JP4428771B2 - 液圧テンショナ - Google Patents
液圧テンショナ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4428771B2 JP4428771B2 JP26510199A JP26510199A JP4428771B2 JP 4428771 B2 JP4428771 B2 JP 4428771B2 JP 26510199 A JP26510199 A JP 26510199A JP 26510199 A JP26510199 A JP 26510199A JP 4428771 B2 JP4428771 B2 JP 4428771B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- hydraulic tensioner
- hollow piston
- plastic cap
- fluid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H7/0848—Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0802—Actuators for final output members
- F16H2007/0806—Compression coil springs
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0802—Actuators for final output members
- F16H2007/0812—Fluid pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H7/0848—Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
- F16H2007/0859—Check valves
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ピストン上端に取り付けられ、ピストンからのオイルおよびエアのためのベント(通気装置)として作用するプラスチック製キャップを備えた液圧テンショナに関する。さらに詳細には、本発明は、プラスチックキャップがピストンのノーズ部の上に装着されるとともに、ピストンに対して短い距離だけ軸方向に移動可能に設けられている液圧テンショナに関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】
〔発明の背景〕
本件出願は、1998年9月21日に出願された米国仮出願第 60/101,216 号の利益を主張する。
【0003】
ピストン上部において遠回りの道筋を有するベントを介して移動するオイルおよびエアは、プラスチックキャップの内側に蓄積される。予め設定された所定圧において、プラスチックキャップは上方に移動し、これにより、キャップ内側に蓄積されたオイルおよびエアが大気中に漏出される。
【0004】
本発明によるプラスチックキャップは、エンジンシステム内に設置されたときにピストンが上方を向くテンショナのみならず、ピストンが下方を向くテンショナにも用いられる。エンジンが停止しているとき、ピストンスプリングがピストンを外方のテンショナアーム側に押圧する。これにより、プラスチックキャップをピストン先端に押圧して閉じさせるのに十分な力が作用して、高圧流体チャンバからのオイルの漏出が防止される。
【0005】
動力伝達用チェーンが複数のスプロケット間を移動するときの該チェーンのための制御装置として、液圧テンショナのようなテンショニング装置が用いられている。チェーンが駆動スプロケットから従動スプロケットに動力を伝達するとき、スプロケット間のチェーンスパンのうちの一方のスパンは張られ、他方のスパンは弛む。チェーンの弛みスパンにある程度の緊張力を作用させてこれを維持するために、液圧テンショナは、テンショナアームまたは他のチェーンガイド機構を押圧するピストンを提供している。
【0006】
チェーンの過剰な弛みを防止することは、内燃機関におけるチェーン駆動のカムシャフトの場合にとくに重要である。というのは、十分な緊張力の作用していないチェーンは、歯飛びを起こし、あるいは、カムシャフトタイミングをずらし、エンジンに損傷を与えたり、エンジンを作動不良にしたりするかもしれないからである。その一方、内燃機関がおかれる過酷な環境下においては、種々の要因がチェーン緊張力の変動を生じさせる。
【0007】
たとえば、温度の幅広い変化やエンジンの種々の部品の熱膨張係数の違いが、チェーンの緊張力を非常に高い値と低い値との間で変化させる。長期間の使用中に、動力伝達システムの構成部品の摩耗がチェーン緊張力を低下させる。また、カムシャフトおよびクランクシャフトにより生じる捩じり振動がチェーン緊張力をかなり変化させる。たとえばエンジン停止時やエンジン始動不良時に発生するエンジンの逆回転もまたチェーン緊張力を変動させる。これらの理由により、チェーンの弛み側に必要な緊張力を確保するための液圧テンショナのような機構が必要になってくる。
【0008】
