JPH05301667A - 缶蓋の計数・分離装置 - Google Patents

缶蓋の計数・分離装置

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JPH05301667A
JPH05301667A JP13418792A JP13418792A JPH05301667A JP H05301667 A JPH05301667 A JP H05301667A JP 13418792 A JP13418792 A JP 13418792A JP 13418792 A JP13418792 A JP 13418792A JP H05301667 A JPH05301667 A JP H05301667A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直立かつ密着させた缶蓋をその整列状態を維
持してハンドリングする装置を提供すること。 【構成】 缶蓋7の前進に伴って前進する送りフィンガ
ー3を先頭の缶蓋7に接触させてカウント中の缶蓋7の
倒れを防止し、計数の完了した所定数の缶蓋7の列は、
分離フィンガー4によって後続のものから分離するとと
もに、その先頭の缶蓋7を受けフィンガー5によって支
える。缶蓋7は連続して送られるから、先頭の缶蓋7を
支えることにより整列状態を維持でき、また後続のもの
から分離させた一群の缶蓋7は前後両側をフィンガー
4,5によって支えるから、整列状態を維持して取り扱
うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、直立状態で密着させ
かつ整列させた缶蓋の列から、缶蓋を分離しつつ計数
し、計数された予め決めた数の缶蓋を一群として後続の
缶蓋から分離する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように製缶工場では、缶胴と缶蓋
とを別個に、それぞれを所定数づつに梱包して充填工場
へ出荷しており、またその缶蓋は缶胴の内側に向けて若
干の凸部のある比較的薄い円板体であるから、これを梱
包して出荷する場合、一般には、百数十ないし数百枚を
積み重ねて袋詰めしている。缶蓋の出荷に先立つ袋詰め
のための工程では、まず缶蓋をその向きを揃えて積み重
ね、その缶蓋の列から予め決められた数の缶蓋を、整列
状態を保ったまま分離して1ユニットとし、これを筒状
の袋に詰め、さらにその開口部を閉じるのが一般的であ
る。
【0003】このような工程のうち整列させた缶蓋の列
から缶蓋の数を計数し、かつ予め定めた数の缶蓋を後続
のものから分離する装置が、例えば特公昭60−420
81号公報に記載されている。この装置は、直立状態で
密着させた缶蓋の列を、縦溝を外周面に形成した一対の
計数ローラの間に通し、その縦溝が缶蓋の外周部(カー
ル部)に係合することにより、その縦溝のピッチに応じ
た間隔を缶蓋の間に設定し、かつ一つの縦溝に一つの缶
蓋が係合することにより計数ローラの回転回数によって
缶蓋の数を計数するよう構成されている。そして所定の
数の缶蓋を計数した時点でフィンガー部材を計数の終了
した缶蓋と後続の缶蓋との間に挿入し、そのフィンガー
部材を缶蓋の前進方向に移動させることにより、所定数
の缶蓋を後続のものから大きく離し、これを袋詰めの工
程に送っている。
【0004】袋詰めされた缶蓋は充填工場に送られ、缶
詰の製造工程において整列状態のまま袋から取り出され
て使用されるから、缶蓋は袋詰めを終了するまでその整
列状態を維持する必要があり、そのため上記の公報に記
載された装置では、計数時には先頭の缶蓋を円筒状のト
ラフに入れて直立状態を保ち、また計数の終わった所定
数の缶蓋はフィンガー部材で押すことにより、前進途中
で倒れないようにしている。また例えば特公平3−48
095号公報に記載された装置では、搬送路を上り勾配
とすることにより先頭の缶蓋が前倒れすることを防止し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の各公報に記載さ
