JPH0529284U - 遊星ローラ型減速機付きステツピングモータ - Google Patents

遊星ローラ型減速機付きステツピングモータ

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JPH0529284U
JPH0529284U JP7651891U JP7651891U JPH0529284U JP H0529284 U JPH0529284 U JP H0529284U JP 7651891 U JP7651891 U JP 7651891U JP 7651891 U JP7651891 U JP 7651891U JP H0529284 U JPH0529284 U JP H0529284U
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JP
Japan
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stepping motor
planetary roller
output shaft
shaft
reducer
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Pending
Application number
JP7651891U
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English (en)
Inventor
仁 岩本
利昭 奥
浩一 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
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Publication of JPH0529284U publication Critical patent/JPH0529284U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】装置全体の外形寸法を小さくするとともに、回
転性能を向上すること。 【構成】ステッピングモータ10の出力軸13を遊星ロ
ーラ型減速機20の太陽軸として直接利用することによ
り、両者を軸方向に直接的に連結することが実現した。
つまり、ステッピングモータ10の出力軸13として
は、非磁性であることが必要条件であり、また、太陽軸
としては、高硬度であることが必要条件であることを考
慮して、出力軸13をセラミックスで形成した。これに
より、ステッピングモータ10の出力軸13を、遊星ロ
ーラ型減速機の太陽軸として実際に利用できるようにな
った。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、遊星ローラ型減速機付きステッピングモータに係り、特に、遊星ロ ーラ型減速機とステッピングモータとを軸方向に直接的に連結するよう改良した ものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊星ローラ型減速機とステッピングモータとを連結するには、カップリ ングやベルトおよびプーリを用いて間接的に行う。
【0003】 図5にはカップリングを用いた例を、図6にはベルトおよびプーリを用いた例 をそれぞれ示しており、図中、50は遊星ローラ型減速機、51はステッピング モータ、52はカップリング、53はベルト、54,55はプーリである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来例の場合、いずれも、装置全体の外形寸法が軸方向または 径方向に大きくなってしまうため、大きな設置スペースが必要になる。また、遊 星ローラ型減速機とステッピングモータとをカップリングを用いて軸方向に連結 する場合、両者の回転軸芯がずれやすくて、角速度変動が大きくなって動力伝達 効率が悪くなりやすいことも指摘される。
【0005】 ここで、ステッピングモータの出力軸を遊星ローラ型減速機の太陽軸として直 接利用することができれば、前述のような連結手段を不要にできて外形寸法が大 きくなるのを避けることができると考えられるのであるが、次のような理由によ り実現できない。
【0006】 すなわち、ステッピングモータではロータが固定される出力軸を非磁性材とす る必要がある。ところで、非磁性の鋼材(SUS303など)では、とても遊星 ローラ型減速機の太陽軸としては利用できるような硬度(例えばHRC60以上 )ではないことから、前述のような対策が行えない。
【0007】 本考案は、このような事情に鑑みて創案されたもので、装置全体の外形寸法を 小さくするとともに、回転性能の向上を実現することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような課題を達成するために、本考案は、次のような構成をとる。
【0009】 本考案の遊星ローラ型減速機付きステッピングモータは、遊星ローラ型減速機 とステッピングモータとを軸方向に連結してなるものであって、前記ステッピン グモータの出力軸の少なくとも永久磁石装着部分を非磁性材で形成するとともに 、この出力軸の軸端に高硬度部分を設け、かつこの出力軸の高硬度部分を遊星ロ ーラ型減速機の太陽軸ととした。
【0010】
【作用】
ステッピングモータの出力軸を遊星ローラ型減速機の太陽軸とするためには、 出力軸においてステッピングモータのロータ・ステータ近傍で非磁性を示す性質 が必要になり、また、出力軸において遊星ローラと接触する部分では高硬度であ る必要がある。このような必要条件を見いだして特定することにより、ステッピ ングモータと遊星ローラ型減速機との直接的なドッキングを実現できるようにし ている。
【0011】 従来例のようなカップリングを用いないから、軸方向長さを大幅に短縮できる ようになる。また、ステッピングモータの回転軸芯と遊星ローラ型減速機の回転 軸芯とがほぼ一致することになるので、カップリングを用いる場合に比べて角速 度変動が大幅に少なくなる。さらに、ステッピングモータから遊星ローラ型減速 機への動力の伝達経路が短くなるので、回転遠心力に伴う悪影響がステッピング モータから遊星ローラ型減速機へ及ばなくなる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】 図1に本考案の一実施例を示している。図中、10はステッピングモータ、2 0は遊星ローラ型減速機であり、ステッピングモータ10と遊星ローラ型減速機 20とが軸方向に直接的に連結されて遊星ローラ型減速装置を構成している。
