JPH052724Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH052724Y2
JPH052724Y2 JP1983049429U JP4942983U JPH052724Y2 JP H052724 Y2 JPH052724 Y2 JP H052724Y2 JP 1983049429 U JP1983049429 U JP 1983049429U JP 4942983 U JP4942983 U JP 4942983U JP H052724 Y2 JPH052724 Y2 JP H052724Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover material
expansion joint
base member
closing body
standing wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1983049429U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59154507U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4942983U priority Critical patent/JPS59154507U/ja
Publication of JPS59154507U publication Critical patent/JPS59154507U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH052724Y2 publication Critical patent/JPH052724Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、相対向する両建築物躯体にそれぞれ
これら躯体間の間隙に沿つて連設された複数の下
地部材と、これら下地部材上に連設された複数の
カバー材とからなるエキスパンシヨン・ジヨイン
トにおいて、上記カバー材の連設部に設けられた
塞ぎ体と下地部材との関係を改善したエキスパン
シヨン・ジヨイントの塞ぎ体取付け装置に関す
る。
(従来技術) 一般に、エキスパンシヨン・ジヨイントは近接
位置に相対向して設けられた建築物躯体間に渡設
されるものであるが、このように相対向する建築
物躯体は、地震の際の震動や地盤の不同沈下、日
中夜間又は季節の温度変化に基づく伸縮などによ
つて互いに異なる方向に変動してその相対的位置
が変位するため、エキスパンシヨン・ジヨイント
もこれに応じて、通常両方の建築物躯体にそれぞ
れ基材として長尺の金属製支持部材を建築物躯体
の対向間隙に沿つて互いに相対させて固定してお
き、次に一方の支持部材と他方の支持部材に長尺
のカバー部材を遊動自在に装着することによつて
施工されている。所要に応じてカバー材に水切り
部が付加される場合もある。そして、相対向する
建築物躯体の対向形態は、屋根と屋根、床と床、
壁と壁等のように互いに同一平面上になつている
場合、あるいは屋根と壁、床と壁さらに壁と壁等
のように互いに所定の角度を成してコーナー部を
形成する関係となつている場合などのようにいろ
いろとあるが、エキスパンシヨン・ジヨイントも
これに対応して構成される。しかし、どの場合で
もエキスパンシヨン・ジヨイントの上記基本的構
成は変わらない。
次に、エキスパンシヨン・ジヨイントは複数の
長尺状構成部材を長手方向に順次に連設すること
によつて構成されるが、この連設部で隣り合う構
成部材間に形成される間隙は、風雨、雨水等の侵
入防止のための塞ぎ体によつて閉塞されている。
たとえば、実開昭58−9406号公報に示されるよう
に、相対向する両建築物躯体にそれぞれこれら躯
体間の間隙に沿つて連設された複数の支持部材
と、支持部材上に渡設されたカバー材と、各支持
部材と水切り部材とによつて形成される下地部材
がそれぞれ複数の部材の連設によつて構成され、
各構成部材の端部に塞ぎ体が設けられている。塞
ぎ体を各構成部材に設けたのは、震動、温度変化
等に基づく躯体変動に良好に応動させるためであ
る。
しかしながら、塞ぎ体による雨仕舞は上記構成
だけでは充分ではない。つまり、下地部材の塞ぎ
