JPH05274984A - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JPH05274984A
JPH05274984A JP4070797A JP7079792A JPH05274984A JP H05274984 A JPH05274984 A JP H05274984A JP 4070797 A JP4070797 A JP 4070797A JP 7079792 A JP7079792 A JP 7079792A JP H05274984 A JPH05274984 A JP H05274984A
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JP
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load spring
electromagnetic relay
base
movable block
portions
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JP4070797A
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Inventor
Shoichi Mikawa
正一 美川
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H51/00Electromagnetic relays
    • H01H51/22Polarised relays
    • H01H51/2272Polarised relays comprising rockable armature, rocking movement around central axis parallel to the main plane of the armature
    • H01H51/2281Contacts rigidly combined with armature
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/16Magnetic circuit arrangements
    • H01H50/18Movable parts of magnetic circuits, e.g. armature
    • H01H50/24Parts rotatable or rockable outside coil

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Electromagnets (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐衝撃性に優れ、生産性が高く、調整作業に
手間のかからない電磁継電器を提供することを目的とす
る。 【構成】 ベース10に設けた電磁石ブロック20の上
面に可動ブロック80を回動可能に載置し、前記電磁石
ブロック20の励磁,消磁に基づいて回動する前記可動
ブロック80で接点を開閉する電磁継電器において、前
記電磁石ブロック20を間にして対向するように前記ベ
ース10の上面に一対の支柱部16,16を突設し、こ
の支柱部16の上端面に設けた凹部16aに、前記可動
ブロック80の対向する両側面から同一軸心上に突設し
た軸部44,44を上方から嵌合して支持するととも
に、前記可動ブロック80に一端部を固定した負荷ばね
50の弾性腕部51,52を、前記ベース10に突設し
た突部19a,19bの頂部に当接可能に配したことを
特徴とする電磁継電器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁継電器、特に、シー
ソ運動する可動ブロックを介して接点を開閉する電磁継
電器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁継電器としては、例えば、特
開平02−033821号公報に記載のものがある。す
なわち、図13および図14に示すように、仕切り壁1
1で内部空間を上下に仕切られた断面略H字形状のベー
ス1に下方側から電磁石ブロック2を組み付け、この電
磁石ブロック2の励磁,消磁に基づき、前記ベース1に
上方側から組み付けた接極子ブロック3を回動させて接
点を開閉するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14