【0014】 ステッピングモータ10は、ケース11と、ケース11の内周に固定されるス テータ12と、ケース11に転がり軸受30,31を介して支持された出力軸1 3と、出力軸13の中央大径部分14に取り付けられたロータ15とで構成され ている。この出力軸13は、その全体が窒化けい素(Si34)を主成分とする セラミックスで形成されている。
【0015】 遊星ローラ型減速機20は、ケース21と、ケース21の内周に固定される固 定輪22と、固定輪22に同軸状に挿通された太陽軸としての前記ステッピング モータ10の出力軸13の小径部16と、固定輪22と小径部16との間に両者 に圧接するようそれぞれ介装された複数個(例えば三個)の遊星ローラ23と、 遊星ローラ23の内孔に転がり軸受32,33を介して挿通される複数本のキャ リアピン24と、ケース21に転がり軸受34,35を介して支持されかつキャ リアピン24が植設される環状部25を有するキャリア軸26とで構成されてい る。
【0016】 ステッピングモータ10のケース11と遊星ローラ型減速機20のケース21 とは図示しないがボルトなどで結合されており、ステッピングモータ10の出力 軸13の軸芯と遊星ローラ型減速機20のキャリア軸26の軸芯とが一致させら れている。そして、ステッピングモータ10のケース11において遊星ローラ型 減速機20側に設けられている径方向内向きのフランジとその内周に装着されて いる転がり軸受30とによって、両者の内部空間を互いに分離・遮断しているか ら、遊星ローラ型減速機20の内部空間に存在するグリースなどの油がステッピ ングモータ10の内部空間側へ流入せずに済むようになっている。
【0017】 以上の遊星ローラ型減速機付きステッピングモータでは、ステッピングモータ 10を駆動すると、出力軸13が回転し、この出力軸13の回転に伴い遊星ロー ラ23が自転および公転することになって、この遊星ローラ23の公転に伴って キャリアピン24およびキャリア軸26が出力軸13と同一方向に回転する。こ のとき、出力軸13からキャリア軸26へと動力が減速して伝達される。
【0018】 このような遊星ローラ型減速機20の場合、遊星ローラ23が出力軸13に対 して圧接するので、出力軸13としては高硬度(例えばHRC60以上)でなけ れば、遊星ローラ23の公転動作が不安定になるとともに、動力伝達にロスが出 ることになるのであるが、本実施例のように出力軸13を高硬度なセラミックス としているから、前述の不具合が全く発生することがなく、安定的に動作するよ うになる。しかも、セラミックスは、非磁性であるから、ステッピングモータ1 0の動作に悪影響を及ぼすことがない。
【0019】 なお、本考案は上記実施例のみに限定されない。例えば、太陽軸となるステッ ピングモータ10の出力軸13は、図2および図3に示すように、硬質材と非磁 性材とを組み合わせた複合構造としてもよい。図2では、非磁性材料からなる出 力軸13の小径部16の軸端に小径凸部17を設け、この小径凸部17に小径部 16とほぼ同じ外径の硬質リング40を嵌合している。図3では、例えばSUS 303などの非磁性材料からなる出力軸13の小径部16の軸端面に凹部18を 設け、この凹部18に小径部16とほぼ同じ外径の硬質軸体41を圧入している 。この硬質リング40および硬質軸体41は、例えば上述したような窒化けい素 (Si34)を主成分とするセラミックスや、炭素鋼材などで形成される。
【0020】 また、本考案の他の実施例を図4に示している。図4では、出力軸13を軸受 鋼で構成するとともに、ステッピングモータ10のロータ部を出力軸13の外周 の転がり軸受30,31間に配置される非磁性材(例えばSUS303、アルミ ニウム、黄銅や合成樹脂など)からなるスリーブ19を介して永久磁石15を配 置して構成している。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案では、ステッピングモータの出力軸を遊星ローラ 型減速機の太陽軸とするために必要な条件を特定することにより、ステッピング モータと遊星ローラ型減速機とをカップリングなどを用いずに直接的にドッキン グできるようにしたから、カップリングを不要にできる分、軸方向寸法を短縮す ることができるとともに、カップリングを用いてステッピングモータの出力軸と 遊星ローラ型減速機の太陽軸との連結調整作業が不要になるとともに、ステッピ ングモータの出力軸と太陽軸を別々に支持させる必要がなくなって、支持に関す る部材を省略できるようになる。
【0022】 また、ステッピングモータの回転軸芯と遊星ローラ型減速機の回転軸芯とがほ ぼ一致することになるので、カップリングを用いる場合に比べて角速度変動が大 幅に少なくなる他、ステッピングモータから遊星ローラ型減速機への動力の伝達 経路が短くなるので、回転遠心力に伴う悪影響がステッピングモータから遊星ロ ーラ型減速機へ及ばなくなり、これらの結果として回転性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の遊星ローラ型減速機付きス
テッピングモータを示す縦断面図。
【図2】ステッピングモータの出力軸の他の例を示す要
部断面図。
【図3】ステッピングモータの出力軸のさらに他の例を
示す要部断面図。
【図4】本考案の他の実施例の遊星ローラ型減速機付き
ステッピングモータを示す縦断面図。
【図5】第1の従来例を示す概念図。
【図6】第2の従来例を示す概念図。
【符号の説明】
10 ステッピングモータ 13 出力軸 20 遊星ローラ型減速機 22 固定輪 23 遊星ローラ 24 キャリ
アピン 26 キャリア軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊星ローラ型減速機とステッピングモータ
    とを軸方向に連結してなる遊星ローラ型減速機付きステ
    ッピングモータであって、 前記ステッピングモータの出力軸の少なくとも永久磁石
    装着部分を非磁性材で形成するとともに、この出力軸の
    軸端に高硬度部分を設け、かつこの出力軸の高硬度部分
    を遊星ローラ型減速機の太陽軸としている、ことを特徴
    とする遊星ローラ型減速機付きステッピングモータ。
JP7651891U 1991-09-24 1991-09-24 遊星ローラ型減速機付きステツピングモータ Pending JPH0529284U (ja)

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