JPH05303662A - 光切断法を用いた立体文字読取方法 - Google Patents
光切断法を用いた立体文字読取方法Info
- Publication number
- JPH05303662A JPH05303662A JP4107894A JP10789492A JPH05303662A JP H05303662 A JPH05303662 A JP H05303662A JP 4107894 A JP4107894 A JP 4107894A JP 10789492 A JP10789492 A JP 10789492A JP H05303662 A JPH05303662 A JP H05303662A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は光切断法により得られた高さ情報を
もとに立体文字を認識する立体文字読取方法に関するも
のである。 【構成】 ＸＹテーブル４にワーク３を載置し、Ｒ．
Ｆ．によりレーザースリット光２を照射し、画像をカメ
ラで取り込み、画像処理装置７に記憶してＸＹテーブル
４を移動させ、画像処理装置にそのつど画像を取り込
み、文字の高さを計測しその情報を基に２次元の文字パ
ターンを構成させて文字を読み取る立体文字読取方法。
もとに立体文字を認識する立体文字読取方法に関するも
のである。 【構成】 ＸＹテーブル４にワーク３を載置し、Ｒ．
Ｆ．によりレーザースリット光２を照射し、画像をカメ
ラで取り込み、画像処理装置７に記憶してＸＹテーブル
４を移動させ、画像処理装置にそのつど画像を取り込
み、文字の高さを計測しその情報を基に２次元の文字パ
ターンを構成させて文字を読み取る立体文字読取方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は光切断法により得られた
高さ情報をもとに立体文字を認識する立体文字読取方法
に関するものである。
高さ情報をもとに立体文字を認識する立体文字読取方法
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】本発明に係る従来技術としては特開昭６
２−２９３４９２号の公報がある。
２−２９３４９２号の公報がある。
【０００３】このものは、通常のＴＶカメラからの映像
信号を、あるしきい値レベルで“０”と“１”の２値に
変換して図８に示すように文字パターンを読取り、操作
線を文字外周全面捜走して、文字凹凸部の位置を検出し
文字認識を行う方法である。
信号を、あるしきい値レベルで“０”と“１”の２値に
変換して図８に示すように文字パターンを読取り、操作
線を文字外周全面捜走して、文字凹凸部の位置を検出し
文字認識を行う方法である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記方法を立体文字認
識に使用する場合に、その立体文字の断面形状が図９に
示すＢ〜Ｂ断面形状を（ｂ）、Ｃ〜Ｃ断面形状を（Ｃ）
に示すような「１」の文字の場合に、一様平面光下で文
字と背景とのコントラストがある場合に、通常のカメラ
で読取ろうとする時、コントラストを出すためにリング
照明を利用するが、文字高さが変化しているので文字の
各部分における散乱角が一定でなくなり、文字と背景の
輝度値が同じになる所が存在して、あるしきい値でもっ
て２値画像にすると図９（ｄ）に示すように文字かすれ
が起き、文字を読取ることが出来なくなるという問題点
がある。
識に使用する場合に、その立体文字の断面形状が図９に
示すＢ〜Ｂ断面形状を（ｂ）、Ｃ〜Ｃ断面形状を（Ｃ）
に示すような「１」の文字の場合に、一様平面光下で文
字と背景とのコントラストがある場合に、通常のカメラ
で読取ろうとする時、コントラストを出すためにリング
照明を利用するが、文字高さが変化しているので文字の
各部分における散乱角が一定でなくなり、文字と背景の
輝度値が同じになる所が存在して、あるしきい値でもっ
て２値画像にすると図９（ｄ）に示すように文字かすれ
が起き、文字を読取ることが出来なくなるという問題点
がある。
【０００５】本発明は画像処理装置を使用して刻印文字
等の立体文字の認識において、２次元画像を用いて２値
画像を得る場合に、文字かすれが起きない立体文字の認
識方法を技術的課題とするものである。
等の立体文字の認識において、２次元画像を用いて２値
画像を得る場合に、文字かすれが起きない立体文字の認
識方法を技術的課題とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための技
術的手段は次のようである。
術的手段は次のようである。
【０００７】ＸＹテーブル上に文字認識対象物を載置
し、レンジファインダーよりレーザースリット光を照射
し、そのスリット画像はレンジファインダーに内蔵した
カメラで取り込み後、画像処理装置に記憶し、パソコン
本体に記憶されたプログラムによりモータのドライバに
モータの回転角を指示し、ＸＹテーブルを移動させ、画
像処理装置にそのつど画像を取り込み、光切断法を用い
た取り込まれたスリット画像より文字の高さを計測し、
その情報を基に２次元の文字パターンを構成させ、文字
を読み取る立体文字読取方法である。
し、レンジファインダーよりレーザースリット光を照射
し、そのスリット画像はレンジファインダーに内蔵した
カメラで取り込み後、画像処理装置に記憶し、パソコン
本体に記憶されたプログラムによりモータのドライバに