に示すように、前記接極子ブロック3は、平面略T字形
状を有する接点接続片33の両翼部35,35を、ベー
ス1の開口縁部の上端面中央部から露出する共通端子1
2の接点部12a,12aにそれぞれ溶接することによ
り、導出部34を支持軸として回動可能に支持されてい
る。このため、外部から衝撃力が加わった場合に、前記
導出部34が塑性変形し、動作特性が著しく変化した
り、時には動作不能となる場合があった。しかも、前記
接極子ブロック3は接点接続片33の両翼部35,35
を共通端子12の接点部12a,12aにそれぞれ溶接
しなければならないので、組み立て工数が多く、組み立
てに手間がかかる。さらに、接点接続片33を共通端子
12に溶接して一体化するので、組立精度にバラツキが
生じやすい。このため、動作特性にバラツキが生じやす
いだけでなく、ベース1に接極子ブロック3が一体化さ
れているので、動作特性の調整に手間がかかるという問
題点がある。
【0004】本発明は、前記問題点に鑑み、耐衝撃性に
優れ、生産性が高く、調整作業に手間のかからない電磁
継電器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる電磁継電
器は、前記目的を達成するため、ベースに設けた電磁石
ブロックの上面に可動ブロックを回動可能に載置し、前
記電磁石ブロックの励磁,消磁に基づいて回動する前記
可動ブロックで接点を開閉する電磁継電器において、前
記電磁石ブロックを間にして対向するように前記ベース
の上面に一対の支柱部を突設し、この支柱部の上端面に
設けた凹部に、前記可動ブロックの対向する両側面から
同一軸心上に突設した軸部を上方から嵌合して支持する
とともに、前記可動ブロックに一端部を固定した負荷ば
ねの他端部を固定部品に当接可能に配した構成としたも
のである。また、前記負荷ばねは、一端部を前記可動ブ
ロックに固定し、かつ、他端部を相互に反対方向に延在
した2つの弾性腕部からなるものでもよく、あるいは、
一端部を前記可動ブロックに固定し、かつ、他端部を相
互に対向方向に延在した2つの弾性腕部からなるもので
あってもよい。さらに、前記負荷ばねは、前記固定部品
に突設した高さの異なる複数の突部に順次当接可能であ
ってもよく、あるいは、前記固定部品の上面に突設した
突部の湾曲する上端面に順次当接可能であってもよい。
そして、前記負荷ばねは、その他端部が巾方向に分割さ
れた分割片からなり、各分割片が、前記固定部品の上面
に突設した突部の段差を有する頂部のそれぞれに順次当
接可能であってもよく、あるいは、前記負荷ばねは、そ
の弾性変形する弾性腕部のうち、少なくとも弾性腕部の
基部を2枚重ねとしたものであってもよい。
【0006】
【作用】したがって、本発明によれば、外部からの衝撃
力を可動ブロックに設けた一対の軸部が受けることにな
るので、負荷ばねに過大な衝撃荷重が負荷されず、負荷
ばねに塑性変形が生じないことになる。
【0007】
【実施例】次に、本発明にかかる実施例を図1ないし図
12の添付図面に従って説明する。第1実施例にかかる
電磁継電器は、図1ないし図3に示すように、大略、ベ
ース10、電磁石ブロック20、可動ブロック80を構
成する可動鉄片30、絶縁枠体40、負荷ばね50もし
くは可動接触片ブロック60、および、ケース70から
なるものである。
【0008】ベース10は平面略長方形を有し、固定接
点端子11および共通接点端子13を一組ずつ対称にイ
ンサート成形するとともに、一対の固定接点端子12を
対向するように上方から圧入したもので(第1図、奥側
の各接点端子は図示せず。)、短辺側の縁部近傍に支柱
部14a,14b,14b,14aおよび15a,15b,
15b,15aをそれぞれ対向するように突設し、ま
た、支柱部14a,15aの中間位置に位置決め用支柱
部16,16をそれぞれ突設してある。
【0009】そして、図1中の手前側に位置する前記支
柱部16と支柱部14a,15aとの間にはばね受け用
突部19a,19bがそれぞれ突設されているととも
に、前記支柱部16,16の上端面には軸受け用凹部1
6a,16aが設けられている。
【0010】さらに、前記固定接点端子11の上端部は
支柱部14aの上端面に設けた固定接点11aに図示し
ないリードフレームを介して電気接続され、前記固定接
点端子12の上端部は支柱部15aの上端面に設けた固
定接点12aに電気接続されている。
【0011】さらに、共通接点端子13は上端部が2つ
に分れ、一方は図示しないリードフレームを介して支柱
