JPH0528013U - トランス - Google Patents
トランスInfo
- Publication number
- JPH0528013U JPH0528013U JP7435191U JP7435191U JPH0528013U JP H0528013 U JPH0528013 U JP H0528013U JP 7435191 U JP7435191 U JP 7435191U JP 7435191 U JP7435191 U JP 7435191U JP H0528013 U JPH0528013 U JP H0528013U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- insulating resin
- transformer
- embossing
- embosses
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Insulating Of Coils (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スイッチング電源などに用いられるトランス
に関し、簡単な構成で絶縁性樹脂の浸透性を高め絶縁性
に優れた信頼性の高いトランスを提供することを目的と
する。 【構成】 コイルボビン11に両端部に一定間隔ごとに
突出するエンボス13を設けるとともにこの両端のエン
ボス13間に線状のエンボス14を設けた絶縁フィルム
15を層間絶縁シートとして巻線を施し、ケース17に
絶縁性樹脂18とともに収納し、磁心19を組込んで信
頼性の高いトランスを得る。
に関し、簡単な構成で絶縁性樹脂の浸透性を高め絶縁性
に優れた信頼性の高いトランスを提供することを目的と
する。 【構成】 コイルボビン11に両端部に一定間隔ごとに
突出するエンボス13を設けるとともにこの両端のエン
ボス13間に線状のエンボス14を設けた絶縁フィルム
15を層間絶縁シートとして巻線を施し、ケース17に
絶縁性樹脂18とともに収納し、磁心19を組込んで信
頼性の高いトランスを得る。
Description
【0001】
本考案はスイッチング電源などに用いられるトランスに関するものである。
【0002】
近年、放熱効果、絶縁距離の縮小をねらいとして絶縁性樹脂を注入したトラン スが増えつつある。従来のトランスは図4,図5のように両端に鍔を有するコイ ルボビン1に巻線2を層間絶縁シート3を介して巻回し外装には板シート状に形 成したフィルム4を巻付け、ケース5に収納し絶縁性樹脂6を充填し、これに磁 心7を組込んで構成されていた。
【0003】
しかしながら上記の従来の板シート状に形成したフィルム4では絶縁性樹脂6 の流動性が悪く巻線2の線輪間に流れ込みにくくボイド8が生じ易く真空注入が 不完全であり、且つ各巻線2の両端の絶縁距離の確保にスペーシングテープ9な どを使用していた。
【0004】 このため、絶縁性が十分でなく絶縁破壊が発生しやすく、且つコスト面で不利 になるといった欠点をもつものであった。
【0005】 本考案はこのような従来の課題を解決するものであり簡単な構造で絶縁性樹脂 の浸透性を高め且つ各巻線の両端の絶縁距離の確保を容易に行うことのできるト ランスを提供することを目的としている。
【0006】
上記課題を解決するために本考案は両端に鍔を有するコイルボビンに複数の巻 線を巻回し、この各巻線の各層間に巻幅方向の両端部にエンボスを設けるととも にこの両端のエンボス間に線状のエンボスを設けた絶縁フィルムを介在させ、こ の巻線を施したコイルボビンを絶縁性樹脂とともにケースに収納し、このケース に磁心を組込んで構成したものである。
【0007】
上記した構成により両端のエンボスによって絶縁性樹脂の浸透性を高め、両端 のエンボス間に設けたエンボスによってスペーシングテープの使用なしでも各線 輪両端間の絶縁距離の確保を可能にすることができる。
【0008】
以下、本考案の一実施例について図1〜図3を参照しながら説明する。
【0009】 両端に鍔10を設けたコイルボビン11に巻線12を巻回し各巻線12の層間 の絶縁及び外装として巻線の巻幅方向の両端部に一定間隔をもって規則的に突出 させたエンボス13を設け、その両端のエンボス13の間に巻線方向に直角に線 状のエンボス14を一定間隔毎に設けた絶縁フィルム15を巻回し且つ巻線12 は両端のエンボス10の内側になるように位置し、コイルボビン11の鍔10に 植設されている板状の金属端子16の一端に巻線12の引き出し線を巻付けて接 続し半田付け処理を施した後、突出した板状の金属端子16をフォーミングして ケース17に組み込み、このケース17内に絶縁性樹脂18を注入し硬化させ、 このケース17の外側からEEなどのフェライトからなる磁心19を組み込み、 接着剤などで固定しトランスを構成している。
【0010】 上記構成で、巻線12の層間に挿入される絶縁フィルム15は、図3に示すよ うに両端のエンボス13によって各巻線層の巻幅を一定に保ち、しかも巻線12 の両端部が位置規制され絶縁距離の確保が図れる。また、巻線12を巻回するこ とによって線状のエンボス14は巻線12の巻回される位置で変形して巻線位置 を維持するとともに絶縁性樹脂18を注入したとき、上記両端のエンボス13間 を通って流入してきたものをこの線状のエンボス14に沿って巻線部に注入して 十分な浸透が行え、ボイドが発生するようなことはなくなり、この点でも絶縁性 の向上が図れることになる。
【0011】
以上の実施例からも明らかなように、巻線の層間に絶縁のために挿入される絶 縁フィルムとして両端に一定間隔ごとに突出するエンボスを設けるとともにこの 両端のエンボス間に線状のエンボスを設けたものを用いているため、巻線の端部 は両端のエンボスで位置決めされて絶縁距離の確保が図れるとともにこの両端の エンボスで絶縁性樹脂の浸透を容易とし、しかも線状のエンボスで各層の巻線間 に十分に浸透し、ボイドなどが発生することもなく巻線の絶縁性の向上が図れ信 頼性に富んだものとなり、実用的価値の大なるものである。
【図1】本考案のトランスの一実施例を示す要部の分解
斜視図
斜視図
【図2】同トランスの断面図
【図3】同要部の拡大断面図
【図4】従来のトランスの断面図
【図5】同要部の拡大断面図
10 鍔 11 コイルボビン 12 巻線 13 両端のエンボス 14 線状のエンボス 15 絶縁フィルム 16 金属端子 17 ケース 18 絶縁性樹脂 19 磁心
Claims (1)
- 【請求項1】両端に鍔を有するコイルボビンに複数の巻
線を巻回し、この各巻線の各層間に巻幅方向の両端部に
一定間隔ごとに突出するエンボスを設けるとともにこの
両端のエンボス間に線状のエンボスを設けた絶縁フィル
ムを介在させ、この巻線を施したコイルボビンを絶縁性
樹脂とともにケースに収納し、このケースに磁心を組込
んで構成したトランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7435191U JPH0528013U (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7435191U JPH0528013U (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | トランス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0528013U true JPH0528013U (ja) | 1993-04-09 |
Family
ID=13544622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7435191U Pending JPH0528013U (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0528013U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107808762A (zh) * | 2017-12-26 | 2018-03-16 | 天津光电润达电子有限公司 | 一种高压线圈绝缘距离的保证方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS628621B2 (ja) * | 1981-04-13 | 1987-02-24 | Matsuda Kk |
-
1991
- 1991-09-17 JP JP7435191U patent/JPH0528013U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS628621B2 (ja) * | 1981-04-13 | 1987-02-24 | Matsuda Kk |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107808762A (zh) * | 2017-12-26 | 2018-03-16 | 天津光电润达电子有限公司 | 一种高压线圈绝缘距离的保证方法 |
CN107808762B (zh) * | 2017-12-26 | 2023-05-26 | 天津光电惠高电子有限公司 | 一种高压线圈绝缘距离的保证方法 |
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