体については各建築物躯体との間の隙間が問題で
あり、カバー材の塞ぎ体については、下地部材又
は下地部材に取付けられた塞ぎ体との間の隙間が
問題となる。前者はコーキング処理によつて解決
することができるが、後者の場合はカバー材の塞
ぎ体と下地部材(前記公報においては水切り部
材)との間の間隔が離れていたので、この隙間か
ら雨水が吹き込み、吹き込んだ雨水がさらに下地
部材又は下地部材に取付けられた塞ぎ体の間隙か
ら浸入することを防止することはできなかつた。
(考案の目的) 本考案は上記欠点を解決し、特に建築物躯体の
変動に拘らず常に塞ぎ体を安定に保持できるとと
もに、カバー材の塞ぎ体と下地部材又は下地部材
に取付けられた塞ぎ体との間の気密を良好に実現
して雨仕舞に優れたエキスパンシヨン・ジヨイン
トの塞ぎ体取付け装置を提供することをその目的
とする。
(目的を達成するための手段) 上記目的を達成するため、本考案に係るエキス
パンシヨン・ジヨイントの塞ぎ体取付け装置は、
間隙をおいて相対向する建築物躯体のそれぞれに
上記躯体間間隙に沿つて複数の長尺状の下地部材
を連設し、これら下地部材上に上記躯体間間隙を
覆う複数の長尺状のカバー材を渡設且つ連設し、
且つ上記長尺状の下地部材及びカバー材の連設部
の間隙を塞ぎ体によつて塞ぐエキスパンシヨン・
ジヨイントにおいて、上記カバー材を上記各建築
物躯体に連設された下地部材に近接状態で重合さ
せるとともに、上記塞ぎ体を上記カバー材と上記
下地部材とに各別に取付け、カバー材に取付けら
れた塞ぎ体の端部と上記カバー材の両側端に設け
た気密材とを上記下地部材又は下地部材に取付け
られた塞ぎ体に当接させたことを特徴とする。
(実施例) 以下、図面によつて本考案の実施態様について
説明する。
図において、符号A,Bは相対向する建築物躯
体を示す。躯体Aは躯体Bに対面する立壁A1と
該立壁A1と直角を成す立壁A2と該立壁A2と
直角を成して連続する平壁A3を備えるととも
に、さらに上記平壁A3から垂設された立壁A4
とこの立壁A4と直角を成す平壁A5とこの平壁
A5と直角を成して躯体Bに対面する立壁A6と
を備えている。これに対し、躯体Bは上記躯体A
の立壁A1と直角を成し且つ平壁A3と同一面を
成す平壁B1と上記躯体Aの立壁A4と同一面を
成し且つ立壁A6と直角を成す立壁B2を備えて
いる。そして、上記躯体A,Bの対向形態に応じ
て両躯体A,B間にコーナー部C1,C2及びC
3が形成されている。上記躯体A,B間にはエキ
スパンシヨン・ジヨイントが渡設されている。こ
のエキスパンシヨン・ジヨイントは相対向する建
築物躯体の上記の構造形態に対応して躯体A,B
間間隙を閉塞するように構成され、またエキスパ
ンシヨン・ジヨイントの各構成部材の連設間隙に
塞ぎ体が装着されている。
次に、上記各エキスパンシヨン・ジヨイントに
説明し、さらに塞ぎ体について詳述する。
まず、一方の建築物躯体Aの立壁A1と他方の
建築物躯体Bの平壁B1との間に設けられたエキ
スパンシヨン・ジヨイントイは、第2図に示され
るように、立壁A1及び平壁B1にそれぞれ長尺
状支持部材1,2を止着固定するとともに、これ
ら支持部材1,2上に長尺状カバー材3をバネ部
材4を介して遊動自在に係着し、さらに立壁A1
側の支持部材1及び平壁B1側の支持部材2に一
体的に水切部5,6を設けたものである。上記水
切部5,6は躯体間間隙Sを覆うカバー材3を取
付けるための下地部材を構成し、カバー材3と水
切部5,6とは近接状に重合し、さらにカバー材
3の両側端は気密材50を介して上記下地部材の
ほぼ中間部に当接している。なお、平壁B1の天
端部には一定の間隔で棒状固定金具7が突設さ
れ、該固定金具7に金属製アングル材8が溶接固
定され、さらに上記アングル材8に上記支持部材
2が止着固定されている。支持部材1,2には、
それぞれ係止部10,10に短尺のばね部材4の
両端の係止受部13,13が一定の間隔で係着さ
れている。また、このばね部材4の中央の係止受
部14は同時にカバー材3の下面の係止部11に
係着されている。水切部6は、一定の間隔で支持
部材2上に弾発状に係着されたホルダー15上に
係着されている。16は外装仕上げ材であり、1
7は弾性材料からなる止水板である。
カバー材3はばね部材4を介して支持部材1,
2上に係着されているので、上記ばね部材4の弾
