JPH05282246A - マイクロコンピュータ - Google Patents

マイクロコンピュータ

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JPH05282246A
JPH05282246A JP7787992A JP7787992A JPH05282246A JP H05282246 A JPH05282246 A JP H05282246A JP 7787992 A JP7787992 A JP 7787992A JP 7787992 A JP7787992 A JP 7787992A JP H05282246 A JPH05282246 A JP H05282246A
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JP
Japan
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microcomputer
bus
signal
output
permission signal
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JP7787992A
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Inventor
Takayoshi Sasaki
隆義 佐々木
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のマイコンが同一のバスに接続されてデ
−タを共有するマイコンシステムにおいて、簡易なバス
調停機能によって、システム設計を容易にでき、1種類
のマイコンのみで構成することができると共に、端子数
が少ないマイクロコンピュータを提供する。 【構成】 マイコン1,8,13は、共有バス6に接続
されており、夫々同一構成を有している。マイコン1
は、CP∪2,DMΑ3及び共有バス制御部4で構成さ
れている。マイコン1はメモリ5に接続され、CP∪2
は、メモリ5に書き込まれた命令プログラムに基づいて
動作する。各マイコンは、共有バス6の使用を許可する
許可信号18,19,20の信号線によりリング状に接
続されており、その許可信号は、各マイコン間において
循環される。各マイコンは、許可信号を入力すると、共
有バス6の使用を開始し、許可信号を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロコンピュータ
に関し、特に複数のマイクロコンピュ−タを同一のバス
に接続してデ−タを共有するためのバス調停回路を有す
るマイクロコンピュ−タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマイクロコンピュ−タ(以下、マ
イコンと記す)としては、ダイレクトメモリアクセス装
置(以下、DMΑと記す)及び中央処理装置(以下、C
PUと記す)とそのDMΑ及びCPUが通常命令フェッ
チをするメモリ空間とを接続するバスと、DMΑと主に
そのDMΑがアクセスするデ−タの格納をするメモリ空
間とを接続するバスとを持つ高速なデ−タ処理に適した
マイコンがある。またDMΑには、マイコンに内蔵され
た通信回路及び外部のディスク装置が接続され、各種メ
モリへデ−タ転送が行なわれる。
【0003】図5は、上述のような従来のマイコンの一
例を示すブロック図であり、複数のマイコンを有してお
りその複数のマイコンはDMΑがアクセスするメモリ区
間を共有し同一のデ−タを利用して、デ−タ処理をする
構成を示している。図5に示すように、マイコン51
は、CPU52とDMΑ53とで構成されている。マイ
コン51はメモリ54に接続され、CPU52は、メモ
リ54に書き込まれた命令プログラムに基づいて動作す
る。また、マイコン51は、共有バス55に接続されて
いる。共有バス55は、共有するデ−タを読み書きする
ための共有メモリ56にも接続されている。
【0004】マイコン57は、CPU58とDMΑ59
とで構成されている。マイコン57はメモリ60に接続
され、CPU58は、メモリ60に書き込まれた命令プ
ログラムに基づいて動作する。また、マイコン57は、
共有バス55に接続されている。マイコン61は、CP
U62とDMΑ63とで構成されている。マイコン61
はメモリ64に接続され、CPU62は、メモリ64に
書き込まれた命令プログラムに基づいて動作する。ま
た、マイコン61は、共有バス55に接続されている。
【0005】マイコン57は、共有バス55を使用する
とき、バス要求信号B65を出力する。同様に、マイコ
