JPH05307280A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05307280A
JPH05307280A JP4136264A JP13626492A JPH05307280A JP H05307280 A JPH05307280 A JP H05307280A JP 4136264 A JP4136264 A JP 4136264A JP 13626492 A JP13626492 A JP 13626492A JP H05307280 A JPH05307280 A JP H05307280A
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JP
Japan
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side plates
upper cover
connector
image forming
side plate
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JP4136264A
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Inventor
Shinji Goto
信治 後藤
Masahide Tagami
田上  昌英
Yoshiaki Watanabe
吉章 渡辺
Akio Nemoto
晶夫 根本
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成装置の枠体は、平行する側板間を複
数のステイで固定している。このステイ固定部で囲まれ
た領域は変形し難いが、この領域より外方へ突出する部
分は変形し易い。 【構成】 側板12,13はステイ14,15,16,
17に固定されている。側板12,13のステイ14,
15,16,17の固定部よりも外方へ大きく突出して
いる部分は積載部10の両側にある。この部分の側板1
2.13に上カバー18に設けたリブ19,20の切欠
いた係合部19a,20aを係合する。これによって側
板12,13の外方へ突出した部分間の距離は保たれ、
剛性が増し、外力に対して変形は小さくなり、又、突出
部の矯正機能もある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2枚の側板間に枠体形成
の為の補強板を結合する様な構成の枠体を有する画像形
成装置に関する。又、本発明は上記に付帯して枠体の熱
変形及びグランドを容易とした画像形成装置に関してい
る。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置の枠組み構成につい
て図5の様なレーザビームプリンタを例に説明する。
【0003】カセット1内に積載されたシートは給紙ロ
ーラ2により一枚ずつ分離、給送され、レジストローラ
3対に於いて先端位置を感光ドラム7上に記録された画
像に合わせる様にし、転写ローラ6によって感光ドラム
7上に記録された画像をシート上に記録し、定着ユニッ
ト8で画像を定着され反転パス9を経て積載部10に排
出される。
【0004】感光ドラム7の周囲には周知の画像形成工
程を行なう不図示の一次帯電器、現像器、クリーニング
器が配されており、レーザースキャニングユニット11
から画像情報を変調された画信号を折返しミラー11a
で反射して感光ドラム7上に画像が潜像として書き込ま
れる。上記、感光ドラム、一次帯電器、現像器、クリー
ニング器は一つのケース中に収納されてプロセスカート
リッジとなっている。このプリンタにおいて、構造体と
なる枠体は図6に示すように左右側板12,13の間に
4本のステイ14,15,16,17がネジ、或は溶
接、カシメ等で固定され、左右側板12,13間の幅を
保証すると共に、構造体としての強度を高めている。右
側板13の外側には図示しない箱形状のシールドケース
が固定されており、右側板13を補強している。
【0005】図5に示すようにステイ14上にはレーザ
ースキャニングユニット11が固定され、ステイ15に
は転写ローラ6を含む転写ユニットが支持される。又、
ステイ14下には不図示のガイドが設けられ、プロセス
カートリッジを図の右斜め上方向から、又は正面から着
脱できるようになっている。
【0006】この様な構成にする事により、ジャム処
理、プロセスカートリッジ交換等の際に、レーザースキ
ャニングユニット11や、折返しミラー11a等の光学
部品を動かす事が無いので高品質を保証できる。
【0007】又、レーザースキャニングユニット11を
