JPH05321994A - オートテンショナ - Google Patents

オートテンショナ

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Publication number
JPH05321994A
JPH05321994A JP13247092A JP13247092A JPH05321994A JP H05321994 A JPH05321994 A JP H05321994A JP 13247092 A JP13247092 A JP 13247092A JP 13247092 A JP13247092 A JP 13247092A JP H05321994 A JPH05321994 A JP H05321994A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reservoir
pressure chamber
working fluid
housing
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13247092A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Hirabayashi
林 勝 美 平
Yukimori Kobayashi
林 幸 盛 小
Shinji Otsuka
塚 真 二 大
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP13247092A priority Critical patent/JPH05321994A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、オートテンショナにおいて圧力室
内へのエア巻き込み防止を目的とする。 【構成】 プランジャの移動により容積変化を発生する
圧力室の両端に第1,第2リザーバを形成し、圧力室と
第1リザーバとは微小間隙により連通させ、第1リザー
バと第2リザーバとは連通路を介して連通させ、第2リ
ザーバと圧力室とは一方向弁を介して連通させた。第1
リザーバ内の上方には空気層が存在するが、第2リザー
バとは圧力室の最大容積だけ離れており、第1リザーバ
と第2リザーバとの間には多量の作動流体が存在するた
め、第2リザーバから圧力室への作動流体の移動時に空
気が圧力室に巻き込まれることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オートテンショナに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明に係わる従来技術として、例えば
実公平3−13647号公報に開示された「オートテン
ショナ」がある。この従来技術を図3に基づいて説明す
ると、シリンダ1は下部に閉塞端2を備え、内側上部に
はオイルシール3が組み込まれている。このオイルシー
ル3は、シリンダ1の内径面上部に取り付けた止め輪4
によって抜け止めされ、シリンダ1内に充填した作動油
および空気の漏洩を防止している。オイルシール3の中
心部にはロッド挿入孔5が形成され、このロッド挿入孔
5に摺動自在に挿通されたロッド6の下端部は、シリン
ダ1の内側にスライド自在に組み込まれたピストン7の
上部の孔8に挿入されている。
【0003】ロッド6およびピストン7には、そのピス
トン7の下方に形成された圧力室9とピストン7の上方
に設けられたリザーバ室10とを連通させる通路11が
形成されている。ピストン7の下面に取り付けたチェッ
クバルブ12は、圧力室9の圧力がリザーバ室10の圧
力より低くなった時、通路11を開放するようになって
いる。また、ピストン7の下方に組み込んだスプリング
13は、ピストン7を押し上げてピストン7とロッド6
とを接続状態に保持している。
【0004】リザーバ室10内において、ロッド6の上
部には軸受14が取り付けられ、軸受14はシリンダ1
の内径面にそってスライド自在になり、ロッド6をシリ
ンダ1の軸芯と一致する状態に保持している。更に、軸
受14には空気および作動油が流通可能な通路15が設
けられている。
【0005】軸受14とピストン7との間に組み込まれ
た環状のばね座17の外周部は、シリンダ1の内径面に
設けた段部16によって外周部が支持され、このばね座
17の内径面とロッド6の外径面間に所定の間隙が形成
されている。ばね座17と軸受14との間には、ロッド
6に突出性を付与する調圧スプリング18が組み込まれ
ている。
【0006】そして、ピン20を中心に回動可能に支持
されたローラアーム21の先端にテンションローラ22
が配設され、ロッド6の先端はローラアーム21と係合
する。このテンションローラ22は例えばエンジンのベ
ルト23と係合し、ベルト23はオートテンショナによ
って常に適正張力を与えられる。いま、エンジンが運転
状態から停止状態になると、ある条件のもとでオートテ
ンショナの係合している部位のベルト23の張力が増
し、テンションローラ22,ローラアーム21およびロ
ッド6を介してピストン7が図示下方へと押し下げられ
る。このとき、圧力室9の容積が減少しようとするため
に圧力室9内の作動油圧が上昇し、シリンダ1内周面と
ピストン7外周面との間のクリアランスから圧力室9内
