JPH05285814A - 汎用性バリ取り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 砥石（バフ、ブラシ等のバリ取り器材を含
む）を利用して、単純な形状のワークから複雑な形状の
ワークまで容易にバリ取りをする。 【構成】 交差方向に移動可能な天井走行型の治具吊下
げ台車に吊下された昇降可能な支持棒に、水平方向に回
転可能な分岐状のブラケット３を取付ける。ブラケット
３に首振り自在に架承されたスリーブ手段を介して、砥
石８、およびその駆動機構を設ける。砥石の下方に水平
方向及び垂直方向に向かって反転可能に構成されたワー
ク固定台を設ける。 【効果】 各種形状のワークであっても、ワークをワー
ク固定台に一度固定すれば、その全周面（底面を除く）
のバリが、一動作で取り除ける。工場スペースを有効利
用できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、砥石（バフ、ブラシ等
のバリ取り器材を含む）を利用した単純な形状のワーク
から、複雑な形状のワークまで、バリ取りができる汎用
性バリ取り装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】砥石を利用したバリ取り装置としては、
各種の考案、及び実用に供されている装置が見当る。

【０００３】その中で、最近の技術文献として、例え
ば、下記のものが散見される。

【０００４】即ち、実公昭５７−５０１９８号のばり取
り装置、実公平１−２３７２７号のばり取り装置、実公
平３−１１７０号のバリ取り装置、更には実開昭６０−
１７８５６３号のバリ取り装置等が挙げられる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】以上で説明した考案
は、いずれも単純な形状（構造）のワークを、連続的、
かつ単純な動作を介して、バリ取りする構成となってい
る。

【０００６】それがため、多面に設けられたバリを、確
実かつ簡易に取り除くことができないし、また一面方向
又は二面方向におけるバリ取りであるため、複雑な形状
のワークの場合には、その都度、ワークの取付位置を変
更する必要があり、大変であること、作業性が悪いこ
と、等の課題が考えられる。

【０００７】また構造が複雑であり、その操作が大変で
あること、コスト高となること、等の課題が考えられ
る。

【０００８】

【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、一面
又は多面に設けられたバリを、簡単な操作を介して、確
実かつ作業性よく取り除くこと、また構造簡単にして、
装置の単純化、作業上の簡略化、低コスト化等を図るこ
と、等を目的として、下記の構成を採用する。

【０００９】即ち、本発明の汎用性バリ取り装置は、交
差方向に移動可能な天井走行型の治具吊下げ台車と、こ
の治具吊下げ台車に吊下された支持棒に、回転自在に取
付けられ、かつ水平方向に回転可能な分岐状のブラケッ
トと、このブラケット間に首振り自在に架承されたスリ
ーブ手段を介して、前記水平方向と直交する垂直方向
に、回転自在に挿設された回転軸と、この回転軸の先端
に設けた砥石支持部材を介して、前記水平方向及び垂直
方向に回転可能な砥石と、この砥石の回転を司る前記ブ
ラケットに設けられた伝達媒体を備えた駆動手段と、前
記砥石の下方に設けられ、前記水平方向及び垂直方向に
向かって反転可能なワーク固定台と、で構成される。

【００１０】

【作用】以下、本発明の作用（使用例）を説明する。

【００１１】先ず、ワーク固定台に、例えば、シリンダ
ー、その他締付け治具を利用して、ワークを固定し、通
常は、当該ワーク固定台を垂直状態（図３参照）にす
る。

【００１２】つづいて、ハンドルを把持しながらバリ取
り治具を、天井走行型の治具吊下げ台車を介して、Ｘ方
向（図１で手面側と奥面側）、又はＹ方向（図１で左右
側）にそれぞれ移動し、ワークの上面に砥石を位置させ
る。

【００１３】この場合に、シリンダー装置を介して、ワ
ーク上面に砥石を、添接する。

【００１４】そして、この一例では、先ずワーク上面の
バリを、砥石を介して取り除くのであるが（作業操作、
手順は一例である。以下同じ）、モーターをＯＮし、砥
石を回転させた後、ハンドルを把持しながら、例えば、
次のようにしてワーク上面のバリを取り除く。

【００１５】即ち、ハンドルを水平方向（図１で左右方
向で、いわゆる床面と同一面上を云う。以下同じ）に回
転すると、治具吊下げ台車より垂下された支持棒を中心
として、ブラケット、支持軸、スリーブ手段並びに砥石
支持部材が、水平方向において、概ね３６０゜回転し、
砥石が同じ方向に、概ね３６０゜自由回転する。