性により遊動可能であり、このため躯体A,Bが
震動、不同沈下等により変動しても常に支持部材
1,2上に安定に保持されている。
なお、本考案の実施例ではないが、ばね部材4
は第2図図示のものの他に、例えばばね部材4の
中央部を直接にカバー材3にネジ等によつて固定
する構成、または第3図aに示すように、両側端
に屈曲係止部20,20を有する基片21の中央
部にW形のばね部22を形成し、このばね部22
の両側端に支持部材の係止部23,23を係止す
るとともに、基片21両端の係止部20,20に
カバー材24を係止する構成でもよく、あるいは
同図bのように、カバー材25の中央下部に直接
W形ばね部22をねじ止めする構成でもよい。
次に、建築物躯体Aの平壁A3と建築物躯体B
の平壁B1の間にはエキスパンシヨン・ジヨイン
トロが設けられている。このエキスパンシヨン・
ジヨイントロは第4図に示されるように、第2図
に示されるものと同じ構成の支持部材2,2上に
ばね部材4を介してカバー材30を遊動自在に係
着し、さらに各支持部材2,2上に水切部6,6
を係着したもので、カバー材30の形状を除き、
支持部材2,2の取付け及びその構成、ばね部材
4、カバー材30の係着構成等は第2図に示すも
のと同じであるから、同一符号をもつて示し、説
明を省略する。以下、同様である。なお、この例
の場合も、水切部材6はカバー材3の下地材を構
成している。
次に、一方の建築物躯体Aの立壁A4と他方の
建築物躯体Bの立壁B2との間の間隙Sには、エ
キスパンシヨン・ジヨイントハが設けられてい
る。このエキスパンシヨン・ジヨイントハは第5
図に示すように、両壁A4,B2にそれぞれ支持
部材31,31を固定し、これら支持部材31,
31の内側端部に形成した係止部10,10にば
ね部材4を介してカバー材33を遊動自在に係着
したもので、上記支持部材31,31の裏面には
それぞれ一対の係止突部35,35が突設され、
これら係止突部35,35は平壁A4,B2の天
端部に止着固定された取付部材36,36の上方
に形成された係止受部37,37に嵌合状に係止
し、これによつて支持部材31,31は平壁A
4,B2上に固定されている。なお、この例にお
いては、支持部材31が下地部材を構成してい
る。
さらに、建築物躯体Aの立壁A6と建築物躯体
Bの立壁B2との間にエキスパンシヨン・ジヨイ
ントニが設けられている。このエキスパンシヨ
ン・ジヨイントニは第6図に示すように、第5図
に示すものと同じ構成の支持部材31を立壁B2
上に固定する一方、立壁A6には第5図のものと
同一の構成の取付部材36を止着固定し、且つ該
取付部材36の係止受部37,37に略L字形状
の支持部材38の係止突部39,39を嵌合状に
係止装着し、上記両支持部材31,38の係止部
10,10にばね部材4を介して、第5図に示す
カバー材と同寸法形状のカバー材33を遊動自在
に係止装着したものである。この例においては、
支持部材31,38が下地部材を構成している。
上記エキスパンシヨン・ジヨイントイ、ロ、ハ
及びニは支持部材、カバー材、水切部等の長尺状
単位構成部材をそれぞれ同一方向において連設し
て構成され、さらにエキスパンシヨン・ジヨイン
トイは建築物躯体A,Bのコーナー部C1におい
てエキスパンシヨン・ジヨイントロと連設され、
該エキスパンシヨン・ジヨイントロはコーナー部
C2においてエキスパンシヨン・ジヨイントハと
連設され、エキスパンシヨン・ジヨイントハはコ
ーナー部C3においてエキスパンシヨン・ジヨイ
ントニと連設されている。そして、これら連設部
において生じる間隙は塞ぎ体によつて閉塞され
る。
そこで、次に各連設部における塞ぎ体の取付け
について説明する。
まず、エキスパンシヨン・ジヨイントイにおい
ては、一方の建築物躯体の立壁A1に固定された
支持部材1上に係着された水切部5は塞ぎ体10
1を介して他の水切部5に連設されている。な
お、塞ぎ体101は水切部5の表側に取付ける構
成であつてもよい。次に、述べる他の塞ぎ体につ
いても同様である。
次に、他の建築物躯体B1に装着された水切部
6は塞ぎ体102を介して他の水切部6に連設さ
れている。この塞ぎ体102は第2図において図
に向かつてホルダー15の向う側に配置されて見
えないが、これも上記塞ぎ体101と同様にして
取付けられている。さらに、カバー材3とこのカ