部14bの上端面に設けた固定接点13aに電気接続さ
れ、他方は図示しないリードフレームを介して支柱部1
5bの上端面に設けた固定接点13bに電気接続されて
いる。
【0012】また、前記支柱部14aと支柱部15aと
の間には絶縁壁17がそれぞれ設けられている。なお、
18aはコイル端子孔である。
【0013】電磁石ブロック20は断面略コ字形の鉄芯
21に永久磁石22を配して断面略E字形とし、これを
スプール23にインサート成形したもので、前記永久磁
石22の磁極部22aが前記スプール23の中央鍔部2
3aの上面から露出する一方、鉄芯21の左側磁極部2
1aが前記スプール23の鍔部23bの上面から露出し
ているとともに、鉄芯21の右側磁極部21bが前記ス
プール23の鍔部23cの上面から露出している。
【0014】また、前記鍔部23b,23cの外側面に
は枠部24a,24bがそれぞれ一体成形され、この枠
部24aには、コイル端子25,25がそれぞれインサ
ート成形されている。そして、前記スプール23に巻回
されたコイル26の引き出し線が、図1中、前記コイル
端子25のからげ部25a(手前側のからげ部は図示せ
ず。)にそれぞれからげられ、半田付けされている。本
実施例ではからげ部25aが枠部24aの内側に突出し
ているので、電磁石ブロック20を組み付ける際の障害
にならないという利点がある。
【0015】なお、前記鉄芯21の板厚は一定である
が、左側磁極部21aは右側磁極部21bよりも巾広と
なっており、吸着面積が広いので、左右の磁気バランス
はくずれている。
【0016】そして、前記ベース10の上方に電磁石ブ
ロック20を位置決めし、コイル端子25をコイル端子
孔18aに圧入して仮止めすると、枠部24aおよび2
4bから支柱14b,14bおよび15b,15bがそ
れぞれ突出する。
【0017】可動鉄片30は平面略長方形の外形を有
し、後述する絶縁枠体40、負荷ばね50および可動接
触片ブロック60で可動ブロック80を構成するもの
で、下面中央部に突き出し加工で回動支点となる突部3
1を設け(図3)、両端部32a,32bの下面をテー
パ面としてある。さらに、前記可動鉄片30は前記突部
31を間にして対向するように設けた2個のカシメ孔3
3を有している。
【0018】絶縁枠体40は前記可動鉄片30を覆うこ
とができる箱形状のもので、両端部に、前記ベース10
の支柱部14b,15bにそれぞれ遊嵌可能な遊嵌孔4
1,42を形成し、その下面に、前記可動鉄片30のカ
シメ孔33と対応する位置にカシメ用突起(図示せず)
を有するとともに、その上面に、一対のカシメ用突起4
3,43を突設している。また、絶縁枠体40は対向す
る外側面の中央部に軸部44,44を設けてある。そし
て、絶縁枠体40の図示しないカシメ用突起に前記可動
鉄片30のカシメ孔33,33をそれぞれ挿通し、熱カ
シメすることにより、両者が一体となる。
【0019】本実施例によれば、絶縁枠体40の遊嵌孔
41(42)を形成するクシ歯状に配した仕切り片40
a(図2)で、固定接点11a,13aおよび12a,1
3bがそれぞれ仕切られているので、絶縁特性が高い。
【0020】しかも、前記仕切り片40aの先端部は連
結部40bで連結一体化されているので、変形しにく
い。ただし、連続部40bは、所望の絶縁特性を得るた
めだけであれば、必ずしも必要でない。
【0021】さらに、絶縁枠体40が電磁石ブロック2
0および可動鉄片30を、後述する可動接触片62,6
3および固定接点13a,13bから仕切るので、絶縁
距離が長く、絶縁特性が良い。
【0022】特に、中央に位置する仕切り片40aの上
端面に設けた突条40cが固定接点13a,13aおよ
び13b,13bをそれぞれ仕切るので、動作後,復帰
後の絶縁特性が良い。
【0023】負荷ばね50は板状ばね材を打ち抜いて屈
曲したもので、反対方向に延在する一対の弾性腕部5
1,52は前記ベース10のばね受け用突部19a,1
9bにそれぞれ当接可能である一方、前記絶縁枠体40
のカシメ用突部43,43と対応する位置にカシメ孔5
3,53を有している。なお、弾性腕部52は弾性腕部
51よりも巾広となっている。
【0024】可動接触片ブロック60は絶縁台61の前
後に平面略U字形状の可動接触片62,63をそれぞれ
2枚ずつ、計4枚インサート成形して一体化したもので
(図2)、前記絶縁台61の中央部には前記絶縁枠体4
0のカシメ用突部43と対応する位置にカシメ孔64,
64を設けてある。
【0025】前記可動接触片62はその両端部を巾方向