排紙積載角度と同角度に傾け、その上方の積載部10に
排出されたシートを積載するので空間を有効に利用出来
る。
【0008】図15に示すようにクラムシエルタイプの
プリンタにおいても外装が下カバー29、上カバー30
に分れるほかは上述と同構成である。この場合画像形成
工程を行なう感光ドラム7、不図示の一次帯電器、現像
器、クリーニング器は一体のプロセスカートリッジ10
2となっている。
【0009】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、従
来の構成に於いては次の様な問題があった、即ち、図5
の様な縦断面図で見た際の、4枚のステイ14,15,
16,17で囲まれる領域に関してはステイ14,1
5,16,17による補強が十分であるために、両側板
12,13に力を加えても両側板12,13は変形しな
い。しかしながら4枚のステイ14,15,16,17
で囲まれた領域の外の領域に於いてはステイ14,1
5,16,17からの距離が長くなればなる程、弱くな
り変形し易くなる。上記従来例に於いては、特に、レー
ザースキャニングユニット11の上部に相当するところ
が弱くなる。前述の様にレーザースキャニングユニット
11の上方に排出紙を積載するようにした為にレーザー
スキャニングユニット11を支承するステイ14の上面
から外装部材上面までは積載枚数を多くするためにかな
りの距離があり、外装部材のみに外からの力が加わるの
を防ぐため、或は基板のシールド等のため、両側板1
2,13の高さは外装部材の高さ近傍にまで存在する様
になっている。
【0010】従って図6の様に側板12,13の角部特
に左側板12の角部はステイ14から遠く離れたものと
なり、変形し易い。
【0011】左右側板12,13には外装部材として各
々左右及び給紙側のカバーが、引掛け及びスナップフィ
ットを用いて固定されている。又、外装部材の上カバー
18は左右側板12,13にネジ止めされている。従っ
て、側板12,13が変形すると上カバー18の位置が
ずれ、左右及び給紙側のカバー同志がうまく合わないと
いう不具合が発生する。特に、上カバー18は紙の積載
部10を有するので、位置がずれると排出された紙の積
載性が悪くなったり、著しい場合にはジャムを発生させ
る恐れがある。
【0012】枠体の強度を増すためにレーザースキャニ
ングユニット11の上方にステイを追加すると、余分な
スペースを必要とするばかりでなく、レーザースキャニ
ングユニット11の取り外し、保守点検、排紙ローラ、
積載部10を含む排紙ユニットへの保守点検に支障をき
たす事となる。
【0013】上述した点はクラムシエルタイプの画像形
成装置に関してもほぼ当てはまる。本発明は上記の点に
鑑みなされたもので外装部材を枠体の補強部材として用
いることにより、変形し難い枠体を備えた画像形成装置
を提供することを目的としている。
【0014】このような枠体を有する画像形成装置は主
として内部の冷却を行なうために排気手段を備えるが、
排気口を上カバー18に備えたものにおいてはクリップ
等の小物部品が排気口より落下しないように排気口に網
を張ると排気量が不足する。排気口を大きくすると上カ
バー18の強度に影響するので上記目的を達成できな
い。そこで本発明では外装部材の上カバーの排気口に網
を張ることなく、排気口から小部品が投入されても支障
のない画像形成装置を提供することを目的としている。
【0015】枠体の側板にはコネクタの一方が取り付け
られ、枠体をグランドとするがコネクタを枠体へネジ止
めするため作業性が悪く、又フローティングコネクタを
用いる場合にフローティング作用がなくなるおそれが大
きい。従って本発明は枠体の補強と併せてコネクタのア
ースの仕方の改善された画像形成装置を提供することを
目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は枠
体が少なくとも並列する2枚の側板と、この両側板の間
に配設され、両側板に固定された複数のステイと、で構
成され、且つ、前記側板が、前記複数のステイの固定部
で囲まれる領域よりも大きく外に突出する突出部を有す
ると共に、装置本体の外装部材の一部が前記側板の突出
部と係合し、且つ、前記外装部材の2枚の側板と係合す
る部分間が一体的に連なった形状である事を特徴とする
枠体を備えた画像形成装置である。
【0017】本発明の第2の発明は装置本体の外装部材
が上カバーであり、上カバーには内部の冷却空気の排気
口が設けられ、該排気口の内部側に連通するダクト内
に、前記排気口より投入された小部品を収納する空間を
設けたことを特徴とする第1の発明に記載の画像形成装
置である。
【0018】本発明の第3の発明は導電部材に取付けら