の作動油がリザーバ室10へと流出する。
【0007】このようにピストン7が下がった状態にお
いてエンジンが始動されると、オートテンショナの係合
している部位のベルト23の張力が急激に低下するた
め、調圧スプリング18の付勢力にしたがってロッド6
およびピストン7が急激に上昇する。この結果、圧力室
9内の作動油圧が急激に下がってチェックバルブ12が
開き、リザーバ室10から圧力室9へと勢い良く作動油
が流入する。この時、作動油の流入速度が高いため、リ
ザーバ室10内上方に存在する空気が作動油と共に圧力
室9へと混入してしまい、オートテンショナの作動に悪
影響を及ぼすおそれがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明では、
オートテンショナにおいて圧力室内への空気巻き込み防
止を、その技術的課題とする。
【0009】
【発明の構成】
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した本発明の技術的
課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、ハ
ウジングと、ハウジング内に微小間隙をもって摺動自在
に挿入されたプランジャと、ハウジングとプランジャに
より区画形成された圧力室と、ハウジング内において圧
力室の軸方向一側に形成され、圧力室と微小間隙を介し
て連通する第1リザーバと、第1リザーバ内部と外気と
の連通を阻止するシール手段と、第1リザーバ内上方に
位置する空気層と、ハウジング内において圧力室の軸方
向他側に形成され、第1リザーバと連通路を介して連通
する第2リザーバと、第2リザーバから圧力室への作動
流体の連通を許容する一方向弁とからオートテンショナ
を構成したことである。
【0011】
【作用】上述した本発明の技術的手段によれば、作動流
体のみ存在する第2リザーバから作動流体のみが、圧力
室の内部圧力が低下した時に、圧力室に一方向弁を介し
て流入する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の技術的手段を具体化した実施
例について添付図面に基づいて説明する。
【0013】図1乃至図2に示すオートテンショナ10
において、ハウジング11には一端が閉塞し他端が開放
された孔12が形成され、この孔12内にスリーブ13
が微小間隙14をもって挿入され、ウェーブワッシャ1
5,平ワッシャ16およびスナップリング17を介して
固定されている。スリーブ13に形成された孔18およ
び凹所19は隔壁20を介して区画されている。この孔
18内にプランジャ21が微小間隙22をもって摺動自
在に挿入され、スプリング25により孔12の開放端に
向けて付勢されているが、スナップリング23によって
その摺動移動量が規制されている。なお、プランジャ2
1には孔12の開放端に向かって延在するロッド部24
が一体的に形成されている。
【0014】プランジャ21に形成された凹所26と隔
壁20は互いに向かい合い、ここに形成される閉空間が
圧力室27として区画構成される。そして、孔12,1
8においてプランジャ段付面28よりも上方かつシール
手段29よりも下方が第1リザーバ30として作用し、
圧力室27と微小間隙22を介して連通する。尚、シー
ル手段29はスナップリング31によって抜け止めさ
れ、外気と第1リザーバ30内との連通を阻止してい
る。スリーブ13に形成された凹所19はハウジング1
1と共に第2リザーバ32を構成し、スリーブ13に形
成された連通路33を介して第1リザーバ30と連通し
ている。そして、隔壁20には圧力室27と第2リザー
バ32とを連通する連通孔34が形成され、連通孔34
には第2リザーバ32から圧力室27への流体の連通を
許容する一方向弁35が配設されている。
【0015】尚、オートテンショナ10は図示のとおり
孔12の開放端を上にして使用し、ハウジング11内に
は作動流体(油等)が適量封入され、第1リザーバ30
に空気層36が形成されている。ここで、作動流体は第
1リザーバ30内において連通路33が開口する位置よ
りもある程度高い位置のレベルまで封入される。
【0016】以上の構成を有するオートテンショナ10
の作動について説明する。
【0017】図示しないエンジンのベルトの張力変化を
図示しないテンションローラおよびローラアームを介し
てロッド部24およびプランジャ21が受ける。図1に
示す状態はベルトの張力が最も低い状態であり、この状
態からベルトの張力が高くなると、ロッド部24および
プランジャ21がスプリング25の付勢力に抗して図示
下方へと移動する。このとき、圧力室27内の作動流体
圧力が高まって圧力室27内の作動流体が微小間隙22
から第1リザーバ30へと流出する。また、ベルトの張
力がある程度高く、ロッド部24およびプランジャ21
が図示の位置よりのある程度下方の位置に存在している
時にベルトの張力が低くなると、スプリング25の付勢
力にしたがってロッド部24およびプランジャ21が図
示上方へと移動する。このとき、圧力室27内の作動流
体圧力が低くなって一方向弁35が開き、第2リザーバ
32から圧力室27へ作動流体が流入する。同時に第1
リザーバ30から連通路33を介して作動流体が第2リ
ザーバ32へと流入する。