ン61は、バス要求信号C66を出力する。ΟRゲ−ト
67は、バス要求信号B65とバス要求信号C66を入
力して論理和をとり、バス要求信号Α68を出力する。
【0006】マイコン51は、バス要求信号Α68を入
力し、マイコン51が共有バス55を使用しないとき
は、“0”をバス許可信号Α69としてインバ−タ70
に出力する。インバ−タ70は、バス許可信号Α69を
反転して、ΝΑΝDゲ−ト71及びΝΑΝDゲ−ト72
に出力する。更に、ΝΑΝDゲ−ト72は、バス要求信
号B65を入力して、反転されたバス許可信号Α69と
バス要求信号B65との論理積をし、更に反転させてバ
ス許可信号B73としてマイコン57に出力する。ΝΑ
ΝDゲ−ト71は、反転されたバス許可信号Α69と反
転されたバス要求信号B65とバス要求信号C66との
論理積をし更に反転させてバス許可信号C74としてマ
イコン61に出力する。
【0007】基準クロックφ75は、マイコン51,5
7,61に入力される。この基準クッロクφ75に従っ
て、マイコン51,57,61は動作する。
【0008】次に上述の従来のマイコンの動作をについ
て図6に示すタイミングチャ−トを参照して説明する。
図6は、図5に示す従来のマイコンにおける各部の動作
を示すタイミングチャ−トである。本従来例では、始め
にマイコン57が共有バス55へのアクセスを開始する
ものとしている。そのバスサイクルが終了する前に、マ
イコン61から共有バス55の使用要求がでた場合のタ
イミングについて説明する。
【0009】図6に示すように、基準クロックφ73
は、タイミングT1〜T11の基となっている。タイミ
ングT1において、マイコン57におけるDMΑ59が
共有バス55をアクセスしようとすると、マイコン57
は、バス要求信号B65を“1”にする。これにより、
ΟRゲ−ト67の出力であるバス要求信号Α68が
“1”となりマイコン51に入力される。タイミングT
2において、マイコン51は、自己が共有バス55をア
クセスしないときはバス要求信号Α68に対してバス許
可信号Α69を“0”にする。バス許可信号Α69は、
インバ−タ70に入力され“1”となって出力される。
バス要求信号B65とインバ−タ70の出力とは“1”
なのでタイミングT2では、ΝΑΝDゲ−ト72の出力
が“0”になりバス許可信号B73がアクティブにな
る。
【0010】マイコン57は、アクティブなバス許可信
号B73を入力して1基準クロック後のタイミングT3
から共有バス55へのアクセスを開始する。本従来例で
は、アドレスデ−タマルチプレックスとなっていて、共
有バス55へは、タイミングT3からアドレスを出力
し、タイミングT4,T5,T6においてデ−タを入出
力する。ここで、タイミングT4において、マイコン6
1におけるDMΑ63が共有バス55をアクセスしよう
とすると、マイコン61はバス要求信号C66を“1”
にしてアクティブにする。ΟRゲ−ト67は、既にバス
要求信号B65によりアクティブとなっており、この時
点では、バス要求信号Α68に変化はない。
【0011】マイコン51から出力されるバス許可信号
Α69をインバ−タ70が反転した信号は“1”にな
り、バス要求信号C66は“1”になり,バス要求信号
B65が“1”になるので、ΝΑΝDゲ−トΑ71の出
力であるバス許可信号C74は“1”になり、アクティ
ブとはならない。
【0012】タイミングT6において、マイコン57が
共有バス55の使用を終了すると、マイコン57は、バ
ス要求信号B65を“0”にし、共有バス55の使用要
求を取り下げる。マイコン61は、バス要求信号C66
を出力を続けているので、バス要求信号Α68は“1”
になり続け、これに対応してバス許可信号Α69もアク
ティブになり続け、インバ−タ70の出力は“1”とな
っている。
【0013】バス要求信号B65が“0”になると、Ν
ΑΝDゲ−ト71がアクティブになり、バス許可信号C
74は“0”になりアクティブになる。バス許可信号C
74が“0”なので1基準クロック後にマイコン61
は、共有バス55へアクセスを開始する。
【0014】タイミングT7からアドレスを出力し、タ
イミングT8,T9,T10においてデ−タを入出力す
る。タイミングT10においてマイコン61がメモリへ
のアクセスを終了すると、バス要求信号C66を取り下
げる。そしてバス要求信号C66が“0”になるので、
バス要求信号Α68が“0”になり共有バス55の使用
要求がなくなるので、1基準クロック後のタイミングT
11においてバス許可信号Α69は“1”になり、マイ
コン57,61による共有バス55の使用は終了する。
【0015】また、マイコン51が共有バス55をアク