液圧テンショナは、適切なチェーン緊張力を維持するための一般的な装置である。一般に、これらの装置は、チェーンの弛み側においてチェーンを押圧するテンショナアームまたはレバーアームを採用している。このレバーアームは、チェーンを押圧し、チェーン弛み時に緊張力を与えるとともに、チェーン緊張時に抗力を提供しなければならない。
【0009】
典型的な液圧テンショナは、中空シリンダの形態をとるピストンを有している。ピストンは、ハウジングの穴内をスライドするとともに、ピストンスプリングによってハウジングから外方のテンショナアームおよびチェーンの側に付勢されている。ピストンの内部は、ハウジングの穴または開口との間で高圧流体チャンバを形成している。高圧流体チャンバは、外部の加圧流体源に接続されたまたは外部の加圧流体源を提供する低圧チャンバまたはリザーバに一方向チェックバルブを介して接続されている。
【0010】
エンジン始動時には、チェーンが走行を開始すると、ピストンに作用するスプリング力がピストンをさらに外方に移動させる。ピストンの外方への移動は、高圧流体チャンバ内に低圧状態すなわち吸入チェックバルブ前後に圧力差を生じさせる。これにより、吸入チェックバルブが開き、リザーバまたは低圧チャンバから高圧チャンバ内への流体の流れが許容される。
【0011】
高圧流体チャンバが流体で十分に満たされている場合には、ピストンを内方に移動させるチェーンからの力は、チャンバ内の流体の抗力およびスプリング力による外方への力と釣り合う。チャンバ内の流体に対するチェーンからの力はまたチェックバルブを閉じさせ、これにより、チャンバ内にさらに流体が追加されるのが防止される。
【0012】
種々の形式の液圧テンショナが、スズキらの米国特許第 5,352,159号、ガペットらの米国特許第 4,792,322号およびサッソンの米国特許第 4,850,941号に記述されている。サッソンによる液圧テンショナは、ピストンに取り付けられたチェックバルブを有しており、該チェックバルブは相対的に小さな高圧チャンバを提供している。高圧チャンバは、ハウジングに形成されたキャビティの一部およびピストンによって限定されている。テンショナは、ボディおよびピストン間にスプリングを有しておらず、チャンバからエアの排出を許容する手段を有していない。
【0013】
米国特許第 4,826,470号は、ピストンのノーズ部に取り付けられたチェックバルブを有する液圧テンショナを開示している。このチェックバルブは、ピストンからエアが漏出するのを許容している。米国特許第 4,507,103号は、直列に接続されたチェックバルブおよびベントを備えた液圧テンショナについて開示している。チェックバルブは、低い開口圧を有しており、これにより、流体は、高圧チャンバからチェックバルブを通り、ベントの遠回りの道筋から大気中に流出する。
【0014】
本発明の目的は、チャンバ内のエアを漏出させることができる液圧テンショナを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る液圧テンショナは、穴を有するハウジングと、前記穴内にスライド可能に受け入れられ、前記穴との間で流体チャンバを形成するとともに、第1の開孔が形成された上端を有し、前記第1の開孔が流体チャンバからピストン外部への流路を形成している中空ピストンと、前記中空ピストンの内部に配置され、前記中空ピストンを前記穴から突出する方向に付勢するピストンスプリングと、前記流体チャンバおよび加圧流体源の間に設けられ、前記チャンバ内への流体の流れを許容しかつ逆方向の流体の流れを制限するチェックバルブと、前記中空ピストン上端に配置され、大気へ通じる流体の流れを許容する第2の開孔を有するとともに、流体が前記第2の開孔から漏出するのが防止された閉塞位置、および流体が前記第2の開孔を通って大気中に漏出するのが許容された開放位置をとり得るように軸方向移動可能なプラスチックキャップ部材とを備えていることを特徴としている。
【0016】
請求項2の発明に係る液圧テンショナは、請求項1において、前記プラスチックキャップ部材が、半径方向に延びるタブ部材を有するとともに、前記中空ピストン上端が半径方向の溝を有しており、前記タブ部材が前記半径方向の溝の内部に配置されていることを特徴としている。
【0017】
請求項3の発明に係る液圧テンショナは、請求項2において、前記タブ部材が前記半径方向の溝の内部を軸方向に移動可能になっており、前記タブ部材の軸方向移動量が前記プラスチックキャップ部材の軸方向移動量と等しくなっていることを特徴としている。
【0018】
請求項4の発明に係る液圧テンショナは、請求項1において、前記中空ピストン上端の内部に配置されたベント部材をさらに備えており、前記ベント部材が前記ピストンスプリングによって前記中空ピストン上端側に付勢されていることを特徴としている。
【0019】
請求項5の発明に係る液圧テンショナは、請求項1において、前記プラスチックキャップ部材の前記第2の開孔が流体の流れを許容する複数の孔から構成されていることを特徴としている。
【0020】
請求項6の発明に係る液圧テンショナは、請求項5において、前記孔が前記中空ピストン上端から半径方向外方に配置されていることを特徴としている。
【0021】