れているように、缶蓋をその面が垂直となるよう直立状
態で水平送りして計数や分離、袋詰めなどの工程を行え
ば、缶蓋の列を直線的に送ることができるので、速度を
速くすることができる。しかしながら、例えば前掲の特
公昭60−42081号公報に記載された装置では、フ
ィンガー部材を差し込んだ箇所に後続の缶蓋が到達して
いない状態でフィンガー部材を前進させてしまうと、後
続の先頭部付近の缶蓋の倒れを生じるおそれがあり、し
たがって後続の缶蓋とフィンガー部材との間隔を缶蓋の
倒れない間隔に維持させておく必要があり、そのため缶
蓋の処理の高速化が困難である。
【0006】また特公平3−48095号公報に記載さ
れた装置では、搬送路を上り勾配としているから、その
搬送路の前方のいずれかの箇所で次工程へ移行させるた
めに缶蓋列の搬送方向を変えるか、あるいは別の把持手
段を設ける必要があり、これがネックとなって缶蓋の処
理の高速化が阻害されるおそれがある。
【0007】そして上記いずれの装置も前方に送った缶
蓋の列が直ちに袋詰め工程に到達して先頭の缶蓋の前倒
れを防げることを前提とするものであり、したがってこ
れらの装置では各工程を直線的に接続する必要があるの
で、装置の全長が長くなり、あるいは工程の組立ての自
由度が制限されるなどの不都合があった。
【0008】この発明は上記の事情を背景としてなされ
たもので、直立状態で密着させた缶蓋を転倒されること
なく計数しかつ計数の終了した一群の缶蓋を後続のもの
から分離させることのできる装置を提供することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、密着した状態で整列させかつその整
列方向に前進させる缶蓋の列の先頭の缶蓋を、缶蓋列か
ら前進方向に引き離しつつ計数する缶蓋の計数・分離装
置であって、前記缶蓋の外周縁を係合させる複数の縦溝
を外周面に軸線方向に沿いかつ円周方向に一定の間隔を
あけて形成するとともに前記缶蓋列を挟んで配置した一
対の計数ローラと、この計数ローラから送り出された直
立状態の缶蓋を載せて案内するガイド部材と、前記缶蓋
列の先頭の缶蓋と計数ローラによって該先頭の缶蓋から
離された缶蓋との間に選択的に挿入される分離フィンガ
ーと、この分離フィンガーから缶蓋列の前進方向に所定
距離離れて配置されかつ缶蓋の前進方向に対して交差す
る方向に選択的に突き出して缶蓋を支える受けフィンガ
ーと、これらのフィンガーを一体に前記缶蓋列の前進方
向に所定寸法前進させる前進機構と、前記缶蓋列の先頭
の缶蓋と分離フィンガーとの間に挿入され計数ローラか
ら送り出された先頭の缶蓋を支えつつその缶蓋の前進に
伴って前進しかつ前進端から早戻りする送りフィンガー
とを備えていることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】この発明の装置においても缶蓋は直立状態で密
着かつ整列して一対の計数ローラの間に供給される。計
数ローラが回転することにより、密着している缶蓋のう
ち先頭の缶蓋の周縁部が縦溝に係合して前方に送られる
のに対して、これに続く缶蓋は計数ローラの円弧状の外
周面に滑り状態で接触して前進が止められ、したがって
先頭の缶蓋とこれに続く缶蓋との間には縦溝のピッチに
対応した間隔があけられる。また縦溝には一つの缶蓋が
係合するから縦溝と缶蓋とは1対1に対応しており、し
たがって計数ローラの回転量もしくは回転回数から缶蓋
の数が計数される。一方、計数ローラから送り出された
缶蓋は、ガイド部材上を後続のものに押されて前進する
が、先頭の缶蓋は送りフィンガーに接触して支えられて
おり、またその送りフィンガーは缶蓋の前進に合わせて
前進するので、缶蓋は倒れることなくガイド部材上を前
進する。このようにして缶蓋の数が予め定めた所定数ま
で計数されると、最終に計数が完了した缶蓋とこれに続
く計数前の先頭の缶蓋との間に分離フィンガーが挿入さ
れる。また送りフィンガーで支えられている先頭の缶蓋
は受けフィンガーにほぼ接触する箇所まで前進してい
る。したがって送りフィンガーを缶蓋の前面側から抜い