【0018】特に、エンジン停止時にはオートテンショ
ナ10の係合する位置のベルトの張力が高くなる場合が
あり、プランジャ21の下端が孔18の下端に近接する
位置まで下がっている。次いでエンジンが始動される
と、オートテンショナ10の係合する位置のベルトの張
力が急激に低くなり、スプリング25の付勢力にしたが
ってロッド部24およびプランジャ21が図示上方へと
急激に移動する。この場合、第2リザーバ32から圧力
室27への作動流体の移動速度および第1リザーバ30
から第2リザーバ32への作動流体の移動速度が非常に
早く、第1リザーバ30内の空気層36の空気が連通路
33を介して第2リザーバ32へと混入しようとする
が、空気層36と第2リザーバ32とは大きく離れてお
り、その間には多量の作動流体が存在するため、空気が
第2リザーバ32に到達する前に一方向弁35が閉じ
て、圧力室27に空気が混入することはない。このと
き、空気は通路33の途中まで進入するが、一方向弁3
5が閉じることで第1リザーバ30から第2リザーバ3
2への作動流体の移動が停止し、空気は浮力によって第
1リザーバ30の空気層36へ戻る。
【0019】
【発明の効果】上述したように本発明のオートテンショ
ナでは、圧力室の内部圧力が低下した時に、作動流体の
み存在する第2リザーバから作動流体のみが圧力室に一
方向弁を介して流入する。即ち、第1リザーバに存在す
る空気層の空気は第2リザーバと大きく離れており、一
方向弁が開いて第2リザーバから圧力室に作動流体が移
動する際に、空気が圧力室に混入することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のオートテンショナ断面図を示
す。
【図2】図1における要部断面図を示す。
【図3】従来技術のオートテンショナの断面図を示す。
【符号の説明】
10 オートテンショナ、 11 ハウジング、 21 プランジャ、 22 微小間隙、 27 圧力室、 29 シール手段、 30 第1リザーバ、 32 第2リザーバ、 33 連通路、 35 一方向弁、 36 空気層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、 前記ハウジング内に微小間隙をもって摺動自在に挿入さ
    れたプランジャと、 前記ハウジングと前記プランジャにより区画形成された
    圧力室と、 前記ハウジング内において前記圧力室の軸方向一側に形
    成され、前記圧力室と前記微小間隙を介して連通する第
    1リザーバと、 前記第1リザーバ内部と外気との連通を阻止するシール
    手段と、 前記第1リザーバ内上方に位置する空気層と、 前記ハウジング内において前記圧力室の軸方向他側に形
    成され、前記第1リザーバと連通路を介して連通する第
    2リザーバと、 前記第2リザーバから前記圧力室への流体の連通を許容
    する一方向弁とから成るオートテンショナ。
JP13247092A 1992-05-25 1992-05-25 オートテンショナ Pending JPH05321994A (ja)

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JP13247092A JPH05321994A (ja) 1992-05-25 1992-05-25 オートテンショナ

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JP13247092A JPH05321994A (ja) 1992-05-25 1992-05-25 オートテンショナ

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ID=15082132

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0779451A1 (en) * 1995-12-14 1997-06-18 Tsubakimoto Chain Co. Hydraulic tensioner
US6811505B2 (en) * 2001-01-10 2004-11-02 Tsubakimoto Chain Co. Hydraulic tensioner
DE19743480B4 (de) * 1996-11-04 2011-04-28 Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg Mechanisch-hydraulisches Betätigungselement für einen Riemenspanner
CN106481761A (zh) * 2015-09-01 2017-03-08 通用汽车环球科技运作有限责任公司 用于倒置安装的带有储油器的液压链条张紧器
CN107061644A (zh) * 2015-11-16 2017-08-18 株式会社椿本链条 链条张紧装置

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CN107061644A (zh) * 2015-11-16 2017-08-18 株式会社椿本链条 链条张紧装置
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