JPH05281118A - 試験片保持方法 - Google Patents
試験片保持方法Info
- Publication number
- JPH05281118A JPH05281118A JP10586792A JP10586792A JPH05281118A JP H05281118 A JPH05281118 A JP H05281118A JP 10586792 A JP10586792 A JP 10586792A JP 10586792 A JP10586792 A JP 10586792A JP H05281118 A JPH05281118 A JP H05281118A
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- JP
- Japan
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- test piece
- paraffin
- lump
- held
- holding
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 錠剤等の固形物等、平面では支持が難しい形
状の試験片や、微小な試験片でもうまく保持して表面硬
度を測定することのできる試験片保持方法を提供する。 【構成】 表面硬さ試験用の錠剤等の試験片をパラフイ
ン塊に部分的に押し込んだ状態で、該パラフイン塊によ
って保持する。
状の試験片や、微小な試験片でもうまく保持して表面硬
度を測定することのできる試験片保持方法を提供する。 【構成】 表面硬さ試験用の錠剤等の試験片をパラフイ
ン塊に部分的に押し込んだ状態で、該パラフイン塊によ
って保持する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、錠剤等の固形物の表面
硬さを測定する際に、試験片である錠剤等を保持するた
めの試験片保持方法に関するものである。
硬さを測定する際に、試験片である錠剤等を保持するた
めの試験片保持方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、錠剤等の固形物の表面の硬さ(針
入度)を測定する場合は、該固形物をステンレス鋼板等
の平滑な金属スタンド上に置き、上部より負荷検出用の
ロ−ドセルに接続された針状試験器具を徐々に降下させ
て、固形物と接触させた後、該固形物に針状試験器具を
挿入し、その時の荷重変化を計測していた。
入度)を測定する場合は、該固形物をステンレス鋼板等
の平滑な金属スタンド上に置き、上部より負荷検出用の
ロ−ドセルに接続された針状試験器具を徐々に降下させ
て、固形物と接触させた後、該固形物に針状試験器具を
挿入し、その時の荷重変化を計測していた。
【0003】しかしながら、上記従来の方法では、角形
ではない固形物の試験中における支持が難しく、測定が
困難であるという問題点があるほか、仮に測定できると
しても、固形物の上面に対してしか測定することができ
ないという問題点があった。また、微小な検体を測定す
る際に、金属スタンドと、針状試験器具の先端部が接触
し、ロ−ドセル等を損傷することがあった。さらに、測
定中に被検体が針との接触により、移動することがあっ
た。
ではない固形物の試験中における支持が難しく、測定が
困難であるという問題点があるほか、仮に測定できると
しても、固形物の上面に対してしか測定することができ
ないという問題点があった。また、微小な検体を測定す
る際に、金属スタンドと、針状試験器具の先端部が接触
し、ロ−ドセル等を損傷することがあった。さらに、測
定中に被検体が針との接触により、移動することがあっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記従来方法の問題点を改良し、平面では支持が難しい形
状の試験片や、微小な試験片でもうまく保持して表面硬
度を測定することのできる試験片保持方法を提供するこ
とを課題としている。
記従来方法の問題点を改良し、平面では支持が難しい形
状の試験片や、微小な試験片でもうまく保持して表面硬
度を測定することのできる試験片保持方法を提供するこ
とを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、本
発明にかかる試験片保持方法は、表面硬さ試験用の錠剤
試験片等を保持する方法であって、試験片をパラフイン
塊に部分的に押し込んだ状態で、該パラフイン塊によっ
て保持することを特徴としている。
め、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、本
発明にかかる試験片保持方法は、表面硬さ試験用の錠剤
試験片等を保持する方法であって、試験片をパラフイン
塊に部分的に押し込んだ状態で、該パラフイン塊によっ
て保持することを特徴としている。
【0006】
【作用】パラフイン塊に試験片を押し込んだ状態で保持
するが、この押し込みはパラフインを加温して、ある程
度軟化させることにより容易に行うことができる。試験
片の嵌入部が全面的にパラフインに密着して保持される
ので、形状・寸法の如何を問わずしっかりと保持するこ
とができる。また、パラフインはろう質であるので、弾
性変形が生じず、測定中における試験片の姿勢の変化が
生じない。
するが、この押し込みはパラフインを加温して、ある程
度軟化させることにより容易に行うことができる。試験
片の嵌入部が全面的にパラフインに密着して保持される
ので、形状・寸法の如何を問わずしっかりと保持するこ
とができる。また、パラフインはろう質であるので、弾
性変形が生じず、測定中における試験片の姿勢の変化が
生じない。
【0007】
【実施例】以下、図面に表された実施例について説明す
ると、図1は、本発明の1実施例をあらわすもので、ス
テンレス鋼等の金属板1上に載せられたパラフイン塊2
に、被験体の外形に適合する凹部3が形成され、この凹
部に試験片すなわち硬さ測定用被験体5が半ば嵌合した
状態で保持されている。この被験体に上方から針状の試
験器具7を所定の荷重で押し付け、針侵入時の荷重変化
をロ−ドセル9で読み取る。上記被験体の保持は、パラ
フインを加温して適当な軟らかさに軟化させ、被験体を
