる命令/デー
タ分離独立型キャッシュ・メモリを内蔵したマイクロプ
ロセッサを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のマイクロプロセ
ッサは、命令/データ分離独立型キャッシュ・メモリを
内蔵したマイクロプロセッサにおいて、データ・キャッ
シュ・メモリのアドレスバスと命令キャッシュ・メモリ
のアドレス入力を接続する第1の接続手段と、前記デー
タ・キャッシュ・メモリのデータバスと前記命令キャッ
シュ・メモリのデータ入力を接続する第2の接続手段と
を有し、データ・ライトアクセスの際に前記第1の接続
手段は前記データ・キャッシュ・メモリの前記アドレス
バスと前記命令キャッシュ・メモリの前記アドレス入力
を接続し、前記第2の接続手段は前記データ・キャッシ
ュ・メモリの前記データバスと前記命令キャッシュ・メ
モリの前記データ入力を接続し、データ・ライトアドレ
スが前記命令キャッシュ・メモリに登録されていること
を検知したときに前記命令キャッシュ・メモリのデータ
を更新するように構成される。
【0020】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例を示すマイクロプ
ロセッサのブロック図である。図1に示すように、本実
施例はデータ・ライトアクセスの場合、データ・キャッ
シュ・メモリ入力用のアドレスバス3と命令キャッシュ
・メモリ2のアドレス入力をマルチプレクサ9を介し接
続し、データ・キャッシュ・メモリ入力用のデータバス
5と命令キャッシュ・メモリ2のデータ入力をマルチプ
レクサ10を介し接続する。これにより、命令キャッシ
ュ・メモリ2はデータ・ライトアドレスのときタグ・メ
モリを索引し、ヒットしたときは、オペランドのデータ
をデータ・メモリに書込む。また、データ・ライトアク
セスにおいて、マルチプレクサ9はデータ・キャッシュ
・メモリ入力用のアドレスバス3を命令キャッシュ・メ
モリ2のアドレス入力に接続すると同時に、マルチプレ
クサ10はデータ・キャッシュ・メモリ入力用のデータ
バス5を命令キャッシュ・メモリ2のデータ入力に接続
する。これにより、命令キャッシュ・メモリ2はデータ
・キャッシュ・メモリ入力用のアドレスバス3上のデー
タ・ライトアドレスでタグ・メモリを索引し、ヒットし
たときはデータ・キャッシュ・メモリ入力用のデータバ
ス5上のオペランドのデータをデータ・メモリに書込
む。逆は、ミスヒットしたとき、マルチプレクサ9は命
令キャッシュ・メモリ入力用のアドレスバスを命令キャ
ッシュ・メモリ2のアドレス入力に接続すると同時に、
マルチプレクサ10は命令キャッシュ・メモリ入力用の
データバス8を命令キャッシュ・メモリ2のデータ入力
に接続する。尚、バス制御ユニット12は外部に対しア
ドレスバス17およびデータバス18を接続している。
【0021】一方、データ・リードアクセスと命令フェ
ッチアクセスの場合、マルチプレクサ9は命令キャッシ
ュ・メモリ入力用のアドレスバス6を、またマルチプレ
クサ10は命令キャッシュ・メモリ入力用のデータバス
8を命令キャッシュ・メモリ2に接続し、従来と同様の
動作を行う。
【0022】本実施例はデータ・ライトアクセスのたび
に命令キャッシュ・メモリ2の命令フェッチアクセスに
割込み、データ・ライトアドレスで命令キャッシュ・メ
モリ内を索引することになる。しかし、ヒットかミスヒ
ットかは高速に判別(1CLK程度)できるため、シス
テム性能の低下はわずかである。また、命令キャッシュ
・メモリ2に書込みをすることがあるため、命令キャッ
シュ・メモリ2をデータ・キャッシュ・メモリ1と同じ
構造にする。
【0023】上述したように、本実施例においては、デ
ータ・ライトアクセスの場合、データ・キャッシュ・メ
モリのアドレスバスと命令キャッシュ・メモリのアドレ
ス入力を接続する手段と、データ・キャッシュ・メモリ
のデータバスと命令キャッシュ・メモリのデータ入力を
接続する手段とにより、データ・ライトアドレスが命令
キャッシュ・メモリにヒットしたか否かを検知すること
ができる。
【0024】図2は本発明の他の実施例を示すマイクロ
プロセッサのブロック図である。図2に示すように、本
実施例はマイクロプロセッサを高速化するためのパイプ
ライン構造を採用したものである。すなわち、マイクロ
プロセッサを高速化する方法の一つにパイプライン構造
化があり、これは命令をフェッチ,デコード,オペラン
ド・アクセス,実行などに分けて次々と処理し、同時に
複数の命令の処理を行うものである。この構造を採用し
た命令/データ分離独立型キャッシュ・メモリを内蔵し
たマイクロプロセッサに第一の実施例を採用すると、書
換えられる命令が書換えを実行する命令のすぐ後(もし
くは1,2命令後で1ブロック以内)にある。これは両
方の命令キャッシュ・メモリ2にヒットしている場合、
データ・ライトアクセスの前に書換えられる命令の命令
フェッチを処理してしまうことがあり、このときはプロ
グラムどおりの動作をできないことがある。そこで、本
実施例は上述した条件のときに命令フェッチアクセスを
もう一度やり直すように改良したものである。本実施例
ではこのためCPU11にプログラム・カウンタ(P
C)23を備え、ジェネレータ(GEN)20と、バッ
ファ21,22と、比較器(コンパレータ)19とを前
述した一実施例の回路に追加している。
【0025】まず、データ・ライトアクセスにおいて、
命令キャッシュ・メモリ2にデータ・ライトアドレスが
ヒットした場合、データ・ライトアドレスとプログラム
・カウンタ(PC)(現在実行中の命令のアドレスを保
持するレジスタ)23に保持されるアドレスをコンパレ
ータ19で比較し、 (データ・ライトアドレス)>(現在実行中の命令のア
ドレス) で且つ (データ・ライトアドレス)−(現在実行中の命令のア
ドレス)≦(1ブロック) のとき、命令フェッチアクセスをもう一度やり直すリト
ライ信号25をCPU11に出力する。
【0026】次に、データ・ライトアクセスの場合は前
述した一実施例と同様の動作を行い、命令キャッシュ・
メモリ2にデータ・ライトアドレスがヒットしたときデ
ータ・キャッシュ・メモリに書込む。このとき同時に、
バッファ21はプログラム・カウンタ23に保持される
現在実行中の命令のアドレスがジュネレータ20で物理
アドレスに変換されたアドレス(キャッシュ・メモリは
物理アドレスを格納し、プログラム・カウンタは論理ア
ドレスを保持するため、比較するには変換する必要があ
る)をコンパレータ19に接続し、バッファ22はデー
タ・キャッシュ・メモリ入力用のアドレスバス3をコン
パレータ19に接続する。このコンパレータ19は物理
アドレスに変換された現在実行中の命令のアドレスとデ
ータ・キャッシュ・メモリ入力用のアドレスバス3上の
データ・ライトアドレスを比較し、 (データ・ライトアドレス)>(現在実行中の命令のア
ドレス)で且つ (データ・ライトアドレス)−(現在実行中の命令のア
ドレス)≦(1ブロック) のとき、リトライ信号25をCPU11に出力する。こ
のリトライ信号により、CPU11は次以降の命令のフ
ェッチアクセスをもう一度やり直す。
【0027】逆に、ミスヒットしたときは、前述した一
実施例と同様の動作を行う。また、データ・リードアク
セスと命令フェッチアクセスの場合も、前述した一実施
例の動作と同様である。
【0028】これにより、データ・ライトアクセスの前
に書換えられる命令の命令フェッチを処理してしまう場
合でも、プログラムどおりの動作を行うことができ、ま
た命令のフェッチアクセスをもう一度やり直す場合で
も、次以降の命令はすでに命令キャッシュ・メモリ2に
登録されているので、高速に(4段パイプラインで4C
LK程度)リカバリーできる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のキャッシ
ュ・メモリ内蔵のマイクロプロセッサは、内蔵命令キャ
ッシュ・メモリにヒットしている命令を書換えたときに
命令キャッシュ・メモリを更新せず、プログラム通りの
動作ができないという従来の欠点を解決でき、データ・
ライトアドレスが命令キャッシュ・メモリにヒットした
か否かを検知し、ヒットしたときに更新できるだけでな
く、命令キャッシュ動作が有効である場合でも自己の命
令を書換えるプログラムを特別の配慮なく実行可能にな
るという効果がある。
【0030】また、本発明は自己の命令を書換えるプロ
グラムを実行する場合、命令を書換える毎に内蔵命令キ
ャッシュ・メモリをすべてクリアするようにプログラム
をコーディングし直す方法と比較しても、プログラムを
コーディングしなおす必要が無く(0人日)、実行速度
はほぼ完全に内蔵命令キャッシュ・メモリを用いた高速
動作(データ・ライトアクセス当り1CLKの判別,書
込みの追加期間のみ)を行うことができる。これに対
し、従来のマイクロプロセッサではプログラムをコーデ
ィングしなおす必要が生じ(400ステップ当りコーデ
ィングとデバッグで1人日)、実行速度は内蔵命令キャ
ッシュ・メモリの効果を十分発揮できない(命令を書換
える毎に命令キャッシュ・メモリのクリア)。本発明で
はかかる従来の回路を流用し、低コストで実現すること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すマイクロプロセッサの
ブロック図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すマイクロプロセッサ
のブロック図である。
【図3】従来の一例を示すマイクロプロセッサのブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 データ・キャッシュ・メモリ 2 インストラクション・キャッシュ・メモリ 9,10 マルチプレクサ 11 CPU 12 バス制御ユニット 19 コンパレータ 20 GEN 21,22 バッファ 23 PC

