JPH05289989A - 多出力遅延回路 - Google Patents

多出力遅延回路

Info

Publication number
JPH05289989A
JPH05289989A JP4095568A JP9556892A JPH05289989A JP H05289989 A JPH05289989 A JP H05289989A JP 4095568 A JP4095568 A JP 4095568A JP 9556892 A JP9556892 A JP 9556892A JP H05289989 A JPH05289989 A JP H05289989A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cycle
data
address
read
ram
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4095568A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuharu Oki
光晴 大木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP4095568A priority Critical patent/JPH05289989A/ja
Publication of JPH05289989A publication Critical patent/JPH05289989A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Static Random-Access Memory (AREA)
  • Information Transfer Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ないメモリー素子の回路で多出力遅延回路
を構成する。 【構成】 制御回路100を用いて、1入力4出力のセ
レクタ10、及び、m/4ワードRAM1〜4のライト
アドレスを制御する。さらにリードアドレスを制御し
て、RAM1〜4に格納されているデータah
h+1 、ah+2 、ah+3 (h=「4の倍数」)を読み出
してクロスバースイッチ5を通して、さらに、単位遅延
素子30〜35を数段介して、即ち、数サイクル遅らし
て出力端子O0 〜O 3 から出力することにより、4(=
n)出力遅延回路が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ列がシリアルに
入力されて来たときに、ある特定のディレイ(C0 )だ
け遅れて出力する出力端子O0 と、ある特定のディレイ
(C1 )だけ遅れて出力する出力端子O1 と、・・・あ
る特定のディレイ(Cn-1 )だけ遅れて出力する出力端
子On-1 とを有する多出力遅延回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】データ列{a0 、a1 、a2 、a3 ・・
・}がシリアルに入力されて来たときにある特定のディ
レイ(C0 )だけ遅れて出力する出力端子O0 と、ある
特定のディレイ(C1 )だけ遅れて出力する出力端子O
1 と、・・・ある特定のディレイ(Cn-1 )だけ遅れて
出力する出力端子On-1 とを有する多出力遅延回路を構
成しようとすると、従来n個のmワードFIFOが必要
であった。ただし、m=max〔C0 、C1 ・・・C
n-1 〕である。また、mワードFIFOとは0〜mの任
意の値だけ入力データ列をディレイさせて出力すること
の出来る可変遅延素子のことである(nは2以上の整
数)。
【0003】つまり、従来は、n個のFIFOの入力端
子すべてに入力データ列{a0 、a 1 、a2 、a3 ・・
・}をシリアルに入力し、1番目のFIFOのディレイ
量はC0 に設定し、2番目のFIFOのディレイ量はC
1 に設定し、・・・n番目のFIFOのディレイ量はC
n-1 に設定すれば、1番目のFIFOの出力端子から
は、C0 だけ遅れて出力することができ、2番目のFI
FOの出力端子からは、C1 だけ遅れて出力することが
でき、・・・n番目のFIFOの出力端子からは、C
n-1 だけ遅れて出力することができるので、1〜n番目
のFIFOの出力端子をそれぞれ出力端子O0 〜On-1
とすれば良かった。
【0004】ところがこの場合に、データai の語長を
bビットとすると、mワードFIFO内にはm×bビッ
トのメモリー素子が必要であり、上述の従来回路ではn
個mワードFIFOがあるので、合計n×m×bビット