れるコネクタの一方にはコイルバネが係止され、組立時
該コイルバネが前記導電部材に接触することを特徴とす
る第1の発明に記載の画像形成装置である。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。
【0020】「実施例1」図1は本発明の特徴を最も良
く表わす図面であり、枠体構成と外装部材の上カバーを
重ね合わせて示しており、枠体に対する上カバーの取り
付け関係を表わすものである。尚、画像形成装置として
は図5に示す処と同様である。上カバー18には画像を
記録したシートを積載するための積載部10が形成され
ている。積載部10はシートを大量に積載するために周
辺に比べて大きく窪んだ一体的形状になっており、この
ために積載部10はいわゆる箱形状となり、側板12,
13に平行な面で切った時の断面2次モーメントが大き
くなり強度は高い。
【0021】この積載部10に連なる形で上カバー18
に一体に側板12,13を横切る形状のリブ19,20
が形成されている。リブ19,20には各々切欠きでも
って係合部19a,20aが形成されており、この係合
部19a,20aが各々左側板12、右側板13と係合
する。
【0022】上カバー18のリブ19,20の係合部1
9a,20aの間隔は一体に成形された一部品であるの
で、所定の精度を保証する事が可能である。前述の如く
係合部19a,20aは積載部10に連なって形成され
ており強度は高い。一方、左側板12、右側板13の、
上カバーの係合部19a,20aの切欠きとの係合部は
ステイ14からの距離が遠いので容易に変形し得る。従
って、上カバー18を取付ける事により、左右側板1
2,13間の係合部19a,20a近辺の間隔は上カバ
ー18の精度で保証される。即ち、上カバー18がステ
イ14と同等の機能、つまり側板12,13間の間隔保
証及び枠体の強度向上を果たす事となる。左カバー、右
カバーは前述の様に左右側板12,13に対して取り付
けられるので左右側板12,13を上カバー18になら
わせる形にする事により、上カバー18と左右カバーの
合わせもきちんと合う事になる。又、側板12,13の
平面度が悪い等の不具合で、枠体を組み付けた状態で側
板12,13の上部が曲がっていても、上カバー18で
修正する事が可能となる。更に又、上カバー18にステ
イの機能を持たせる事により、上カバー18を取り外す
事により、同時にレーザースキャニングユニット11の
上側のステイを取り除くのと同等となるので、改めてス
テイを取り外さなくてもレーザースキャニングユニット
等の保守点検を行なう事が可能である。しかも上カバー
18は樹脂で成形されるのであいている空間を効率よく
用いて自由に形状を形成でき、より強度を向上させる事
が出来る。尚、係合部19a,20aの切欠きの口部を
外方へ向って次第に拡大して導入部を設けると、組立を
容易にすることが出来る。
【0023】「実施例2」図2は実施例2の斜視図であ
る。図2は上カバー18の積載部10の近傍に左右側板
12,13上面に設けられた穴23,24と側板12,
13と平行方向でほぼ嵌合する突出部21,22を設
け、左右側板12,13の間隔を決める方法を示してい
る。この方法だと穴23,24及び突出部21,22の
精度を出し易いので、位置決め部でのガタツキを少なく
できる。
【0024】図3は左右側板12,13及び上カバー1
8を排紙側から見た正面図であり、上カバー18には側
板12,13に垂直な方向でネジと嵌合する穴23a,
24aが形成されており、左右側板12,13にはこの
穴23a,24aと対応する位置にメネジのネジ穴2
5,26が形成されている。従って、上カバー18を左
右側板12,13にネジ止めする事により左右側板1
2,13の間隔が決められる。図2においては、上カバ
ー18を組み付けた時に位置決め部が見えないので、容
易に係合できる様に位置決め部形状を工夫する必要性が
あるが、本構成に於いては上カバー18の穴23a,2
4aをネジ穴25,26に合わせるだけであり、これは
視認する事が可能である点で良い。位置決めは必ずしも
側板を直接位置決めしなくとも良い。側板に取り付いて
いる部品、例えばシールドケースとか、ダクトとか或は
左カバーと左側板を一緒にはさみ込んでも良い。この様
な場合、これらの部品の精度、強度が十分に保証されて
いなければならない。
【0025】「実施例3」図4は本発明の他の実施例で
あり、いわゆるクラムシエルタイプの構成に応用したも
のである。左側板27は右側板28が平行して上にの
び、下カバー29に上カバー30の端部が不図示のヒン
ジで枢着されている。上カバー30には両側面に突出部
