JPH0530425Y2 - - Google Patents

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JPH0530425Y2
JPH0530425Y2 JP10598188U JP10598188U JPH0530425Y2 JP H0530425 Y2 JPH0530425 Y2 JP H0530425Y2 JP 10598188 U JP10598188 U JP 10598188U JP 10598188 U JP10598188 U JP 10598188U JP H0530425 Y2 JPH0530425 Y2 JP H0530425Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、歯科治療時に歯科用寒天印象材を口
腔内の印象を採取すべき部位に射出するための歯
科用寒天印象材用シリンジ(以下、単にシリンジ
と言うことがある)に関するものである。
〔従来の技術〕
歯科治療において、印象を採取するための歯科
用印象材としてゲル状の寒天が近年広く用いられ
ている。この歯科用寒天印象材は常温では固形状
を呈しているため、治療時にはそれをシリンジ内
に装填し、先ず加温によつてゾル状とし、その後
に口腔内の印象を採取すべき部位にゾル状を維持
し且つ患者に不快感を与えない温度である約60℃
まで冷却されて射出される。
その加温及び冷却方法として、歯科用寒天印象
材を装填したシリンジを熱湯中で加熱した後に冷
却する方法と、歯科用寒天印象材を装填したシリ
ンジを加熱源を備えた金属体(例えばシリンジが
挿入される穴を有する金属ブロツク等)に接触さ
せて加熱した後に冷却する方法とがあつた。
このように歯科用寒天印象材はシリンジ内に装
填され、固形状態の常温から100℃に近い温度ま
で加温されてゾル状とされ、しかる後にゾル状を
維持し且つ患者に不快感を与えない温度である約
60℃まで冷却された状態で使用されるものであ
り、使用時には一般にシリンジがセツトされる専
用の加熱装置によつて上記温度経過を経て約60℃
に維持されるようになつている。
しかしながら、加熱源を備えた金属体に接触さ
せる方法は熱湯を利用する方法に比べて短時間に
自動的に加熱できる等の長所を有しているが、シ
リンジの歯科用寒天印象材を装填したシリンダ部
のみが加熱源を備えた金属体に接触するような構
造が採用されていたのである。
〔考案が解決しようとする課題〕
このように歯科用寒天印象材用シリンジはかな
り高温に加熱されたり常温まで冷却されたりする
工程を繰り返されるものであり、特にピストンは
その太さがシリンダに比べて細いことと、シリン
ダ内の歯科用寒天印象材を押し出すために約60℃
近辺の高温で比較的大きな圧縮力を受けることな
どのために丈夫で熱変形等を起し難い金属製であ
り、上述した如く加熱源を備えた金属体に接触さ
せる方法をとる加熱装置はシリンジの歯科用寒天
印象材を装填したシリンダ部分のみが加熱源を備
えた金属体に接触するようにセツトされる構造の
ものが大部分であり、金属製ピストンは加熱源を
備えた金属体に接触されないために冷却体として
作用しシリンジ内に装填された歯科用寒天印象材
の金属製ピストンに接する部分は他部に比べて温
度が低く、加熱装置からシリンジを取り出して使
用する際にこの部分の温度低下が一層進行してゲ
ル化が始まるという問題点があつた。
本考案は歯科用寒天印象材が装填されているシ
リンダから外側に引かれて外気に接しているため
に放熱体として作用する金属製ピストンの悪影響
を除去した歯科用寒天印象材用シリンジを提供す
ることを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案者は、上記課題を解決するために種々検
討した結果、シリンジの金属製ピストンの先端部
即ちシリンダ内に挿入される側の先端部にゴム又
はプラスチツクから成る断熱部材を装着すれば、
歯科用寒天印象材の熱が金属製ピストンに放熱さ
れるのを防止することができることを究明して本
考案を完成したのである。
以下、図面に基づいて本考案に係る歯科用寒天
印象材用シリンジについて説明する。
第1図は本考案に係る歯科用寒天印象材用シリ
ンジの1実施例における歯科用寒天印象材を装填
した場合の断面図、第2図は歯科用寒天印象材用
シリンジの加熱手段の1例を示す概略説明図、第
3図は従来の歯科用寒天印象材用シリンジの断面
図である。
図面中、1は歯科用寒天印象材Aが装填される
中空のシリンダであつて、その外周面は約60℃近
辺の高温で手で把持しても良いようにプラスチツ
