JPH05305519A - 円筒工作物外面加工方法 - Google Patents
円筒工作物外面加工方法Info
- Publication number
- JPH05305519A JPH05305519A JP13608592A JP13608592A JPH05305519A JP H05305519 A JPH05305519 A JP H05305519A JP 13608592 A JP13608592 A JP 13608592A JP 13608592 A JP13608592 A JP 13608592A JP H05305519 A JPH05305519 A JP H05305519A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical workpiece
- polishing
- cylindrical
- workpiece
- electrode
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- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 生産性が良く、研磨作用及び電解作用を最適
に設定でき、高品質の安定した鏡面を得る。 【構成】 円筒工作物１の外面に外面と相似な形状の電
極６を所定の間隙を保って対向させ、研磨工具３の回転
に伴う駆動力で円筒工作物１を回転させるとともに、円
筒工作物１を軸方向へ送ることにより円筒工作物１の外
面を研磨作用と電解作用とを複合して加工する。
に設定でき、高品質の安定した鏡面を得る。 【構成】 円筒工作物１の外面に外面と相似な形状の電
極６を所定の間隙を保って対向させ、研磨工具３の回転
に伴う駆動力で円筒工作物１を回転させるとともに、円
筒工作物１を軸方向へ送ることにより円筒工作物１の外
面を研磨作用と電解作用とを複合して加工する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、機械的な研磨作用と電
解作用とを複合し、円筒工作物の外面を鏡面加工する円
筒工作物外面加工方法に関する。
解作用とを複合し、円筒工作物の外面を鏡面加工する円
筒工作物外面加工方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種加工方法は、研磨用の研磨
材と電解用の電極とが一体化された加工工具を用いて行
われている。
材と電解用の電極とが一体化された加工工具を用いて行
われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の前記加工方法
は、仕上げ領域での除去量、即ち研磨量が急激に低下す
るため、鏡面仕上げを得るには多段階の研磨工程が必要
であり、生産性が悪いという問題点がある。また、研磨
用の研磨材と電解用の電極とが一体化された複合工具を
用いているため、研磨作用と電解作用が相反し、両作用
の最適条件の設定が困難であるという問題点がある。
は、仕上げ領域での除去量、即ち研磨量が急激に低下す
るため、鏡面仕上げを得るには多段階の研磨工程が必要
であり、生産性が悪いという問題点がある。また、研磨
用の研磨材と電解用の電極とが一体化された複合工具を
用いているため、研磨作用と電解作用が相反し、両作用
の最適条件の設定が困難であるという問題点がある。
【０００４】本発明は、前記の点に留意し、生産性が良
く、研磨作用及び電解作用を最適に設定でき、高品質の
安定した鏡面が得られる円筒工作物外面加工方法を提供
することを目的とする。
く、研磨作用及び電解作用を最適に設定でき、高品質の
安定した鏡面が得られる円筒工作物外面加工方法を提供
することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の円筒工作物外面加工方法は、円筒工作物の
外面に、円筒工作物の外面に相似な凹面形状の電極を所
定の間隙を保って対向させ、その間隙に電解液を供給
し、円筒工作物を陽極側，電極を陰極側に接続し、研磨
工具の回転に伴う駆動力で円筒工作物を回転させるとと
もに、円筒工作物を軸方向へ送ることにより、研磨作用
と電解作用とを複合して円筒工作物の外面を加工するも
のである。
に、本発明の円筒工作物外面加工方法は、円筒工作物の
外面に、円筒工作物の外面に相似な凹面形状の電極を所
定の間隙を保って対向させ、その間隙に電解液を供給
し、円筒工作物を陽極側，電極を陰極側に接続し、研磨
工具の回転に伴う駆動力で円筒工作物を回転させるとと
もに、円筒工作物を軸方向へ送ることにより、研磨作用
と電解作用とを複合して円筒工作物の外面を加工するも
のである。
【０００６】
【作用】前記のように構成された本発明の円筒工作物外
面加工方法は、円筒工作物の外面に、その外面と相似な
凹面形状の電極を所定間隙を保って対向させ、研磨工具
の回転に伴う駆動力で円筒工作物を回転するとともに、
円筒工作物を軸方向へ送るようにしたため、研磨用の研
磨工具と電解用の電極とがそれぞれ独立分離した状態で
あり、機械的な研磨作用と電解作用とをそれぞれ独立し
て最適条件に設定でき、高品質の安定した鏡面が得られ
る。
面加工方法は、円筒工作物の外面に、その外面と相似な
凹面形状の電極を所定間隙を保って対向させ、研磨工具
の回転に伴う駆動力で円筒工作物を回転するとともに、
円筒工作物を軸方向へ送るようにしたため、研磨用の研
磨工具と電解用の電極とがそれぞれ独立分離した状態で
あり、機械的な研磨作用と電解作用とをそれぞれ独立し
て最適条件に設定でき、高品質の安定した鏡面が得られ
る。
【０００７】
【実施例】１実施例について図１及び図２を参照して説
明する。１は円筒工作物、２は円筒工作物１を支持する
支持ローラ、３は円筒工作物１の外面の一部に圧接さ
れ，外面を研磨する研磨工具であり、例えばバフ，フラ