のメモリー素子が必要である。従って、回路規模が大き
くなるという欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の装置では回路規模が大きくなるという欠点
があったというものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、データ列がシ
リアルに入力されて来たときに、ある特定のディレイ
(C0 )だけ遅れて出力する出力端子O0 と、ある特定
のディレイ(C1 )だけ遅れて出力する出力端子O
1 と、・・・ある特定のディレイ(Cn-1 )だけ遅れて
出力する出力端子On-1 とを有する多出力遅延回路にお
いて、合計でm(=max〔C0 、C1 ・・・
n-1 〕)ワードとなる複数のメモリ1〜4を有し、上
記メモリの出力をクロスバースイッチ5、及び、1出力
遅延回路30〜35を介して出力することを特徴とする
多出力遅延回路である。
【0007】
【作用】これによれば、m×bビットのメモリー素子程
度の回路規模で多出力遅延回路を構成することができ
る。
【0008】
【実施例】n=4、m=「4の倍数」の場合についての
本発明の実施例を図1に記す。この図において、制御回
路100を用いて、1入力4出力のセレクタ10、及
び、m/4ワードRAM1〜4のライトアドレスを制御
する。
【0009】これによって、0サイクル目に入力されて
来るデータa0 をRAM1の0番地に書き込み、1サイ
クル目に入力されて来るデータa1 をRAM2の0番地
に書き込み、2サイクル目に入力されて来るデータa2
をRAM3の0番地に書き込み、3サイクル目に入力さ
れて来るデータa3 をRAM4の0番地に書き込む。
【0010】さらに、4サイクル目に入力されて来るデ
ータa4 をRAM1の1番地に書き込み、5サイクル目
に入力されて来るデータa5 をRAM2の1番地に書き
込み、6サイクル目に入力されて来るデータa6 をRA
M3の1番地に書き込み、7サイクル目に入力されて来
るデータa7 をRAM4の1番地に書き込む。
【0011】また、8サイクル目に入力されて来るデー
タa8 をRAM1の2番地に書き込み、9サイクル目に
入力されて来るデータa9 をRAM2の2番地に書き込
み、以下、同様の動作を繰り返す。
【0012】さらに、m−6サイクル目に入力されて来
るデータam-6 をRAM3の(m/4)−2番地に書き
込み、m−5サイクル目に入力されて来るデータam-5
をRAM4の(m/4)−2番地に書き込む。
【0013】また、m−4サイクル目に入力されて来る
データam-4 をRAM1の(m/4)−1番地に書き込
み、m−3サイクル目に入力されて来るデータam-3
RAM2の(m/4)−1番地に書き込み、m−2サイ
クル目に入力されて来るデータam-2 をRAM3の(m
/4)−1番地に書き込み、m−1サイクル目に入力さ
れて来るデータam-1 をRAM4の(m/4)−1番地
に書き込む。
【0014】さらに、mサイクル目に入力されて来るデ
ータam をRAM1の0番地に書き込み、m+1サイク
ル目に入力されて来るデータam+1 をRAM2の0番地
に書き込み、m+2サイクル目に入力されて来るデータ
m+2 をRAM3の0番地に書き込み、m+3サイクル
目に入力されて来るデータam+3 をRAM4の0番地に
書き込む。
【0015】また、m+4サイクル目に入力されて来る
データam+4 をRAM1の1番地に書き込み、m+5サ
イクル目に入力されて来るデータam+5 をRAM2の1
番地に書き込み、m+6サイクル目に入力されて来るデ
ータam+6 をRAM3の1番地に書き込み、m+7サイ
クル目に入力されて来るデータam+7 をRAM4の1番
地に書き込む。
【0016】さらに、m+8サイクル目に入力されて来
るデータam+8 をRAM1の2番地に書き込み、m+9
サイクル目に入力されて来るデータam+9 をRAM2の
2番地に書き込み、以下、同様の動作を繰り返す。
【0017】また、km−6サイクル目に入力されて来
るデータakm-6をRAM3の(m/4)−2番地に書き
込み、km−5サイクル目に入力されて来るデータa
km-5をRAM4の(m/4)−2番地に書き込む。
【0018】さらに、km−4サイクル目に入力されて
来るデータakm-4をRAM1の(m/4)−1番地に書
き込み、km−3サイクル目に入力されて来るデータa
km-3をRAM2の(m/4)−1番地に書き込み、km
−2サイクル目に入力されて来るデータakm-2をRAM
3の(m/4)−1番地に書き込み、km−1サイクル
目に入力されて来るデータakm-1をRAM4の(m/
4)−1番地に書き込む。