【００１６】この、砥石の概ね３６０゜の自由回転を介
して、ワーク上面の水平方向におけるバリに対応でき
る。

【００１７】尚バリ取り治具は、支持棒とブラケットと
の連係部位に介設した、バネを介して上下動（垂直方向
の上下動であり、前記水平方向と直交する方向の上下動
を云う。以下同じ）可能に構成されている。

【００１８】以上の水平方向の回転に付加して、先ず、
第１に水平方向の凹凸に対しては、前記バネ調整に付随
して、砥石自体の上下が保証されている。

【００１９】即ち、把持するハンドルを上下動すると、
ブラケットの下方に対峙した支持軸が、当該ブラケット
に対して回転自在に軸支されていることから、砥石支持
部材及びスリーブ手段は、当該支持軸を介して、ブラケ
ットに回転可能となっている。

【００２０】したがって、ハンドルを上方に移動すれ
ば、支持軸が時計方向（図２において、以下同じ）に回
動し、砥石が上方に移動する。また逆に下方に移動すれ
ば、前述とは逆となり、反時計方向に回動し、砥石が下
方に移動する。

【００２１】これによって、前述の如く、砥石自体（勿
論、砥石支持部材を含む、以下同じ）が、首振り動作す
る。

【００２２】この砥石の首振り動作により、ワーク上面
の小さな凹凸のバリ取りに対して、誠に有効に対処でき
る。

【００２３】したがって、前記砥石の概ね３６０゜の自
由回転（以下、自由回転とする。）と、バネによる上下
方向の垂直移動（以下、垂直移動とする。）と、この砥
石自体の首振り動作を介して、複雑な形状のワーク上面
のバリを、簡易な操作をもって、確実かつスピーディに
取り除くことができる。

【００２４】また砥石支持部材（砥石を含む）を支える
回転軸は、前記ブラケットに設けた支持軸を介して設け
られたスリーブに、回転自在に設けられていることか
ら、砥石支持部及び砥石は、単独で、ブラケットに対し
て回転自在となっており、換言すれば、支持棒の垂下方
向（前記水平方向と直交する方向を云う。以下、単に垂
直方向とする。）において回転自在となっている（以
下、回転動作とする。）したがって、砥石支持部材及び
砥石は、ワーク上面で、かつ凹凸の波状曲面にあるバリ
を、この回転動作、又は前記首振り動作、及び／又は、
上下動との連係により、単純な形状のワークのバリ取り
から、複雑な形状のワークのバリ取りまで、本装置に
て、確実かつ簡易に取り除くことができる。

【００２５】更に、本発明は、砥石支持部材を支持する
スリーブが、ブラケットに支持軸を介して設けられた支
持輪に対して、例えば、シリンダー等の押圧手段を介し
て、前後動可能（作業者の遠近方向を云う。）に設けら
れていることから、砥石の摩耗に対して、前記押圧手段
を作動し、砥石の位置を変更して、モータ等の駆動手段
とのバランスを保持し、作業性の向上に寄与するように
構成されている。また、前記前後動作を利用して、例え
ば、奥行きの大きいワークに対しても、大きなストロー
ク（前後動作）により、確実なバリ取り作業が行い得る
ものであり、大変重宝する。

【００２６】また図示しないが、本発明の他の例では、
砥石支持部材を支持するスリーブが、ブラケットに支持
軸を介して設けられた支持輪に対して、前後動可能に設
けられていることから、砥石の摩耗、又は作業者の腕の
伸張、又は収縮（折り曲げ）を介して、前後動可能（前
後動作）に設けられている。

【００２７】この前後動作を利用して、例えば、前述と
同様に、奥行きの大きいワークに対しても、大きなスト
ローク（前後動作）により、確実なバリ取り作業を行う
場合もあり得る。

【００２８】尚以上は、ワーク固定台を立設した状態で
説明したが、図４の如く、例えば、一点鎖線で示すよう
に９０゜（一例である。）反転した状態でも同様に行わ
れる（図示しないが、反対方向への反転も当然可能であ
る）。