バー材に連設される他のカバー3とは、塞ぎ体1
03を介して連設されている。この取付け態様も
上記塞ぎ体101,102と同様である。
このようにエキスパンシヨン・ジヨイントイ
は、対向する建築物躯体A1,B1にそれぞれに
固定される下地部材とその上に渡設されるカバー
材3とから構成され、それぞれは塞ぎ体101,
102及び103を介して連設されている。した
がつて、震動、不同沈下、温度差により対向する
建築物躯体A1,B1が変動しても、上記塞ぎ体
101,102及び103にはなんら無理な力は
加わらない。なぜならば、塞ぎ体101は一方の
建築物躯体Aに固定された支持部材1に装着され
た水切部5,5に取付けられており、上記変動が
あつても水切部5,5の相対的位置はなんら変移
することはないからである。塞ぎ体102及び1
03についても同じである。塞ぎ体101,10
2及び103に対し異なる向きに加えられる力
は、隣接するエキスパンシヨン・ジヨイント構成
部材1,2及び3の温度差に基づく伸縮に起因す
るものだけである。この力は塞ぎ体101,10
2及び103を隣り合うエキスパンシヨン・ジヨ
イント構成部材のうち少なくとも一方の構成部材
に対しゆるく係止する等、非固定状態に取付ける
ことにより簡単に吸収することができる。したが
つて、塞ぎ体101,102及び103は躯体変
動に対して良好に対応することができ、連設部の
間隙を安定、確実に閉塞することができる。
また、カバー材3の塞ぎ体103の一端は気密
材50とともに下地部材を構成する水切部6に当
接している。このように、カバー材3と水切部5
とは近接状に重合し、しかも塞ぎ体103がカバ
ー材3の気密材50とともに水切部6に当接して
いるので、塞ぎ体103自体に気密材を取付ける
ことなしにカバー材3の塞ぎ体103と下地部材
(水切部5,6)との間の気密を良好に実現して
雨仕舞を向すすることができる。他の例について
も同様である。
なお、塞ぎ体103は下地部材でなく、下地部
材に取付けられた塞ぎ体上に当接する場合もあ
る。
エキスパンシヨン・ジヨイントロにおいても、
建築物躯体A3及びB1の支持部材2,2にそれ
ぞれ係着された水切部6,6とこの水切部6,6
と隣り合う他の水切部6,6とは、上述のエキス
パンシヨン・ジヨイントイの場合と同じく、塞ぎ
体102を介して連設されている。カバー材30
は塞ぎ体104を介して他のカバー材30に連設
され、カバー材30の塞ぎ体104の両側端はカ
バー材30の気密材とともに下地部材を構成する
水切部6に当接している。
また、エキスパンシヨン・ジヨイントハにおい
ては、建築物躯体B2に固定された支持部材31
は、塞ぎ体105を介して他の支持部材31に連
設されている。躯体A4においても同様である。
また、カバー材33は塞ぎ体106を介して他の
カバー材33に連設されている。そして、塞ぎ体
106の両側端はカバー材33の気密材とともに
下地部材を構成する水切部6に当接している。
さらに、エキスパンシヨン・ジヨイントニにお
いては、建築物躯体A6側の支持部材38は塞ぎ
体107を介して他の支持部材38に連設され、
建築物躯体B2側の支持部材31は塞ぎ体105
を介して他の支持部材31に連設され、カバー材
33は塞ぎ体106を介して他のかバー材33に
連設されている。そして、塞ぎ体106の一側端
はカバー材33の気密材とともに支持部材38
に、他側端は支持部材31の塞ぎ体105に当接
している。
次に、エキスパンシヨン・ジヨイントイ〜ニは
建築物躯体のコーナー部C1〜C3において互い
に塞ぎ体108,109,110を介して連設さ
れている。この場合も、塞ぎ体108,109,
110の取付け態様は、上述の塞ぎ体101〜1
07の場合と全く同様である。ただ、各コーナ部
C1,C2及びC3においては、互いに連設され
るエキスパンシヨン・ジヨイントのカバー材の構
造が異なつているため、塞ぎ体はこの相違に対応
する構造となつている。
なお、コーナー部C2においては、エキスパン
シヨン・ジヨイントロの水切部6,6の端部とエ
キスパンシヨン・ジヨイントハの支持部材31,
31とには塞ぎ体111,111が装着され、コ
ーナー部C3においては、エキスパンシヨン・ジ
ヨイントニの支持部材38の端部にもコーナーキ
ヤツプ112が装着されている。このキヤツプも