請求項7の発明に係る液圧テンショナは、請求項1において、前記プラスチックキャップ部材と前記中空ピストン上端との間には、スプリングが配置されており、前記スプリングが、前記プラスチックキャップ部材を前記中空ピストン上端から離れる側に付勢していることを特徴としている。
【0022】
請求項8の発明に係る液圧テンショナは、請求項7において、前記中空ピストン上端が軸方向の溝を有しており、前記スプリングが前記軸方向の溝内に配置されていることを特徴としている。
【0023】
本発明においては、流体チャンバ内に混入したエアは、中空ピストン上端の第1の開孔を通って、プラスチックキャップ部材の内部に流入する。そして、プラスチックキャップ部材が開放位置に配置されたときに、エアは、該プラスチックキャップ部材の第2の開孔を通って大気中に排出される。
【0024】
【発明の実施の形態】
〔発明の要約〕
本発明は、ピストンのノーズ部に装着されてベントまたはチェックバルブを形成するプラスチックキャップを備えた液圧テンショナに関する。プラスチックキャップは、ピストンに対して軸方向に短い距離だけ移動し得るようになっている。高圧チャンバからのオイルおよびエアは、プラスチックキャップを満たし、圧力が所定圧に達したとき、キャップがピストン先端から持ち上がって、オイルおよびエアの漏出を許容する。
【0025】
一実施態様においては、液圧テンショナが、中央に穴が形成されたハウジングを有している。穴内には、中空のプランジャまたはピストンがスライド可能に受け入れられている。中空ピストンの外側には、加圧流体源またはリザーバが形成されている。ハウジングの基部またはピストンの開口端の下方には、一方向チェックバルブが設けられている。中空ピストンおよび穴によって形成される領域には、高圧流体チャンバが形成されている。一方向チェックバルブは、リザーバから高圧流体チャンバ内への流体の流れを許容するとともに、ピストン外側への逆方向の流体の流れを制限している。
【0026】
スプリング力によってピストンが外方に移動すると、チェックバルブの前後に圧力差が形成され、リザーバまたは他の流体源からチェックバルブを通って高圧チャンバ内に流体が流入する。チェーンからピストンへの内方の力が高圧チャンバ内の流体の抗力およびスプリング力による外方の力と釣り合うまで、ピストンは外方に移動する。
【0027】
プラスチックキャップは、ピストンの上端に配置されている。ピストンは、プラスチックキャップ下方のピストンの一部をピストンスプリングが押圧するように、形成されている。エンジン停止時には、ピストンを押圧するピストンスプリングの力は、プラスチックキャップを押圧するテンショナアームの力と協働して、ピストンに対してキャップを閉じさせオイルの漏出を防止するほど十分であるべきである。
【0028】
エンジン運転時には、キャップ内に蓄積するオイルおよびエアの力は、キャップをピストンから離れる側に移動させてオイルおよびエアの漏出を許容するほど十分な大きさにまで増加しなければならない。あるいは、キャップをピストンから離れる側に移動させるために、ばね力の小さなスプリングがキャップおよびピストン上端の間に配置されていてもよい。
【0029】
本発明のこれらおよびその他の特徴・目的をよく理解するためには、添付図面に関連して以下の詳細な記述が参照されるべきである。
【0030】
〔好ましい実施態様の詳細な説明〕
本発明は、プラスチックキャップベントまたはチェックバルブを備えた液圧テンショナに関する。液圧テンショナは、ハウジングの穴内にスライド可能に受け入れられた概略円筒状の中空ピストンを有している。ハウジングの底部には、一方向チェックバルブが取り付けられている。チェックバルブは、該チェックバルブ、ピストン内壁および穴により形成される高圧流体チャンバに流入する流体の流れを調整する。
【0031】
ピストンは、ピストンスプリングによって穴から外方に付勢されている。スプリングは、ピストン内側において高圧流体チャンバ内に設けられている。加圧流体は、外部の加圧流体源からハウジングの開口を通り、チェックバルブを介してピストン内に供給される。チェックバルブは、リザーバまたは他の加圧流体源から高圧チャンバ内への加圧流体の流れを調整する一方、逆方向への流れを防止している。
【0032】
図1は、本発明の一実施態様を示している。液圧テンショナ10は、ピストンスプリング60およびチェックバルブ100の双方を有している。テンショナ10は、ピストンのための開口を提供する穴23を中央に有する円筒状のハウジング20を有している。ハウジング20は、ハウジング外側にねじが形成されてエンジンブロックのねじ穴内に受け入れられるカートリッジ型ハウジングであってもよい。
【0033】
中空の円筒状ピストンまたはプランジャ40は、ハウジング20の穴23内に同心に配置されている。中空ピストン40は、プラスチックキャップ50によって閉じられた上端41と、下端42と、側部43,44とを有している。ハウジング20の下端には、一方向チェックバルブ100が設けられている。チェックバルブ100とピストン40および穴23の内壁面との間には、高圧流体チャンバ22が形成されている。流体チャンバ22の大きさは、ピストン40が外方に移動すると増加する。
【0034】