【００２９】但し、この場合は、治具吊り下げ台車の移
行等を利用して、通常ワークの一側面のバリ取りがなさ
れる。

【００３０】勿論、図示の如く、ワーク固定台を回転
し、各態様で、前記のバリ取り作業がなされることもあ
り得るし、また自動制御で、前記各動作をコントロール
することもできる。

【００３１】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。

【００３２】本発明のバリ取り治具は、大別するとＸ、
Ｙ方向に移動する治具吊下げ台車１と、この治具吊下げ
台車に垂下された支持棒２（支持棒２は、ピストンロッ
ドを兼ねる場合もあり得る。）と、この支持棒２に回転
自在（自由回転）、又は昇降自在（上下動）に設けられ
たブラケット３と、このブラケット３に、一対の支持軸
４、４を介して首振り自在（首振り動作）に架承された
スリーブ手段５と、このスリーブ手段５に回転自在（回
転動作）に設けられた砥石支持部材６と、この砥石支持
部材６に前後動（前後動作）を付与する前後動手段７
と、前記砥石支持部材６に装備する砥石８に回転を付与
する駆動手段９と、ワーク固定台１０と、で構成されて
いる。

【００３３】そこで、先ず、治具吊下げ台車１の一例に
ついて説明すると、この治具吊下げ台車１は、通常、天
井（図示せず）より垂下、又は壁面（図示せず）、或い
は枠体（フレーム）Ａ等に差し渡されたＹ方向（矢印で
示す）の一対の梁１１の各レール面に、かつＹ方向に移
動可能に設けられるＹ台車１２と、このＹ台車１２上
に、かつＹ方向と直交するＸ方向に（矢印で示す。）に
配備された一対のレール１３と、このレール１３上をＸ
方向に移動可能なＸ台車１４とで、構成され、Ｘ台車１
４が、Ｙ台車１２のＹ方向の移動を利用して、前記ＸＹ
方向に移動可能に構成されていて、後述するワーク固定
台１０の上面に、バリ取り治具を移動できる機構となっ
ている。

【００３４】そして、この治具吊下げ台車１のＸ台車１
４より垂下された支持棒２は、前記枠体（フレーム）Ａ
の柱間に設けられた隙間を介して、下方に垂下されてお
り、当該支持棒２は、Ｘ台車１４によるＹ方向への移動
と、前記隙間内におけるＸ方向への移動と、が許されて
いる。

【００３５】また前記支持棒２、及びバリ取り治具の昇
降を司るシリンダー１５が、この例ではＸ台車１４に設
けられている。

【００３６】図中２１は支持棒２を固設するナットであ
る。

【００３７】尚この支持棒２を、Ｘ台車１４に回転自在
に垂下することもできる。

【００３８】前記の如く構成された支持棒２の下端に
は、バネ２２、及びナット２３を介して、ブラケット３
が吊架されており、原則として、このブラケット３は、
支持棒２に対して３６０゜回転可能となっており、砥石
支持部材６に水平方向における３６０゜の自由回転（矢
印で示す。）を付与する機構となっている。

【００３９】尚バネ２２の弾発を介して、当該ブラケッ
ト３又は砥石支持部材６に、上下方向への動作（上下
動、矢印で示す。）を保証している。

【００４０】図中２４はバネ２２を装着する鍔体で、ブ
ラケット３の上面に対峙する支持棒２の下部に捲装され
ている。

【００４１】次にスリーブ手段５の一例について説明す
ると、このスリーブ手段５は、ブラケット３の分岐端３
１、３１より、ブラケット３間に向かって延設した支持
軸４、４と、この支持軸４、４に架承される支持輪５１
と、この支持輪５１に挿設されたスリーブ５２と、で構
成され、当該スリーブ手段５の支持軸４、４が前記分岐
端３１、３１に穿設された孔３１ａ、３１ａに、遊嵌さ
れていることから、後述するハンドル等の上下動を介し
て、支持軸４、４が回転され、もってこのスリーブ手段
５が首振り動作し、もって砥石支持部材６が首振り動作
（矢印で示す。）する機構となっている。

【００４２】また前記の如く構成されたスリーブ手段５
には回転軸６１を介して、砥石支持部材６がスリーブ手
段５のスリーブ５２に対して回転自在（回転動作、矢印
で示す。）に設けられる。

