JPH05305963A - 透明層部分およびそれを有する包装材料 - Google Patents

透明層部分およびそれを有する包装材料

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JPH05305963A
JPH05305963A JP33156192A JP33156192A JPH05305963A JP H05305963 A JPH05305963 A JP H05305963A JP 33156192 A JP33156192 A JP 33156192A JP 33156192 A JP33156192 A JP 33156192A JP H05305963 A JPH05305963 A JP H05305963A
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transparent layer
amylose
packaging material
starch
layer portion
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Maiyaa Peetaa
マイヤー ペーター
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EMS Inventa AG
Inventa AG fuer Forschung und Patentverwertung
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    • Y02W90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
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  • Wrappers (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 包装材料の透明なプラスチック層部分を水溶
性および生物的に分解可能の、アミロース含有溶液から
製造したキャストフィルムに代える。 【効果】 包装材料の使用後に問題なくリサイクルする
ことができ、溶解したキャストフィルムは問題なく公共
の浄化施設で処理することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特許請求の範囲に記載
された対象に関する。特に、アミロース含有溶液からな
るキャストフィルムから製造されている水溶性および生
物的に分解可能の透明層部分に関する。本発明は、封
筒、背面に厚紙および前面に透明な透明層を備えた包装
材料および透明層窓を備えた厚紙からなるリサイクル可
能な包装材料等に対する透明層部分を有する包装材料に
関し、その際、この透明層部分は、包装、封筒等の使用
後に、水中に溶解することができ、溶解した透明層部分
は次に問題なく公共の浄化施設で処理することができ
る。
【0002】
【従来の技術】厚紙−および紙製品用の透明層部分は、
数十年来包装分野において確固たる地位を有し、有利で
あることが示された。この包装形態の代表は、たとえば
透明層窓を備えた降りたたみ箱、厚紙台紙に貼り付けら
れているブリスター包装、ならびに住所用の透明層窓を
有する封筒である。
【0003】今まで使用されたプラスチックフィルムに
代って、本発明による包装材料中では、アミロース含有
溶液から製造されている生物的に分解可能なキャストフ
ィルムからなる透明層フィルムが使用される。この種の
包装材料はリサイクル可能な包装材料として使用すべき
である。
【0004】内容を見ることができる包装材料として、
価格の安い厚紙製品および紙製品と透明層窓との組み合
せが広く普及している。今まで使用されていた合成フィ
ルムは、紙−または厚紙−折りたたみ包装で固定され
る。これらの包装材料の使用後は、パルプ−および木材
パルプ繊維を故紙選別装置に供給することができない、
それというのもこのプラスチックフィルムがこの装置の
篩を封鎖してしまうためである。
【0005】透明層部分として今まで多様な透明なプラ
スチックフィルムが使用されており、このフィルムはポ
リ塩化ビニル、ポリエステル、ポリエーテル、ポリプロ
ピレン、ポリスチレン、セルガラス等から製造されてい
る。今まで使用された透明の合成フィルムは、厚紙−お
よび紙外皮に貼り付けられる。このために、たとえばイ
ソシアネートまたはアクリレートをベースとした原則的
に水に不溶の合成接着剤が使用される。
【0006】包装材料の使用後に、これらは再度使用す
ることができない、それというのもこのフィルムは故紙
選別装置中でのプロセス進行を篩の封鎖により妨害する
か、もしくはこのプロセス進行が不可能であるためであ