押し付けて半ば嵌合させた状態で冷却すればよい。
ると、図1は、本発明の1実施例をあらわすもので、ス
テンレス鋼等の金属板1上に載せられたパラフイン塊2
に、被験体の外形に適合する凹部3が形成され、この凹
部に試験片すなわち硬さ測定用被験体5が半ば嵌合した
状態で保持されている。この被験体に上方から針状の試
験器具7を所定の荷重で押し付け、針侵入時の荷重変化
をロ−ドセル9で読み取る。上記被験体の保持は、パラ
フインを加温して適当な軟らかさに軟化させ、被験体を
押し付けて半ば嵌合させた状態で冷却すればよい。
【0008】図示例の被験体5は直径数mmの錠剤で、
上下面が球面となっているので、図3に示すように従来
の測定方法、すなわち金属板10上に直に被験体を載せ
て針入度を測定する方法では、被験体の保持が不安定で
あり、測定中に被験体が動くため、正確な値が得られな
かったが、本発明では、被験体の外面に適合する凹部に
嵌合して保持するので、保持が確実であり、測定中に動
くおそれはない。
上下面が球面となっているので、図3に示すように従来
の測定方法、すなわち金属板10上に直に被験体を載せ
て針入度を測定する方法では、被験体の保持が不安定で
あり、測定中に被験体が動くため、正確な値が得られな
かったが、本発明では、被験体の外面に適合する凹部に
嵌合して保持するので、保持が確実であり、測定中に動
くおそれはない。
【0009】図2は、被験体である錠剤5を異なる角度
で保持する例を示すもので、金属板1上に載せられたパ
ラフイン塊2に、前例とは異なる傾斜した凹部4が設け
られ、この凹部4内に被験体5が傾斜した状態で嵌合保
持されている。このように被験体の嵌合状態を変えるこ
とにより、任意の面及び任意の角度に針状試験器具を挿
入することが可能である。
で保持する例を示すもので、金属板1上に載せられたパ
ラフイン塊2に、前例とは異なる傾斜した凹部4が設け
られ、この凹部4内に被験体5が傾斜した状態で嵌合保
持されている。このように被験体の嵌合状態を変えるこ
とにより、任意の面及び任意の角度に針状試験器具を挿
入することが可能である。
【0010】なお、上記のような金属板10の代わり
に、図4に示すように、金属、ガラス等の適当な材料で
作られたコップ状の容器12にパラフイン塊2を入れて
おけば、軟化のための加温操作が容易であり、不使用時
にはそのまま収納することができるので、実用上きわめ
て便利である。
に、図4に示すように、金属、ガラス等の適当な材料で
作られたコップ状の容器12にパラフイン塊2を入れて
おけば、軟化のための加温操作が容易であり、不使用時
にはそのまま収納することができるので、実用上きわめ
て便利である。
【0011】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる試験片の保持方法は、錠剤試験片等をパラフイ
ン塊に押し込んだ状態で該パラフイン塊によって試験片
を保持するので、嵌入部の外面全体がパラフインに密着
して保持されることになり、平面のない錠剤等の試験片
でもしっかりと保持して、表面硬さ等を測定することが
可能となった。
にかかる試験片の保持方法は、錠剤試験片等をパラフイ
ン塊に押し込んだ状態で該パラフイン塊によって試験片
を保持するので、嵌入部の外面全体がパラフインに密着
して保持されることになり、平面のない錠剤等の試験片
でもしっかりと保持して、表面硬さ等を測定することが
可能となった。
【図1】本考案の一実施例を表す断面図である。
【図2】その異なる使用状態の説明図である。
【図3】従来の保持方法の説明図である。
【図4】本発明の異なる実施例を表す断面図である。
1 金属板 2 パラフイン塊 3 凹部 5 試験片 12 容器
Claims (1)
- 【請求項1】 表面硬さ試験用の錠剤等の試験片を保持
する方法であって、試験片をパラフイン塊に部分的に押
し込んだ状態で、該パラフイン塊によって保持すること
を特徴とする試験片保持方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10586792A JPH05281118A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 試験片保持方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10586792A JPH05281118A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 試験片保持方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05281118A true JPH05281118A (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=14418914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10586792A Pending JPH05281118A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 試験片保持方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05281118A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107063906A (zh) * | 2016-12-16 | 2017-08-18 | 中国农业科学院农产品加工研究所 | 粉体吸湿结块程度定量表征方法 |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP10586792A patent/JPH05281118A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107063906A (zh) * | 2016-12-16 | 2017-08-18 | 中国农业科学院农产品加工研究所 | 粉体吸湿结块程度定量表征方法 |
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