【００４３】この砥石支持部材６の一例について説明す
ると、砥石支持部材６は、スリーブ５２に回転自在に挿
設される回転軸６１と、この回転軸６１の先端（スリー
ブ５２の先端側）に設けられた鍔体６２と、この鍔体６
２の前面に設けられ、かつ前記支持軸４、４と同方向に
設けられる軸受６３と、この軸受６３に挿設された砥石
取付軸６４と、この砥石取付軸６４の一端に固止された
プーリー６５と、前記砥石取付軸６４の他端に固止され
た各種形状の砥石８と、で構成され、前記スリーブ５２
の後端側に設けられた駆動手段９よりの動力が、ベルト
９１を介してプーリー６５に伝達され、もって、砥石８
が回転する機構となっている。

【００４４】図中６７は鍔体６２に取付けられたハンド
ル、９２は駆動手段９のプーリーを示す。

【００４５】尚軸受６３は、図示の例の如く、鍔体６２
より延設腕６６を介して設けることもできる。

【００４６】続いて砥石支持部材６の前後動（矢印で示
す。）を制御する前後動手段７の一例について説明する
と、この前後動手段７は、前記支持輪５１より延設した
取付片７１と、前記スリーブ５２の後端側に固止された
取付板７２と、前記取付片７１に固止されたシリンダー
７３と、このシリンダー７３のピストンロッド７３ａと
で構成され、このシリンダー７３のピストンロッド７３
ａの先端は、前記取付け板７２に固止されている。

【００４７】したがって、ピストンロッド７３ａが前進
すると、スリーブ５２が前方に移行し、これに伴って砥
石支持部材６は図２で向かって右側方向に前進する。通
常この場合は、砥石８が大きい状況の場合を想定する。
一方ピストンロッド７３ａが前進位置より後退すると、
スリーブ５２が後方に移行し、これに伴って砥石支持部
材６は図２で向かって左側方向に後退する。通常この場
合は、砥石８が小さい状況の場合を想定する。

【００４８】したがって、前記砥石支持部材６に設けた
砥石８の大小に対応して、砥石支持部材６を前進後退
し、かつ前記駆動手段９の重量を利用してバランス感覚
を維持する構造となっている。

【００４９】また図示しないが、前記前後動手段７の一
部を、一端が前記取付板７２に固止され、他端が前記取
付片７２に遊嵌されているガイド杆と、このガイド杆に
介装されているバネと、で構成し、前記ハンドル６７を
介して、この前後動手段７を作動させる。即ち、ハンド
ル６７を作業者が、手面側に引く（牽引）ことにより、
スリーブ５２及び取付板７２が、支持輪５１を介して前
進するとともに、バネが圧縮されて、砥石支持部材６が
前進する。一方、前記牽引を中止すると、バネの反撥に
より、スリーブ５２及び取付板７２が、支持輪５１を介
して後退し、もって、前記前進していた砥石支持部材６
を後退させる。という機構を採用すれば、砥石８の水平
方向の自由な前後動作が期待できる。

【００５０】以上は、各動作を手作業で操作する例を説
明したが、自動制御手段で操作すること、及び両操作を
併用するなど、各種の操作が可能となる。

【００５１】またワーク固定台１０は、床面Ｂに、例え
ば、歯車伝達手段１０１、駆動手段１０２を介して固定
自在に設けられたベース１０３と、このベース１０より
立設された立上ブラケット１０４と、この立上ブラケッ
ト１０４に枢着された揺動ブラケット１０５と、この揺
動ブラケット１０５に設けられた固定台１０６と、この
固定台１０６に設けられたシリンダー、固定具等のチャ
ッキング手段１０７と、で構成されており、固定台１０
６は、揺動ブラケット１０５の揺動、及びストッパー手
段、制御手段（図示せず）を介して、図３の実線の如
く、立設され、同一点鎖線の如く、９０゜回転し横設さ
れる（図示しないが、反対方向も可能である。また同様
に、図示しないが、各方向の傾斜状態でもよい。）。

【００５２】尚前記ワーク固定台１０の揺動は、例え
ば、駆動装置１０８と、この駆動装置１０８で回転する
歯車伝動機構１０９を介して、支持軸１１０を回転制御
する構造がよい。

