JPH05288917A - カラーフィルタの製造方法 - Google Patents
カラーフィルタの製造方法Info
- Publication number
- JPH05288917A JPH05288917A JP8847192A JP8847192A JPH05288917A JP H05288917 A JPH05288917 A JP H05288917A JP 8847192 A JP8847192 A JP 8847192A JP 8847192 A JP8847192 A JP 8847192A JP H05288917 A JPH05288917 A JP H05288917A
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- JP
- Japan
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- ink film
- defect
- colored
- color filter
- color ink
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、比較的簡単な補修により実用でき
るカラーフィルタの製造方法を提供することを目的とす
る。 【構成】この発明は、透光性基板11の一方の面に着色カ
ラーインク被膜13を付着させる工程と、その後着色カラ
ーインク被膜の欠損の有無を検査する工程と、この着色
カラーインク被膜に欠損がある場合にその欠損部分14を
含む所定領域のインク被膜面上に光硬化性の非透明樹脂
15を被覆する工程と、その後基板側から光照射して欠陥
部の非透明樹脂を硬化させる工程と、その後欠陥部以外
の非透明樹脂を除去する工程とを備えるカラーフィルタ
の製造方法であり、上記の目的を達成することができ
る。
るカラーフィルタの製造方法を提供することを目的とす
る。 【構成】この発明は、透光性基板11の一方の面に着色カ
ラーインク被膜13を付着させる工程と、その後着色カラ
ーインク被膜の欠損の有無を検査する工程と、この着色
カラーインク被膜に欠損がある場合にその欠損部分14を
含む所定領域のインク被膜面上に光硬化性の非透明樹脂
15を被覆する工程と、その後基板側から光照射して欠陥
部の非透明樹脂を硬化させる工程と、その後欠陥部以外
の非透明樹脂を除去する工程とを備えるカラーフィルタ
の製造方法であり、上記の目的を達成することができ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば液晶表示装置
などに使用されるカラ−フィルタの製造方法に係わり、
とくにその着色カラーインク被膜の欠損補修方法に関す
る。
などに使用されるカラ−フィルタの製造方法に係わり、
とくにその着色カラーインク被膜の欠損補修方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】カラ−液晶表示装置の構造は、液晶層を
挾んで一方の面側にカラ−フィルタが配置される。この
カラ−フィルタを製造する方法の一つとして、印刷法が
ある。この印刷法は、透明ガラス基板の表面に、顔料及
び樹脂溶剤中に分散させた着色カラーインクを、ドット
状又はストライプ状に印刷する方法であり、低コスト
化、量産性に富む製造方法である。すなわちまず、ガラ
ス基板の表面に黒色の光遮断層をマトリックス状に被着
させる。次に、円圧式の転写用ブランケットを装備した
凹版オフセット印刷方式により、透明ガラス基板上の主
として光遮断層のない領域の１群に、転写用ブランケッ
トを回転させながら移動させて赤の着色インク被膜をス
トライプ状に印刷する。続いて、光遮断層のない隣の領
域群に、緑の着色インク被膜、さらに続いて青の着色イ
ンク被膜を印刷する。
挾んで一方の面側にカラ−フィルタが配置される。この
カラ−フィルタを製造する方法の一つとして、印刷法が
ある。この印刷法は、透明ガラス基板の表面に、顔料及
び樹脂溶剤中に分散させた着色カラーインクを、ドット
状又はストライプ状に印刷する方法であり、低コスト
化、量産性に富む製造方法である。すなわちまず、ガラ
ス基板の表面に黒色の光遮断層をマトリックス状に被着
させる。次に、円圧式の転写用ブランケットを装備した
凹版オフセット印刷方式により、透明ガラス基板上の主
として光遮断層のない領域の１群に、転写用ブランケッ
トを回転させながら移動させて赤の着色インク被膜をス
トライプ状に印刷する。続いて、光遮断層のない隣の領
域群に、緑の着色インク被膜、さらに続いて青の着色イ
ンク被膜を印刷する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カラ−液晶
表示装置は、数１０万画素を有するが、画面の全領域の
カラーフィルタの各画素を欠陥のない色置き状態にする
ことは容易ではない。実際の量産において、例えばガラ
ス基板の一部の面が着色カラーインクを弾いてしまう状
態になっていると、インク被膜が完全に付着せず欠損部
が発生する場合がある。この着色カラーインクの欠損部
は、バックライトにより白色の輝点として観察されるの
で、わずかな欠損があっても使用できないものとなる。
このような色置き不完全なカラーフィルタは、欠損部に
該当する着色インクを補充するが、この作業はきわめて
繁雑である。
表示装置は、数１０万画素を有するが、画面の全領域の
カラーフィルタの各画素を欠陥のない色置き状態にする
ことは容易ではない。実際の量産において、例えばガラ
ス基板の一部の面が着色カラーインクを弾いてしまう状
態になっていると、インク被膜が完全に付着せず欠損部
が発生する場合がある。この着色カラーインクの欠損部
は、バックライトにより白色の輝点として観察されるの
で、わずかな欠損があっても使用できないものとなる。
このような色置き不完全なカラーフィルタは、欠損部に
該当する着色インクを補充するが、この作業はきわめて