クから成つており、内周面はその強度を補強する
と共に次記する金属製ピストン2と接触しても疵
などが生じないようにステンレス管1aが固着さ
れている。2はシリンダ1内を摺動して歯科用寒
天印象材Aを押し出す金属製ピストン、3は金属
製ピストン2の先端に装着されているゴム又はプ
ラスチツクから成る断熱部材であつて、この断熱
部材3は金属製ピストン2の先端に固設されてい
ても、着脱自在に設けられていてもよい。4はシ
リンダ1の先端に螺合の如き手段によつて装着さ
れているヘツド、5はヘツド4に設けられている
歯科用寒天印象材Aの射出部、5aは射出部5を
不使用時に保護しておくキヤツプ、6はシリンジ
の加熱装置である。
〔作用〕
以上のような構造の本考案に係る歯科用寒天印
象材用シリンジを用いて印象を採取すべき部分に
歯科用寒天印象材Aを射出する際は、先ず棒状を
成しているゲル状の歯科用寒天印象材Aをシリン
ダ1内に装填し、次いでシリンダ1内に金属製ピ
ストン2を挿入する。次に第2図に示す如く歯科
用寒天印象材Aが装填されている金属製シリンダ
1の部分を加熱装置6内に挿入して歯科用寒天印
象材Aがゾル状になるまで加熱する。しかる後
に、シリンジを加熱装置6内で又は加熱装置6内
から取り出して約60℃まで冷却した後に、金属製
ピストン2をヘツド4側に摺動させて歯科用寒天
印象材Aを射出部5から患者の印象を採取すべき
部分に射出するのである。
この際、本考案に係る歯科用寒天印象材用シリ
ンジでは、金属製ピストン2の先端に装着された
ゴム又はプラスチツクの断熱部材3が、金属製ピ
ストン2の先端部分に位置する歯科用寒天印象材
Aの熱が金属製ピストン2に伝わつて放熱しその
部分の歯科用寒天印象材Aが他の部分の温度より
も低下して硬化するのを防止するのである。
〔考案の効果〕
以上詳述した如く、本考案に係る歯科用寒天印
象材用シリンジによれば、金属製ピストンの先端
にゴム又はプラスチツクの断熱部材が装着されて
いるので、金属製ピストンの先端部と他の部分と
の歯科用寒天印象材の温度差がほとんどなくなる
と共に金属製ピストンの先端部の歯科用寒天印象
材が冷却されてゾル状に固化するということもな
くなり、その結果歯科用寒天印象材のムダがなく
なると共に射出もスムースに行われるようになる
効果を有していると共に、従来の歯科用寒天印象
材用シリンジの金属製ピストンの先端部にゴム又
はプラスチツクの断熱部材を装着した改良を施し
ただけであるため、その製作費も安価となつて経
済的利点もあり、その実用的価値は非常に大きな
ものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る歯科用寒天印象材用シリ
ンジの1実施例における歯科用寒天印象材を装填
した場合の断面図、第2図は歯科用寒天印象材用
シリンジの加熱手段の1例を示す概略説明図、第
3図は従来の歯科用寒天印象材用シリンジの断面
図である。 1……シリンダ、1a……ステンレス管、2…
…金属製ピストン、3……ゴム又はプラスチツク
から成る断熱部材、4……ヘツド、5……射出
部、5a……キヤツプ、6……加熱装置、A……
歯科用寒天印象材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 歯科用寒天印象材Aの射出部5が設けられてい
    るヘツド4と、一端に該ヘツド4が装着されてお
    り他端から歯科用寒天印象材Aが装填されるシリ
    ンダ1と、該シリンダ1内に挿入されて歯科用寒
    天印象材Aを前記ヘツド4側に押し込む金属製ピ
    ストン2とから成る歯科用寒天印象材シリンジに
    おいて、前記シリンダ1内に挿入される側の金属
    製ピストン2の先端部にゴム又はプラスチツクか
    ら成る断熱部材3が装着されていることを特徴と
    する歯科用の寒天印象材用シリンジ。
JP10598188U 1988-08-12 1988-08-12 Expired - Lifetime JPH0530425Y2 (ja)

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JP10598188U JPH0530425Y2 (ja) 1988-08-12 1988-08-12

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JPH0228223U JPH0228223U (ja) 1990-02-23
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