ても計数の完了した一群の缶蓋に倒れが生じることがな
く、この一群の缶蓋は受けフィンガーと分離フィンガー
との間に直立した密着状態で整列する。そしてこれらの
受けフィンガーと分離フィンガーとが一体となってわず
か前進することにより、所定数の一群の缶蓋が一体とし
て後続の計数前の缶蓋から分離される。この一群の缶蓋
はその前後をフィンガーによって支えられているから、
缶蓋は倒れることなく整列状態が維持され、例えばその
全体を平行に落下させて他の工程に送ることができ、し
たがって工程の配置の自由度が増し、また高速化を図る
ことができる。
【0011】
【実施例】つぎにこの発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1はこの発明の一実施例の全体的な構成を一
部省略して示す斜視図であって、計数部1および缶蓋ガ
イド2ならびに送りフィンガー3、分離フィンガー4、
受けフィンガー5、下部トレイ6などを主体にして構成
されている。まず計数部1について説明すると、計数部
1は直立状態で密着して水平方向に送られてくる缶蓋7
の列から予め定めた数の缶蓋7を計数するためのもので
あり、缶蓋7の計数のための一対の計数ローラ8を備え
ている。これは図2の(A)および(B)に示すよう
に、ほぼ鼓形をなすローラであって、それぞれの外周面
には一定間隔で複数本(例えば4本)の縦溝9が形成さ
れ、それらの縦溝9に1枚の缶蓋7の外周部(カール
部)を係合させるようになっている。これら一対の計数
ローラ8は、缶蓋7の通過ラインを挟んで缶蓋7の外径
より若干狭い間隔でそれぞれの軸線が平行となるよう配
置され、サーボモータ10によって駆動するようになっ
ている。計数ローラ8を回転させるための駆動機構とし
ては種々の構成のものを採用することができるが、図に
示す例では、各計数ローラ8の回転軸を二つのアイドル
ギヤ11を介して連結するとともに、一方の計数ローラ
8の回転軸とサーボモータ10の回転軸とをタイミング
ベルト12で連結した構成となっている。したがってこ
の計数部1は、各計数ローラ8が回転することによって
その縦溝9により缶蓋7を係合させて前送りし、同時に
後続の缶蓋7を円弧状の外周面に滑り接触させてその前
進を一時的に止めてこれらの缶蓋7同士の間に縦溝9の
ピッチに相当した隙間をあけ、かつ各縦溝9に1枚の缶
蓋7が対応しているから、サーボモータ10を回転させ
るために入力したパルス数もしくはサーボモータ10の
回転に伴ってエンコーダ(図示せず)などで生じさせた
パルス数をカウントすることにより缶蓋7の枚数を計数
するようになっている。
【0012】缶蓋ガイド2は上に述べた計数部1の前方
にほぼ水平に延びて配置されている。この缶蓋ガイド2
は、互いに対向する側縁部を下向きに傾斜させて摺動面
とした左右一対のガイドレール13からなるものであ
り、それらのガイドレール13は缶蓋7の外径より狭い
間隔の位置と広い間隔の位置との2位置の間で、エアシ
リンダ14などのアクチュエータにより互いに接近離隔
するように配置されている。
【0013】計数ローラ8は前述したように計数の終了
した缶蓋7とこれに続く計数前の缶蓋7との間に隙間を
開けるようになっており、これは計数の終了したものと
していないものとの区別を付けるためであり、その隙間
に対応する箇所の上方に分離フィンガー4が上下動およ
び前後動自在に配置されている。すなわち分離フィンガ
ー4は上下方向に向けて配置したロッドレスシリンダ1
5の可動部に取り付けられるとともに、分離フィンガー
4の下降位置を決めるストッパー16が、可動部上端に
取り付けられている。さらにロッドレスシリンダ15お
よび他の上下方向に向けたシリンダ17が、前後方向に
向けて配置したシリンダ18によって所定寸法、前後動
させられる支持板19に取り付けられている。前記分離
フィンガー4は、先ずロッドレスシリンダ15が動作し
て可動部とともに下降させられることにより、ストッパ
ー16が突出状態にあるシリンダ17のロッドに接して
ロッドレスシリンダ15の動作行程の途中の所定下降位
