JPH05320600A - スプレ−塗布用水系接着剤 - Google Patents

スプレ−塗布用水系接着剤

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JPH05320600A
JPH05320600A JP15567092A JP15567092A JPH05320600A JP H05320600 A JPH05320600 A JP H05320600A JP 15567092 A JP15567092 A JP 15567092A JP 15567092 A JP15567092 A JP 15567092A JP H05320600 A JPH05320600 A JP H05320600A
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JP
Japan
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weight
parts
latex
aqueous solution
spray
Prior art date
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Application number
JP15567092A
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English (en)
Inventor
Yuji Ono
勇治 小野
Kenji Ebihara
健治 海老原
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Aica Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Aica Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプレ−塗布性に優れる水系接着剤を得る。 【構成】 カルボキシルナトリウム塩を有するPH7.
0以上のポリマ−水溶液(A)と、クロロプレンラテッ
クス、SBRラテックス、アクリルエマルジョンの内1
種以上(B)とを含む接着剤であって、(A)の添加量
を(B)の固形分100重量部に対して0.2〜10重
量部とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水系接着剤に関し、よ
り詳しくはスプレ−塗布性の優れる水系接着剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、クロロプレンラテックス、S
BRラテックス、アクリルエマルジョンをベ−スとした
水系の接着剤は広く使用され、スプレ−塗布用としても
使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の接着剤は分散質、いわゆる微細粒子であるがために一
般的に粘度が低く、スプレ−ガンを用いて噴霧する際に
は、霧状(ミスト)となって周辺に飛散するため、作業
環境の悪化、及び製品への汚染が生じ、これまで、ロ−
ル塗布方法への変更や、被塗布物の周辺のマスキング処
理を行っていたものの、前者においては、被塗布物が立
体の場合、ロ−ル塗布が極めて困難であり、また、後者
においては、作業が煩わしいものとなっていた。
【0004】本発明は、かかる状況に鑑み検討されたも
のであって、本発明の基本とするところは、クロロプレ
ンラテックス、SBRラテックス、アクリルエマルジョ
ンなどのラテックス及びエマルジョンの粘度を上昇させ
るとともに、これらの接着剤の粒子について、スプレ−
塗布用水系接着剤の分散性を損うことがない程度に粒子
径を大きくし、また、スプレ−ガンより吐出される粒子
を吐出口を閉塞することがないように粒子径を小さくす
ることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】すなわち、本発明は、カルボキシルナトリ
ウム塩を有するPH7.0以上のポリマ−水溶液(A)
と、クロロプレンラテックス、SBRラテックス、アク
リルエマルジョンの内1種以上(B)とを含む接着剤で
あって、(A)の添加量が(B)の固形分100重量部
に対して0.2〜10重量部とすることにより先の課題
を解決することができる。
【0006】以下、本発明についてより詳細に説明す
る。
【0007】本発明で用いられるカルボキシルナトリウ
ム塩を有するPH7.0以上のポリマ−水溶液(A)と
しては、オレフィン系不飽和カルボン酸、不飽和ポリカ
ルボン酸、脂肪族不飽和エステルよりなるポリマ−を水
酸化ナトリウムで中和、もしくは加水分解したものを用
いることができる。PH7.0未満であると、増粘効果
が少なくなり好ましくない。
【0008】オレフィン系不飽和カルボン酸としては、
アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸などの脂肪族不
飽和モノ(ジ)カルボン酸などが適用できる。
【0009】また、不飽和ポリカルボン酸としては、ポ
リアクリル酸、ポリメタクリル酸などを挙げることがで
き、より好ましくは、炭素数が少なく、水との相溶性に
優れるアクリル酸を用い、ポリアクリル酸ナトリウム塩
とするのが望ましい。
【0010】また、脂肪族不飽和エステルとしては、例
えば、メチルメタクリレ−ト、メチルアクリレ−ト、エ
チルアクリレ−ト、ブチルアクリレ−ト、2−エチルヘ
キシルアクリレ−トなどを挙げることができ、アクリロ
ニトリル、アクリルアマイドよりなる重合体を水酸化ナ
トリウムで処理したものも適用しうる。
【0011】さらに、耐水性を向上させるために、重合
時に揮散するカルボキシルアンモニム塩を有するポリマ
−水溶液を用いてもさしつかえない。
【0012】本発明で用いられるクロロプレンゴムラテ
ックス、SBRラテックス、アクリルエマルジョン