ピストンスプリング60は、ピストン40を穴23から突出する方向または外方に付勢している。スプリング60は、ハウジング20の内側に配置されており、チェックバルブ100の上部に着座している。スプリング60の他端は、遠回りの道筋を有しかつピストン40の上部に装着されたベントバルブ52の内面に当接している。プラスチックキャップ50は、ピストン40の上端に圧入されまたはぱちんと嵌め込まれている。
【0035】
プラスチックキャップ50は、当該分野で知られた任意の手段によって、ピストン40の上部に装着されている。プラスチックキャップ50は、該キャップ端部のタブ54,56とこれに対応するピストン上端の溝58との間の隙間によって、軸方向に短い距離だけ移動し得るようになっている。キャップ50は、オイルおよびエアの大気中への漏出を許容する小さな開孔61,62を有している。
【0036】
一方向チェックバルブ100は、好ましくは、ピストン40の開口端である下端42の下方においてハウジング20内に取り付けられている。チェックバルブ100は、該チェックバルブ100の前後に圧力差が生じたときに、低圧のリザーバまたは図示しない加圧流体源から開孔70を通って高圧流体チャンバ22内に向かう流体の流れを許容している。チェックバルブ100は、好ましくは、ボール102と、ブラケットまたはケージ105から離れたボールシート104側にボール102を付勢するスプリング103とを有している。
【0037】
ハウジング20内においてチェックバルブ100の基部には、チェックバルブシール106が配置されている。チェックバルブ100は、米国特許第 5,259,820号および米国特許第 5,277,664号に示され記述されるような可変オリフィスチェックバルブであってもよい。これら両米国特許は、本件出願の譲受人によって所有されており、引用することによって本件出願の中に含まれる。チェックバルブ100の正確な形状は、要求される動的応答性に応じて決定される。
【0038】
遠回りの道筋を有するプラスチック製のベントバルブ52は、ハンターらの米国特許第5,346,436号またはスミスの米国特許第 5,718,650号に記述されるような形式ものでよい。ハンターらの米国特許では、中空プランジャの上部にディスク状のベントが配置されており、該ベントには、その始端から終端に到るまで曲がりくねった遠回りの道筋を有するエアベント通路が形成されている。
【0039】
またスミスの米国特許では、同様に、中空プランジャの上部にディスク状のベントが配置されているが、該ベントは焼結粉末合金製の多孔性ベントであり、ベント内の孔からエアが漏出するようになっている。これら両米国特許は、引用することによって本件出願の中に含まれる。なお、他の形式のベントを採用することも可能である。ピストン40上部の通路55は、ベントとして作用するために、その直径が十分に小さくなっている。
【0040】
ピストンが下方に向くように設置されるタイプのテンショナの場合、エンジンの停止時には、オイルおよびエアがベントバルブ52を通って流れる。このとき、プラスチックキャップ50は、ベントバルブ52内に蓄積したオイルがピストン上端41から漏出するのを防止する。エンジンが運転を開始すると、テンショナアームがプラスチックキャップ50の上端から離れる側にわずかに移動する。
【0041】
このとき、プラスチックキャップ50およびピストン上端41間の隙間に十分な量のオイルおよびエアが蓄積されていると、キャップ50がピストン上端41から離れ、オイルおよびエアが通路55および開孔62を通って漏出する。オイルおよびエアは、キャップ50に対するチェーンおよびテンショナアームの抗力に打ち勝つような十分な圧力を形成するように、蓄積されなければならない。
【0042】
エンジンが運転を開始してテンショナアームがキャップ50から離れる側に移動すると、チェーンおよびテンショナアームの抗力は減少する。通常のエンジン運転状態下のように、キャップ50に大きな抗力が作用するチェーン緊張状態の前には、蓄積されたオイルおよびエアが、キャップ50の外方への移動によってキャップ内部から迅速に排出される。
【0043】
図3には、本発明の他の実施態様が示されており、ここでは、ばね力の小さいスプリング80がキャップ50およびピストン上端41間に配置されている。スプリング80は、キャップ50をピストン上端41から離れる側に移動させるための付加的な力を与えている。スプリング80は、ピストン上端41に形成された溝82内に装着されることによって、ピストン40を付勢している。
【0044】
液圧テンショナ10の始動時には、テンショナアームがピストン40から離れる。これにより、キャップ50が開いて外方に移動し、蓄積されたオイルおよびエアを排出する。テンショナアームがさらに外方に移動すると、ピストン40が外方に移動し、その結果、高圧流体チャンバ22内に低圧状態が形成される。これにより、流体がチェックバルブ100を通ってチャンバ22内に流入し、チャンバ22を満たし始める。チェックバルブ100の前後の圧力差により、チェックバルブ100が開き、チャンバ22内への流体の流れが許容される。
【0045】