【００５３】また前記ワーク固定台１０が、歯車伝達手
段１０１、又はその他伝達装置及び駆動手段１０２を介
して、水平方向において回転自在に設けらている。

【００５４】図中Ｗはワークを示す。

【００５５】また前述の各例は、一例であり、同効を奏
する機構は、本発明の技術的範囲に含まれる。

【００５６】更に図示しないが、当該バリ取り装置を区
画室内に配備し、当該区画室に排塵装置を設ける構造で
もよい。

【００５７】

【発明の効果】本発明は、以上の如く、Ｘ、Ｙ方向に移
動可能な治具吊り下げ台車に、支持棒を介してブラケッ
トを自由回転可能に設け、このブラケットにスリーブ手
段を介して砥石支持部材を、首振り動作及び回転動作可
能な構成としたので、下記の効かを有する。

【００５８】（１）ワーク固定台に固定された各種形状
のワークに設けられたバリを、確実かつ簡易に取り除く
ことができる。

【００５９】（２）砥石が、各方面に亘って動作可能で
あり、単純な形状のワークから、複雑な形状のワークま
で、そのバリを取り除くことができる。

【００６０】（３）熟練を要さず、かつ何人も簡易に、
各種形状のワークのバリを取り除くことができる。

【００６１】（４）各種形状のワークであっても、ワー
クの取付け位置を変更をせず、一動作で多面に設けられ
たバリを、取り除くことができる。

【００６２】また本発明は、ワーク固定台が、垂直方向
及び／又は水平方向に対して、移動可能な構成となって
おり、下記の効果を有する。

【００６３】（５）ワークをワーク固定台に一度固定す
れば、その全周面（底面を除く）のバリが、一動作で取
り除ける。

【００６４】（６）工場スペースを有効利用できる。

【００６５】（７）その他全体の構造が簡略化されてお
り、操作の容易化、低コスト化に寄与できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一例を示す一部欠截の全体正面図であ
る。

【図２】要部の拡大断面図である。

【図３】スリーブ手段の一例を示す拡大断面図である。

【図４】ワーク固定台の一例を示す側面図である。

【図５】砥石支持部材の一例を示す拡大斜視図である。

【符号の説明】

１ 治具吊下げ台車 １１ 梁 １２ Ｙ台車 １３ レール １４ Ｘ台車 １５ シリンダー ２ 支持棒 ２１ ナット ２２ バネ ２３ ナット ２４ 鍔体 ３ ブラケット ３１ 分岐端 ３１ａ 孔 ４ 支持軸 ５ スリーブ手段 ５１ 支持輪 ５２ スリーブ ６ 砥石支持部材 ６１ 回転軸 ６２ 鍔体 ６３ 軸受 ６４ 砥石取付軸 ６５ プーリー ６６ 延設腕 ６７ ハンドル ７ 前後動手段 ７１ 取付片 ７２ 取付板 ７３ シリンダー ７３ａ ピストンロッド ８ 砥石 ９ 駆動手段 ９１ ベルト ９２ プーリー １０ ワーク固定台 １０１ 歯車伝達手段 １０２ 駆動手段 １０３ ベース １０４ 立上ブラケット １０５ 揺動ブラケット １０６ 固定台 １０７ チャッキング装置 １０８ 駆動装置 １０９ 歯車伝達機構 １１０ 支持軸 Ａ 枠体（フレーム） Ｂ 床面

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 交差方向に移動可能な天井走行型の治具
   吊下げ台車と、 この治具吊下げ台車に吊下された支持棒に、回転自在に
   取付けられ、かつ水平方向に回転可能な分岐状のブラケ
   ットと、 このブラケット間に首振り自在に架承されたスリーブ手
   段を介して、前記水平方向と直交する垂直方向に、回転
   自在に挿設された回転軸と、 この回転軸の先端に設けた砥石支持部材を介して、前記
   水平方向及び垂直方向に回転可能な砥石と、 この砥石の回転を司る前記ブラケットに設けられた伝達
   媒体を備えた駆動手段と、 前記砥石の下方に設けられたワーク固定台と、 で構成される汎用性バリ取り装置。
2. 【請求項２】 請求項１のスリーブ手段が、 前記ブラケット間に架承され、当該ブラケット間に、そ
   の内方に向かって対峙状に設けられた支持軸と、 この支持軸に固定された支持輪と、 この支持輪に、かつ前記水平方向に移動可能なスリーブ
   と、 で構成されている請求項１の汎用性バリ取り装置。
3. 【請求項３】 請求項１のワーク固定台が、 前記垂直方向及び／又は水平方向に対して、移動可能に
   構成されている請求項１の汎用性バリ取り装置。