に2分割し、一方の端部下面に可動接点62aを、他方
の端部下面に可動接点62bを設けたものである。ま
た、可動接触片63も前記可動接触片62と同様に可動
接点63a,63bを端部下面にそれぞれ設けてある。
【0026】そして、前記絶縁枠体40の突部43,4
3に負荷ばね50のカシメ孔53,53および絶縁台6
1のカシメ孔64,64を順次挿通し、突出する前記突
部43,43の先端部を熱カシメすることにより、可動
鉄片30を一体化した絶縁枠体40、負荷ばね50およ
び可動接触片ブロック60が一体となって可動ブロック
80を構成する。
【0027】次に、これを前記ベース10の上方で位置
決めし、絶縁枠体40の軸部44をベース10の支柱部
16に設けた凹部16aに嵌合すると、永久磁石22の
磁極部22aに可動鉄片30の突部31が当接し、可動
鉄片30は回動可能に支持されるとともに、可動接点6
2a,62bおよび63a,63bが固定接点11a,
13aおよび12a,13bにそれぞれ接離可能に対向
する。
【0028】このように組み付けが完了した状態(図
3)では、永久磁石22の磁極面、可動鉄片30の突部
31およびヒンジばね54がほぼ同一平面上に位置する
ことになり、余分な曲げモーメントがかからず、円滑な
動作等が得られる。
【0029】また、本実施例によれば、可動鉄片30の
端部32aおよび32bよりも、可動接点62a,62
bおよび63a,63bがより前方に突出した位置にあ
るので、可動接触片62,63の回転半径が長い。この
ため、可動鉄片30の回動角度が小さくとも、接点を十
分に開閉できる。この結果、高感度で消費電力が少ない
とともに、接点ギャップの大きい電磁継電器が得られる
という利点がある。
【0030】ケース70は前記ベース10に嵌合可能な
略箱形状を有し、内側角部に位置規制用突部71,71
を突設している。
【0031】そして、ベース10にケース70を嵌合す
ると、前記突部71,71が可動接触片ブロック60の
切り欠き凹部65,65にそれぞれ遊嵌し、前記可動ブ
ロック80の上方への浮き上がりを規制する。ついで、
ベース10にケース70を嵌合して形成された凹所にシ
ール剤81を注入,固化した後、ベース10の図示しな
いガス抜き孔から内部のガスを抜き、前記ガス抜き孔を
熱溶融して密封することにより、組み立て作業が完了す
る。
【0032】次に、前述の構成からなる電磁継電器の動
作について説明する。無励磁の場合、永久磁石22の磁
束により、可動鉄片30の左側端部32aが鉄芯21の
巾広の左側磁極部21aに吸着して磁気回路を閉成して
いる(図3)。このため、可動接触片62の可動接点6
2a,62bが固定接点11a,13aに接触している
一方、可動接点63a,63bが固定接点12a,13
bから開離し、弾性腕部51がベース10の突部19a
に圧接している。
【0033】次に、前記磁束を打消す磁束が生じるよう
にコイル26に電圧を印加して励磁すると、可動鉄片3
0の右側端部32bが鉄芯21の右側磁極部21bに吸
引されるので、永久磁石22の磁力に抗し、可動鉄片3
0が突部31を支点として回動し、可動鉄片30の左側
端部32aが鉄芯21の左側磁極部21aから開離した
後、可動鉄片30の右側端部32bが鉄芯21の右側磁
極部21bに吸着する。このため、可動接触片62の可
動接点62a,62bが固定接点11a,13aから開
離した後、可動接触片63の可動接点63a,63bが
固定接点12a,13bに接触するとともに、弾性腕部
52がベース10の突部19bに圧接する。
【0034】そして、前記コイル26の励磁を解くと、
可動接触片63,63のばね力と弾性腕部52のばね力
とに基づく復帰力および鉄芯21の左側磁極部21aの
吸着面積が右側磁極部21bのそれよりも広いことによ
り、可動鉄片30が元の位置に復帰し、可動接点62
a,62bおよび63a,63bが切り替り、元の状態
に復帰する。
【0035】本実施例によれば、可動接触片62,63
が平面略U字形状を有し、いわゆるダブルブレーク方式
としてあるので、いわゆるシングルブレーク方式と比
べ、例えば、固定接点11aと可動接点62aとの接点
間距離が半分で良い。このため、電磁継電器の高さ寸法
を節約でき、装置を小型化できる。
【0036】また、負荷ばね50は、動作時および復帰
時において別々に作用する弾性腕部51,52からなる
ものであるので、両者を適宜選択することにより、所望
の負荷曲線が得やすい。このため、電磁石ブロック20
に基づく略S字形状の吸引力曲線に負荷ばね50の負荷