(B)としては、変性、非変性いづれのタイプも使用し
うる。市販品としては、デンカLA−50(電気化学社
製)などのクロロプレンラテックス、JSR0597
(日本合成ゴム社製)、SN−309(住友ノ−カダッ
ク社製)などのSBRラテックス、N−580−S(R
&H社製)、U−154(旭化成社製)などのアクリル
エマルジョンを例示しうる。
【0013】カルボキシルナトリウム塩を有する塩を有
するPH7.0以上のポリマ−水溶液(A)の添加量と
しては、クロロプレンラテックス、SBRラテックス、
アクリルエマルジョンの内1種以上を固形分換算値で1
00重量部に対して0.2〜10重量部、より好ましく
は、0.5〜5重量部とし、チキソトロピ−指数を3〜
7の範囲とすることが望ましい。
【0014】ここで、チキソトロピ−指数は、B型粘度
計を用いて、12rpmで測定した粘度を60rpmで
測定した粘度で割った値で、構造粘性を示す指数であ
る。
【0015】ポリマ−水溶液(A)の添加量が下限に満
たないと、増粘の効果が少なく、接着物性の重要な品質
である初期タック性も充分に得られにくい。また、上限
を超えると貯蔵安定性に乏しくなる。また、チキソトロ
ピ−指数が下限に満たないと、スプレ−塗布する際に接
着剤が飛散しやすく、上限を超えるとスプレ−塗布性に
不具合を生ずる。
【0016】さらに、被着材との密着性の向上や、耐水
性、耐熱性の向上を目的として、粘着付与剤、充填剤な
どを適宜添加することも可能で、粘着付与剤として、ク
ロロプレンラテックス、SBRラテックス、アクリルエ
マルジョンと相溶性のある水添ロジン、水添ロジンエス
テルなどのロジン系の粘着付与剤、α(β)ピネン樹脂
の重合体、テルペン−フェノ−ル樹脂などのポリテルペ
ン系の粘着付与剤が適用できる。充填剤としては、亜鉛
華、酸化チタン、シリカなどの無機質フィラ−を用いる
ことができる。
【0017】以下、本発明の実施例と比較例を挙げて説
明する。
【実施例】
【0018】実施例1 クロロプレンラテックス100重量部に対して、ロジン
エステル20重量部、ポリアクリル酸ナトリウム塩水溶
液2重量部、亜鉛華5重量部、非汚染性老化防止剤2重
量部、25%アンモニア水0.5重量部、を順次撹拌し
ながら添加し、実施例1のスプレ−塗布用水系接着剤を
得た。
【0019】実施例2 SBRラテックス100重量部、テルペンフェノ−ル1
0重量部、ポリアクリル酸ナトリウム塩水溶液2重量
部、25%アンモニア水0.5重量部、を順次撹拌しな
がら添加し、実施例2のスプレ−塗布用水系接着剤を得
た。
【0020】実施例3 アクリルエマルジョン100重量部、ポリアクリル酸ナ
トリウム塩水溶液1重量部、25%アンモニア水0.5
重量部、を順次撹拌しながら添加し、実施例3のスプレ
−塗布用水系接着剤を得た。
【0021】比較例1 クロロプレンラテックス100重量部に対して、ロジン
エステル20重量部、亜鉛華5重量部、非汚染性老化防
止剤2重量部、を順次撹拌しながら添加し、比較例1の
水系接着剤を得た。
【0022】比較例2 クロロプレンラテックス100重量部に対して、ロジン
エステル20重量部、セルロ−ス系の増粘剤2重量部、
亜鉛華5重量部、非汚染性老化防止剤2重量部、を順次
撹拌しながら添加し、比較例2の水系接着剤を得た。
【0023】比較例3 クロロプレンラテックス100重量部に対して、ロジン
エステル20重量部、ポリエ−テル系の増粘剤2重量
部、亜鉛華5重量部、非汚染性老化防止剤2重量部、を
順次撹拌しながら添加し、比較例3の水系接着剤を得
た。
【0024】接着剤の性状を表1に示す。
【表1】
【0025】評価結果を表2に示す。
【表2】
【0026】試験方法については、以下の通りとした。
【0027】成膜状態については、接着剤をスプレ−に
より鋼板に、塗布量が150g/m2となるように塗布
し、温度80℃で乾燥させ、形成した膜状態を目視にて
確認した。
【0028】常態剪断強度については、25m/m×1
00m/mの鋼板を2枚用意し、塗布量が150g/m2
となるように塗布した後、80℃で乾燥させ後、接着面
が25m/m×25m/mとなるように貼り合わせて試験
片を作成した。その後、線圧2kgf/cmで圧締し、
24時間養生後、雰囲気温度20℃で剪断強度を測定し
た。
【0029】コンタクト率(%)については、式1によ
り計算した。
【式1】
【0030】
【発明の効果】本発明のスプレ−用水系接着剤は、粘度
が高く、曳糸状であるため、スプレ−ガンより吐出され
る粒子が粗く、ミストの発生が著しく少なくなり作業周
辺の環境に与える影響を防ぐことができる。しかも、チ
キソトロピ−指数が高いために、粘度が高くても容易に
塗布することができる。
【0031】さらに、本発明のスプレ−用水系接着剤
は、塗布面や成膜面は凹凸であるために、被着材のひず
みや凹凸に対応することができる。また、平滑な塗布面
より低い圧力で貼り合わすことが可能である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルボキシルナトリウム塩を有するPH
    7.0以上のポリマ−水溶液(A)と、クロロプレンラ
    テックス、SBRラテックス、アクリルエマルジョンの
    内1種以上(B)とを含む接着剤であって、(A)の添
    加量が(B)の固形分100重量部に対して0.2〜1
    0重量部であることを特徴とするスプレ−塗布用水系接
    着剤。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記カルボキ
    シルナトリウム塩がカルボキシルアンモニウム塩である
    ことを特徴とするスプレ−塗布用水系接着剤。
JP15567092A 1992-05-21 1992-05-21 スプレ−塗布用水系接着剤 Pending JPH05320600A (ja)

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