30aが左右へ向って突出している。
【0026】上カバー30は不図示のヒンジ中心に図4
の矢印イのように回動可能であり両側面に突出している
上カバー30の突出部30a端面の幅は左右側板27,
28間の内矩とほぼ同じになっている。従って、上カバ
ー30を閉じた際、両側板27,28の間隔が小さくな
る方向即ち、外から力を加えられた際に側板27,28
が変形する方向に関しては側板27,28の変形を押え
ることができる。
【0027】勿論、左右側板27,28の内側に上カバ
ー30を突き当てるのみでなく、実施例1の様に上カバ
ー30で左右側板27,28をはさみ込む形にしても良
い。又、側板が必ずしも板金でなくとも良く、樹脂であ
っても良い。更に又、上カバーに一体的に板金を貼り合
わせる事で、側板を補強する様にしても良い。勿論、外
装部材も上カバーに限定するものではない。
【0028】「実施例4」上記各実施例においては枠体
は温度一定で熱変形しないものとして扱って来た。とこ
ろで例えば図15に示すレーザービームプリンタは作動
時に多量の熱が発する。この熱によって悪影響を及ぼす
部品があり、そのため上限温度が各場所ごとによって決
められており、これを守るために図16に示すように発
熱源(主として電気部品)から熱を外部へ出すための構
成がほどこされている。
【0029】外部電源119より電源114にエネルギ
が与えられ、これがDCコントローラ116へ行きファ
ンモータ112やメインモータ115や給紙ユニット1
18や制御ドライバ117へ電気エネルギが与えられる
ことになっている。しかしこの際余分となった電気エネ
ルギは電気部品の放熱板より熱となり装置内へ出てく
る。そしてその熱はダクト113を通ってファンモータ
112によって吸いとられ外部へ熱が放出する仕組にな
っている。
【0030】そして熱の放出口となっている外装部材の
上カバー18の穴には細かい網目状のファンネット11
1が外部よりの金属の侵入を防ぐ構造になっている。
【0031】しかしながら上記では (1)ファンモータ112の上部に設けられているファ
ンネット111により風の流れを妨げるので上限温度に
容易に達しやすく、この状態が長時間に渡たると枠体を
変形し又、DCコントローラやレーザースキャニングユ
ニット11やプロセスカートリッジ102等に悪影響を
与える。 (2)又、風の流れをよくするためにファンネット11
1を取りはずした時は昇温防止にはなるのだが、動作中
にクリップ、ネジ、チェーン等の金属が風を逃がすため
に設けられているルーバ穴より落下した場合上記金属等
によって電源や制御ドライバー等の基板をキズつけた
り、制御ドライバーをショートさせたり等の悪影響を与
える。 (3)ファンネットによる排気量の減少を補うため外装
カバーの上カバーに大面積のルーバを設けるため、上カ
バーが弱体化する。
【0032】この実施例は電源やモータ等の発熱を外部
へ逃がすため設けられているダクトの下方においてルー
バより落下してくる金属物を受けとる場所を設けること
により、実質安全のために設けられているルーバに張ら
れたネットをはずし、更に風の流れもよくし、昇温防止
を行ない、枠体の変形を防止し、上カバーの弱体化も防
止し、実質的に安全性も満足させたものである。
【0033】図7,8,9は実施例4を最もよく表わす
図面である。図7は電装部における配置を示し、図8,
9は電装部におけるダクト形状を示している。
【0034】図8,9に示すようなダクト31に受け皿
32を差込み、ダクト31の側壁に設けられている穴b
に図7に示す受け皿32をはめ込む。このダクト31を
本体の枠体の一部である不図示の側板12又は13には
め込む。次にファンモータ112をダクト31にはめ込
む。次にDCコントローラ116、メインモータ11
5、電源114の順番に側板に取り付ける。最後にDC
コントローラ116より出ているリード線を制御ドライ
バ(不図示)、ファンモータ112、メインモータ11
5、電源114、給紙ユニット(不図示)に取り付ける
ことにより、電装系の取り付けは終了する。上記構成
は、電源114の放熱板より出た熱が空気流となり図8
に示す電源114に連通しているダクト31の切かき部
aより吸込まれる。そして高温の空気は上昇してダクト
31の上部に取り付けられているファンモータ112に
より吸引され、外装部材の上カバー18に設けられてい
るルーバ状の穴を通過して熱を外部へ放出されるように
なっている。
【0035】上記ルーバ状の穴よりクリップやネジやチ
ェーン等の金属物が誤って落ちた場合、ファンモータ1
12を通過してダクト31を通過して、すべてが受皿3
2に流れ込むようになり、電源114等へは落ちないよ
うになっている。