【0019】また、kmサイクル目に入力されて来るデ
ータakmをRAM1の0番地に書き込み、km+1サイ
クル目に入力されて来るデータakm+1をRAM2の0番
地に書き込み、km+2サイクル目に入力されて来るデ
ータakm+2をRAM3の0番地に書き込み、km+3サ
イクル目に入力されて来るデータakm+3をRAM4の0
番地に書き込む。
【0020】さらに、km+4サイクル目に入力されて
来るデータakm+4をRAM1の1番地に書き込み、km
+5サイクル目に入力されて来るデータakm+5をRAM
2の1番地に書き込み、km+6サイクル目に入力され
て来るデータakm+6をRAM3の1番地に書き込み、k
m+7サイクル目に入力されて来るデータakm+7をRA
M4の1番地に書き込む。
【0021】また、km+8サイクル目に入力されて来
るデータakm+8をRAM1の2番地に書き込み、km+
9サイクル目に入力されて来るデータakm+9をRAM2
の2番地に書き込み、以下、同様の動作を繰り返す(k
=2、3、4・・・)。
【0022】そして、リードアドレスを制御して、RA
M1〜4に格納されているデータa h 、ah+1
h+2 、ah+3 (h=「4の倍数」)を読み出してクロ
スバースイッチ5を通して、さらに、単位遅延素子30
〜35を数段介して、即ち、数サイクル遅らして出力端
子O0 〜O3 から出力することにより、4(=n)出力
遅延回路が実現できる。
【0023】さらに、説明を続けていくために、C0
20、C1 =15、C2 =19、C 3 =27とする。勿
論、これ以外の場合も図1の回路で可能である。このと
き、mは、max(C0 、C1 、C2 、C3 )=27以
上であることはいうまでもない。すなわちRAM1〜4
は7ワード以上の大きさのRAMである。またこのと
き、セレクタ20、21、22は、図1に示すように設
定する。
【0024】以下、図2を参照しながら説明する。
【0025】まず、出力端子O0 について考える。C0
=20なので、制御回路100から、RAM1〜4にそ
れぞれ独立したリードアドレスを与えて、20サイクル
目にRAM1から0番地のデータa0 を読み出し、21
サイクル目にRAM2から0番地のデータa1 を読み出
し、22サイクル目にRAM3から0番地のデータa2
を読み出し、23サイクル目にRAM4から0番地のデ
ータa3 を読み出す。
【0026】さらに、24サイクル目にRAM1から1
番地のデータa4 を読み出し、25サイクル目にRAM
2から1番地のデータa5 を読み出し、26サイクル目
にRAM3から1番地のデータa6 を読み出し、27サ
イクル目にRAM4から1番地のデータa7 を読み出
し、以下、同様の動作を繰り返す。
【0027】そして、クロスバースイッチ5を制御し
て、20、24、28・・・サイクル目にはRAM1の
出力である(ア)を(オ)に、21、25、29・・・
サイクル目にはRAM2の出力である(イ)を(オ)
に、22、26、30・・・サイクル目にはRAM3の
出力である(ウ)を(オ)に、23、27、31・・・
サイクル目にはRAM4の出力である(エ)を(オ)に
出力させて、この値(オ)を出力端子O0 から取り出せ
ば、入力に対して20サイクル遅れたデータ列が得られ
る。
【0028】ここで、注意すべき点は出力端子O0 の為
に、4jサイクル目にはRAM1を使用しており、4j
+1サイクル目にはRAM2を使用しており、4j+2
サイクル目にはRAM3を使用しており、4j+3サイ
クル目にはRAM4を使用していることである。
【0029】次に、出力端子O1 について考える。C1
=15なので、制御回路100から、RAM1〜4にそ
れぞれ独立したリードアドレスを与えて、15サイクル
目にRAM1から0番地のデータa0 を読み出し、16
サイクル目にRAM2から0番地のデータa1 を読み出
し、17サイクル目にRAM3から0番地のデータa2
を読み出し、18サイクル目にRAM4から0番地のデ
ータa3 を読み出す。
【0030】さらに、19サイクル目にRAM1から1
番地のデータa4 を読み出し、20サイクル目にRAM
2から1番地のデータa5 を読み出し、21サイクル目
にRAM3から1番地のデータa6 を読み出し、22サ
イクル目にRAM4から1番地のデータa7 を読み出
し、以下、同様の動作を繰り返す。
【0031】そして、クロスバースイッチ5を制御し
て、15、19、23・・・サイクル目にはRAM1の
出力である(ア)を(カ)に、16、20、24・・・
サイクル目にはRAM2の出力である(イ)を(カ)
に、17、21、25・・・サイクル目にはRAM3の