モータの回転角を指示し、ＸＹテーブルを移動させ、画
像処理装置にそのつど画像を取り込み、光切断法を用い
た取り込まれたスリット画像より文字の高さを計測し、
その情報を基に２次元の文字パターンを構成させ、文字
を読み取る立体文字読取方法である。
【０００８】
【作用】レーザスリット光は、高強度赤外光であるため
に外乱光に強く、かつ局所的であるためにコンスラスト
調整も容易である。
に外乱光に強く、かつ局所的であるためにコンスラスト
調整も容易である。
【０００９】従ってレンジファインダーから測定された
高さ情報をもとに２次元の文字パターンを構成すれば、
従来のような文字かすれが起きない２値画像が得られる
ものである。
高さ情報をもとに２次元の文字パターンを構成すれば、
従来のような文字かすれが起きない２値画像が得られる
ものである。
【００１０】
【実施例】以下実施例について説明する。
【００１１】従来より使用されているレンジファインダ
（Ｒ．Ｆ．）１からレーザスリット光２を認識対象物３
上に照射する。
（Ｒ．Ｆ．）１からレーザスリット光２を認識対象物３
上に照射する。
【００１２】そのスリット画像は、レンジファインダ１
に内蔵されているカメラで取り込まれた後、白黒モニタ
６に表示され画像処理装置で画像データとして記憶処理
される。
に内蔵されているカメラで取り込まれた後、白黒モニタ
６に表示され画像処理装置で画像データとして記憶処理
される。
【００１３】キーボード１０からパソコン本体９にコマ
ンドを入力し、パソコン本体９はモータドライバ５にモ
ータの回転角を指示し、ＸＹテーブルを移動させ画像処
理装置６にそのつど、画像取込み、各種処理を行うよう
に指示しその結果をＣＲＴ８に表示させる。
ンドを入力し、パソコン本体９はモータドライバ５にモ
ータの回転角を指示し、ＸＹテーブルを移動させ画像処
理装置６にそのつど、画像取込み、各種処理を行うよう
に指示しその結果をＣＲＴ８に表示させる。
【００１４】読取文字は、認識対象物表面上にある図２
のような本体的なものであり、刻印文字のような凹文字
１１や、浮出し文字のような凸文字１２である。
のような本体的なものであり、刻印文字のような凹文字
１１や、浮出し文字のような凸文字１２である。
【００１５】次に具体的な文字の読取手順について図３
〜図７を用いて説明する。
〜図７を用いて説明する。
【００１６】図３に示すように立体文字列に照射したス
リット画像をもとに三角測量の原理を用いて計測した結
果得られた立体文字列のＹＺ断面を図４に示す。
リット画像をもとに三角測量の原理を用いて計測した結
果得られた立体文字列のＹＺ断面を図４に示す。
【００１７】立体文字を認識するためには図３に示すよ
うな立体文字の中心線１３を抽出すればよい。
うな立体文字の中心線１３を抽出すればよい。
【００１８】立体文字中心線１３は、図４に示すように
凹文字の場合、谷形の最低点１４の集合があり、凸文字
の場合、山形の最高点１５の集合である。
凹文字の場合、谷形の最低点１４の集合があり、凸文字
の場合、山形の最高点１５の集合である。
【００１９】この最低点あるいは最高点の決定方法には
いろいろあるが、例えば最低点を求める場合、Ｙ＝０か
ら順次Ｚ座標を比べて今のＺの値が基準高さ１６よりも
小さく、前のＺの値よりも小さくなければ、そのＸ、Ｙ
座標を記憶するという一般によく使われる最低値抽出ア
ルゴリズムを応用して決定できる。
いろいろあるが、例えば最低点を求める場合、Ｙ＝０か
ら順次Ｚ座標を比べて今のＺの値が基準高さ１６よりも
小さく、前のＺの値よりも小さくなければ、そのＸ、Ｙ
座標を記憶するという一般によく使われる最低値抽出ア
ルゴリズムを応用して決定できる。
【００２０】このようにして求めた最低点あるいは最高
点のＸ−Ｙ座標値を配列に割りあてる。図５に示すよう
に、例えば最低点の座標が（Ｘ、Ｙ）＝（０．１５ｍ
ｍ、０．２１ｍｍ）とすると、Ｘ座標は０．１≦×＜
０．２であるからｉ＝２とし、Ｙ座標は０．２≦Ｙ＜
０．３であるからＪ＝３として、（ｉ，ｊ）＝（２，
３）の配列を黒色にする。（ただし、初期配列の色はす
べて白とする）。次に図６に示すようにスリット光２を
スリット走査方向（Ｍ）１８と（Ｎ）１９（もしくは
（Ｐ）２０と（Ｑ）２１）というような直交する２方向
で走査して最低点あるいは最高点を２次元配列にプロッ
トすれば図７のような文字のドットパターンが得られ、
このパターンを画像処理装置のＲＡＭに転送すれば、従
来から使われている２値画像の文字特徴抽出法を用いて
文字を認識することができる。
点のＸ−Ｙ座標値を配列に割りあてる。図５に示すよう
に、例えば最低点の座標が（Ｘ、Ｙ）＝（０．１５ｍ
ｍ、０．２１ｍｍ）とすると、Ｘ座標は０．１≦×＜
０．２であるからｉ＝２とし、Ｙ座標は０．２≦Ｙ＜
０．３であるからＪ＝３として、（ｉ，ｊ）＝（２，
３）の配列を黒色にする。（ただし、初期配列の色はす
べて白とする）。次に図６に示すようにスリット光２を
スリット走査方向（Ｍ）１８と（Ｎ）１９（もしくは
（Ｐ）２０と（Ｑ）２１）というような直交する２方向
で走査して最低点あるいは最高点を２次元配列にプロッ
トすれば図７のような文字のドットパターンが得られ、
このパターンを画像処理装置のＲＡＭに転送すれば、従
来から使われている２値画像の文字特徴抽出法を用いて
文字を認識することができる。
【００２１】
【発明の効果】本発明は次の効果を有する。すなわち、 （１）従来技術では照明方法を考慮しても、局所的に文