ップホイル，砥石等からなり、回転に伴う駆動力で円筒
工作物１を回転させる。４は通電ブラシであり、直流ま
たは交番電圧の陽極側に接続され、支持ローラ２の回転
軸５に摺接し、支持ローラ２を介して円筒工作物１を陽
極側に接続している。６は円筒工作物１の外面に相似な
凹面形状の電極であり、円筒工作物１の外面に所定の間
隙を保って対向され、直流または交番電圧の陰極側に接
続されている。７は電極６に貫通して形成された供給
孔、８は供給孔７を通り前記間隙に供給される電解液、
９は電解液８の貯溜槽、１０は貯溜槽９の電解液８を吸
上げ電解液８をフィルタ１１を介して電極６の供給孔７
に供給するポンプ、１２は円筒工作物１及び研磨工具３
の下方に配設された電解液回収槽、１３は上端が電解液
回収槽１２の底面に接続され下端が貯溜槽９に位置した
電解液８の回収ラインである。
明する。１は円筒工作物、２は円筒工作物１を支持する
支持ローラ、３は円筒工作物１の外面の一部に圧接さ
れ，外面を研磨する研磨工具であり、例えばバフ，フラ
ップホイル，砥石等からなり、回転に伴う駆動力で円筒
工作物１を回転させる。４は通電ブラシであり、直流ま
たは交番電圧の陽極側に接続され、支持ローラ２の回転
軸５に摺接し、支持ローラ２を介して円筒工作物１を陽
極側に接続している。６は円筒工作物１の外面に相似な
凹面形状の電極であり、円筒工作物１の外面に所定の間
隙を保って対向され、直流または交番電圧の陰極側に接
続されている。７は電極６に貫通して形成された供給
孔、８は供給孔７を通り前記間隙に供給される電解液、
９は電解液８の貯溜槽、１０は貯溜槽９の電解液８を吸
上げ電解液８をフィルタ１１を介して電極６の供給孔７
に供給するポンプ、１２は円筒工作物１及び研磨工具３
の下方に配設された電解液回収槽、１３は上端が電解液
回収槽１２の底面に接続され下端が貯溜槽９に位置した
電解液８の回収ラインである。
【０００８】次に円筒工作物の外面の研磨方法について
説明する。研磨工具３を図１の矢印方向の押圧力Ｆによ
り円筒工作物の外面に圧接させ、図示しない駆動源によ
り左回転させ、この回転により円筒工作物１が右回転す
る。そして電極６とブラシ４との間に直流または交流電
圧（３Ｖ〜１５Ｖ）を印加し、電解電流（０．２Ａ／cm
2 〜１０Ａ／cm2 ）を流し、貯溜槽９からポンプ１０，
フィルタ１１を介して電極６の供給孔７より電解液８を
円筒工作物１の外面と電極６との間隙に供給する。
説明する。研磨工具３を図１の矢印方向の押圧力Ｆによ
り円筒工作物の外面に圧接させ、図示しない駆動源によ
り左回転させ、この回転により円筒工作物１が右回転す
る。そして電極６とブラシ４との間に直流または交流電
圧（３Ｖ〜１５Ｖ）を印加し、電解電流（０．２Ａ／cm
2 〜１０Ａ／cm2 ）を流し、貯溜槽９からポンプ１０，
フィルタ１１を介して電極６の供給孔７より電解液８を
円筒工作物１の外面と電極６との間隙に供給する。
【０００９】次に図示しない送り機構により円筒工作物
１を図２に示すように一方向または往復動することによ
り、機械的な研磨作用と電解作用とが回転方向に交互に
作用して円筒工作物１の外面の電解複合研磨が行われ
る。また供給された電解液８は電解液回収槽１２より回
収ライン１３を介して貯溜槽９へ戻される。
１を図２に示すように一方向または往復動することによ
り、機械的な研磨作用と電解作用とが回転方向に交互に
作用して円筒工作物１の外面の電解複合研磨が行われ
る。また供給された電解液８は電解液回収槽１２より回
収ライン１３を介して貯溜槽９へ戻される。
【００１０】次に他の実施例について図３を参照して説
明する。同図において図１と同一符号は同一もしくは相
当するものを示す。１４は円筒工作物１の外面の一部に
圧接され，外面を研削する研削工具であり、大径の回転
体１５，小径の回転体１６及び両回転体１５，１６に橋
架されたペーパベルト１７からなる。
明する。同図において図１と同一符号は同一もしくは相
当するものを示す。１４は円筒工作物１の外面の一部に
圧接され，外面を研削する研削工具であり、大径の回転
体１５，小径の回転体１６及び両回転体１５，１６に橋
架されたペーパベルト１７からなる。
【００１１】そして、研削工具１４の小径の回転体１６
をペーパベルト１７を介して同図の矢印方向の押圧力Ｆ
により円筒工作物１の外面に圧接合させ、ペーパベルト
１７を左回転させ、この回転により円筒工作物１が右回
転する。以下前記実施例と同様に円筒工作物１の外面の
電解複合研削が行われる。
をペーパベルト１７を介して同図の矢印方向の押圧力Ｆ
により円筒工作物１の外面に圧接合させ、ペーパベルト
１７を左回転させ、この回転により円筒工作物１が右回
転する。以下前記実施例と同様に円筒工作物１の外面の
電解複合研削が行われる。
【００１２】なお、研磨工具３或いは研削工具１４の回
転数または速度，押圧力，研磨或いは研削油剤，工具材
料の通水性，絶縁性，厚み等については、最適な条件を
設定して選択できる。また電極６の面積，円筒工作物１
と電極６との間隙，電解液８，電解電圧，電解電流また
は電流密度等についても最適な条件を任意に設定して選
択できる。また、従来に比し同一研磨材料に対して電解
電流の適用領域が２〜３倍に増大することができる。
転数または速度，押圧力，研磨或いは研削油剤，工具材
料の通水性，絶縁性，厚み等については、最適な条件を
設定して選択できる。また電極６の面積，円筒工作物１
と電極６との間隙，電解液８，電解電圧，電解電流また
は電流密度等についても最適な条件を任意に設定して選
択できる。また、従来に比し同一研磨材料に対して電解
電流の適用領域が２〜３倍に増大することができる。
【００１３】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、つぎに記載する効果を奏する。円筒工作物
１の外面に、円筒工作物１の外面に相似な凹面形状の電
極６を所定の間隙を保って対向させ、その間隙に電解液