出力である(ウ)を(カ)に、18、22、26・・・
サイクル目にはRAM4の出力である(エ)を(カ)に
出力させて、この値(カ)をセレクタ20を介して出力
端子O1 から取り出せば、入力に対して15サイクル遅
れたデータ列が得られる。
【0032】ここで、注意すべき点は出力端子O1 の為
に、4j+3サイクル目にはRAM1を使用しており、
4jサイクル目にはRAM2を使用しており、4j+1
サイクル目にはRAM3を使用しており、4j+2サイ
クル目にはRAM4を使用していることである。
【0033】さて次に、出力端子O2 について考える。
2 =19なので、制御回路100から、RAM1〜4
にそれぞれ独立したリードアドレスを与えて、19サイ
クル目にRAM1から0番地のデータa0 を読み出し、
20サイクル目にRAM2から0番地のデータa1 を読
み出し、21サイクル目にRAM3から0番地のデータ
2 を読み出し、22サイクル目にRAM4から0番地
のデータa3 を読み出せば良い。
【0034】また、23サイクル目にRAM1から1番
地のデータa4 を読み出し、24サイクル目にRAM2
から1番地のデータa5 を読み出し、25サイクル目に
RAM3から1番地のデータa6 を読み出し、26サイ
クル目にRAM4から1番地のデータa7 を読み出し、
以下、同様の動作を繰り返す。
【0035】そして、クロスバースイッチ5を制御し
て、19、23、27・・・サイクル目にはRAM1の
出力である(ア)を(キ)に、20、24、28・・・
サイクル目にはRAM2の出力である(イ)を(キ)
に、21、25、29・・・サイクル目にはRAM3の
出力である(ウ)を(キ)に、22、26、30・・・
サイクル目にはRAM4の出力である(エ)を(キ)に
出力させて、この値(キ)をセレクタ21を介して出力
端子O2 として取り出せば、入力に対して19サイクル
遅れたデータ列が得られる。
【0036】しかし、出力端子O2 の為に、4j+3サ
イクル目にRAM1を使用し、4jサイクル目にRAM
2を使用し、4j+1サイクル目にRAM3を使用し、
4j+2サイクル目にRAM4を使用することになる
が、各サイクル(時刻)においてRAM1〜4は既に出
力端子O1 の為に使用しているのでこれは、不可能であ
る。
【0037】そこで、(キ)に入力に対して18=C2
−1サイクル遅らせたデータを出力させることを考え
る。制御回路100から、RAM1〜4にそれぞれ独立
したリードアドレスを与えて、18サイクル目にRAM
1から0番地のデータa0 を読み出し、19サイクル目
にRAM2から0番地のデータa1 を読み出し、20サ
イクル目にRAM3から0番地のデータa2 を読み出
し、21サイクル目にRAM4から0番地のデータa3
を読み出す。
【0038】さらに、22サイクル目にRAM1から1
番地のデータa4 を読み出し、23サイクル目にRAM
2から1番地のデータa5 を読み出し、24サイクル目
にRAM3から1番地のデータa6 を読み出し、25サ
イクル目にRAM4から1番地のデータa7 を読み出
し、以下、同様の動作を繰り返す。
【0039】そして、クロスバースイッチ5を制御し
て、18、22、26・・・サイクル目にはRAM1の
出力である(ア)を(キ)に、19、23、27・・・
サイクル目にはRAM2の出力である(イ)を(キ)
に、20、24、28・・・サイクル目にはRAM3の
出力である(ウ)を(キ)に、21、25、29・・・
サイクル目にはRAM4の出力である(エ)を(キ)に
出力させれば、入力に対して18サイクル遅れたデータ
列が得られる。
【0040】今度は、4j+2サイクル目にはRAM1
を使用しており、4j+3サイクル目にはRAM2を使
用しており、4j サイクル目にはRAM3を使用し
ており、4j+1サイクル目にはRAM4を使用してい
ることになり、出力端子O0 と出力端子O1 の為に使用
している時刻と重なっていないので、大丈夫である。
【0041】さて、(キ)の値は入力に対して18=C
2 −1サイクル遅れたデータであるので、単位遅延素子
31を介して出力端子O2 から取り出せば、入力に対し
て19サイクル遅れたデータ列が得られる。
【0042】最後に、出力端子O3 について 考える。
3 =27なので、制御回路100から、RAM1〜4
にそれぞれ独立したリードアドレスを与えて、27サイ
クル目にRAM1から0番地のデータa0 を読み出し、
28サイクル目にRAM2から0番地のデータa1 を読
み出し、29サイクル目にRAM3から0番地のデータ
2 を読み出し、30サイクル目にRAM4から0番地
のデータa3 を読み出せば良い。