置に停止する。ついで前記シリンダ18が動作すること
により缶蓋7の前進方向に所定寸法移動するようになっ
ている。
【0014】受けフィンガー5は分離フィンガー4と共
に缶蓋ガイド2上の計数の完了した所定数の缶蓋7を保
持するものであり、缶蓋ガイド2上の缶蓋7に対して上
下動および前後動するようになっている。具体的には、
図1および図3に示すように、缶蓋7の前進方向と平行
な方向に配置したロッドレスシリンダ20の可動部に上
下方向に向けた支持板を介してロッドレスシリンダであ
る昇降シリンダ21が取り付けられ、その可動部に受け
フィンガー5が取り付けられている。なお、これら分離
フィンガー4と受けフィンガー5との間隔は、1ユニッ
トとして取り扱うべき数の計数された缶蓋7の長さに対
応した間隔に設定されている。
【0015】前述したように計数部1からは缶蓋7が直
立状態で連続的に送り出されて缶蓋ガイド2上を前進す
るので、その際の缶蓋7の転倒を防止するために送りフ
ィンガー3が設けられている。この送りフィンガー3は
缶蓋ガイド2の斜め上方から缶蓋7の移動箇所に向けて
前後動しかつ缶蓋7に押されてわずか回動することによ
り缶蓋7の前進方向に移動するようになっている。すな
わち前記缶蓋ガイド2と平行に送り用ロッドレスシリン
ダ22が配置されており、その可動部には缶蓋ガイド2
に向けて傾斜させた前後動用ロッドレスシリンダ23が
ブラケットを介して取り付けられており、その可動部に
送りフィンガー3が回動可能に取り付けられている。こ
の送りフィンガー3は計数後の先頭の缶蓋7を直立状態
に支えるとともに缶蓋7の前進を検出するセンサー用レ
バーとなっており、スプリング24と図示しないストッ
パーとによって一定の姿勢を保持するとともに缶蓋7に
押されてスプリング24の弾性力に抗して回動した際に
センサー25を動作させるようになっている。
【0016】センサー25は送りフィンガー3を缶蓋7
の前進に合わせて移動させるためのものであり、このセ
ンサー25からの信号に基づいて送りフィンガー3を所
定寸法づつ移動させるとともに前進端から送りフィンガ
ー3を早戻りさせる機構は図4に示すように構成されて
いる。すなわち送りフィンガー3を移動させる送り用ロ
ッドレスシリンダ22は、密閉構造のチューブの内部に
ピストンを収容するとともに、そのピストンと外部の可
動部とを磁気力で連結したマグネットシリンダであり、
そのポートのうち計数部1側に位置するポート26は3
ポジション電磁弁27を介してエアー源28に接続され
ている。また他方のポート29は送りフィンガー3の早
戻り速度を決める絞り弁であるスピードコントローラ3
0および前記3ポジション電磁弁27を介してエアー源
28に接続されている。またこのポート29には遮断と
開放との2位置に切り替わる高速2方向電磁弁31が接
続されており、前記センサー25からの出力信号に基づ
いてシーケンサー32によってこの高速2方向電磁弁3
1を制御するようになっている。なおここで、センサー
25は、送りフィンガー3が缶蓋7に押されて回動した
際に信号を出力するものであって、光学的もしくは磁気
的にあるいは電気的に送りフィンガー3の回動を検出す
るようになっている。そして通常時は両方のポート2
6,29から送り用ロッドレスシリンダ22にエアーを
供給して両方の圧力がバランスすることによりシリンダ
22の動作を止めておき、センサー25が信号を出力し
た際に高速2方向電磁弁31を一時的に開放状態に切り
替えてポート29側からエアーを抜くことにより送りフ
ィンガー3を取り付けてある可動部を前進させ、その結
果、送りフィンガー3を相対的に反対方向に回動させて
センサー25からの出力を止めてシリンダ22の動作を
停止させ、このように送りフィンガー3の回動の都度、
所定寸法づつシリンダ22を動作させるようになってい
る。そして送りフィンガー3が前進端に到達した場合に
は、図示しない他のセンサーの出力により3ポジション
電磁弁27を動作させて図4の左側のポート26側から
排気するとともにポート29側からエアーを供給して送