８を供給し、円筒工作物１を陽極側，電極６を陰極側に
接続し、研磨工具３の回転に伴う駆動力で円筒工作物１
を回転させるとともに、円筒工作物１を軸方向へ送り、
研磨作用と電解作用とを複合して円筒工作物１の外面を
加工するようにしたため、機械的な研磨作用と電解作用
とをそれぞれ独立して最適条件に設定でき、高品質，高
精度の鏡面加工を高生産性で得ることができ、円筒工作
物外面の量産技術として適用できる卓越した効果があ
る。
ているため、つぎに記載する効果を奏する。円筒工作物
１の外面に、円筒工作物１の外面に相似な凹面形状の電
極６を所定の間隙を保って対向させ、その間隙に電解液
８を供給し、円筒工作物１を陽極側，電極６を陰極側に
接続し、研磨工具３の回転に伴う駆動力で円筒工作物１
を回転させるとともに、円筒工作物１を軸方向へ送り、
研磨作用と電解作用とを複合して円筒工作物１の外面を
加工するようにしたため、機械的な研磨作用と電解作用
とをそれぞれ独立して最適条件に設定でき、高品質，高
精度の鏡面加工を高生産性で得ることができ、円筒工作
物外面の量産技術として適用できる卓越した効果があ
る。
【図１】本発明の１実施例の一部切断正面図である。
【図２】図１の側面図である。
【図３】本発明の他の実施例の一部切断正面図である。
１ 円筒工作物 ２ 支持ローラ ３ 研磨工具 ６ 電極 ８ 電解液 １４ 研削工具
Claims (1)
- 【請求項１】 円筒工作物を支持ローラで支持し、円筒
工作物の外面を心なし加工する円筒工作物外面加工方法
において、 円筒工作物の外面に、円筒工作物の外面に相似な凹面形
状の電極を所定の間隙を保って対向させ、前記間隙に電
解液を供給し、円筒工作物を陽極側，前記電極を陰極側
に接続し、研磨工具の回転に伴う駆動力で円筒工作物を
回転させるとともに、円筒工作物を軸方向へ送ることに
より、研磨作用と電解作用とを複合して円筒工作物の外
面を加工する円筒工作物外面加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4136085A JP2678329B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 円筒工作物外面加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4136085A JP2678329B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 円筒工作物外面加工装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05305519A true JPH05305519A (ja) | 1993-11-19 |
| JP2678329B2 JP2678329B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=15166908
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4136085A Expired - Lifetime JP2678329B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 円筒工作物外面加工装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2678329B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000122310A (ja) * | 1998-10-14 | 2000-04-28 | Nisshin Unyu Kogyo Kk | 複写機等感光ドラム用鏡面管の製造方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6044227A (ja) * | 1983-08-19 | 1985-03-09 | Agency Of Ind Science & Technol | 小径軸の電解研削複合研磨方法 |
| JPS6222021U (ja) * | 1985-07-25 | 1987-02-10 | ||
| JPH03251353A (ja) * | 1990-02-28 | 1991-11-08 | Hitachi Zosen Corp | 円筒工作物研削方法 |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP4136085A patent/JP2678329B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6044227A (ja) * | 1983-08-19 | 1985-03-09 | Agency Of Ind Science & Technol | 小径軸の電解研削複合研磨方法 |
| JPS6222021U (ja) * | 1985-07-25 | 1987-02-10 | ||
| JPH03251353A (ja) * | 1990-02-28 | 1991-11-08 | Hitachi Zosen Corp | 円筒工作物研削方法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000122310A (ja) * | 1998-10-14 | 2000-04-28 | Nisshin Unyu Kogyo Kk | 複写機等感光ドラム用鏡面管の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2678329B2 (ja) | 1997-11-17 |
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