る。このフィルムをあらかじめ手で分離することは著し
く費用がかかるため、このような包装は今まで焼却およ
び埋め立てにより廃棄しなければならなかった。
【0007】しかし、将来的には再使用されるかまたは
環境保護的方法で廃棄することができるような包装材料
だけが法律により許可される見通しがある。
【0008】さらに、天然原料の使用および利用および
その工業製品への用途は、この原料が十分な量で、かつ
受け入れられる価格で得られるにもかかわらず、今まで
極めてわずかな意味を得ているにすぎない。
【0009】国際公開90/13576号明細書から
は、特殊アミロースを簡素化されたキャステイング方法
で塗膜およびフィルムを製造する場合に使用することが
公知である。この特殊アミロースは高−アミロース−コ
ーンスターチまたは高−アミロース−エンドウ豆デンプ
ンから得られ、この場合、特に国際公開90/1357
6号明細書の目標は、デンプンを1工程でホルムアミド
−ジクロロ酢酸で処理することにより可溶性にし、かつ
化学的に変成することができる、つまり、粒状構造のデ
ンプンの分解により、特にアミロースの分子量分布およ
び鎖長分布を分解により変化させることができるような
新規の方法を開発することであった。従って、この国際
公開90/13576号明細書は、もっぱらアミロース
の塗膜形成特性の改善に関している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、今ま
で使用してきたプラスチック部分が、包装の再生の際に
問題なく除去されもしくは廃棄されえる天然の水溶性
で、かつ生物的に分解可能な透明層部分に代えられた紙
製品および厚紙製品からなる特に包装材料のための透明
層部分を提供することであった。さらに、包装材料中の
透明層窓が新規の水溶性で、生物的に分解可能の窓に代
えられており、この窓を包装材料の再生の際に問題なく
除去することができ、その結果、木材パルプ/パルプ成
分を再度故紙選別装置に使用することができるような少
なくとも1つの透明層部分および非透明層部分からなる
包装材料を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題は、請求項1か
ら14に記載した特徴により解決される。
【0012】請求項2から14は本発明の有利な実施態
様である。
【0013】本発明は、意想外に、アミロース含有溶液
をベースとして、水溶性の生物的に分解可能のキャスト
フィルムを製造することができ、これはボール箱および
紙包装において透明層窓として使用するのに適している
という認定に基づいている。キャストフィルム−透明層
部分は、さらに、深絞り成形可能であり、ブリスター包
装として使用することができる。本発明により使用され
る透明なキャストフィルムは、たとえば国際公開90/
13576号明細書から公知のキャストフィルム製造方
法を用いてアミロース含有溶液から製造することができ
る。従って、内容が見えるべきであるような包装材料に
おいて、価格の安いボール紙−および紙−製品を、アミ
ロース含有溶液からなる水溶性でかつ生物的に分解可能
なキャストフィルムからなる本発明による透明層窓と組
み合せを使用することができる。
【0014】今まで使用されたプラスチックからの透明
フィルムは、紙−または厚紙折りたたみ包装中にプラス
チック接着剤を用いて接着される。これに対して、本発
明による透明層窓は、単に水、デンプン糊または他の水
溶性接着剤で固定することができ、これにより溶剤含有
の合成接着剤の使用は回避され、溶剤蒸気による作業者
の負荷が軽減される。さらに、包装材料の使用後に、本
発明による透明層部分は問題なく廃棄することができ、
つまり、溶解した透明層窓は問題なく公共の浄化施設で
処理することができる。
【0015】従って、本発明により、特に包装材料のた
めの透明層部分が製造され、この場合、この部分はアミ
ロース含有溶液から製造された水溶性の生物的に分解可
能なキャストフィルムである。このアミロース含有溶液
は、少なくとも1種の非変成および/または少なくとも
1種の変成アミロース、有利には化学的に変成されたア
ミロースおよび/または少なくとも1種の非変成および
/または少なくとも1種の変成デンプン、有利には化学
的に変成されたデンプンからの水溶液である。
【0016】化学的に変成されたデンプンおよび/また
は化学的に変成されたアミロースは次のグループ:
【0017】
【化2】
【0018】[式中、RはH原子または1〜18個のC
原子を有するアルキル基、R′は1〜18個のC原子を
有するアルキル基、R″はOH−、OR−またはポリエ
ーテル基、aはメチレン−、エチレン−またはイソプロ
ピレン基を表わす]から選択された置換基を含有する。
【0019】化学的に変成されたアミロースおよび/ま
たは化学的に変成されたデンプンは、0.01〜0.
