JPH05277346A - 膜濾過装置の分離膜破損検知方法 - Google Patents

膜濾過装置の分離膜破損検知方法

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JPH05277346A
JPH05277346A JP8013092A JP8013092A JPH05277346A JP H05277346 A JPH05277346 A JP H05277346A JP 8013092 A JP8013092 A JP 8013092A JP 8013092 A JP8013092 A JP 8013092A JP H05277346 A JPH05277346 A JP H05277346A
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JP
Japan
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pressure
membrane
air
separation membrane
pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP8013092A
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English (en)
Inventor
Katsuro Ishihara
勝郎 石原
Kanji Tokushima
幹治 徳島
Yoshihisa Narukami
善久 鳴上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】分離膜と、その分離膜に対する逆洗用エアー供
給装置とを備えた膜濾過装置1において、分離膜の一方
の面が液に接触している状態で、逆洗用エアー供給装置
Cから分離膜に対する濾液回収側の管内にエアーを加圧
供給し、管内を、予め測定してある分離膜に対する逆洗
のための最低限供給圧よりも高い圧力にした状態で、逆
洗用エアー供給装置Cからのエアーの供給を止めて管内
を気密に保持し、この時点から設定時間後の管内におけ
る圧力変化を検出して、その検出圧力が逆洗のための最
低限供給圧よりも下がらなかった場合は異常がないもの
と判断し、その検出圧力が逆洗のための最低限供給圧よ
りも下がった場合は異常があるものと判断する。 【効果】個人差なく簡単で確実な膜濾過装置の分離膜破
損検知方法を提供することができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分離膜と、その分離膜
に対する逆洗用エアー供給装置とを備えた膜濾過装置に
おいて、前記分離膜の破損を検知する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の膜濾過装置の分離膜の破
損を検知するには、濾液の濁度を目視で観察する方法に
頼っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この方法で
は、濁度の判定に個人差があり、そのため分離膜破損の
有無の判断ミスが伴いやすい欠点があった。そこで、本
発明の目的は、個人差なく簡単で確実な膜濾過装置の分
離膜破損検知方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明による膜濾過装置の分離膜の破損検知方法の特
徴手段は、分離膜の一方の面が液に接触している状態
で、逆洗用エアー供給装置から前記分離膜に対する濾液
回収側の管内にエアーを加圧供給し、前記管内を、予め
測定してある前記分離膜に対する逆洗のための最低限供
給圧よりも高い圧力にした状態で、上記逆洗用エアー供
給装置からのエアーの供給を止めて前記管内を気密に保
持し、この時点から設定時間後の前記管内における圧力
変化を検出して、その検出圧力が前記逆洗のための最低
限供給圧よりも下がらなかった場合は異常がないものと
判断し、その検出圧力が前記逆洗のための最低限供給圧
よりも下がった場合は異常があるものと判断するところ
にある。
【0004】
【作用】破損のない新しい分離膜の一方の面を液に接触
させた状態で、分離膜を通して液中に気泡が送り込まれ
るように、前記分離膜に対する濾液回収側からエアーを
加圧供給し、エアーの供給を止めて上述の分離膜に対す
る濾液回収側の管内を気密に保つと、前記気泡の発生が
次第に少なくなり、前記管内の空気圧がある程度下がっ
たところで気泡の発生が止まる。このときの管内圧力、
即ち前記分離膜に対する逆洗のための最低限供給圧を測
定しておく。破損の有無を調べようとする分離膜がもし
も破損のない正常な状態にあるならば、同様の手順を踏
み、エアーの供給を止めて上述の分離膜に対する濾液回
収側の管内を気密に保つと、前記管内の圧力が前記最低
限供給圧よりも下がることはないが、分離膜に破損があ
れば、破損箇所からエアーが漏れるので前記管内が前記
最低限供給圧よりも低い圧力になる。従って、エアーを
止めた時点から設定時間後の前記管内における圧力変化
を検出して、その検出圧力が前記逆洗のための最低限供
給圧よりも下がらなかった場合は異常がないものと判断
し、その検出圧力が前記逆洗のための最低限供給圧より
も下がった場合は異常があるものと判断することができ
る。
【0005】
【発明の効果】個人差なく簡単で確実な膜濾過装置の分
離膜破損検知方法を提供することができた。尚、前記設
定時間を長くとれば、実操業に差し支えない程度の小さ
な破損でも検知することができるので、破損が大きくな
って支障が生じる前にその予測が付きやすく、例えば、
高価な固形分や、微量でも有害な固形分を分離する等、
特に確実な濾過が要求される場合であっても、これを流
出するような事態が起こる前に、早期に正常な分離膜と
交換し、確実な濾過処理を期することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明による膜濾過装置の分離膜破損
検知方法の実施例を図に基づいて説明する。図1は、膜
濾過装置1を活性汚泥による汚水処理槽2内の被処理液
に浸漬して、ポンプPの負圧により槽内の被処理液を吸