【0043】また、31サイクル目にRAM1から1番
地のデータa4 を読み出し、32サイクル目にRAM2
から1番地のデータa5 を読み出し、33サイクル目に
RAM3から1番地のデータa6 を読み出し、34サイ
クル目にRAM4から1番地のデータa7 を読み出し、
以下、同様の動作を繰り返す。
【0044】そして、クロスバースイッチ5を制御し
て、27、31、35・・・サイクル目にはRAM1の
出力である(ア)を(ク)に、28、32、36・・・
サイクル目にはRAM2の出力である(イ)を(ク)
に、29、33、37・・・サイクル目にはRAM3の
出力である(ウ)を(ク)に、30、34、38・・・
サイクル目にはRAM4の出力である(エ)を(ク)
に、出力させて、この値(ク)をセレクタ22を介して
出力端子O3 として取り出せば、入力に対して27サイ
クル遅れたデータ列が得られる。
【0045】しかし、出力端子O3 の為に、4j+3サ
イクル目にRAM1を使用し、4jサイクル目にRAM
2を使用し、4j+1サイクル目にRAM3を使用し、
4j+2サイクル目にRAM4を使用することになる
が、各サイクル(時刻)においてRAM1〜4は既に出
力端子O1 の為に使用しているのでこれは、不可能であ
る。
【0046】そこで、(ク)に入力に対して26=C3
−1サイクル遅らせたデータを出力させることを考え
る。制御回路100から、RAM1〜4にそれぞれ独立
したリードアドレスを与えて、26サイクル目にRAM
1から0番地のデータa0 を読み出し、27サイクル目
にRAM2から0番地のデータa1 を読み出し、28サ
イクル目にRAM3から0番地のデータa2 を読み出
し、29サイクル目にRAM4から0番地のデータa3
を読み出せば良い。
【0047】また、30サイクル目にRAM1から1番
地のデータa4 を読み出し、31サイクル目にRAM2
から1番地のデータa5 を読み出し、32サイクル目に
RAM3から1番地のデータa6 を読み出し、33サイ
クル目にRAM4から1番地のデータa7 を読み出し、
以下、同様の動作を繰り返す。
【0048】そして、クロスバースイッチ5を制御し
て、26、30、34・・・サイクル目にはRAM1の
出力である(ア)を(ク)に、27、31、35・・・
サイクル目にはRAM2の出力である(イ)を(ク)
に、28、32、36・・・サイクル目にはRAM3の
出力である(ウ)を(ク)に、29、33、37・・・
サイクル目にはRAM4の出力である(エ)を(ク)に
出力させれば良い。
【0049】しかし、今度は、4j+2サイクル目にR
AM1を使用し、4j+3サイクル目にRAM2を使用
し、4jサイクル目にRAM3を使用し、4j+1サイ
クル目にRAM4を使用することになるが、各サイクル
(時刻)においてRAM1〜4は既に出力端子O2 の為
に使用しているのでこれも、不可能である。
【0050】そこで、さらに(ク)に入力に対して25
=C3 −2サイクル遅らせたデータを出力させることを
考える。制御回路100から、RAM1〜4にそれぞれ
独立したリードアドレスを与えて、25サイクル目にR
AM1から0番地のデータa0を読み出し、26サイク
ル目にRAM2から0番地のデータa1を読み出し、2
7サイクル目にRAM3から0番地のデータa2を読み
出し、28サイクル目にRAM4から0番地のデータa
3を読み出す。
【0051】また、29サイクル目にRAM1から1番
地のデータa4を読み出し、30サイクル目にRAM2
から1番地のデータa5を読み出し、31サイクル目に
RAM3から1番地のデータa6を読み出し、32サイ
クル目にRAM4から1番地のデータa7を読み出し、
以下、同様の動作を繰り返す。
【0052】そして、クロスバースイッチ5を制御し
て、25、29、33・・・サイクル目にはRAM1の
出力である(ア)を(ク)に、26、30、34・・・
サイクル目にはRAM2の出力である(イ)を(ク)
に、27、31、35・・・サイクル目にはRAM3の
出力である(ウ)を(ク)に、28、32、36・・・
サイクル目にはRAM4の出力である(エ)を(ク)に
出力させれば、入力に対して25サイクル遅れたデータ
列が得られる。
【0053】今度は、4j+1サイクル目にはRAM1
を使用しており、4j+2サイクル目にはRAM2を使
用しており、4j+3サイクル目にはRAM3を使用し
ており、4jサイクル目にはRAM4を使用しているこ
とになり、出力端子O0 、O1 およびO2 の為に使用し
ている時刻と重なっていないので、大丈夫である。
【0054】さて、(ク)の値は入力に対して25=C
3 −2サイクル遅れたデータであるので、単位遅延素子
