JPH053026A - 有機電解液電池 - Google Patents
有機電解液電池Info
- Publication number
- JPH053026A JPH053026A JP24853891A JP24853891A JPH053026A JP H053026 A JPH053026 A JP H053026A JP 24853891 A JP24853891 A JP 24853891A JP 24853891 A JP24853891 A JP 24853891A JP H053026 A JPH053026 A JP H053026A
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- Japan
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- sealing plate
- battery
- flat portion
- radius
- organic electrolyte
- Prior art date
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-
- Y02E60/12—
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- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
- Primary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はかしめ封口により変形してしまうよ
うな薄板からなる封口板を用いて、高放電容量を維持し
ながら、機械的強度の強い封口板を形成し、耐漏液性を
向上した有機電解液電池を得ることを目的とする。 【構成】 本発明は、断面Ｕ字状の周縁部と、中央平坦
部７と、周縁部と中央平坦部７との間の傾斜部８とを有
する板厚０．２ｍｍの封口板１を、ガスケット３を介し
て電池電器２の開口部を内方へかしめて封口する有機溶
媒電池である。本発明はさら、平坦部７と傾斜部８とを
接続する曲部９の内面半径Ｒが、０．５ｍｍ以上である
封口板１を用いたことを特徴とした有機溶媒電池であ
る。
うな薄板からなる封口板を用いて、高放電容量を維持し
ながら、機械的強度の強い封口板を形成し、耐漏液性を
向上した有機電解液電池を得ることを目的とする。 【構成】 本発明は、断面Ｕ字状の周縁部と、中央平坦
部７と、周縁部と中央平坦部７との間の傾斜部８とを有
する板厚０．２ｍｍの封口板１を、ガスケット３を介し
て電池電器２の開口部を内方へかしめて封口する有機溶
媒電池である。本発明はさら、平坦部７と傾斜部８とを
接続する曲部９の内面半径Ｒが、０．５ｍｍ以上である
封口板１を用いたことを特徴とした有機溶媒電池であ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はリチウムを負極とし、電
解液に有機溶媒を用いた有機電解液電池の放電電気容量
と耐漏液性の改良に係るものである。
解液に有機溶媒を用いた有機電解液電池の放電電気容量
と耐漏液性の改良に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の有機電解液電池の封口板は、材質
としてステンレススチールをニッケルメッキして用いら
れてきた。また、電池の内容積を大きくするため、電池
ケースと封口板の板厚を薄くしたり、中央平坦部と傾斜
部とを接続する曲部の内面半径Ｒ′を、小さくしてき
た。図２に示すように、Ｒ′＝０．１５ｍｍとＲ＝０．
５ｍｍでは、Ｒ′の方が電池内容積が大きくなってい
る。このため従来の封口板の曲部の内面半径Ｒ′は０．
１５ｍｍとして、その分電解液を封入していた。
としてステンレススチールをニッケルメッキして用いら
れてきた。また、電池の内容積を大きくするため、電池
ケースと封口板の板厚を薄くしたり、中央平坦部と傾斜
部とを接続する曲部の内面半径Ｒ′を、小さくしてき
た。図２に示すように、Ｒ′＝０．１５ｍｍとＲ＝０．
５ｍｍでは、Ｒ′の方が電池内容積が大きくなってい
る。このため従来の封口板の曲部の内面半径Ｒ′は０．
１５ｍｍとして、その分電解液を封入していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年電池の高
さ、外径が同一であっても、より放電高容量化が試みら
れてきた。このため電池ケース、封口板の板厚も徐々に
薄くなってきた。封口板のステンレススチール材の板厚
が０．２５ｍｍを越えていた時には、封口板の曲部の内
面半径Ｒ′が０．１５ｍｍ程度でも封口性に問題はなか
った。しかし板厚が０．２５ｍｍ以下になると、曲部の
内面半径Ｒ′を０．１５ｍｍで加工した封口板を用いて
電池を組立てると、板厚が薄くなった分だけ内容積は増
加するが、かしめ時にガスケットにより内方へ押された
断面Ｕ字状の周縁部が変形してしまい、曲部もより曲げ
られ、ガスケットの圧縮力が減少し、漏液が発生し易く
なる欠点が発生した。
さ、外径が同一であっても、より放電高容量化が試みら
れてきた。このため電池ケース、封口板の板厚も徐々に
薄くなってきた。封口板のステンレススチール材の板厚
