JPH0530365Y2 - - Google Patents

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JPH0530365Y2
JPH0530365Y2 JP1077486U JP1077486U JPH0530365Y2 JP H0530365 Y2 JPH0530365 Y2 JP H0530365Y2 JP 1077486 U JP1077486 U JP 1077486U JP 1077486 U JP1077486 U JP 1077486U JP H0530365 Y2 JPH0530365 Y2 JP H0530365Y2
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diode
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、OPアンプ(演算増幅器)の電源端
子と電源との間に接続されていて、電源端子と電
源との間に逆電圧がかかつたときにOPアンプ内
のICが破壊されることを防止するバイポーラIC
に関するものである。
[従来の技術] 従来、このようなバイポーラICが用いられる
回路として、例えば第4図に示す構成のものがあ
つた。
図で、UはトランジスタTr1〜Troで構成した
OPアンプである。
Dはトランジスタのコレクタとベースを接続し
て構成したダイオードで、OPアンプUの正側の
電源端子と正側電源V+の間に接続されている。
V-はOPアンプUの負側の電源端子に接続され
た負側電源である。
[考案が解決しようとする問題点] このような回路で、OPアンプの入力電圧、出
力電圧、正側の駆動電圧、負側の駆動電圧を夫々
VIN,VOUT,VSUP+,VSUP-とし、トランジスタ
Tr1〜Troの逆方向及び順方向のベース・エミツ
タ間耐電圧を夫々BVBE及びVBEとする。
バイポーラ・プロセスにより製造したトランジ
スタTr1〜Troには、第5図に示すように接続さ
れた寄生トランジスタtが生じてくる。OPアン
プに逆電圧がかかつた場合、すなわちVSUP-
VOUT+BVBE+VBEになつた場合は、寄生トランジ
スタが動作し、ICの破壊に至るという問題点が
ある。
逆電圧がかかつた時にトランジスタTr1〜Tro
が破壊されるのを防止するためにダイオードDが
設けられているのであるが、順方向に電圧が印加
されているときは、ダイオードDに寄生している
サブストレートPNPトランジスタrが無駄な電
流を消費する。この電流はダイオードDの流入電
流I+に対して(0.1〜0.5)×I+に相当し、無視でき
ない。
本考案は上述した問題点を除去するためになさ
れたものであり、OPアンプの電源端子と電源と
の間に接続されていて、ダイオードとして作用
し、電源端子と電源との間に逆電圧がかかつたと
きにOPアンプ内のICが破壊されることを防止し、
しかも順方向電圧がかかつたときにおける寄生ダ
イオードの影響を除去することができるバイポー
ラICを実現することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、 OPアンプの正側の電源端子と正側電源との間
に接続されていて、前記正側電源から正側の電源
端子へ至る方向を順方向とするダイオードとして
作用し、正側の電源端子と正側電源との間に逆電
圧がかかつたときに、逆電圧により前記OPアン
プ内のICが破壊されることを防止するバイポー
ラICにおいて、 p型の基板と、 この基板上に形成されたn型のエピタキシヤル
層と、 このエピタキシヤル層上に形成された第1の
p+拡散層と、 前記エピタキシヤル層上に形成されていて、基
板面方向において前記第1のp+拡散層を囲んで
いる第2のp+拡散層と、 前記エピタキシヤル層上に形成されていて、前
記第2のp+拡散層の外側に位置しているn+拡散
層と、 一部が前記第2のp+拡散層と重ね合わされて
いて、前記第1のp+拡散層、第2のp+拡散層及
びn+拡散層の周辺を囲んでいて、後述する埋め
込み用n+拡散層まで到達する深さになつている
P型拡散層と、 前記エピタキシヤル層と基板の境界部分に形成
されていて、エピタキシヤル層に形成されたラテ