33、34を介して出力端子O3 から取り出せば、入力
に対して27サイクル遅れたデータ列が得られる。
【0055】以上をまとめると、出力端子Og (g=
1、2・・・n−1)について考える場合、まず、Cg
サイクル目にRAM1から0番地のデータa0 を読み出
し、Cg+1 サイクル目にRAM2から0番地のデータa
1 を読み出し、Cg+2 サイクル目にRAM3から0番地
のデータa2 を読み出し、Cg+3 サイクル目にRAM4
から0番地のデータa3 を読み出す。
【0056】さらに、Cg+4 サイクル目にRAM1から
1番地のデータa4 を読み出し、Cg+5 サイクル目にR
AM2から1番地のデータa5 を読み出し、Cg+6 サイ
クル目にRAM3から1番地のデータa6 を読み出し、
g+7 サイクル目にRAM4から1番地のデータa7
読み出し、以下、同様の動作を繰り返して出力させるこ
とを考え、各サイクル(時刻)においてRAM1〜4が
出力端子O0 〜Og-1 の為に使用していないときは、上
述の読み出した値をクロスバースイッチ5を介して出力
端子Og から取り出せば良い。
【0057】もし使用しているときは、Cg-1 サイクル
目にRAM1から0番地のデータa0 を読み出し、Cg
サイクル目にRAM2から0番地のデータa1 を読み出
し、Cg+1 サイクル目にRAM3から0番地のデータa
2 を読み出し、Cg+2 サイクル目にRAM4から0番地
のデータa3 を読み出す。
【0058】さらに、Cg+3 サイクル目にRAM1から
1番地のデータa4 を読み出し、Cg+4 サイクル目にR
AM2から1番地のデータa5 を読み出し、Cg+5 サイ
クル目にRAM3から1番地のデータa6 を読み出し、
g+6 サイクル目にRAM4から1番地のデータa7
読み出し、以下、同様の動作を繰り返して出力させるこ
とを考え、各サイクル(時刻)においてRAM1〜4が
出力端子O0 〜Og-1 の為に使用していないときは、上
述の読み出した値をクロスバースイッチ5、および単位
遅延素子1個を介して、出力端子Og から取り出せば良
い。
【0059】もし使用しているときは、Cg-2 サイクル
目にRAM1から0番地のデータa0 を読み出し、C
g-1 サイクル目にRAM2から0番地のデータa1 を読
み出し、Cg サイクル目にRAM3から0番地のデータ
2 を読み出し、Cg+1 サイクル目にRAM4から0番
地のデータa3 を読み出す。
【0060】また、Cg+2 サイクル目にRAM1から1
番地のデータa4 を読み出し、Cg+3 サイクル目にRA
M2から1番地のデータa5 を読み出し、Cg+4 サイク
ル目にRAM3から1番地のデータa6 を読み出し、C
g+5 サイクル目にRAM4から1番地のデータa7 を読
み出し、以下、同様の動作を繰り返して出力させること
を考え、各サイクル(時刻)においてRAM1〜4が出
力端子O0 〜Og-1 の為に使用していないときは、上述
の読み出した値をクロスバースイッチ5、および単位遅
延素子2個を介して、出力端子Og から取り出せば良
い。
【0061】以下、同様にしていけば、各サイクル(時
刻)においてRAM1〜4が出力端子O0 〜Og-1 の為
に使用していないときが必ずあるので、そのときの値を
クロスバースイッチ5、および単位遅延素子数個を介し
て、出力端子Og から取り出せば良い。
【0062】また、入力データレートに対して図1の構
成がp倍の高速動作可能な場合は、p重の時分割多重処
理により、さらに回路規模を小さくできる。
【0063】こうして上述の装置によれば、m×bビッ
トのメモリー素子程度の回路規模で多出力遅延回路を構
成することができるものである。
【0064】以上で、図1の説明を終わるが、図1にお
いては各RAMは1サイクル内に、ライトとリードが各
1回ずつ行えることが前提であるが、もし1サイクル内
にライトもしくはリードのどちらか1回のみしか行えな
いときは、図3の構成をとれば良い。
【0065】図3において、出力端子Og (g=0、
1、2・・・n−1)について考える場合、まず、Cg
サイクル目にRAM41から0番地のデータa0 を読み
出し、Cg+1 サイクル目にRAM42から0番地のデー
タa1 を読み出し、Cg+2 サイクル目にRAM43から
0番地のデータa2 を読み出し、Cg+3 サイクル目にR
AM44から0番地のデータa3 を読み出し、Cg+4
イクル目にRAM45から0番地のデータa4 を読み出
す。
【0066】また、Cg+5 サイクル目にRAM41から
1番地のデータa5 を読み出し、Cg+6 サイクル目にR
AM42から1番地のデータa6 を読み出し、Cg+7