が０．２５ｍｍを越えていた時には、封口板の曲部の内
面半径Ｒ′が０．１５ｍｍ程度でも封口性に問題はなか
った。しかし板厚が０．２５ｍｍ以下になると、曲部の
内面半径Ｒ′を０．１５ｍｍで加工した封口板を用いて
電池を組立てると、板厚が薄くなった分だけ内容積は増
加するが、かしめ時にガスケットにより内方へ押された
断面Ｕ字状の周縁部が変形してしまい、曲部もより曲げ
られ、ガスケットの圧縮力が減少し、漏液が発生し易く
なる欠点が発生した。
【０００４】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、電池の封口板の板厚を薄くしても、曲
部の内面半径を０．５ｍｍ以上とすることで、高容量で
優れた耐漏液性を有する有機電解液電池を得ようとする
ものである。
なされたもので、電池の封口板の板厚を薄くしても、曲
部の内面半径を０．５ｍｍ以上とすることで、高容量で
優れた耐漏液性を有する有機電解液電池を得ようとする
ものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、断面Ｕ字状の
周縁部と、中央平坦部と、該周縁部と中央平坦部との間
の傾斜部とを有する薄板からなる封口板を、ガスケット
を介して電池ケース開口部を内方へかしめて封口する有
機電解電池において、該平坦部と傾斜部とを接続する曲
部の内面半径Ｒが、０．５ｍｍ以上である封口板を用い
たことを特徴とする有機電解液電池である。
周縁部と、中央平坦部と、該周縁部と中央平坦部との間
の傾斜部とを有する薄板からなる封口板を、ガスケット
を介して電池ケース開口部を内方へかしめて封口する有
機電解電池において、該平坦部と傾斜部とを接続する曲
部の内面半径Ｒが、０．５ｍｍ以上である封口板を用い
たことを特徴とする有機電解液電池である。
【０００６】
【作用】本発明は曲部の内面半径Ｒを０．５ｍｍ以上と
しているので、板厚が０．２５ｍｍ以下の封口板であっ
ても、電池ケースの開口部を内方へ折曲して封口する時
に、曲部の内面半径Ｒが大きいため、曲部が折れ曲り支
える強度が抜けることがなく、ガスケットを介して封口
圧力を十分に支え、封口板とガスケットとの間を強く密
封することができる。このため耐漏液性の優れた有機電
解液電池を得ることができる。
しているので、板厚が０．２５ｍｍ以下の封口板であっ
ても、電池ケースの開口部を内方へ折曲して封口する時
に、曲部の内面半径Ｒが大きいため、曲部が折れ曲り支
える強度が抜けることがなく、ガスケットを介して封口
圧力を十分に支え、封口板とガスケットとの間を強く密
封することができる。このため耐漏液性の優れた有機電
解液電池を得ることができる。
【０００７】
【実施例】以下、図面により実施例の有機電解液電池を
説明する。図１は本発明の実施例電池の断面図である。
１は板厚０．２ｍｍのステンレススチール製の封口板、
２はステンレススチール製の電池ケース、３はポリプロ
ピレンからなるガスケット、４は二酸化マンガンと導電
材と結着剤からなる正極合剤、５は負極活物質であるリ
ウチム、６はポリプロピレン製の不織布からなるセパレ
ーターで、電解液は、プロピレンカーボネートと１，２
ジメトキシエタンとの等容積混合溶媒に、過塩素酸リチ
ウムを溶解させ、セパレーターに含浸させて電池内に封
入している。
説明する。図１は本発明の実施例電池の断面図である。
１は板厚０．２ｍｍのステンレススチール製の封口板、
２はステンレススチール製の電池ケース、３はポリプロ
ピレンからなるガスケット、４は二酸化マンガンと導電
材と結着剤からなる正極合剤、５は負極活物質であるリ
ウチム、６はポリプロピレン製の不織布からなるセパレ
ーターで、電解液は、プロピレンカーボネートと１，２
ジメトキシエタンとの等容積混合溶媒に、過塩素酸リチ
ウムを溶解させ、セパレーターに含浸させて電池内に封
入している。
【０００８】次に、板厚０．２ｍｍのステンレスチール
製の封口板１の曲部の内面半径を、０．２ｍｍ、０．３
ｍｍ、０．４ｍｍ、０．５ｍｍ、０．６ｍｍとした以外
実施例と同じ電池Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅを各５０個組立
て、耐漏液試験を行なった。これらの電池Ａ，Ｂ，Ｃ，
Ｄ，Ｅ各５０個を、温度６０℃に１時間、−１０℃まで
の降温に１時間、−１０℃に１時間、６０℃までの昇温
に１時間とした温度サイクルを行ない、サイクル中の漏
液電池個数を表１にまとめた。
製の封口板１の曲部の内面半径を、０．２ｍｍ、０．３
ｍｍ、０．４ｍｍ、０．５ｍｍ、０．６ｍｍとした以外
実施例と同じ電池Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅを各５０個組立
て、耐漏液試験を行なった。これらの電池Ａ，Ｂ，Ｃ，
Ｄ，Ｅ各５０個を、温度６０℃に１時間、−１０℃まで
の降温に１時間、−１０℃に１時間、６０℃までの昇温
に１時間とした温度サイクルを行ない、サイクル中の漏
液電池個数を表１にまとめた。
【０００９】
【表１】
【００１０】表１より、封口板の中央平坦部と傾斜部と
を接続する曲部の内面半径Ｒが、０．５ｍｍ以上の封口
板を用いた本発明の有機電解液電池Ｄ，Ｅは、耐漏液性
が優れていることがわかる。