5、有利に0.03〜0.3の置換度を有する。
【0020】デンプンは、少なくとも50重量%、特に
65重量%〜95重量%のアミロース含量を含有するの
が有利である。アミロース含有溶液は、従来の技術によ
り公知の添加剤、特に軟化剤を含有し、その際、この軟
化剤はグリセロール、ソルビトール、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、
ポリビニルアルコールまたはこれらの混合物から選択す
ることができる。さらに有利な添加物は尿素である。
【0021】透明層フィルムの製造のために使用する場
合、アミロースおよび/またはデンプンは適当な軟化剤
もしくは添加物と混合した形で使用される。アミロース
含有溶液から得られたキャストフィルムの適当な組成
は、アミロースおよび/またはデンプン60〜91重量
%、特に65〜90重量%、および添加物、特に軟化剤
9〜40重量%、特に10〜35重量%、特に有利に1
0〜20重量%を含有する。
【0022】流延法により製造されたフィルムおよび塗
膜は、原則として20〜500μm、特に50〜200
μm、特に有利に100μmのフィルム厚を有する。
【0023】本発明により、水溶性の生物的に分解可能
な透明層部分は、リサイクル可能な封筒、背面が厚紙で
前面が透明層を有する包装材料、または透明層窓を有す
る厚紙からなるリサイクル可能な包装材料の製造のため
に使用することができる。
【0024】この木材パルプ/パルプ成分は、再び故紙
選別装置で使用することができる。
【0025】従って、本発明により、少なくとも1つの
透明層部分および非透明層部分からなる包装材料が提供
され、その際、この包装材料はリサイクル可能であり、
アミロース含有溶液からキャストフィルム方法により製
造されている。本発明による包装材料のための非透明層
部分は厚紙または紙からなることができる。
【0026】透明層部分は、本発明による包装材料中
で、水、デンプン糊または他の水溶性接着剤を用いて非
透明層部分に固定することができる。
【0027】少なくとも1つの透明層部分および非透明
層部分からなる本発明による包装材料は、包装材料とし
て使用することができ、この場合、これは特に封筒、背
面が厚紙および前面が透明層を有する包装、または少な
くとも1つの透明層窓を備えた厚紙からなる包装であ
る。
【0028】本発明による厚紙/紙包装の再生のため
に、アミロース−もしくはデンプン含有の水を選別によ
り除去する前記した処理工程の後に残った繊維が、問題
なく故紙選別装置において加工可能である。
【0029】使用した包装は、叩解装置中で前叩解さ
れ、有利に一晩中水中で、約8〜10.5のアルカリ性
のpH領域中で軟化させる。60〜80℃に水温を高め
ることで、透明層フィルムの溶解工程が促進させかつ短
縮される。
【0030】本発明による透明層部分の処理のために、
透明層部分を含む材料を破砕し、水中に懸濁し、撹拌
し、その際、透明層部分は場合により水の加熱下で溶か
すことができる。引き続きこの懸濁液を脱水し、アミロ
ース含有の水を次に浄化施設で生物的に分解する。
【0031】この懸濁は、強力に撹拌しながら有利にパ
ルプ解離機または繊維分解機中で行われ、その際、この
懸濁は、有利に約8〜10.5、特に9〜10のpH範
囲内のアルカリ性溶液中で実施することができる。
【0032】
【実施例】本発明を、次に実施例につき詳説する。
【0033】I. キャストフィルムの製造 例1:デンプン工業においては、天然のデンプン粒子を
蒸気導入および剪断応力下で溶解もしくは糊化するいわ
ゆるジェットクッカー(Jetkocher)が頻繁に使用され
る。
【0034】このようなジェットクッカー(EMSLAND-ST
AERKE社)中で、0.14の置換度および70重量%の
アミロース含量を有するヒドロキシプロピルコーンスタ
ーチ(たとえばHylon VII、National Starch社)の20
重量%の懸濁液を、150℃で糊化した。引き続き、キ
ャストフィルムを前記した糊化した化学的に変成した高
アミロースコーンスターチ90重量%および軟化剤10
重量%から、次の方法により製造した。
【0035】丸底フラスコ中で、水83.5gにジエチ
レングリコール1.65gを添加し、90℃で加熱し