ラル・トランジスタと、前記P型拡散層とを基板
から分離する埋め込み用n+拡散層と、 を具備し、前記第1のp+拡散層、第2のp+拡散
層、n+拡散層でそれぞれエミツタ、コレクタ、
ベースを形成してラテラル・トランジスタを構成
し、このラテラル・トランジスタのベースとコレ
クタを接続してダイオードを構成し、ラテラル・
トランジスタのエミツタは前記正側電源に接続さ
れ、ベースとコレクタは前記正側の電源端子に接
続されたことを特徴とするバイポーラICである。
[実施例] 以下、図面を用いて本考案を説明する。
第1図は本考案にかかるバイポーラICが用い
られる回路の構成例を示した図である。第1図で
第4図と同一のものは同一符号を付ける。
図で、D1及びD2はダイオードであり、D1はOP
アンプUの正側の電源端子と正側電源V+の間に
接続され、D2はOPアンプUの負側の電源端子と
負側電源V-の間に接続されている。
第2図は本考案にかかるバイポーラICの一実
施例の構成図である。この図はダイオードD1
構成例を示した図である。第2図で、1はp型の
基板である。
2は基板1上に形成されたn型のエピタキシヤ
ル層である。
3はエピタキシヤル層2上に形成されたp+
散層である。
4はエピタキシヤル層2上に形成されたp+
散層であり、基板面方向においてp+拡散層3を
囲んでいる。
5はエピタキシヤル層2上に形成されたn+
散層でp+拡散層4の外側に位置している。
p+拡散層3がエミツタ、p+拡散層4がコレク
タ、n+拡散層5がベースを形成していて、これ
らの拡散層にそれぞれ電極を形成することにより
PNP型のラテラル・トランジスタが形成される。
斜線で示す部分の6はp型のP型拡散層であ
り、一部が拡散層4と重ね合わされていて、エミ
ツタ、コレクタ、ベース用の拡散層3,4,5の
周辺を囲み、しかも後述する埋め込み用n+拡散
層7まで到達する深さになつている。
7は埋め込み用n+拡散層で、前記ラテラル・
トランジスタとP型拡散層6を基板1から分離す
る。
8は接合分離層で、ラテラル・トランジスタを
他の回路から分離する。
このようなトランジスタを、ベースとコレクタ
を接続してダイオードとして用いる。
ダイオードD2の構成例を第3図に示す。
第3図で9はエピタキシヤル層2上に形成され
たn+拡散層である。
10は埋め込み用n+拡散層で、n+拡散層9を
基板1から分離する。
n+拡散層9と基板1によりダイオードを構成
する。
ダイオードD1のエミツタ・ベース間の耐逆電
圧、コレクタ・ベース間の耐逆電圧、ベース・エ
ミツタ間の耐電圧は例えば夫々60V,60V,0.5V
になり、充分の耐圧を持つている。
このような回路で、逆電圧が印加されたとき
に、ダイオードD1が、逆方向に電流が流れてIC
が破壊されるのを防止する。また、順方向に電圧
が印加されたときに、エミツタ(p+拡散層3)
からコレクタ(p+拡散層4)へ二重の実線矢印
で示すコレクタ電流が流れると同時にエミツタ
(p+拡散層3)から外周コレクタ(P型拡散層
6)へも破線矢印で示すコレクタ電流が流れる。
しかし、p+拡散層4とP型拡散層6は電気的に
接続されているため、コレクタ電流は全てp+
散層4へ流れる。これによつて、p+拡散層3、
n+拡散層5及びP型基板1で構成される寄生ト
ランジスタの影響が除去される。
また、逆電圧が印加されたときに、ダイオード
D2が、Tr2のエミツタ、Tr2のコレクタ、Tr3
ベース、Tr3のエミツタの経路で逆電流が流れ、
回路が破壊されるのを防止できる。
なお、正側の電源端子と正側電源V+の間には
ダイオードD1のかわりにダイオードD2が接続さ
れていてもよい。また、ダイオードD2はなくて
もよい。
また、導電型(p型,n型)は実施例と逆であ
つてもよい。この場合も、ダイオードD1のエミ
ツタ・ベース間の耐逆電圧、コレクタ・ベース間
の耐逆電圧、ベース・エミツタ間に耐電圧は例え
ば夫々7.5V,60V,0.5Vになり、充分の耐圧を持
つている。
また、OPアンプUの全体を保護するようにダ
イオードD1,D2を接続する場合に限らずIC回路
の要所を保護するようにダイオードD1,D2を接
続してもよい。
[効果] 本考案によれば、OPアンプの正側の電源端子
と正側電源との間に接続されたダイオードD1は、