【0036】以上のような構成を行なうことによりルー
バにネットを使用する必要性がなくなり、排気流は増大
し、昇温抑制に有効な手段となり、従って、枠体の変形
も少なくなる。又、コストを下げ、スペースを節約でき
る。
【0037】「実施例5」実施例5は実施例4で2部品
で行なっていた構成を一体成形することにより同じ効果
を得ようとしたものである。ダクト形状が図10,1
1,12に示すような形状で、このダクト31は底面に
おいてC部のような一体の箱状のような形になってお
り、その上部は図11に斜線を引いた領域にわたって横
穴dが設けられている。横穴dは図10における電源1
14の内部におさまるようになっている。
【0038】以上の組立構成により上カバー18に設け
られているルーバの穴より誤って落下したクリップ、小
ねじ、チェーン等の金属はファンモータ112、ダクト
31を通過しすべてが図10,11,12で示すC部に
収納されるようになっている。
【0039】更に電源114より発生した熱はダクト3
1の横穴のd部を通過しファンモータ112により吸引
され、上カバー18に設けられたルーバの穴を通して放
出されるようになっている。これにより実施例4に示す
受け皿32が不要となり、更なるコストダウンにつなが
る。
【0040】「実施例6」実施例6は実施例4,5を更
に進めたもので具体的図を図13,14で示す。実施例
5では受け皿をダクトと一体成形する際に、必ずスライ
ド型の金型が必要であった。
【0041】しかし図13,14に示すように先端が上
向きに斜設したステップで段階状に交互にリブ33をた
てることにより、成形する際にスライド型の金型を不要
とすることができ、上カバー18のルーバの穴から落下
した物はリブ33に当り、リブ33の根本側の隅33a
に集まるから電源114へ落下物が到達しない。
【0042】以上説明したように実施例4〜6ではダク
トの下方向にダクトを通して落下した場合のクリップ、
小ねじ、チェーン等の金属を受け取る空間を設けること
により、ルーバに張るネットの削除を可能とした。
【0043】これにより上カバーのルーバに張るネット
のスペースを取る必要がなくなり、コストダウンにもな
った。
【0044】更に、ネットによって妨げられていた排気
流は増加し熱放出を増大したため、機内温度上昇を低減
させることができる。このため、枠体の変形も少なくな
り、外装部材の上カバーの開口も小さくなり、枠体の剛
性が高くなる。
【0045】「実施例7」ユーザが着脱するユニットの
結合部分での電気的接続に用いられるコネクタは、ユー
ザの手に触れる可能性が高く、そのため帯電する可能性
も高い。そこで、コネクタのコネクティングピン近傍が
アースに落ちていないと、信号線に電気が流れ、本体の
誤動作や故障、破損等の原因となる。従って、ユニット
結合部分のコネクタにはアース取りが必要となる。
【0046】図22に従来の画像形成装置等におけるユ
ニット間の電気的接続に用いられるコネクタのアースの
とり方の一例を示す。図22に示すように、従来のアー
ス取りの方法はコネクタ42のアース端子41にリード
線48を取り付け、リード線48の他端を小ねじ47に
よって本体の金属板部分の側板12又は13に固定する
方法である。ここにおいて、アース端子41はコネクタ
42のコネクティングピンの周囲を覆うアース部材と電
気的に導通を取っている。
【0047】又、図23に示すようにコネクタ42のア
ース端子41を直接本体の金属の側板12又は13に小
ねじ47によって固定する方法もある。
【0048】上記図22のアースの方法の場合、コネク
タ42に取り付けたリード線48を側板12又は13に
固定する際に、小ねじ47によって固定するため、組立
性が悪く、又作業工程数も増加し、作業能率が低下す
る。
【0049】又、図23のアースの方法の場合、コネク
タ42のアース端子41を直接本体側板12又は13に
小ねじ47によって固定するため、コネクタ42と側板
12又は13との間に遊びを与えることが困難となり、
ユニットを組立てる際にユニット間におけるコネクタ4
2の位置決めが微妙になり、電気的接続を得ることが困
難となる。又、コネクタ42同志の位置ずれによる破損
の原因となる。
【0050】本実施例は、上述したような従来の問題点
の解決を図り、コネクタを本体の枠体に組むことによ
り、しっかりしたグランディングが完了し、コネクタに
必要量の遊びを持たせることが可能なコネクタの保持方
法を提供することを目的としている。
【0051】本実施例の適用される画像形成装置は例え
ば図5、図15等であり、再度の説明は省略し、要点の
みについて述べる。図17は本実施例で用いたフローテ
ィングコネクタの斜視図である。この実施例では、フロ