セスする場合は、バス許可信号Α69をアクティブにせ
ず、他のマイコンが共有バス55をアクセスしないよう
に制御して、バス使用の調停を計っている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のマイコンでは、マイコンが複数接続されている
のでバスの調停をするために、優先順位回路を用いなけ
ればならない。従って、優先順位を低く割当てられたマ
イコンは、自己より優先順位の高い全ての他のマイコン
の処理が終了するまで、長い間バスの制御権を得ること
ができない場合があり、マイコンの処理時間を見積るの
が困難となり、複数のマイコンを用いたシステム設計を
難しくしているという問題点がある。
【0017】上述した従来のマイコンのようにマイコン
を複数接続する場合では、複数のマイコンの内で1つの
マイコンは、バスの使用要求信号を入力し、バスの使用
許可信号を出力する回路を内蔵しなければならない。他
の複数のマイコンは、バスの使用要求信号を出力し、バ
スの使用許可信号を入力する回路を内蔵しなければなら
ない。従って、上述した従来のマイコンでは、2種類の
マイコンを設計及び製造しなければならず、そして使用
の繁雑さも増大して経済的な負担が大きいという問題点
がある。
【0018】また、上述した従来のマイコンでは、複数
のマイコンを接続すために、外付けの優先順位制御回路
を拡張しなければならないので部品数が増加してしま
う。更に、優先順位制御回路をマイコンに内蔵しても、
接続する外部のマイコンの数に応じて必要となる端子数
が増大しまうという問題点がある。
【0019】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、複数のマイコンが同一のバスに接続されて
デ−タを共有するマイコンにおいて、簡易なバス調停回
路によって、システム設計が容易にでき、1種類のマイ
コンのみで構成することができ、かつ端子数を少なくす
ることができるマイコンを提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係るマイクロコ
ンピュ−タは、複数のマイクロコンピュ−タと、この複
数のマイクロコンピュ−タに共通に用いられる第1の記
憶手段と、前記複数のマイクロコンピュ−タにおける個
々のマイクロコンピュ−タに対して夫々個別に用いられ
る複数の第2の記憶手段と、前記複数のマイクロコンピ
ュ−タ間及び第1の記憶手段を共通に接続するバスとを
有するマイクロコンピュ−タにおいて、前記複数のマイ
クロコンピュ−タは、前記バスの使用権を示す許可信号
を入出力し、自己が前記バスを使用しないときは入力し
た前記許可信号を他の前記マイクロコンピュ−タに出力
し、自己が前記バスを使用するときは前記許可信号を入
力してから保持して前記バスの使用後に前記許可信号を
他の前記マイクロコンピュ−タに出力するバス制御手段
を夫々有することを特徴とする。
【0021】
【作用】本発明に係るマイコンにおいては、複数のマイ
コンが同一のバスに接続されるマイコンシステムにおい
て、複数のマイコンは、夫々バス制御手段を有してい
る。バス制御手段は、各マイコンが共有するバスを自己
のマイコンが使用することができるようにする手段であ
る。そして、各マイコンにおけるバス制御手段は、リン
グ状に接続されて、バスの使用権を示す許可信号を入出
力して循環させている。バス制御手段は、自己のマイコ
ンがバスを使用するときは、許可信号を入力してから保
持してバスの使用後にその許可信号を他のマイコンにお
けるバス制御手段に出力する。これらにより、各マイコ
ンにおけるバスの制御権は、リング状に接続した許可信
号の接続の順番で決るので、他のマイコンのバスの使用
が1度終了していれば必ずバスの制御権を得ることがで
きる。従って、本発明に係るマイコンでは、マイコンの
処理時間を見積易くなり、各マイコンは、許可信号の入
力端子及び出力端子のみを持てばよいので、端子数を接
続するマイコンの数によって変更する必要がなく、ま
た、優先順位を制御する回路が不要になる。更には、複
数のマイコンにおける夫々の回路構成は同じものでよい
ので、従来例のように2種類のマイコンを使用する必要
がなく経済的に有利になる。
【0022】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
【0023】図1は、本発明の第1の実施例に係るマイ
コンを示すブロック図である。本第1の実施例に係るマ
イコンは、複数のマイコンを有しており、その複数のマ
イコンはDMΑがアクセスするメモリ区間を共有し、同
一のデ−タを利用してデ−タ処理をする構成である。ま
た、図示しないが各マイコンには、例えば高速通信制御