逆電圧がかかつたときにOPアンプ内の回路に逆
方向電流が流れるのを防止する。これによつて、
OPアンプ内にあるICの破壊を防止できる。
また、ダイオードD1に順方向に電圧がかかつ
たときには、エミツタ(p+拡散層3)からp+
散層4以外に流れたコレクタ電流もP型拡散層6
を経由してp+拡散層4(ラテラル・トランジス
タのコレクタ)に流れる。これによつて、p+
散層3、n+拡散層5及びP型基板1で構成され
る寄生トランジスタの影響を除去できる。
以上説明したように本考案によれば、OPアン
プの電源端子と電源との間に接続されたダイオー
ドD1により、OPアンプの電源端子と電源との間
に逆電圧がかかつたときにOPアンプ内のICが破
壊されることを防止し、しかも順方向電圧がかか
つたときにおける寄生ダイオードの影響を除去す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるバイポーラICが用い
られる回路の構成例を示した図、第2図は本考案
にかかるバイポーラICの一実施例の構成図、第
3図は第1図のダイオードD2の構成例を示した
図、第4図は従来におけるバイポーラICが用い
られる回路の構成例を示した図、第5図は第4図
のトランジスタTr1〜Troと寄生トランジスタt
の接続関係を示した図である。 D1……ダイオード、U……OPアンプ、1……
基板、2……エピタキシヤル層、3……第1の
p+拡散層、4……第2のp+拡散層、5……n+
散層、6……P型拡散層、7……埋め込み用n+
拡散層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 OPアンブの正側の電源端子と正側電源との間
    に接続されていて、前記正側電源から正側の電源
    端子へ至る方向を順方向とするダイオードとして
    作用し、正側の電源端子と正側電源との間に逆電
    圧がかかつたときに、逆電圧により前記OPアン
    プ内のICが破壊されることを防止するバイポー
    ラICにおいて、 p型の基板と、 この基板上に形成されたn型のエピタキシヤル
    層と、 このエピタキシヤル層上に形成された第1の
    p+拡散層と、 前記エピタキシヤル層上に形成されていて、基
    板面方向において前記第1のp+拡散層を囲んで
    いる第2のp+拡散層と、 前記エピタキシヤル層上に形成されていて、前
    記第2のp+拡散層の外側に位置しているn+拡散
    層と、 一部が前記第2のp+拡散層と重ね合わされて
    いて、前記第1のp+拡散層、第2のp+拡散層及
    びn+拡散層の周辺を囲んでいて、後述する埋め
    込み用n+拡散層まで到達する深さになつている
    P型拡散層と、 前記エピタキシヤル層と基板の境界部分に形成
    されていて、エピタキシヤル層に形成されたラテ
    ラル・トランジスタと、前記P型拡散層とを基板
    から分離する埋め込み用n+拡散層と、 を具備し、前記第1のp+拡散層、第2のp+拡散
    層、n+拡散層でそれぞれエミツタ、コレクタ、
    ベースを形成してラテラル・トランジスタを構成
    し、このラテラル・トランジスタのベースとコレ
    クタを接続してダイオードを構成し、ラテラル・
    トランジスタのエミツタは前記正側電源に接続さ
    れ、ベースとコレクタは前記正側の電源端子に接
    続されたことを特徴とするバイポーラIC。
JP1077486U 1986-01-28 1986-01-28 Expired - Lifetime JPH0530365Y2 (ja)

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JP1077486U JPH0530365Y2 (ja) 1986-01-28 1986-01-28

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JPS62124860U JPS62124860U (ja) 1987-08-08
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