繁雑である。
【０００４】この発明は、比較的軽微な着色カラーイン
ク被膜の欠損である場合、その簡単に補修により実用で
きるカラーフィルタの製造方法を提供することを目的と
する。
ク被膜の欠損である場合、その簡単に補修により実用で
きるカラーフィルタの製造方法を提供することを目的と
する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は、透光性基板
の一方の面に着色カラーインク被膜を付着させる工程
と、その後着色カラーインク被膜の欠損の有無を検査す
る工程と、この着色カラーインク被膜に欠損がある場合
にその欠損部分を含む所定領域のインク被膜面上に光硬
化性の非透明樹脂を被覆する工程と、その後基板側から
光照射して欠陥部の非透明樹脂を硬化させる工程と、そ
の後欠陥部以外の非透明樹脂を除去する工程とを備える
カラーフィルタの製造方法である。
の一方の面に着色カラーインク被膜を付着させる工程
と、その後着色カラーインク被膜の欠損の有無を検査す
る工程と、この着色カラーインク被膜に欠損がある場合
にその欠損部分を含む所定領域のインク被膜面上に光硬
化性の非透明樹脂を被覆する工程と、その後基板側から
光照射して欠陥部の非透明樹脂を硬化させる工程と、そ
の後欠陥部以外の非透明樹脂を除去する工程とを備える
カラーフィルタの製造方法である。
【０００６】
【作用】この発明のカラーフィルタの製造方法によれ
ば、着色カラーインク被膜の欠損部に補充された非透明
樹脂は、バックライトによっても白色の輝点としては観
察されずに、灰色として観察されるに過ぎない。したが
って、軽微なインク被膜の欠損であれば、実用上無視で
きるものとなる。非透明樹脂の補充は、欠損部の付近ま
たは全面に付着して、光硬化、除去を行えばよいので、
簡単な補修で済む。
ば、着色カラーインク被膜の欠損部に補充された非透明
樹脂は、バックライトによっても白色の輝点としては観
察されずに、灰色として観察されるに過ぎない。したが
って、軽微なインク被膜の欠損であれば、実用上無視で
きるものとなる。非透明樹脂の補充は、欠損部の付近ま
たは全面に付着して、光硬化、除去を行えばよいので、
簡単な補修で済む。
【０００７】
【実施例】以下その実施例を図面を参照して説明する。
なお、同一部分は同一符号であらわす。図１の（ａ）に
示すように、透明ガラス基板11の一方の面上に、クロム
からなる光遮断層12をマトリックス状に付着させた。次
に、基板表面を洗浄した後、凹版オフセット印刷機によ
り、顔料及び溶剤を含むエポキシ樹脂系ワニスを主体と
する着色インクを用い、凹版を使用して凹セルパタ−ン
に従ってドット状又はストライプ状に着色カラーインク
被膜13を基板面上に印刷した。着色カラーインク被膜13
は、赤（Ｒ）、緑（Ｇ）、青（Ｂ）の３原色を順次印刷
した。各着色インク被膜Ｒ、Ｇ、Ｂは、粘性があるた
め、中央付近の印刷方向の後端側に少し偏った部分が山
形に盛り上がった状態となる。この頂上付近の膜厚は、
４〜５μｍである。この着色インク被膜13を形成した
後、約１００℃の、インク被膜の熱硬化が起らない温度
で乾燥し溶剤を除去した。
なお、同一部分は同一符号であらわす。図１の（ａ）に
示すように、透明ガラス基板11の一方の面上に、クロム
からなる光遮断層12をマトリックス状に付着させた。次
に、基板表面を洗浄した後、凹版オフセット印刷機によ
り、顔料及び溶剤を含むエポキシ樹脂系ワニスを主体と
する着色インクを用い、凹版を使用して凹セルパタ−ン
に従ってドット状又はストライプ状に着色カラーインク
被膜13を基板面上に印刷した。着色カラーインク被膜13
は、赤（Ｒ）、緑（Ｇ）、青（Ｂ）の３原色を順次印刷
した。各着色インク被膜Ｒ、Ｇ、Ｂは、粘性があるた
め、中央付近の印刷方向の後端側に少し偏った部分が山
形に盛り上がった状態となる。この頂上付近の膜厚は、
４〜５μｍである。この着色インク被膜13を形成した
後、約１００℃の、インク被膜の熱硬化が起らない温度
で乾燥し溶剤を除去した。
【０００８】次に、着色カラーインク被膜の欠損の有無
を検査した。一部にインク被膜のない欠損部14が存在し
た。そこで、同図の（ｂ）に示すように、この欠損部の
ある領域、または全面に、光硬化性の非透明樹脂すなわ
ちネガレジスト15を塗布した。そして、ガラス基板11の
裏面側から、紫外線をその光源16から所定時間だけ照射
して、欠損部14に充填されているネガレジスト15を硬化
させた。次に、無機アルカリを約１０％含む溶液で、欠
損部以外の領域の硬化していないネガレジストを除去し
た。それによって、同図の（ｃ）に示すように、カラー
インク被膜のない欠損部に、ネガレジスト15が充填され
たカラーフィルタが得られる。その後、被膜面を平滑化
し、熱処理して硬化した。このように製作したカラーフ
ィルタは、着色カラーインク被膜の欠損部に補充された
ネガレジスト15が、透明でないので、バックライトで観
察した場合に灰色となり、その欠陥がほとんど無視でき
るものとなる。したがって、着色カラーインク被膜の欠
損の度合いが比較的軽微であれば、実用上問題なく使用
できる。
を検査した。一部にインク被膜のない欠損部14が存在し
た。そこで、同図の（ｂ）に示すように、この欠損部の
ある領域、または全面に、光硬化性の非透明樹脂すなわ
ちネガレジスト15を塗布した。そして、ガラス基板11の
裏面側から、紫外線をその光源16から所定時間だけ照射
して、欠損部14に充填されているネガレジスト15を硬化
させた。次に、無機アルカリを約１０％含む溶液で、欠
損部以外の領域の硬化していないネガレジストを除去し
た。それによって、同図の（ｃ）に示すように、カラー
インク被膜のない欠損部に、ネガレジスト15が充填され
たカラーフィルタが得られる。その後、被膜面を平滑化
し、熱処理して硬化した。このように製作したカラーフ
ィルタは、着色カラーインク被膜の欠損部に補充された