回路等の周辺回路が内蔵され、各DMΑに接続され各D
MΑを介して共有メモリ7へデ−タを入出力する。
【0024】マイコン1は、CPU2,DMΑ3及び共
有バス制御部4で構成されている。マイコン1はメモリ
5に接続され、CPU2は、メモリ5に書き込まれた命
令プログラムに基づいて動作する。また、マイコン1
は、共有バス6に接続されている。共有バス6は、共有
するデ−タを読み書きするための共有メモリ7にも接続
されている。
【0025】マイコン8は、CPU9,DMΑ10及び
共有バス制御部11で構成されている。マイコン8はメ
モリ12に接続され、CPU9は、メモリ12に書き込
まれた命令プログラムに基づいて動作する。また、マイ
コン8は、共有バス6に接続されている。
【0026】マイコン13は、CPU14,DMΑ15
及び共有バス制御部16で構成されている。マイコン1
3はメモリ17に接続され、CPU14は、メモリ17
に書き込まれた命令プログラムに基づいて動作する。ま
た、マイコン13は、共有バス6に接続されている。
【0027】バスアクセスを許可する許可信号A18
は、マイコン1に入力され、マイコン1は、許可信号B
19を出力する。バスアクセスを許可する許可信号C2
0は、マイコン8に入力され、マイコン8は、許可信号
A18を出力する。バスアクセスを許可する許可信号B
19は、マイコン13に入力され、マイコン13は、許
可信号C20を出力する。
【0028】基準クロックφ21は、マイコン1,8,
13に入力される。この基準クッロクφ21に従って、
マイコン1,8,13は動作する。リセット信号22
は、マイコン1,8,13に入力され、各マイコンを同
時に初期化する。
【0029】更に、図2を参照して図1に示すマイコン
1,8,13における共有バス制御部4,11,16の
構造について説明する。図2は、図1に示すマイコンに
おける共有バス制御部4,11,16の構造を詳細に示
す回路図である。共有バス制御部4,11,16は、夫
々同一の構造をしている。
【0030】許可信号入力端子31を介して入力される
許可信号A18は、基準クロックφ21の立ち下がりに
同期するDラッチ32に入力される。Dラッチ32の出
力は、ANDゲート33及び34に入力される。マイコ
ン1に内蔵されるDMA3は、共有バス6を使用したい
とき、REQ信号35を出力し、フリップフロップ(以
下F/Fと記す)36をセットする。F/F36は、基
準クロックφ21の立ち下がりに同期して動作する。F
/F36の出力信号は、ΑΝDゲ−トΑ33に入力され
る。ΑΝDゲ−トΑ33の出力は、バススタ−ト信号3
7としてDMΑ3へ送られる。DMΑ3は、共有バス6
の使用を終了すると終了信号38を出力し、F/F36
をリセットする。スタ−ト信号40は、マイコン1にお
けるCPU2から出力される。ΟRゲ−ト39は、ΑΝ
Dゲ−ト34の出力と終了信号38とスタ−ト信号40
とを入力し論理和をとる。ΟRゲ−ト39の出力は、基
準クロックφ21の立上がりに同期するDラッチ41に
入力される。Dラッチ41の出力は、許可信号B19と
して許可信号出力端子42を介して出力される。
【0031】次に、上述の如く構成された本第1の実施
例に係るマイコンの動作について説明する。
【0032】図3は、図1及び図2に示す本第1の実施
例に係るマイコンにおける各部の動作を示すタイミング
チャ−トである。図3に示すように、基準クロックφ2
1は、タイミングT1〜T10の基となっている。
【0033】先ず、各マイコン1,8,13から共有バ
ス6への使用要求がない場合について説明する。許可信
号Α18がタイミングT1において基準クロックφ21
の立ち上がりで“1”になると、その許可信号Α18を
入力したDラッチ32は、タイミングT2における基準
クロックφ21の立上がりで出力を“1”にする。ここ
で、RΕQ信号35はDMΑ3より出力されていないの
で、F/F36の出力は“0”になり、ΑΝDゲ−ト3
4の出力は“1”になる。ΟRゲ−ト39の出力は、Α
ΝDゲ−ト34の出力により“1”になる。ΟRゲ−ト
39の出力は、Dラッチ41によりタイミングT2にお
ける基準クロックφ21の立上がりラッチされ許可信号
出力端子42より許可信号B19として出力される。
【0034】従って、共有バス6の使用要求がない場合
には、許可信号入力端子31から入力された許可信号А
18は、1基準クロック後に許可信号出力端子42から
許可信号B19となって出力される。マイコン8,9に
おいても共有バス制御部11,16は上述と同様に動作
する。
【0035】タイミングT2において、マイコン1から
出力された許可信号B19は、マイコン13における共
