JPH0529823Y2 - - Google Patents

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JPH0529823Y2
JPH0529823Y2 JP5570788U JP5570788U JPH0529823Y2 JP H0529823 Y2 JPH0529823 Y2 JP H0529823Y2 JP 5570788 U JP5570788 U JP 5570788U JP 5570788 U JP5570788 U JP 5570788U JP H0529823 Y2 JPH0529823 Y2 JP H0529823Y2
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JP
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seal
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adhesive
upper block
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JP5570788U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は軸上のシールを交換する際に使用する
軸上接着治具に関する。
(従来の技術) 従来、シールの交換方法は次のように行なわれ
る。シール100,101は第6図に示すように
配置されている。これらのシール100,101
をはずすには軸102又は周辺の機器をすべて取
り外してからシールをはずさなければならない。
その分解組立作業の困難性を回避するためには
取換えの必要なシールを切断して取り外す必要が
ある。そしてその部分に切断した新しいシールを
取り付けその両端をひつぱりながら接着するとい
う方法であシールの交換を行なつている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記した従来技術のシール交換
方法によると次のような問題がある。軸上に設置
されたシール等は、シール自体に緊縛力を持たせ
ている(シール内径を軸外径よりも小さくしてい
る。)このため、シールの軸上交換は難しく上記
したように軸を取り外して交換するか、軸上で交
換する場合接着が完了するまで接着部にシールの
緊縛力の影響が出ない様、引つぱりながら固定す
る必要がある。
この場合において、シールの緊縛力が小さい場
合は、引つぱりながら固定することができるが、
緊縛力が大きい場合には接着が完了するまで接着
に必要な面圧を与えかつこれを定位置に保持する
ことが困難である。このためシールの接着部のは
がれや段差が発生しやすいとの問題がある。
本考案は上記諸問題に鑑みてなされたものでそ
の目的とするところは、シールの軸上交換を容易
にし、しかも、シールの接着部のはがれや段差の
発生を防止し得るシールの軸上接着治具を提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を有する本考案は、軸上に取り付けら
れるべき環状シールと同一断面形状を有する下部
ブロツクと、分割された環状シールの一端を保持
し固定する第1上方ブロツクと、環状シールの他
端を固定する第2上方ブロツクと、前記第2上方
ブロツクとともに環状シールの他端を固定し、下
部ブロツクとの間の距離が調整自在に下部ブロツ
クに取り付けられる加圧ブロツクと、環状シール
の接着部の浮き上がりを防止するべく、下部ブロ
ツクに固定されるカバーとからなる。
(作用) 而して本考案は、下部ブロツク、第1上方ブロ
ツク、第2上方ブロツク、加圧ブロツク及びカバ
ーとを有する。これらの構成部品を使用してシー
ルの軸上接着を行なうには、まず交換対象物とし
てのシールを切断する。
切断されたシールの一端部を下部ブロツク上に
取り付け、第1上方ブロツクで挟持し、その後、
第1上方ブロツクにボルトをねじ込みシールの一
端部を固定する。
次にシールの他端と一端部とに1〜2mmのすき
間が出るようにシールの他端を下部ブロツクの他
方に取り付け、加圧ブロツクと下部ブロツクとの
間にもわずかな間隙をあけて第2上方ブロツクと
加圧ブロツクで位置決め固定する。次にシールの
他端を下部ブロツクより取りはずし、軸にまわし
た後、再度取り付けてひつぱりながら下部ブロツ
クと加圧ブロツクをボルトで接続する。
次に、加圧ブロツクと下部ブロツクとの間をね
じを締めつけながら間隙をせまくしてゆくと、下
部ブロツク上でシールの一端と他端部の接着面が
あう。この状態でねじをもう半ピツチねじ込む。
その後カバーをセツトしてシールの接着面の浮
き上がりを防止する。
これで一応シールの接着面の固定を完了するわ
けであるが、接着面の接着の乾燥を速く行なうた
めに、接着部を昇温するためのヒータ及びその温
度を管理するための温度計を設定することも可能
である。なお自然乾燥タイプの接着剤の場合は、
このまま放置する。
(実施例) 以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。第1図乃至第4図に本考案の軸上接着治具の
全体を示す。2は下部ブロツク、3は第1上方ブ
ロツク、4は第2上方ブロツク、5は加圧ブロツ
ク、6はカバーである。下部ブロツク2は軸上に
取り付けられるべき環状シールとほぼ同一断面形
状を有し側面7にはシールの溝と嵌合する複数の
溝8が設けられており、側面7と固定部25の間
溝8aは、環状シールの軸方向の幅と等しくなる
ように設定されている。また下部ブロツク2の上
方には後述する温度計を挿入するねじ穴9と、接
着部を熱するためのヒータを挿入する穴部(図示
せず)が設けられている。10,11,12,1
3,14はそれぞれねじ穴であり、10,11で
第1上方ブロツク3を、12,13でカバー6
を、14で加圧ブロツク5をボルトで夫々締めつ
けるようになつている。また、ねじ穴14の近傍
にノツクピン26が設けられている。次に第1上
方ブロツクは下部ブロツク2の側部に取り付けら
れており、下方に配置されるシールの凹部に嵌入
する突起15を有している。
一方、下部ブロツク2の他方の側部には加圧ブ
ロツク5が取り付けられるようになつており、加
圧ブロツク5は、ほぼL字形の断面を有してお