イクル目にRAM43から1番地のデータa7 を読み出
し、以下、同様の動作を繰り返して出力させることを考
え、各サイクル(時刻)においてRAM41〜45が入
力端子Iからのデータを書き込む為、または出力端子O
0 〜Og-1 への読み出しの為のどちらにも使用していな
いときは、上述の読み出した値をクロスバースイッチ4
6を介して出力端子Og から取り出せば良い。
【0067】もし使用しているときは、Cg-1 サイクル
目にRAM41から0番地のデータa0 を読み出し、C
g サイクル目にRAM42から0番地のデータa1 を読
み出し、Cg+1 サイクル目にRAM43から0番地のデ
ータa2 を読み出し、Cg+2 サイクル目にRAM44か
ら0番地のデータa3 を読み出し、Cg+3 サイクル目に
RAM45から0番地のデータa4 を読み出す。
【0068】さらに、Cg+4 サイクル目にRAM41か
ら1番地のデータa5 を読み出し、Cg+5 サイクル目に
RAM42から1番地のデータa6 を読み出し、Cg+6
サイクル目にRAM43から1番地のデータa7 を読み
出し、以下、同様の動作を繰り返して出力させることを
考え、各サイクル(時刻)においてRAM41〜45が
入力端子Iからのデータを書き込む為、または出力端子
0 〜Og-1 への読み出しの為のどちらにも使用してい
ないときは、上述の読み出した値をクロスバースイッチ
46、および単位遅延素子1個を介して、出力端子Og
から取り出せば良い。
【0069】もし使用しているときは、Cg-2 サイクル
目にRAM41から0番地のデータa0 を読み出し、C
g-1 サイクル目にRAM42から0番地のデータa1
読み出し、Cg サイクル目にRAM43から0番地のデ
ータa2 を読み出し、Cg+1 サイクル目にRAM44か
ら0番地のデータa3 を読み出し、Cg+2 サイクル目に
RAM45から0番地のデータa4 を読み出す。
【0070】また、Cg+3 サイクル目にRAM41から
1番地のデータa5 を読み出し、Cg+4 サイクル目にR
AM42から1番地のデータa6 を読み出し、Cg+5
イクル目にRAM43から1番地のデータa7 を読み出
し、以下、同様の動作を繰り返して出力させることを考
え、各サイクル(時刻)においてRAM41〜45が入
力端子Iからのデータを書き込む為、または出力端子O
0 〜Og-1 への読み出しの為のどちらにも使用していな
いときは、上述の読み出した値をクロスバースイッチ4
6、および単位遅延素子2個を介して、出力端子Og
ら取り出せば良い。
【0071】以下、同様にしていけば、各サイクル(時
刻)においてRAM41〜45が入力端子Iからのデー
タを書き込む為、または出力端子O0 〜Og-1 への読み
出しの為のどちらにも使用していないときが必ずあるの
で、そのときの値をクロスバースイッチ46、および単
位遅延素子数個を介して、出力端子Og から取り出せば
良い。
【0072】
【発明の効果】この発明によれば、m×bビットのメモ
リー素子程度の回路規模で多出力遅延回路を構成するこ
とができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多出力遅延回路の一例の構成図で
ある。
【図2】その説明のための図である。
【図3】本発明による多出力遅延回路の他の例の構成図
である。
【符号の説明】
1〜4 m/4ワードRAM 5 クロスバースイッチ 10 1入力4出力のセレクタ 30〜35 レジスタ 20〜22 セレクタ 100 制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ列がシリアルに入力されて来たと
    きに、ある特定のディレイ(C0 )だけ遅れて出力する
    出力端子O0 と、ある特定のディレイ(C1 )だけ遅れ
    て出力する出力端子O1 と、・・・ある特定のディレイ
    (Cn-1 )だけ遅れて出力する出力端子On-1 とを有す
    る多出力遅延回路において、 合計でm(=max〔C0 、C1 ・・・Cn-1 〕)ワー
    ドとなる複数のメモリを有し、 上記メモリの出力をクロスバースイッチ、及び、1出力
    遅延回路を介して出力することを特徴とする多出力遅延
    回路。