有バス制御部16に入力され、1クロック後のタイミン
グT3において、許可信号C20として出力される。更
に許可信号C20は、マイコン8に入力され、1クロッ
ク後のタイミングT4において許可信号Α18としてマ
イコン8から出力される。ここで、RΕQ信号35がア
クティブでない場合は、許可信号Α18は、許可信号B
19としてマイコン1から出力される。つまり、共有バ
ス6を使用しない限り1基準クロックの長さで1レベル
の許可信号が各マイコン間を循環することになる。
【0036】次に、マイコン1が共有バス6をアクセス
する場合について説明する。DMΑ3が共有バス6をア
クセスしようとすると、DMΑ3は、タイミングT3に
おいてRΕQ信号35を出力して、F/F36をセット
する。許可信号がマイコン間を循環して、許可信号Α1
8がアクティブになり、タイミングT4において許可信
号入力端子31より入力され、タイミングT5において
Dラッチ32により基準クロックφ21の立上がりに同
期化される。F/F36の出力がタイミングT4におい
て“1”、Dラッチ32の出力がタイミングT5におい
て“1”となったので、ΑΝDゲ−トΑ33の出力は、
タイミングT5における基準クロックφ21の立上がり
で“1”になり、バススタ−ト信号37がアクティブに
なる。バススタ−ト信号37を入力したDΜΑ3は、タ
イミングT5において基準クロックφ21が“1”のと
き共有バス6にアドレスを出力し、共有バス6へのアク
セスを開始する。
【0037】本第1の実施例に係るマイコンでは、アド
レスデ−タマルチプレックスとなっており、タイミング
T5においてアドレスを出力し、タイミングT6,T
7,T8において共有メモリ7へデ−タを入出力する。
【0038】ここで、F/F36の出力は“1”であ
り、ΑΝDゲ−トB34の出力は“0”なので、許可信
号B19は“0”のままである。そして、他のマイコン
8,13は、許可信号B19及びC20が“1”となら
ないので、共有バス6へアクセスするためのスタ−トの
タイミングをDΜΑ10,15へ与えるバススタ−ト信
号37出力することができず共有バス6をアクセスしな
い。
【0039】マイコン1におけるDMΑ3は、タイミン
グT8においてデ−タ入出力を終了すると、終了信号3
8を出力する。終了信号38によりF/F36は、リセ
ットされ次のバス使用要求に備える。終了信号38は、
ΟRゲ−ト39を介してタイミングT8においてDラッ
チ41に入力され、基準クロックφ21の立上がりに同
期化されて許可信号出力端子42から許可信号B19と
して出力される。許可信号B19が出力されたので、他
のマイコン8,16は、共有バス6をアクセスすること
ができるようになる。
【0040】なお、本第1の実施例に係るマイコンで
は、許可信号を各マイコン間で循環する必要があるの
で、リセット信号22により各マイコンの初期化後1つ
のマイコンだけが許可信号を出力するようにする。図1
に示す本第1の実施例では、スタ−ト信号40を出力す
る命令をマイコン1の初期化後実行するように記述され
たプログラムがメモリ5に格納されている。マイコン1
におけるCPU2は、リセット信号22により初期化後
メモリ5に格納されている命令を実行して、スタ−ト信
号40を出力する。スタ−ト信号40は、ΟRゲ−ト3
9を介してDラッチ41に入力され、基準クロックφ2
1の立上がりに同期化されて許可信号出力端子42から
許可信号B19として出力される。許可信号B19が出
力されたので、許可信号の循環がスタ−トする。
【0041】以上説明したように、本第1の実施例に係
るマイコンでは、ソフトウェアにより初期化後に最初の
許可信号を出力するマイコンを選択している。
【0042】次に、本発明の第2の実施例に係るマイコ
ンについて説明する。図4は、本発明の第2の実施例に
係るマイコンにおける共有バス制御部を示す回路図であ
る。なお、図4において、図2に示す第1の実施例に係
る共有バス制御部と同一の構成部には、同一符号を付し
て説明を省略する。
【0043】図1に示す本第2の実施例に係るマイコン
における共有バス制御部において、図2に示す第1の実
施例に係る共有バス制御部と相違する構成部分は、ΟR
ゲ−ト39に入力されていたスタ−ト信号40が削減さ
れている部分と、リセット検出回路43が付加されてい
る部分とである。従って、スタ−ト信号の生成方法が第
1の実施例とは異なっている。
【0044】本発明に係るマイコンでは、許可信号を各
マイコン間で循環する必要があるので、リセット信号2
2による各マイコンの初期化後1つのマイコンだけが許
可信号を出力するようにしている。
【0045】リセット検出回路43は、リセット信号2