を接続する曲部の内面半径Ｒが、０．５ｍｍ以上の封口
板を用いた本発明の有機電解液電池Ｄ，Ｅは、耐漏液性
が優れていることがわかる。
【００１１】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、封口板、
電池ケースの板厚を薄くしたため、大きな電気容量を得
られるとともに、曲部の内面半径を０．５ｍｍ以上とし
て機械的強度を得、強くかしめることにより、耐漏液特
性の良好な有機電解液電池を提供できる。
電池ケースの板厚を薄くしたため、大きな電気容量を得
られるとともに、曲部の内面半径を０．５ｍｍ以上とし
て機械的強度を得、強くかしめることにより、耐漏液特
性の良好な有機電解液電池を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のボタン型有機電解液電池の実施例の断
面図である。
面図である。
【図２】本発明の封口板の要部拡大断面図である。
１ 封口板 ２ 電池容器 ３ ガスケット ７ 平坦部 ８ 傾斜部 ９ 曲部 Ｒ 内面半径
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 断面Ｕ字状の周縁部と、中央平坦部と、
該周縁部と中央平坦部との間の傾斜部とを有する薄板か
らなる封口板を、ガスケットを介して電池ケース開口部
を内方へかしめて封口する有機電解液電池において、該
平坦部と傾斜部とを接続する曲部の内面半径Ｒが、０．
５ｍｍ以上である封口板を用いたことを特徴とする有機
電解液電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24853891A JP3165189B2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 有機電解液電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24853891A JP3165189B2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 有機電解液電池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH053026A true JPH053026A (ja) | 1993-01-08 |
| JP3165189B2 JP3165189B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=17179675
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24853891A Expired - Fee Related JP3165189B2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 有機電解液電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3165189B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007207534A (ja) * | 2006-02-01 | 2007-08-16 | Hitachi Maxell Ltd | コイン形電池 |
| JP2014157771A (ja) * | 2013-02-18 | 2014-08-28 | Seiko Instruments Inc | 電気化学セル |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102426533B1 (ko) * | 2020-09-18 | 2022-07-29 | 주식회사 남영글로벌 | 일회용 마스크 제조장치 |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP24853891A patent/JP3165189B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007207534A (ja) * | 2006-02-01 | 2007-08-16 | Hitachi Maxell Ltd | コイン形電池 |
| JP2014157771A (ja) * | 2013-02-18 | 2014-08-28 | Seiko Instruments Inc | 電気化学セル |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3165189B2 (ja) | 2001-05-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| R250 | Receipt of annual fees |
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| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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