JP4095568A 1992-04-15 1992-04-15 多出力遅延回路 Pending JPH05289989A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4095568A JPH05289989A (ja) 1992-04-15 1992-04-15 多出力遅延回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4095568A JPH05289989A (ja) 1992-04-15 1992-04-15 多出力遅延回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05289989A true JPH05289989A (ja) 1993-11-05

Family

ID=14141202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4095568A Pending JPH05289989A (ja) 1992-04-15 1992-04-15 多出力遅延回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05289989A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007531957A (ja) * 2003-07-14 2007-11-08 フルクラム・マイクロシステムズ・インコーポレーテッド 非同期スタティックランダムアクセスメモリ
JP2009259392A (ja) * 1997-09-16 2009-11-05 Siemens Ag メモリアーキテクチャ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009259392A (ja) * 1997-09-16 2009-11-05 Siemens Ag メモリアーキテクチャ
JP2007531957A (ja) * 2003-07-14 2007-11-08 フルクラム・マイクロシステムズ・インコーポレーテッド 非同期スタティックランダムアクセスメモリ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR930018594A (ko) 반도체 기억 장치
JPH01258066A (ja) データ処理回路のための転置メモリ
KR980004059A (ko) 데이타 처리장치 및 그 레지스터 어드레스 변환방법
US5280620A (en) Coupling network for a data processor, including a series connection of a cross-bar switch and an array of silos
US4800535A (en) Interleaved memory addressing system and method using a parity signal
US4864525A (en) Maximum length shift register sequence generator
JPH05289989A (ja) 多出力遅延回路
JP2001229688A (ja) メモリアプリケーション用のハイブリッドデータi/o
JPH07321820A (ja) 相互接続点メモリ
US5801981A (en) Serial access memory with reduced loop-line delay
CA1191211A (en) Electronic time switch
US4625130A (en) Mask signal generator
US5875147A (en) Address alignment system for semiconductor memory device
WO2021090711A1 (ja) データ処理装置および情報処理装置
WO2021117112A1 (ja) 演算装置および演算システム
JPS63165922A (ja) サブ画面入出力タイミング発生器
GB1586647A (en) Arrangement for branching an information flow
JP2922963B2 (ja) シーケンスコントローラ
JPS59148943A (ja) メモリ回路
JPH0668055A (ja) ディジタル信号処理装置
CN116068356A (zh) 一种测试电路及其操作方法
JP2945280B2 (ja) パラレル・シリアル変換回路およびシリアル・パラレル変換回路
RU1789980C (ru) Устройство дл сложени в двоичной и двоично-дес тичной системах счислени
SU902073A1 (ru) Ассоциативное запоминающее устройство
JPH07122869B2 (ja) ネットワーク