り、側面16には、下部ブロツク2の側面7に設
けられた溝8の延長線上に複数の溝17が設けら
れている。L字形の2つの頭部にはねじ穴18及
び19が夫々設けられている。またねじ穴14に
ねじ込まれるボルト29の近傍に下部ブロツク2
に設けられたノツクピン26が嵌合するノツクピ
ン穴27が設けられている。
さらにこの加圧ブロツク5とともにシールの一
端部を固定するように第2上方ブロツク4を有す
る。第2上方ブロツク4は、前述した第1上方ブ
ロツク3と同一の形状を有している。20,2
1,22,23は、第1上方ブロツク3及び第2
上方ブロツク4に夫々設けられたボルト穴であ
る。第2上方ブロツク4においても、第1上方ブ
ロツク3に設けられた突起24が設けられてお
り、突起24は下方に配置されるシールの凹部に
嵌入するようになつている。
次にカバー6は、下部ブロツク2の側面7に取
り付けられるようになつており段形の断面形状を
有している。下部ブロツク2に取り付けられたと
きにシールの上面を同一平面で押圧するようにな
つている。
このように構成された軸上接着治具1の使用は
次のように行なわれる。
まず交換対象物である、環状のシールを切断す
る(第5図参照)。切断した接着面A,Bに接着
剤を塗布する。接着剤には種々の種類のものがあ
るが、大別すると2種類の接着剤があげられる。
その1つは加熱乾燥タイプであり、乾燥するにあ
たつて加熱を要するものであり、他の1つのもの
は自然乾燥タイプであり、自然乾燥タイプのもの
を使用した場合には、接着面を接着した後そのま
ま放置して自然に乾燥させるようになつている。
次に接着面A側を接着面Aがカバー6の中央部
にくるようにシールを下部ブロツク2の溝8aに
嵌合させる。このときシールの上の凸部と下部ブ
ロツク2の溝8とがはまり合う。この状態で、第
1上方ブロツク3を上からかぶせてねじ穴10,
11及び20,21にボルトをねじ込んで固定す
る。このとき第1上方ブロツク3の突起15がシ
ールの凹部に嵌入してシールをしつかりと固定す
る。
その後、接着面B側を下部ブロツク2に装着す
る。そして接着面Aと接着面Bとの間が1mm〜2
mmの間隙を有するように位置決めを行なう。
次に下部ブロツク2と加圧ブロツク5との間に
3mm〜4mmの間隙が出る様に加圧ブロツク5の位
置を決め、第2上方ブロツク4とともにシールを
挟持してねじ穴18,19,22,23にボルト
をねじ込んで固定する。このときに加圧ブロツク
5と下部ブロツク2との間の距離はボルト29を
ゆるめて間隙を確保して一時的に固定しておく。
このように加圧ブロツク5と第2上方ブロツク
の位置が決まつたら、ボルト29をはずして下部
ブロツク2と加圧ブロツク5とを分離する。
その後、シール及び下部ブロツク2を軸上の定
位置にセツトする。そしてシールの他端部の接着
面Bを引つぱるようにして下部ブロツク2の他端
側に配置し、下部ブロツク2のねじ穴14にボル
ト29をねじ込む。
ボルト29をねじ込んだら、ボルト29を回し
つづける。このときノツクピン26がノツクピン
穴27に嵌合して直進するように案内される。さ
らにボルト29を回しつづけると、接着面Aと接
着面Bとが接近してゆきついには接着面Aと接着
面Bとが接着し合う。接着している間に相互間の
面圧により接着面Aと接着面Bとが浮き上がらな
いように接着部にカバー6をねじ穴12,13に
ボルトをねじ込むことによつて固定し、接着剤が
乾燥するまでその状態を維持する。
ここで前述したように接着剤が自然乾燥タイプ
のものである場合には接着剤が自然乾燥するまで
そのまま放置する。加熱乾燥タイプのものである
場合にはヒータ30を下部ブロツク2に挿入し、
その温度管理を温度計31によつて行なう。
このように軸上接着治具1によれば、シールの
緊縛力に関係なく、軸上でシールを自由に交換で
き交換作業が容易になる。
なお、シール径を一定のものとして説明したが
種々の直径を有するシールに使用することも可能
である。
(考案の効果) 本考案によれば、下部ブロツク、第1上方ブロ
ツク、第2上方ブロツク、加圧ブロツクからなる
故にシールの緊縛力の影響を無くして接着部を固
定することができるとともに、接着面の接着に必
要な面圧を与えることができしかも接着部の変形
を防止し得るので、接着作業の信頼性の向上と接
着作業の容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の軸上接着治具の正面図、第
2図は、本考案の軸上接着治具の側面図、第3図
は本考案の軸上接着治具の斜視図、第4図は本考
案の軸上接着治具の分解説明図、第5図は、シー
ルの接着面を示す説明図、第6図はシールの取付
位置を示す縦断面説明図である。 符号の説明、1……軸上接着治具、2……下部
ブロツク、3……第1上方ブロツク、4……第2
上方ブロツク、5……加圧ブロツク、6……カバ
ー、7……側面、8……溝、9,10,11,1
2,13,14……ねじ穴、15……突起、1
8,19……ねじ穴、24……突起、30……ヒ
ータ、31……温度計。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸上に取り付けられるべき環状シールと同一断
    面形状を有する下部ブロツクと、分割された環状
    シールの一端を保持し固定する第1上方ブロツク
    と、環状シールの他端を固定する第2上方ブロツ
    クと、前記第2上方ブロツクとともに環状シール
    の他端を固定し、下部ブロツクとの間の距離が調
    整自在に下部ブロツクに取り付けられる加圧ブロ
    ツクと、環状シールの接着部の浮き上がりを防止
    するべく、下部ブロツクに固定されるカバーとか
    らなる軸上接着治具。
JP5570788U 1988-04-25 1988-04-25 Expired - Lifetime JPH0529823Y2 (ja)

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JP7296617B2 (ja) * 2019-03-29 2023-06-23 株式会社水道技術開発機構 シール端部接着補助治具およびシール端部接着補助治具を用いたシール材の接着方法

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