エンジンが一旦定常運転状態に達すると、ピストン40に対するチェーンからの内方の力が流体およびスプリングの抗力と釣り合い、チェックバルブ100が閉じてチェックバルブ22から外側への流体の流れを防止する。運転中には、ピストン40に対するチェーンからの力は、チャンバ22内の加圧流体およびスプリング60の抗力と釣り合っている。
【0046】
本発明が関連する技術分野の当業者は、とくに上述の教示内容を考慮するとき、本発明の精神あるいは本質的な特徴から外れることなく、本発明の原理を採用する種々の変形例やその他の実施態様を構築し得る。上述の実施態様はあらゆる点で単なる例示としてのみみなされるべきものであり、限定的なものではない。
【0047】
それゆえ、本発明の範囲は、上記記述内容よりもむしろ添付の請求の範囲に示されている。したがって、本発明が個々の実施態様に関連して説明されてきたものの、構造、順序、材料その他の変更は、本発明の範囲内においてではあるが、当該分野の当業者にとって明らかであろう。
【0048】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係る液圧テンショナによれば、ピストン上端にプラスチックキャップ部材を設けたので、流体チャンバ内に混入したエアは、中空ピストン上端の開孔を通って、プラスチックキャップ部材の内部に流入する。そして、プラスチックキャップ部材が開放位置に配置されたときに、エアは、該プラスチックキャップ部材の開孔を通って大気中に排出される。このようにして、流体チャンバ内に混入したエアを大気中に排出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施態様による液圧テンショナの断面図であって、ピストン上端のプラスチックキャップベントを示している。
【図2】図1の液圧テンショナにおけるプラスチックキャップベント部分の拡大図である。
【図3】本発明の他の実施態様による液圧テンショナのプラスチックキャップベント部分の拡大図であって、ばね力の低いスプリングがキャップおよびピストン間に配置された状態を示している。
【符号の説明】
10 液圧テンショナ
20 ハウジング
22 流体チャンバ
23 穴
40 ピストン
50 プラスチックキャップ
52 ベントバルブ
55 通路
60 ピストンスプリング
61,62 開孔
Claims (8)
- 液圧テンショナであって、
穴を有するハウジングと、
前記穴内にスライド可能に受け入れられ、前記穴との間で流体チャンバを形成するとともに、第1の開孔が形成された上端を有し、前記第1の開孔が流体チャンバからピストン外部への流路を形成している中空ピストンと、
前記中空ピストンの内部に配置され、前記中空ピストンを前記穴から突出する方向に付勢するピストンスプリングと、
前記流体チャンバおよび加圧流体源の間に設けられ、前記チャンバ内への流体の流れを許容しかつ逆方向の流体の流れを制限するチェックバルブと、
前記中空ピストン上端に配置され、大気へ通じる流体の流れを許容する第2の開孔を有するとともに、流体が前記第2の開孔から漏出するのが防止された閉塞位置と、流体が前記第2の開孔を通って大気中に漏出するのが許容された開放位置とをとり得るように軸方向移動可能なプラスチックキャップ部材と、
を備えた液圧テンショナ。 - 請求項1において、
前記プラスチックキャップ部材が、半径方向に延びるタブ部材を有するとともに、前記中空ピストン上端が半径方向の溝を有しており、前記タブ部材が前記半径方向の溝の内部に配置されている、
ことを特徴とする液圧テンショナ。 - 請求項2において、
前記タブ部材が前記半径方向の溝の内部を軸方向に移動可能になっており、前記タブ部材の軸方向移動量が前記プラスチックキャップ部材の軸方向移動量と等しくなっている、
ことを特徴とする液圧テンショナ。 - 請求項1において、
前記中空ピストン上端の内部に配置されたベント部材をさらに備えており、前記ベント部材が前記ピストンスプリングによって前記中空ピストン上端側に付勢されている、
ことを特徴とする液圧テンショナ。 - 請求項1において、
前記プラスチックキャップ部材の前記第2の開孔が流体の流れを許容する複数の孔から構成されている、
ことを特徴とする液圧テンショナ。 - 請求項5において、
前記孔が前記中空ピストン上端から半径方向外方に配置されている、
ことを特徴とする液圧テンショナ。 - 請求項1において、
前記プラスチックキャップ部材と前記中空ピストン上端との間には、スプリングが配置されており、前記スプリングが、前記プラスチックキャップ部材を前記中空ピストン上端から離れる側に付勢している、
ことを特徴とする液圧テンショナ。 - 請求項7において、
前記中空ピストン上端が軸方向の溝を有しており、前記スプリングが前記軸方向の溝内に配置されている、
ことを特徴とする液圧テンショナ。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US10121698P | 1998-09-21 | 1998-09-21 | |
US60/101216 | 1999-05-27 | ||
US09/321450 | 1999-05-27 | ||