りフィンガー3を高速で計数部1側に復帰移動させるよ
うになっている。
【0017】上に述べた缶蓋ガイド2の下方に設けた下
部トレイ6には、分離フィンガー4と受けフィンガー5
とで挟まれた所定数の缶蓋7をそのまま受けとって整列
状態に保持するよう前後両端部にストッパーが形成され
ており、この下部トレイ6は前記缶蓋ガイド2から缶蓋
7の列を受取り易くするために図示ないシリンダで上下
動させられるようになっている。またこの下部トレイ6
は次工程の袋詰めの際に缶蓋7の列を袋(図示せず)内
に送り込むべく前進するよう構成され、また下部トレイ
6を後退させる際に缶蓋7の列を袋の内部に押さえてお
くプッシャー33が、シリンダ34によって缶蓋7の列
の後方位置に対して進退し、またシリンダ35によって
缶蓋7の列の前進方向に前後動するよう保持されてい
る。
【0018】つぎに上記の装置の作用について説明する
と、直立状態の同一姿勢に整えられた缶蓋7は、互いに
密着した状態で計数ローラ8の間に所定の押圧力で送り
込まれる。その計数ローラ8はサーボモータ10によっ
て回転させられることにより、外周面に形成した縦溝9
に缶蓋7の外周部を1枚づつ係合させて前送りし、同時
に後続の缶蓋7との間に隙間をあける。このように計数
部1は、供給される缶蓋7の列から計数ローラ8によっ
て缶蓋7を1枚づつ引き離すようにして前送りし、その
回転量によって枚数を計数する。計数ローラ8の間を通
過した缶蓋7は後続のものに押されて缶蓋ガイド2の上
を前進するが、その場合、先頭の缶蓋7は送りフィンガ
ー3に接触してこれに支えられ、直立状態を維持する。
【0019】また送りフィンガー3は缶蓋7に押される
ことにより図4において反時計方向に回動し、それに伴
ってセンサー25が信号を出力する。これは送りフィン
ガー3の位置が缶蓋7の前進に対して遅れを生じた状態
であり、そのためセンサー25からの信号の出力によっ
て前記高速2方向電磁弁31が瞬間的に開動作し、その
結果、送り用ロッドレスシリンダ22の先端側の圧力が
瞬間的に低くなるので、その可動部と共に送りフィンガ
ー3が前進する。そして送りフィンガー3が従前とは反
対方向に相対的に回動するので、送りフィンガー3と缶
蓋7との相対位置は従前の状態に戻る。このように送り
フィンガー3は先頭の缶蓋7から離れず、かつ缶蓋7の
前進に合わせて移動するから、缶蓋7が転倒することが
防止される。
【0020】計数部1が予め定めた数の缶蓋7の計数を
終了する直前、例えば予め定めた数より数枚程度少ない
数まで計数した時点で送りフィンガー3は前後動用ロッ
ドレスシリンダ23によって缶蓋7のパスラインから後
退させられ、ついで前記3ポジション電磁弁27が動作
してポート26側から排気するので、送りフィンガー3
は計数部1側に高速で復帰移動する。送りフィンガー3
が先頭の缶蓋7から離れた直後に受けフィンガー5に接
触し、先頭の缶蓋7の倒れを防止する。さらに計数部1
において予め定めた数の缶蓋7の計数が終了すると、計
数ローラ8の回転が止まるとともに、分離フィンガー4
が下降し、計数の終了した最後の缶蓋7とこれに続く計
数前の先頭の缶蓋7との間の隙間に差し込まれる。した
がって計数の終了した所定数の一群の缶蓋7は分離フィ
ンガー4と受けフィンガー5との間に挟まれた状態とな
り、ここでそれぞれのフィンガー4,5が缶蓋7の前進
方向にわずか移動して所定数の一群の缶蓋7が後続の缶
蓋7から分離させられる。またその際に送りフィンガー
3が分離フィンガー4よりも手前側すなわち計数してい
ない先頭の缶蓋7の前面側に挿入され、次の計数の際の
先頭の缶蓋7を支える。
【0021】なお、以上のようにして予め定めた数を一
群として後続の缶蓋7から分離された缶蓋列は、缶蓋ガ
イド2を構成しているガイドレール13が開いてその間
隔が缶蓋外径より若干広くなることにより下側の下部ト
レイ6上に落とされる。また、缶蓋列が下方へ落される
際に、分離フィンガー4と受けフィンガー5も同時に下
降する。その場合、下部トレイ6は図示しないシリンダ