た。強力に撹拌しながら、この溶液中にジェットクッカ
ーにかけたデンプン14.85gをゆっくりと投入し
た。引き続き、60分間100℃で加熱した。この熱い
溶液をフリットにより濾過し、まだ温かい濾液から平ら
な表面上で塗膜を流延成形し、これを40℃〜70℃の
温度で乾燥機中で乾燥させた。乾燥の後、100μmの
厚さを有する透明なフィルムを表面から剥がした。
【0036】例2:例1に記載した方法により、水8
2.0g、グリセロール1.5g、ソルビトール1.5
gおよび前記したジェットクッカーにかけたヒドロキシ
プロピルコーンスターチ15gからなる溶液から、化学
的に変成されたデンプン83.4重量%および軟化剤1
6.6重量%からなるキャストフィルムを製造した。
【0037】例3:例1に記載した方法により、水8
1.25g、グリセロール3.75gおよびジェットク
ッカーにかけたヒドロキシエチレンエンドウ豆デンプン
15g(置換度0.12およびアミロース含量65重量
%)からなる溶液から、化学的に変成されたデンプン8
0重量%および軟化剤20重量%からなるキャストフィ
ルムを製造した。
【0038】例4:例1に記載した方法により、水8
3.5g、ポリビニルアルコール1.5gおよびジェッ
トクッカーにかけたヒドロキシプロピルコーンスターチ
15g(置換度0.09およびアミロース含量50重量
%)からなる溶液から、化学的に変成されたデンプン9
0.9重量%および軟化剤9.1重量%からなるキャス
トフィルムを製造した。
【0039】例5:例1に記載した方法により、水8
1.25g、エチレングリコール3.75gおよびジェ
ットクッカーにかけたデンプンアセテート15g(置換
度0.11およびアミロース含量85重量%)からなる
溶液から、化学的に変成されたデンプン80重量%およ
び軟化剤20重量%からなるキャストフィルムを製造し
た。
【0040】例6:ヒドロキシプロピルジャガイモアミ
ロース15g(たとえばAvebe HE 15 KZ、AVEBE社)、
エチレングリコール37.5gおよび水81.25gか
ら95℃で強力に撹拌しながら均質な溶液を製造し、こ
れから例1に従って、化学的に変成されたアミロース8
0重量%および軟化剤20重量%からなるキャストフィ
ルムを製造した。
【0041】例7:例1に記載した方法により、水8
1.25g、グリセロール3.75gおよびジェットク
ッカーにかけたジャガイモアミロース15gからなる溶
液から、非変成アミロース80重量%および軟化剤20
重量%からなるキャストフィルムを製造した。
【0042】例8:例1に記載した方法により、水8
1.25g、グリセロール3.75gおよびジェットク
ッカーにかけた混合物(置換度0.14およびアミロー
ス含量70重量%を有するヒドロキシプロピルコーンス
ターチ7.5gおよびアミロース含量70重量%を有す
るコーンスターチ7.5g)からなる溶液から、化学的
に変成されたデンプン40重量%、非変成デンプン40
重量%および軟化剤20重量%からなるキャストフィル
ムを製造した。
【0043】例9:例1に記載した方法により、水70
g、グリセロール2.5g、尿素2.5gおよびジェッ
トクッカーにかけた混合物(置換度0.11およびアミ
ロース含量85重量%を有するデンプンアセテート1
2.5gおよび置換度0.13およびアミロース含量1
5重量%を有するヒドロキシプロピルコーンスターチ1
2.5g)からなる溶液から、化学的に変成されたデン
プン41.7重量%、化学的に変成されたデンプン4
1.7重量%および添加剤16.6重量%からなるキャ
ストフィルムを製造した。
【0044】II. 本発明による包装材料の製造 例1〜9により製造されたキャストフィルムを、本発明
による包装材料に貼りつけた、つまり水、デンプン糊ま
たは他の水溶性の接着剤を用いて固定した。
【0045】III. 本発明による包装材料の再生 例10 例1による100μmのデンプンキャストフィルムの透
明層窓を備えた封筒5kgを、実験室パルプ解離機で、
水200l(pH10、水酸化カルシウムで調節)中で
60℃で15分間処理した。引き続き、この繊維懸濁液
を繊維分解機を介して再度パルプ解離機中に返送し、1
5分間さらに解離した。繊維懸濁液を脱水の後、直接、