US09/321,450 US6139454A (en) | 1998-09-21 | 1999-05-27 | Hydraulic tensioner with plastic cap check valve or vent |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000136860A JP2000136860A (ja) | 2000-05-16 |
JP4428771B2 true JP4428771B2 (ja) | 2010-03-10 |
Family
ID=26798030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26510199A Expired - Fee Related JP4428771B2 (ja) | 1998-09-21 | 1999-09-20 | 液圧テンショナ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6139454A (ja) |
EP (1) | EP0989328A3 (ja) |
JP (1) | JP4428771B2 (ja) |
Families Citing this family (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001021011A (ja) | 1999-07-05 | 2001-01-26 | Borg Warner Automotive Kk | 液圧テンショナ |
JP2001021013A (ja) | 1999-07-06 | 2001-01-26 | Borg Warner Automotive Kk | 液圧テンショナ |
US6716124B2 (en) * | 2000-11-29 | 2004-04-06 | Borgwarner Inc. | Hydraulic tensioner with improved pressure relief valve reactive to peak operating loads |
JP2003202060A (ja) * | 2001-11-02 | 2003-07-18 | Ntn Corp | チェーンテンショナ |
JP3649229B2 (ja) * | 2003-06-30 | 2005-05-18 | 株式会社椿本チエイン | 油圧式テンショナ |
DE10341800A1 (de) * | 2003-09-10 | 2005-04-21 | Winklhofer & Soehne Gmbh | Aufgespritze Spannschiene |
JP4180487B2 (ja) * | 2003-10-28 | 2008-11-12 | 株式会社椿本チエイン | 油圧式テンショナ |
US7641575B2 (en) * | 2004-04-09 | 2010-01-05 | Tsubakimoto Chain Co. | Hydraulic tensioner |
DE102004048281A1 (de) * | 2004-10-05 | 2006-04-06 | Ina-Schaeffler Kg | Hydraulischer Spanner |
DE202006004828U1 (de) | 2006-03-27 | 2006-06-08 | Hidde, Axel R., Dr. Ing. | Einfaches Entlüftungsventil mit Membran |
DE102008032943A1 (de) * | 2008-07-12 | 2010-01-14 | Schaeffler Kg | Hydraulisches Spannelement mit Überdrucksicherung |
DE102008056275A1 (de) * | 2008-11-06 | 2010-05-12 | Schaeffler Kg | Hydraulische Spannvorrichtung für ein flexibles Antriebsmittel |
DE102010015157A1 (de) * | 2010-03-06 | 2011-09-08 | Norma Germany Gmbh | Kupplungselement zum Verbinden zweier Rohrenden |
DE102011006602A1 (de) * | 2011-03-31 | 2012-10-04 | Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg | Zugmittelspanner mit einem Überdruckventil, das einen dichtenden Käfig aufweist sowie Zugmitteltrieb mit einem solchen Zugmittelspanner |
CN104145137B (zh) | 2012-02-06 | 2016-10-26 | 博格华纳公司 | 可变流动液压链条张紧器 |
CN102840290B (zh) * | 2012-08-15 | 2015-04-15 | 平湖康弗莱尔汽车发动机***有限公司 | 机械式张紧器 |