によって上昇させられるので、缶蓋7の列の落下距離が
短くなってその列が整列状態のまま崩れることはなく、
かつ下部トレイ6の前後のストッパーの間に缶蓋列が嵌
め込まれる。
【0022】したがって上記の装置では、計数および移
動などの操作の際に先頭の缶蓋7を常時支えているか
ら、缶蓋7の倒れが生じることがなく、また缶蓋7の倒
れを防止するために後続の缶蓋との間隔を広げられなか
ったり、あるいは袋詰めなどの次工程をさらに前方に配
置しなければならないなどの制約がなくなる。
【0023】なお、この発明は上記の実施例に限定され
ないのであって、細部については実質的に同一の作用を
なすものに適宜に変えることができる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなようにこの発明
の装置によれば、密着して整列させた先頭の缶蓋を支え
て缶蓋と共に移動する送りフィンガーおよび計数した一
群の缶蓋の列の前後両側を支持するフィンガーを設けた
ので、缶蓋の整列状態を確実に維持してその一群の缶蓋
を取り扱うことができ、したがって缶蓋の倒れを防止す
るために缶蓋の送り速度を遅くしたり、ラインの配列を
規定したりすることがなくなるので、缶蓋の計数および
分離を高速化し、またライン構成の自由度を高めること
ができるなどの実用上優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す一部省略した斜視図
である。
【図2】その計数ローラを示す図である。
【図3】その実施例の平面図である。
【図4】送りフィンガーの駆動機構を示す説明図出あ
る。
【符号の説明】
1 計数部 2 缶蓋ガイド 3 送りフィンガー 4 分離フィンガー 5 受けフィンガー 7 缶蓋 15 ロッドレスシリンダ 17 シリンダ 18 シリンダ 20 ロッドレスシリンダ 21 昇降シリンダ 22 送り用ロッドレスシリンダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密着した状態で整列させかつその整列方
    向に前進させる缶蓋の列の先頭の缶蓋を、缶蓋列から前
    進方向に引き離しつつ計数する缶蓋の計数・分離装置に
    おいて、 前記缶蓋の外周縁を係合させる複数の縦溝が外周面に軸
    線方向に沿いかつ円周方向に一定の間隔をあけて形成さ
    れるとともに前記缶蓋列を挟んで配置された一対の計数
    ローラと、この計数ローラから送り出された直立状態の
    缶蓋を載せて案内するガイド部材と、前記缶蓋列の先頭
    の缶蓋と計数ローラによって該先頭の缶蓋から離された
    缶蓋との間に選択的に挿入される分離フィンガーと、こ
    の分離フィンガーから缶蓋列の前進方向に所定距離離れ
    て配置されかつ缶蓋の前進方向に対して交差する方向に
    選択的に突き出して缶蓋を支える受けフィンガーと、こ
    れらのフィンガーを一体に前記缶蓋列の前進方向に所定
    寸法前進させる前進機構と、前記缶蓋列の先頭の缶蓋と
    分離フィンガーとの間に挿入され計数ローラから送り出
    された先頭の缶蓋を支えつつその缶蓋の前進に伴って前
    進しかつ前進端から早戻りする送りフィンガーとを備え
    ていることを特徴とする缶蓋の計数・分離装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117585401A (zh) * 2024-01-19 2024-02-23 歌尔股份有限公司 一种取料装置及取料方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117585401A (zh) * 2024-01-19 2024-02-23 歌尔股份有限公司 一种取料装置及取料方法
CN117585401B (zh) * 2024-01-19 2024-05-07 歌尔股份有限公司 一种取料装置及取料方法

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