引濾過する汚水処理装置の概要を示す説明図である。膜
濾過装置1は多孔質のセラミックパイプからなる前記分
離膜の膜エレメントを複数並列に接続して構成してあ
る。図中Cは逆洗用エアー供給装置たるエアーコンプレ
ッサーであり、3、4は開閉バルブである。通常の濾過
を行うときは、バルブ4を閉じ、バルブ3を開いて、ポ
ンプPの負圧により槽内の被処理液を膜濾過装置1の前
記分離膜を通して吸引濾過し、濾液だけを槽外に排出で
きるようにしてある。又、バルブ3を閉じ、バルブ4を
開いてエアーコンプレッサーCによりエアーを加圧供給
し、加圧エアーを通常の濾過時とは逆方向に分離膜を通
過させて、主に分離膜の被処理液側に付着した固形分を
剥離させる所謂逆洗(逆圧洗浄)を行うことができる。
Sは、エアーコンプレッサーCから膜濾過装置1に通ず
る配管の膜濾過装置1に近い管内のエアー圧を検出する
ための圧力ゲージである。上記の構成によって、分離膜
の破損の有無を次のようにして検知することができた。
破損のない新しい分離膜を備えた膜濾過装置1を被処理
液中に浸漬し、分離膜を通して液中に気泡が送り込まれ
るように、エアーコンプレッサーCから膜濾過装置1に
エアーをゲージ圧2kg/cm2(以後、圧力は全てゲ
ージ圧で示す)で加圧供給し、エアーの供給を止めて分
離膜に対する濾液回収側の管内を気密に保つと、約30
秒で前記管内の空気圧が1kg/cm2に下がり、更に
そのまま放置すると前記気泡の発生が次第に少なくな
り、約5分後に、前記圧力ゲージSの示すゲージ圧が
0.9kg/cm2まで下がったところで気泡の発生が
止まった。この圧力以下では逆洗を行うことができな
い。つまり、この仕様の分離膜に対する逆洗を行うため
のエアーの最低限供給圧は約0.9kg/cm2であ
る。上述の逆洗用エアー供給装置からのエアーの供給を
止めて前記管内を気密に保持した時点からの経過時間t
とこれに対応する前記管内における圧力pを、前者を横
軸に、後者を縦軸にとって、定性的にグラフ化すると図
2に示すごとく表すことができる。図中Nは新しい分離
膜における場合を示し、Lは逆洗を行うための最低限供
給圧を示す。例えば上述の新しい分離膜では、Lは約
0.9kg/cm 2である。破損の有無を調べようとす
る使用中の分離膜が上述の分離膜と同じ仕様であって、
破損のない正常な状態にあるときには、上述の手順と同
様の手順を踏み、エアーの供給を止めて上述の分離膜に
対する濾液回収側の管内を気密に保つと、前記管内の圧
力が前記最低限供給圧よりも下がることはなく、図2の
曲線Gで示されるように、一般的にはLよりもやや高い
管内圧力で平衡状態が得られる。分離膜に破損があった
り、或いは分離膜の取り付け箇所等に異常があれば、破
損箇所等からエアーが漏れるので前記管内が前記最低限
供給圧よりも低い圧力となり、漏れが大きい場合は、図
2の曲線Wで示されるように、例えば、約30秒で0.
1kg/cm2付近まで下がる急激な圧力降下が確認さ
れた。前記エアー漏れの少ない場合は、エアー漏れの大
きい場合に比べると上述の管内における圧力低下が少な
い。しかし、実際の濾過を行うには差し支えのない程度
の小さな破損を生じた分離膜の場合であっても、多少と
も前記エアー漏れがあれば、図2の曲線Bで示されるよ
うに、例えば50〜180秒後には前記最低供給圧より
も明らかに低い圧力に至る圧力降下が認められる。従っ
て、エアーを止めた時点から設定時間、例えば30秒後
の前記管内における圧力変化を前記圧力ゲージSで検出
し、その検出圧力が前記逆洗のための最低限供給圧より
も下がらなかった場合は異常がないものと判断し、その
検出圧力が前記逆洗のための最低限供給圧よりも下がっ
た場合は異常があるものと判断することができる。分離
膜の異常の有無は前記圧力ゲージSの目盛りを直接読み
取ることにより判断してもよいが、例えば、逆洗完了後
エアーを止めて前記管内を気密に保ち、一定時間経過後
の前記管内における圧力変化を自動的に検出して、その
検出圧力が前記逆洗のための最低限供給圧よりも下がっ
た場合は警報が発せられるようにする等、異常の有無を
自動的に検知する構成にしてもよい。
【0007】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による膜濾過装置の分離膜破損検知方法
の手順を示すための説明図
【図2】分離膜の破損が管内の圧力降下に及ぼす影響を
定性的に示す曲線グラフ
【符号の説明】
1 膜濾過装置 C 逆洗用エアー供給装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分離膜と、その分離膜に対する逆洗用エ
    アー供給装置とを備えた膜濾過装置(1)において、前
    記分離膜の破損を検知する方法であって、 前記分離膜の一方の面が液に接触している状態で、前記
    逆洗用エアー供給装置(C)から前記分離膜に対する濾
    液回収側の管内にエアーを加圧供給し、前記管内を、予
    め測定してある前記分離膜に対する逆洗のための最低限
    供給圧よりも高い圧力にした状態で、上記逆洗用エアー
    供給装置(C)からのエアーの供給を止めて前記管内を
    気密に保持し、この時点から設定時間後の前記管内にお
    ける圧力変化を検出して、その検出圧力が前記逆洗のた
    めの最低限供給圧よりも下がらなかった場合は異常がな
    いものと判断し、その検出圧力が前記逆洗のための最低
    限供給圧よりも下がった場合は異常があるものと判断す
    る膜濾過装置の分離膜破損検知方法。
JP8013092A 1992-04-02 1992-04-02 膜濾過装置の分離膜破損検知方法 Pending JPH05277346A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2781782A1 (fr) * 1998-07-28 2000-02-04 Polymem Procede et dispositif de filtration d'eau par membrane immergee
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