ーティングコネクタ42をコネクタホルダ43にいわゆ
るパッチン(弾性逆止爪)44で固定した。図18、図
19は金属製の引張コイルバネを用いた場合のコネクタ
ユニットの図17におけるD−D断面図、E−E断面図
である。ここでフローティングコネクタ42のアース端
子41と樹脂製のコネクタホルダ43とに支持された金
属製の引張コイルバネ45を設けた。図20に示すよう
に図18、図19に示したコネクタユニットを画像形成
装置の本体に組み込むことにより、引張コイルバネ45
は本体の枠体の金属の側板12又は13とコネクタホル
ダ43に挟まれ、図20に示すように変形して引張コイ
ルバネ45の外径部分と側板12,13が多数の点で接
触する。従って、単にコネクタユニットを本体に組込む
だけで、コネクタのグランディングが終了する。又、ア
ース線を引張コイルバネ45にし、コネクタユニットに
パッチン44でフローティングコネクタ42を固定して
いるため、フローティングコネクタ42の動きに制限を
加えることなく、コネクタユニットを装置本体に組み込
むだけで、コネクタに十分な遊びを与えることが可能で
ある。従って、ユニット間の結合を行う際に容易に電気
的接続が得られ、且つ、コネクタの破損を防ぐことも可
能となる。
【0052】「実施例8」図21に金属製のコイルバネ
を用い、コイルバネを引張る型の一実施例のフローティ
ングコネクタユニットの図17のE−E断面図で示す。
図21ではコネクタユニットを本体側板12又は13に
組込む際に本体のグランディング部gに引張コイルバネ
45を引っかけることにより、金属板の側板12又は1
3と引張コイルバネ45の外径が多数の点で接触するた
め、ユニットを本体に組み込むだけで確実なグランディ
ングが可能となる。更に、アース線にバネ部材を用いて
いるため、フローティングコネクタ42の動きに制限を
加える心配はなく、そのため、ユニットを組み立てる際
のコネクタの破損等を防ぐことも可能となる。
【0053】実施例6,7の説明から明らかなように、
フローティングコネクタを本体に組込むだけで引張コイ
ルバネの外径を利用し、確実なアースをとることが可能
となる。このため従来の技術のような、アース線を締結
によって本体に固定する作業が不要となる。
【0054】又、フローティングコネクタの持っている
遊びに制限が加わらないため、本体組立時のコネクタの
相手部品との位置決めが容易となり、電気的接続も容易
に得ることを可能にし、更にはコネクタの破損も防げ
る。
【0055】以上の理由により、実施例6,7によって
本体組立時の作業工程数が減少し、作業能率を向上させ
ることができる。従って、生産コストを下げることが可
能になる。
【0056】更に、実施例6,7はコイルバネに電流を
流すことにより、電気回路等への応用も期待できる。
【0057】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明におい
てはステイにより補強される側板のステイで囲まれた領
域の外に突出した部分に外装部材を係合させ、突出部に
おける側板の間隔を一定とする事により外装部材にステ
イの機能を持たせる事ができ、余分なステイを使わずと
も落下或は荷重を受けた際の側板の変形を防止し、又、
側板の部品不良によるそりを修正し、外装部材間の位置
ずれ、外装部材の合わせの保証、紙搬送との合わせも容
易にできる。
【0058】上部カバーの排気に連通するダクトの下方
向にダクトを通じて落下した場合のクリップ、ネジ、チ
ェーン等の金属を受け取るスペースを設けた場合には、
ダクトを通じて電源へ浸入する異物による電気トラブル
が解消し、排気口に張るネットの削除を可能となり、こ
れにより排気口に張るネットのスペースを取る必要がな
くなり、コストダウンにもなった。更に、ネットによっ
て妨げられていた排気流の減少がなくなり放熱の増加を
可能にしたため、画像形成装置の昇温防止の可能性に寄
与することとなり、枠体の熱変形も減少する。
【0059】側板に取付けられるコネクタの一方にはコ
イルバネが係止され、組立時該コイルバネが側板に接触
することとした場合にはコネクタを本体に組み込むだけ
でコイルバネを利用し、多点で接触する事で確実なアー
スを取ることが可能となる。このため従来の技術のよう
なアース線を締結によって本体に固定する作業が不要と
なる。
【0060】又、フローティングコネクタの持っている
遊びに制限が加わらないため、本体組立時のコネクタの
相手部品との位置決めが容易となり電気的接続も容易に
得ることを可能にし、更にはコネクタの破損も防げる。
そのため、本体組立時の作業工程数が減少し、作業能率
を向上させることができる。従って、生産コストを下げ