厚紙製造または紙製造に提供した。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アミロース含有溶液から製造した水溶性
    および生物的に分解可能のキャストフィルムであること
    を特徴とする透明層部分。
  2. 【請求項2】 アミロース含有溶液が、少なくとも1種
    の非変成および/または少なくとも1種の変成アミロー
    スおよび/または少なくとも1種の非変成および/また
    は少なくとも1種の変成デンプンからの水溶液である請
    求項1記載の透明層部分。
  3. 【請求項3】 化学的に変成されたデンプンおよび/ま
    たは化学的に変成されたアミロースが、次のグループ: 【化1】 [式中、RはH原子または1〜18個のC原子を有する
    アルキル基、R′は1〜18個のC原子を有するアルキ
    ル基、R″はOH−、OR−またはポリエーテル基、a
    はメチレン−、エチレン−またはイソプロピレン基を表
    わす]から選択された置換基を含有する請求項2記載の
    透明層部分。
  4. 【請求項4】 化学的に変成されたアミロースおよび/
    または化学的に変成されたデンプンが0.01〜0.5
    の置換度を有する請求項2または3記載の透明層部分。
  5. 【請求項5】 デンプンが少なくとも50重量%のアミ
    ロース含量を有する請求項2から4までのいずれか1項
    記載の透明層部分。
  6. 【請求項6】 アミロース含有溶液が常用の添加剤を含
    有する請求項1から5までのいずれか1項記載の透明層
    部分。
  7. 【請求項7】 添加剤としてグリセロール、ソルビトー
    ル、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエ
    チレングリコール、ポリビニルアルコールまたはこれら
    の混合物から選択される軟化剤である請求項6記載の透
    明層部分。
  8. 【請求項8】 透明層部分もしくはキャストフィルム
    が、アミロースおよび/またはデンプン60〜91重量
    %および添加物、特に軟化剤9〜40重量%を含有する
    請求項1から7までのいずれか1項記載の透明層部分。
  9. 【請求項9】 キャストフィルム−透明層部分がさらに
    付形される請求項1から8までのいずれか1項記載の透
    明層部分。
  10. 【請求項10】 キャストフィルムの層厚が20〜50
    0μmである請求項1から9までのいずれか1項記載の
    透明層部分。
  11. 【請求項11】 請求項1から10までのいずれか1項
    記載の少なくとも1つの透明層部分と、非透明層部分と
    からなるリサイクル可能な包装材料。
  12. 【請求項12】 非透明層部分が厚紙または紙からなる
    請求項11記載の包装材料。
  13. 【請求項13】 透明層部分が、水、デンプン糊または
    その他の水溶性接着剤で非透明層部分に固定されている
    請求項11または12記載の包装材料。
  14. 【請求項14】 包装材料が、封筒、背面が厚紙で前面
    が透明層である包装または少なくとも1つの透明層窓を
    備えた厚紙からなる包装である請求項11から13まで
    のいずれか1項記載の包装材料。
JP33156192A 1991-12-13 1992-12-11 透明層部分およびそれを有する包装材料 Pending JPH05305963A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003212270A (ja) * 2002-10-30 2003-07-30 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 内容物透視用の容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003212270A (ja) * 2002-10-30 2003-07-30 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 内容物透視用の容器

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