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 命令/データ分離独立型キャッシュ・メ
    モリを内蔵したマイクロプロセッサにおいて、データ・
    キャッシュ・メモリのアドレスバスと命令キャッシュ・
    メモリのアドレス入力を接続する第1の接続手段と、前
    記データ・キャッシュ・メモリのデータバスと前記命令
    キャッシュ・メモリのデータ入力を接続する第2の接続
    手段とを有し、データ・ライトアクセスの際に前記第1
    の接続手段は前記データ・キャッシュ・メモリの前記ア
    ドレスバスと前記命令キャッシュ・メモリの前記アドレ
    ス入力を接続し、前記第2の接続手段は前記データ・キ
    ャッシュ・メモリの前記データバスと前記命令キャッシ
    ュ・メモリの前記データ入力を接続し、データ・ライト
    アドレスが前記命令キャッシュ・メモリに登録されてい
    ることを検知したときに前記命令キャッシュ・メモリの
    データを更新することを特徴とするキャッシュメモリを
    内蔵したマイクロプロセッサ。
  2. 【請求項2】 前記第1の接続手段および前記第2の接
    続手段は、それぞれマルチプレクサを用いた請求項1記
    載のキャッシュメモリを内蔵したマイクロプロセッサ。
JP4080184A 1992-04-02 1992-04-02 キャッシュ・メモリを内蔵したマイクロプロセッサ Pending JPH05324469A (ja)

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JP4080184A JPH05324469A (ja) 1992-04-02 1992-04-02 キャッシュ・メモリを内蔵したマイクロプロセッサ

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Cited By (1)

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Effective date: 19980721