曲線をマッチングさせやすくなり、設計の自由度が大き
いという利点がある。
【0037】第2実施例は、図4および図5に示すよう
に、前述の第1実施例が負荷ばね50の弾性腕部51,
52が反対方向に延在していたのに対し、対向するよう
に内方に延在した場合である。そして、延在した弾性腕
部51,52は支柱部16の両側に隣接するように突設
した突部19c,19dにそれぞれ当接可能となってい
る。他は前述の第1実施例と同様であるので、説明を省
略する。
【0038】本実施例によれば、弾性腕部51,52の
最大たわみ量が小さくなり、絶縁枠体40の回転角度が
小さくなる。このため、デリケートな調整が可能になる
だけでなく、大きなばね力を得るために負荷ばねの板厚
をある程度厚くする必要があり、従来例の極めて薄い板
状ばね材からなる接点接続片よりもプレスによる打ち抜
きが容易になる。しかも、弾性腕部51,52が内方に
対向するように延在しているので、組み付けの際にひっ
かかりが生ぜず、組立てやすくなるという利点がある。
【0039】第3実施例は、図6に示すように、前述の
実施例のいずれもが1個の突部に1本の弾性腕部が当接
する場合であるのに対し、例えば、弾性腕部52が複数
の突部19e,19fに順次当接する場合である。な
お、説明の便宜上、弾性腕部51が当接する2個の突部
は図示しない。
【0040】本実施例によれば、負荷ばね50に基づく
負荷曲線の屈曲部が多くなるので、電磁石ブロック20
に基づく略S字形状の吸引力曲線に前記負荷曲線がより
一層近付くことになり、マッチングさせやすくなるとい
う利点がある。
【0041】第4実施例は、第7図に示すように、前述
の第2実施例が2個の突部に1本の弾性腕部が順次当接
する場合であるのに対し、例えば、上端面になめらかな
曲線を有する突部19gに弾性腕部52が当接する場合
である。
【0042】本実施例によれば、負荷ばね50に基づく
負荷曲線がなめらかな曲線を描くことになるので、吸引
力曲線に負荷曲線をより一層マッチングさせやすくなる
という利点がある。
【0043】第5実施例は、図8に示すように、弾性腕
部51,52の先端部を巾方向に2分割して分割片51
a,51bおよび52a,52bを得、例えば、図9に
示すように、弾性腕部52の分割片52a,52bを頂
部に段差のある突部19hに時間をずらして当接するよ
うにしたものである。
【0044】本実施例によれば、負荷ばね50に基づく
負荷曲線の屈曲部が第1,第2実施例よりも多くなるの
で、前記負荷曲線を電磁石ブロック20の吸引力曲線に
より一層マッチングさせやすくなるという利点がある。
【0045】なお、弾性腕部51および52の分割片5
1a,51bおよび52a,52bのうち、一対の分割
片のいずれか一方の分割片を曲げ起こすことにより、ベ
ースに突設した1個の突部に時間をずらして当接するよ
うにしてもよい。
【0046】第6実施例は、図10に示すように、弾性
腕部51,52の上面基部に補強ばね54を一体に設け
た場合である。
【0047】これにより、弾性腕部51,52は、その
基部の強度が向上するので、疲労破壊が生じにくくな
り、寿命が長くなる。しかも、弾性腕部51,52の基
部を2枚重ねとしたので、減衰時間が短くなるととも
に、ばね力の向上によって弾性腕部51,52の巾寸法
を小さくでき、床面積の小さい電磁継電器が得られると
いう利点がある。
【0048】なお、弾性腕部51,52の疲労破壊を防
止するためには、前述の第6実施例に限らず、図11に
示す第7実施例のように、弾性腕部51,52全体に同
一形状の補強ばね54を2枚重ねとしてもよく、また、
図12に示す第8実施例のように、弾性腕部51,52
の下面基部に補強ばね54を一体化してもよい。
【0049】さらに、前述の実施例では、軸部44を絶
縁枠体40に一体成形する場合について説明したが、必
ずしもこれに限らず、金属製の丸棒を軸部としてインサ
ート成形してもよい。また、負荷ばね50は、その一端
部を軸部44と同一側面に固定する必要はなく、異なる
側面に固定してもよく、一方、負荷ばね50の他端部
は、ベース10に限らず、他の固定部品、例えば、電磁
石ブロック20に当接するようにしてもよいことは勿論
である。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる電磁継電器によれば、可動ブロックに設けた一
対の軸部が衝撃荷重を受け、負荷ばねの塑性変形がなく
なるので、動作特性が変化しなくなり、動作不能に陥る