塞ぎ体の一つである。
コーナー部の形態は、上述の例に限定されず、
各種各様のものが挙げられ、塞ぎ体もその態様に
応じて取付ければよい。次に、二、三の例を示
す。
第7図aは建築物躯体の立壁A7に対し、建築
物躯体の平壁B1と立壁B2とが対向して設けら
れ、これら平壁B1と立壁B2とがともに立壁A
7に対して直角を成す場合の例で、立壁A7と平
壁B1との間には上述と同じ構成のエキスパンシ
ヨン・ジヨイントイが配設され、立壁A7と立壁
B2との間には、上述と同じ構成のエキスパンシ
ヨン・ジヨイントニが配設され、これらエキスパ
ンシヨン・ジヨイントイとニとはコーナー部C4
において塞ぎ体113を介して連設されている。
塞ぎ体113は両エキスパンシヨン・ジヨイント
イとエキスパンシヨン・ジヨイントニのカバー材
3とカバー材33に装着され、キヤツプ114は
エキスパンシヨン・ジヨイントイの水切部6の端
部に装着され、さらにキヤツプ115はエキスパ
ンシヨン・ジヨイントニの支持部材38の端部に
装着されている。
次に、同図bは建築物躯体の立壁A8、立壁A
9に対しそれぞれ建築物躯体の平壁B1と立壁B
2とが対向して設けられ、立壁A8と平壁B1と
が直角を成し、立壁A9と立壁B2とが同一面上
にある場合の例で、立壁A8と平壁B1との間に
は上述と同じ構成のエキスパンシヨン・ジヨイン
トイが配設され、立壁A9と立壁B2との間には
上述と同じ構成のエキスパンシヨン・ジヨイント
ハが配設され、これらエキスパンシヨン・ジヨイ
ントイとハとは、コーナー部C5において塞ぎ体
115及びコーナーキヤツプ114,117を介
して連設されている。
さらに、同図cは建築物躯体の平壁A10と立
壁A11に対し、建築物躯体の平壁B1と立壁B
2とが対向して設けられ、平壁A10と平壁B1
とが同一面を成し、立壁A11と立壁B2とが直
角を成す場合の例で、立壁A11と平壁B1との
間には、上述と同じ構成のエキスパンシヨン・ジ
ヨイントロが配設され、立壁A11、立壁B2と
の間には上述と同じ構成のエキスパンシヨン・ジ
ヨイントニが配設され、これらエキスパンシヨ
ン・ジヨイントロとエキスパンシヨン・ジヨイン
トニとはコーナー部C6において塞ぎ体116及
びコーナー部114を介して連設されている。
他の例についても同様である。
(考案の効果) 本考案によれば、塞ぎ体をカバー材と各下地部
材とに各別に取付けたことにより、震動、不同沈
下等によりカバー材と下地部材とが相対的に異な
る方向に移動しても、各塞ぎ体とカバー材及び下
地部材との相対的位置はなんら変わらないから、
塞ぎ体は常に安定に保持される。
また、カバー材と下地部材とは近接状に重合
し、しかもカバー材の塞ぎ体がカバー材の気密材
とともに下地部材または下地部材に取付けられた
塞ぎ体に当接するので、塞ぎ体自体に気密材を取
付けることなしにカバー材の塞ぎ体と下地部材又
は下地部材に取付けられた塞ぎ体との間の気密を
良好に実現して雨仕舞を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るエキスパンシヨン・ジヨ
イントの塞ぎ体取付け装置を示す斜視図、第2図
〜第6図はエキスパンシヨン・ジヨイントの例を
示す断面図であり、第7図a,b及びcはそれぞ
れ建築物躯体の他の対向形態の斜視図である。 符号、イ,ロ,ハ,ニ……エキスパンシヨン・
ジヨイント、B1……平壁、A1,B2,A8,
A9,A11……立壁、C1,C2,C3……コ
ーナー部、101,102,103,104,1
05,106,107,108,109,11
0,111……塞ぎ体、1,2……支持部材、
3,24,30,33……カバー材、5,6……
水切部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 間隙をおいて相対向する建築物躯体のそれぞれ
    に上記躯体間間隙に沿つて複数の長尺状の下地部
    材を連設し、これら下地部材上に上記躯体間間隙
    を覆う複数の長尺状のカバー材を渡設且つ連設
    し、且つ上記長尺状の下地部材及びカバー材の連
    設部の間隙を塞ぎ体によつて塞ぐエキスパンシヨ
    ン・ジヨイントにおいて、 上記カバー材を上記各建築物躯体に連設された
    下地部材に近接状態で重合させるとともに、上記