ネガレジスト15が、透明でないので、バックライトで観
察した場合に灰色となり、その欠陥がほとんど無視でき
るものとなる。したがって、着色カラーインク被膜の欠
損の度合いが比較的軽微であれば、実用上問題なく使用
できる。
【０００９】なお、着色カラーインク被膜の欠損部に補
充するネガレジストは、青色の顔料が含まれているもの
であってもよい。青色顔料を含むネガレジストは、光透
過率が低く、且つ視感度が低いため、同様に実用でき
る。しかも、この青色顔料を含むネガレジストが青色イ
ンク被膜の欠損部に補充されれば、その欠陥は解消され
るので、一層好都合である。
充するネガレジストは、青色の顔料が含まれているもの
であってもよい。青色顔料を含むネガレジストは、光透
過率が低く、且つ視感度が低いため、同様に実用でき
る。しかも、この青色顔料を含むネガレジストが青色イ
ンク被膜の欠損部に補充されれば、その欠陥は解消され
るので、一層好都合である。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
比較的簡単な補修により着色カラーインク被膜の欠損を
修復でき、量産性に富む。
比較的簡単な補修により着色カラーインク被膜の欠損を
修復でき、量産性に富む。
【図１】この発明の実施例を示す要部拡大縦断面図であ
る。
る。
11…透光性基板、13…着色カラーインク被膜、14…欠損
部、15…非透明樹脂樹脂。
部、15…非透明樹脂樹脂。
Claims (1)
- 【請求項１】 透光性基板の一方の面に直接又は他の層
を介して着色カラーインク被膜を付着させる工程と、そ
の後前記着色カラーインク被膜の欠損の有無を検査する
工程と、前記着色カラーインク被膜に欠損がある場合に
該欠損部分を含む所定領域のインク被膜面上に光硬化性
の非透明樹脂を被覆する工程と、その後前記基板側から
光照射して前記欠陥部の非透明樹脂を硬化させる工程
と、その後欠陥部以外の非透明樹脂を除去する工程とを
備えるカラーフィルタの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8847192A JPH05288917A (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | カラーフィルタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8847192A JPH05288917A (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | カラーフィルタの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05288917A true JPH05288917A (ja) | 1993-11-05 |
Family
ID=13943691
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8847192A Pending JPH05288917A (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | カラーフィルタの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05288917A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0675384A1 (en) * | 1994-03-31 | 1995-10-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Color filter repair method and apparatus |
| EP0707231A3 (en) * | 1994-10-13 | 1996-07-17 | Shinto Paint Co Ltd | Method of repairing a defective color filter |
| KR100447379B1 (ko) * | 1994-03-28 | 2004-11-02 | 샤프 가부시키가이샤 | 컬러필터중의결함을교정하기위한방법 |
-
1992
- 1992-04-09 JP JP8847192A patent/JPH05288917A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100447379B1 (ko) * | 1994-03-28 | 2004-11-02 | 샤프 가부시키가이샤 | 컬러필터중의결함을교정하기위한방법 |
| EP0675384A1 (en) * | 1994-03-31 | 1995-10-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Color filter repair method and apparatus |
| US5714195A (en) * | 1994-03-31 | 1998-02-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Color filter repair method and apparatus, color filter, liquid crystal display device, and apparatus having liquid crystal display device |
| EP0707231A3 (en) * | 1994-10-13 | 1996-07-17 | Shinto Paint Co Ltd | Method of repairing a defective color filter |
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