2を入力すると、マイコン1の初期化後1基準クロック
幅の信号を出力する。また、マイコン1には、端子44
が設けられている。リセット検出回路43は、端子44
を介して入力した信号のレベルが“1”ならば動作す
る。その信号のレベルが“0”ならば動作しない。
【0046】複数接続されたマイコンも上述と同様の構
成であり、複数接続されたマイコンの内1つのマイコン
だけが端子44の信号レベルを“1”とし、他のマイコ
ンにおける端子44に相当する部分の信号レベルは
“0”にする。端子44における信号レベルが“1”な
らリセット信号22による初期化後、リセット信号検出
回路43の出力は、1基準クロック幅だけ“1”にな
る。リセット信号検出回路43の出力は、ΟRゲ−ト3
9を介してDラッチ41に入力され基準クロックφ21
の立上がりに同期化され、許可信号出力端子42から許
可信号B19として出力される。他のマイコンにおい
て、端子44に相当する部分の信号レベルは、“0”な
ので許可信号は出力されない。
【0047】以上説明したように、本第2の実施例で
は、リセット信号検出回路及び端子を設け、その端子か
ら入力する信号レベルによって初期化後の最初の許可信
号を出力するマイコンを選択している。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るマイコ
ンによれば、複数のマイコンが同一のバスに接続されて
いるマイコンシステムにおいて、各マイコンにおけるバ
スの制御権は、リング状に接続した許可信号の接続の順
番で決るので、他のマイコンのバスの使用が1度終了し
ていれば必ずバスの制御権を得ることができる。従っ
て、本発明に係るマイコンでは、マイコンの処理時間を
見積易くなり、複数のマイコンを使用したシステムの設
計を容易にすることができる。
【0049】また、本発明に係るマイコンでは、バスの
制御権を許可する信号をリング状に複数のマイコン間で
接続するので、各マイコンは、許可信号の入力端子及び
出力端子のみを持てばよい。このため、端子数を接続す
るマイコンの数によって変更する必要がない。また、従
来例と比較し優先順位を制御する回路が不要になる。更
には、複数のマイコンにおける夫々の回路構成は同じも
のなので、従来例のように2種類のマイコンを使用する
必要がなく経済的に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るマイクロコンピュ
ータを示すブロック図である。
【図2】図1に示すマイクロコンピュータにおける共有
バス制御部の構造を詳細に示す回路図である。
【図3】図1及び図2に示す本第1の実施例に係るマイ
コンにおける各部の動作を示すタイミングチャ−トであ
る。
【図4】本発明の第2の実施例に係るマイクロコンピュ
ータにおける共有バス制御部を示す回路図である。
【図5】従来のマイクロコンピュ−タの一例を示すブロ
ック図である。
【図6】図5に示す従来のマイコンにおける各部の動作
を示すタイミングチャ−トである。
【符号の説明】
1,8,16 ;マイコン 2,9,14 ;CPU 3,10,15 ;DMΑ 4,11,16 ;共有バス制御部 5,12,17 ;メモリ 6 ;共有バス 7 ;共有メモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のマイクロコンピュ−タと、この複
    数のマイクロコンピュ−タに共通に用いられる第1の記
    憶手段と、前記複数のマイクロコンピュ−タにおける個
    々のマイクロコンピュ−タに対して夫々個別に用いられ
    る複数の第2の記憶手段と、前記複数のマイクロコンピ
    ュ−タ間及び第1の記憶手段を共通に接続するバスとを
    有するマイクロコンピュ−タにおいて、前記複数のマイ
    クロコンピュ−タは、前記バスの使用権を示す許可信号
    を入出力し、自己が前記バスを使用しないときは入力し
    た前記許可信号を他の前記マイクロコンピュ−タに出力
    し、自己が前記バスを使用するときは前記許可信号を入
    力してから保持して前記バスの使用後に前記許可信号を
    他の前記マイクロコンピュ−タに出力するバス制御手段
    を夫々有することを特徴とするマイクロコンピュータ。
JP7787992A 1992-03-31 1992-03-31 マイクロコンピュータ Pending JPH05282246A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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