    塞ぎ体を上記カバー材と上記下地部材とに各別に
    取付け、カバー材に取付けらけた塞ぎ体の端部と
    上記カバー材の両側端に設けた気密材とを上記下
    地部材又は下地部材に取付けられた塞ぎ体に当接
    させたことを特徴とするエキスパンシヨン・ジヨ
    イントの塞ぎ体取付け装置。
JP4942983U 1983-04-01 1983-04-01 エキスパンシヨン・ジヨイントの塞ぎ体取付け装置 Granted JPS59154507U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4942983U JPS59154507U (ja) 1983-04-01 1983-04-01 エキスパンシヨン・ジヨイントの塞ぎ体取付け装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4942983U JPS59154507U (ja) 1983-04-01 1983-04-01 エキスパンシヨン・ジヨイントの塞ぎ体取付け装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59154507U JPS59154507U (ja) 1984-10-17
JPH052724Y2 true JPH052724Y2 (ja) 1993-01-22

Family

ID=30179936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4942983U Granted JPS59154507U (ja) 1983-04-01 1983-04-01 エキスパンシヨン・ジヨイントの塞ぎ体取付け装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59154507U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS589406B2 (ja) * 1977-03-04 1983-02-21 キヤノン株式会社 カメラの手動絞り込み操作装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS589406U (ja) * 1981-07-13 1983-01-21 理研軽金属工業株式会社 エキスパンシヨン・ジヨイント装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS589406B2 (ja) * 1977-03-04 1983-02-21 キヤノン株式会社 カメラの手動絞り込み操作装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59154507U (ja) 1984-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH052724Y2 (ja)
JPS5838807Y2 (ja) 目地カバ−
JPH0420081Y2 (ja)
JPH0321367Y2 (ja)
JPS641363Y2 (ja)
JPH0126803Y2 (ja)
JPH0218164Y2 (ja)
JPH02296904A (ja) 橋梁用伸縮装置のウエブ遊間内構造
JPH0743290Y2 (ja) 伸縮継手装置
JPS6217521Y2 (ja)
JPH09158374A (ja) カーテンウォールの調整装置
JP2747229B2 (ja) エキスパンションジョイントの入隅部用施工方法
JPS5940551Y2 (ja) サッシコ−ナ−部の連結装置
JPS6120895Y2 (ja)
JPH0432402Y2 (ja)
JP2536183Y2 (ja) バルコニーの取付部の構造
JPS6337363Y2 (ja)
JPH0315681Y2 (ja)
JP2843502B2 (ja) 伸縮継手
JPH046406Y2 (ja)
JPS6019268Y2 (ja) 折版壁体における窓枠装置
JPH0746641Y2 (ja) 建物の床用伸縮継手装置
JPH069144Y2 (ja) 目地カバー装置
JP2862201B2 (ja) エキスパンションジョイントのカバー材連結機構
JPS6026742A (ja) エキスパンシヨンジヨイント