字と背景の輝度値が同じになり、通常のＴＶカメラでは
認識するために必要な文字パターンを十分に読み取れな
いような立体文字でも本実施例の方法では読取り可能で
ある。
字と背景の輝度値が同じになり、通常のＴＶカメラでは
認識するために必要な文字パターンを十分に読み取れな
いような立体文字でも本実施例の方法では読取り可能で
ある。
【００２２】（２）本手法は局所的な３次元情報を得る
ことができるため、図１０のような立体文字の文字高さ
ｈ、ｈ2 及び文字幅Ｓ1 、Ｓ2 等の測定ができ、従来法
ではできなかった文字の“品質”を評価できる。
ことができるため、図１０のような立体文字の文字高さ
ｈ、ｈ2 及び文字幅Ｓ1 、Ｓ2 等の測定ができ、従来法
ではできなかった文字の“品質”を評価できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】文字認識装置の全体構成図である。
【図２】立体文字例の説明図である。
【図３】スリット照射例の説明図である。
【図４】立体文字列のＹＺ断面図である。
【図５】実平面座標と配列の対応図である。
【図６】スリット走査方向の説明図である。
【図７】文字のドットパターン例である。
【図８】従来例の捜査方法の説明図である。
【図９】従来法による立体文字の読取例の説明図であ
る。
る。
【図１０】立体文字の規格に関する説明図である。
〔１〕レンジファインダー 〔２〕レーザースリット光 〔３〕文字認識対象物 〔４〕ＸＹテーブル 〔５〕モータドライバ 〔７〕画像処理装置 〔８〕ＣＲＴ
〔９〕パソコン 〔１０〕キーボード
Claims (1)
- 【請求項１】 ＸＹテーブル上に文字認識対象物を載置
し、レンジファインダーよりレーザースリット光を照射
し、そのスリット画像はレンジファインダーに内蔵した
カメラで取り込み後、画像処理装置に記憶し、パソコン
本体に記憶されたプログラムにより、モータのドライバ
にモータの回転角を指示し、ＸＹテールを移動させ、画
像処理装置にそのつど画像を取り込み、光切断法を用い
て取り込まれたスリット画像より文字の高さを計測しそ
の情報を基に２次元の文字パターンを構成させ、文字を
読み取る立体文字読取方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4107894A JPH05303662A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 光切断法を用いた立体文字読取方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4107894A JPH05303662A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 光切断法を用いた立体文字読取方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05303662A true JPH05303662A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=14470769
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4107894A Pending JPH05303662A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 光切断法を用いた立体文字読取方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05303662A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07270142A (ja) * | 1994-03-30 | 1995-10-20 | Yamada Mach Tool Kk | 打刻文字電子拓本取り方法及びその装置 |
| JP2007219943A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Arefu Net:Kk | 鋳出し文字認識装置 |
| JP2009301411A (ja) * | 2008-06-16 | 2009-12-24 | Kobe Steel Ltd | 凹凸文字抽出のための画像処理方法及び画像処理装置 |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP4107894A patent/JPH05303662A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07270142A (ja) * | 1994-03-30 | 1995-10-20 | Yamada Mach Tool Kk | 打刻文字電子拓本取り方法及びその装置 |
| JP2007219943A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Arefu Net:Kk | 鋳出し文字認識装置 |
| JP2009301411A (ja) * | 2008-06-16 | 2009-12-24 | Kobe Steel Ltd | 凹凸文字抽出のための画像処理方法及び画像処理装置 |
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