CN105229338B (zh) * | 2013-05-24 | 2019-05-17 | 博格华纳公司 | 液压链条张紧器和棘齿的串联布置 |
CN107923496A (zh) * | 2015-07-28 | 2018-04-17 | 博格华纳公司 | 带有排放的两件式活塞 |
DE102017130616A1 (de) * | 2016-12-20 | 2018-06-21 | Borgwarner Inc. | Steuerung der Abstimmung eines hydraulischen Spanners durch die Lochgröße in der Kolbennase |
CN108626331B (zh) * | 2017-03-21 | 2021-03-02 | 株式会社椿本链条 | 张紧装置 |
CN110360280A (zh) * | 2018-04-11 | 2019-10-22 | 博格华纳公司 | 密封液压张紧器 |
DE102019132094A1 (de) * | 2019-11-27 | 2021-05-27 | Iwis Motorsysteme Gmbh & Co. Kg | Hydraulische Spannvorrichtung mit Überdruckventilkappe |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT976570B (it) * | 1972-03-16 | 1974-09-10 | Winklhofer J U Sohne | Tendicatena |
DE3217632A1 (de) * | 1982-05-11 | 1983-11-17 | Porsche Ag | Hydraulischer kettenspanner |
JPH0432519Y2 (ja) * | 1986-05-24 | 1992-08-05 | ||
DE3636919A1 (de) * | 1986-10-30 | 1988-05-05 | Schaeffler Waelzlager Kg | Kettenspanner |
FR2610685B1 (fr) * | 1987-02-09 | 1991-01-25 | Sedis Transmissions Mec | Tendeur a commande hydraulique, notamment pour chaine |
US4826470A (en) * | 1988-07-01 | 1989-05-02 | Eaton Corporation | Fluid operated chain or belt tensioning device |
DE4015708C1 (en) * | 1990-05-16 | 1991-07-25 | Mercedes-Benz Aktiengesellschaft, 7000 Stuttgart, De | Hydraulic IC engine chain tensioner - has liq. outlet limiting closure of sintered metal with incorporated throttling passages |
DE4041785A1 (de) * | 1990-12-24 | 1992-06-25 | Opel Adam Ag | Nockenwellensteller |
US5259820A (en) | 1992-05-19 | 1993-11-09 | Borg-Warner Automotive Transmission & Engine Components Corporation | Hydraulic tensioner having a variable orifice check valve and a double helix internal ratchet |
US5277664A (en) | 1992-05-19 | 1994-01-11 | Borg-Warner Automotive Transmission & Engine Components Corporation | Hydraulic tensioner with a molded valve base and cap |
JPH0645141U (ja) * | 1992-11-27 | 1994-06-14 | 株式会社椿本チエイン | オイルリザーバ付きチェーン用テンショナ |
US5346436A (en) * | 1993-09-23 | 1994-09-13 | Borg-Warner Automotive, Inc. | Air vent for hydraulic chain tensioner |
FR2715205B1 (fr) * | 1994-01-17 | 1996-04-05 | Sachs Ind Sa | Tendeur hydraulique pour lien sans fin, notamment pour chaîne de transmission de moteur à combustion interne. |