ることが可能になる。
【0061】更に、コイルバネに電流を流すことによ
り、電気回路等への応用も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を一部透視して示す斜視図である。
【図2】実施例2の分解斜視図である。
【図3】図2の変形例であり、通紙方向から見る正面図
である。
【図4】実施例3の斜視図である。
【図5】画像形成装置の例として示すプリンタの縦断面
図である。
【図6】従来例の画像形成装置の枠体を示す斜視図であ
る。
【図7】実施例4であり、プリンタの正面から背部側を
見る正面図である。
【図8】図7のダクトの背面を見る背面図である。
【図9】図8のA−A断面図である。
【図10】実施例5であり、プリンタの正面から背部側
を見る正面図である。
【図11】図10のダクトの背面をみる背面図である。
【図12】図11のB−B断面図である。
【図13】実施例6を示すダクトの背面図である。
【図14】図13のC−C断面図である。
【図15】クラムシエルタイプのプリンタの縦断面図で
ある。
【図16】図15の背面側を図15と同じ側から見る正
面図である。
【図17】実施例7であり、フローテイングコネクタの
斜視図である。
【図18】図17のD−D断面図である。
【図19】図17のE−E断面図である。
【図20】図19の作用を示す縦断面図である。
【図21】図17のE−E断面で示す実施例8の縦断面
図である。
【図22】コネクタの従来例の斜視図である。
【図23】コネクタの他の従来例の斜視図である。
【符号の説明】
12 左側板 13 右側板 14,15,16,17 ステイ 18 上カバー 19,20 リブ 19a,20a 係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根本 晶夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体が少なくとも並列する2枚の側板
    と、この両側板の間に配設され、両側板に固定された複
    数のステイと、で構成され、且つ、前記側板が、前記複
    数のステイの固定部で囲まれる領域よりも大きく外に突
    出する突出部を有すると共に、装置本体の外装部材の一
    部が前記側板の突出部と係合し、且つ、前記外装部材の
    2枚の側板と係合する部分間が一体的に連なった形状で
    ある事を特徴とする枠体を備えた画像形成装置。
  2. 【請求項2】 装置本体の外装部材が上カバーであり、
    上カバーには内部の冷却空気の排気口が設けられ、該排
    気口の内部側に連通するダクト内に、前記排気口より投
    入された小部品を収納する空間を設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 導電部材に取付けられるコネクタの一方
    にはコイルバネが係止され、組立時該コイルバネが前記
    導電部材に接触することを特徴とする請求項1に記載の
    画像形成装置。
JP4136264A 1992-04-28 1992-04-28 画像形成装置 Pending JPH05307280A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009169120A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
US7783226B2 (en) 2005-11-29 2010-08-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US7835663B2 (en) 2006-06-30 2010-11-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image-forming device having sheet metal frame fixed over resin frame with screws
US7894743B2 (en) 2006-06-30 2011-02-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image-forming device having side walls
JP2012098405A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Brother Ind Ltd 画像形成装置

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