ことがない。しかも、ベースおよびこれに設けた電磁石
ブロックに可動ブロックを上方から載置するだけで組み
立てられるので、組み立てが容易になるとともに、組み
立て工数が減少し、生産性が向上する。さらに、溶接作
業が不要になるので、組み立て精度のバラツキがなくな
り、動作特性のバラツキがなくなる。仮に、動作特性に
バラツキが生じても、可動ブロックをベース等から簡単
に取り外せるため、動作特性の調整作業に手間がかから
ず、生産性がより一層向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる電磁継電器の第1実施例を示
す分解斜視図である。
【図2】 本発明にかかる電磁継電器の第1実施例を示
す平面断面図である。
【図3】 本発明にかかる電磁継電器の第1実施例を示
す正面断面図である。
【図4】 本発明にかかる電磁継電器の第2実施例を示
す平面断面図である。
【図5】 本発明にかかる電磁継電器の第2実施例を示
す正面断面図である。
【図6】 本発明にかかる電磁継電器の第3実施例を示
す正面断面図である。
【図7】 本発明にかかる電磁継電器の第4実施例を示
す正面断面図である。
【図8】 本発明にかかる電磁継電器の第5実施例を示
す平面断面図である。
【図9】 本発明にかかる電磁継電器の第5実施例を示
す正面断面図である。
【図10】 本発明にかかる電磁継電器の第6実施例を
示す正面断面図である。
【図11】 本発明にかかる電磁継電器の第7実施例を
示す正面断面図である。
【図12】 本発明にかかる電磁継電器の第8実施例を
示す正面断面図である。
【図13】 従来例にかかる電磁継電器の分解斜視図で
ある。
【図14】 従来例にかかる電磁継電器の平面図であ
る。
【符号の説明】
10…ベース、16…支柱部、16a…凹部、19a〜
19h…突部、20…電磁石ブロック、40…絶縁枠
体、44…軸部、50…負荷ばね、51,52…弾性腕
部、54…補強ばね、80…可動ブロック。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースに設けた電磁石ブロックの上面に
    可動ブロックを回動可能に載置し、前記電磁石ブロック
    の励磁,消磁に基づいて回動する前記可動ブロックで接
    点を開閉する電磁継電器において、 前記電磁石ブロックを間にして対向するように前記ベー
    スの上面に一対の支柱部を突設し、この支柱部の上端面
    に設けた凹部に、前記可動ブロックの対向する両側面か
    ら同一軸心上に突設した軸部を上方から嵌合して支持す
    るとともに、前記可動ブロックに一端部を固定した負荷
    ばねの他端部を固定部品に当接可能に配したことを特徴
    とする電磁継電器。
  2. 【請求項2】 前記負荷ばねが、一端部を前記可動ブロ
    ックに固定し、かつ、他端部を相互に反対方向に延在し
    た2つの弾性腕部からなることを特徴とする請求項1の
    電磁継電器。
  3. 【請求項3】 前記負荷ばねが、一端部を前記可動ブロ
    ックに固定し、かつ、他端部を相互に対向方向に延在し
    た2つの弾性腕部からなることを特徴とする請求項1の
    電磁継電器。
  4. 【請求項4】 前記負荷ばねが、前記固定部品に突設し
    た高さの異なる複数の突部に順次当接可能であることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電
    磁継電器。
  5. 【請求項5】 前記負荷ばねが、前記固定部品の上面に
    突設した突部の湾曲する上端面に順次当接可能であるこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    の電磁継電器。
  6. 【請求項6】 前記負荷ばねの他端部が巾方向に分割さ
    れた分割片からなり、前記固定部品の上面に突設した突
    部の段差を有する頂部のそれぞれに、前記分割片がそれ
    それ順次当接可能であることを特徴とする請求項1ない
    し請求項3のいずれか一項に記載の電磁継電器。
  7. 【請求項7】 前記負荷ばねの弾性変形する弾性腕部の
    うち、少なくとも弾性腕部の基部を2枚重ねとしたこと
    を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に
    記載の電磁継電器。
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