US5628701A (en) * | 1995-12-08 | 1997-05-13 | Borg-Warner Automotive, Inc. | Hydraulic tensioner with sealing element |
JP3752017B2 (ja) * | 1996-05-10 | 2006-03-08 | ボルグワーナー・モールステック・ジャパン株式会社 | 油圧テンショナ |
JP3722909B2 (ja) * | 1996-05-10 | 2005-11-30 | ボルグワーナー・モールステック・ジャパン株式会社 | 油圧テンショナ |
JPH09303506A (ja) * | 1996-05-10 | 1997-11-25 | Borg Warner Automot Kk | 油圧テンショナ |
US5718650A (en) * | 1996-10-03 | 1998-02-17 | Borg-Warner Automotive, Inc. | Hydraulic tensioner with porous vent |
-
1999
- 1999-05-27 US US09/321,450 patent/US6139454A/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-09-10 EP EP99307194A patent/EP0989328A3/en not_active Withdrawn
- 1999-09-20 JP JP26510199A patent/JP4428771B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0989328A3 (en) | 2002-08-28 |
EP0989328A2 (en) | 2000-03-29 |
US6139454A (en) | 2000-10-31 |
JP2000136860A (ja) | 2000-05-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4428771B2 (ja) | 液圧テンショナ | |
US5967920A (en) | Hydraulic tensioner with a bore cup | |
US5707309A (en) | Hydraulic tensioner with modular inlet check valve with pressure relief | |
JP3703588B2 (ja) | 液圧テンショナ | |
US6196939B1 (en) | Hydraulic tensioner with a hydraulically controlled rack | |
US6117033A (en) | Hydraulic tensioner with tuned spring piston | |
US6126563A (en) | Quick purge tensioner with internal piston spring | |
JP3719622B2 (ja) | 液圧テンショナ | |
JPH09119490A (ja) | 液圧テンショナ | |
JPH11223252A (ja) | 液圧チェーンテンショナ | |
JPH11325202A (ja) | 液圧テンショナ | |
JPH09203440A (ja) | 液圧テンショナ | |
JP3415048B2 (ja) | 油圧テンショナ | |
JP4017427B2 (ja) | 油圧式テンショナリフタ | |
JPH0313647Y2 (ja) | ||
JP4880441B2 (ja) | チェーンテンショナ | |
JP7250586B2 (ja) | チェーンテンショナ | |
JPH03239845A (ja) | 油圧式オートテンショナ | |
JPH1054448A (ja) | アーム一体型液圧テンショナ | |
JPH07317860A (ja) | オートテンショナ | |
JPS6245428B2 (ja) | ||
JPH0438941B2 (ja) | ||
JPH0438942B2 (ja) | ||
JPH10184827A (ja) | 油圧式オートテンショナ | |
JPS61218857A (ja) | 内燃機関における巻掛伝動装置のテンシヨナ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060906 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090603 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090731 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091202 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091215 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131225 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |